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発明の名称 使い捨ておむつ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−225143(P2000−225143A)
公開日 平成12年8月15日(2000.8.15)
出願番号 特願平11−27784
出願日 平成11年2月4日(1999.2.4)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
3B029
4C098
【Fターム(参考)】
3B029 BD12 BD13 BD14 
4C098 AA09 CC02 CC03 CC05 CC15 CC16 CE06
発明者 大坪 俊文
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 透液性トップシートと、不透液性バックシートと、それら両シートの間に介在する吸液性コアとで構成され、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域と、後胴周り域と、それら前後胴周り域の間に位置する股下域とを有する積層パネルを含む使い捨ておむつにおいて、前記積層パネルは、その縦中心線に沿って前記後胴周り域から前記股下域へ延びる一対の接合縁部を有して前記パネルの非肌当接面の側へ凹む凹陥部を備え、前記凹陥部は、前記各接合縁部に沿って互いに分割される一対の分割域が、前記各接合縁部から分割されたとき、前記各接合縁部の間に所与形状のスペースが生ずる形状を有し、前記一対の分割域が互いに引き寄せられて前記接合縁部が前記縦中心線上で互いに接合されることにより形成されていることを特徴とする前記おむつ。
【請求項2】 前記スペースの幅寸法が、前記後胴周り域から前記股下域へ向かうにつれて次第に縮小するとともに、前記凹陥部の深さが、前記後胴周り域から前記股下域へ向かうにつれて次第に拡大している請求項1記載のおむつ。
【請求項3】 弾性部材を伸長状態で取り付けた自由側縁部と前記トップシートの上面に固着された基側縁部とを有し、前記トップシート上面からの起立性向を有する一対の防漏カフが、前記コアの両側縁部近傍で前記長手方向へ延び、互いに対向して延びる前記カフの離間寸法が、前記股下域から前記後胴周り域へ向かうにつれて次第に縮小している請求項2記載のおむつ。
【請求項4】 前記防漏カフの自由側縁部それぞれが、前記後胴周り域において互いに当接している請求項3記載のおむつ。
【請求項5】 前記防漏カフの長手方向両端縁部それぞれが、前記おむつの内側へ倒伏された状態で前記トップシート上面に固着されている請求項3または請求項4記載のおむつ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平5−86320号公報は、透液性トップシートと、不透液性バックシートと、それら両シートの間に介在する吸収体とで構成され、吸収体には、股下域の位置に吸収体の上方から下方へくぼむ凹部と、吸収体の上面から隆起して凹部の周縁を画成する隆起部とからなる便止めを設けた使い捨ておむつを開示している。
【0003】実開平6−21624号公報は、透液性トップシートと、不透液性バックシートと、それら両シートの間に介在する吸収体とで構成され、吸収体には、臀部の位置に大便受容用の凹部を設けた使い捨ておむつを開示している。
【0004】それらおむつは、吸収体に凹部や環状隆起部を形成して大便等の固形排泄物を保持することを意図している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のおむつは、股下域の位置に形成された便止めや臀部の位置に形成された大便受容用の凹部が、おむつの着用中に着用者の排泄位置からずれると、凹部に固形排泄物が収容されなかったり、おむつの上面に位置するトップシートが排泄物を十分に透過させる性能を有していない場合、凹部に一旦収容された軟便や下痢等の流動性排泄物がトップシートの表面に逆流して拡散するという問題がある。また、吸液性コアが近年の構成技術の進歩にともなって薄型化しているが、薄型のコアにおいては、所要量の大便を収容するための凹部を形成することが難しいという問題もある。
【0006】本発明の課題は、吸液性コアに凹部や隆起部を形成することなく、排泄物をおむつの内部に収容、保持することができる使い捨ておむつを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決するための本発明は、透液性トップシートと、不透液性バックシートと、それら両シートの間に介在する吸液性コアとで構成され、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域と、後胴周り域と、それら前後胴周り域の間に位置する股下域とを有する積層パネルを含む使い捨ておむつを改良することにある。
【0008】改良に係る本発明が特徴とするところは、前記積層パネルは、その縦中心線に沿って前記後胴周り域から前記股下域へ延びる一対の接合縁部を有して前記パネルの非肌当接面の側へ凹む凹陥部を備え、前記凹陥部は、前記各接合縁部に沿って互いに分割される一対の分割域が、前記各接合縁部から分割されたとき、前記各接合縁部の間に所与形状のスペースが生ずる形状を有し、前記一対の分割域が互いに引き寄せられて前記接合縁部が前記縦中心線上で互いに接合されることにより形成されていることにある。
【0009】本発明の実施の形態の一例としては、前記スペースの幅寸法が、前記後胴周り域から前記股下域へ向かうにつれて次第に縮小するとともに、前記凹陥部の深さが、前記後胴周り域から前記股下域へ向かうにつれて次第に拡大している。
【0010】本発明の実施の形態の他の一例としては、弾性部材を伸長状態で取り付けた自由側縁部と前記トップシートの上面に固着された基側縁部とを有し、前記トップシート上面からの起立性向を有する一対の防漏カフが、前記コアの側縁部近傍で前記長手方向へ延び、互いに対向して延びる前記カフの離間寸法が、前記股下域から前記後胴周り域へ向かうにつれて次第に縮小している。
【0011】本発明の実施の形態の他の一例としては、前記防漏カフの自由側縁部それぞれが、前記後胴周り域において互いに当接している。
【0012】また、前記防漏カフの長手方向両端縁部それぞれが、前記おむつの内側へ倒伏された状態で前記トップシート上面に固着されている。
【0013】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、本発明に係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0014】図1,2は、使い捨ておむつの部分破断斜視図と、凹欠部23(スペース)の側縁部24(接合縁部)それぞれを互いに固着する前の状態にあるおむつの平面図である。おむつは、積層パネル1を含み、積層パネル1は、透液性トップシート2と、不透液性バックシート3と、トップシート2とバックシート3との間に介在し、それらシート2,3のうちの少なくとも一方の内面に接合された吸液性コア4とで構成され、パネル1は、その長手方向へ延びる一対の防漏カフ5を備えている。パネル1は、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域20と、後胴周り域22と、これら前後胴周り域20,22の間に位置する股下域21とを有し、互いに対向して長手方向へ延び、股下域21においてパネル1の内方へ湾曲する両側縁13,14と、両側縁13,14と交差して互いに対向して幅方向へ延びる両端縁11,12とを有する。
【0015】パネル1は、股下域21の中央部21a近傍から後胴周り域22の端縁12近傍に、パネル1の非肌当接面の方向へ凹むポケットP(凹陥部)を備え、ポケットPは、後胴周り域22から股下域21へ向かって延びる凹欠部23の側縁部24どうしが互いに固着されることで形成されている。
【0016】凹欠部23は、V字状を呈し、パネル1の幅方向の寸法を二分して長手方向へ延びる縦中心線Yを挟んで、後胴周り域22から股下域21の中央部21a近傍にまで延びている。互いに対向して延びる凹欠部23の側縁の縦中心線Yに対する離間寸法L1は、後胴周り域22から股下域21へ向かうにつれて次第に縮小している。凹欠部23は、V字状のみならず、股下域21の中央部21aを頂部とする鋭頭、鈍頭のU字状であってもよい。
【0017】パネル1には、コア4の両側縁部4aそれぞれから幅方向外方へ延出し、股下域21における幅狭い部分と前後胴周り域20,22における幅広い部分とを有するサイドフラップ6が形成されている。サイドフラップ6には、パネル1の両側縁13,14に沿ってパネル1の長手方向へ延びる複数の脚周り用弾性部材7が伸長状態で取り付けられている。
【0018】パネル1の内面には、コア4の両側縁部4a近傍に長手方向へ延びる一対の防漏カフ5が取り付けられている。防漏カフ5は、基側縁部5bがトップシート2の上面に固着され、長手方向両端縁部5cがパネル1の内方であって、トップシート2の上面の側に倒伏した状態で固着されている。防漏カフ5の自由側縁部5aには、弾性部材10が伸長状態で取り付けられ、パネル1がその内面を内側にして長手方向に湾曲すると、弾性部材10が収縮してカフ5がパネル1の上方へ起立するとともに、カフ5の自由側縁部5aにギャザーが形成される。互いに対向して延びるカフ5の離間寸法は、股下域21から後胴周り域22へ向かうにつれて次第に縮小している。後胴周り域22では、カフ5の自由側縁部5aどうしが互いに当接し、後胴周り域22においてカフ5がポケットPを囲んでいる。
【0019】パネル1の前後胴周り域20,22には、パネル1の両端縁11,12に沿って、パネル1の幅方向へ延びるフィルム状の胴周り用弾性部材8,9が、トップシート2とバックシート3との間に介在し、それらシート2,3のうちの少なくとも一方に伸長状態で固着されている。図1では、それら弾性部材8,9の伸長状態が解除され、パネル1の股下域21における両側縁13,14と両端縁11,12とに沿ってギャザーが形成されている。
【0020】後胴周り域22には、両側縁13,14からパネル1の幅方向内方へ延びる一対のテープファスナ15の基端部が固着されている。テープファスナ15の自由端部には、粘着剤が塗布されている。前胴周り域20におけるパネル1の外面には、テープファスナ15の止着域となるターゲットテープが取り付けられ、テープファスナ15をその内面に塗布された粘着剤を介して、ターゲットテープに止着すると、胴周り開口と左右一対の脚周り開口とが形成される(図示せず)。
【0021】図3,4は、図1のA−A線断面を示すパネル1の斜視図と、図1のB−B線断面図であり、図3では、カフ5がパネル1の内面から起立した状態で示されている。パネル1は、凹欠部23の側縁部24において、トップシート2の上面どうしが互いに固着され、トップシート2からさらにパネル1の下方へ延出するバックシート3の上面どうしが互いに固着されている。
【0022】パネル1は、トップシート2の側縁部がコア4の側縁部4a近傍で終わり、バックシート3の側縁部がトップシート2の側縁部からさらに外方へ延出している。カフ5は、パネル1の幅方向内方から外方へ延びる不織布シートによって形成され、カフ5の自由側縁部5aでは、不織布シートが弾性部材10を被覆するようにパネル1の内面の側へ折り重ねられ、弾性部材10がカフ5に間欠的に固着されている。カフ5は、基側縁部5bからパネル1の幅方向外方へ延びる部分がバックシート3の側縁部に固着されている。カフ5の自由側縁部5aは、後胴周り域22において当接する部分が互いに固着されていてもよいし、固着されていなくてもよいが、後胴周り域22からの排泄物の漏れ防止を向上させるうえで、固着されていることが好ましい。
【0023】バックシート3の側縁部とカフ5の部分とはサイドフラップ6を形成し、バックシート3の側縁部とカフ5の部分との間に介在する脚周り用弾性部材7が、バックシート3とカフ5の部分との少なくとも一方に間欠的に固着されている。
【0024】ポケットPの深さL2は、図4に示すように、後胴周り域22から股下域21へ向かうにつれて次第に拡大し、股下域21の中央部21a近傍が最深部となっている。
【0025】トップシート2には、不織布や開孔プラスチックフィルム等の透液性のシート、好ましくは透液性であって疎水性のシートが使用される。バックシート3には、不透液性のプラスチックフィルムまたはプラスチックフィルムと疎水性不織布とのラミネートシート、好ましくは通気不透液性のシートが使用される。防漏カフ5には、通気性不織布、好ましくは通気不透液性の不織布シートが使用される。不織布としては、坪量5〜150g/m2の繊維からなるスパンポンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布を使用することができる。コア4は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物であり、所要の厚みに圧縮され、全体がティシュペーパ等の透水シートによって被覆されている。これら部材の固着には、ホットメルト接着剤等の接着剤や粘着剤、各部材に対する熱溶着の技術を利用することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る使い捨ておむつによれば、コアに凹部や隆起部を形成することなく、排泄物をおむつの内部に収容、保持することができるポケットを形成することができる。排泄物が固形のものである場合、ポケットの最深部となる股下域の中央部近傍に排泄物が落下、収容されるので、排泄物が逆戻りしておむつから漏れることはない。排泄物が流動性のものであっても、最深部に流入しトップシートからコアに吸収されるので、トップシートの上面に逆流して拡散したりすることがない。
【0027】防漏カフの互いの離間寸法が、股下域から後胴周り域へ向かうにつれて次第に縮小し、後胴周り域ではカフの自由側縁部どうしが当接してポケットを囲んでいるので、カフが障壁となって後胴周り域からの排泄物の漏れを防ぐことができる。




 

 


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