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発明の名称 歯科診断システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−14638(P2000−14638A)
公開日 平成12年1月18日(2000.1.18)
出願番号 特願平10−196686
出願日 平成10年6月27日(1998.6.27)
代理人 【識別番号】100084799
【弁理士】
【氏名又は名称】篠田 實
【テーマコード(参考)】
4C052
4C061
5C054
【Fターム(参考)】
4C052 AA06 EE08 FF07 LL02 
4C061 AA08 BB04 BB10 CC06 DD01 FF02 JJ19 LL03 NN03 NN05 UU03 UU06 WW01 WW13 YY12 YY18
5C054 BA01 CC07 CD00 CD03 DA07 DA08 EA07 EH07 FE19 GA05 GB01 HA12
発明者 山下 誠一郎 / 的場 一成
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 撮影された対象物の光学像を電気信号に変換して内蔵する無線送信器から送信するコードレスタイプの口腔内カメラと、この口腔内カメラからの送信信号を受信して表示部に表示する表示手段及びこの表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する記憶手段を少なくとも有する受信装置、とを備えており、上記口腔内カメラに上記受信装置を操作する操作手段を設けたことを特徴とする歯科診断システム。
【請求項2】 撮影された対象物の光学像を電気信号に変換し、ケーブルを介して接続された無線送信器から送信する口腔内カメラと、上記送信器からの送信信号を受信して表示部に表示する表示手段及びこの表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する記憶手段を少なくとも有する受信装置、とを備えており、上記口腔内カメラに上記受信装置を操作する操作手段を設けたことを特徴とする歯科診断システム。
【請求項3】 撮影された対象物の光学像を電気信号に変換してケーブルを介して送信する口腔内カメラと、この口腔内カメラからの送信信号を受信して表示部に表示する表示手段及びこの表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する記憶手段を少なくとも有する受信装置、とを備えており、上記口腔内カメラに上記受信装置を操作する操作手段を設けたことを特徴とする歯科診断システム。
【請求項4】 上記口腔内カメラに設けられた操作手段が、少なくとも表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する命令を発する機能を備えたものである請求項1乃至3のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項5】 上記口腔内カメラに設けられた操作手段が、少なくとも表示部に表示されている画像をプリントアウトする命令を発する機能を備えたものである請求項1乃至3のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項6】 上記口腔内カメラに設けられた操作手段が、少なくともポインティングデバイスの機能を備えたものである請求項1乃至5のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項7】 上記口腔内カメラに、電気信号に変換された対象物の画像を表示するファインダユニットを設けた請求項1乃至6のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項8】 上記受信装置がコンピュータである請求項1乃至7のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項9】 口腔内カメラに動作用電源として2次電池が搭載されており、上記受信装置に、口腔内カメラを保持すると共に保持中に上記2次電池を充電する機能を備えた保持部を設けた請求項1乃至8のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項10】 上記受信装置の表示手段が可搬型表示装置である請求項1乃至7のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項11】 上記可搬型表示装置が動作用電源として電池を内蔵したコードレスタイプのものである請求項10記載の歯科診断システム。
【請求項12】 上記可搬型表示装置が鏡を備えたものである請求項10又は11のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項13】 システム内に複数の受信装置が含まれている請求項1乃至7のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項14】 上記複数の受信装置のうち少なくとも1台がコンピュータである請求項13記載の歯科診断システム。
【請求項15】 口腔内カメラに動作用電源として2次電池が搭載されており、少なくとも上記複数の受信装置の1台に、口腔内カメラを保持すると共に保持中に上記2次電池を充電する機能を備えた保持部を設けた請求項13又は14のいずれかに記載の歯科診断システム。
【請求項16】 上記複数の受信装置の表示手段の少なくとも一部が可搬型表示装置である請求項13記載の歯科診断システム。
【請求項17】 上記可搬型表示装置が動作用電源として電池を内蔵したコードレスタイプのものである請求項16記載の歯科診断システム。
【請求項18】 上記可搬型表示装置が鏡を備えたものである請求項16又は17のいずれかに記載の歯科診断システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影された対象物の光学像を電気信号に変換して出力する口腔内カメラと、この口腔内カメラから出力された信号を受信して表示部に表示する表示装置などを備えた歯科診断システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の歯科診断システムは、口腔内カメラと表示装置との間をケーブルあるいは無線で結んだものであり、表示装置は比較的大型で例えば患者用の診療椅子に付設される診療テーブルなどに設けられることが多い。歯科医師は表示装置の画像を見ながら撮影や診断を行い、必要に応じて記録された画像を表示装置に再生表示しながら患者への説明を行うが、従来のシステムでは表示装置などを操作する機能が口腔内カメラにないため、例えば撮影中の画像を記録したり、これを再生して画像を患者に見せて説明したりする場合には、表示装置側の操作部をその都度操作しなければならず不便であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこれらの点に着目し、口腔内カメラに表示装置などを操作する機能を設けて歯科診断システムの操作性を向上し、より使いやすいシステムを得ることを課題としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するために、この出願の歯科診断システムの第1の発明は、撮影された対象物の光学像を電気信号に変換して内蔵する無線送信器から送信するコードレスタイプの口腔内カメラと、この口腔内カメラからの送信信号を受信して表示部に表示する表示手段及びこの表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する記憶手段を少なくとも有する受信装置、とを備えており、上記口腔内カメラに上記受信装置を操作する操作手段を設けている。
【0005】また第2の発明は、撮影された対象物の光学像を電気信号に変換し、ケーブルを介して接続された無線送信器から送信する口腔内カメラと、上記送信器からの送信信号を受信して表示部に表示する表示手段及びこの表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する記憶手段を少なくとも有する受信装置、とを備えており、上記口腔内カメラに上記受信装置を操作する操作手段を設けている。
【0006】また第3の発明は、撮影された対象物の光学像を電気信号に変換してケーブルを介して送信する口腔内カメラと、この口腔内カメラからの送信信号を受信して表示部に表示する表示手段及びこの表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する記憶手段を少なくとも有する受信装置、とを備えており、上記口腔内カメラに上記受信装置を操作する操作手段を設けている。
【0007】以上のような構成により、口腔内カメラを使用して診断や撮影を行っている時に、口腔内カメラの操作手段によって受信装置の表示手段や記憶手段を操作することが可能となる。従って、表示手段などを直接操作する必要がなくなって操作性が向上し、より使いやすいシステムを得ることができる。また第1の発明や第2の発明のように、口腔内カメラからの信号を無線で送信するものでは、表示手段との間のケーブルが不要でケーブルに煩わされることがなくなり、特に第1の発明のように口腔内カメラを完全なコードレスタイプとしたものでは、カメラの操作性が一段と向上する。
【0008】上述の各発明において、口腔内カメラに設けられた操作手段は、少なくとも表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する命令を発する機能を備えたものとされる。このような構成により、所望のタイミングで必要な画像を取り込んで記憶しておき、撮影後にこれを再生表示して検討や説明を行うことが可能となる。
【0009】また、上記口腔内カメラに設けられた操作手段は、少なくとも表示部に表示されている画像をプリントアウトする命令を発する機能を備えたものとされる。このような構成により、所望のタイミングで必要な画像をプリントし、撮影後に検討や説明に利用することが可能となる。
【0010】また、上記口腔内カメラに設けられた操作手段を、少なくともポインティングデバイスの機能を備えたものとしてもよい。ここで、ポインティングデバイスとは、例えばコンピュータ操作用の一般的なマウスと同等な機能、すなわち表示部に表示されているマウスカーソル等のポインティングマークを自由に移動させるポインティング機能と、複数個のスイッチによるクリック機能とを少なくとも備えたものである。このような構成により、上述した静止画像の記憶と画像のプリントアウトだけでなく、他の各種の操作も可能となる。
【0011】上記の口腔内カメラには、電気信号に変換された対象物の画像を表示するファインダユニットを設けることができる。このような構成により、医師は撮影部位から大きく視線を移動させて受信装置側の表示部を見ないでも、対象となる患部の観察や撮影を行うことが可能となる。
【0012】上述の各発明において、受信装置はコンピュータであってもよい。これにより上述したような表示機能と記憶機能だけでなく、コンピュータに備えられているその他の各種の機能を活用することが可能となる。
【0013】また上述の各発明において、口腔内カメラに動作用電源として2次電池を搭載し、受信装置には、口腔内カメラを保持すると共に保持中に上記2次電池を充電する機能を備えた保持部を設けることができる。このような構成により、口腔内カメラを使用していない間にカメラの2次電池を充電することができる。
【0014】更に上述の各発明において、受信装置の表示手段を可搬型表示装置とすることができる。この場合、例えば手持ち用の把手としても使用可能な脚部や、マグネット式の吸着装置等を備えることが望ましい。このような構成により、歯科医師にとって最適の位置に表示装置を配置して撮影や診断を行い、あるいは表示手段を患者にも見やすい位置に配置して診断や説明を行うことが可能となる。
【0015】また、上記可搬型表示装置は、動作用電源として電池を内蔵したコードレスタイプのものとすることができ、必要に応じて鏡を設けてもよい。このような構成により、表示装置を最適の位置に配置することが容易となり、また画像で得られた情報を確認するために患部等を映す手鏡としてこの表示装置を利用することも可能となるので、多様な使い方のできるシステムが得られる。
【0016】以上の構成において、システム内の受信装置は複数であってもよい。これにより、口腔内カメラからの信号を複数の表示手段に表示することが可能となり、例えば医師用の表示部と患者用の表示部にそれぞれ画像を表示し、撮影された画像を患者にも見せて説明しながら診断を行うような使い方が可能となる。またこの場合、複数の表示手段から任意のものを選択し、該当する表示手段のみに表示を行うような構成とすることもできる。
【0017】このように受信装置を複数含むシステムにおいても、上述の構成に準じて受信装置の少なくとも1台をコンピュータとし、あるいは受信装置の少なくとも1台に口腔内カメラを保持する保持部を設け、また、複数の表示手段の少なくとも一部を可搬型表示装置とすることができる。またこの可搬型表示装置を電池を内蔵したコードレスタイプとし、あるいは鏡を備えたものとすることは任意に実施できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態について、まず接続用ケーブルのない完全コードレス式システムである第1の発明において、受信装置に2台の表示装置を設けた例を説明する。図1はシステムの構成を示す図、図2乃至図4はシステムを構成する各機器のブロック図であり、図1において、10は口腔内カメラ、20は受信装置、30は第1の表示装置、40は第2の表示装置である。
【0019】口腔内カメラ10は、レンズ部11をボデー10Aの先端に設け、後端部には充電用端子12、ファインダユニット13などを設け、中央部の外面に押釦式の操作スイッチ14a及び14bを設けてある。またボデー10Aの内部には、例えばCCDセンサと光学系とを組み合わせた光電変換部16、送信器17などを備えており、更に図2に示すように全体の動作を制御するための制御部18、動作電源用の2次電池19、レンズ部11に備えられる光源ランプ11−1などが設けられる。なお後述するように、操作スイッチ14aはメモリ操作用、操作スイッチ14bはプリンタ操作用であり、カメラ自体の操作用など他の用途のスイッチ類は図示を省略してある。
【0020】撮影された対象物の光学像は光電変換部16で電気的な画像信号に変換され、内蔵した無線式の送信器17から送信される。ファインダユニット13は、例えば液晶表示パネルとこの表示パネルのドライバ回路などを備えた小型の表示器であり、光電変換部16で得られた画像を表示するように構成されている。
【0021】なおこの例での画像信号は、CCDセンサの出力を2次元の画像表示にそのまま利用できる形式の信号に変換したものであるが、例えばファインダユニット13を設けない場合などには光電変換部16から出力される電気信号をCCDセンサの出力信号の形式のままとし、これを送信器17から送信するようにしてもよい。この場合には受信装置20側で2次元の画像信号に変換すればよいので、カメラ10側で複雑な信号変換を行う必要がなく、制御部18が簡単なもので済むため口腔内カメラ10の小型化に有利である。
【0022】第1の表示装置30は主として歯科医師が用いることを前提とした比較的大型のもので、例えば患者用の診療椅子に付設された診療テーブルなどに取り付けられる。本体ケース30Aの正面には例えば液晶表示パネルからなる表示部31を設け、側面には保持部32を設けてある。また本体ケース30Aの内部には受信器33が内蔵され、更に図3に示すように全体の動作を制御するための制御部34のほか、メモリ35、電源回路36、充電回路37、外部機器接続端子38などが設けられている。なお、診療椅子にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと記す)が組み込まれている場合などには、このパソコンを受信装置20の一部あるいは全部としてそのまま利用することができ、その場合にはパソコンのディスプレイをこのシステムにおける表示装置30としてそのまま用いることができる。
【0023】保持部32は口腔内カメラ10を保持し、保持中にカメラ10の2次電池19を充電する機能を備えたもので、カメラ10の充電用端子12に対応する位置に給電端子37−1を設けてあり、充電回路37から所定値の直流電圧が供給されるようになっている。受信器33は口腔内カメラ10の送信器17から送信される信号を受信するためのものであり、受信で得られた画像は表示部31に表示される。メモリ35は例えばフレームメモリであり、口腔内カメラ10の操作スイッチ14aを操作することにより、その時に表示部31に表示されている画像を静止した2次元画像として取り込み、記憶するように構成されている。
【0024】電源回路36は、商用電源プラグ39から供給される交流電力を各回路が必要とする電圧の直流電力に変換して供給するものであるが、破線で示すように動作電源用として2次電池36−1を内蔵し、商用電源が得られる場合にはこの2次電池36−1が充電されるようにすることができる。外部機器接続端子38は表示装置30を鎖線で示すパソコンやプリンタなどの外部機器38aに接続するためのものであって、口腔内カメラ10の操作スイッチ14bを操作することによりこの端子38を通じて指令信号が送出されて外部のプリンタが駆動され、その時に表示部31に表示されている画像が2次元画像としてプリントアウトされるように構成されている。
【0025】第2の表示装置40は主として患者が用いることを前提としたもので、設置場所が限定されない小型の可搬型のものである。本体ケース40Aの正面には例えば液晶表示パネルからなる表示部41を設け、下面には手持ち用の把手としても使用できる脚部42を設け、背面には鏡43を設けてある。この鏡43は側面や複数の面に設けてもよく、また表示部41を覆わないような状態で前面に設けたり、脚部42に取り付けたりすることもできる。また本体ケース40Aの内部には受信器44が内蔵され、更に図4に示すように全体の動作を制御するための制御部45のほか、メモリ46、電池47などが設けられている。
【0026】脚部42は任意の場所に表示装置40を置く時の脚となり、あるいは手鏡のように表示装置40を手で持つための把手となるものである。なお、図示のような脚部42に代えて、例えばマグネット式の吸着装置を背面に設けてキャビネット等に固定し、あるいはフック状の係止部を設けて何かに引っかけて支持するような構造も可能である。受信器44は口腔内カメラ10の送信器17から送信される画像信号を受信するためのもので、受信した画像は表示部41に表示される。メモリ46は例えばフレームメモリであって、口腔内カメラ10の操作スイッチ14aを操作することにより、その時に表示部41に表示されている画像を静止した2次元画像として記憶するように構成されている。
【0027】なお、送信器17と受信器33及び44間の送受信は電波による通信方式で行われるが、赤外線を利用するものなど他の通信方式を用いることもできる。また図2乃至図4には増幅回路を示していないが、増幅回路や他の回路は必要に応じて適宜設ければよく、また図示のブロック図は一例であって同様の機能を発揮するものであれば他の適宜の回路構成を採用し、あるいは制御回路の一部または全部をマイクロコンピュータで構成することもできる。
【0028】また、口腔内カメラ10の操作スイッチ14aはメモリ操作用、操作スイッチ14bはプリンタ操作用の専用スイッチであるが、その他の操作を行うために必要なスイッチ類を適宜設けてよいことはもちろんである。
【0029】この実施の形態は上述のような構成であり、接続用のケーブルのない完全コードレス式のシステムである。しかも第2の表示装置40を手鏡のような状態で患者が持つことができるので、撮影中の画像をこの表示装置40の表示部41に表示し、患者にも見せながら撮影、診断、説明などを行うことができる。また、口腔内カメラ10にファインダユニット13を設けることにより、歯科医師は第1の表示装置30に大きく表示される鮮明な画像を見ることができるだけでなく、ファインダユニット13を使用することによって、撮影部位から大きく視線を移動させないでも対象となる患部の観察や撮影を行うことが可能となる。
【0030】また、第2の表示装置40を患者が手に持ち、その表示部41を見ながら撮影中に自己の患部を観察したり、医師の説明を聞いたりすることができるので、診断を効率的に行うことが可能となる。しかも表示装置40に鏡43を設けてあるので、表示装置40を手鏡として利用することもできて便利である。なお、上記のような第2の表示装置40の利用以外に、ファインダユニット13を患者の方に向け、患者がファインダユニット13の画像を見るような使い方をすることも可能である。
【0031】また、口腔内カメラ10の操作スイッチ14aを操作することにより、その時に表示部31あるいは41に表示されている画像がメモリ35及び46に記憶されるので、取り込まれた画像を撮影後に表示して検討や説明を行うことができて便利である。なお、メモリ35及び46は内蔵されたものでなく、外付けされたものであってもよい。同様に、口腔内カメラ10の操作スイッチ14bを操作することにより、その時に表示されている画像を外部機器38aのプリンタからプリントアウトすることができるので、撮影後の検討や説明に便利である。
【0032】また、口腔内カメラ10を第1の表示装置30の保持部32にセットすることにより、カメラ10を使用していない間にこれに搭載された2次電池19を充電することができる。
【0033】なお、上記の例では受信装置20に2台の表示装置30及び40が設けられているが、表示装置の台数は必要に応じて更に増加させることができる。この場合には、表示を行う表示装置を選択する手段をカメラあるいは個々の表示装置に設け、選択された表示装置でのみ表示を行うようにしてもよい。
【0034】次に、口腔内カメラと表示装置の間のケーブルをなくした一部コードレス式のシステムである第2の発明の例を説明する。図5はシステムの構成を示す図、図6は制御装置のブロック図である。
【0035】このシステムの口腔内カメラ10aは、図1に示すシステムにおける口腔内カメラ10のボデー10Aから、充電用端子部12、送信器17、制御部18及び2次電池19を除き、制御部18aと電源回路19aを備えた制御装置10−1を別に設け、この制御装置10−1に送信器17aを接続すると共に、ボデー10Aと制御装置10−1の間をカメラ側ケーブル51で接続したものである。ボデー10A内の回路の動作用電源は、商用電源プラグ19−1を備えた電源回路19aからケーブル51を経て供給される。なお、送信器17aは制御装置10−1に内蔵することもできる。
【0036】また、第1の表示装置30aは図1に示すシステムにおける表示装置30から保持部32及びこれに関連する充電回路37と給電端子37−1を除いたものであり、第2の表示装置40は図1に示すシステムにおけるものと同様である。
【0037】この実施の形態は上述のような構成であり、光学像は光電変換部16で電気的な画像信号に変換され、ケーブル51を介して制御装置10−1に送られて送信器17aから送信される。ファインダユニット13による表示、表示装置30a及び40における受信や表示、操作スイッチ14a及び14bの操作に伴う画像の記憶やプリントアウトなどに関しては、図1に示すシステムと同様である。
【0038】次に、口腔内カメラと表示装置の間をビデオ用ケーブルで直接接続するようにしたシステムである第3の発明の例を説明する。図7はシステムの構成を示す図、図8はそのブロック図である。
【0039】この例の口腔内カメラ10bは、図1に示すシステムにおける口腔内カメラ10から、充電用端子部12、送信器17、制御部18及び2次電池19を除いて電池19bを設けたものであり、カメラ10bと表示装置40bの間をビデオ用ケーブル52で接続してある。また、表示装置40bは図1に示す第2の表示装置40に相当するもので、表示装置40から受信器44を除き、電池47bを内蔵したものであり、図3に示す表示装置30に準じて外部機器接続端子48が設けられている。上記のカメラ10bと表示装置40bの間の画像信号の伝送は、例えば通常のビデオカメラとVTRの間の信号伝送と同様な処理によって行われる。
【0040】この実施の形態は上述のような構成であり、口腔内カメラ10bで撮影された画像の信号はケーブル52を介して表示装置40bに直接送られ、表示部41に表示される。ファインダユニット13による表示、表示装置40bでの表示、画像の記憶やプリントアウト、及び表示装置40bを移動させたり手で持って使用できることなどに関しては、図1に示すシステムと同様である。
【0041】なお、口腔内カメラ10bの電池19bと表示装置40bの電池47bは1次電池、2次電池のいずれであってもよい。また、図ではカメラ10bに電池19bを、表示装置40bに電池47bをそれぞれ設けた例を示しているが、いずれか一方のみに電池を搭載し、他方には破線で示すようにビデオ用ケーブル52を利用して動作用の電力を供給するようにしてもよい。
【0042】次に、上記のように口腔内カメラと表示装置の間をビデオ用ケーブルで直接接続するようにした第3の発明の変形例を説明する。図9はシステムの構成を示す図、図10はそのブロック図である。
【0043】この例の口腔内カメラ10cは、図7に示すシステムにおける口腔内カメラ10bからファインダユニット13を除き、電池19bを2次電池19に置き換えると共に充電用端子12を設けたものである。また、表示装置30cは図1に示す第1の表示装置30から受信器33を除いたもので、カメラ10cと表示装置30cの間をビデオ用ケーブル52で接続してある。また、図7のシステムにおいては口腔内カメラ10bの電池19bと表示装置40bの電池47bは1次電池、2次電池のいずれでもよかったのであるが、この変形例では充電機能を有する保持部32を表示装置30cに設けてあるので、電池はそれぞれ2次電池を使用してあり、カメラ10cの電池19は保持部32にセット中に充電され、表示装置30cの電池36−1は電源回路36によって常時充電されるようになっている。
【0044】この変形例は上述のような構成であり、光学像は光電変換部16で電気的な画像信号に変換され、ケーブル52を介して表示装置30cに直接送られて表示部31に表示される。表示装置30cでの表示、画像の記憶やプリントアウトなどに関しては、図1に示すシステムと同様である。
【0045】なお、上記の各歯科診断システムの構成は一例であって図示の構成に限定されるものではなく、例えばファインダユニット13や保持部32の有無、表示装置30や40を複数個備えるなどの表示装置の増減等、一部の構成機器の増減や省略、あるいは組み合わせの変更、口腔内カメラ10に設ける操作手段の変更等は適宜実施可能である。従って、使用される場所の実情や使用者の希望等に応じて所望の構成による歯科診断システムを構築することができる。
【0046】受信装置20にはコンピュータが含まれていてもよい。以下コンピュータがパソコンである場合について述べる。図11の口腔内カメラ10dはパソコンを操作するポインティングデバイスの機能を備えたものであって、ボデー10Aの中央部の外面に押釦式の操作スイッチ15a及び15bと、例えばボール式のポインタ15cを設けてある。これらの操作スイッチ15a及び15bはマウスに備えられているクリック操作用の2個のスイッチに、ポインタ15cは表示部に表示されているマウスカーソルを自由に移動させるポインティング操作部にそれぞれ相当するものである。
【0047】すなわち、口腔内カメラ10dは通常のマウスの機能をも備えたものとなっており、制御部18には画像制御機能とソフトウェア制御機能を有するものが用いられる。ここでソフトウェアとは、基本となるオペレーティング・システムとその下で動作するアプリケーションソフトの意味であり、カメラからは画像信号のほかにパソコンに対する操作信号が送られ、この操作信号で受信装置20のパソコンを操作することにより、基本的にはアプリケーションソフトで可能なすべての動作を行わせることができるわけである。なお、このような機能を備えた口腔内カメラ10dは、信号を図1や図5のように無線で送る方式、図7や図9のように有線で送る方式のいずれにも適用可能である。
【0048】図11では、マウスの機能を発揮するために設けられたスイッチ15a及び15bとポインタ15cのみを示してあり、カメラ自体の操作用など他の用途のスイッチ類を図示してないことは図1の場合と同様である。また、上記のようにマウス機能用のスイッチ類によって各種の動作を行わせることができるが、その都度表示部の画面を見ながら操作するのは煩わしいので、上述の静止画像の記憶や画像のプリントアウトのように比較的頻繁に用いられる可能性のある特定の機能については、操作スイッチ14a及び14bに準じた専用の操作部を設けることが望ましい。例えば、上述の例では操作スイッチ14aは表示されている画像を静止画として記憶するためのものであるが、これに加えて動画と静止画の表示切り換えを行うフリーズ/スルースイッチを設けるのである。
【0049】図11の受信装置20は、図1と同様な表示装置30及び40のほかにパソコン60とプリンタ70を備えた例であり、パソコン60には受信器61が、プリンタ70には受信器71がそれぞれ設けられ、上述したような口腔内カメラ10dの各種スイッチの操作に応じて制御されるように構成されている。従って、プリンタ70は図3のように表示装置30の外部機器接続端子38に接続されるのではなく、カメラ10dからの信号を直接受信して動作するのである。なお、図1の例で説明したように、例えば診療椅子にパソコンが組み込まれている場合には、そのパソコンとディスプレイをそれぞれ図11のパソコン60及び表示装置30として利用することができるが、パソコン60として全く別のパソコンを利用するようにしてもよい。また表示装置30がパソコン60のディスプレイである場合には、パソコン60に有線接続されるのが一般的であるから受信器33は不要である。
【0050】上述のように、受信装置20にパソコンが含まれている場合には、このパソコンをサーバとしてこれに複数のクライアントを接続したコンピュータシステムを構成し、このコンピュータシステム全体を口腔内カメラ10dで制御するようなことも可能となる。また、これを発展させてこの発明の歯科診断システムを医療機関のコンピュータシステムに接続し、診断情報の管理などを行う総合管理システムを構成することもできる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1の発明の歯科診断システムは、撮影された対象物の光学像を電気信号に変換して内蔵する無線送信器から送信するコードレスタイプの口腔内カメラと、この口腔内カメラからの送信信号を受信して表示部に表示する表示手段及びこの表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する記憶手段を少なくとも有する受信装置、とを備え、口腔内カメラに受信装置を操作する操作手段を設けたものであり、第2の発明は、電気信号をケーブルを介して接続された無線送信器に送ってこれから送信するようにした口腔内カメラを用いたものである。
【0052】従って、口腔内カメラを使用して診断や撮影を行っている時に、表示手段などを直接操作しないで口腔内カメラ側から受信装置を操作することができ、しかも口腔内カメラと表示手段との間のケーブルに煩わされることがないので操作性がよく、使いやすい歯科診断システムを得ることができる。
【0053】また第3の発明は、撮影された対象物の光学像を電気信号に変換し、ケーブルを介して送信する口腔内カメラと、この口腔内カメラからの送信信号を受信して表示部に表示する表示手段及びこの表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する記憶手段を少なくとも有する受信装置、とを備え、上記口腔内カメラに受信装置を操作する操作手段を設けたものである。従って、口腔内カメラの使用時に、表示手段などを直接操作しないで口腔内カメラ側から受信装置を操作することができ、しかも口腔内カメラと表示手段との間をケーブルで接続しているのでノイズ信号に煩わされることがなく、使いやすい歯科診断システムを得ることができる。
【0054】上述の各発明において、少なくとも表示部に表示されている画像を静止画像として記憶する命令を発する機能を備えた操作手段を口腔内カメラに設けたものでは、所望のタイミングで必要な画像を取り込んで記憶しておき、撮影後にこれを再生表示して検討や説明を行うことが可能となり、使いやすい歯科診断システムを得ることができる。
【0055】また、少なくとも表示部に表示されている画像をプリントアウトする命令を発する機能を備えた操作手段を設けたものでは、所望のタイミングで必要な画像をプリントして撮影後の検討や説明に利用することが可能となり、使いやすい歯科診断システムを得ることができる。
【0056】また、上記操作手段を少なくともポインティングデバイスの機能を備えたものとすることにより、マウスと同等な機能によって静止画像の記憶と画像のプリントアウトだけでなく、受信装置に各種の動作を行わせることが可能となる。
【0057】また、口腔内カメラに電気信号に変換された対象物の画像を表示するファインダユニットを設けたものでは、医師が撮影部位から大きく視線を移動させないで対象となる患部の観察や撮影を行うことが可能となり、あるいは患者がファインダユニットの画像を見ながら説明と診断を受けるような使い方も可能であり、使いやすい歯科診断システムを得ることができる。
【0058】上述の各発明において受信装置がコンピュータの場合には、画像の記憶とプリントアウトに加えてコンピュータが備えているその他の各種の機能を利用し、治療や診断に活用することが可能となる。
【0059】また上述の各発明において、口腔内カメラに動作用電源として2次電池を搭載し、受信装置には、口腔内カメラを保持すると共に保持中に上記2次電池を充電する機能を備えた保持部を設けたものでは、口腔内カメラを使用していない間に2次電池を充電することができ、電池が消耗していたためにカメラを使用できないという不具合の発生をなくすことができる。
【0060】また上述の各発明において、受信装置の表示手段を可搬型表示装置としたものでは、歯科医師にとって最適の位置に表示装置を配置して撮影や診断を行い、あるいは表示手段を患者にも見やすい位置に配置して診断や説明を行うことが可能となる。
【0061】また、上記可搬型表示装置を、動作用電源として電池を内蔵したコードレスタイプのものとし、あるいは必要に応じて鏡を設けたものでは、表示装置を最適の位置に配置することが容易となり、またこれを手鏡として利用することもできるので、多様な使い方の可能なシステムが得られる。
【0062】以上の構成において、システム内に複数の受信装置があるものでは、口腔内カメラからの信号を複数の表示手段に表示することが可能となり、例えば医師用の表示部と患者用の表示部にそれぞれ画像を表示し、撮影された画像を患者にも見せて説明しながら診断を行うような使い方が可能となる。
【0063】このように複数の受信装置があるシステムにおいては、受信装置の少なくとも1台をコンピュータとし、あるいは受信装置の1台に保持部を設け、また、複数の表示手段の少なくとも一部を手持ち用の把手としても使用可能な脚部を備えた可搬型表示装置とすることができ、それぞれ上述のような使い方が可能である。




 

 


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