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発明の名称 ポリグラフにおける平均血圧波形表示方法および装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−33079(P2000−33079A)
公開日 平成12年2月2日(2000.2.2)
出願番号 特願平10−202619
出願日 平成10年7月17日(1998.7.17)
代理人 【識別番号】100086645
【弁理士】
【氏名又は名称】岩佐 義幸
【テーマコード(参考)】
4C017
4C027
【Fターム(参考)】
4C017 AA08 AA19 BC14 BC30 BD05 CC02 CC03 FF01 
4C027 AA02 CC00 FF02 GG09 HH11
発明者 佐藤 文夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】瞬間の血圧波形と平均の血圧波形を表示して検査を行うポリグラフにおける平均血圧波形表示方法において、前記平均の血圧波形を得るための平均血圧の応答時間を変更可能にしたことを特徴とするポリグラフにおける平均血圧波形表示方法。
【請求項2】前記平均血圧の応答時間は、最高血圧値及び最低血圧値のそれぞれと平均血圧値との比較結果に応じて短縮することを特徴とする請求項1に記載のポリグラフにおける平均血圧波形表示方法。
【請求項3】前記平均血圧値が前記最高血圧値より高い場合、或いは前記平均血圧値が前記最高血圧値より低い場合、前記平均血圧の応答時間を短縮することを特徴とする請求項2に記載のポリグラフにおける平均血圧波形表示方法。
【請求項4】瞬間の血圧波形と平均の血圧波形を表示して検査を行うポリグラフにおける平均血圧波形表示方法において、計測対象の心電図信号からR波を検出し、1心拍の区間を決めるステップと、1心拍間の瞬間血液データの最高値を最高血圧値、最低値を最低血圧値、平均値を平均血圧値とするステップと、平均血圧値データと最高血圧値データを比較し、平均血圧値が最高血圧値より大きくない場合、平均血圧値データと最低血圧値データを比較し、平均血圧値が最低血圧値より小さくない場合、低域通過フィルタの時定数を長くするステップと、平均血圧値が最高血圧値より大きい場合、及び平均血圧値が最低血圧値より小さい場合、低域通過フィルタの時定数を短くするステップと、前記低域通過フィルタを経て瞬間血液データに基づく平均血圧データを得た後、得られたデータ及び血圧値により、瞬間血液データ波形、平均血圧データ波形、最高血圧値、最低血圧値、及び平均血圧値を、波形表示するステップとを有することを特徴とするポリグラフにおける平均血圧波形表示方法。
【請求項5】前記R波を検出して1心拍の区間を決める心拍同期信号を、脈波を検出する脈波検出手段から得ることを特徴とする請求項4に記載のポリグラフにおける平均血圧波形表示方法。
【請求項6】瞬間の血圧波形と平均の血圧波形を表示して検査を行うポリグラフにおける平均血圧波形表示装置において、前記平均の血圧波形を得るための平均血圧の応答時間を変更する応答時間変更手段を有することを特徴とするポリグラフにおける平均血圧波形表示装置。
【請求項7】前記応答時間変更手段は、最高血圧値及び最低血圧値のそれぞれと平均血圧値との比較結果に応じ、前記平均血圧値が前記最高血圧値より高い場合、或いは前記平均血圧値が前記最高血圧値より低い場合、前記平均血圧の応答時間を短縮することを特徴とする請求項6に記載のポリグラフにおける平均血圧波形表示装置。
【請求項8】前記応答時間変更手段は、時定数切り換え可能な低域通過フィルタであることを特徴とする請求項6または7に記載のポリグラフにおける平均血圧波形表示装置。
【請求項9】瞬間の血圧波形と平均の血圧波形を表示して検査を行うポリグラフにおける平均血圧波形表示装置において、計測対象から入力した心電図対応信号を増幅し、心電図信号として出力する心電図信号入力部と、入力した心電図信号を解析し、1心拍の区間を決めるR波同期信号を生成して出力する心電図解析部と、計測対象から入力した血圧対応信号を増幅し、瞬間血圧データである血圧信号として出力する血圧信号入力部と、入力した血圧信号から、R波同期信号に従って1心拍毎の最高血圧値データを検出し、最高血圧信号として出力する最高血圧測定部と、入力した血圧信号から、R波同期信号に従って1心拍毎の最低血圧値データを検出し、最低血圧信号として出力する最低血圧測定部と、2種類の時定数を切り換えることができ、入力した血圧信号から平均血圧値データを検出し平均血圧信号として出力する低域通過フィルタ部と、入力した最高血圧値データと平均血圧値データを比較し、比較結果を時定数切換データとして低域通過フィルタ部へ出力する第1血圧判定部と、入力した最低血圧値データと平均血圧値データを比較し、比較結果を時定数切換データとして低域通過フィルタ部へ出力する第2血圧判定部と、心電図信号、血圧信号、最高血圧信号、最低血圧信号及び平均血圧信号に基づく各データ波形を画面表示する波形表示部と、を有することを特徴とするポリグラフにおける平均血圧波形表示装置。
【請求項10】前記低域通過フィルタの時定数は、前記平均血圧値が前記最高血圧値より高い場合、或いは前記平均血圧値が前記最高血圧値より低い場合、検査を中断しないで済む時間に短縮されることを特徴とする請求項8または9に記載のポリグラフにおける平均血圧波形表示装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリグラフにおける平均血圧波形表示方法および装置に関し、特に、平均血圧の波形を低域通過フィルタを通して表示するポリグラフにおける平均血圧波形表示方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】心臓の活動電位の時間的変化を記録した心電図を解析する場合、例えばP、Q、R、S、Tの文字を印として用い、心臓の筋肉の活動時間(タイミング)を特定している。このことから、心臓の収縮周期とそのタイミングを知ることができる。
【0003】カテーテルを用いた血圧測定の場合は、心電図の周期に同期させて最高血圧、最低血圧、平均血圧を測定している。血圧測定のための測定装置であるポリグラフ(polygraph)においては、瞬間の血圧波形と平均の血圧波形を表示して検査を行うことがあるが、平均血圧の波形を表示する場合は、瞬時血圧値のデータに対し血圧値の脈動が感じられないように、時定数が数秒かかる低域通過フィルタを通し、平均値波形として用いる。
【0004】このようなポリグラフを用いた測定方法に関するものとして、例えば、特表平2−500650号公報に開示された長期生理学的ポリグラフ記録の分析方法が知られている。
【0005】この長期生理学的ポリグラフ記録の分析方法は、患者上の生理学的測定用センサから得られる生理学的信号を分析する方法において:(a)患者上の前記センサから時間変化する生理学的信号を受け取るステップ:(b)前記生理学的信号をデジタル化し、デジタルの生理学的信号データを与えるステップ:(c)前記デジタル化された生理学的信号データを時間的相互関連において記憶し、該データをその後の検索で利用可能とするステップ:(d)前記生理学的信号データを実時間ベースで分析し、生理学的機能の変動を示す該データ内のパターンを検出するステップ:(e)データが患者から得られている間、前記分析の結果を実時間ベースでオペレータに表示するステップ:(f)患者からの生理学的データの取得完了後、最終分析をオペレータに表示するステップ:及び(g)生理学的機能の変動を判定する新たな基準のオペレータによる指定後、長期の検索用に記憶されている生理学的データを再分析するステップ:を含む。
【0006】図4は、従来のポリグラフを用いた測定方法における測定動作を示すフローチャートである。図4に示すように、先ず、計測対象の心電図信号からR波を検出し、1心拍の区間を決める(ステップS1)。次に、1心拍間の瞬間血液データの最高値を最高血圧値とした(ステップS2)後、1心拍間の瞬間血液データの最低値を最低血圧値とし(ステップS3)、その後、1心拍間の瞬間血液データの平均値を平均血圧値とする(ステップS4)。
【0007】次に、瞬間血圧データを低域通過フィルタにより処理して平均血圧データとし(ステップS5)、得られたデータ及び血圧値に基づき、瞬間血液データ波形、平均血圧データ波形、最高血圧値、最低血圧値、及び平均血圧値を、表示装置の画面に表示する(ステップS6)。その後、処理を終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したポリグラフを用いた測定方法においては、平均血圧の波形を表示する際に、時定数が数秒かかる低域通過フィルタを通すことで、例えば心室から心房或いは心房から動脈へとカテーテルを動かした場合等に大きく血圧が変動すると、平均血圧波形が実際の平均値になるまでに数秒から十数秒の時間を必要とする。
【0009】このため、現在表示している平均血圧波形が血圧測定部位の変更に追従し血圧の変動が安定するまでの間、検査を中断することになる。
【0010】ところで、この検査は、患者の身体内部に検査器具であるカテーテルを挿入して行うため、検査時間が長引くと患者の身体への負担が大きくなる。加えて、検査費用も高くなる。従って、検査は可能な限り短時間で済ませるのが望ましく、検査時間を長引かせる検査の中断は、極力避けるべきである。
【0011】本発明の目的は、血圧測定部位の変更に際しても、検査の中断を生じさせない短時間で平均血圧波形を表示することができるポリグラフにおける平均血圧波形表示方法および装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明に係るポリグラフにおける平均血圧波形表示方法は、瞬間の血圧波形と平均の血圧波形を表示して検査を行うポリグラフにおける平均血圧波形表示方法において、前記平均の血圧波形を得るための平均血圧の応答時間を変更可能にしたことを特徴としている。
【0013】上記構成を有することにより、平均の血圧波形を得るための平均血圧の応答時間を調整することができる。これにより、血圧測定部位の変更に際しても、検査の中断を生じさせない短時間で平均血圧波形を表示することができる。
【0014】また、本発明に係るポリグラフにおける平均血圧波形表示装置により、上記ポリグラフにおける平均血圧波形表示方法を実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態に係るポリグラフにおける平均血圧波形表示装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1の波形表示部に表示される各信号に基づく波形図である。
【0017】図1に示すように、ポリグラフにおける平均血圧波形表示装置10は、心電図信号入力部11、心電図解析部12、血圧信号入力部13、最高血圧測定部14、最低血圧測定部15、低域通過フィルタ部16、第1血圧判定部17、第2血圧判定部18、及び波形表示部19を有している。
【0018】心電図信号入力部11は、心電図入力端子20に接続され、心電図入力端子20を介して計測対象から入力した心電図対応信号を増幅し、心電図信号aとして、心電図解析部12及び波形表示部19へ出力する。心電図解析部12は、入力した心電図信号aを解析し、1心拍の区間を決めるR波同期信号bを生成し、最高血圧測定部14、最低血圧測定部15及び低域通過フィルタ部16へ出力する。
【0019】血圧信号入力部13は、血圧入力端子21に接続され、血圧入力端子21を介して計測対象から入力した血圧対応信号を増幅し、瞬間血圧データである血圧信号cとして、最高血圧測定部14、最低血圧測定部15、低域通過フィルタ部16、及び波形表示部19へ出力する。
【0020】最高血圧測定部14は、入力した血圧信号cから、R波同期信号bに従って1心拍毎の最高血圧値データを検出し、最高血圧信号dとして、第1血圧判定部17及び波形表示部19へ出力する。最低血圧測定部15は、入力した血圧信号cから、R波同期信号bに従って1心拍毎の最低血圧値データを検出し、最低血圧信号eとして、第2血圧判定部18及び波形表示部19へ出力する。
【0021】低域通過フィルタ部16は、入力した血圧信号cから平均血圧値データを検出し、平均血圧信号fとして、第1血圧判定部17、第2血圧判定部18及び波形表示部19へ出力する。この低域通過フィルタ部16は、2種類の時定数を切り換えることができ、平均血圧の応答時間を変更する応答時間変更手段として機能する。
【0022】第1血圧判定部17は、入力した最高血圧値データと平均血圧値データを比較し、比較結果を時定数切換データgとして、低域通過フィルタ部16へ出力する。第2血圧判定部18は、入力した最低血圧値データと平均血圧値データを比較し、比較結果を時定数切換データhとして、低域通過フィルタ部16へ出力する。
【0023】この第1及び第2血圧判定部17,18の比較結果から、平均血圧値の方が最高血圧値よりも高くなった場合、平均血圧を求めるための低域通過フィルタ部16の時定数を、検査が中断しないで済む時間(長さ:例えば0.1秒)に短くする。同様に、平均血圧値の方が最低血圧値よりも低くなった場合、低域通過フィルタ部16の時定数を短くする。
【0024】波形表示部19は、図2に示すように、心電図信号a、血圧信号c、最高血圧信号d、最低血圧信号e、及び平均血圧信号fに基づく各データ波形を、画面表示する。図中、tは時間を示す。
【0025】図3は、図1のポリグラフにおける平均血圧波形表示装置による測定動作を示すフローチャートである。図3に示すように、先ず、計測対象の心電図信号からR波を検出し、1心拍の区間を決める(ステップS101)。次に、1心拍間の瞬間血液データの最高値を最高血圧値とした(ステップS102)後、1心拍間の瞬間血液データの最低値を最低血圧値とし(ステップS103)、その後、1心拍間の瞬間血液データの平均値を平均血圧値とする(ステップS104)。
【0026】次に、第1血圧判定部17により、平均血圧値データと最高血圧値データを比較し、平均血圧値が最高血圧値より大きいか否かを判定する(ステップS105)。平均血圧値が最高血圧値より大きくない(No)場合、第2血圧判定部18により、平均血圧値データと最低血圧値データを比較し、平均血圧値が最低血圧値より小さいか否かを判定する(ステップS106)。
【0027】ステップS106で、平均血圧値が最高血圧値より小さくない(No)場合、低域通過フィルタ部16の時定数を長くした(ステップS107)後、瞬時血圧データを低域通過フィルタ部16により処理して平均血圧データとする(ステップS108)。
【0028】一方、ステップS105で、平均血圧値が最高血圧値より大きい(Yes)場合、及びステップS106で、平均血圧値が最低血圧値より小さい(Yes)場合、低域通過フィルタ部16の時定数を短くする(ステップS109)。その後、ステップS108へ進む。
【0029】ステップS108で、平均血圧データを得た後、得られたデータ及び血圧値に基づき、瞬間血液データ波形、平均血圧データ波形、最高血圧値、最低血圧値、及び平均血圧値を、波形表示部19の画面に表示する(ステップS110)。その後、処理を終了する。
【0030】このように、本発明によれば、ポリグラフにおける平均血圧波形表示装置10は、2種類の時定数を切り換えることができる低域通過フィルタ部16を有し、第1及び第2血圧判定部17,18で、最高血圧と平均血圧、最低血圧と平均血圧をそれぞれ比較し、比較結果から、平均血圧を求めるための低域通過フィルタ部16の時定数を検査が中断しないで済む時間(長さ:例えば0.1秒)に短くする。
【0031】従って、第1及び第2血圧判定部17,18と、時定数切換部である低域通過フィルタ部16を設けたことにより、急激な血圧変動が発生した場合に平均血圧の応答時間を短縮することができることから、例えば心室から心房或いは心房から動脈へとカテーテルを動かした場合等に大きく血圧が変動しても、血圧測定部位の変更に追従して短時間に平均血圧波形を表示することができる。
【0032】この結果、血圧測定のための測定装置であるポリグラフにより、瞬間の血圧波形と平均の血圧波形を表示して検査を行う際に、検査時間を長引かせる検査の中断を生じさせず検査を短時間で済ますことができるため、患者の肉体的負担及び経済的負担を軽減することができる。
【0033】なお、上記実施の形態において、心拍同期信号(R波同期信号b)を、電図解析部12からではなく脈波を検出する脈波検出回路から得ることにより、1拍毎の検出をしてもよい。この脈波検出は、血圧から検出する方法或いは血液流量から検出する方法等が考えられる。また、心拍同期信号は、通常の心拍状態でない場合、一定時間の固定間隔から検出してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るポリグラフにおける平均血圧波形表示方法よれば、平均の血圧波形を得るための平均血圧の応答時間を調整することができるので、血圧測定部位の変更に際しても、検査の中断を生じさせない短時間で平均血圧波形を表示することができる。
【0035】よって、血圧測定のための測定装置であるポリグラフにより、瞬間の血圧波形と平均の血圧波形を表示して検査を行う際に、検査を短時間で済ませることができ、検査時間を長引かせる検査の中断を生じさせないことから、患者の肉体的負担及び経済的負担を軽減することができる。
【0036】また、本発明に係るポリグラフにおける平均血圧波形表示装置により、上記ポリグラフにおける平均血圧波形表示方法を実現することができる。




 

 


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