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発明の名称 保護管の固定構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−62547(P2000−62547A)
公開日 平成12年2月29日(2000.2.29)
出願番号 特願平10−234489
出願日 平成10年8月20日(1998.8.20)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
【テーマコード(参考)】
3J023
3J024
【Fターム(参考)】
3J023 AA02 BA02 BB01 CA05 DA01 EA01 GA01 
3J024 AA37 BA04 CA01 CA24
発明者 菅井 一弘
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 電装用配線を保持する保護管と、この保護管を車両の窓ガラスに固着する粘着材とからなる保護管の固定構造において、前記窓ガラス面上に金属面を形成し、この金属面につめ金具を固着し、このつめ金具に前記保護管の端部を係止することを特徴とする保護管の固定構造。
【請求項2】 前記つめ金具は、前記金属面に固着される一端部と、前記保護管の端部を前記窓ガラス面との間に係止する他端部とを有し、この一端部と他端部とがクランク形状をなすことを特徴とする請求項1記載の保護管の固定構造。
【請求項3】 前記つめ金具は、熱線用端子又はアンテナ用端子の少なくとも1つと一体に形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の保護管の固定構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の窓ガラスに設けられている電装用のハーネスを保護する保護管を固定するための保護管の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両後部に開閉可能なドアを有するハッチバック車両が生産されており、特に、車両後部のリヤドアガラスにリヤワイパユニットが装着された車両が広く普及している。
【0003】図5に示すように、図示しないバッテリやオルタネータからの電力が、リヤワイパユニット7へと供給されるためのハーネス5が接続され、このハーネス5はハーネス固定プロテクタ3により保護されリヤドアガラス1に固定されている。
【0004】従来のハーネス固定プロテクタ3による固定構造では、図6に示すように、ハーネス固定プロテクタ3の底面に粘着材が塗られた両面テープ11が貼り付けられ、その両面テ−プ11の他面をリアガラス1に貼り付けられていた。
【0005】図7に示すように、バックドアパネル21へ配線されるハーネス5及びハーネストラバース部27の自重を、ハーネス固定プロテクタ3に接着された両面テープ11による粘着力だけで保持するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば車両が駐車中に、太陽光の熱によりリヤドアガラス1や車室内が例えば95℃程度の高温になった場合、両面テープ11の接着強度が弱くなることが考えられる。
【0007】この場合、図8に示すように、ハーネス5及びハーネストラバース部27の自重により両面テープ11の端部が、リヤドアガラス1やハーネス固定プロテクタ3から剥離したり、ひいては両面テープ11自体が裂けてしまうといった問題が考えられる。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、粘着材が劣化した場合でも、電装用配線を保持する保護管が窓ガラスから剥離することを防止することができる保護管の固定構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、上記問題を解決するために、電装用配線を保持する保護管と、この保護管を車両の窓ガラスに固着する粘着材とからなる保護管の固定構造において、前記窓ガラス面上に金属面を形成し、この金属面につめ金具を固着し、このつめ金具に前記保護管の端部を係止することを要旨とする。
【0010】請求項2記載の発明は、上記問題を解決するために、前記つめ金具は、前記金属面に固着される一端部と、前記保護管の端部を前記窓ガラス面との間に係止する他端部とを有し、この一端部と他端部とがクランク形状をなすことを要旨とする。
【0011】請求項3記載の発明は、上記問題を解決するために、前記つめ金具は、熱線用端子又はアンテナ用端子の少なくとも1つと一体に形成されることを要旨とする。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、窓ガラス面上に金属面を形成し、この金属面につめ金具を固着し、このつめ金具に保護管の端部を係止することで、粘着材が劣化した場合でも、電装用配線を保持する保護管が窓ガラスから剥離することを防止することができる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、つめ金具は、金属面に固着される一端部と、保護管の端部を窓ガラス面との間に係止する他端部とを有し、この一端部と他端部とがクランク形状をなすことで、金属面につめ金具を固着することができ、かつ、このつめ金具に保護管の端部を係止することができる。また、簡単なクランク形状のつめ金具を使用するので、低コストで製造することができる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、つめ金具は、熱線用端子又はアンテナ用端子の少なくとも1つと一体に形成されることで、熱線用端子又はアンテナ用端子と供用することができ、製造コストの削減に寄与することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形態に係る保護管の固定構造を適応したガラスハッチ(リアガラス)を車内から後方に向かって見た斜視図である。
【0017】リヤドアガラス1は、外周部をバックドアヒンジ25を介してバックドアパネル(図示せず)に固定されており、リヤドアガラス1の下方にはリヤワイパユニット7が設けられている。
【0018】このリヤワイパユニット7には電源を供給するためのハーネス5が接続されており、このハーネス5が車内のリヤドアガラス1面近くで垂れ下がらないようにハーネス固定プロテクタ3で保護してリヤドアガラス1に両面テープ11を介して固定されている。
【0019】また、図1に示すように、ハーネス保持プロテクタ3の上端部近くのリヤドアガラス1の表面上に銅箔の金属膜を貼り付けたプリント面13を設けている。
【0020】一般に、プリント面はガラス面上に形成した配線であり、ガラス面上に銅箔の金属膜を所定の処理で一面に貼り付け、配線模様のマスクを被せて、不要な部分を化学処理により除去した残存パターンの銅箔膜である。
【0021】ガラスの表面に対するプリント面(銅箔の金属膜)の接着力は強く、プリント面に半田付けされた端子はあたかも基盤のガラスと融合しているかのように強固にガラスに固着することができる。
【0022】さて、図1、図2、図3に示すように、プリント面13には、クランク形状のプロテクタ保持金具9(つめ金具)が半田付けされて固着されており、このプロテクタ保持金具9は、ハーネス固定プロテクタ3の基部35の上端部内面をリアガラス1に保持するように成形されている。
【0023】このプロテクタ保持金具9は、図3に示すように、クランク形状に折り曲げられた第1接着部51と、中間部53と、押さえ部55と、第1接着部51と逆方向へ折り曲げられた第2接着部56とから構成される。プロテクタ保持金具9の接着部51、56がプリント面13に半田付けされ、押さえ部55とリヤドアガラス1との間にハーネス保持プロテクタ3の基部35の上端部をはめ込んで係止される。
【0024】ハーネス固定プロテクタ3の基部35の底面は、図2に示すように、リヤドアガラス1に両面テープ11により接着され固定されている。
【0025】図1、図2に示すように、リヤワイパユニット7に電源を供給するためのハーネス5は、ハーネス固定プロテクタ3内に納められてリヤドアガラス1に固定されている。
【0026】次に、ハーネス固定プロテクタ3をリヤドアガラス1に固定する組み付け手順、及びハーネス5をハーネス固定プロテクタ3で被覆する手順について説明する。
【0027】図3に示すように、まず、リヤドアガラス1のプリント面13にハーネスプロテクタ保持金具9を半田付けして固着しておく。
【0028】そして、別体のハーネス保持プロテクタ3の基部35の裏面に基部35にほぼ近い長さの両面テープ11を貼り付ける。
【0029】そして、リヤドアガラス1とプロテクタ保持金具9の押さえ部55との間に、図3に示す矢印方向にハーネス保持プロテクタ3の基部35の上端部を挿入して係止し、その後、ハーネス固定プロテクタ3の基部35全体を両面テープ11の他面によりリヤドアガラス1に貼り付ける。
【0030】そして、ハーネス5を基部35内にはめ込んで押さえ、次に、基部35にハーネス固定プロテクタ3の蓋部31を勘合し、ハーネス固定プロテクタ3内にハーネス5をはめ込んで納める。
【0031】次に、図1に示すように、リヤドアガラス1にリアワイパユニット7を取り付け、ハーネス5を結線する。リヤドアガラス1に装着される各種部品を組み付け後、バックドアパネル(図示せず)にバックドアヒンジ25を固定する。
【0032】次に、ハーネス5の先端のコネクタをバックドアパネル(図示せず)内の電源ラインに接続し、ハーネス5の先端部をバックドアパネル上のプロテクタにて固定する。
【0033】図1に示すように、ハーネストラバース部27の自重がハーネス固定プロテクタ3の端部にかかっても、その重さが両面テープ11の接着力ばかりでなく、プリント面13に固定したプロテクタ保持金具9にもかかり、高温下でも確実な保持が可能となる。
【0034】また、本実施の形態では、プロテクタ保持金具を2部材(第1接着部、中間部、押え部、第2接着部)とから構成したが、第2接着部を設けずに構成してもよい。この場合には、プロテクタ保持金具9は1枚の金属片をクランク形状に折り曲げたつめ金具であり、低コストで製造することができる。
【0035】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第2の実施の形態に係る保護管の固定構造を適応した構成であり、プロテクタ保持用金具9と熱線用端子63を一体化してプロテクタ保持用金具59を構成している。
【0036】図4に示すように、プロテクタ保持金具59には、プロテクタ固定用保持部61と平行にリヤドアガラス熱線用端子63が形成されている。なお、プロテクタ固定保持部61は、第1の実施の形態に示す押さえ部55に該当するものである。
【0037】リヤドアガラス1には、霜除去に用いる平面ヒーターの熱線23が複数本配置され、これらの熱線23は長い幅広のプリント配線57に接続されるとともに、プリント配線57には側方に追加して所定面積のプリント面13が形成されている。
【0038】このプリント配線57も第1の実施の形態のプリント配線と同様なものであり、平面ヒーター用のプリント配線57を形成する時に同時にプリント面13を形成すれば、製造工程の簡素化に寄与することができる。
【0039】プロテクタ保持金具59は、第1の実施の形態に示すハーネスプロテクタ保持金具9を2つ平行に並べ、その中間部53を平面版65で接続して一体化した形状である。
【0040】まず、2個所の接着部51a、51bをプリント配線57とプリント面13にそれぞれ半田付して固着しておく。
【0041】そして、押さえ部55とリヤドアガラス1との間に、ハーネス固定プロテクタ3の基部35の上端部をはめ込み係止する。そして、熱線用端子63には、給電線67の先端に設けた熱線用コネクタ69を勘合させる。
【0042】そして、第1の実施の形態と同様に、ハーネス固定プロテクタ3内にハーネス5を格納する。
【0043】本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、図1に示すように、ハーネストラバース部27の自重が、ハーネス固定プロテクタ3の端部にかかった場合でも、その重さが両面テープ11の接着力ばかりでなく、プリント面13とプリント配線57に固定したプロテクタ保持金具59にもかかり、強固で確実な保持が可能となる。
【0044】この結果、車両を駐車中に、太陽光の熱によりリヤドアガラス1や車室内が高温(95℃程度)に上昇し、両面テープ11の接着力が低下した場合でも、保持力を大幅(50N以上)に向上することができる。
【0045】プリント配線57とプリント面13とを同時に形成するとともに、熱線用コネクタ69とプロテクタ保持金具59とを一体化できるので、低コストで製造できる。
【0046】また、リヤドアガラス1に穴を開けたり、ネジを固定したりしないため、リヤドアガラスの見栄えも損ねることがない。
【0047】なお、上記実施の形態では、プロテクタ固定用保持部61と平行にリヤドアガラス熱線用端子63が形成される場合について説明したが、本発明はこのような場合に限られることなく、リヤドアガラス熱線用端子63に代わってアンテナ用端子が形成される場合にも同様に、低コストで製造することができる。




 

 


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