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発明の名称 気管内チューブ挿管用内視鏡
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−139818(P2000−139818A)
公開日 平成12年5月23日(2000.5.23)
出願番号 特願平10−318617
出願日 平成10年11月10日(1998.11.10)
代理人 【識別番号】100074147
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 崇
【テーマコード(参考)】
2H040
4C061
【Fターム(参考)】
2H040 BA21 CA04 CA11 CA27 DA03 DA14 DA19 DA21 DA56 
4C061 AA07 AA13 BB00 CC00 DD03 FF11 FF30 HH31 HH36 JJ11
発明者 中市 克己 / 山森 伸二 / 山田 芳嗣
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 少なくとも像伝送用ファイバー束と照明光伝送用ファイバー束とを有する細長状の挿入部と、前記挿入部の基端部に連結された手元操作部と、前記手元操作部に設けられた湾曲操作機構と、前記挿入部の内部から前記湾曲操作機構にかけて設けられた前記挿入部を湾曲させる湾曲要素と、前記挿入部と前記手元操作部の連結部近傍に設けられた気管内チューブ接続部と、を有し、前記湾曲操作機構は、前記気管内チューブ接続部より挿入部の先端側に伸びる湾曲操作片を有することを特徴とする気管内チューブ挿管用内視鏡。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、事故や災害での怪我や急な発病等で呼吸困難におちいり、緊急に気道を確保する必要が生じた患者に対して気管内チューブを挿入する場合に、気管内チューブを気管に挿入しやすくするために、体腔内を光学観察しながら挿入できるようにした気管内チューブ挿管用内視鏡に関するものであり、詳しくは気管内チューブ挿管用内視鏡の湾曲操作構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、気管内チューブを人体に挿管する方法として、挿入部に湾曲機能を有するスタイレットや内視鏡を気管内チューブの内空に挿入して固定し、これを人体に挿入してスタイレットや内視鏡の湾曲機能によって気管内チューブの先端を喉頭部に誘導したり、直接目視確認した上で、このスタイレットや内視鏡をガイドにして気管内チューブを気管に挿入し留置する方法が行われている。その一例にUSP4529400に開示されているスタイレットや日本特許公開平9−238897に開示されている内視鏡等がある。
【0003】しかし、これらの装置では実用上種々の問題があるのが実情である。その1つに気管内チューブが人体挿入時に受ける抵抗を、手で直接的に感じ取ることができないという問題である。
【0004】この種の装置では、気管内チューブの内空にスタイレットや内視鏡の挿入部を挿入した上で両者を固定し、人体に挿入する。従来の装置では、湾曲操作機構の湾曲レバーやノブ等の湾曲操作片はスタイレットや内視鏡の操作部を握った手で操作する位置に設けられているので、気管内チューブを直接手で持つと湾曲操作ができないため、操作部を持って挿入しなければならない。しかし、気管内チューブには柔軟性があり、スタイレットや内視鏡の操作部は硬質であるから、たとえ気管内チューブとスタイレットや内視鏡の固定がしっかりしていたとしても、気管内チューブが人体挿入時に受ける微妙な抵抗を、操作部を持った手では感じ取ることはできない。そのため、気管内チューブを無理に押し込んで体腔壁を傷つけてしまうという危険があった。
【0005】また、気管内チューブの挿管では、例えば左手で喉頭鏡を持ち、これで口を押し開き、右手でスタイレットや内視鏡が装着された気管内チューブをスタイレットや内視鏡の操作部を持って挿入するのであるが、気管内チューブが気管内に少し挿入できたところでスタイレットや内視鏡だけを抜去する。これは気管内チューブにスタイレットや内視鏡が入っていると全体として剛性が強いので、そのまま気管内に押し込むと内腔壁を傷つける危険があるからで、気管内チューブだけにして剛性を弱めるためである。この操作は、喉頭鏡で舌を押さえたまま行わないと気管内チューブは気管に少ししか入っていないので舌等に押されてすっぽ抜けてしまうことがある。よって、左手は塞がったままになり、残るは右手しかないが、右手でやろうとすれば、右手はスタイレットや内視鏡の操作部を持っているので、一旦操作部から手を離して気管内チューブを持つようにしなければならない。操作部から手を離せば操作部は自重で落ちようとして気管内チューブごと気管からすっぽ抜けてしまう。よって、この時は介助者に気管内チューブか操作部を支えてもらってから持ち換えなければならない。しかし、気管内チューブが動かないようにしっかりと支えておかなければならない作業であるから、持ち換えの連携が悪かったり、持ち換える時に気管内チューブを動かしてしまったりしてすっぽ抜けてしまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願の発明は上記のような問題を解決するために発明したものであり、挿管時に気管内チューブが受ける抵抗を直接的に手で感じることができる状態で湾曲操作ができ、更に、挿管作業において気管内チューブの持ち換え等の気管内チューブすっぽ抜け等の危険のある連携操作が必要なく、よって、安全で迅速、確実な挿管操作ができる気管内チューブ挿管用内視鏡を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の気管内チューブ挿管用内視鏡の特徴は、少なくとも像伝送用ファイバー束と照明光伝送用ファイバー束とを有する細長状の挿入部と、前記挿入部の基端部に連結された手元操作部と、前記手元操作部に設けられた湾曲操作機構と、前記挿入部の内部から前記湾曲操作機構にかけて設けられた前記挿入部を湾曲させる湾曲要素と、前記挿入部と前記手元操作部の連結部近傍に設けられた気管内チューブ接続部と、を有する気管内チューブ挿管用内視鏡において、前記湾曲操作機構は前記気管内チューブ接続部より挿入部の先端側に伸びる湾曲操作片を有するようにしたことである。
【0008】本発明の内視鏡では、湾曲操作片を気管内チューブ接続部より挿入部の先端側に伸びるようにしたことにより、気管内チューブを気管内チューブ接続部に接続した状態で、気管内チューブを手で持った時に湾曲操作機構の湾曲操作片が気管内チューブを持った手の指で容易に操作できるようになる。これにより、気管内チューブを直接手で持って内視鏡の湾曲操作ができるので、気管内チューブが体腔内で受ける抵抗を直接手で感じながら挿管作業が行なえる。
【0009】また、気管内チューブ自体を手で持って挿管操作ができるので、左手で喉頭鏡を持ち、右手で内視鏡が装着された気管内チューブを持って挿管操作していれば、内視鏡の抜去作業はそのままの状態でただ介助者に内視鏡を抜去させるだけで、すなわち、内視鏡操作部と気管内チューブを介助者と連携して持ち換える必要がなく抜去することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態の全体構成図である。本発明の内視鏡は気管内チューブ19の内空に挿入する挿入部1と、挿入部1の基端部に連結され気管内チューブ19の外側に配置される手元操作部2から構成されている。
【0011】図2の挿入部1の断面図、図3の手元操作部2の断面図によって詳細構造を説明する。
【0012】手元操作部2の挿入部1との連結部近傍には気管内チューブ19を固定するための気管内チューブ接続部3が設けてある。更に、手元操作部2には挿入部1を湾曲させるための湾曲操作機構4、体腔内を光学観察するための接眼部5が設けてあり、内部には光源6が設けられており、電源7と電気ケーブルで電気的に繋がっていて、スイッチ8を入れることで光源6に電源が供給され、光源6が点灯するようになっている。なお、本実施例では、電源7を手元操作部2の外部に設けたが、電源7を手元操作部2の内部に設けるようにしても良い。
【0013】挿入部1は細長状を呈していて、その先端には先端硬質部9があり、その端面には対物レンズ10が設けられている。挿入部1の内部には像伝送用ファイバー束11と照明光伝送用ファイバー束12があり、像伝送用ファイバー束11の先端側は対物レンズ10に光学的に連結されている。そして、その基端側は接眼部5に同じく光学的に連結されている。照明光伝送用ファイバー束12は、その先端側は対物レンズ10の周囲または近傍に開口しており、基端側は光源6に光学的に連結されている。更に、挿入部1の内空には挿入部1を一定方向に湾曲させる湾曲要素13が設けられている。この湾曲要素13は、先端が挿入部1の内空の先端硬質部9の近傍まで伸び、基端側は挿入部1の基端側に固定された長尺の板状の弾性を持つ金属板からできた弾性部材14と、一端がこの弾性部材14の先端部に連結され、他端が湾曲操作機構4に連結された同じく長尺の板状の弾性を持つ金属板からできた押引部材15から構成されている。この湾曲要素13の先端側は挿入部1の内空に自由端をなしている。すわなち、先端硬質部9など挿入部1を構成する要素に固定されていない。なお、弾性部材14の基端側は挿入部1の基端部ではなく、手元操作部2に固定されるものであっても良い。また、押引部材15は板状ではなくワイヤー等の線状なものであっても良い。また、弾性部材14、押引部材15は金属ではなく、樹脂などでできたものでも良い。
【0014】湾曲操作機構4には回動中心を有するテコの原理の湾曲操作片としての湾曲操作レバー16があり、手元操作部2の内部に位置する一端には押引部材15が連結されている。そして、他端は外部側に出て、気管内チューブ接続部3より更に挿入部1の先端側に伸びている。
【0015】気管内チューブ接続部3には気管内チューブ19を接続する口金17が進退可能に設けられていて、固定ネジ18を緩めると移動でき、締めるとその位置で固定されるようになっている。これは、使用する気管内チューブ19の先端の位置を内視鏡先端の位置に合わせて調節できるようにするためのものである。
【0016】このように構成された本内視鏡では、使用に際し、まず、気管内チューブ19の内空に内視鏡の挿入部1を通して、気管内チューブ19を気管内チューブ接続部3に固定する。その後、固定ネジ18を緩め、口金17を進退させて気管内チューブ19と内視鏡先端の位置を合わせ、固定ネジ18を締める。
【0017】そして、スイッチ8を入れ、光源6を点灯させてから人体に挿入する。
【0018】挿入は、左手に喉頭鏡を持ち、右手で内視鏡と組み合わされた気管内チューブ19を持って行う。
【0019】この時、右手は内視鏡の手元操作部2ではなく、気管内チューブ19の基端部、すなわち、気管内チューブ接続部3に固定した近傍を把持する。
【0020】気管内チューブ19は、例えば、人差指を除く四本の指で把持し、人差指は内視鏡の湾曲操作レバー16にかけておく。湾曲操作レバー16は気管内チューブ接続部3より内視鏡の挿入部1の先端側にまで伸びているので、気管内チューブ19の基端部を把持した右手の人差指を容易にかけることができる。
【0021】そして、喉頭部で口を押し開き、舌を押さえて喉の奥を外から覗き、喉の奥に向って気管内チューブ19を挿入する。外から見えないところまで挿入したら、接眼部5を覗いて人差指で湾曲操作レバー16を引いて湾曲をかけたり戻したりしながら内部を観察し、喉頭部を探す。そして、気管内チューブ19の先端を喉頭部から気管の中へと押し進める。気管の中に少し入ったところで気管内チューブ19を持った手をしっかり保持し、介助者に内視鏡を抜いてもらう。その後、内視鏡が抜けて本来の柔軟性に戻った気管内チューブ19を更に気管の奥へと押し進め、気管内チューブ19に付いているカフを膨らませて抜けないようにしっかりと留置する。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の気管内チューブ挿管用内視鏡においては、湾曲操作片を気管内チューブ接続部より挿入部の先端側に伸びるようにしたことにより、気管内チューブを気管内チューブ接続部に接続した状態で、気管内チューブを手で持った時に湾曲操作機構の湾曲操作片が気管内チューブを持った手の指で容易に操作できるようになる。これによって、気管内チューブを直接手で持って内視鏡の湾曲操作ができるので、気管内チューブが体腔内で受ける抵抗を直接手で感じながら挿管作業が行え、よって、気管内チューブを無理に押し込んで体腔壁等を傷つけてしまうという危険を回避でき、安全な挿管が行えるようになる。
【0023】また、気管内チューブ自体を手で持って挿管操作ができるので、左手で喉頭鏡を持ち、右手で内視鏡が装着された気管内チューブを持って挿管操作していれば、内視鏡の抜去作業はそのままの状態でただ介助者に内視鏡を抜去させるだけで、すなわち、内視鏡操作部と気管内チューブを介助者と連携して持ち換える必要がなく抜去することができる。これによって、持ち換え時の連携不良等で気管内チューブがすっぽり抜けてしまうという危険を回避でき、迅速で容易な挿管が行えるようになる。




 

 


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