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発明の名称 着用物品
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−279443(P2000−279443A)
公開日 平成12年10月10日(2000.10.10)
出願番号 特願平11−92666
出願日 平成11年3月31日(1999.3.31)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
3B029
【Fターム(参考)】
3B029 BD09 BD10 BD12 BD13 BD14 
発明者 大坪 俊文
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 互いに対向して長手方向へ延びる両側縁部と、互いに対向して幅方向へ延びる両端縁部とを有するシート状部材で構成され、前記長手方向に前胴周り域と、後胴周り域と、それら前後胴周り域の間に位置する股下域とを有し、前記両側縁部の内側近傍に位置して前記長手方向へ延び、かつ、自由側縁部と前記部材の上面に固定された固定側縁部と前記両端縁部に位置して前記部材の内側へ倒伏された状態で前記部材の上面に固定された固定端縁部とを有して前記部材の上面から上方へ起立性向を有する一対の防漏カフを備えた着用物品において、前記カフの固定端縁部近傍に位置する前記カフの自由側縁部それぞれが、前記前後胴周り域の少なくとも一方であって、前記カフの固定側縁部から幅方向外方へ延びる前記部材の両側縁部に固定されていることを特徴とする前記物品。
【請求項2】 前記カフが、不織布シートで形成され、前記長手方向へ延びる少なくとも1条の弾性部材が前記カフの自由側縁部に伸長状態で取り付けられている請求項1記載の物品。
【請求項3】 前記カフが、伸縮性を有する不織布シートで形成されていて前記シートに伸張状態で取り付けられている請求項1記載の物品。
【請求項4】 前記物品が、前記部材として透液性トップシートと前記トップシートの下面に位置する不透液性バックシートとで形成され、それらシートの間に吸液性コアを介在させた積層パネルからなる使い捨ておむつである請求項1ないし請求項3いずれかに記載の物品。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おむつカバーや使い捨ておむつ等の着用物品に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−43234号公報は、透液性トップシートと、不透液性バックシートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとを有し、コアの側縁部の外側近傍で長手方向へ延びていて、トップシートの上面から上方へ起立性向を有する左右一対の防漏カフが形成された使い捨ておむつを開示している。カフは、長手方向へ弾性部材を伸長状態で取り付けた内側縁部と、トップシートの上面に固定された外側縁部と、おむつの内側へ倒伏された状態で、前後胴周り域に位置するトップシートの上面に固定された前後端縁部とを有する。おむつがその内面を内側にして長手方向に湾曲すると、弾性部材が収縮してカフがおむつの上方へ起立する。
【0003】特開平10−192338号公報は、透液性トップシートと、不透液性バックシートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとからなる積層パネルで構成され、後胴周り域の回り方向へ延在するパッド部材と、コアの長手方向へ延在する弾性収縮可能な一対のバリヤフラップとが形成された着用吸収性物品を開示している。バリヤフラップは、外側部分と、外側部分からコアの側へ延びる内側部分と、外側部分の側へ折り返された状態で、外側部分の外面に固定された両端部とを有し、内側部分には、長手方向へ延びる弾性部材が伸長状態で取り付けられている。吸収性物品がその内面を内側にして長手方向に湾曲すると、弾性部材が収縮してバリヤフラップが着用物品の上方へ起立する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−43234号公報開示のおむつは、カフの前後端縁部がおむつの内側へ倒伏、固定されているので、前後胴周り域に位置するカフは、おむつの湾曲によって弾性部材が収縮しても、前後端縁部に拘束されて十分に起立することができない。股下域では、カフの起立により排泄物の横漏れを防ぐことができるが、前後胴周り域では、上記のようにカフの起立が不十分となるので、排泄物が漏れてしまうことがある。
【0005】特開平10−192338号公報開示の吸収性物品は、バリヤフラップの両端部が物品の外側へ倒伏、固定されているので、前後胴周り域に位置するバリヤフラップは障壁としての機能を有さず、排泄物の漏れを防ぐことはできない。
【0006】本発明の課題は、前後胴周り域に位置するカフを確実に起立させ、前後胴周り域における排泄物の横漏れを防ぐことができる着用物品の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決するための本発明は、互いに対向して長手方向へ延びる両側縁部と、互いに対向して幅方向へ延びる両端縁部とを有するシート状部材で構成され、前記長手方向に前胴周り域と、後胴周り域と、それら前後胴周り域の間に位置する股下域とを有し、前記両側縁部の内側近傍に位置して前記長手方向へ延び、かつ、自由側縁部と前記部材の上面に固定された固定側縁部と前記両端縁に位置して前記部材の内側へ倒伏された状態で前記部材の上面に固定された固定端縁部とを有して前記部材の上面から上方へ起立性向を有する一対の防漏カフを備えた着用物品を改良することにある。
【0008】改良に係る本発明が特徴とするところは、前記カフの固定端縁部近傍に位置する前記カフの自由側縁部それぞれが、前記前後胴周り域の少なくとも一方であって、前記カフの固定側縁部から幅方向外方へ延びる前記部材の両側縁部に固定されていることにある。
【0009】本発明の実施の形態の一例としては、前記カフが、不織布シートで形成され、前記長手方向へ延びる少なくとも1条の弾性部材が前記カフの自由側縁部に伸長状態で取り付けられている。
【0010】本発明の実施の形態の他の一例としては、前記カフが、伸縮性を有する不織布シートで形成されていて前記シートに伸張状態で取り付けられている。
【0011】本発明の実施の形態の他の一例としては、前記物品が、前記部材として透液性トップシートと前記トップシートの下面に位置する不透液性バックシートとで形成され、それらシートの間に吸液性コアを介在させた積層パネルからなる使い捨ておむつである。
【0012】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、本発明に係る着用物品の詳細を開放型の使い捨ておむつを例として説明すると、以下のとおりである。
【0013】図1は、積層パネル1で構成されたおむつの部分破断斜視図である。パネル1は、透液性トップシート2と、不透液性バックシート3と、トップシート2とバックシート3との間に介在し、それらシート2,3のうちの少なくとも一方の内面に接合された吸液性コア4とで形成されている。
【0014】パネル1は、互いに対向して長手方向へ延びる両側縁部1aと、互いに対向して長手方向と交差する幅方向へ延びる両端縁部1bとを有し、長手方向に前胴周り域20と、後胴周り域22と、それら前後胴周り域20,22の間に位置する股下域21とを有する。
【0015】パネル1の両側縁部1aには、コア4の両側縁それぞれから幅方向外方へ延出し、股下域21における幅狭い部分と前後胴周り域20,22における幅広い部分とを有するサイドフラップ5が形成されている。両側縁部1aには、サイドフラップ5の内側であって、コア4の両側縁の外側近傍に位置する一対の防漏カフ6が長手方向へ延びている。
【0016】カフ6は、不織布シートで形成されたものであって、股下域21においてトップシート2とバックシート3とのいずれにも固定されていない自由側縁部6aと、自由側縁部6aの下方に位置して長手方向へ延びる固定側縁部6bと、前後胴周り域20,22に位置する固定端縁部6cとを有する。固定側縁部6bから幅方向外方へ延びるカフ6の部分の形状は、バックシート3の外側縁域の形状と同じである。
【0017】カフ6は、固定側縁部6bがトップシート2の上面に固定され、固定端縁部6cがパネル1の内側に倒伏された状態でトップシート2の上面に固定されている。カフ6の自由側縁部6aには、長手方向へ延びる弾性部材8が伸長状態で取り付けられている。カフ6の固定端縁部6c近傍に位置するカフ6の自由側縁部6aそれぞれは、カフ6の固定側縁部6bの外側であって後胴周り域22に位置するサイドフラップ5に固定されている。
【0018】図では、前後胴周り域20,22に位置するサイドフラップ5それぞれがパネル1の幅方向外方へ拡開されている。後胴周り域22に位置する自由側縁部6aは、パネル1の幅方向外方へ引っ張られて、パネル1の内側に倒伏した状態からパネル1の外側へ折り返された状態にある。
【0019】カフ6の固定端縁部6c近傍に位置する自由側縁部6aそれぞれは、カフ6の固定側縁部6bの外側であって前胴周り域20に位置するサイドフラップ5に固定されていてもよい。
【0020】パネル1の前後胴周り域20,22には、パネル1の両端縁部1bに沿って、幅方向へ延びるフィルム状の胴周り用弾性部材9,10が、トップシート2とバックシート3との間に介在し、それらシート2,3のうちの少なくとも一方に伸長状態で取り付けられている。
【0021】パネル1の股下域21には、パネル1の両側縁部1aに沿って、長手方向へ延びる脚周り用弾性部材7が、バックシート3とカフ6の部分との間に介在し、それら3,6のうちの少なくとも一方に伸長状態で取り付けられている。後胴周り域22には、両側縁部1aからパネル1の幅方向内方へ延びる一対のテープファスナ11の基端部が取り付けられている。
【0022】図では、それら弾性部材7,8,9,10の伸長状態が解除され、パネル1の両端縁部1bと股下域21における両側縁部1aとに沿ってギャザーが形成されている。
【0023】図2は、図1のA−A線断面を含むパネル1の斜視図である。パネル1は、トップシート2の側縁部がコア4の側縁の外側近傍で終わり、バックシート3の側縁部とカフ6の固定側縁部6bから外側へ延びる部分とがトップシート2の側縁部からさらに外方へ延出している。バックシート3の側縁部とカフ6の部分とは、互いに固定されてサイドフラップ5を形成している。カフ6は、自由側縁部6aの上部が弾性部材8を包むようにパネル1の内側へ折り重ねられ、カフ6の自由側縁部6aの下部がカフ6の部分の上面に接着剤12を介して固定されている。弾性部材8は、カフ6の自由側縁部6aに被覆された状態で取り付けられている。
【0024】図3は、着用状態を示すパネル1の内面の側の斜視図であり、パネル1のほぼ左半分を示す。前胴周り域20におけるパネル1の外面には、テープファスナ11の止着域となるターゲットテープ13が取り付けられている。パネル1には、テープファスナ11の自由端部の内面に塗布された粘着剤(図示せず)を介して、テープファスナ11がターゲットテープ13に止着されて、胴周り開口14と脚周り開口15とが形成されている。
【0025】後胴周り域22に位置するカフ6の自由側縁部6aは、後胴周り域22のサイドフラップ5に引っ張られて強制的に起立させられ、それに連動するように股下域21に位置するカフ6の自由側縁部6aがパネル1の上面から上方へ起立している。後胴周り域22には、トップシート2とカフ6の自由側縁部6aとがパネル1の内側へ向かって開口するポケットPを形成している。ポケットPは、着用中であっても、開口状態を維持することができる。固定端縁部6cがパネル1の内側または外側へ倒伏されたままのカフ6とは異なり、後胴周り域22に位置するカフ6が障壁としての機能を十分に発揮することができるので、後胴周り域22での排泄物の横漏れを防ぐことができる。
【0026】後胴周り域22に位置する自由側縁部6aが、パネル1の幅方向外方へ引っ張られているので、パネル1がその内面を内側にして長手方向に湾曲したときの弾性部材8の収縮と相俟って、カフ6の自由側縁部6aがパネル1の上方へ起立し易くなる。
【0027】トップシート2には、不織布や開孔プラスチックフィルム等の透液性のシート、好ましくは透液性であって疎水性のシートが使用される。バックシート3には、不透液性のプラスチックフィルムまたはプラスチックフィルムと疎水性不織布とのラミネートシート、好ましくは通気不透液性のシートが使用される。
【0028】カフ6には、通気不透液性の不織布シートまたは通気不透液性の伸縮性不織布シートが使用される。伸縮性不織布シートを使用する場合は、カフ6を伸長状態でパネル1の上面に固定し、カフ6の自由側縁部に対する弾性部材の取り付けを省くことができる。不織布としては、坪量5〜150g/m2の繊維からなるスパンポンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布等を使用することができる。
【0029】コア4は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物であり、所要の厚みに圧縮され、全体がティシュペーパ等の透水シートによって被覆されている。 シートの固定や弾性部材の取り付けには、ホットメルト接着剤等の接着剤や粘着剤、または、熱溶着の技術を利用することができる。
【0030】この発明は、開放型の使い捨ておむつの他に、パンツ型の使い捨ておむつ、不透液性のプラスチックフィルムまたはプラスチックフィルムと疎水性不織布とのラミネートシート等で形成されたおむつカバーにも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る着用物品によれば、前後胴周り域を着用物品の幅方向外方へ拡開すると、カフの自由側縁部が幅方向外方へ引っ張られて、前後胴周り域に位置するカフが起立する。前後胴周り域には、着用物品の内側へ向かって開口するポケットが形成されるので、カフの固定端縁部が物品の内側へ倒伏された状態で物品に固定されていたとしても、前後胴周り域における排泄物の横漏れを防止することができる。




 

 


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