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発明の名称 使い捨ておむつ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−189457(P2000−189457A)
公開日 平成12年7月11日(2000.7.11)
出願番号 特願平10−371158
出願日 平成10年12月25日(1998.12.25)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
3B029
4C098
【Fターム(参考)】
3B029 BB02 BB03 BB05 BB06 BD12 BD14 BD17 BD18 BD21 
4C098 AA09 CC03 CC07 CC10 CC11 CE06 DD02 DD10
発明者 大坪 俊文
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 透液性トップシートと、不透液性バックシートと、これらシート間に介在する吸液性コアとから構成される吸収性構造体を備え、縦中心線と、前腰回域と、後腰回域と、股下域とを有し、少なくとも前記股下域に大便処理シートが分離可能に接合されている使い捨ておむつにおいて、前記吸収性構造体がその縦方向に沿う各側域に断面乙形の折込部を有し、前記折込部が前記縦中心線側へ折込まれた下側部分と前記縦中心線側と反対の外側へ折込まれ前記下側部分の上面に重なる上側部分とから形成され、前記大便処理シートの縦方向に沿うその各側縁部が前記折込部の前記各上側部分に分離可能に接合され、前記各折込部が互いに反対向きの外側へ引っ張られたとき、前記大便処理シートが前記吸収性構造体から分離することを特徴とする前記おむつ。
【請求項2】 前記大便処理シートが水解性を有する請求項1に記載のおむつ。
【請求項3】 前記各折込部の前記各上側部分に対する前記大便処理シートの各側部の接合強度が前記大便処理シートの横方向における引裂強度よりも低い請求項1に記載のおむつ。
【請求項4】 前記接合強度が、前記大便処理シートの乾燥時で30〜200g/25mm,湿潤時で20〜100g/25mmである請求項3に記載のおむつ。
【請求項5】 前記各折込部の前記下側部分の幅寸法が10〜60mmである請求項1に記載のおむつ。
【請求項6】 前記各折込部が前記コアの縦方向に沿う各側縁から外側へ延出するサイドフラップにおいて形成されている請求項1に記載のおむつ。
【請求項7】 前記大便処理シートが前記股下域における前記各折込部の前記上側部分だけに接合され、前記前後腰回域における前記各折込部が横方向へ展開可能である請求項1に記載のおむつ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使い捨ておむつに関し、さらに具体的には、おむつに排泄された大便を簡便に処理するための手段を有する使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、使い捨ておむつと、これに排泄された大便とを別々に廃棄するため、大便処理シートがおむつの肌当接面を形成する透液性トップシートに剥離可能に接合された使い捨ておむつが、例えば、特開昭61−28002,特開平5−3889,特開平7−31022,特開平5−33717に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のおむつは、大便処理シートに排泄された大便を処理する場合、該処理シートをおむつから分離して大便を包んで所定場所に投棄するか、該処理シートが水解性のものであると、該処理シートを大便とともに水洗便器に投入することができるので、排泄されたおむつをそのまま所定場所等に投棄する場合に比較して公衆衛生的に優れている。
【0004】しかしながら、前記いずれの場所に大便処理シートを大便とともに投棄する場合でも、処理者が大便処理シートを手で摘持しておむつから分離する操作が必要であるばかりでなく、そのように摘持するため、処理者が摘持した手を排泄物で汚すことがあり、汚すと、手を洗浄しなければならない。
【0005】この発明の課題は、大便処理シートを備える使い捨ておむつにおいて、処理者が該処理シートを手で摘持することなくおむつから分離させることができるものを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、透液性トップシートと、不透液性バックシートと、これら間に介在する吸液性コアとから構成される吸収性構造体を備え、縦中心線と、前腰回域と、後腰回域と、股下域とを有し、少なくとも前記股下域に大便処理シートが分離可能に接合されている使い捨ておむつの改良にある。
【0007】改良に係るこの発明の特徴は、前記吸収性構造体がその縦方向に沿う各側域に断面乙形の各折込部を有し、前記各折込部が前記縦中心線側へ折込まれた前記各側域の下側部分と前記縦中心線側と反対の外側へ折込まれ前記下側部分の上面に重なる前記各側域の上側部分とから形成され、前記大便処理シートの縦方向に沿うその各側縁部が前記各上側部分に分離可能に接合され、前記各折込部が互いに反対向きの外側へ引っ張られたとき、前記大便処理シートが前記吸収性構造体から分離することにある。
【0008】この発明は、前記大便処理シートが水解性を有する;前記各折込部の前記各上側部分に対する前記大便処理シートの各側部の接合強度が前記大便処理シートの横方向における引裂強度よりも低い;前記接合強度が、前記大便処理シートの乾燥時で30〜200g/25mm,湿潤時で20〜100g/25mmであり、前記各折込部の前記下側部分の幅寸法が10〜60mmであり;前記各折込部が前記コアの縦方向に沿う各側縁からを外側へ延出するサイドフラップにおいて形成されている;前記大便処理シートが前記股下域における前記各折込部の前記上側部分にだけ接合され、前記前後腰回域における前記各折込部が横方向へ展開可能である;という構成態様を好ましい構成態様として含む。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明に係る使い捨ておむつの実施の形態について説明すると、以下のとおりである。
【0010】図1において、おむつは、基本的に、吸収性構造体1と、大便処理シート2とから構成されている。おむつは、縦方向中心線3を介して両側域が対称に形成され、前腰回域4と、後腰回域5と、これら間の股下域6とを有する。吸収性構造体1は、股下域6の両側部に着用者の脚回部を囲む凹欠部7を有する。凹欠部7と、前後腰回域4,5の腰回方向に沿う端部8,9には脚部及び腰部を弾性収縮で締付ける弾性部材10,11が、かつ、後腰回域5の両側部にはテープファスナ12が、それぞれ取付けられている。大便処理シート2は、股下域6における吸収性構造体1の肌当接面に配置されている。
【0011】図2において、吸収性構造体1は、透液性トップシート13と、不透液性バックシート14と、これら間に配置された吸液性コア15とから構成され、コア15の両側縁から外側へ延出して互いにホットメルト等の公知接合手段(図示せず)で接合されて形成されたサイドフラップ16を有する。吸収性構造体1はまた、図1から明らかなように、コア15の両端から外側へ延出して互いにホットメルト等の公知接合手段(図示せず)で接合されて形成されたエンドフラップ17を有する。コア15は、公知の吸収機構を有し、半剛性であって、ホットメルト等の公知接合手段でトップシート13とバックシート14との間に比較的不動に固定され、妄りに形崩れすることがない。トップシート13及びバックシート14は、高度に可撓性を有し、したがって、これら延出部分で形成されたサイドフラップ16及びエンドフラップ17も比較的高度の可撓性を有し、着用者の脚回り及び腰回りに軟らかく密接する。弾性部材10,11は、トップシート13とバックシート14との間に、それらの長さ方向への伸長下に、公知のホットメルト(図示せず)を介して固定されている。
【0012】図2において、吸収性構造体1は、その両側域にサイドフラップ16で形成された断面乙形の折込部18を有する。さらに具体的には、この折込部18は、吸収性構造体1の縦中心線3側へ折込まれた下側部分18aと、縦中心線3側と反対の外側へ折込まれ下側部分18aの上面に重なる上側部分18bとから形成される。大便処理シート2は、図1に関して既述したとおり、吸収性構造体1の肌当接面、すなわち、トップシート13の上面に配置されている。さらに具体的には、大便処理シート2の縦方向に沿うその各側縁部19が、折込部18の上側部分18bの上面を形成するトップシート13に、同方向へ間欠的に配列された接合手段20で分離可能に接合されている。接合手段20は、公知のホットメルト、熱エンボス/デボス等による接合であるが、後述するところから明らかなように、比較的容易に大便処理シート2が吸収性構造体1から分離されることが可能なものであることが好ましい。すなわち、大便処置シート2は、吸収性構造体1の折込部18が矢標方向へ引っ張られて展開すると同時に、折込部18の上側部分18bから分離される必要があり、これをこの発明に不可欠要件かつ最大特徴点とするものであるが、それゆえに、大便処理シート2が、前記引っ張りの際やおむつ着用中に作用することがある腰回方向への引っ張りで破れることがなく、大便処理シート2の各側縁部19が折込部18の上側部分18bから容易に分離することが好ましい。このための接合手段20と大便処理シート2との関係は、前者の接合強度が後者の横(幅)方向における引裂強度よりも低いという関係にあることが好ましい。この関係を確立するためには、前記接合強度が、大便処理シート2の乾燥時で30〜100/25mmであり、湿潤時で10〜100g/25mmであることが好ましい。また、この関係が確立される限り前記接合強度は、前後腰回域4,5と隣接する部位21a,21bにおいて最も高く、部位21a,21b間において低いことが、おむつ着用のため前後腰回域4,5における折込部18が展開されるときやおむつ着用中に大便処理シート2が吸収性構造体1から不用意に分離しないようにされているとともに、大便が処理されるときの折込部18の展開操作で容易に大便処理シート2が吸収性構造体1から分離するようにされるうえで好ましい。両折込部18の引っ張り展開は、処理者が両手で両折込部18を摘持してなされるべきであるが、その摘持の一例として手先を下側部分18aの下面に差込んでなされることが挙げられる。この場合の操作の簡易性を高めるためには、下側部分18aの幅寸法が10〜60mmであることが好ましい。
【0013】大便処理シート2は、これに排泄された大便とともに水洗便器に投入可能なように、水分解性または水溶性であることが好ましい。こうした特性を有する材料としては、特に限定されないが、例えば、ステープル繊維及び/又はパルプ繊維がPVA,CMC等の水溶性バインダを介してシート化されたもの、パルプ繊維が抄紙されたものが好適に用いられる。大便処理シート2は、図示されていないが、軟便が透過しない程度の多孔性を有しても、また、折込部18の上側部分18bからの大便処理シート2の分離作用に支障を来さない程度の伸展性を有していてもよい。
【0014】吸収性構造体1としては、最も単純な公知構造が図示されているが、サイドフラップ16の外側域、すなわち、折込部18の上側部分18bには、弾性収縮で上方(着用者の肌側)へ起き上がり性向を有する弾性伸縮性の第2のサイドフラップ(バリヤカフ)が配置されるものであってもよいし、また、吸収性構造体1は、その前後腰回域4,5の両側部が互いに接合されるパンツ型おむつ(プル・オン・タイプのおむつ)におけるものであってもよい。
【0015】トップシート13としては、繊維不織布、多孔性プラスチックフィルムなど、バックシート14としては、透湿不透液性プラスチックフィルム、これと繊維不織布とのラミネートなど、コア15としては、フラッフパルプと超吸収性ポリマー粒子との混合物が吸液拡散性シートで被覆されたもの等、それぞれ使い捨ておむつや生理用ナプキンの構成素材として慣用されているものが用いられ得る。
【0016】前述の構成を有するこの発明に係るおむつにおいては、大便処理シート2に排泄された大便を処理するには、大便処理シート2が水解性である場合、例えば、処理者が両折込部18の下側部分18aの内面に両手の指先を差込んでサイドフラップ16を摘持しながら、またはそのように差込むことなく両サイドフラップ16の外側縁部を摘持しながら、おむつを裏返しにして大便処理シート2を水洗便器に向けた状態でおむつを互いに反対向きの外側(図2で矢標方向)へ引っ張って折込部18を展開させると同時に、大便処理シート2を吸収性構造体1から分離させて水洗便器内へ大便とともに投入することになる。この場合、処理者は大便処理シート2に手を一切触れてなくてよいので、手を排泄物で汚すことが全くない。また、大便処理シート2が非水解性である場合には、前記引っ張りによる折込部18の展開操作によって大便処理シート2を吸収性構造体1から剥離したのち、大便処理シート2で大便を包んだのち、これを所定場所へ投棄することになる。この場合には、処理者は大便処理シート2に手を触れることになるが、大便処理シート2を手で摘持して吸収性構造体1から分離する場合に比較して、既に分離された大便処理シート2で大便を包む操作は排泄物に触れないようにすることができることが多いので、特に問題はない。
【0017】
【発明の効果】この発明に係るおむつによれば、以上の既述から明らかなように、処理者は手を排泄物で汚すことなく大便処理シートに排泄された大便を処理することができる。また、処理者は少なくとも大便処理シートを手で摘持して吸収性構造体から分離する必要がないので、使用後のおむつの廃棄処理が極めて簡便である。
【0018】また、おむつ着用時及び着用中には、大便処理シートがおむつの股下域における折込部の折込状態を保持する、すなわち、該股下域に着用者の股間に介在させるに適した幅を保持させることができるとともに、大便処理シート2で拘束されない前後腰回域の折込部を必要寸法だけ展開して該腰回域に着用者の腰回りを体裁よくかつ安定的に囲ませることができる。




 

 


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