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発明の名称 生体信号モニタ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−201900(P2000−201900A)
公開日 平成12年7月25日(2000.7.25)
出願番号 特願平11−4596
出願日 平成11年1月11日(1999.1.11)
代理人 【識別番号】100074147
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 崇
【テーマコード(参考)】
4C017
5C087
【Fターム(参考)】
4C017 AA02 AA08 AA09 BD06 CC06 
5C087 AA02 AA07 AA31 BB03 DD03 DD49 EE05 EE06 EE07 GG07 GG08 GG19 GG31 GG46 GG66
発明者 荻野 義夫 / 武田 朴 / 藤枡 裕実
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 生体から検出された信号を処理してモニタすべき信号とする生体信号処理部と、前記生体信号処理部によって処理された生体信号またはその派生信号に、少なくとも1つの限界値を与える限界値設定部と、前記限界値ごとに、前記生体信号またはその派生信号が前記限界値よりも症状が軽い場合の少なくとも一つの軽アラームレベルを与える軽アラームレベル設定部と、前記生体信号またはその派生信号が、前記軽アラームレベルあるいは前記限界値に達したときに、音響的および可視的警報を発する警報発生部と、前記警報発生部の発する軽アラームレベル警報のうち少なくとも音響的警報を減衰または解除させることができる減衰解除手段とを有することを特徴とする生体信号モニタ装置。
【請求項2】 前記減衰解除手段は、減衰または解除が行なわれたときから所定時間経過後に減衰または解除された軽アラームレベル警報をもとの軽アラームレベル警報に回復させる軽アラームレベル回復手段を有することを特徴とする請求項1に記載の生体信号モニタ装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は患者の容体を生体信号から段階的に評価して警報を発する装置に関し、特に症状が軽度の場合には音響的警報を減衰または解除させることができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療分野において、集中治療室、手術室での患者の容体を医療従事者に知らせるために、心拍数、脈波などの生体信号の解析結果が特定の注意すべき状態になった場合に警報を発する装置はこれまでに多く開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の装置は、警報を完全に解除する手段を設けており、医療従事者がその警報を煩わしいと感じる場合には、事前にあるいは警報が発せられている最中に警報を完全に解除することがあり、容体の変化を報知するという警報としての本来の役割を果たせない状態となる場合があった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するものであり、患者の容体が重度なレベルである場合には確実にその旨を報知することができるようにすると共に、患者の容体が軽度なレベルである場合にはモニタ装置の警報による医療従事者の煩わしさを低減させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、生体から検出された信号を処理してモニタすべき信号とする生体信号処理部と、前記生体信号処理部によって処理された生体信号またはその派生信号に、少なくとも1つの限界値を与える限界値設定部と、前記限界値ごとに、前記生体信号またはその派生信号が前記限界値よりも症状が軽い場合の少なくとも一つの軽アラームレベルを与える軽アラームレベル設定部と、前記生体信号またはその派生信号が、前記軽アラームレベルあるいは前記限界値に達したときに、音響的および可視的警報を発する警報発生部と、前記警報発生部の発する軽アラームレベル警報のうち少なくとも音響的警報を減衰または解除させることができる減衰解除手段とを有することを特徴とする。
【0006】このような構成において、生体信号またはその派生信号が限界値を越えたときは音響的および可視的警報が発せられる。生体信号またはその派生信号が軽アラームレベルとなったときは、軽アラームレベル警報は減衰された音響的警報とされるかまたはその警報がなされないようにすることができる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記減衰解除手段は、減衰または解除が行なわれたときから所定時間経過後に減衰または解除された軽アラームレベル警報をもとの軽アラームレベル警報に回復させる軽アラームレベル回復手段を有することを特徴とする。
【0008】このような構成において、軽アラームレベル警報の音響的警報は、減衰または解除が行なわれたときから所定時間経過後に回復する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態の装置の全体構成を図1に示す。図に示すように、患者1には3つの検出器2、3、4が装着されている。検出器2は患者の指先に装着されたパルスオキシメータ用プローブである。検出器3は、患者の腕に装着されたカフとそのカフ圧を測定するための装置等からなる。検出器4は、胸部(あるいは四肢)に装着された心電図用生体電極である。信号検出部5は、これら検出器2、3、4から得られた信号を電気信号として出力するものである。信号処理部6は、信号検出部5から出力される電気信号を処理し、モニタすべき生体信号(酸素飽和度SpO2、血圧値NIBP、心電図信号ECG から派生させた信号:心拍数HR、など)を作成するものである。この実施の形態ではこれらの信号として酸素飽和度、血圧値、心拍数を採る。
【0010】アラーム検出部7は、酸素飽和度のアラーム検出を行うものである。このアラーム検出部7は、限界値設定記憶部10、軽アラームレベル演算部11、軽アラームレベル設定記憶部12および2つの比較手段19、20を備えている。
【0011】限界値設定記憶部10は、設定された危険な限界値を記憶するものである。この限界値はモニタすべき患者の病状に応じて医師が決定する。軽アラームレベル演算部11は、限界値設定記憶部10が記憶している限界値に基づいて、限界値前の軽アラームレベルを演算して求めるものである。軽アラームレベル設定記憶部12は、軽アラームレベル演算部11が求めたアラームレベルあるいは医師が判断した限界値を設定されるとこれを記憶するものである。
【0012】比較手段19は、信号処理部6から与えられる検出された酸素飽和度Sの値と、限界値設定記憶部10が記憶している限界値とを比較し、検出された酸素飽和度Sが、その限界値を越える場合にはその旨の信号「1」を出力し、そうでないときはその旨の信号「0」を出力するものである。比較手段20は、信号処理部6から与えられる検出された酸素飽和度Sの値と、軽アラームレベル設定記憶部10が記憶している軽アラームレベル値とを比較し、検出された酸素飽和度Sが、その軽アラームレベル値を越える場合にはその旨の信号「1」を出力し、そうでないときはその旨の信号「0」を出力するものである。
【0013】アラーム検出部8は、非観血の血圧値のアラーム検出を行うものである。このアラーム検出部8は、限界値設定記憶部13、軽アラームレベル演算部14、軽アラームレベル設定記憶部15および2つの比較手段21、22を備えている。これらの各部は上記のアラーム検出部7と同様の構成である。
【0014】アラーム検出部9は、心拍数のアラーム検出を行うものである。このアラーム検出部9は、限界値設定記憶部16、軽アラームレベル演算部17、軽アラームレベル設定記憶部18および2つの比較手段23、24を備えている。これらの各部も上記のアラーム検出部7と同様の構成である。
【0015】警報発生部30は、オア手段31と、このオア手段31の出力側に接続された赤色可視的警報部32および高周波音響的警報部33と、オア手段34と、このオア手段34の出力側に接続された黄色可視的警報部35とを備えている。さらに、警報発生部30は、2種類のリレー接点RS1,RS2(RS2−1、RS2−2から成る)と、減衰手段50と、低周波音響的警報部36と、リレー接点RS1をオン、オフするリレー37と、リレー接点RS2の切換えを行うリレー38と、リレー37およびリレー38を駆動する駆動回路およびタイマーを備えたリレー駆動/タイマー39とを備えている。オア手段34の出力側は、リレー接点RS1,RS2、減衰手段50を介して低周波音響的警報部36の入力側に接続されている。ここでリレー接点RS2は、リレー接点RS1を介して与えられる信号を低周波音響的警報部36に直接与えるか、減衰手段50を介して与えるかの切換えを行うものである。
【0016】オア手段31の入力側には、比較手段19、21、23の出力が至るようになっている。赤色可視的警報部32および高周波音響的警報部33は、オア手段31の出力に応じてその動作がオン、オフとなる。一方、オア手段34の入力側には、比較手段20、22、24の出力が至るようになっている。黄色可視的警報部35および高周波音響的警報部36は、オア手段34の出力に応じてその動作がオン、オフとなる。但し、低周波音響的警報部36の動作は、リレー接点RS1、リレー接点RS2の接続状態にも左右される。この点についての詳細は後述する。
【0017】リレー駆動/タイマー39は、リレー接点RS1の切入を行うボタンSW1と、リレー接点RS2の接続を減衰手段側か直接接続側かに切換えるボタンSW2と、操作されると所定時間後にリレー接点RS1をオンとし、かつリレー接点RS2の接続を直接接続側に切換える復帰ボタンRBとを備えている。この所定時間は、各検出データのデータ取り込み時間(サンプリング時間)よりも長く設定しておく。それより短い時間で復帰させると、検出データに変更がないからである。
【0018】次に、このように構成された装置の動作を説明する。検出器2、3、4から得られた信号は信号検出部5および信号処理部6でそれぞれ処理され、酸素飽和度、非観血による血圧値、心拍数を示す信号とされて、それぞれアラーム検出部7、8、9に至る。
【0019】アラーム検出部7では図2に示すような処理が行われる。すなわち、まず、限界値設定記憶部10に、医師により設定された酸素飽和度の限界値が記憶される(ステップ101)。例えば医師はその酸素飽和度Sの限界値Ltを80%に設定する。次に、軽アラームレベル演算部11は、限界値Ltに基づいて所定の演算を行い、軽アラームレベルを求め、軽アラームレベル設定記憶部12はこれを記憶する4(ステップ102)。例えば軽アラームレベルLsとして85%が求められる。次に信号処理部6により酸素飽和度Sが検出されると(ステップ103)、比較手段19は、検出された酸素飽和度Sと限界値Ltとを比較する(ステップ104)。すなわち、S<Ltかを判断する。ここで比較手段19は、S<Ltと判断すると、出力信号を「1」とし(ステップ105)、次の酸素飽和度Sが検出されるまで待つ。比較手段19は、S<Ltではないと判断すると、出力信号を「0」とする(ステップ106)。
【0020】次に比較手段20は、検出された酸素飽和度Sが限界値Ltと軽アラームレベルLsの間にあるかを判断する(ステップ107)。すなわち、比較手段20はLt≦S≦Lsかを判断する。ここで、Lt≦S≦Lsであれば出力信号を「1」とし(ステップ108)、そうでない場合は出力信号を「0」として(ステップ109)、それぞれ次の酸素飽和度Sが検出されるまで待つ。
【0021】従って、検出された酸素飽和度Sが、限界値Ltを越えた場合は警報発生部30のオア手段31に入力される信号の1つは「1」になり、限界値Ltと軽アラームレベルLsの間の場合は警報発生部30のオア手段34に入力される信号の1つは「1」になる。
【0022】アラーム検出部8では図3に示すような処理が行われる。まず、限界値設定記憶部13に、医師により設定された血圧値の上限値LUpper と下限値LLower が記憶される(ステップ201)。例えば医師はその血圧の上限値LUpper を180mmHgに設定し、下限値LLower を80mmHgに設定する。次に、軽アラームレベル演算部14は、上限値LUpper 、下限値LLower に基づいてそれぞれ所定の演算を行い、上限軽アラームレベルLsUpperと下限軽アラームレベルLsLowerを求め、軽アラームレベル設定記憶部12はこれを記憶する(ステップ202)。例えば上限軽アラームレベルLsUpperとして150mmHgが求められ、下限値LsLowerとして90mmHgが求められる。
【0023】次に信号処理部6により非観血の血圧値BPが検出されると(ステップ203)、比較手段21は、検出された血圧値BPと上限値LUpper との比較および検出された血圧値BPと下限値LLower との比較を行う(ステップ204)。ここで、比較手段21は、BP>LUpper またはBP<LLower であると判断すると、出力信号を「1」とし(ステップ205)、次の血圧値BPが検出されるまで待つ。比較手段21は、BP>LUpper またはBP<LLower ではないと判断すると、出力信号を「0」とする(ステップ206)。
【0024】次に比較手段22は、検出された血圧値BPが、上限値LUpper と上限軽アラームレベルLsUpperとの間にあるか、または、下限値LLower と下限軽アラームレベルLsLowerとの間にあるかを判断する(ステップ207)。すなわち、LsUpper<BP<LUpper またはLLower <BP<LsLowerかを判断する。ここで比較手段22は、そうであると判断すると、出力信号を「1」とし(ステップ208)、そうではないと判断すると、出力信号を「0」とし(ステップ209)、その後はいずれの場合も次の血圧値BPが検出されるまで待つ。
【0025】従って、検出された血圧値BPが上限値LUpper または下限値LLower を越えた場合、警報発生部30のオア手段31に入力される信号の1つは「1」になり、検出された血圧値BPが、LsUpperと上限値LUpper の間または、下限値LLower とLsLowerの間にある場合は、警報発生部30のオア手段34に入力される信号の1つは「1」になる。
【0026】アラーム検出部9では図4に示すような処理が行われる。まず、限界値設定記憶部16に、医師により設定された心拍数の上限値LUpper と下限値LLower が記憶される(ステップ301)。例えば医師はその心拍数の上限値LUpper を180BPMに設定し、下限値LLower を40BPMに設定する。次に、軽アラームレベル演算部17は、上限値LUpper 、下限値LLower に基づいてそれぞれ所定の演算を行い、上限軽アラームレベルLsUpperと下限軽アラームレベルLsLowerを求め、軽アラームレベル設定記憶部18はこれを記憶する(ステップ302)。例えば上限軽アラームレベルLsUpperとして150BPMが求められ、下限値LsLowerとして50BPMが求められる。
【0027】次に信号処理部6において心拍数HRが検出されると(ステップ303)、比較手段23は、検出された心拍数HRと上限値LUpper との比較および検出された心拍数HRと下限値LLower との比較を行う(ステップ304)。ここで、比較手段23は、HR>LUpper またはHR<LLower であると判断すると、出力信号を「1」とし(ステップ305)、次の心拍数HRが検出されるまで待つ。比較手段23は、HR>LUpper またはHR<LLower ではないと判断すると、出力信号を「0」とする(ステップ306)。
【0028】次に比較手段24は、検出された心拍数HRが、上限値LUpper と上限軽アラームレベルLsUpperとの間にあるか、または、下限値LLower と下限軽アラームレベルLsLowerとの間にあるかを判断する(ステップ307)。すなわち、LsUpper<HR<LUpper またはLLower <HR<LsLowerかを判断する。ここで比較手段24は、そうであると判断すると、出力信号を「1」とし(ステップ308)、そうではないと判断すると、出力信号を「0」とし(ステップ309)、その後はいずれも場合も、次の心拍数HRが検出されるまで待つ。
【0029】従って、検出された心拍数HRが上限値LUpper または下限値LLower を越えた場合、警報発生部30のオア手段31に入力される信号の1つは「1」になり、検出された心拍数HRが、LsUpperと上限値LUpper の間または、下限値LLower とLsLowerの間にある場合は、警報発生部30のオア手段34に入力される信号の1つは「1」になる。
【0030】次に警報発生部30の動作を図5および図6を参照して説明する。まず、図5に示すように、オア手段31によって、比較手段19、21、23の出力信号のいずれかが「1」となっているかが判断され(ステップ401)、そうであれば赤色可視的警報部32および高周波音響的警報部33の動作がオンとなり(ステップ402)、そうでないときは赤色可視的警報部32および高周波音響的警報部33の動作がオフとなる(ステップ403)。次に、オア手段34によって、比較手段20、22、24の出力信号のいずれかが「1」となっているかが判断され(ステップ404)、そうであれば黄色可視的警報部35の動作がオンとなり(ステップ405)、後述する低周波音響的警報の処理が行われる(ステップ407)。ステップ404において、出力信号のいずれもが「0」であるとされたならば、黄色可視的警報部35および低周波音響的警報部36の動作はオフとなる。
【0031】ステップ407の低周波音響的警報の処理を図6を参照して詳細に説明する。この図に示す処理が行われるのは、アラーム検出部7、8、9の比較手段20、22、24のいずれかの出力が「1」のときである。すなわちアラーム検出部7、8、9のいずれかから軽アラームが発生したときである。
【0032】復帰ボタンRBが押されており、所定時間が経過していない場合(ステップ501、502)、あるいは復帰ボタンRBが押されていない場合には次の3通りになる。
【0033】第1の場合は、ボタンSW1(リレー接点RS1)がオンにされており、かつボタンSW2(リレー接点RS2)が直接接続側となっている場合である。この場合には低周波音響的警報部36の動作はオンとなり、所定レベルの低周波音響的警報を発する(ステップ503、504、506)。
【0034】第2の場合は、ボタンSW1がオンにされており、かつボタンSW2が減衰手段接続側となっている場合である。この場合は、低周波音響的警報部36の動作はオンとなるが、所定レベルよりも減衰されたレベルの低周波音響的警報を発する(ステップ503、504、505)。
【0035】第3の場合は、ボタンSW1がオフとされている場合である。この場合は何等の処理が行われ事なく、このステップ407の処理は終了する。
【0036】一方、復帰ボタンRBが押されており、かつ復帰ボタンRBが押されてから所定時間経過していればリレー駆動/タイマー39はボタンSW1,SW2を復帰させる。すなわち、リレー接点RS1をオンにし、かつリレー接点RS2を直接接続側にする。これにより、低周波音響的警報部36の動作はオンとなり、所定レベルの低周波音響的警報を発する(ステップ501、502、507、506)。
【0037】本実施の形態によれば、医療従事者がモニタ装置の警報を煩わしいと感じる場合には、ボタンSW1をオフとしておくか、あるいはボタンSW2を減衰手段側に切換えておく。このようにすれば、患者から検出される酸素飽和度、血圧値、心拍数のいずれかが、軽度の異常であるならば光による警報は発生するが、音による警報は全く発生しないか、または小さい音による警報が発せられる。ここで警報に用いる光源にはLEDなどを用い、その光は医療従事者が目視によって警報が発せられたことを認識できる程度である。このような光による警報や小さい音による警報は、あっても医療従事者を煩わせることが少ない。一方、患者から検出される酸素飽和度、血圧値、心拍数のいずれかが、重度の異常であるならば必ず光と音による警報が発生する。これにより患者が重大な事態に陥ることを防ぐことができる。
【0038】本実施の形態では重度の異常である場合は可視的警報として赤色を用い、音響的警報として高周波数音を用いている。一方、軽度の異常である場合は可視的警報として黄色を用い、音響的警報として低い周波数音を用いている。このようにして、症状の軽重に応じて警報に差を設けている。
【0039】さらに、本実施の形態では、ボタンSW1をオフとしておくか、あるいはボタンSW2を減衰手段側に切換えておいた場合であっても、復帰ボタンRBを操作しておけば、所定時間後に、ボタンSW1、ボタンSW2は復帰するので、軽度の異常であっても所定時間後には本来の状態の警報が発生し、医療従事者にその旨が確実に報知される。
【0040】次に本発明の第2の実施の形態を説明する。図7にその全体構成を示す。第1の実施の形態と異なるのは、警報発生部40の構成である。他は第1の実施の形態と同じであるので、同一部分は同一の符号を付してその説明は省略する。
【0041】警報発生部40は、オア手段41と、このオア手段41の出力側に接続される赤色可視的警報部42および高周波音響的警報部43と、オア手段44と、このオア手段44に接続される黄色可視的警報部45とを備えている。
【0042】オア手段41には、比較手段19、21、23の出力が至るようになっている。赤色可視的警報部42および高周波音響的警報部43は、オア手段41の出力に応じてその動作がオン、オフとなる。一方、オア手段44には、比較手段20、22、24の出力が至るようになっている。黄色可視的警報部45は、オア手段44の出力に応じてその動作がオン、オフとなる。
【0043】さらに、警報発生部40は、オア手段46と、低周波音響的警報部47と、減衰手段48と、3つのリレー接点RS1と、これらのリレー接点RS1をそれぞれオン、オフさせる3つのリレー49と、これらのリレー49をそれぞれ駆動すると共にタイマー機能も備えた3つのリレー駆動/タイマー51と、リレー接点RS2と、リレー接点RS2を切り換えるリレー52と、リレー52を駆動すると共にタイマー機能も備えた3つのリレー駆動/タイマー53とを備えている。
【0044】オア手段46には、比較手段20、22、24の出力がそれぞれ3つのリレー接点RS1を介して至るようにされている。オア手段46の出力は、リレー接点RS2の切り換えによって直接にあるいは減衰手段48を介して低周波音響的警報部47に至るようにされている。
【0045】リレー駆動/タイマー51は、リレー接点RS1をオン、オフするためのボタンSW1と、このボタンSW1を所定時間後に復帰させる復帰ボタンRBを備えている。
【0046】リレー駆動/タイマー53は、リレー接点RS2を減衰手段側か直接接続側かに切換えるSW2ボタンと、操作されると所定時間後にリレー接点RS2の接続を直接接続側に切換える復帰ボタンRBとを備えている。
【0047】次にこのように構成された装置の動作を説明する。患者に装着された検出器、2、3、4から得られた信号を、信号検出部5は電気信号とし、この電気信号を信号処理部6は処理してモニタすべき生体信号とし、これらの各信号(酸素飽和度SpO2、血圧値NIBP、心拍数HR)に基づいて各アラーム検出部7、8、9は、それぞれ重度と軽度を示す2種類の信号を発生させるまでは第1の実施の形態と同じである。
【0048】さらに警報発生部40の動作も大略は第1の実施の形態の説明で用いた図5に示すものと同じである。すなわち、比較手段19、21、23の出力のいずかが「1」であれば赤色可視的警報部42と高周波音響的警報部43は動作し、それぞれによって警報が発せられ、そうでないときはこれらの警報は行われない。そして比較手段20、22、24の出力のいずれかが「1」であれば黄色可視的警報部45は動作しさらに低周波音響的警報の処理が行われ、いずれも「1」でないときはこれらの処理は行われない。本実施の形態ではこの「低周波音響的警報の処理(ステップ406)」が第1の実施の形態と異なる。この低周波音響的警報の処理を各ボタンの状態に分けて詳細に示すと図8に示すようになる。この図において、「対応するSW1」とは、出力信号が「1」となったアラーム検出部に対応するリレー駆動/タイマー51のボタンSW1である。「SW2」とはリレー駆動/タイマー53のボタンSW2である。
【0049】本実施の形態によれば、医療従事者がモニタ装置の警報を煩わしいと感じる場合には、ボタンSW2(リレー接点RS2)を減衰手段側に切換えておくか、あるいは3つのボタンSW1のうち,特に煩わしいと感じる警報を選択してそのボタンSW1をオフとしておく。このようにすれば、検出データのうち選択されたものが、軽度の異常であるならば光による警報は発生するが、音による警報は全く発生しないか、または発生しても小さい音となる。選択されなかった検出データが軽度の異常の場合は、光による警報はもちろん音による警報もなされる。ただしこの音はボタンSW2の状態により大小の2通りある。
【0050】一方、検出データのいずれかが、重度の異常であるならば必ず光と音による警報が発生する。また、ボタンSW1をオフとしておくか、あるいはボタンSW2を減衰手段側に切換えておいた場合であっても、復帰ボタンRBを操作しておけば、操作してから所定時間後に、これらのボタンSW1、SW2は復帰するので、軽度の異常であっても所定時間後にはもとのように警報が発生する。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、患者の容体に応じて音響的および可視的な警報で報知するようにし、容体が重度である場合には音響的および可視的な警報で報知でき、容体が軽度である場合には少なくとも音響的警報を減衰または解除させることができるようにした。このため患者の容体が重度なレベルである場合には確実にその旨を報知することができ、患者の容体が軽度なレベルである場合には警報による医療従事者の煩わしさを低減させることができる。
【0052】請求項2に係る発明によれば、一旦、減衰または解除されたその音響的警報が所定時間後にはもとのレベルに回復させるので、患者の容体が軽度のレベルにあることを確実に報知することができる。




 

 


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