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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−70490(P2000−70490A)
公開日 平成12年3月7日(2000.3.7)
出願番号 特願平11−264254
出願日 平成10年7月6日(1998.7.6)
代理人 【識別番号】100078721
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 喜樹
発明者 吉澤 高志
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の図柄を表示可能な図柄表示部が設けられており、図柄変動開始信号により図柄表示部に表示された図柄が変動を開始し、所定時間後に確定表示となり、確定表示となった図柄が予め設定された非特定大当たり図柄である場合には、遊技者にとって有利な第1特別遊技状態が生起し、確定表示となった図柄が特定大当たり図柄の場合には、第1特別遊技状態終了後に、遊技者にとって有利な第2特別遊技状態が生起するとともに、特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄が確定表示される場合のうちの少なくとも一部の場合に、確定表示前に、確定表示される特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄と同一もしくは異なる特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄が一旦停止表示された後に図柄が再変動する遊技機であって、図柄の一旦停止表示から確定表示までの間に、図柄の再変動後に特定大当たり図柄が確定表示される期待度を報知することを特徴とする遊技機。
【請求項2】 複数の図柄を表示可能な図柄表示部が設けられており、図柄変動開始信号により図柄表示部に表示された図柄が変動を開始し、所定時間後に確定表示となり、確定表示となった図柄が予め設定された非特定大当たり図柄である場合には、遊技者にとって有利な第1特別遊技状態が生起し、確定表示となった図柄が特定大当たり図柄の場合には、第1特別遊技状態終了後に、遊技者にとって有利な第2特別遊技状態が生起するとともに、特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄が確定表示される場合のうちの少なくとも一部の場合に、確定表示前に、確定表示される特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄と同一もしくは異なる特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄が一旦停止表示された後に図柄が再変動する遊技機であって、図柄の一旦停止表示時に、図柄が再変動する期待度を報知することを特徴とする遊技機。
【請求項3】 図柄の再変動後に特定大当たり図柄が確定表示される期待度、または図柄が再変動する期待度を、図柄表示部に、図形をパラメータとして表示することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、スロットマシーン等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一例であるパチンコ機として、いわゆる図柄合わせタイプのパチンコ機が知られている。かかる図柄合わせタイプのパチンコ機としては、変動入賞領域へ遊技球が入賞した場合に、普通図柄表示領域に表示された普通図柄が変動を開始し、所定時間後に停止表示となり、停止表示となった新たな普通図柄が予め設定された「当たり図柄」(たとえば、「7」)である場合に、普通電動役物が開成するとともに、普通電動役物に遊技球が入賞した場合に、特別図柄表示部に表示された特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止表示となり、停止表示となった特別図柄が予め設定された「大当たり図柄」(たとえば、「7,7,7」)である場合には、遊技者にとって有利な「大当たり状態」が生起し、大入賞口が所定回数だけ断続的に開成するように構成されたものが知られている。また、図柄合わせタイプのパチンコ機の中には、特定の「大当たり図柄」が表示されて「大当たり状態」が生起した場合に、「大当たり状態」の終了後に、遊技者にとって有利な「高確率状態」が生起して、一定時間当たりの「大当たり状態」の生起確率が増大するものもある。さらに、パチンコ機の趣向性を高める目的で、「大当たり図柄」を停止表示する前に、停止表示される「大当たり図柄」と同一あるいは異なる「大当たり図柄」を一時的に表示するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の図柄合わせタイプのパチンコ機は、特別図柄表示部における図柄の変動から停止表示までの表示内容が、非常に単調であり、「特定大当たり図柄」が表示される場合と「非特定大当たり図柄」が表示される場合とで、図柄の変動から停止表示までの表示内容に違いがない上、「大当たり図柄」の確定表示前の一時的な「大当たり図柄」の表示態様が一様であるため、遊技内容に新鮮味がなく、遊技者に飽きられ易い、という欠点があった。
【0004】本発明の目的は、上記従来の図柄合わせタイプのパチンコ機が有する課題を解消し、遊技内容が斬新で趣向性が高く、遊技者がいつまでも興味を持って遊技することが可能な遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1に記載された発明の構成は、複数の図柄を表示可能な図柄表示部が設けられており、図柄変動開始信号により図柄表示部に表示された図柄が変動を開始し、所定時間後に確定表示となり、確定表示となった図柄が予め設定された非特定大当たり図柄である場合には、遊技者にとって有利な第1特別遊技状態が生起し、確定表示となった図柄が特定大当たり図柄の場合には、第1特別遊技状態終了後に、遊技者にとって有利な第2特別遊技状態が生起するとともに、特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄が確定表示される場合のうちの少なくとも一部の場合に、確定表示前に、確定表示される特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄と同一もしくは異なる特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄が一旦停止表示された後に図柄が再変動する遊技機であって、図柄の一旦停止表示から確定表示までの間に、図柄の再変動後に特定大当たり図柄が確定表示される期待度を報知することにある。
【0006】請求項2に記載された発明の構成は、複数の図柄を表示可能な図柄表示部が設けられており、図柄変動開始信号により図柄表示部に表示された図柄が変動を開始し、所定時間後に確定表示となり、確定表示となった図柄が予め設定された非特定大当たり図柄である場合には、遊技者にとって有利な第1特別遊技状態が生起し、確定表示となった図柄が特定大当たり図柄の場合には、第1特別遊技状態終了後に、遊技者にとって有利な第2特別遊技状態が生起するとともに、特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄が確定表示される場合のうちの少なくとも一部の場合に、確定表示前に、確定表示される特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄と同一もしくは異なる特定大当たり図柄あるいは非特定大当たり図柄が一旦停止表示された後に図柄が再変動する遊技機であって、図柄の一旦停止表示時に、図柄が再変動する期待度を報知することにある。
【0007】請求項3に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明、請求項2に記載された発明において、図柄の再変動後に特定大当たり図柄が確定表示される期待度、または図柄が再変動する期待度を、図柄表示部に、図形をパラメータとして表示することにある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機の一実施形態であるパチンコ機について、図面にしたがって詳細に説明する。
【0009】図1は、パチンコ機の正面を示したものであり、パチンコ機1の正面の中央よりやや上方にはほぼ円形の遊技領域2が設けられている。そして、遊技領域2の下方には、供給皿14と貯留皿16とが上下に連設されており、貯留皿16の右サイドには、発射ハンドル15が突設されている。また、遊技領域2の中央上部には、特別図柄表示部(図柄表示部)3が設けられている。特別図柄表示部3は、1枚の液晶板によって形成されており、液晶画面中の左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の各表示部位に、一桁の数字や一文字のアルファベット等(たとえば、「0」〜「9」、「A」〜「F」)の所定種類の特別図柄を表示することができるようになっている。特別図柄表示部3の下側には、チューリップ形状の普通電動役物4が設けられている。
【0010】普通電動役物4の両サイドには、それぞれ、変動入賞領域である左ゲート5および右ゲート6が設けられており、普通電動役物4の下側には、扉が前方へ開閉する形状の大入賞口7が配設されている。図2は、大入賞口7を拡大して示したものであり、大入賞口7の内部には載置部13が設けられており、開成中にその載置部13に1個の遊技球を載置できるようになっている。そして、載置部13に遊技球が載置された状態で閉成した場合には、載置部13に載置されている遊技球が大入賞口7の後方に設けられた特定領域(図示せず)を通過するようになっている。また、大入賞口7は、扉に電飾ランプ8,8が設けられており、下側に、普通図柄表示領域9が設けられている。普通図柄表示領域9は、7セグメントのLED板によって形成されており、そのLED板に、一桁の数字や記号等の所定種類の普通図柄を表示することができるようになっている。一方、図1に示されるように、遊技領域2内部の両サイドには、複数のLEDを内蔵したサイドランプ23,23が設置されている。なお、遊技領域2には、それらの他にも種々の入賞口、風車、および多数の障害釘等が設けられている。また、左ゲート5、右ゲート6、および普通電動役物4、大入賞口7等の入賞口の内部には、遊技球の入賞を検出する遊技球検出装置が設けられている。
【0011】一方、パチンコ機1には、普通図柄の「当たり」を決定するaカウンタ、普通図柄の「はずれ図柄」を決定するbカウンタ、「大当たり」の生起を決定するcカウンタ、確定表示する特別図柄の「大当たり図柄」を決定するdカウンタ、特別図柄表示部3に「はずれ図柄」を表示する場合における各表示部位10〜12に表示する図柄(左図柄、右図柄、中図柄)を決定するe〜gカウンタ等のループカウンタ、および、一旦停止表示するか否かを決定するhカウンタ、図柄の一旦停止表示後に特別図柄表示部3に表示される「特定期待度指標」を決定するiカウンタ、図柄の一旦停止表示時に特別図柄表示部3に表示される「再変動期待度指標」を決定するj,lカウンタ、一旦停止表示する「非特定大当たり図柄」を決定するkカウンタ等の各種カウンタが内蔵されている。
【0012】各ループカウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間のうちに1ずつ加算しながらループカウント(最大値の次には最小値に戻る)するようになっており、aカウンタは、0〜99(100通り)の間を、bカウンタは、0,1(2通り)の間を、cカウンタは、0〜234(235通り)の間を、dカウンタは、0〜15(16通り)の間を、eカウンタは、0〜15(16通り)の間を、hカウンタは、0〜2(3通り)の間を、それぞれループカウントするようになっている。また、fカウンタは、0〜15(16通り)の間を、eカウンタの数値が15から0になる毎に1ずつ加算しながらループカウントするようになっており、gカウンタは、0〜15(16通り)の間を、fカウンタが15から0になる毎に1ずつ加算しながらループカウントするようになっている。さらに、hカウンタは、0〜9(10通り)の間を、iカウンタは、0〜13(14通り)の間を、jカウンタは、0〜5(6通り)の間を、kカウンタは、0〜10(11通り)の間を、lカウンタは、0〜5(6通り)の間を、それぞれループカウントするようになっている。
【0013】図3は、パチンコ機1の制御機構を示したものであり、普通図柄表示領域9、特別図柄表示部3、大入賞口7等の各種の入賞装置および左ゲート5、右ゲート6等のゲートに内蔵された遊技球検出装置24、各種の入賞装置を開閉作動させるためのソレノイド等の作動装置27、ループカウンタ(a〜lカウンタ)21、各種の電飾ランプ8等が、インターフェイス20を介して、制御装置(CPU)17に接続された状態になっている。そして、制御装置17に接続された記録手段22(ROMディスク等)の中には、図4の如きbカウンタの数値と対応した「はずれ図柄」、図5の如きdカウンタの数値と対応した「大当たり図柄」、図6の如きe〜gカウンタの数値と対応した左図柄・右図柄・中図柄、図7の如き「期待度表示データ」と対応した「特定期待度指標」、図11の如きkカウンタの数値と対応した「非特定大当たり図柄」、図13の如きjカウンタの数値と対応した「再変動期待度指標」、図14の如きlカウンタの数値と対応した「再変動期待度指標」等が記録されている。
【0014】以下、パチンコ機1の作動内容について説明する。
【0015】遊技者等によって発射ハンドル15が回動操作された場合には、発射装置(図示せず)によって、遊技球が遊技領域2に打ち込まれる。打ち込まれた遊技球が各種入賞口に入賞した場合には、賞品球として、所定数の遊技球が、賞品球払出装置(図示せず)によって払い出される。また、遊技領域2に打ち込まれた遊技球が、左ゲート5あるいは右ゲート6を通過した場合には、普通図柄表示領域9に表示された普通図柄が変動を開始すると同時に、遊技球が左ゲート5または右ゲート6を通過した瞬間のaカウンタの数値が、その回の普通図柄の「当たり判定」用の判定データとして記憶される。そして、普通図柄の変動開始と同時に、記憶されている判定データが取り出され、普通図柄の「当たり判定」が行われる。判定データが所定の10通りの数値である場合には「当たり」となり、その他の場合(90通り)には「はずれ」となる(すなわち、「当たり」となる確率は1/10である)。「当たり判定」の結果、「当たり」と判定された場合には、普通図柄の変動開始から所定時間(約29秒)後に、普通図柄表示領域9に所定の図柄(たとえば、「7」、以下「当たり図柄」という)が表示されるとともに、普通電動役物4が所定時間(約0.5秒)開成する。なお、普通電動役物4は、閉成時においても、開成時に比べて低い確率ではあるが、遊技球が入賞可能になっている。また、「はずれ」と判定された場合には、その瞬間のbカウンタの数値に応じて、「当たり図柄」以外の「はずれ図柄」(図4参照)が、新たな普通図柄として、普通図柄の変動開始から所定時間(約29秒)後に、普通図柄表示領域9に表示される。普通図柄の変動中、または普通電動役物4の開成中に遊技球が左ゲート5または右ゲート6を通過したときは、次回以降に普通図柄を変動させる始動記憶として最高4個まで記憶される。
【0016】一方、特別図柄表示部3の各表示部位10〜12に表示された左図柄・右図柄・中図柄は、電源投入時においては、それぞれ、所定の図柄(「0」、「2」、「1」)になっているが、開成中あるいは閉成中の普通電動役物4に遊技球が入賞した場合には、その入賞が普通電動役物4に内蔵された遊技球検出装置24により検出され、制御装置17から特別図柄表示部3に図柄変動開始信号が送信されることによって、変動を開始する。各特別図柄の変動は、特別図柄表示部3の液晶画面中の各表示部位10〜12において、一桁の数字や一文字のアルファベット等の所定種類の図柄が上から下へ移動する動画を表示することによって行われる。
【0017】また、遊技球が普通電動役物4に入賞した場合には、cカウンタによって「大当たり抽選」が実行される。なお、特別図柄の変動中あるいは後述する「大当たり状態」中に遊技球が普通電動役物4に入賞したときは、次回以降に特別図柄を変動させる始動記憶として最高4個まで記憶され、その個数だけ特別図柄表示部3上方のメモリーランプ25,25・・が点灯する。「大当たり抽選」は、普通電動役物4に入賞した遊技球が遊技球検出装置24によって検出された瞬間に、cカウンタがループカウントしている数値(0〜234)の中から1つの数値を選択することによって行われる。そして、「大当たり抽選」が行われた後には、その結果が判定され、cカウンタが所定の数値(たとえば、“0”)を選択したと判断された場合には、「大当たり」が生起し、所定の数値以外の数値を選択したと判断された場合には「はずれ」となる。したがって、「大当たり」の生起確率は1/235である。
【0018】さらに、「大当たり抽選」の結果、「大当たり」が生起した場合には、「特定・非特定抽選」が実行される。「特定・非特定抽選」は、「大当たり」となった瞬間に、dカウンタがループカウントしている数値(0〜15)の中から1つの数値を選択することによって行われる。そして、「特定・非特定抽選」が行われた後には、その結果が判定され、dカウンタが所定の数値(1,3,5,7,10、以下、「特定数値」という)を選択したと判断された場合には「特定大当たり」となり、所定の数値以外の数値(以下、「非特定数値」という)を選択したと判断された場合には「非特定大当たり」となる。したがって、「大当たり」の生起した場合に、「特定大当たり」となる確率は5/16であり、「非特定大当たり」となる確率は11/16である。
【0019】そして、図柄変動開始から所定時間後に、特別図柄表示部3に、dカウンタが選択した数値に対応した「大当たり図柄」(「0,0,0」〜「9,9,9」、「A,A,A」〜「F,F,F」の16通りの図柄、図5参照)が、最終的に表示される(以下、かかる図柄の最終的な表示を確定表示という)。なお、「特定数値」と対応した5通りの「大当たり図柄」(「1,1,1」、「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」、「A,A,A」)を、「特定大当たり図柄」といい、「非特定数値」と対応した11通りの「大当たり図柄」(「0,0,0」、「2,2,2」、「4,4,4」、「6,6,6」、「8,8,8」、「B,B,B」、「C,C,C」、「D,D,D」、「E,E,E」、「F,F,F」)を、「非特定大当たり図柄」という。
【0020】一方、「はずれ」となった場合には、図柄変動を行った後、記憶されているe〜gカウンタの値に対応した図柄(図6参照)を、特別図柄表示部3に表示する。ただし、記憶されているe〜gカウンタの値が「大当たり図柄」に相当する組合せである場合には、gカウンタのみ記憶された値から1を減算し、その値に対応した図柄を表示するようにする(たとえば、「はずれ」と判定された場合であって、eカウンタ=1,fカウンタ=1,gカウンタ=1と記憶されている場合には、左図柄、右図柄、中図柄として特別図柄表示部3に「1,1,0」の「はずれ図柄」が表示される)。なお、「大当たり図柄」が表示される場合でも「はずれ図柄」が表示される場合でも、図柄の表示は、各表示部位10〜12で変動している図柄が左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の順で連続的に停止表示となる態様で行われ、先に停止表示となった2つの図柄(すなわち、左図柄、右図柄)が同一である場合には、遊技者の「大当たり」生起に対する期待感を高める目的から、残りの中図柄が、先に停止表示となった2つの図柄が非同一の場合と異なる長時間を要する態様(リーチ態様)で変動した後に停止表示となる。
【0021】また、「大当たり」が生起し、特別図柄表示部3に「大当たり図柄」が確定表示される場合には、図8の如きフローチャートにしたがい「一旦停止表示決定プログラム」が実行されて、「大当たり図柄」を一旦停止表示するか否かが決定され、その結果、一旦停止表示すると決定された場合には、図柄が変動を開始した後、確定表示される前に、特別図柄表示部3に、確定表示される「特定大当たり図柄」あるいは「非特定大当たり図柄」と同一あるいは異なる「非特定大当たり図柄」が、一時的に停止表示される(以下、かかる一時的な停止表示を一旦停止表示という)。なお、「特定大当たり図柄」が一旦停止表示されたにも拘らず図柄の再変動の後に「非特定大当たり図柄」が表示されることにより遊技者が不愉快な思いをする事態を回避するため、「特定大当たり図柄」が一旦停止表示されることはない。
【0022】「一旦停止表示決定プログラム」においては、まず、ステップ(以下、単にSという)1で、「大当たり」が生起した瞬間に、hカウンタが、ループカウントしている数値(0〜9)の中から1つの数値を選択する。続くS2では、生起した「大当たり」が「特定大当たり」となったか否か判断され、YESと判断された場合には、次のS3で、hカウンタの選択した数値が“4”以下であるか否か判断される。そして、S3でNOと判断された場合には、続くS5で、kカウンタが、ループカウントしている数値(0〜10)の中から1つの数値を選択する。一方、S2で、NOと判断された場合には、S4で、hカウンタの選択した数値が“2”以下であるか否か判断され、NOと判断された場合のみにS5が実行される。そして、S5が実行された後には、続くS6で、図柄が変動を開始した後、確定表示される前に、特別図柄表示部3に、kカウンタの選択した数値に対応した「非特定大当たり図柄」が、一旦停止表示される。したがって、「特定大当たり」が生起した場合には、1/2の確率で図柄が一旦停止表示され、「非特定大当たり」が生起した場合には、2/3の確率で図柄が一旦停止表示される。なお、一旦停止表示は、確定表示と異なり、各特別図柄を、完全に停止させず、各図柄表示部位10〜12において僅かな上下振動をさせる態様で行われる。
【0023】また、図柄が一旦停止表示される場合には、図12の如きフローチャートにしたがって、「特定期待度指標選択プログラム」が実行され、図柄が一旦停止表示される場合のうちの一定の場合に、図柄が一旦停止表示された後に、特別図柄表示部3に、図柄の再変動後に「特定大当たり図柄」が確定表示される期待度の指標となる「特定期待度指標」が表示される。「特定期待度指標選択プログラム」においては、まず、S11で、「大当たり」が生起した瞬間に、iカウンタが、ループカウントしている数値(0〜13)の中から1つの数値を選択する。続くS12では、生起した「大当たり」が「特定大当たり」となったか否か判断される。そして、NOと判断された場合(すなわち、「非特定大当たり」となったと判断された場合)には、S13が実行され、iカウンタが選択した数値が“0”以上“6”未満であるか否か判断される。S13でYESと判断された場合には、S14が実行され、「期待度表示データ」として“0”がセットされた後に、S23が実行され、図柄が一旦停止表示された後に、特別図柄表示部3に、セットされた「期待度表示データ」と対応した「特定期待度指標」(図7参照)が表示される。なお、「特定期待度指標」は、複数の矩形体をパラメータとしたものであり、矩形体の数が多いほど、図柄の再変動後に「特定大当たり図柄」が確定表示される期待が大きいことを示すものである。加えて、「特定期待度指標」の表示は、図9の如く、特別図柄表示部3の上部に出現した矩形体表示領域に、左側から順に所定数の矩形体が表示される、という態様によって行われる。
【0024】また、S13でNOと判断された場合には、S15が実行され、iカウンタが選択した数値が“6”以上“12”未満であるか否か判断される。そして、S15でYESと判断された場合には、S16が実行され、「期待度表示データ」として“1”がセットされた後に、S23が実行され、図柄が一旦停止表示された後に、特別図柄表示部3に、セットされた「期待度表示データ」と対応した「特定期待度指標」が表示される。また、S15でNOと判断された場合には、S17が実行され、期待度表示データとして“2”がセットされた後に、S23が実行され、セットされた「期待度表示データ」と対応した「特定期待度指標」が表示される。
【0025】一方、S12でYESと判断された場合(すなわち、「特定大当たり」となった場合)には、S18が実行され、iカウンタが選択した数値が“0”であるか否か判断される。そして、YESと判断された場合には、S19が実行され、「期待度表示データ」として“0”がセットされた後に、S23が実行され、セットされた「期待度表示データ」と対応した「特定期待度指標」が表示される。一方、S18でNOと判断された場合には、S20が実行され、iカウンタが選択した数値が“1”以上“7”未満であるか否か判断される。そして、S20でYESと判断された場合には、S21が実行され、「期待度表示データ」として“1”がセットされた後に、S23が実行され、セットされた「期待度表示データ」と対応した「特定期待度指標」が表示される。また、S20でNOと判断された場合には、S22が実行され、「期待度表示データ」として“2”がセットされた後に、S23が実行され、セットされた「期待度表示データ」と対応した「特定期待度指標」が表示される。
【0026】したがって、「非特定図柄」が一旦停止表示された後に「非特定大当たり図柄」が確定表示される場合には、7/14の確率で矩形体の数が少ない(3個)「特定期待度指標」が表示され、6/14の確率で矩形体の数が中程度(6個)の「特定期待度指標」が表示され、1/14の確率で矩形体の数が多い(9個)「特定期待度指標」が表示される。また、「非特定図柄」が一旦停止表示された後に「特定大当たり図柄」が確定表示される場合には、1/14の確率で矩形体の数が少ない(3個)「特定期待度指標」が表示され、7/14の確率で矩形体の数が中程度(6個)の「特定期待度指標」が表示され、6/14の確率で矩形体の数が多い(9個)「特定期待度指標」が表示される。このため、「特定期待度指標」は、図柄の再変動後に「特定大当たり図柄」が表示される期待度の指標となる(すなわち、図柄の再変動後に「特定大当たり図柄」が表示される可能性が高いほど、多くの矩形体が表示される)。
【0027】また、「大当たり図柄」が確定表示される場合のうちの一定の場合には、図柄が一旦停止表示される際に、特別図柄表示部3に、図柄が再変動する期待度の指標となる「再変動期待度指標」が表示される。かかる「再変動期待度指標」の表示の有無、および表示される「再変動期待度指標」の選択は、「大当たり」が生起した瞬間に、jカウンタ、lカウンタが、それぞれループしている0〜5の数値の中から1つの数値を選択することによって行われる。そして、「特定大当たり図柄」が確定表示される場合には、図柄が一旦停止表示される際に、特別図柄表示部3に、jカウンタの選択した数値と対応した「再変動期待度指標」(図13参照)が表示される。なお、「再変動期待度指標」も、「特定期待度指標」と同様に、複数の矩形体をパラメータとしたものであり、「再変動期待度指標」の表示も、特別図柄表示部3の上部に出現した矩形体表示領域に、左側から順に所定数の矩形体が表示される、という態様によって行われる。一方、「非特定大当たり図柄」が確定表示される場合には、図柄が一旦停止表示される際に、特別図柄表示部3に、lカウンタの選択した数値と対応した「再変動期待度指標」(図14参照)が表示される。
【0028】したがって、「特定大当たり図柄」が確定表示される場合には、1/6の確率で矩形体の数が少ない(3個)「再変動期待度指標」が表示され、2/6の確率で矩形体の数が中程度(6個)の「再変動期待度指標」が表示され、3/6の確率で矩形体の数が多い(9個)「再変動期待度指標」が表示される。また、「特定大当たり図柄」が確定表示される場合には、3/6の確率で矩形体の数が少ない(3個)「再変動期待度指標」が表示され、2/6の確率で矩形体の数が中程度(6個)の「再変動期待度指標」が表示され、1/6の確率で矩形体の数が多い(9個)「再変動期待度指標」が表示される。さらに、上述の如く、「特定大当たり図柄」が確定表示される場合より「非特定大当たり図柄」が表示される場合の方が、図柄が一旦停止表示された後に再変動する確率が高い。このため、「再変動期待度指標」は、図柄が再変動をする期待度の指標となる(すなわち、図柄が再変動する可能性が高いほど、多くの矩形体が表示される)。
【0029】そして、「大当たり図柄」が確定表示された場合には、遊技者にとって有利な「大当たり状態」(第1特別遊技状態)が生起する。「大当たり状態」が生起すると、サイドランプ23,23等が点滅し、効果音が発生して、雰囲気が盛り上げられる。また、「大当たり状態」が生起すると、大入賞口7が、25秒間、あるいは9個の遊技球の入賞を検出するまで開成する。さらに、大入賞口7の開成中に載置部13に遊技球が載置された場合には、一旦大入賞口7が閉成してから約2秒後に再度開成する(すなわち、大入賞口7の開成時に遊技球が載置部13に載置されると大入賞口7は断続的に開成動作を繰り返す)。なお、大入賞口7の載置部13は、きわめて遊技球が載置され易い構造になっている。また、1回の「大当たり状態」においては、大入賞口7は最高16回まで断続的に開成するようになっている。
【0030】さらに、特別図柄表示部3に「特定大当たり図柄」が確定表示されて「大当たり」が生起した場合(すなわち、「特定大当たり」となった場合)には、「大当たり状態」終了後に、遊技者にとって有利な「高確率状態」(第2特別遊技状態)が生起する。なお、「高確率状態」が生起した場合には、サイドランプ23,23等が「大当たり状態」時とは異なる態様で点滅し、かかる事態が周囲に報知される。
【0031】「高確率状態」においては、普通図柄の「当たり判定」において、判定データ(aカウンタの数値)が、所定の97通りの数値(たとえば、3〜99)である場合に、「当たり」と判定される。このため、「当たり」の生起確率は97/100に増大する。また、これに加えて、「大当たり抽選」において、cカウンタが所定の5通りの数値(たとえば、73,103,137,179,251)を選択した場合に、「大当たり」と判断される。このため、「大当たり」の生起確率は5/330に増大する。さらに、「高確率状態」においては、普通図柄の変動時間が短縮されるため、普通電動役物4が頻繁に開成するようになるし、普通電動役物4の開成時間が通常時よりも延長され、遊技球が高い頻度で普通電動役物4に入賞し易くなるので、遊技者は、多くの賞品球を獲得することができ、ほとんど遊技球を消費しない。その上、特別図柄の変動回数が増大するとともに、上述の如く「大当たり」の生起確率が増大するため、きわめて高い確率で「大当たり」が生起することになる。また、「高確率状態」においては、普通図柄の変動時間ばかりでなく、特別図柄の変動時間も短縮される。
【0032】パチンコ機1は、上記の如く、図柄の一旦停止表示から確定表示までの間に、図柄の再変動後に「特定大当たり図柄」が確定表示される期待度を「特定期待度指標」として表示するため、図柄変動から図柄の確定表示までの表示態様が非常にバラエティーに富んでおり、趣向性が高い。また、遊技者は、図柄が一旦停止表示された場合には、表示される「特定期待度指標」に、高い関心を示すこととなる。したがって、パチンコ機1によれば、遊技者の遊技に対する興味の低減を防止することができる。さらに、パチンコ機1は、図柄の一旦停止表示後に、図柄が再変動する期待度を「再変動期待度指標」として表示するため、図柄変動から図柄の確定表示までの表示態様がよりバラエティーに富んでおり、きわめて趣向性が高い。また、遊技者は、図柄が一旦停止表示された時点で表示される「再変動期待度指標」に、高い関心を示すこととなる。したがって、パチンコ機1によれば、遊技者の遊技に対する興味の低減を、より効果的に防止することができる。加えて、パチンコ機1は、「特定期待度指標」および「再変動期待度指標」が、特別図柄表示部3に、矩形体をパラメータとして表示されるため、趣向性が高い上、遊技者は、それらの「特定期待度指標」および「再変動期待度指標」を非常に容易にかつ明確に認識することができる。したがって、遊技者の遊技に対する興味の低減防止効果が、一層有効なものとなっている。
【0033】なお、本発明の遊技機の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、各種入賞口、特別図柄表示部、普通電動役物、各種ゲート、大入賞口、電飾ランプ、普通図柄表示領域、供給皿、発射ハンドル、貯留皿、制御装置、各種ループカウンタ、タイマ、インターフェイス、入賞球検出装置、記録手段等の形状・構造・機能・設置態様(設置位置、設置個数等)等、障害釘の配置、普通図柄・特別図柄の表示態様、「大当たり図柄」・「当たり図柄」の種類、「大当たり」・「当たり」の生起確率、普通図柄・特別図柄の変動時間、普通電動役物の開成時間、「大当たり抽選」・「特定・非特定抽選」の方法、「大当たり状態」における遊技内容(「大当たり状態」における大入賞口の開成回数、開成時間、再開成するまでの時間間隔、「高確率状態」における遊技内容(「高確率状態」における「当たり」、「大当たり」の生起確率等)、「一旦停止表示決定プログラム」・「特定期待度指標選択プログラム」の内容、「特定期待度指標」・「再変動期待度指標」の内容等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
【0034】たとえば、パチンコ機は、遊技球が所定のゲートを通過した場合に普通図柄を変動させるものに限定されず、遊技球が所定の入賞口に入賞した場合に普通図柄を変動させるものや、遊技球が所定のゲートを通過した場合あるいは所定の入賞口に入賞した場合に特別図柄が変動するものでも良い。加えて、普通図柄や特別図柄が常時変動しており、遊技球が所定のゲートを通過した場合あるいは所定の入賞口に入賞した場合に、それらの特別図柄や普通図柄が停止表示となるものでも良い。また、特別柄表示部に3つの表示部位が設けられたものに限定されず、2つあるいは4つ以上の表示部位が設けられており、それらの各表示部位に表示された特別図柄が所定の組合せとなった場合に「大当たり状態」が生起するものや、表示部位が設けられておらず、所定の1つの特別図柄が表示された場合等に「大当たり状態」が生起するものでも良い。
【0035】一方、パチンコ機は、第1特別遊技状態が大入賞口を断続開成させる「大当たり状態」であるとともに、第2特別遊技状態が「大当たり」および「当たり」の生起確率を増加させる「高確率状態」であるものに限定されず、第2特別遊技状態が普通図柄および/または特別図柄の変動時間を所定時間より短縮する「変動短縮状態」であるもの、「第2特別遊技状態が「大当たり」あるいは「当たり」の生起確率を増加させる「高確率状態」であるもの等に変更することも可能である。かかる構成を採用した場合であっても、パチンコ機は、上記実施形態のパチンコ機と同様に、趣向性の高いものとなる。
【0036】また、パチンコ機は、上記実施形態の如く、「特定期待度指標」と「再変動期待度指標」との両方を表示するものに限定されず、いずれか一方を表示するものでも良い。さらに、「特定期待度指標」や「再変動期待度指標」は、複数の矩形体をパラメータとしたものに限定されず、他の図形をパラメータとしたものや、棒グラフや円グラフで表したものでも良いし、「・・・%」等のようにデジタル表示的なものでも良い。加えて、動画により表現したもの(たとえば、「正義の味方と悪者とが戦い、正義の味方が勝つ動画」や「正義の味方と悪者とが戦い、正義の味方が負ける動画」により、図柄が再変動する可能性や図柄が再変動した後に「特定大当たり図柄」が表示される可能性の高低を表現したもの)や、一旦停止表示される図柄の停止態様を変化させることにより表現したもの(すなわち、図10の如く一旦停止される図柄のうちの一部を「確変」と表示された部分に停止させたり「通常」と表示された部分に停止させたりすることにより、図柄が再変動する可能性や図柄が再変動した後に「特定大当たり図柄」が表示される可能性の高低を表現したもの)等に変更することも可能である。加えて、「特定期待度指標」や「再変動期待度指標」は、上記実施形態の如く、特別図柄表示部に表示する必要はなく、専用の表示装置を設けて、その表示装置に表示するように構成しても良い。
【0037】なお、上記実施形態においては、本発明の遊技機を、いわゆる第1種のパチンコ機に応用した一例について説明したが、本発明の遊技機は、その他の形式のパチンコ機(たとえば、いわゆる第3種のパチンコ機)やテレビゲーム等に応用することも可能である。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載された遊技機は、図柄の一旦停止表示から確定表示までの間に、図柄の再変動後に特定大当たり図柄が確定表示される期待度を報知するため、図柄変動から図柄の確定表示までの表示態様がバラエティーに富んでおり、趣向性が高い。また、遊技者は、図柄が一旦停止表示された場合には、報知される期待度に、高い関心を示すこととなる。したがって、請求項1に記載された遊技機によれば、遊技者の遊技に対する興味の低減を防止することができる。
【0039】請求項2に記載された遊技機は、図柄の一旦停止表示時に、図柄が再変動する期待度を報知するため、図柄変動から図柄の確定表示までの表示態様がバラエティーに富んでおり、趣向性が高い。また、遊技者は、図柄が一旦停止表示された時点で報知される期待度にきわめて高い関心を示すこととなる。したがって、請求項2に記載された遊技機によれば、遊技者の遊技に対する興味の低減を防止することができる。
【0040】請求項3に記載された遊技機は、図柄の再変動後に特定大当たり図柄が確定表示される期待度および図柄が再変動する期待度が、図柄表示部に、図形をパラメータとして表示されるため、趣向性が高い上、遊技者がそれらの期待度を非常に容易にかつ明確に認識することができる。したがって、請求項3に記載された遊技機によれば、遊技者の遊技に対する興味の低減防止効果が、一層有効なものとなる。




 

 


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