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マッサージ機 - 芝浦メカトロニクス株式会社
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発明の名称 マッサージ機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−93476(P2000−93476A)
公開日 平成12年4月4日(2000.4.4)
出願番号 特願平10−271857
出願日 平成10年9月25日(1998.9.25)
代理人 【識別番号】100059225
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 璋子 (外1名)
【テーマコード(参考)】
4C074
4C100
【Fターム(参考)】
4C074 AA04 AA05 BB05 CC13 CC17 DD01 EE02 EE03 GG03 
4C100 AD02 AD03 AD11 AD13 AD16 AD18 AD21 AD23 AD26 BA03 BB04 BB08 BC02 BC03 BC04 CA03 CA06 DA04 DA05 DA06 EA12
発明者 中川 和也 / 岩崎 功治 / 川筋 正明
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 叩き用モータと、被療者に叩き動作を行い、被療者に臨む端部が円柱面の一部に形成されている一対の叩き用施療子と、該叩き用モータの回転を、叩き用施療子の被療者に対する叩き動作に変換する第1動作変換機構と、揉み用モータと、被療者に揉み動作を行うための一対の揉み用施療子と、該揉み用モータの回転を、揉み用施療子の被療者に対する揉み動作に変換する第2動作変換機構とを備えるマッサージ機。
【請求項2】 前記叩き用施療子の被療者に臨む端部に、突起が形成されている請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項3】 叩き動作や揉み動作などの複数種類のマッサージ動作をそれぞれ指定する動作指定手段と、前記複数のマッサージ動作の少なくとも一部を指定して継続して行わせる継続指定手段とを備えるマッサージ機。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例として椅子状のマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被療者が腰掛けてマッサージ動作を受ける椅子状のマッサージ機が用いられている。このようなマッサージ機は、椅子の背もたれ部分にマッサージ動作を行う駆動機構が収納され、駆動機構には一対の施療子が設けられている。駆動機構に装備された揉み用モ−タ或いは叩き用モータを駆動することにより、この施療子が揉み動作或いは叩き動作などのマッサージ動作を行うように構成されている。
【0003】図14にこのような従来技術のマッサージ機の駆動機構の一部の断面図を示し、図15に図14の側面図を示す。この従来技術では、揉み動作及び叩き動作を、図に示される一対の施療子105を共通に用いて行っている。叩き動作は、叩き軸100の偏心回転運動をフレキシブルジョイント101を用いて、揉み軸102に回動自在に取付けられたハブ103を揺動運動させる。この動きは、アーム104を介して施療子105に伝えられ、叩き動作を実現させている。
【0004】揉み動作は、叩き軸100を停止させた状態で、揉み軸102の偏心回転運動によってハブ103を揺動運動させる。この動きが、アーム104を介して施療子105に伝えられ、揉み動作を実現させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術では、上述したように叩き動作が行われるため、図16に示されるように、例として人体106の肩部107を叩き動作している施療子105の位置が変更され、人体106の背部108に移動すると、施療子105の人体106に対する動作は、人体106に対して垂直方向に往復運動する叩き動作ではなく、人体106に対してほぼ平行に往復運動する「さすり動作」或いは「ゆさぶり動作」となってしまい、良好なマッサージ効果が損なわれていた。
【0006】また、通常のマッサージ機では、例として、揉み上げ動作や揉み下げ動作などの揉み動作、叩き動作或いは脚部バイブレーションなどの各種マッサージ動作、更には、施療子の上下位置変更やマッサージ幅変更などの設定動作は、それぞれ対応するキースイッチがリモートコントローラに設けられ、これらを個別に操作して行っている。従って、例として、一種のマッサージ動作から他の動作に移行する際に被療者がマッサージ動作を中断して行う必要があり、この点でも、良好なマッサージ効果が損なわれることになっていた。
【0007】本発明は、上述の技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的は、マッサージ効果が改善されるべくマッサージ動作が改善されたマッサージ機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のマッサージ機は、叩き用モータと、被療者に叩き動作を行い、被療者に臨む端部が円柱面の一部に形成されている一対の叩き用施療子と、叩き用モータの回転を、叩き用施療子の被療者に対する叩き動作に変換する第1動作変換機構と、揉み用モータと、被療者に揉み動作を行うための一対の揉み用施療子と、揉み用モータの回転を、揉み用施療子の被療者に対する揉み動作に変換する第2動作変換機構とを備えている。
【0009】本発明において、前記叩き用施療子の被療者に臨む端部に、突起が形成されている場合がある。
【0010】本発明のマッサージ機は、叩き動作や揉み動作などの複数種類のマッサージ動作をそれぞれ指定する動作指定手段と、前記複数のマッサージ動作の少なくとも一部を指定して継続して行わせる継続指定手段とを備えている。
【0011】
【作用】本発明のマッサージ機の叩き動作は、叩き用モータの回転が第1動作変換機構によって叩き用施療子の被療者に対する叩き動作に変換されて実現される。また、揉み動作は、揉み用モータの回転が第2動作変換機構によって揉み用施療子の被療者に対する揉み動作に変換されて実現される。即ち、揉み動作と叩き動作とは個別の駆動機構と施療子とで実現される。
【0012】これにより、叩き用施療子の被療者に対する叩き動作を、被療者に対してほぼ垂直方向に往復動作となるなどの所望の動作態様に設定することができ、マッサージ動作が改善され、マッサージ効果を向上することができる。
【0013】また、本発明において、叩き用施療子の被療者に臨む端部が円柱面の一部に形成されているので、例として被療者の首部などの比較的狭い施療範囲に対しても、良好にマッサージ動作を行うことができる。この点によっても、マッサージ動作が改善される。
【0014】また、本発明において、前記叩き用施療子の被療者に臨む端部に、突起が形成されている場合、被療者はこの突起によって、突起が無い場合と比較して、比較的強いマッサージ効果を得ることができる。従って、施療子の叩き動作の強さを低下させることができ、叩き動作において強弱の範囲が広くなり、マッサージ機の使用性が向上される。
【0015】本発明の他のマッサージ機においては、叩き動作や揉み動作などの複数種類のマッサージ動作の少なくとも一部の動作を動作指定手段でそれぞれ指定し、継続指定手段を操作すると、前記複数のマッサージ動作の少なくとも一部が継続して行われる。これにより、一種のマッサージ動作から他の動作に移行する際に被療者がマッサージ動作を中断して、他のマッサージ動作への移行を行う必要が解消され、良好なマッサージ効果が実現される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を、図1〜図13を参照して以下に説明する。図1は本発明の一例のマッサージ機1に用いられる駆動機構5の左側面図であり、図2は駆動機構5の正面図であり、図3はマッサージ機1の断面図であり、図4は駆動機構5の底面図であり、図5は駆動機構5のフレームを取り付けた状態の正面図であり、図6は駆動機構5の一部省略した側面図であり、図7は施療子10a、10bの斜視図であり、図8は施療子10a、10bの変形例を示す斜視図であり、図9は本実施例の動作を説明する図であり、図10はマッサージ機1の電気的構成を示すブロック図であり、図11は交互叩き動作を説明する図であり、図12は同時叩き動作を説明する図であり、図13はマッサージ機1の他の動作例を示す図である。
【0017】以下、図3を参照して、本実施例のマッサージ機1の全体的な機構的構成について説明する。図3に示されるように、マッサージ機1は椅子状をなしており、マッサージ機1の椅子2の背もたれ部分3の内部にラック4が固定されており、マッサージ動作を行う後述する構成を有する駆動機構5に備えられている一対のピニオン6a、6b(総称する場合、符号6で示す)がラック4に噛み合わされている。
【0018】駆動機構5に備えられている駆動機構5の昇降駆動用の例としてDCブラシレスモータ(以下、モータ)7の回転は、例としてハス歯歯車やウォーム歯車等を用いる動作変換機構8を介して回転軸方向が図3の左右方向から同図の紙面に垂直な方向に変換され、回転軸9に伝達される。モータ7によって回転軸9を双方向のいずれか一方向に回転する事によりピニオン6a、6bが回転し、ピニオン6a、6bとラック4との噛み合いにより、駆動機構5が椅子2の背もたれ部分3で昇降駆動される。
【0019】駆動機構5は、椅子2の背もたれ部分3に取り付けられた状態で、椅子2にもたれた被療者の背部に駆動機構5に備えられる一対の叩き用の施療子10a、10b及び一対の揉み用施療子11a、11bが臨むように構成されている。本実施例において、後述するように、叩き用の施療子10a、10bと揉み用の施療子11a、11bとが相互に一体に連結された構成を採用している。
【0020】本実施例において、叩き用の施療子10a、10bは、図1及び図7に示されるように、全体の形状が円柱形状の一部である半円柱状をなし、その半円柱面85が被療者に臨むように用いられる。また、半円柱面85には、例としてゴムなどの比較的柔軟性を有する材料からなる複数の突起86を一体に設ける。即ち、叩き動作は、前記突起86で被療者の被療部位を叩くように行われる。また、図7に示す構成の変形例として、施療子10a、10bを図8に示すような半円柱状としてもよい。いずれの場合であっても、施療子10a、10bが半円柱状に形成されるので、図9に示されるように、被療者106の首部109などの比較的狭い施療範囲に対しても有効にマッサージ動作を行うことができる。
【0021】施療子10a、10bは、駆動機構5に備えられるパルスジェネレータを装備する叩き用のモータ12及び揉み用のモータ13に、叩き用の動作変換機構14及び揉み用の動作変換機構15を介して連結され、モータ12、13の回転動作が動作変換機構14、15によって叩き用施療子10a、10b及び揉み用施療子11a、11bの被療者に対する後述するような叩き動作及び揉み動作に変換される。
【0022】また、本実施例のマッサージ機1は、リクライニング用のモータ91と、モータ91の回転により、ロッド89を図3の左右方向往復移動させる動作変換機構88とを備えている。ロッド89は前記ラック4と一体に構成され、回動機構87の周りに角変位可能なフレーム85の下端部付近に連結部90で角変位可能に連結されている。従って、モータ91の双方向の回転により、マッサージ機1の背もたれ部3を電動でリクライニングすることができる。
【0023】以下、図1〜図6を参照して、本実施例のマッサージ機1の駆動機構5の詳細な構成について説明する。叩き用のモータ12は叩き動作の駆動源であり、モータ12の回転軸には歯付ベルト用のモータプーリ16が固定され、モータ12の回転はモータプーリ16に巻き掛けられた歯付きベルト17を介して、中継プーリ18に伝達される。中継プーリ18は、ウォーム19に同軸に一体に連結されており、ウォーム19の回転は、ウォーム19と噛み合ったウォームホイール20に伝達される。ウォームホイール20には回転軸21が同軸に固定されている。
【0024】回転軸21は、軸受22、23を介して、前記ウォーム19及びウォームホイール20が収納されたギアケース24に回転自在に保持されている。回転軸21の一方端には、係止ピン25が回転軸21から半径方向一方側に突出して固定され、回転軸21の他方端には係止ピン26が回転軸21から半径方向の両側に突出して固定されている。前記係止ピン25は、係止ピン26の回転軸21から半径方向両側に突出している一対の係止部27、28のいずれか一方側の係止部27、28と周方向の位置が同位置となるように配置されている。
【0025】前記回転軸21の各係止ピン25、26よりも軸方向の外側には、それぞれ軸受29、30が設けられ、軸受29、30を介して偏心カラー31、32がそれぞれ回転自在に連結されている。各偏心カラー31、32は、図1及び図4に示されるように、正面視での図心が前記回転軸21の軸線とずれた位置に配置されており、その一端部に前記係止ピン25、26に係合可能な位置に延びる突起33、34がそれぞれ配置されている。
【0026】各偏心カラー31、32の前記突起33、34とそれぞれ反対側には、カラー35、36が支持軸37、38と軸受39、40とを介して回転自在に連結される。カラー35、36の一端部には連結板41、42がそれぞれ回動自在に連結されている。各連結板41、42のカラー35、36と反対側には、支持軸45、46が貫通し、支持軸45、46には、スペーサ47、48と連結板49、50とがそれぞれ回動自在に装着される。各支持軸45、46の先端は、ジョイント部材43、44に固定される。ジョイント部材43、44には、図1及び図2に示されるロッド51、52の一端部が揺動自在にそれぞれ連結され、ロッド51、52の各他端部はレバー53、54の一端にそれぞれ揺動自在に連結される。
【0027】前記連結板49、50は、正面視が図2に示されるように、略三角形状であり、その一隅部付近に前記支持軸45、46が貫通する。他の一隅部付近は、支持軸78、79で、駆動機構5のハウジング66のボス89、81に角変位自在に連結される。また、連結板49、50には、コイルスプリング82、83が連結されており、各コイルスプリング82、83は、前記ロッド51、52を図2の上方に弾発的に引っ張る態様に、即ち、前記連結板49、50を図2の矢符A1、A2に示される方向へそれぞれ弾発的に角変位させる態様に設置される。
【0028】以下、本実施例のマッサージ機1の揉み用の駆動機構とマッサージ位置の幅を調整する幅調整機構について説明し、その後に、これら揉み用機構及び幅調整機構と上記叩き用機構との機構的関連について説明する。
【0029】本実施例のマッサージ機1の駆動機構5には、図1に示されるように、前記昇降動作用の回転軸9と平行に、被療者に対するマッサージ位置の幅調整用のネジ軸55と後述する揉み動作用の回転軸56とが配置されている。回転軸56は、前記揉み用モータ13の回転が前記動作変換機構15の一部であるギアユニット57を介して伝達されて回転駆動される。
【0030】回転軸56の長手方向中間部分にそれぞれ円筒状の一対のカム部材58,59が相互に間隔を隔てて回転軸56に対して偏心して、周方向に固定され、かつ回転軸56の軸線方向に変位可能に取り付けられている。カム部材58、59を外囲してカム部材58、59に回転自在にベアリングバンド64、65がそれぞれカム部材58、59に設けられ、ベアリングバンド64、65には、プレート状の支持アーム60、61が固定され、支持アーム60、61の前面側には前記揉み用の施療子11a,11bがそれぞれ取り付けられている。支持アーム60、61の施療子11a,11bと反対側になる背後側の端部には、ロッド62、63の一端がそれぞれ揺動自在に連結され、各ロッド62、63の各他端は、駆動機構5のハウジング66に揺動自在に連結されている。
【0031】従って、回転軸56が回転するとカム部材58、59が回転し、これによりベアリングバンド64、65は、回転軸56の周りに公転運動を行う。これにより、前記各他端がハウジング66に揺動自在に固定されたロッド62、63がベアリングバンド64、65の連結部を周期的に引っ張る。施療子11a、11bは、ベアリングバンド64、65のロッド62、63への取付位置と回転軸56の軸線との距離と、ベアリングバンド64、65のロッド62、63への取付位置と施療子11a,11bと距離との比に比例した移動量の円周状の運動を行う。これにより、被療者に対する揉み動作が行われる。
【0032】一方、前記カム部材58、59には、ネジ軸56側に延びる連結部67、68が一体的に設けられており、連結部67、68の先端は、相互に逆向きであるように内周面にネジが刻設された筒状の保持部69、70として構成され、前記ネジ軸55のネジ部71、72と噛み合わされている。前記ネジ部71、72は、保持部69、70に相当する位置であって、後述するようにカム部材58、59の相互の間隔を調整して、被療者に対するマッサージ位置の相互の距離であるマッサージ幅を調節する際の各カム部材58、59の移動幅を含む長さに設けられている。このネジ軸56には、幅調整用のギアユニットを含む動作変換機構73を介して幅調整用のモータ74の双方向の回転が伝達される。
【0033】これにより、モータ74が双方向に回転すると、前記連結部67、68の内部のネジが相互に逆方向に刻設されていることにより、連結部67、68は相互に逆方向に、即ち、相互に近接する方向或いは相互に離反する方向に移動し、支持アーム60、61に取り付けられている前記施療子10a、10b;11a、11bによるマッサージ位置の横方向の幅を調整することができる。
【0034】前述した叩き用の駆動系において、レバー53、54のロッド51、52と反対側は、前記支持アーム60、61に前記回転軸9、55、56と平行に固定された支持軸75a、75bに回転自在に連結される。また、レバー53、54の支持軸75a、75bとの連結位置付近には、板バネ76、77を介して前記叩き用の施療子10a、10bが固定されている。
【0035】以下、図10を参照してマッサージ機1の電気的構成について説明する。マッサージ機1は、例としてマイクロコンピュータなどを用いて構成され、前記モータ7、12、13、74、91が接続されている制御部92を含む本体87と、リモートコントローラ(以下、リモコン)93とを備えている。リモコン93には、電源スイッチ94、揉み上げスイッチ95、揉み下げスイッチ96、交互叩きスイッチ97、同時叩きスイッチ98、脚部バイブレーションスイッチ99、昇降スイッチ100、幅調整スイッチ101、リクライニングスイッチ102及び間欠スイッチ103などが配置されている。
【0036】本実施例のマッサージ機1に関して、前述の説明では、脚部バイブレーションに関連する機構に関して特に説明していないが、脚部バイブレーションは、椅子状のマッサージ機1に付属して脚台を設け、この脚台にバイブレーション機構を設置して、前記脚部バイブレーションスイッチ99でオン/オフすることは、容易に着想できる事柄である。
【0037】以下、図11及び図12を参照して、本実施例のマッサージ機1の動作について説明する。なお、図11及び図12では、説明の便宜のために各偏心カラー31、32を軸線が相互にずれた態様に表示するが、本実施例では実際には、前述したように、偏心カラー31、32は回転軸21にそれぞれ取り付けられている。
【0038】■交互叩き動作叩き用の施療子10a、10bで被療者に交互に叩き動作を行う場合、叩き用モータ12を所定方向へ回転させる。このときの回転方向は、前記係止ピン25、26と偏心カラー31、32の突起33、34との位置関係で適宜設定される。モータ12を前記所定方向に回転させると、その回転はモータプーリ16、歯付きベルト17、中継プーリ18及びウォーム19を介して回転軸21を図11(1)の矢符B1方向に回転させる。これにより、例として、係止ピン25が偏心カラー31の突起33を、回転軸21の周りに矢符B1方向に回転開始させる。これにより、偏心カラー31は、コイルスプリング82のばね力に抗してコイルスプリング82を引き伸ばしつつ、図1および図2の下方に押し下げられ始める。
【0039】この変位により、カラー35および連結板41が図1および図2の下方に変位し、連結板49が前記ボス80の周りに角変位して図2に示す下方への変位位置に到達する。この動作により、前記ロッド51が図1および図2の下方に変位し、レバー53が図1の支持軸75aの周りに矢符C1方向に角変位して、叩き用の施療子10aを被療者から離反させる。
【0040】このとき、係止ピン26の係止部27は、係止ピン25と周方向に180度ずれた位相の位置に設けられているので、前記係止ピン25の動作よりも回転方向に関して180度ずれた位相のタイミングで、偏心カラー32の突起34を、回転軸21の周りに矢符B1方向に回転させる。
【0041】回転軸21の回転が更に進むと、図11(2)に示されるように、係止ピン25が偏心カラー31の突起33を、回転軸21の周りに矢符B1方向に更に回転させ、図11(2)の下方に更に押し下げる。係止ピン25が突起33を押圧しているタイミングのとき、係止ピン26の係止部27と突起34との係合状態が図11(2)に示されるように解除されることになる。これにより、係止ピン26との係合状態が解除された偏心カラー32は、コイルスプリング83のばね力により、急速に図1、図2および図11(2)の上方に向けて変位する。
【0042】この変位により、カラー35および連結板41が図1および図2の上方に変位し、連結板49が前記ボス80の周りに角変位して図2に示す上方への変位位置に到達する。この動作により、前記ロッド51が図1および図2の上方に変位し、レバー53が図1の支持軸75aの周りに矢符C2方向に急速に角変位して、叩き用の施療子10aで被療者を叩く動作が行われる。
【0043】回転軸21の回転が更に進むと、図11(3)に示されるように、係止ピン25が偏心カラー31の突起33を、回転軸21の周りに矢符B1方向に更に回転させ、偏心カラー31は、図11(2)の下方側への終端位置に到達する。このとき、係止ピン25と突起33との係合状態が図11(3)に示されるように解除されることになる。これにより、偏心カラー31は、コイルスプリング82のばね力により、急速に図1、図2および図11(3)の上方に向けて変位する。
【0044】この変位により、カラー36および連結板42が図1および図2の上方に変位し、連結板50が前記ボス81の周りに角変位して図2に示す上方への変位位置に到達する。この動作により、前記ロッド52が図1および図2の上方に変位し、レバー54が図1の支持軸75bの周りに矢符C2方向に急速に角変位して、叩き用の施療子10bで被療者を叩く動作が行われる。
【0045】また、このタイミングにおいて、係止ピン26の係止部27が偏心カラー32の前記突起34に再度係合する。以下、同様な動作が繰り返されて、施療子10a、10bによる交互叩き動作が行われる。
【0046】■同時叩き動作叩き用の施療子10a、10bで被療者に同時に叩き動作を行う場合、叩き用モータ12を前記所定方向と逆方向へ回転させる。モータ12を前記逆方向に回転させると、回転軸21は図12(1)の矢符D1方向に回転する。これにより、例として、係止ピン25及び係止ピン26の係止部28が偏心カラー31、32の突起33、34を、回転軸21の周りに矢符D1方向に回転開始させる。これにより、偏心カラー31、32は、コイルスプリング82、83のばね力に抗してコイルスプリング82、83を引き伸ばしつつ、図1および図2の下方に押し下げられ始める。
【0047】回転軸21の回転が更に進むと、図12(2)に示されるように、係止ピン25、26が偏心カラー31、32の突起33、34を、回転軸21の周りに矢符D1方向に更に回転させ、図12(1)の下方に更に押し下げる。
【0048】この変位により、カラー35、36および連結板41、42が図1および図2の下方に変位し、連結板49、50が前記ボス80、81の周りに角変位して、共に図2に示す下方への変位位置に到達する。この動作により、前記ロッド51、52が図1および図2の下方に変位し、レバー53、54が図1の支持軸75a、75bの周りに矢符C1方向に角変位して、叩き用の施療子10a、10bを被療者から離反させる。
【0049】回転軸21の回転が更に進むと、図12(3)に示されるように、係止ピン25、26が偏心カラー31、32の突起33、34を、回転軸21の周りに矢符D1方向に更に回転させ、偏心カラー31、32は、図12(3)の下方側への終端位置に到達する。このとき、係止ピン25及び係止ピン26の係止部28と突起33、34との係合状態が図12(3)に示されるように共に解除されることになる。これにより、偏心カラー31、32は、コイルスプリング82、83のばね力により、急速に図1、図2および図12(1)の上方に向けて変位する。
【0050】この変位により、カラー35、36および連結板40、41が図1および図2の上方に変位し、連結板49、50が前記ボス80、81の周りに角変位して図2に示す上方への変位位置に到達する。この動作により、前記ロッド51、52が図1および図2の上方に変位し、レバー53、54が図1の支持軸75a、75bの周りに矢符C2方向に急速に角変位して、叩き用の施療子10a、10bで同時に被療者を叩く動作が行われる。以下、同様な動作が繰り返されて、施療子10a、10bによる同時叩き動作が行われる。
【0051】■揉み動作本実施例のマッサージ機1で揉み動作を行う場合、叩き用のモータ12を停止させて揉み用のモータ13を回転させる。モータ13の回転は、ギアユニット57を介して回転軸56を回転させる。回転軸56の回転により前記ベアリングバンド64、65が回転軸56の周りに偏心した公転運動を行い、ロッド62、63を介してハウジング66に揺動自在に固定されている支持アーム60、61が前述した円周状の運動を行う。これにより、被療者に対する揉み動作が行われる。
【0052】以上のように、本実施例のマッサージ機1によれば、叩き用の施療子10a、10bによって、被療者に対して近接/離反する前後方向の往復動作が実現される。しかも、このとき、前記コイルスプリング82、83によって、施療子10a、10bは、被療者に対して離反する動作終了後に、被療者に対して弾発的に叩き動作を行う。
【0053】これにより、叩き用の施療子10a、10bは、常に被療者に近接/離反する前後方向に往復運動するので、被療者に対して垂直方向に往復運動する叩き動作であって、実際に手などで叩く動作に近い弾発的な動作とすることができ、良好なマッサージ効果を実現することができる。
【0054】また、マッサージ機1では、施療子10a、10bによって、交互叩き動作および同時叩き動作を選択的に実現できるようにした。したがって、被療者が望む叩きマッサージ態様で叩き動作を行なうことができるようになり、使用性が格段に向上される。
【0055】更に、マッサージ機1では、上記叩き動作と揉み動作とを選択的に実現できるようにしたので、この点でも、被療者が望む叩きマッサージ或いは揉みマッサージのいずれをも実現することができ、使用性が格段に向上される。
【0056】前記実施例のマッサージ機1において、一本の叩き動作用の回転軸21に代えて、揉み動作用の回転軸56や昇降動作用のネジ軸55の延びる方向と交差する方向を軸線方向とし、例として、ウォーム19の回転によって回転されるウォームホイールを2個設け、各々に前記係止ピン25、26を設けて、施療子10a、10bの各々を個別に駆動するようにしてもよい。
【0057】また、前記コイルスプリング82、83の設置位置は、前記実施例の場合に限定されるものではなく、例として、施療子10a、10bを背後側に向けて弾発的に引っ張る態様に設けるようにしてもよい。
【0058】また、本実施例のマッサージ機1では、前述したように、施療子10a、10bが半円柱状に形成されるので、図9に示されるように、被療者106の首部109などの比較的狭い施療範囲に対しても有効にマッサージ動作を行うことができる。
【0059】以下、図13を参照して、マッサージ機1の他の動作例について説明する。本実施例のマッサージ機1では、例として、揉み上げ、揉み下げ、交互叩き、同時叩き、昇降調整、幅調整、リクライニング及び脚部バイブレーションをこの順に行いたい場合、揉み上げスイッチ95、揉み下げスイッチ96、交互叩きスイッチ97、同時叩きスイッチ98、昇降スイッチ100、幅調整スイッチ101、リクライニングスイッチ102、脚部バイブレーションスイッチ99及び間欠スイッチ103をこの順に操作する。制御部92は間欠スイッチ103が操作されたときに前記各スイッチの操作順を記憶し、この順に動作を間欠的に行う。これにより、図13に示されるような一連のマッサージ動作が自動的に行われる。
【0060】従って、一つのマッサージ動作から他の動作に移行する際に被療者がマッサージ動作を中断して、他のマッサージ動作への移行のためのスイッチ操作を行う必要が解消され、良好なマッサージ効果が実現される。
【0061】本発明は、前記各実施例に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲の広範な変形例を含むものである。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明のマッサージ機によれば、マッサージ機の叩き動作は、叩き用モータの回転が第1動作変換機構によって叩き用施療子の被療者に対する叩き動作に変換されて実現される。また、揉み動作は、揉み用モータの回転が第2動作変換機構によって揉み用施療子の被療者に対する揉み動作に変換されて実現される。即ち、揉み動作と叩き動作とは個別の駆動機構と施療子とで実現される。
【0063】これにより、叩き用施療子の被療者に対する叩き動作を、被療者に対してほぼ垂直方向に往復動作となるなどの所望の動作態様に設定することができ、マッサージ動作が改善され、マッサージ効果を向上することができる。
【0064】また、本発明において、叩き用施療子の被療者に臨む端部が円柱面の一部に形成されているので、例として被療者の首部などの比較的狭い施療範囲に対しても、良好にマッサージ動作を行うことができる。この点によっても、マッサージ動作が改善される。
【0065】また、本発明において、前記叩き用施療子の被療者に臨む端部に、突起が形成されている場合、被療者はこの突起によって、突起が無い場合と比較して、比較的強いマッサージ効果を得ることができる。従って、施療子の叩き動作の強さを低下させることができ、叩き動作において強弱の範囲が広くなり、マッサージ機の使用性が向上される。
【0066】本発明の他のマッサージ機においては、叩き動作や揉み動作などの複数種類のマッサージ動作の少なくとも一部の動作を動作指定手段でそれぞれ指定し、継続指定手段を操作すると、前記複数のマッサージ動作の少なくとも一部が継続して行われる。これにより、一種のマッサージ動作から他の動作に移行する際に被療者がマッサージ動作を中断して、他のマッサージ動作への移行を行う必要が解消され、良好なマッサージ効果が実現される。




 

 


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