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発明の名称 心臓刺激装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−14805(P2000−14805A)
公開日 平成12年1月18日(2000.1.18)
出願番号 特願平10−187236
出願日 平成10年7月2日(1998.7.2)
代理人 【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
【テーマコード(参考)】
4C053
【Fターム(参考)】
4C053 JJ01 JJ06 JJ40 KK02 KK07 
発明者 坪谷 直志 / 福地 成夫 / 田中 正彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 先端に電極の付いたカテーテルを心腔内に挿入し、刺激パルス生成部で生成した刺激パルスをカテーテルに出力することにより心臓を刺激する心臓刺激装置において、刺激パルスを出力しない期間にカテーテル側と刺激パルス生成部とを切り離すゲート部を備えることを特徴とする心臓刺激装置。
【請求項2】 先端に電極の付いたカテーテルを心腔内に挿入し、生成した刺激パルスをカテーテルに出力することにより心臓を刺激する心臓刺激装置において、所定の刺激パルスを発生する刺激パルス発生部と、このパルス発生部からの刺激パルスを通過させ、身体と装置とを直流的に絶縁する絶縁部と、この絶縁部を通過した刺激パルスを整流する整流部と、整流部からカテーテル側に設けられ、刺激パルス出力期間にのみ接続状態となって整流部からの刺激パルスをカテーテル側に出力し、それ以外の期間に未接続状態となってカテーテル側と整流部とを切り離すゲート部とを備えることを特徴とする心臓刺激装置。
【請求項3】 請求項1または2記載の心臓刺激装置において、ゲート部は、刺激パルスが流れる刺激パルス信号線に直列的に設けられたホトMOSリレーからなることを特徴とする心臓刺激装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、心臓刺激装置に関し、特に先端に電極の付いたカテーテルを心腔内に挿入して、所定パターンの刺激パルスを出力することにより心臓を刺激する心臓刺激装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の心臓刺激装置1は、図4に示すような構成となっていた。まず、制御部15の制御により、刺激パルス生成部10の刺激パルス発生部11から、図5に示すような、複数の刺激パルスからなる刺激パターンが出力される。この場合、制御部15は、パルス幅Tw(0.5〜2.0ms),出力電圧Vout(2〜6V)、間隔Ti(60〜5000ms)、パターン長Tp(1〜99s)などを設定する。
【0003】このようにして発生させた刺激パルスは、刺激パルス生成部10のトランスを用いた絶縁部12で身体との電気的絶縁がとられた後、整流部13で整流される。整流された刺激パルスは、動作時には連続的に接続され緊急時にのみ身体と装置とを切り離す出力接続部14を介してカテーテル2に出力される。カテーテル2の先端には電極(図示せず)が設けられており、その電極から心臓3に対して刺激パルスが印加される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の心臓刺激装置では、高周波アブレーション装置の併用した場合、高周波アブレーション装置からの高周波信号がカテーテルを介して心臓刺激装置に混入し、その内部で整流されて直流成分となった後、心臓に印加されて心臓へ影響を与える可能性があるという問題点があった。高周波アブレーション装置5は、心臓の異常部位が特定された場合、先端に電極が設けられたカテーテル4を介して、その異常部位に高周波信号21を印加することにより、異常部位を焼灼(アブレーション)するものである。
【0005】このとき、高周波アブレーション装置5からカテーテル4を介して心臓に印加された高周波信号21は、カテーテル2を介して心臓刺激装置1に入力される。そして、出力接続部14を介して整流部13で整流され、その直流成分22がカテーテル2を介して再び心臓3に印加され、心臓3へ影響を与える可能性があった。本発明はこのような課題を解決するためのものであり、高周波アブレーション装置を併用した場合でも心臓への影響を抑制できる心臓刺激装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために、本発明による心臓刺激装置は、刺激パルスを出力しない期間にカテーテル側と刺激パルス生成部とを切り離すゲート部を備え、刺激パルス出力期間にはカテーテル側と刺激パルス生成部とを接続し、それ以外の期間には未接続とするようにしたものである。したがって、心臓側からの高周波信号の混入は、刺激パルス信号の出力期間以外の期間では常に阻止される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態である心臓刺激装置のブロック図であり、同図において、前述(図4参照)と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。本発明では、出力段にゲート部16を設けて、刺激パルスを出力しない期間には、カテーテル2(心臓3)側と刺激パルス生成部10側とを未接続とすることにより、外部からの高周波信号の混入を阻止するようにしたものである。
【0008】心臓刺激装置1において、11は、制御部15からの設定情報、例えばパルス幅Tw(0.5〜2.0ms),出力電圧Vout(2〜6V)、間隔Ti(60〜5000ms)、パターン長Tp(1〜99s)などに基づいて、所定の刺激パルスを発生する刺激パルス発生部、12はトランスなどを用いて身体と装置とを直流的に絶縁する絶縁部、13は絶縁部12からの刺激パルスを整流する整流部であり、これら刺激パルス発生部11、絶縁部12および整流部13から刺激パルス生成部10が構成されている。
【0009】また、16は刺激パルス発生期間に同期する制御部15の制御に基づいて、刺激パルス出力期間のみ身体と装置とを接続し、それ以外の期間には身体と装置とを未接続とするゲート部、14は動作時に連続的に接続され緊急時にのみ身体と装置とを切り離す出力接続部である。
【0010】次に、図2を参照して、本発明の動作を説明する。制御部15からの設定情報に基づいて刺激パルス発生部11から出力された刺激パルスは、絶縁部12および整流部13を介して、ゲート部16に入力される。ゲート部16は、図2に示すように、制御部15の制御により、刺激パルスの出力期間すなわちパルス幅Twの期間だけ接続状態となり、それ以外の期間すなわち間隔Tiの期間は未接続状態となる。
【0011】したがって、刺激パルス信号の出力期間以外の期間、すなわち装置動作時の大部分を占める期間において、心臓3側からの高周波信号の混入が常に阻止されることになる。一方、刺激パルス信号の出力期間においては、高周波信号が混入する可能性があるが、一般に、不整脈のなかでも緊急処置を必要とする心室細動を電気的に発生させるには、電圧2〜6V、通電時間1〜2s、電流100〜200mAで直接心臓に印加すると発生すると言われている。
【0012】ここで、電圧2V、通電時間1s、電流100mAを印加したときと比較すると、本発明では、出力接続部が接続したときに混入した外部からの高周波信号が整流され直流成分として現れたとしても、その時間は、刺激パルスのパルス幅Tw(最大値2ms)である。したがって、心室細動を発生させるに必要な時間の500分の1しか印加されないため、患者が心室細動に至ることはなく、心臓への影響を抑制できる。
【0013】なお、図3にゲート部16の構成例を示す。ここでは、刺激パルス信号線32A,32Bに直列して、ホトMOSリレーを設けて制御部15からオン/オフ制御するものとなっている。これにより、刺激パルス信号線32A,32Bと制御部側との絶縁を保ちながら、極めて短いパルス幅Twの期間だけ正確に接続(オン)できる。
【0014】なお、以上の説明において、ゲート部16を出力接続部14から刺激パルス生成部10側すなわち整流部13側に設けた場合を例に説明したが、カテーテル2と整流部13との間であればいずれにゲート部16を設けてもよく、前述と同様の作用効果が得られる。したがって、出力接続部14の外側すなわちカテーテル2側にゲート部16を設けてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、刺激パルス出力期間にのみ接続状態となり、それ以外の期間に未接続状態となるゲート部を設けて、刺激パルス出力期間以外の期間には、カテーテル側と刺激パルス生成部とを切り離すようにしたので、刺激パルス信号の出力期間以外の期間、すなわち装置動作時の大部分を占める期間において、心臓側からの高周波信号の混入を常に阻止することができ、高周波アブレーション装置を併用した場合でも心臓への影響を抑制できる。




 

 


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