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発明の名称 パチンコ機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−116906(P2000−116906A)
公開日 平成12年4月25日(2000.4.25)
出願番号 特願平10−289610
出願日 平成10年10月12日(1998.10.12)
代理人 【識別番号】100078721
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 喜樹
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088 BA68 DA15 EA34 
発明者 永野 裕豊
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 前面の上方に遊技領域が設置されており、その遊技領域の下側に供給皿が突設されているとともに、その供給皿の下側に位置した鉛直な当て板に、貯留皿が突設されたパチンコ機であって、当て板に水平突出部が一体的に設けられており、その水平突出部に、貯留皿が載置されていることを特徴とするパチンコ機。
【請求項2】 当て板が、両側から上方に突設された支持部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
【請求項3】 当て板が、水平突出部の両端際から両側面を立設するとともに、両側面の上端を連結する上面を形成することにより、箱形に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ機。
【請求項4】 当て板が、前方基板と、その前方基板に嵌合された状態で前方基板を後方から補強支持する後方基板との二重構造を有しているとともに、貯留皿の一部が、前方基板と後方基板とによって挟持されていることを特徴とする請求項1,2または3のいずれかに記載のパチンコ機。
【請求項5】 前方基板と後方基板とが、一方に突起を形成し、他方に突起の嵌入孔を穿設したものであることを特徴とする請求項4に記載のパチンコ機。
【請求項6】 当て板が、水平突出部の両端際から両側面を立設し、さらに両側面の上端を連結する上面を形成することにより、箱形に形成されているとともに、後方基板が、少なくとも1つの側面を備えていることを特徴とする請求項4または5に記載のパチンコ機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に関し、さらに詳しくは、パチンコ機の前面下部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図11および図12に示す従来のパチンコ機81は、周囲を機枠82で覆われており、機枠82には、裏枠84が、内部に位置するよう片開き自在に枢着されている。裏枠84は、後面に機構板83を備えており、また金属板を折り曲げて形成されていて、上半部は後方に没入の上開口され、その没入部98には、遊技盤85が装着されている。遊技盤85の前面には、障害釘や入賞装置などを備えた遊技領域86が形成されている。また、裏枠84には、遊技領域86を覆うように、ガラス板87を嵌入した前面枠88が、片開き自在に枢着されており、前面枠88の下側には、供給皿89を前面に取り付けた前方板90が、片開き自在に枢着されている。さらに、前方板90の下側において、裏枠84の下部が前方へ突出されており、その突出部99には、灰皿91と発射ハンドル92を両脇に並設した水平突出状の貯留皿93が、裏枠84の後方から螺着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ機81にあっては、水平突出状の貯留皿93が、1枚の金属板である裏枠84に、後方から直に螺着されているため、遊技者が貯留皿93に体重をかけてしまったときなど、貯留皿93に対して強い力が作用した場合、螺着部近傍のみに負荷が加わり、裏枠84下部(突出部99)が屈曲してしまったり、ネジが外れたりして、貯留皿93がぐらついてしまうことがあった。
【0004】そこで、本発明は、貯留皿もしくはその周辺部材を、強い力が作用したとしてもぐらつくことなく、安定して設置可能なパチンコ機を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1に記載の発明は、前面の上方に遊技領域が設置されており、その遊技領域の下側に供給皿が突設されているとともに、その供給皿の下側に位置した鉛直な当て板に、貯留皿が突設されたパチンコ機であって、当て板に水平突出部が一体的に設けられており、その水平突出部に、貯留皿が載置されていることを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、当て板が、両側から上方に突設された支持部を備えていることを特徴とし、請求項3に記載の発明は、請求項1,2に記載の発明において、当て板が、水平突出部の両端際から両側面を立設するとともに、両側面の上端を連結する上面を形成することにより、箱形に形成されていることを特徴とする。
【0007】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1,2,3に記載の発明において、当て板が、前方基板と、その前方基板に嵌合された状態で前方基板を後方から補強支持する後方基板との二重構造を有しているとともに、貯留皿の一部が、前方基板と後方基板とによって挟持されていることを特徴とし、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前方基板と後方基板とが、一方に突起を形成し、他方に突起の嵌入孔を穿設したものであることを特徴とする。また、請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、当て板が、水平突出部の両端際から両側面を立設し、さらに両側面の上端を連結する上面を形成することにより、箱形に形成されているとともに、後方基板が、少なくとも1つの側面を備えていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、図面に基づいて説明する。図1および図2はパチンコ機の前部の説明図であって、パチンコ機1には、外枠2が周設されており、外枠2には、前側および内側に位置する本体枠が、連結部3と本体枠連結金具4とを介して、片開き自在に枢着されている。本体枠は、表枠5とミドル枠6と機構板(図示せず)とからなる3層構造である。表枠5は、ミドル枠6の前面と一体の、外枠2の前面に沿った薄板7、および、薄板7前面に位置する、前枠10と、中扉11と、中央下部に貯留皿30を備えた下側機能部12とからなる。なお、ミドル枠6は、下部に球通路孔8および互いにほぼ等間隔として配設されたネジ孔9b,9b・・を有するとともに、上半部が落とし込み形成されており、その上半部には、遊技盤(図示せず)が設置されている。遊技盤の前面には、障害釘や入賞装置、図柄表示部などを配した、円形の遊技領域が形成されている。また、機構板には、遊技球タンクや遊技球払出装置、そしてパチンコ機の動作を制御する制御装置などの内部機構が搭載されている。
【0009】前枠10は、パチンコ機1の前面の上半分を占める板状部材であって、連結部3と、ミドル枠6の前面左辺中央に取り付けられた連結金具15の左半部とを介して、片開き自在に枢着されている。各枢着部の前部は、半円錐状の膨出部16,16とされている。また、前枠10は、遊技領域を囲む遊技領域大の開口部を有しており、その開口部には、輪状のランプ飾り17が嵌め込まれている。ランプ飾り17は、各サイド部に、一体成形された点灯可能な透光窓18を有している。さらに、前枠10は、後側に、ガラス板19を具備したガラス枠14を有している。
【0010】また、中扉11は、直方体状の部材であって、連結金具15の右半部と、薄板7上の左端部より内側に取り付けられた中扉連結金具13とを介して、前枠10の下側において片開き自在に枢着されている。また、中扉11には、パチンコ機1に内蔵された発射装置(図示せず)へ遊技球を順次送るために遊技球を貯めておく、半円状に突出した供給皿20、CR操作部21、および供給皿20上の遊技球の送り先を貯留皿30へ切り替える球抜きレバー22が配置されている。
【0011】一方、図3から図9に示す下側機能部12は、二重構造の当て板Gの、前層としての前方基板23および後層としての後方基板24と、貯留皿30、灰皿31および発射ハンドル32とからなる。
【0012】前方基板23は、前後面を開放した箱状の前方本体部25の、側面後部全体から、前枠10および中扉11双方の基部と同厚の前方支持部26,26を、中扉11の高さ分だけ上方に突出した状態で延設することによって形成されている。各前方支持部26の後側は開口されており、基部の前面は前方本体部25側面と連続している。なお、前方基板23の前方支持部26,26を含めた肉厚部には、所定深さに穿設されたネジ孔9a,9a・・(図4)が、ネジ孔9b,9b・・と対応するように配設されている【0013】また、前方本体部25の水平上面は、中扉11の下面と同形状とされている。さらに、前方本体部25の上面後辺の中央部は、前方に切除されており、ミドル枠6に取り付けられたスピーカー36(図10)を避けるようになっている。くわえて、前方基板23の上面後辺の全体に亘って、上ガイド35が立設されており、さらに、切除部両側方の上ガイド35上端から、防犯ガイド37が、それぞれ前方に突設されている。また、上ガイド35の前方と、支持部26の突出部の上端縁とには、長手方向に沿った嵌入孔34,34・・が配設されている。なお、前辺中央に、切り欠き33が形成されている。また、前枠10とのデザイン的な統一感を現出するため、左側の前方支持部26の前面上端が、下方の膨出部16と連続した半円錐状の膨出部27とされている。さらに、左側の前方支持部26の下端内側に、中扉連結金具13とほぼ同寸の前方金具逃げ部44が形成されている。またさらに、右側の前方支持部26の上端縁には、前方鍵挿入孔46が前後方向を向けて設けられている。
【0014】くわえて、前方基板23の右側は、側面前辺を若干左に回り込ませた上、下コーナー部を円筒状に没入するように形成されており、さらに、前後に向いた発射ハンドル32の前方挿通孔38を備えている。一方、前方基板23の水平下面は、前方挿通孔38よりも前方に突出した状態となっているとともに、端縁を残存した状態で開口されており、前辺を基端とする鉛直な壁部39を、上端が若干後方へ折り曲げられた状態で備えている。さらに、下面の左側縁は、壁部39ごと後方へ陥没された灰皿台40として形成されている。灰皿台40の両側面には、凹部58がそれぞれ形成されている。そして、灰皿台40以外の壁部39は、貯留皿台43とされている。貯留皿台43には、下面より若干上方において前後に水平に掛け渡された下ガイド41と、壁部39を切り欠いた上レバー逃げ部42とが形成されている。なお、貯留皿台43の前面は、下ガイド41より右側を前に凸の円弧状として形成され、支承部としての右側を鉛直面として形成されている。また、下面の後端縁にも、嵌入孔34,34・・が穿設されている。
【0015】一方、後方基板24は、前方基板23後側に嵌合するように、前方基板23と対応づけて形成されている。すなわち、後方基板24は、壁部39とほぼ同幅で前方本体部25とほぼ同じ高さである箱状の後方本体部28の両側面後部から、基部の延長寸法を長くして前方支持部26,26に上方突出部を含めて嵌入可能とした後方支持部29,29を延設してなる。
【0016】また、後方本体部28の水平上面は、中央部がスピーカー36から逃げるように切除されている。さらに、後方本体部28の上面および下面の後端縁と、各後方支持部29の基部上面および突出部内側とには、嵌入孔34,34・・と対応するように、突起50,50・・が、内側に向けて突設されている。また、左側の後方支持部29の突出部の基端内側には、後方金具逃げ部45が形成されている。くわえて、各後方支持部29には、補強を目的としたリブ51,51・・が前方に突設されている。さらに、右側の後方支持部29であって、突出部の先端縁には、後方鍵挿入孔47が、また基部の右下コーナー際には、後方挿通孔48が、それぞれ前後方向を軸とした円筒面をリブ51と同じ高さで突出することによって、形成されている。
【0017】くわえて、後方本体部28の前面は、下ガイド41から灰皿台40右辺までにおいて、後面を開放した箱状に突出形成された、箱形側面としての仕切り52と、仕切り52左方において灰皿台40同様落とし込み形成された灰皿後壁53を備えており、他の部分がさらに落とし込まれている。また、仕切り52の下面後部中央には、逆T字状の溝体49が、下方に突設されている(図5,図6)。さらに、後方本体部28の右側面下部に、溝80が前後に形成されている。またさらに、後方本体部28の前面であって、仕切り52の右方には、球通路出口54が穿設されており、球通路出口54の後側上部に、球通路樋上部55が後方に突設されている。
【0018】また、貯留皿30は、貯留皿本体60と、下カバー61と、レバー62とからなる。貯留皿本体60は、前辺を円弧状として落とし込まれた球受け64と、球受け64左側上部において水平に突出された固定片63と、球受け64と連続させて後方に突設した球通路樋下部65とからなり、右側面に溝80と同寸の皿ガイド70が、前後方向に沿って右方に突設されている。また、固定片63の後部には切り込み66が前後に形成されている。さらに、球受け64の底には、上球出し孔67が穿設されており、上球出し孔67の前方であって球受け64の下面には、軸68が下方に突設されている。
【0019】下カバー61は、水平板状の部材であって、前辺縁および側辺縁が起立されており、さらに前辺縁中央に下レバー逃げ部72が陥没形成されているとともに、下レバー逃げ部72両側の起立部に孔69が、それぞれ横設されている。また、ほぼ中央に下球出し孔71(図9)を備えている。レバー62は、前後辺を半円とした長方形状の部材であって、内部隠蔽のため前辺を起立してカバー73としており、カバー73中央には、操作突起74が、前方に突設されている。また、カバー73後方には、円筒状の軸受75が、上方に突設されている。なお、貯留皿本体60の下面および下カバー61上面には、円弧状のリブ57,57・・が配設されている。また、下球出し孔71周辺のリブ57は、下レバー逃げ部72を含めて円形に形成されている。
【0020】貯留皿30は、球受け64の下側に、レバー62を乗せた下カバー61が付設されることによって形成されている。このとき、レバー62が、リブ57,57・・に、摺動可能に挟持され、また貯留皿本体60の軸68が、レバー62上の軸受75に、回動可能に嵌入されており、レバー62が、球出し孔67,71を封止もしくは開放するように水平回動自在とされている。球出し孔67,71開放時、球受け64上に貯留された遊技球が下方へ落下し、ケースを用意しておけば、レバー62の操作により遊技球を取り出せる。なお、カバー73が、下球出し孔71に周設された円形のリブ57の内側に添設されており、レバー62の回動動作の安定に寄与している。また、操作突起74が、各レバー逃げ部42,72から前方に突出し、操作性を向上するとともに、回動範囲を規制している。
【0021】灰皿31は、灰受け76と、灰皿カバー77とからなり、灰受け76の周囲部に突設された爪78,78・・が、灰皿カバー77の周囲部に配設された孔79,79・・に嵌入することにより、互いに着脱自在に組み合わせ形成されている。また、灰皿カバー77の上辺縁中央には、円筒突起59が設けられている。
【0022】そして、当て板G(下側機能部12)は、後方基板24が、前方基板23の後側から、発射ハンドル32を発射装置に連結した状態で前方挿通孔38と後方挿通孔48とで挿通保持し、かつ貯留皿30を貯留皿台43に載置するように嵌合され、さらに、前方基板23が、薄板7の下部に当接された状態で、外周の肉厚部のネジ孔9aに、ミドル枠6下部のネジ孔9bを介して後方から螺着されることによって、パチンコ機1の前面下部に、一体的に固着するように形成されている。このとき、当て板Gの貯留皿30周辺は、前方基板23の上面右側および貯留皿台43と、後方基板24の前面および仕切り52と、前方基板23および後方基板24の右側面とによって、前方を開放した箱形となっている。ここで、貯留皿30の固定片63が、仕切り52と、貯留皿台43であって下ガイド41の左方の部分とによって挟持されている。
【0023】また、各突起50が、対応する嵌入孔34に嵌め込まれている(図5)。さらに、貯留皿30の切り込み66が、仕切り52下面の溝体49にスライド挿入され、皿ガイド70が、溝80にスライド挿入されている(図6)。またさらに、下カバー61が、前方基板23の水平下面下方であって貯留皿台43の開口部分を覆っている。くわえて、下カバー61の左辺が、下ガイド41によって支持されている。また、各貯留皿台43の爪56が、対応する孔69に嵌入されている。さらに、下レバー逃げ部72が、貯留皿台43の上レバー逃げ部42とともに操作突起74を囲うように配置されている。また、球通路樋下部65が、球通路出口54を通り抜けて、球通路樋上部55下側に、全体筒状となるように位置している(図4)。組み合わされた球通路樋55,65は、ミドル枠6下部の球通路孔8に嵌合されている。
【0024】さらに、灰皿31が、各円筒突起59を灰皿台40側部の凹部58に対して枢着されて、灰受け76上の灰を、灰皿31を傾けて落下処分可能に、灰皿台40に載せられている。またさらに、円柱状のシリンダ鍵(図示せず)が、鍵挿通孔46,47に嵌着されている。なお、シリンダ鍵は、一方へ回転すると前枠10が開き、他方へ回転するとミドル枠6が開くようになっている。また、中扉11の上辺部が、前枠10の下辺部の後側に回り込むように形成され、さらに前枠10後側に設置された係止部材(図示せず)によって係脱自在に係止されることにより、前枠10が閉じている場合には、中扉11が開かないように構成されている。
【0025】くわえて、各支持部26,29が、パチンコ機1前面の中扉11の両側全体に位置し、前方本体部25の上面が、中扉11の下面と接触するように、配置されている(図10)。中扉11の下面後辺には、上ガイド35が、防犯ガイド37を回り込ませた状態で当接している。
【0026】以上のようなパチンコ機1にあっては、薄板7の下部に固着された、当て板Gの前層である前方基板23の、一体的に突出された水平下面に、貯留皿30が載置されているため、貯留皿30が強い力を受けたとしても、前方基板23の固着部全体で抗することができ、よって、貯留皿30が外れたり前方基板23が変形したりして、貯留皿30がぐらつく事態を防止し、貯留皿30を安定設置できる。また、前方基板23には、前方支持部26,26が、前方本体部25よりも上方に突出した状態で一体的に設けられているため、鉛直方向においても十分な固着代を設けることができ、力が作用した場合の負荷を分散して効率的に強度を向上できる。
【0027】さらに、当て板Gの後層としての後方基板24が、前層である前方基板23に、貯留皿30を組み込んだ状態で嵌合されて、当て板Gが前後二層構造とされているので、前方基板23が補強され、より一層貯留皿30を安定設置できる。ここで、貯留皿30は、切り込み66と皿ガイド70とを介して後方基板24にスライド挿入した上、後方基板24を、前方基板23に、爪56を孔69に嵌め込み、また固定片63を仕切り52と灰皿台40とで挟持し、さらに底面を下ガイド41に支持された状態で組み付ける、というようにして組み込まれているため、前方基板23と後方基板24とによって支持されることとなり、したがってさらに安定設置することができるし、貯留皿30が取り出される事態を防止することができ、また貯留皿30の設置を容易に行うことができる。また、後方基板24の突起50,50・・は、対応する前方基板23の嵌入孔34,34・・に嵌入するので、後方基板24を強固かつ容易に組み付けることができる。
【0028】くわえて、当て板Gの貯留皿30周辺が、前方を開口した箱形となっているため、水平下面を、他の4面によって保持することができ、負荷に対して全体で抗することができて、さらに貯留皿30周りの強度を増すことができる。また、仕切り52が突設されているため、当て板Gの開口部全体が補強されるし、貯留皿30の固定片63を挟持しやすいし、さらに前方基板23と後方基板24との嵌め合わせにおいて仕切り52を貯留皿台43の左側に合わせて乗せるだけで自然に全体の位置決めができ、当て板G(下側機能部12)の設置作業を簡単とできるし、灰皿31の灰やタバコの煙などの貯留皿30側への流出を防止することができる。
【0029】なお、灰皿31についても、前方基板23の下面に載せられるため、貯留皿30と同様、安定支持することができる。また、発射ハンドル32も、二重構造を有する箱状の当て板Gに、各層を貫通した状態で設置されているため、力の作用に十分に抗することができる。
【0030】さらに、灰受け76と灰皿カバー77とは脱着自在であるため、簡単に組み合わせることができるし、灰皿31は、円筒突起59,59を凹部58に嵌めるだけで容易に取り付けでき、しかも使用済みカード入れなど、他の部材に容易に取り替えることができる。また、前方基板23の下面は、前後に渡された下ガイド41を備えているため、開口されていても強度が十分となっている。くわえて、前方本体部25の上面に、切り欠き33が設けられているため、球受け64上の遊技球にアクセスしやすい。
【0031】またさらに、後方支持部29,29にリブ51,51・・を配設したので、支持部26,29自体の剛性を向上でき、当て板G(下側機能部12)の取り付け強度の向上を図ることができる。また、前方本体部25の上面を水平としているため、中扉11が開閉容易であるし、中扉11を開けてメンテナンスする場合に工具などの置き場所として利用することにより、作業性を向上することができる。くわえて、上ガイド35と防犯ガイド37が、中扉11の下面後辺を抱え込むように立設されているので、中扉11を閉じる際に位置決めできるし、パチンコ機1前方から不正に工具を差し込まれたとしてもまっすぐ差し込めず、したがって中扉11もしくは下側機能部12への不正な改造を防止することができる。
【0032】なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、次に一部示すように様々に変更可能である。当て板は、水平突出部を備えていれば、箱形状や二重構造や支持部や膨出部や鍵挿入孔を有する必要はなく、1枚の長方形状であっても良い。また、当て板が二重構造を有する場合、貯留皿を載置する水平突出部は、前層のみではなく、双方の層に形成することができる。この場合、後層の水平突出部が前層の水平突出部の内側に配置される状態となるようにするのが望ましい。またさらに、当て板が二重構造および箱形状を有する場合、嵌合後に箱形の右側面となる仕切りを後方部材に設ける必要はなく、嵌合後に箱形の左側面または両側面または上面および側面となる仕切りを設けても良い。さらに、当て板(下側機能部)は、パチンコ機に螺着される必要はなく、リベット止めするなど、固着方法を適宜変更できる。貯留皿は、後方部材に単にスライド挿入される必要はなく、スライド挿入部をあり溝、もしくは、ありとして形成して、より一層貯留皿の安定化を図っても良いし、爪もしくはその係合部を設けて係止されるようにしても良い。また、貯留皿側にレバーを設けず、水平突出部側に設けても良い。そして、本発明は、貯留皿以外の皿状部材、また前枠10と中扉11とが一体となったものなどの他のタイプのパチンコ機、ひいては他の遊技機に適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、パチンコ機前面の供給皿の下方に位置した当て板に一体的に設けられた水平突出部に、貯留皿が載置されており、さらに好ましくは、当て板に上方へ突出した支持部が設けられたり、当て板が水平突出部を含んだ箱形に形成されたり、当て板を前方基板と後方基板との二重構造としたり、またさらに好ましくは、前方基板と後方基板とに、それぞれ、突起もしくはその嵌入孔、または箱形の側面もしくはその他の部分が設けられているので、貯留皿もしくはその周辺部材が、力の作用を受けたとしても、ぐらつくことなく、安定して支持される、という効果を奏する。




 

 


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