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マルチジョイントチューブを備えた医療装置、マルチジョイント診療機器、マルチジョイント用アダプタ - 株式会社モリタ製作所
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発明の名称 マルチジョイントチューブを備えた医療装置、マルチジョイント診療機器、マルチジョイント用アダプタ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−254153(P2000−254153A)
公開日 平成12年9月19日(2000.9.19)
出願番号 特願平11−58794
出願日 平成11年3月5日(1999.3.5)
代理人 【識別番号】100087664
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 宏行
【テーマコード(参考)】
4C052
【Fターム(参考)】
4C052 AA06 AA13 BB01 CC28 CC29 CC30 GG07 GG09 GG12 GG14 GG17 
発明者 的場 一成
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】電気作動部を有した種々の診療機器を着脱交換可能に取付けできるようにした継手部を備えたマルチジョイントチューブを医療装置本体部から導出させた医療装置において、上記マルチジョイントチューブの継手部は、その継手部に接続される全ての診療機器のそれぞれの電気作動部の少なくとも1つの電気ラインに対応し、かつ、それぞれの位置が異なるように配設された通電接続端子を備えており、上記医療装置本体部は、上記それぞれの通電接続端子に接続され、それぞれの電気ラインに接続された診療機器の種類に合わせて給電する電源供給回路と、上記マルチジョイントチューブの継手部に接続された診療機器の種類に合わせた電源供給回路を選択して、給電させるようにした電源制御部とを備えていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項2】請求項1に記載の医療装置において、上記医療装置本体部は、更に、上記電源供給回路から給電可能とされた状態で、いずれかの診療機器が上記マルチジョイントチューブの継手部に接続され、通電接続端子が導通されることで、その電気ラインの通電有無を検知するようにした通電検知手段を備え、上記電源制御部は、上記通電検知手段によって電気ラインの通電有無を判別して、通電を検知した電気ラインに対しては、その電気ラインに接続された電源供給回路に通常パワーで給電させるようにしたことを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項3】請求項2に記載の医療装置において、上記電源供給回路は、常時、給電可能な状態になっており、上記電源制御部は、上記通電検知手段によって電気ラインの通電有無を判別して、通電を検知した電気ラインに対しては、その電気ラインに接続した電源供給回路に通常パワーで給電させるようにしていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項4】請求項2に記載の医療装置において、上記医療装置本体部は、いずれかの診療機器のマルチジョイントチューブの継手部への接続を検知するセンサ手段を更に設けており、上記電源制御部は、上記センサ手段がいずれかの診療機器の上記マルチジョイントチューブの継手部への接続を検知したときには、上記電源供給回路からそれぞれの電気ラインに給電可能とし、上記通電検知手段によって電気ラインの通電有無を判別し、通電を検知した電気ラインに対しては、その電気ラインに接続した電源供給回路に通常パワーで給電させるようにしていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項5】請求項2に記載の医療装置において、上記医療装置本体部は、フートスイッチなどで構成された制御駆動スイッチを備えており、上記電源制御部は、上記制御駆動スイッチが操作されたことを判別したときには、上記電源供給回路からそれぞれの電気ラインに給電可能とし、上記通電検知手段によって電気ラインの通電有無を判別し、通電を検知した電気ラインに対しては、その電気ラインに接続した電源供給回路に通常パワーで給電させるようにしていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項6】請求項2〜5のいずれかに記載の医療装置において、上記電源供給回路から、それぞれの電気ラインへは、通電検知のために、一斉にあるいは時分割に給電可能とする構成にしていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項7】請求項2〜5のいずれかに記載の医療装置において、上記通電検知手段は、それぞれの電気ラインに接続された通電検出素子の通電検知を監視する構成にしていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項8】請求項2〜7のいずれかに記載の医療装置において、上記通電検知手段による通電検知時には、上記電源供給回路は、その電源供給回路で用いる通常パワーよりも十分にパワーで給電可能とする構成にしていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項9】請求項8に記載の医療装置において、上記電源供給回路は、通電検出素子に並列に制御接点を設けており、通電検知時には、制御接点を開いた状態とし、通常パワーでの給電時には、制御接点を閉じた状態とする構成にしていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項10】請求項2〜9のいずれかに記載の医療装置において、上記電源制御部は、通電を検知した電気ラインに接続された電源供給回路に通常パワーで給電させる際には、最初は低いパワーとし、次第にパワーを増大させ、上記通電検知手段によって、その給電を開始した電気ラインの通電を更に検知したときだけ、必要な水、あるいは空気の供給を開始させ、その給電を継続する一方、上記通電検知手段によって、その給電を開始した電気ラインの通電を更に検知できなかったときには、その給電を中止する構成にしていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項11】請求項1〜9のいずれかに記載の医療装置において、上記通電検知手段によって通電を検知された電源供給回路に接続されるべき診療機器の種別などを表示する表示手段を更に備えていることを特徴とするマルチジョイントチューブを備えた医療装置。
【請求項12】請求項1から10のいずれかに記載のマルチジョイントチューブに接続して用いられるマルチジョイント診療機器であって、そのマルチジョイント診療機器の継手部の接続端子が、上記マルチジョイントチューブの継手部の通電接続端子に対応して設けられているマルチジョイント診療機器。
【請求項13】スケーラ、ハンドピース、光重合器、診断器などの診療機器を、請求項1〜12のいずれかに記載のマルチジョイントチューブに接続するために用いられるマルチジョイントアダプタであって、接続すべき診療機器の接続端子に対応させた機器接続端子を設けた機器継手部と、上記マルチジョイントチューブの継手部の通電接続端子のうち、その接続すべき診療機器の電気作動部への電気ラインに対応した通電接続端子に対応させたチューブ接続端子を設けたチューブ継手部とを備え、対応した機器接続端子とチューブ接続端子とを導通させた構成としたマルチジョイントアダプタ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用医療装置によって代表され、電源、水、空気などを、スケーラ、ハンドピース、光重合器、診断器などの診療機器に供給して、診断、治療を行う医療装置であって、これらの診療機器を医療装置本体から導出させたマルチジョイントチューブに着脱交換可能に取付けて使用するマルチジョイントチューブを備えた医療装置、その医療装置に用いるマルチジョイント診療機器とマルチジョイント用アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】歯科用医療装置によって代表される、電源、水、空気などを、スケーラ、ハンドピース、光重合器、診断器などの診療機器に供給して、診断、治療を行う医療装置であって、これらの診療機器を医療装置本体から導出させたチューブに着脱可能に取付けて使用する医療装置においては、従来は、使用する診療機器の種類に合わせて、それを取り付けるべきチューブを備えていた。
【0003】これは、スケーラ、ハンドピース、光重合器、診断器などの診療機器の種類によって、その診断、治療に必要な電源、水、空気などが異なっているため、チューブは、その必要なものだけを供給するようにしていたためである。
【0004】このため、診療機器の種類が増えれば増えるほど、医療装置本体から導出されるチューブの数が増え、その設置場所がより広く必要であったり、チューブ同志の絡まりによって診療の妨げになったり、医療装置本体側の構造も複雑になるといった問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、従来のチューブに替え、必要な診療機器を、着脱交換可能に取り付けることのできるマルチジョイントチューブを備えた医療装置が提案されている。
【0006】例えば、特公平6−9577では、図14に示したマルチジョイントチューブを備えた歯科用医療装置を提案している。
【0007】この歯科用医療装置100は、医療装置本体部150と、それから導出されたマルチジョイントチューブ110とを備え、このマルチジョイントチューブ110の先端には継手部111が設けられ、この継手部111には、マイクロモータハンドピース、エアータービンハンドピース、スケーラなどの各種の診療機器A1〜A5が着脱交換可能に取り付けることができるようになっている。
【0008】医療装置本体部150は、制御部130、切換回路141、識別指令回路140を備えており、制御部130は、診療機器に合わせた電源を供給する作動電源供給回路120、水を供給する水供給回路121、冷却用空気を供給するチップエアー供給回路、エアータービンハンドピースなどへ駆動用の空気を供給するドライブエアー供給回路123を備えており、これらの回路120〜123から、マルチジョイントチューブ110に装着された診療機器A1〜A5に、必要な電源、水、空気を供給させるようにしている。
【0009】作動電源供給回路120には電源152、水供給回路121には給水源153、チップエアー供給回路122、ドライブエアー供給回路123には、加圧空気源154が接続されている。
【0010】切換回路141は、作動電源供給回路120と識別指令回路140とを、マルチジョイントチューブ110を通って継手部111に接続されている電気ライン112に切換接続するもので、識別指令回路140は、電気ライン112によって継手部111に接続された診療機器A1〜A5の抵抗やインピーダンスの相違によって、どの診療機器が接続されたかを識別するとともに、その識別結果に応じて、接続された診療機器に必要な電源、水、空気の選択指令を、上記種々の供給回路120〜123に与える。
【0011】マルチジョイントチューブ110内には、電気ライン112以外に、水供給回路121からの水ライン113、チップエアー供給回路122からのチップエアーライン114、ドライブエアー供給回路123からのドライブエアーライン115が通っており、継手部111に達している。また、マルチジョイントチューブ110の継手部111には、診療機器の着脱を検知するセンサ手段116が設けられている。
【0012】この歯科用医療装置100は、また、接続された診療機器A1〜A5に電源、水、空気を供給させて、駆動させるための制御駆動スイッチ151が備えられ、その信号は、制御部130と識別指令回路140とに送られるようになっている。
【0013】この歯科用医療装置100では、いずれかの診療機器がマルチジョイントチューブ110の継手部111に接続されると、その接続をセンサ手段116で検知し、切換回路141が識別指令回路140側に切り換えられ、識別指令回路140は、接続された診療機器を識別し、その結果を保存している。
【0014】その後、制御駆動スイッチ151が、操作されると、切換回路141が作動電源供給回路120側に切替わり、識別指令回路140に保存された診療機器の識別結果に基づき、それぞれの供給回路120〜123に指令がなされ、必要な電源、水、空気が供給されるようになっている。
【0015】このように、この歯科用医療装置100では、一本のマルチジョイントチューブ110に、複数本の診療機器A1〜A5を着脱交換可能に取り付けることができ、また、それに合わせて必要な電源、水、空気も供給されるが、かかる機能を得るために、識別指令回路140、切換回路141、継手部111に設けられたセンサ手段116などの余分な回路などを必要としていた。
【0016】また、いずれの診療機器であっても、同一の継手部に着脱可能とし、さらに、電源、水、空気などが必要に応じて連通、供給されるように、継手部の接続端子の配置や構造を明確にする必要があるが、かかる記載は一切なされていない。
【0017】一方、特公平3−34345号に記載された歯科装置用制御装置では、このような継手部における接続端子の構成については記載されているが、接続された診療機器を識別する方法は、継手部に識別専用の接続端子を設けるもので、その追加の接続端子の分だけ、継手部が大きくならざるを得ず、また、構造も複雑になるものであった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、一本のマルチジョイントチューブに、種々の診療機器を着脱交換可能に取付ることができる上に、装着した診療機器に合わせた電源などの供給ができ、構造が簡単で、そのために余分な手段、回路が少なく、マルチジョイントチューブの継手部も小型化でき、コストアップとなることが少ないマルチジョイントチューブを備えた医療装置、マルチジョイント診療機器、マルチジョイント用アダプタを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】請求項1から11においては、マルチジョイントチューブを備えた医療装置、請求項12ではマルチジョイント診療機器、請求項13ではマルチジョイント用アダプタを提案している。
【0019】請求項1に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、電気作動部を有した種々の診療機器を着脱交換可能に取付けできるようにした継手部を備え、上記マルチジョイントチューブの継手部は、その継手部に接続される全ての診療機器それぞれの電気作動部の少なくとも1つの電気ラインに対応し、かつ、それぞれの位置が異なるように配設された通電接続端子を備えており、上記医療装置本体部は、上記それぞれの通電接続端子に接続され、それぞれの電気ラインに接続された診療機器の種類に合わせて給電する電源供給回路と、上記マルチジョイントチューブの継手部に接続された診療機器の種類に合わせた電源供給回路を選択して、給電させるようにした電源制御部とを備えていることを特徴とする。
【0020】ここで、医療装置とは、診療機器を医療装置本体部から導出させたチューブに着脱して用い、その診療機器に電源、水、空気を供給して、診断や治療をする医療装置の全てを含むもので、歯科用医療装置を始めとして、耳鼻咽喉科、産婦人科、泌尿器科、眼科などで用いられる医療装置が含まれるものである。
【0021】診療機器とは、診断や治療のために電源、水、空気を用いるものを全て含むもので、電源などの用い方は問わない。例えば、電気駆動装置により切削、研磨などをするもの、清浄水や薬液などを治療のために噴射、放出するもの、電気の作用によって治療などをするもの、診断用に、所定の電気接点の組み合わせで電圧、電流などを測定するような診断器なども含み、歯科分野においては、このような診療機器としては、種々のハンドピース、エアータービンハンドピース、マイクロモータハンドピースや、スケーラ、光重合器、根管長測定器、口腔カメラなどが含まれる。
【0022】また、電源供給回路は、それぞれの通電接続端子に対応させて個別、独立に設けても良いし、また、共通の電源供給回路に電圧、電流、周波数などを調整できる手段を備えて、診療機器の種類に合わせた電源を供給できるようにしてもよい。また、電気ラインのうち、少なくとも1本は、共通ラインとして共用するようにしている。
【0023】この医療装置において、マルチジョイントチューブの継手部には、診断治療に必要な診療機器の電気作動部への電気ラインを考慮して、全てに対応できるように必要な通電接続端子が設けられており、この通電接続端子の位置は、全て異なるように構成されている。しかも、この通電接続端子に接続され、それぞれの電気ラインに接続された診療機器の種類に合わせて給電する電源供給回路が設けられている。
【0024】つまり、ある通電接続端子に接続される診療機器の種類が予め決められており、その設置位置も固有であり、その通電接続端子に対応する電気ラインには、専用の電源供給回路が設けられているので、接続すべき診療機器側の接続端子もその位置に合うようになっておれば、これらの端子間のみが導通され、その通電接続端子に対応した電源供給回路を駆動させれば、その診療機器に必要な給電をすることができる。
【0025】このようにすると、確実に接続した診療機器に必要な電源が供給されると共に、他の通電接続端子は導通されないので、万が一、他の電源供給回路が誤作動しても、電源が通電されることがなく安全である。
【0026】この医療装置においては、接続した診療機器を判別する方法は限定していない。例えば、総当たり的に、給電可能として、導通した電源供給回路のみに給電させるようにしてもよいし、診療機器を着脱した術者が、診療機器の種類を医療装置に入力する種別入力手段などを用いるようにしてもよい。この際、上述したように、術者が、誤入力しても、間違った電源供給回路からは給電されないので安全である。
【0027】請求項2に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項1に記載の医療装置において、上記医療装置本体部は、更に、上記電源供給回路から給電可能とされた状態で、いずれかの診療機器が上記マルチジョイントチューブの継手部に接続され、通電接続端子が導通されることで、その電気ラインの通電有無を検知するようにした通電検知手段を備え、上記電源制御部は、上記通電検知手段によって電気ラインの通電有無を判別して、通電を検知した電気ラインに対しては、その電気ラインに接続された電源供給回路に通常パワーで給電させるようにしたことを特徴とする。
【0028】この医療装置は、請求項1の医療装置に、さらに、通電検知手段を設け、それによって通電検知をした電源供給ラインに通常パワーの電源を供給させるようにしている。
【0029】つまり、ある通電接続端子の通電を検知し、その通電接続端子に接続された電源供給回路に通電させれば、間違いなく、接続された診療機器に相応しい電源が供給されるという請求項1に記載の基本発明の特徴を、通電検知手段を設けることによって、更に、有効利用している。
【0030】このようにして、1本のマルチジョイントチューブに、いずれの診療機器も着脱交換可能に取り付けることができるだけでなく、さらに、所望の診療機器を接続するだけで、その診療機器に相応しい電源が間違いなく供給される。
【0031】また、このような効果を実現するために、余分に必要なものは、通電検知手段だけであり、コストアップとなることが少ない。さらに、本来必要な接続端子の位置を工夫することで、別に、診療機器の種類判別のための接続端子を設ける必要もなく、継手部の大きさも小型化することができる。
【0032】これより、請求項3から請求項10においては、通電検知の種々の態様について提案している。
【0033】請求項3に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項2に記載の医療装置において、上記電源供給回路は、常時、給電可能な状態になっており、上記電源制御部は、上記通電検知手段によって電気ラインの通電有無を判別して、通電を検知した電気ラインに対しては、その電気ラインに接続した電源供給回路に通常パワーで給電させるようにしていることを特徴とする。
【0034】この医療装置では、通電検知手段による通電検知を原則として常時行うようにしたことを特徴としている。つまり、請求項1に記載の基本発明では、すべての電源供給回路を通電可能としても、間違った給電をすることがなく、また、従来例に示したような、作動電源供給回路と識別指令回路との切換なども考慮する必要もないので、このような通電検知方法が可能となるのである。
【0035】したがって、安全に、診療機器の判別をすることができ、かつ、切換手段や、センサー手段など必要なく、余分なコストアップを生じることがない。
【0036】請求項4に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項2に記載の医療装置において、上記医療装置本体部は、いずれかの診療機器のマルチジョイントチューブの継手部への接続を検知するセンサ手段を更に設けており、上記電源制御部は、上記センサ手段がいずれかの診療機器の上記マルチジョイントチューブの継手部への接続を検知したときには、上記電源供給回路からそれぞれの電気ラインに給電可能とし、上記通電検知手段によって電気ラインの通電有無を判別し、通電を検知した電気ラインに対しては、その電気ラインに接続した電源供給回路に通常パワーで給電させるようにしていることを特徴とする。
【0037】この医療装置は、診療機器をマルチジョイントチューブの継手部に接続したことを検知するセンサ手段を設け、このセンサ手段で診療機器の接続を検知した時だけ、通電検知をすることを特徴とする。
【0038】上述したように、この発明においては、殊更に、センサ手段を設ける必要はない。しかしながら、センサ手段を設けることも不可能ではなく、このようにすることによって、選択可能な通電検知の態様が増える。
【0039】請求項5に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項2に記載の医療装置において、上記医療装置本体部は、フートスイッチなどで構成された制御駆動スイッチを備えており、上記電源制御部は、上記制御駆動スイッチが操作されたことを判別したときには、上記電源供給回路からそれぞれの電気ラインに給電可能とし、上記通電検知手段によって電気ラインの通電有無を判別し、通電を検知した電気ラインに対しては、その電気ラインに接続した電源供給回路に通常パワーで給電させるようにしていることを特徴とする。
【0040】この医療装置は、通電検知のタイミングとして、制御駆動スイッチが操作されたときを選択したものである。この制御駆動スイッチは、通常、歯科用の医療装置では、術者が、診療機器を駆動させるために操作するように設けられているもので、この操作をするときには、マルチジョイントチューブの継手部には、診療機器が接続されていることが前提となる。
【0041】したがって、無駄な通電検知をすることが無いと同時に、選択可能な通電検知の態様が増える。
【0042】請求項6に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項2〜5のいずれかに記載の医療装置において、上記電源供給回路から、それぞれの電気ラインへは、通電検知のために、一斉にあるいは時分割に給電可能とする構成にしていることを特徴とする。
【0043】この医療装置では、通電検知の時期ではなく、一回の通電検知において、各電源供給回路の電源を通電可能とする態様を規定している。つまり、その態様を、一斉につまり同時に給電可能にする場合と、時分割に、つまり、時間的にずらせて給電可能にする場合とを規定している。また、通常通電時に影響を与えない。
【0044】このようにして、さらに選択可能な通電検知の態様が増える。
【0045】請求項7に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項2〜5のいずれかに記載の医療装置において、上記通電検知手段は、それぞれの電気ラインに接続された通電検出素子の通電検知を監視する構成にしていることを特徴とする。
【0046】この医療装置では、通電検知手段の具体的構成を規定している。つまり、通電検知手段は、電気ラインに、その電気ラインの電気的特性に影響を与えないような通電検出素子、例えば、非常に微小な抵抗素子、具体的には、1オーム程度の抵抗を直列に入れ、通電検知手段は、その通電検出素子間の電圧、または、電流を検知することで、その電気ラインの通電を検知するようにしている。
【0047】こうして非常に簡単な構成によって、確実に通電を検知することができ、それによって、接続した診療機器の種類の判別、また、それに対応する電源供給回路を特定することができる。
【0048】請求項8に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項2〜7のいずれかに記載の医療装置において、上記通電検知手段による通電検知時には、上記電源供給回路は、その電源供給回路で用いる通常パワーよりも十分にパワーで給電可能とする構成にしていることを特徴とする。
【0049】この医療装置は、通電検知時に電源供給回路が給電するパワーを規定している。
【0050】まず、その電源を電源供給回路で通常、診療機器に供給するパワーよりも十分に小さいパワーにすることを規定している。この十分に小さいパワーとは、診療機器の電気作動部を作動させない程度のパワーという意味である。したがって、このような十分に小さいパワーの電源を供給することで、通電検知時に、その電源によって、診療機器の電気作動部が作動するようなことがなく、例えば、マイクロモータハンドピースのモータが回転するようなことがなく、安全である。
【0051】さらに、この十分に小さいパワーの電源は、通常パワーの電源と同じ種類、つまり、周波数などが同一の電源という意味も持っている。したがって、例えば、診療機器が特殊な態様の電源を使用するスケーラなどの場合であっても、確実に通電検知をすることができる。
【0052】なお、ここでは、通電検知時の電源を、通常パワーの電源と同じものにすると規定したが、上記のような問題が生じない場合には、通電検知のみの別の電源を備えて、その電源を用いるようにしてもよい。
【0053】請求項9に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項8に記載の医療装置において、上記電源供給回路は、通電検出素子に並列に制御接点を設けており、通電検知時には、制御接点を開いた状態とし、通常パワーでの給電時には、制御接点を閉じた状態とする構成にしていることを特徴とする。
【0054】この医療装置では、請求項7に記載の医療装置と同様に、通電検知手段の具体的内容を規定しているが、ここでは、請求項7と相違して、電気ラインに直列に入れられる通電検出素子は、その電気ラインの電気的特性に影響を与えるような通電検出素子、例えば、大きな抵抗素子、具体的には、1メガオーム程度の抵抗としている。
【0055】そして、この通電検出素子と並列に制御接点を設け、通電検知時は、この通電検出素子に通電されるようにして、通電検知手段は、この通電検出素子間の電圧、または、電流を検知することで、その電気ラインの通電を検知するようにし、通常パワーでの給電時、つまり、通電検知後に通常に電源を供給するときは、制御接点側が通電されるようにして、この通電検出素子の影響を回避することができるようにしている。
【0056】こうして、小さい抵抗値の通電検出素子を用いる場合に比べて、通電の検知がより確実になると共に、通常の電源通電時には、その通電検出素子の影響を避けることができる。
【0057】請求項10に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項2〜9のいずれかに記載の医療装置において、上記電源制御部は、通電を検知した電気ラインに接続された電源供給回路に通常パワーで給電させる際には、最初は低いパワーとし、次第にパワーを増大させ、上記通電検知手段によって、その給電を開始した電気ラインの通電を更に検知したときだけ、必要な水、あるいは空気の供給を開始させ、その給電を継続する一方、上記通電検知手段によって、その給電を開始した電気ラインの通電を更に検知できなかったときには、その給電を中止する構成にしていることを特徴とする。
【0058】この医療装置は、通電検知後、通常の電源を供給する際に、直に、通常パワーの電源とせず、次第に電源のパワーを増大させ、より確実に通電検知ができるようになった状態で、再度、通電検知をして、その結果、更に通電検知をしたとき、つまり、最初の通電検知が間違っていなかった場合にだけ、水、空気を必要に応じて供給し、その給電を継続させて通常パワーとし、再度の通電検知が出来なかった場合は、最初の通電検知が間違っていたとして、その給電を中止するようにしている。
【0059】このようにすると、通電検知が間違っており、水、空気が必要でない診療機器が接続されたのに、水、空気などを供給するようなことを確実に避けることができ、安全性が向上する。
【0060】請求項11に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置は、請求項1〜9のいずれかに記載の医療装置において、上記通電検知手段によって通電を検知された電源供給回路に接続されるべき診療機器の種別などを表示する表示手段を更に備えていることを特徴とする。
【0061】この診療機器は、通電検知の結果を表示する表示手段を備えていることを特徴としている。したがって、その表示を見て、通電検知が正しかったか否か、または、装着した診療機器が正しかったか否かをチェックすることができる。請求項12に記載のマルチジョイント診療機器は、請求項1から10のいずれかに記載のマルチジョイントチューブに接続して用いられるもので、そのマルチジョイント診療機器の継手部の接続端子が、上記マルチジョイントチューブの継手部の通電接続端子に対応して設けられている。
【0062】このマルチジョイント診療機器は、上述のような特徴を有するマルチジョイントチューブの継手部に着脱交換可能なように取り付けられるように構成されたものである。
【0063】つまり、上述したように、本発明のマルチジョイントチューブでは、いずれの診療機器でも着脱交換可能にするためには、電気ライン、水ライン、空気ラインの接続端子は、それぞれ種類ごとに、所定の決まった位置になければならない。さらに、診療機器を接続したときに、その接続によって導通する電気ラインによって、その診療機器を特定できるようにするためには、少なくとも、1箇所の接続端子は、その診療機器に対して、特定の位置、他と異なった位置にあって、そこに、その専用の電気ラインが連結されていることが必要である。
【0064】したがって、マルチジョイントチューブでは、接続端子の位置配置が重要であり、その配置は、全ての接続すべき診療機器の電気作動部を考慮して、合目的的に決められなければならない。
【0065】その結果、このマルチジョイントチューブに着脱交換可能に用いる診療機器の接続端子の位置も、このマルチジョイントチューブの接続端子の位置に対応させて設置されたものでなければならない。
【0066】このマルチジョイント診療機器は、そのような接続端子を設けた継手部を備えたものである。
【0067】請求項13に記載のマルチジョイントアダプタは、スケーラ、ハンドピース、光重合器、診断器などの診療機器を、請求項1〜12のいずれかに記載のマルチジョイントチューブに接続するために用いられるもので、接続すべき診療機器の接続端子に対応させた機器接続端子を設けた機器継手部と、上記マルチジョイントチューブの継手部の通電接続端子のうち、その接続すべき診療機器の電気作動部への電気ラインに対応した通電接続端子に対応させたチューブ接続端子を設けたチューブ継手部とを備え、対応した機器接続端子とチューブ接続端子とを導通させた構成としている。
【0068】このマルチジョイントアダプタは、従来の診療機器を、マルチジョイントチューブに接続するためのアダプタである。これにより、マルチジョイントチューブを用いる場合でも、従来からある診療機器を無駄にすることがない。
【0069】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態について図とともに説明する。
【0070】図1は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置の一例を概念的に説明するブロック図である。
【0071】このマルチジョイントチューブを備えた医療装置10は、マルチジョイントチューブ1を導出させた医療装置本体部5を備え、このマルチジョイントチューブ1の先端の継手部12に、必要なマルチジョイント診療機器6a〜6dを着脱交換可能に取り付け、診断、治療を行うことができる。
【0072】この医療装置は、一例として、歯科用医療装置の場合を示しており、その場合には、これらのマルチジョイント診療機器は、図示したように例えば、スケーラ6a、マイクロモーターハンドピース6b、光重合器6c、根管長測定器6dとなっている。
【0073】マルチジョイントチューブ1は、例えば、可撓性チューブで構成され、診療機器を接続して診断、治療する際に、操作性を向上させている。そのチューブ1の一端には上述の継手部12、他端には、医療装置本体部5の本体基端部53と接続するための基端継手部15が設けられている。
【0074】医療装置本体部5には、接続される診療機器6a〜6dに合わせて必要な電源を供給する電源供給回路のスケーラ駆動回路2a、モータ駆動回路2b、光重合駆動回路2c、根管長測定器6d用の診断器回路2d、駆動用あるいは冷却用の空気を供給するエアー回路2e、洗浄用あるいは冷却用の水を供給する水回路2fが備えられ、これらの回路を電源制御部3が制御している。
【0075】電源制御部3には、電源31、加圧空気源32、給水源33が接続され、電源制御部3自体の制御や駆動に用いられると共に、それぞれの回路2a〜2fに必要な電源、空気、水を供給している。また、電源制御部3には、術者がマルチジョイントチューブ1に取り付け接続された診療機器の種類を手動入力するための種別入力手段34と、フットスイッチなどで構成され、接続された診療機器に必要な電源、空気、水などを供給させて診断、治療を行うための制御駆動スイッチ51が接続されている。
【0076】上述したスケーラ駆動回路2a、モータ駆動回路2b、光重合駆動回路2c、診断器回路2dからは、それぞれ、専用の電気ライン13が導出され、エアー回路2eからはエアーライン16、水回路2fからは水ライン17が導出されており、本体基端部53でまとめられて、更に、図示していないが、マルチジョイントチューブ1内を通って、接続された診療機器に必要な電源、加圧空気、水を供給するようになっている。
【0077】図2は、本発明のマルチジョイントチューブとマルチジョイント診療機器の一例を概念的に説明する斜視図である。これより、既に説明した部分については、同一の符号を付して、重複説明を省略する。
【0078】図1のマルチジョイントチューブを備えた治療装置10では、マルチジョイントチューブ1の継手部12の構造を特徴とし、この継手部12に着脱交換可能に取り付けるマルチジョイント診療機器6a〜6dも、それに対応したものとなっている。
【0079】マルチジョイントチューブ1の継手部12においては、そのマルチジョイントチューブ1に着脱可能に取り付けられる診療機器を考慮して、いずれの診療機器に対しても、必要な電源、空気、水が供給されるように、電気ライン、水ライン、エアーラインの接続端子は、それぞれ種類ごとに、所定の決まった位置になければならない。さらに、診療機器を接続したときに、その接続によって導通する電気ラインによって、その診療機器を特定できるようにするためには、少なくとも、1箇所の接続端子は、その診療機器に対して、特定の位置、他と異なった位置にあって、そこに、その専用の電気ラインが連結されていることが必要である。
【0080】したがって、マルチジョイントチューブでは、接続端子の位置配置が重要であり、その配置は、全ての接続すべき診療機器の電気作動部を考慮して、合目的的に決められなければならない。
【0081】この継手部12に設けられた通電接続端子11a〜11eは、そのような点を考慮して設けられた電源用の接続端子であり、それぞれ専用の電気ライン13で、通電接続端子11aは、スケーラ駆動回路2aに、通電接続端子11b、11c、11dはそれぞれ、モータ駆動回路2b、光重合駆動回路2c、診断器回路2dに接続されている。通電接続端子11eは、共通の電気ライン13であるアース線に接続されている。また、接続端子11f,11gは、それぞれ、エアーライン16、水ライン17に接続されている。
【0082】この継手部12に着脱交換可能に取り付けられる診療機器6a〜6dの接続端子61a〜61gの位置も、このマルチジョイントチューブ1の通電接続端子11a〜11gの位置に対応させて設置されている。
【0083】マルチジョイント診療機器として構成されたスケーラ6aの継手部62aには、その診療の必要に応じて、電気作動部(不図示)に接続された接続端子61a、共通線の接続端子61e、水ラインの接続端子61gを備えているので、このスケーラ6aをマルチジョイントチューブ1の継手部12に接続すると、スケーラ6a側の電気、水の接続端子61a、61e、61gと、マルチジョイントチューブ1側の電気の通電接続端子11a,11e,水の接続端子11gとが連通され、スケーラ6aに必要な電源、水が供給され得るようになる。
【0084】ここで、図1の種別入力手段34によって、スケーラを接続したことを入力しておけば、制御駆動スイッチ51の操作によって、スケーラ駆動回路2aから電源が通電され、接続したスケーラ6aに適した電源が供給されることになる。
【0085】マルチジョイント診療機器として構成されたマイクロモータハンドピース6bの継手部62bには、その診療の必要に応じて、電気作動部(不図示)に接続された接続端子61b、共通線の接続端子61e、水ラインの接続端子61g、エアーラインの接続端子61fを備えているので、マイクロモータハンドピース6bをマルチジョイントチューブ1の継手部12に接続すると、スケーラ6aの場合と同様に、対応する端子が連通し、マイクロモータハンドピース6bに必要な電源、空気、水が供給され得るようになる。
【0086】また、ここで、スケーラ6aの場合と同様に、図1の種別入力手段34によって、マイクロモータハンドピースを接続したことを入力しておけば、制御駆動スイッチ51の操作によって、モータ駆動回路2aから電源が通電され、接続したマイクロモータハンドピース6bに適した電源が供給されることになる。
【0087】同様に、光重合器6cの継手部62cには、その診療の必要に応じて、電気作動部(不図示)に接続された接続端子61c、共通線の接続端子61e、エアーラインの接続端子61fを備えており、根管長測定器6dの継手部62dには、その診療の必要に応じて、電気作動部(不図示)に接続された接続端子61d、共通線の接続端子61e備えているので、上述のスケーラ6a、マイクロモータハンドピース6bの場合と同様に、これらを接続するだけで、光重合器6c、根管長測定器6dに必要な電源、空気などが供給され得るようになる。
【0088】このように、図1、図2で説明したマルチジョイントチューブを備えた医療装置、マルチジョイント診療機器によると、所望のマルチジョイント診療機器をマルチジョイントチューブに接続するだけで、必要な端子間のみが導通され、導通された通電接続端子に対応した電源供給回路を駆動させれば、その診療機器に必要な給電をすることができる。
【0089】このようにすると、確実に接続した診療機器に必要な電源が供給されると共に、他の通電接続端子は導通されないので、万が一、他の電源供給回路が誤作動しても、電源が通電されることがなく安全である。
【0090】また、ここでは、接続した診療機器を判別する方法として種別入力手段34を例として示したが、これだけに限らない。例えば、後述するように総当たり的に、給電可能として、導通した電源供給回路のみに給電させるようにしてもよい。
【0091】図3は、本発明のマルチジョイントアダプタの一例を概念的に説明する斜視図である。
【0092】このマルチジョイントアダプタ7a〜7dは、既存のマルチジョイントでない診療機器を、本発明のマルチジョイントチューブに着脱可能に取り付けて使用することができるようにするためのものである。
【0093】この例では、既存の診療機器であるスケーラB1の継手部C1には、電源用、水用、共通線用の接続端子D1,D2,D3が設けられているが、その設置位置は、マルチジョイントを考慮したものでなく、これをそのまま、マルチジョイントチューブ1に接続しても、対応した接続端子同士が導通されることはない。
【0094】同様に、マイクロモータハンドピースB2の継手部C2には、空気用、電源用、水用、共通線用の接続端子D4,D5,D6,D7が、光重合器B3の継手部C3には、空気用、共通線用、電源用の接続端子D8,D9,D10が、根管長測定器B4の継手部C4には、電源用と共通線用の接続端子D11,D12が設けられているが、いずれも、そのままでは、マルチジョイントチューブ1に接続して使用することができない。
【0095】マルチジョイントアダプタ7a〜7dは、このような既存の診療機器B1〜B4毎に用意されるもので、スケーラ用アダプタ7aには、診療機器を接続する側の機器継手部71aに、スケーラB1の継手部C1の電源用、水用、共通線用の接続端子D1,D2,D3の位置に対応させて、電源用、水用、共通線用の機器接続端子72a,72b,72cが設けられ、一方、マルチジョイントチューブを接続する側のチューブ継手部73aには、マルチジョイントチューブ1の継手部12のスケーラ用の通電接続端子11a、水用の接続端子11g,共通線の通電接続端子11eの位置に対応させて、電源用、水用、共通線用のチューブ接続端子74a、74g、74eが設けられている。
【0096】そして、このスケーラ用アダプタ7aの機器継手部71aの接続端子72a,72b,72cと、チューブ継手部73aの接続端子74a、74g、74eは、図示したように、それぞれ導通されている。
【0097】したがって、既存のスケーラB1をスケーラ用アダプタ7aの機器継手部71aに接続し、この状態で、スケーラ用アダプタ7aのチューブ継手部73aをマルチジョイントチューブ1の継手部12に接続すれば、スケーラB1の電源用、水用、共通線用の接続端子D1,D2,D3が、結果的に、マルチジョイントチューブ1のスケーラ用の通電接続端子11a、水用の接続端子11g,共通線の通電接続端子11eと連通し、スケーラB1に必要な電源、水が供給され得るようになる。
【0098】モータ用アダプタ7bの機器継手部71bには、同様に、既存のマイクロモータハンドピースB2の接続端子D4,D5,D6、D7に対応させて、機器接続端子72d,72e,72f,72gが設けられ、チューブ継手部73bには、マルチジョイントチューブ1の接続端子11f、11b,11g、11eに対応させてチューブ接続端子74f,74b,74g,74eが設けられ、機器継手部71b側の接続端子D4,D5,D6、D7とそれに対応したチューブ継手部73b側の接続端子74f,74b,74g,74eとが、図示したように導通されている。
【0099】したがって、既存のマイクロモータハンドピースB2をモータ用アダプタ7bの機器継手部71bに接続し、この状態で、チューブ継手部73bをマルチジョイントチューブ1の継手部12に接続すれば、マイクロモータハンドピースB2の空気用、電源用、水用、共通線用の接続端子D4,D5,D6、D7が、マルチジョイントチューブ1の空気用、モータ電源用、水用、共通線用の接続端子11f、11b,11g、11eに連通されて、マイクロモータハンドピースB2に必要な空気、電源、水が供給され得るようになる。
【0100】同様な方法で対応関係と導通を考慮して、光重合器用アダプタ7cの機器継手部71cには機器接続端子72h,72i,72j,チューブ継手部73cにはチューブ接続端子74f,74e,74cが設けられ、根管長測定器用アダプタ7dの機器継手部71dには機器接続端子72k,72l、チューブ継手部73dにはチューブ接続端子74d,74eが設けられている。
【0101】したがって、既存の光重合器B3,根管長測定器B4に、これらの光重合器用アダプタ7c、根管長測定器用アダプタ7dをそれぞれ接続すれば、マルチジョイントチューブ1に接続して必要な電源、水などが供給され得るようになる。
【0102】このようにして、マルチジョイントアダプタ7a〜7dを用いることによって、既存の診療機器B1〜B4を、マルチジョイントチューブ1に着脱交換可能に取付ることができ、マルチジョイント診療機器と同様な用い方をすることができる。したがって、医療装置を本願発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置に変更した場合でも、マルチジョイントアダプタを用意するだけで、既存の診療機器を無駄にすることなく継続して使用することができる。
【0103】これより、上述のマルチジョイントチューブ備えた医療装置の基本発明を基礎として、更に、接続した診療機器の判別も医療装置で自動的に行えるようにしたマルチジョイントチューブを備えた医療装置について説明する。図4は、そのような、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置の他例を概念的に説明するブロック図である。
【0104】このマルチジョイントチューブ備えた医療装置10Aは、図1の医療装置10に比べ、マルチジョイントチューブ1に診療機器6a〜6dのいずれかが接続されたときに、その接続によって、導通される電気ライン13の通電を検知する通電検知手段4を備えていることを特徴とする。
【0105】それぞれの電気ライン13には、直列に小容量、例えば、1オーム程度の抵抗素子で構成された通電検出素子41を直列に入れ、通電検出手段4は、このそれぞれの通電検出素子41に生じる電圧、または、電流をそれぞれ検知できるようになっている。
【0106】通電検出手段4は、電源制御部3に接続され、通電検知の結果を知らせる通電検知信号を電源制御部3に送る。
【0107】この医療装置10Aは、このような構成となっているので、電気ライン13の通電を、通電検出素子4で検知するだけで、診療機器6a〜6dのいずれが、マルチジョイントチューブ1に接続されたかを検知することができ、その検知結果に基づき、判別された電源供給回路から給電し、また、必要な水、空気を診療機器に合わせて供給することができる。つまり、診療機器をマルチジョイントチューブに接続するだけで、自動的に、その診療機器を判別し、必要な電源などを供給することができる。
【0108】また、通電検出素子41は、小容量なので、通常の電源通電時に、障害とならない。
【0109】図5は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置における診療機器の検知駆動の基本動作の一例を示すタイムチャートである。この図5を用いて、通電検知の態様について説明する。
【0110】図5は、横軸を時間とし、縦軸を電圧として、通電検知、選択された診療機器の駆動の動作を、図4で示したスケーラ6a、マイクロモータハンドピース6b、光重合器6c、根管長測定器6dに対応させてタイムチャートで示したものである。但し、マイクロモータハンドピース6bについては、そのモータがDC(直流)モータの場合と、AC(交流)モータの場合に分けて示している。
【0111】また、この図5は、診療機器として、DCモータのマイクロモータハンドピース6bが接続される場合で、通電検知のために常時一斉に給電可能とするタイプの例を示し、図中に矢印で、診療機器接続の時点と、制御駆動スイッチ51をONとする時点を示している。
【0112】図5で示すように、この常時一斉に給電可能とするタイプでは、常時、全ての電源供給回路2a〜2dが給電可能な状態となっている。この時の電源のパワーは、通常の駆動のパワーより十分小さいパワーとしておくと、接続した診療機器の電気作動部がその電源によって、間違って作動するようなことがなく、安全である。
【0113】さらに、この十分に小さいパワーの電源は、通常パワーの電源と同じ種類、つまり、周波数などが同一の電源でもある。したがって、例えば、診療機器が特殊な態様の電源を使用するスケーラなどの場合であっても、確実に通電検知をすることができる。
【0114】この給電可能な状態で、マイクロDCモータハンドピース6bを接続すると、その電気ラインだけが、通電状態となり、この通電を通電検知手段4で検知して、接続された診療機器がハンドピース6bであることを判別し、モータ駆動回路2bが選択される。
【0115】これで、制御駆動スイッチ51がONされると、モータ駆動回路2bから通常パワーの電源が通電され、マイクロDCモータハンドピース6bが駆動される。
【0116】図6は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置の他例を概念的に説明するブロック図である。
【0117】このマルチジョイントチューブを備えた医療装置10Bは、図4の医療装置10Aに比べ、さらに、マルチジョイントチューブ1の継手部12に診療機器6a〜6dが接続されたどうかを検知するセンサ手段14を継手部12に備えた点が相違する。
【0118】本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置では、常時通電可能な状態で通電検知をすることができるので、このようなセンサ手段14は、通電検知のために、不可欠に設けなくてはならないものではない。
【0119】しかしながら、このセンサ手段14を、診療機器の接続を検知した時だけ、通電検知するように、通電検知のタイミングを決めるための手段として利用することによって、通電検知のために必要な電力の節約も図ることができ、また、選択可能な通電検知の態様が増える。
【0120】図7は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置における診療機器の検知駆動の基本動作の他例を示すタイムチャートである。
【0121】このタイムチャートは、センサ手段14を備えた医療装置10Bで用いられるもので、また、時分割でそれぞれの電源供給回路を通電可能とするタイプの基本動作を示している。
【0122】この図7で解るように、これは、ACモータのマイクロモータハンドピース6bが接続された場合を示しており、診療機器の接続がセンサ手段14で検知されると、それぞれの電源供給回路に時分割で電源が供給され、マイクロACモータハンドピース6bのための電気ライン13の通電が通電検知手段4で検知され、診療機器の種別が判別され、その後、制御駆動スイッチ14がONされると、マイクロACモータ用のモータ駆動回路2bから通常パワーで給電され、マイクロACモータハンドピース6bが駆動される。
【0123】図8は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置における診療機器の検知駆動の基本動作の他例を示すタイムチャートである。
【0124】このタイムチャートは、制御駆動スイッチ51を備えたものであれば、実施可能なものであって、制御駆動スイッチ51がONとなったタイミングで、一斉に通電可能とするタイプの基本動作を示している。
【0125】この図8では、このように一斉通電を行って、スケーラ6aが接続されたことを検知して、スケーラ駆動回路2aから通常パワーで給電している。
【0126】このように、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置では、給電検知の方法は、単一のタイプに限定されることなく、いろいろなタイミングでの給電、また、一斉給電あるいは時分割給電などのいろいろなタイプを選択することができる。
【0127】図9は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置の他例を概念的に説明するブロック図である。
【0128】このマルチジョイントチューブを備えた医療装置10Cは、図4の医療装置10Aに比べ、通電検知手段4の具体的な構成が相違する。
【0129】医療装置10Aでは、通電検出素子41は、小容量の抵抗素子であったが、ここで用いる通電検出素子42は大容量のもの、例えば、1メガオーム程度の抵抗素子で構成されている。このように抵抗が大きいので、通電検知手段4で、より、確実に通電検知することができる。
【0130】しかしながら、このような大きい抵抗の通電検出素子42を直列に電気ライン13に入れたままで、通常の給電を行うと、給電に支障となる。そこで、この医療装置10Cでは、通電検出素子42と並列に制御接点43を入れ、通電検知時以外は、この制御接点を閉じる構成としている。
【0131】こうして、より確実に通電検知をすることができ、かつ、通常の給電に支障がないようにしている。
【0132】図10は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置における診療機器の検知駆動の基本動作の他例を示すフローチャートである。
【0133】この基本動作は、通電再確認をすることを特徴とする。
【0134】これまでに述べた方法のいずれかを用いて通電検知をし、さらに電源供給回路を選択(S1)した後、制御駆動スイッチ51を作動させる(S2)と、電源制御部3は、徐々に電源のパワーを増大させ、そのパワーが、より確実に通電検知ができるような所定値より大きくなった状態で、通電の再検知をして(S4,S5)、その結果、更に通電検知をしたとき、つまり、初期の選択が間違っていなかった場合にだけ、水、空気を必要に応じて供給し、その給電を継続させて通常パワーとし(S6,S7)、再度の通電検知が出来なかった場合は、最初の通電検知が間違っていたとして、その給電をパワーダウンし、中止するようにしている(S8)。
【0135】このようにすると、通電検知が間違っており、水、空気が必要でない診療機器が接続されたのに、水、空気などを供給するようなことを確実に避けることができ、安全性が向上する。
【0136】図11は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置の表示手段の一例を示すもので、(a)は全体斜視図、(b)は表示手段での表示例を示す図である。
【0137】図11(a)において、6は診療機器であって、図1などに示した個々の診療機器6a〜6dをまとめて示したものである。1はマルチジョイントチューブであるが、ここでは、同様のマルチジョイントチューブ1が複数本備えられ、どの診療機器6をどのマルチジョイントチューブ1にでも着脱交換可能に取り付けることができ、取り付けた場合には、それぞれのチューブ1に接続された診療機器の種類が通電検知によって判別され、それぞれに合った電源供給回路から給電可能になる。
【0138】15は吸引などのためのチューブ、52はベースン台、8は患者を載せて診療するための歯科用治療台、91はサイドテーブル支持アーム、92は照明灯ポール、93は、サイドテーブル支持アーム91に設置され、この医療装置10に関する種々の情報を表示する表示手段、94はサイドテーブル、95はサイドテーブル94に設けられた診療機器ホルダであり、ここにマルチジョイントチューブ1に接続された状態の診療機器6が待機状態で収容されるようになっている。
【0139】表示手段93は、サイドテーブル94の上方近くに設置され、サイドテーブル94で作業を行う術者がちょうど見やすい位置となっている。
【0140】表示手段93には、図11(b)に示すように、種々の情報に加え、マルチジョイントチューブ1に接続された診療機器6の種別も表示できるようになっている。
【0141】この図では、ウインドウ52aに、マルチジョイントチューブ1が3本あり、その内のチューブAにはマイクロモータハンドピースが、チューブBにはタービンモータハンドピースが、チューブCにはスケーラが接続されていることが表示されている。ここで、このウインドウ52aのチューブAの位置でボタン52bを操作すると、別のウインドウ52aに、このチューブAに接続されたマイクロモータハンドピースの詳細が示されるようになっている。
【0142】こうして、その表示を見て、通電検知が正しかったか否か、または、装着した診療機器が正しかったか否かをチェックすることができる。
【0143】図12は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置の他例を概念的に説明するブロック図である。
【0144】このマルチジョイントチューブを備えた医療装置10Dは、図4の医療装置10Aに比べて、マルチジョイントチューブがなく、それぞれの診療機器がそれぞれにチューブを備えたチューブ付き診療機器6Aa〜6Adとなっており、このチューブの先端に設けられた継手部61Aa〜61Adがマルチジョイントとなっている点が相違する。また、医療装置本体部5に備えられた本体基端部53にも、これに対応できるようにマルチジョイント継手部53aが設けられている。
【0145】この医療装置10Dでは、このようなマルチジョイントのチューブ付き診療機器6Aa〜6Adを、医療装置本体部5のマルチジョイント継手部53aに着脱交換可能に取り付けることができ、接続された診療機器について、上記と同様の方法で通電検知し、選択して電源を通電することができる。
【0146】図13は、本発明のマルチジョイントチューブを備えた医療装置の他例を概念的に説明するブロック図である。
【0147】このマルチジョイントチューブを備えた医療装置10Eは、図4の医療装置10Aに比べて、それぞれの電気ライン13に通電検出素子を設けることなく、これを共通の通電検出素子44で代用している点が相違する。
【0148】この医療装置10Eでは、通電検知手段4Aは独自の通電検知用電源(不図示)を内蔵し、それぞれの電源供給回路2a〜2dに個別の通電用ライン46を接続し、一方、共通に使用可能な単一の通電検出素子44と、通電用ライン46を断接する通電切換スイッチ45を備えている。通電検知手段4Aは、電源制御部3と接続され、通電検知の結果を通知する通電検知信号を送るようにしている。
【0149】このような構成で、この医療装置10Eでは、個別の通電用ライン46を切り換えて、順に給電しながら、通電検出素子44の通電を検知して、どの電気ライン13が通電されたかを検知して、どの診療機器が接続されたかを判別することができる。また、通電時でない場合は、通電切換スイッチ45をオフにして、通電用ライン46などの影響をなくすことができる。
【0150】なお、上記では、診療機器の種類を、1つの電気ラインと電源供給回路の通電検知によって判別したが、診療機器の電気作動部から複数本の電気ラインが導出されている場合には、これらの電気ラインの内から、2本以上の電気ラインと、それに対応した電源供給回路の通電検知によって、診療機器の種類を判別することも出来る。
【0151】
【発明の効果】請求項1に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、通電接続端子の位置を、それぞれの診療機器に対応させて互いに異なるように設け、その通電接続端子に対応した電気ラインに、その診療機器に専用の電源供給回路を設けたので、1本のマルチジョイントチューブに、いずれの診療機器も着脱交換可能に取り付けることができるだけでなく、診療機器を接続すれば、その診療機器に対応した通電接続端子だけが通電し、他の通電接続端子は通電されないので、間違って給電するようなことがなく、安全性も高い。
【0152】請求項2に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項1に記載の医療装置の効果に加えて、さらに、通電検知手段を設け、それによって通電検知をした電源供給ラインに通常パワーの電源を供給させるようにしているので、自動的に間違いなく、接続された診療機器に相応しい電源が選択され供給される。
【0153】また、このような効果を実現するために、余分に必要なものは、通電検知手段だけであり、コストアップとなることが少ない。さらに、本来必要な接続端子の位置を工夫することで、別に、診療機器の種類判別のための接続端子を設ける必要もなく、継手部の大きさも小型化することができる。
【0154】請求項3に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項2に記載の医療装置の効果に加え、通電検知手段による通電検知を原則として常時行うようにしたことを特徴としている。つまり、切換手段や、センサー手段などが必要なく、余分なコストアップを生じることがなく、また、安全に、診療機器の判別をすることができる。
【0155】請求項4に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項2に記載の医療装置の効果に加え、診療機器をマルチジョイントチューブの継手部に接続したことを検知するセンサ手段を設け、このセンサ手段で診療機器の接続を検知した時だけ、通電検知をするようにしているので、選択可能な通電検知の態様が増える。
【0156】請求項5に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項2に記載の医療装置の効果に加え、通電検知のタイミングとして、制御駆動スイッチが操作されたときを選択したので、無駄な通電検知をすることが無い上にに、選択可能な通電検知の態様が増える。
【0157】請求項6に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項2〜5のいずれかに記載の医療装置の効果に加え、一回の通電検知において、各電源供給回路を通電可能とする複数の態様を、一斉につまり同時に給電可能にする場合と、時分割に、つまり、時間的にずらせて給電可能にする場合とを提案しているので、さらに選択可能な通電検知の態様が増える。
【0158】請求項7に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項2〜5のいずれかに記載の医療装置の効果に加え、通電検出素子を直列挿入するだけで、通電検知をすることができるようにしているので、非常に簡単に通電検知を達成することができる。
【0159】請求項8に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項2〜7のいずれかに記載の医療装置の効果に加え、通電検知時に電源供給回路が給電するパワーを、通常、診療機器に供給するパワーよりも十分に小さいパワーとしているので、診療機器の電気作動部が作動するようなことがなく、安全である。
【0160】さらに、この十分に小さいパワーの電源は、通常パワーの電源と同じ種類の電源を用いるので、診療機器が特殊な態様の電源を使用するスケーラなどの場合であっても、確実に通電検知をすることができる。
【0161】請求項9に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項8に記載の医療装置の効果に加え、通電検出素子に大きな抵抗素子を用い、通常パワーで給電時には、制御接点側が通電されるようにしているので、通電の検知がより確実になると共に、通常の電源通電時には、その通電検出素子の影響を避けることができる。
【0162】請求項10に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項2〜9のいずれかに記載の医療装置の効果に加え、通電検知後、通常の電源を供給する際に、直ちに、通常パワーの電源とせず、次第に電源のパワーを増大させ、より確実に通電検知ができるようになった状態で、再度、通電検知をしてから、水、空気を必要に応じて供給するようにしているので、通電検知が間違っており、水、空気が必要でない診療機器が接続されたのに、水、空気などを供給するようなことを確実に避けることができ、安全性が向上する。
【0163】請求項11に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置によれば、請求項1〜9のいずれかに記載の医療装置の効果に加え、通電検知の結果を表示する表示手段を備えているので、その表示を見て、通電検知が正しかったか否か、または、装着した診療機器が正しかったか否かをチェックすることができる。
【0164】請求項12に記載のマルチジョイント診療機器によれば、マルチジョイントチューブに着脱交換可能に取り付けて使用することができ、マルチジョイントチューブと相乗的に作用して、請求項1から11に記載のマルチジョイントチューブを備えた医療装置の効果を発揮させることができる。
【0165】請求項13に記載のマルチジョイントアダプタによれば、既存の診療機器を、請求項1〜12のいずれかに記載のマルチジョイントチューブに着脱交換可能に取り付けて使用することができ、マルチジョイントチューブを用いる場合でも、既存の診療機器を無駄にすることがない。




 

 


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