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発明の名称 歯科技工用ベルト研磨機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−189443(P2000−189443A)
公開日 平成12年7月11日(2000.7.11)
出願番号 特願平10−371312
出願日 平成10年12月25日(1998.12.25)
代理人 【識別番号】100090985
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 幸雄
【テーマコード(参考)】
3C058
【Fターム(参考)】
3C058 AA05 CA01 CA04 
発明者 鈴木 弘繁 / 増田 孝一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 歯科技工用の石膏模型等の研削加工を行うベルト研磨機において、研磨ベルトをその巾方向面を垂直な研磨面とする横方向走行方式に配設してなることを特徴とする歯科技工用ベルト研磨機。
【請求項2】 一端に立設された駆動ローラと他端に立設された従動ローラと両者ローラ間に掛架された巾方向面を垂直な研磨面とする横方向走行研磨ベルトと、それらを被包する研磨機筐体と、同筐体の中央部正面に開設された横方向走行研磨ベルトの垂直面が露出する正面研削加工窓口部と、前記従動ローラ付近筐体に開設された横方向走行研磨ベルトの垂直面が湾曲して露出する湾曲面研削加工窓口部と、前記正面研削加工窓口部に近接・対峙して外側に配設されたメイン作業テーブルと、前記湾曲面研削加工窓口部に近接・対峙して外側に配設されたサブ作業テーブルとを備えて構成してなることを特徴とする歯科技工用ベルト研磨機。
【請求項3】 前記メイン作業テーブル又は/及びサブ作業テーブルが、所定位置作業高度に昇降して固定できる作業テーブル昇降固定機構を備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科技工用ベルト研磨機。
【請求項4】 前記正面研削加工窓口部又は/及び湾曲面研削加工窓口部に、前記各作業テーブルの上昇・下降に連動して、同各研削加工窓口を閉・開する遮蔽板を付設してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯科技工用ベルト研磨機。
【請求項5】 駆動ローラと従動ローラとの間に掛架された研磨ベルトの、着脱並びに装着時研磨ベルトの緩みを防止する機構が、前記張られたベルトの正面裏側に配置されたベルト張・緩機構と、該機構の、ベルト着脱並びに緩み防止用のベルト着脱操作レバーと、該レバーの左右のスライドにより、連動して左右にスライドする従動ローラ支承台と、右にスライド設定した前記ベルト着脱操作レバーの左側面を押圧し、ベルトの緊張を保ち緩みを防止するための上下に回転する緩み防止用ねじ台及び、該ねじ台を貫通し左右に調整スライド可能な押圧ねじと、ベルトを緩める時、左にスライド設定した前記着脱操作レバーの右側面に当接し、逆戻りを止める上下に回転するストッパーと、前記従動ローラ支承台を常時右への移動方向に付勢する押圧補助ばねと、前記押圧補助ばねの左右の端の固定及び前記従動ローラ支承台がスライド可能に配設された外枠のブロックとを備えてなり、また、該外枠ブロックは研削加工作業時に使用される研磨ベルト押し当て板の上に、一体に組み立てられ、その底面は筺体に、張緩機構固定用止め穴からねじ止により固定され、さらに、前記従動ローラ支承台の右先端部に回転自在に配設された従動ローラと、該従動ローラの軸線を貫通し、その両端部から突出して前記従動ローラ支承台の両先端部に配置されたローラシャフトと、該ローラシャフトが、一端が止めピンにより水平方向に回動可能に配設され、他の一端に、該ローラシャフトの他の一端を水平方向に微細に押圧あるいは引き戻し調整できるローラシャフトの傾斜調整ねじが配設されてなること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯科技工用ベルト研磨機。
【請求項6】 歯科技工用ベルト研磨機が乾式であり、研削加工時の粉塵の処理機構が、ベルト研磨機背面下部に配設された吸引口と、該吸引口に接続された吸引ダクトと、前記吸引口の上方に接続設置された漏斗状の粉塵収集器及び、前記吸引ダクトに接続される外部吸引機とから、構成されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の歯科技工用ベルト研磨機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科技工用の石膏模型等の研削加工を行うベルト研磨機に係り、特に研削作業の安定性、研削作業面積を拡大した歯科技工用ベルト研磨機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来歯科技工用研磨ベルトの走行方式は、研磨ベルトが上から下に走行する縦型であり、研削加工窓口部はベルトの平面のみが使用されいた。また、加工を行う際ベルトの緩みを防止するには、押圧ばねのみによっていたため、特に被研削物を加工時左右に動かすとベルトに緩みが生じ、不安定であった。したがって、研削面を均一に仕上げることが難しく効率が悪かった。
【0003】そして、研磨ベルトの走行を安定させ、また作業テーブルの稼働範囲を拡大して、ベルトの有効活用並びに研削加工作業の効率化を図ることができる歯科技工用研削加工ベルト研磨機が存在しなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み本発明者等は、鋭意研究の結果次の手段によりこの課題を解決した。
(1)歯科技工用の石膏模型等の研削加工を行うベルト研磨機において、研磨ベルトをその巾方向面を垂直な研磨面とする横方向走行方式に配設してなることを特徴とする歯科技工用ベルト研磨機。
(2)一端に立設された駆動ローラと他端に立設された従動ローラと両者ローラ間に掛架された巾方向面を垂直な研磨面とする横方向走行研磨ベルトと、それらを被包する研磨機筐体と、同筐体の中央部正面に開設された横方向走行研磨ベルトの垂直面が露出する正面研削加工窓口部と、前記従動ローラ付近筐体に開設された横方向走行研磨ベルトの垂直面が湾曲して露出する湾曲面研削加工窓口部と、前記正面研削加工窓口部に近接・対峙して外側に配設されたメイン作業テーブルと、前記湾曲面研削加工窓口部に近接・対峙して外側に配設されたサブ作業テーブルとを備えて構成してなることを特徴とする歯科技工用ベルト研磨機。
(3)前記メイン作業テーブル又は/及びサブ作業テーブルが、所定位置作業高度に昇降して固定できる作業テーブル昇降固定機構を備えてなることを特徴とする前項1又は2に記載の歯科技工用ベルト研磨機。
(4)前記正面研削加工窓口部又は/及び湾曲面研削加工窓口部に、前記各作業テーブルの上昇・下降に連動して、同各研削加工窓口を閉・開する遮蔽板を付設してなることを特徴とする前項1〜3のいずれか1項に記載の歯科技工用ベルト研磨機。
【0005】(5)駆動ローラと従動ローラとの間に掛架された研磨ベルトの、着脱並びに装着時研磨ベルトの緩みを防止する機構が、前記張られたベルトの正面裏側に配置されたベルト張・緩機構と、該機構の、ベルト着脱並びに緩み防止用のベルト着脱操作レバーと、該レバーの左右のスライドにより、連動して左右にスライドする従動ローラ支承台と、右にスライド設定した前記ベルト着脱操作レバーの左側面を押圧し、ベルトの緊張を保ち緩みを防止するための上下に回転する緩み防止用ねじ台及び、該ねじ台を貫通し左右に調整スライド可能な押圧ねじと、ベルトを緩める時、左にスライド設定した前記着脱操作レバーの右側面に当接し、逆戻りを止める上下に回転するストッパーと、前記従動ローラ支承台を常時右への移動方向に付勢する押圧補助ばねと、前記押圧補助ばねの左右の端の固定及び前記従動ローラ支承台がスライド可能に配設された外枠のブロックとを備えてなり、また、該外枠ブロックは研削加工作業時に使用される研磨ベルト押し当て板の上に、一体に組み立てられ、その底面は筺体に、張緩機構固定用止め穴からねじ止により固定され、さらに、前記従動ローラ支承台の右先端部に回転自在に配設された従動ローラと、該従動ローラの軸線を貫通し、その両端部から突出して前記従動ローラ支承台の両先端部に配置されたローラシャフトと、該ローラシャフトが、一端が止めピンにより水平方向に回動可能に配設され、他の一端に、該ローラシャフトの他の一端を水平方向に微細に押圧あるいは引き戻し調整できるローラシャフトの傾斜調整ねじが配設されてなること、を特徴とする前項1〜4のいずれか1項に記載の歯科技工用ベルト研磨機。
(6)歯科技工用ベルト研磨機が乾式であり、研削加工時の粉塵の処理機構が、ベルト研磨機背面下部に配設された吸引口と、該吸引口に接続された吸引ダクトと、前記吸引口の上方に接続設置された漏斗状の粉塵収集器及び、前記吸引ダクトに接続される外部吸引機とから、構成されてなることを特徴とする前項1〜5のいずれか1項に記載の歯科技工用ベルト研磨機。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に基づき本発明の実施の形態と実施例を説明する。図1は本発明の歯科技工用ベルト研磨機と正面研削加工窓口部の外観斜視図、図2はベルト研磨機と湾曲面研削加工窓口部の外観斜視図、である。図において、1は歯科技工用ベルト研磨機、2は研磨ベルト、3はメイン作業テーブル、4はサブ作業テーブル、5は遮蔽板、6はシリンダ外管、7はシリンダ軸、8は上昇下降調節止めねじ、9は上蓋、10は筺体、11は筺体下部、12はモータ冷却用窓、13は電源スイッチ、14は表示ランプ、15は正面研削加工窓口部、16は湾曲面研削加工窓口部、17はベルトの走行方向、18は作業テーブルの上昇下降方向、58はゴム足、をそれぞれ示す。
【0007】図1に示すように、ベルト研磨機1の筐体10の上方正面には、正面研削加工窓口部15が開設されており、上方右端には湾曲面研削加工窓口部16が開設されている。研磨ベルト2は、前記正面研削加工窓口部15及び湾曲面研削加工窓口部16の後方(内側)に配設されており、後述する駆動ローラ(モータプーリ)(19)と従動ローラ(20)との間に張られた研磨ベルト2は図に示すベルトの走行方向17のように、右から左に向かって、巾方向を垂直面として横に走行する横方向走行方式となっている。そして、前記ベルト研磨機1の正面研削加工窓口部15に露出された研磨ベルト2は、その平面により被研削物を研削加工し、また、図2に示したように、湾曲面研削加工窓口部16に露出された研磨ベルト2は、従動ローラ(20)にかかる研磨ベルト2の曲面により被研削物を研削加工する。なお、本実施例における研磨ベルトの走行速度は秒速約4mである。
【0008】また、上記正面研削加工窓口部15の前面並びに、湾曲面研削加工窓口部16の前方及び右側面の周囲には、各々後記手動により上昇・下降するメイン作業テーブル3とサブ作業テーブル4が、設けられている。そして、上記作業テーブルの下部には、上昇時に連動して前記正面研削加工窓口部15及び湾曲面研削加工窓口部16を遮蔽する遮蔽板5が連設されており、また、手動により上昇、下降するシリンダ軸7と、シリンダ外管6とが垂設されていて、所定位置に設定後、調節止めねじ8にて固定することにより、前記作業テーブルを、研磨ベルト2の全幅間、自在に位置設定することができる。
【0009】上述したように、前記メイン作業テーブル3とサブ作業テーブル4の位置は、作業テーブルの上昇・下降の設定位置に自在に設定できるため、例えば、研磨ベルト2の幅を上中下に部分に分けて研削加工作業を行うことにより、ベルトの全幅をまんべんなく使用することができ、有効活用が可能で研磨ベルトの寿命を長くすることができる。また、メイン作業テーブル3は、ベルト面に対する下向きの傾斜角度を自由に選択設定できるようになっている。
【0010】図3は、ベルト研磨機の背面外観斜視図、である。図において、30は吸引口、31は吸引ダクト、56は外部吸引機への接続方向を示す。図3に示したように、筺体10の背面下部には、吸引口30及びそれに接続された吸引ダクト31とがあり、該吸引ダクト31は、外部吸引機接続方向56のように外部吸引機と接続されている。そして、研削加工作業時に発生する石膏等の粉塵は、吸引口30の上部の筺体内に設けられた漏斗状収集器(48)を通って吸引排出される。
【0011】次に、研磨ベルト2を着脱し、かつ研削加工作業時研磨ベルト2の緩みを確実に防止する機構について説明する。図4は、ベルト研磨機の上蓋を取り除いた時の平面図、である。図において、19は駆動ローラ、20は従動ローラ、21はローラシャフト、22は傾斜調整ねじ、23はベルト押し当て板、24緩み防止用押圧ねじ、25はベルト着脱操作レバー、26はモータシャフト、27は粉塵吸引口a、28は粉塵吸引口b、29はベルト張緩機構、34は従動ローラ支承台、をそれぞれ示す。
【0012】研磨ベルト2は、下部のモータ(57)のモータシャフト26に直結された駆動ローラ19と従動ローラ20との間に張られており、そして、着脱並びに装着時研磨ベルトの緩みを防止するベルト張・緩機構(29)が、前記張られたベルトの正面裏側に配置されている。また、研削加工作業の際、前記メイン作業テーブル3あるいは、サブ作業テーブル4の位置に開口されている研磨ベルト2から発生する粉塵を、下部から吸引する(後記)するための、粉塵吸引口a27及び粉塵吸引口b28が設けられている。
【0013】図5は、ベルトの着脱並びに張緩機構におけるベルトを緊張した時の説明図で、図5の(ロ)図はベルトを緊張した時の機構平面図、(イ)図は(ロ)図の上面図、である。図において、25′は操作レバー折り曲げ部、35は操作レバーの支点、36は外枠、37は補助ばね止具、38は押圧補助ばね、39は緩み防止用ねじ台、40は操作レバースライドねじ、41は従動ローラ支承台スライドガイド、42は従動ローラ支承台のスライド方向、43はレバーのスライド方向、44は従動ローラ支承台の移動幅、49は止めピン、50は張緩機構固定用止め穴、51はレバースライド溝、52は従動ローラ支承台スライドバー、53は従動ローラ支承台止ねじ、54はローラシャフトの移動方向、をそれぞれ示す。図4に示したように、研磨ベルトの、着脱並びに装着時研磨ベルトの緩みを防止する機構29は、前記のように張られたベルトの正面裏側に配置されている。図5において、ベルト着脱並びに緩み防止用のベルト着脱操作レバー25を、支点35を支点として操作レバースライドねじ40をレバースライド溝51で、左右にスライドにさせると、連動して従動ローラ支承台34が左右にスライドする。そして、着脱操作レバー25を図示したように右にスライドさせると、従動ローラ支承台34は、同支承台のスライド方向42のように右にスライドし、従動ローラ支承台の移動幅44のように移動する。なお、操作レバー折り曲げ部25′は、前記上蓋9を筺体10にかぶせる時には図5のように折り畳んで収納する。
【0014】上記着脱操作レバー25をスライドさせた時点で、上下に回転する緩み防止用ねじ台39を上に起こして、該緩み防止用ねじ台39を貫通してなる緩み防止用押圧ねじ24によって、前記スライド設定したベルト着脱操作レバー25の左側面を押圧し、ベルトの緊張を常に保ち緩みを防止する。通常、研磨ベルトは、研削加工作業等による経時変化により伸長し、緩みを生じるが、上記の手段により随時緊張させた状態で使用することができる。
【0015】また、前記従動ローラ支承台34の右先端部には回転自在の従動ローラ20が配設されている。そして、上記従動ローラ20の軸線を貫通しその両端部から突出したローラシャフト21が、前記従動ローラ支承台34の両先端の切り込み部(図5の(ロ)図)に配置されている。さらに、前記ローラシャフト21の一端は、止めピン49によってベルト受け前記従動ローラ支承台34の先端切り込み部に水平方向に回動可能に止められており、他の一端には、該ローラシャフト21の他の一端を水平方向に微細に押圧あるいは引き戻し調整できる傾斜調整ねじ22が配設されている。この傾斜調整ねじ22によって、前記駆動ローラ19と従動ローラ20の間に張られているベルトの傾きをローラ傾斜調整方向59のように、微細に調整、修正することができるため、前記ベルト緊張機構とともにベルトの走行を安定させている。
【0016】次に研磨ベルト2を緩め、外す時の作用を説明する。図6は、ベルトの着脱並びに張緩機構におけるベルトを緩めた時の説明図で、図6の(ロ)図はベルトを緩めた時の機構平面図、(イ)図は(ロ)図の上面図、である。図において、45は従動ローラ支承台のスライド方向、46はレバーのスライド方向、47は従動ローラ支承台の移動幅、55はストッパーを示す。なお、下記は前記上蓋9は取り外されているものとする。図に示したように、研磨ベルト2を緩める時は、まず先に設定した緩み防止用ねじ台39を下にさげ、次に前記着脱操作レバー25の操作レバー折り曲げ部25′を起こして直線状にし、レバーのスライド方向46のように左にスライドさせると、従動ローラ支承台34は、同支承台のスライド方向45のように左にスライドし、同支承台の移動幅47のように移動する。上記によって、前記支承台の移動幅44(図5(ロ)図)は、図6の(ロ)図、同支承台の移動幅47のように縮小されるので、緊張されていた研磨ベルト2は緩む。
【0017】また、前記着脱操作レバー25を左にスライドさせると、着脱操作レバー25は、前記押圧補助ばね38の弾力によって逆戻りしようとするので、着脱操作レバー25から手を離しても戻らないように、上下に回転するストッパー55を起こして着脱操作レバー25の右側面に当接させ、逆戻りを防止した後、研磨ベルト2を取り外す。上記のようにして研磨ベルト2は容易に取り外し交換することができる。
【0018】さらに、張緩機構としては、前記従動ローラ支承台34を常時右へスライドさせるように付勢する前記押圧補助ばね38と、該押圧補助ばね38の左右端の固定と、前記従動ローラ支承台34がスライド可能に設定された外枠36のブロックを有し、該ブロックは前記研削加工時に使用される研磨ベルト押し当て板23の上に、一体になるように組み立てられている(図5、図6)。そして、該ブロックの底面は筺体10に、張緩機構固定用止め穴50からねじ止により固定されている。
【0019】次に、ベルト研磨機1による研削加工作業時に発生する石膏等の粉塵処理機構について説明する。図7は、主要機材の配置及び粉塵処理機構を示す図4のA−A断面図、である。図において、32はモータ取り付け緩衝材、33はモータ取付板、48は粉塵収集漏斗、57はモータ、をそれぞれ示す。前記研削加工作業時、ベルト研磨機の正面研削加工窓口部15あるいは湾曲面研削加工窓口部16より発生した石膏等の粉塵は、高速で走行する研磨ベルト2の表面の走行方向に追随するが、その追随速度と筺体10下部の吸引口30における吸引力により、発生と同時に湾曲面研削加工窓口部16下部の集塵穴(図示せず)や粉塵吸引口27aにおいて斜め下方に落下し強力に吸引される。さらに残った粉塵は、駆動ローラ19周囲の筺体10の内壁に沿って迂回し、粉塵吸引口27bより下方に吸引される。そして、上部では大きく開口し吸引口30付近で収縮した粉塵収集漏斗48によって収集され、吸引口30に接続された吸引ダクト31と、それに接続された吸引機により外部に排出される。上記によって研削加工により発生する石膏等の粉塵は、外部には飛び散らないため、研削加工者は安全、清潔に作業をすることができる。
【0020】また、本ベルト研磨機は乾式であり、粉塵は即時処理でき、湿式のように事後に石膏等の粉塵が固形化することがないため操作取り扱いが容易であり、かつ排水装置等を必要としないため、特に設置場所の制限もなく設置が簡単である。
【0021】
【発明の効果】本発明のベルト研磨機によれば次のような優れた効果が発揮される。
1、本発明の請求項1の発明によれば、巾方向を垂直面とする研磨ベルトの走行を横方向走行方式としたため、従来の縦走行方式に比し、研削加工時に研磨ベルトの走行が安定しており、作業効率と仕上がり度合いが向上する。
2、請求項2の発明によれば、研磨機の筐体の正面に開設された研磨ベルトの平面による正面研削加工窓口部と、従動ローラ部付近に開設された研磨ベルトの曲面による湾曲面研削加工窓口部と、前記正面研削加工窓口部の近傍外側に配設されたメイン作業テーブル及び、前記湾曲面研削加工窓口部の近傍外側に配設されたサブ作業テーブルを備えてなるため、作業者は被研削物の加工に適したいずれかの加工部を選択使用でき、効率よく作業することができる。
3、請求項3の発明によれば、研磨ベルト用作業テーブルが、全ベルトの幅の間において、自在に上昇、下降できるため、研磨ベルトの摩耗位置が片寄ることなく、ベルト幅の全域を万遍なく使用でき、ベルトの長寿命化を図ることができる。
4、請求項4の発明によれば、正面研削加工窓口部又は、従動ローラの前方並びに側方の湾曲面研削加工窓口部のいずれかが、前記作業テーブルの上昇、下降と連動する遮蔽板により、遮蔽される機構を備えてなり、上記窓口部のいずれかを選択使用する時、片方の窓口部は自動的に閉塞されるため、作業の安全性が維持でき、取り扱いが操作が簡単である。
【0022】5、請求項5の発明によれば、モータの回転軸に直結された駆動ローラと従動ローラとの間に張られた研磨ベルトの、着脱並びに装着時研磨ベルトの緩みを防止するベルト張・緩機構機構が設けられているため、研削加工作業時には、操作レバーと、押圧調整ねじの操作設定により、研磨ベルトの緊張を保ち、緩みを防止することができる。このため、通常、研磨ベルトは研削加工作業による経時変化により伸長し緩みを生じるが、常に緊張させた状態で使用することができる。また、研磨ベルトを緩め着脱する時には、操作レバーとストッパーの操作設定により容易に着脱することができる。さらに、従動ローラ支承台の右先端部の従動ローラの傾斜は、ローラシャフトの傾斜調整ねじにより微細に調整でき、ベルトの姿勢を正しく設定できる。
6、請求項6の発明によれば、歯科技工用ベルト研磨機が乾式であり、研削加工時の粉塵の処理機構が、ベルト研磨機背面下部に配設された吸引口と、該吸引口に接続された吸引ダクトと、吸引口の上方に接続設置された漏斗状の粉塵収集器及び、吸引ダクトに接続される外部吸引機とからなるため、研削加工により発生する石膏等の粉塵は、外部には飛び散らず研削加工者は安全、清潔に作業をすることができる。また、粉塵は即時処理でき、湿式のように事後に石膏等の粉塵が固形化することがなく、操作取り扱いが容易であり、かつ排水装置等を必要としないため、特に設置場所の制限もなく設置が簡単である。




 

 


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