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発明の名称 遊技機用制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−84217(P2000−84217A)
公開日 平成12年3月28日(2000.3.28)
出願番号 特願平11−300168
出願日 平成9年7月16日(1997.7.16)
代理人 【識別番号】100078721
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 喜樹
発明者 山森 茂喜
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 制御素子を設置した基板が上カバーと下カバーとによって覆われた遊技機用制御装置であって、前記上カバーの端縁の内側に、ワンウェイタイプのネジを保持した複数のネジ保持部が、複数の取付片によって一体的に連設され、少なくとも1つの前記ネジ保持部が、前記ネジによって前記下カバーに螺着されていることを特徴とする遊技機用制御装置。
【請求項2】 上カバーに係合片を、下カバーに、前記上カバーと下カバーとの組付け状態で前記係合片が係止可能な係合凹部を夫々設けた請求項1に記載の遊技機用制御装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、スロットマシーン等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一種であるパチンコ機には、制御装置が設けられており、内部の基板上にROMやCPU等の制御素子が設置されている。かかる制御素子は、パチンコ機の作動内容を制御するものであるため、パチンコ機が遊技者にとって都合良く作動するように、不正に取り替えられたり不正に改造されたりすることがある。このため、かかる不正を防止するために、図12の如く、制御装置51の左右両側にカバー52とシャーシ53とに跨るように封印シート57,57を貼着する不正防止手段が講じられる。この不正防止手段によれば、制御装置51のカバー52が取り外されると、封印シート57,57が直ちに破れるため、制御素子が不正に取り替えられたり、改造されたりする事態を容易に発見することができる。したがって、パチンコ機が不正遊技者にとって都合良く作動する事態を防止することができる。一方、従来の制御装置51は、基板56の裏面と金属製のシャーシ53とが接触しないように、基板56の各コーナーが筒状体54,54・・を介してネジ55,55・・によってシャーシ53に螺着されており、基板56とシャーシ53との間に隙間が形成されている。なお、基板56の上端際には外部と接続する端子が設置されているため、基板56の左右上方の各コーナーのシャーシ53との螺着部分は、カバー52の外側に露出した状態になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の如く不正行為防止手段が講じられた制御装置51であっても、カバー52が取り外され、制御素子が不正に取り替えられ、あるいは不正に改造された後に、同一形状の偽造の封印シートが貼着された場合には、不正の事態を容易に発見することができず、パチンコ機が不正遊技者にとって都合良く作動する事態を防止することができない。また、パチンコホールを管轄している警察署がROM等の制御素子をチェックする場合等、正規の目的で制御装置51のカバー52を開放する場合には、再度、封印シート57,57を貼着し直さなければならないので、非常に煩わしい。さらに、従来の制御装置51は、基板56の左右上方の各コーナーとシャーシ53との螺着が不正に解除され、筒状体54,54が外されると、基板56の表面とカバー52との隙間を大きくすることができるため、かかる隙間が利用されて、制御素子が不正に取り替えられ、あるいは不正に改造されることもある。
【0004】そこで請求項1に記載の発明は、上記従来のパチンコ機の問題点を解消し、制御素子が不正取り替え、不正改造される事態を防止することができるとともに、万が一、不正取り替え、不正改造された場合には、直ちにその事態を発見することができ、その上、制御素子を容易にチェックすることができる遊技機用制御装置を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、制御素子を設置した基板が上カバーと下カバーとによって覆われた遊技機用制御装置であって、前記上カバーの端縁の内側に、ワンウェイタイプのネジを保持した複数のネジ保持部が、複数の取付片によって一体的に連設され、少なくとも1つの前記ネジ保持部が、前記ネジによって前記下カバーに螺着されていることを特徴とするものである。又請求項2に記載の発明は、請求項1に加えて、上カバーに係合片を、下カバーに、前記上カバーと下カバーとの組付け状態で前記係合片が係止可能な係合凹部を夫々設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0007】図1は、遊技機の一種であるパチンコ機の裏面を示したものであり、パチンコ機1の裏側に付設された機構板2の中央よりやや下側には、制御装置3が取り付けられている。制御装置3は、金属製のシャーシ4を機構板2の裏面に当接させた状態で、シャーシ4の上部等がネジによって螺着されており、機構板2に対して着脱自在になっている。なお、機構板2は、パチンコ機1の裏面側の片側縁に開閉自在に蝶着されており、制御装置3の他に、遊技球タンク5、遊技球払出装置6、裏カバー7等が、取り付けられている。
【0008】また、図2は、制御装置3の分解斜視図であり、図3(a)、(b)は、それぞれ、制御装置3の正面図、右側面図、である。制御装置3は、基板8、金属製のシャーシ4、透明な合成樹脂製の上カバー9および下カバー10等によって形成されている(なお、図3においては、基板8の記載が省略されている)。そして、基板8の表面には、パチンコ機1の作動内容を制御するための各種の情報が記録されたROM11やCPU等の種々の制御素子が設置されており、各コーナー際には、ネジ孔30,30・・が穿設されている。
【0009】一方、図4(a)〜(c)は、それぞれ、上カバー9の正面図、平面図、右側面図を示したものであり、上カバー9は、略箱形に形成されており、多数の冷却孔12,12・・が穿設されている。そして、両サイドには、上固着翼13,13が設けられており、それらの各上固着翼13,13には、4個ずつネジ保持部14,14・・が設けられている。各ネジ保持部14,14・・は、前面の中心から120°ずつの間隔で放射方向に配置された切断容易な3つの取付片15,15・・によって、各上固着翼13,13の前面の板状部分と一体的に連なっている。
【0010】図5(a)、(b)は、それぞれ、ネジ保持部14の断面を示したものであり、ネジ保持部14は、略筒状を有しており、略中央に仕切板16が形成されている。そして、仕切板16の中央には、ネジ挿通孔17が穿設されており、仕切板16の後側には、ネジ挿通孔17を囲うように2つの弾性片18,18が配置された状態になっている。さらに、内部には、木ネジ19が、半分程度ネジ挿通孔17に挿通した状態で、2つの弾性片18,18によって係止されている。かかる木ネジは、図6の如き、いわゆるワンウェイタイプのものであり、ヘッドの部分にマイナスのドライバを押し当てて右向きに回転させた場合には、そのドライバの回転に伴って右向きに回転するようになっているが、ドライバを左向きに回転させた場合には、ヘッド上でドライバがスリップし、回転しないようになっている。なお、図4にしめすように、上カバー9の中央の下側には、表示部20が設けられており、パチンコ機製造メーカー名等が記載されている。また、各上固着翼13,13の上端縁には、それぞれ、係合片21が突設されており、各係合片21の先端は矢尻状になっている。
【0011】一方、図7(a)〜(d)は、それぞれ、シャーシ4の正面図、平面図、底面図、右側面図であり、シャーシ4は、金属板が折り曲げられて形成されている。そして、前面の板状部分の各コーナー際には、前面の板状部分が逆U字状に切断され折り曲げられて、基板取付部22,22・・が一体的に形成されており、それらの基板取付部22,22・・には、それぞれ、ネジ孔23が穿設されている。なお、各基板取付部22,22・・は、高い強度を有しており、多少の圧力では潰れたりしない。また、シャーシ4の上下両端縁には、パチンコ機1へ設置するための当接片24,24が設けられており、それらの当接片24にも、それぞれネジ孔25が穿設されている。
【0012】また、図8(a)〜(c)は、それぞれ、下カバー10の正面図、平面図、右側面図を示したものであり、下カバー10は、上カバー9と同一幅に形成されており、上カバー9と同様に、両サイドに下固着翼26,26が連設されている。各下固着翼26には、4個ずつ、上カバー9の各ネジ保持部14,14・・と対応する位置に、取付タブ27,27・・が立設されている。また、各下固着翼26,26の上端縁には、それぞれ、係合凹部31が設けられており、各係合凹部31の後方は段状に刻設された状態になっている。さらに、各下固着翼26,26の内側の上下には、シャーシ4の基板取付部22,22・・と対応する位置に、ネジ止めタブ28,28・・が立設されており、それらのネジ止めタブ28,28・・の内側には、4つの柱状突起体29,29・・が立設されている。なお、柱状突起体29,29・・は、シャーシ4と重ね合わされる場合に、位置決め、支えとして機能する。
【0013】制御装置3は、下カバー10の表側にシャーシ4が配置され、シャーシ4の表側に基板8が配置された状態で、基板8の各コーナー際のネジ孔30,30・・とシャーシ4の各基板取付部22,22・・と下カバー10の各ネジ止めタブ28,28・・とが螺着されることによって、シャーシ4と下カバー10と基板8とが一体的に組み立てられている。さらに、その下カバー10に、上カバー9が、各上固着翼13,13を各下固着翼26,26に重ね合わせ、各係合片21,21を各係合凹部31,31に係合させた状態で、左側の最上方のネジ保持部14を左側の最上方の取付タブ27に、右側の最下方のネジ保持部14を右側の最下方の取付タブに、それぞれ、各ネジ保持部14内の木ネジ19によって螺着することによって、合着されている。そして、基板8が、上カバー9によって、基板8表面との間に隙間が形成されることなく覆われた状態になっている。
【0014】かかる制御装置3においては、上カバー9のネジ保持部14と下カバー10の取付タブ27とが、ワンウェイタイプの木ネジ19によって螺着されているため、木ネジ19を螺着時と反対方向(左回り)に回転させても、螺着状態が解除されない(すなわち、ネジ保持部14と取付タブ27との螺着状態は解除されない)。それゆえ、基板8上に設置されたROM11等の制御素子の内容をチェックする等のために上カバー9を取り外す場合には、取付タブ27と螺着したネジ保持部14(すなわち、左側の最上方のネジ保持部14と右側の最下方のネジ保持部14)の前方に設けられた3つの取付片15,15・・を、ニッパ等の工具で切断し、かかるネジ保持部14を上カバー9から切り離すことによって、上カバー9と下カバー10とを分離しなければならない。また、再度上カバー9を下カバー10に合着させる場合には、左側の最上方のネジ保持部14および右側の最下方のネジ保持部14以外のネジ保持部14(すなわち、未だ取付タブ27と螺着していないネジ保持部14)を、同位置の取付タブ27と螺着すれば良い。それゆえ、制御装置においては、ROM11等の制御素子の内容をチェックしても、再度、上カバー9を下カバー10に合着させることができ、かかる上下カバー9,10の分離、合着を3回繰り返すことができる。
【0015】制御装置3は、上記の如く、上カバー9を下カバー10と分離するためには、3つの取付片15,15・・を切断することにより下カバー10の取付タブ27と螺着されたネジ保持部14を上カバー9から切り離さなければならない構造であるため、不正に上カバー9が取り外された場合には、必ずその痕跡が残る。それゆえ、容易に不正の事態を発見することができ、不正遊技者にとって都合良く作動する事態を未然に防止することができる。又ここでは、各ネジ保持部14は保護カバーとなる上固着翼13に周囲を囲まれる格好となっているから、各ネジ保持部14に外力が加わって取付片15,15・・が破断し、ネジ保持部14が偶発的に切断してしまうような虞れはなくなる。
【0016】上記の如き効果を有しているにも拘わらず、制御装置3は、各ネジ保持部14,14・・の前面に設けられた取付片15,15・・が容易に切断可能な構造を有しているため、それらの取付片15,15・・をニッパ等の工具で切断することによって、上カバー9を容易に取り外すことができ、基板8上に設置された制御素子の内容を簡単にチェックすることができる。
【0017】また、制御装置3は、シャーシ4の各コーナー際に、基板取付部22,22・・が、高い強度を発現できるように一体的に突設されており、それらの基板取付部22,22・・に、基板8の各コーナーが螺着されているとともに、基板8が、上カバー9によって、基板8表面との間に大きな隙間が形成されることなく覆われているため、基板8とシャーシ4と下カバーとの螺着部分の内の上カバー9の外側に露出している部分の螺着が不正に解除された場合でも、上カバー9と基板8表面との間に隙間が形成されない。それゆえ、上カバー9と基板8表面との隙間から制御素子が不正に取り替えられたり、改造されたりする事態を未然に防止することができる。さらに、かかる不正防止効果は、上カバー9と基板8表面との間の隙間が小さくなるほど、より確実なものとなる。
【0018】次にネジ保持部14の変更例を説明する。まずここでは、上カバー9の開放作業が、ニッパー等の工具を使用せずに簡単に行える形態を説明する。即ち、図9〜11に示すように、ネジ保持部14と上固着翼13との間を連結する一対の取付片33,33を、夫々細板状に形成すると共に、各取付片33,33には、上固着翼13の上面と平行な切込み34,34を形成して、当該部分を薄肉部33a,33aとしたものである。これによれば、一旦封止した上カバー9を開放する際には、ネジ締めされているネジ保持部14の取付片33を、図11(B)で示すように、指で切込み34と反対側に押し倒せば、取付片33は薄肉部33a部分で簡単に破断し、ネジ保持部14と上固着翼13との連結を容易に解除することができる。よって工具が不要となって封止解除の作業が向上する。
【0019】一方、先の形態においては、木ネジ19のネジ保持部14への締付時に、ネジ保持部14にネジ締め方向への回転力が作用し、そのため取付片15,15・・が破断してネジ保持部14が上固着翼13から分離してしまう虞れもある。よってこのような不具合の発生を効果的に防止するために、ここでは図10に示すように、筒状のネジ保持部14の下端を上記形態より若干下カバー10側へ長くし、その下端に、下カバー10の取付タブ27,27・・に放射状に形成されたリブ27a,27a・・が嵌合する溝32,32・・を形成すれば良い。これによれば、上下カバー9,10を組付けると、図11(B)の如く各取付タブ27,27・・におけるリブ27a,27a・・が、各ネジ保持部14,14・・における溝32,32・・に係合し、各ネジ保持部14,14・・の回転が規制されるため、木ネジ19のネジ締めによっても各ネジ保持部14は回転せず、上カバー9から切断することもない。
【0020】なお、ネジ保持部14の移動を規制する係合部となるリブ27aと溝32とは、少なくとも対応する1箇所ずつあれば良く、これらの具体的形状も適宜変更可能である。また、変更例の取付片33,33は細板状としているが、指で押し倒して切断できる形状であれば、棒状や円盤状等他の形状でも差し支えない。さらに上カバー9も、上固着翼13が形成されない場合、単純に上カバー9の側方に薄肉部で連結されるネジ保持部14を突設し、それらの周囲を壁状の保護カバーで囲むようにすることもできる。
【0021】一方、本発明の制御装置は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、基板、シャーシ、上カバー、下カバーの形状、構造、あるいは取付位置、取付方法等の構成を本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することができる。たとえば、上カバーの左右の各上固着翼に設けるネジ保持部の個数や、下カバーの左右の各下固着翼に設ける取付タブの個数は、4個に限定されるものではなく、2個や3個であっても良いし、逆に5個以上であっても良い。また、上固着翼や下固着翼の設置位置は、上下カバーの左右両端縁に限定されるものではなく、上下カバーの上下両端縁であっても良い。
【0022】さらに、ワンウェイタイプのネジは、上記実施形態の如き先端の尖った木ネジに限定されるものではなく、先端が平坦なネジ等、他の形状を有するネジであっても良い。なお、先端が平坦なネジを用いる場合には、下カバーの取付タブに予めネジ溝を螺刻しておくことが好ましい。なお、上記実施形態においてはパチンコ機について説明したが、本発明の遊技機は、スロットマシーンやテレビゲーム等のパチンコ機以外の遊技機であっても良い。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、上カバーの端縁の内側に、ワンウェイタイプのネジを保持した複数のネジ保持部が、複数の取付片によって一体的に連設され、少なくとも1つの前記ネジ保持部が、前記ネジによって前記下カバーに螺着されているから、上カバーを下カバーと分離するためには、下カバーと螺着されたネジ保持部を残して取付片を切断しなければならない構造であるため、不正に上カバーが取り外された場合には、必ずその痕跡が残る。それゆえ、容易に不正の事態を発見することができ、不正遊技者にとって都合良く作動する事態を未然に防止することができる。それにも拘わらず、各ネジ保持部が取付片によって上カバーの本体から切断容易であるため、上カバーを容易に取り外すことができ、基板上の制御素子を簡単にチェックすることができる。そして、特にネジ保持部が上カバーの端縁の内側に設けられているから、ネジ部が上カバーの端縁内で保護され、各ネジ保持部に外力が加わって取付片が破断し、ネジ保持部が偶発的に切断してしまうような虞れがなくなる。




 

 


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