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発明の名称 使い捨ておむつ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−189454(P2000−189454A)
公開日 平成12年7月11日(2000.7.11)
出願番号 特願平10−374169
出願日 平成10年12月28日(1998.12.28)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
3B029
【Fターム(参考)】
3B029 BB02 BB03 BB08 BC02 BC06 BC07 BD10 BD19 DA01 
発明者 島田 孝明 / 鈴木 征爾
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 透液性内面シートと、不透液性外面シートと、これらシート間に介在する吸液性コアとから構成されて、前後腰回域と、股下域とを有する吸収性構造体を備え、前記外面シートが、通気性外層と、その内面に積層された不透液性内層とから構成され、前記前後腰回域において前記コアの端縁から外側へエンドフラップが延出する使い捨ておむつにおいて、前記前後腰回域の前記エンドフラップの少なくとも一方であって、前記エンドフラップの端縁とこれが対向する前記コアの端縁との間における前記一方のエンドフラップの所定寸法域が前記コアの端縁から外側へ延出する前記外層部分及び内面シート部分で形成され、前記所定寸法域における前記一方のエンドフラップの内面に通気性吸汗シートが接合されていることを特徴とする前記おむつ。
【請求項2】 前記通気性吸汗シートが少なくとも20重量%の親水性繊維を含んでいる請求項1に記載のおむつ。
【請求項3】 前記通気性吸汗シートが、着用者の肌に当接する上層と、該肌に当接しない下層との積層から構成され、前記上層が少なくとも20重量%の親水性繊維を含み、前記下層が疎水性繊維から形成されている請求項1又は2に記載のおむつ。
【請求項4】 前記通気性吸汗シートが直径0.1〜3mmの多数の開孔を有する請求項1乃至3に記載のおむつ。
【請求項5】 前記通気性吸汗シートの前記エンドフラップに対する接合が少なくともおむつの腰回方向へ間欠的になされている請求項1乃至4に記載のおむつ。
【請求項6】 前記通気性吸汗シートが位置する前記エンドフラップにはおむつの腰回方向へ弾性収縮する弾性部材が取付けられている請求項1乃至5に記載のおむつ。
【請求項7】 前記外面シートの前記外層が不織布から、かつ、前記外面シートの前記内層がプラスチックフィルムから形成されている請求項1乃至6に記載のおむつ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、排泄物を吸収保持する使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のおむつは、着用中におけるおむつの着崩れやずれ落ちを防止するため、その腰回バンド域を形成するエンドフラップが締付けられて着用者の肌に圧着される。このため、その圧着域における着用者の肌から発汗し、その圧着と発汗とが、着用者に不快感を与えるばかりでなく、湿疹、あせも、かぶれ等の皮膚病を招く原因となる。
【0003】従来、例えば、実開平5−41525において、後腰回域の内面に汗を吸収するための綿布地シートが取外可能に取付けられたおむつが開示されている。
【0004】
【発明が解消しようとする課題】前記実開平5−41525は、単に汗を吸収するための綿布地シートを後腰回バンド域に備えることを教示するに止まる。しかしながら、この種のおむつにおいては、単にそのようになしただけでは、前記不快感や皮膚病を未然に防止することは困難である。この発明者らの知見によれば、腰回バンド域は吸汗性と同時に通気性を有している必要があるからである。
【0005】この発明は、前述の問題に鑑み、前記腰回バンド域を形成する前後腰回域のエンドフラップの少なくとも一方、特に後腰回域のエンドフラップを通気及び吸汗の機能を有する構成にすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、透液性内面シートと、不透液性外面シートと、これらシート間に介在する吸液性コアとから構成されて、前後腰回域と、股下域とを有する吸収性構造体を備え、前記外面シートが、通気性外層と、その内面に積層された不透液性内層とから構成され、前記前後腰回域において前記コアの端縁から外側へエンドフラップが延出する使い捨ておむつの改良にある。
【0007】改良に係るこの発明の特徴は、前記前後腰回域の前記エンドフラップの少なくとも一方であって、前記エンドフラップの端縁とこれが対向する前記コアの端縁との間における前記一方のエンドフラップの所定寸法域が前記コアの端縁から外側へ延出する前記外層部分及び内面シート部分だけで形成され、前記所定寸法域における前記一方のエンドフラップの内面に通気性吸汗シートが接合されていることにある。
【0008】この発明は、前記通気性吸汗シートが少なくとも20重量%の親水性繊維を含んでいる;前記通気性吸汗シートが、着用者の肌に当接する上層と、該肌に当接しない下層との積層から構成され、前記上層が少なくとも20重量%の親水性繊維を含み、前記下層が疎水性繊維から形成されている;前記通気性吸汗シートが直径0.1〜3mmの多数の開孔を有する;前記通気性吸汗シートの前記エンドフラップに対する接合が少なくともおむつの腰回方向へ間欠的になされている;前記通気性吸汗シートが位置する前記エンドフラップにはおむつの腰回方向へ弾性収縮する弾性部材が取付けられている;前記外面シートの前記外層が不織布から、かつ、前記外面シートの前記内層がプラスチックフィルムから形成されていることを構成態様として含む。
【0009】
【実施の態様】図面を参照して、この発明に係るパンツ型の使い捨ておむつを例にして、その実施の形態を説明すると、以下のとおりである。
【0010】図1において、おむつは、縦中心線1を介して両側域が対称に形成され、前腰回域2と、後腰回域3と、股下域4とを有し、前後腰回域2,3の両側縁5がそれらの縦方向に間欠的に接合されることで、弾性伸縮性の開口部6と、弾性伸縮性の一対の脚開口部7とが画成されている。
【0011】図2及び図3において、おむつは基本的に、吸収性構造体8と、通気性吸汗シート9とから構成されている。吸収性構造体8は、透液性内面シート10と、不透液性外面シート11と、これらシート間に配置された吸液性コア12とから構成されている。外面シート11は、通気性外層11aの内面に融着又は接着剤による手段(図示せず)で一体的に積層された不透液性内層11bとから構成されている。コア12の周縁から内外面シート10,11が外側へ延出し、それらの延出部分で後腰回バンド域としてのエンドフラップ13と、サイドフラップ19(図1参照)とが形成されている。ただし、エンドフラップ13においては、外面シート11の内層11bがコア12の端縁から外側へ僅かに延出するだけであって、外面シート11の外層11aと表面シート10とがエンドフラップ13の殆どの域を占めている。エンドフラップ13における表面シート10の上面にはおむつの腰回方向へ通気性吸汗シート9が延在し、公知のホットメルト、熱エンボス/デボス、熱シール等の接合手段14でおむつの腰回方向とその縦方向とに間欠的に接合されている。エンドフラップ13を形成する外面シート11の外層11aは、表面シート10よりもおむつの縦方向寸法が大きく、表面シート10側へ折返されてこれに前記接合手段と同様な接合手段等(図示せず)で接合されている。エンドフラップ13における外層11aの延長部分11cと表面シート10の延長部分10aとの間にはおむつの腰回方向へ弾性収縮する複数本の弾性部材15が公知のホットメルト(図示せず)を介して固定されている。
【0012】図4に示す実施の形態においては、図3に示す実施の形態とは異なり、通気性吸汗シート29は、前記通気性吸汗シート9よりも幅広く形成されるとともに、外面シート11の外層11aの延長部分11cが表面シート10側へ折返された部分の上面を含むエンドフラップ13のほぼ全域に接合されている。
【0013】図3及び図4に示す実施の形態において、表面シート10の延長部分10aが外面シート11の内層11bと同様にエンドフラップ13の域に僅かに延在し、通気性吸汗シート9,29の殆どの域が外面シート11の外層11aの延長部分11cに直接接合されていてもよい。
【0014】図5及び図6に示すように、通気性吸汗シート9,29は、親水性繊維を少なくとも20重量%含む上層9a,29aとこれに一体に積層された疎水性繊維の下層9b,29bとから形成されているものであることが、通気及び吸汗と所要のクッションの各機能を有するうえで好ましいが、通気性吸汗シート9,29が単一層から形成され、親水性繊維を少なくとも20重量%含むものであっても別段差支えはない。親水性繊維としては、レーヨン等のセルロース系繊維、繊維表面が親水化処理されている吸汗ポリエステル繊維等が用いられる。親水性繊維以外の繊維、すなわち疎水性繊維としては、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン−ポリエステルの複合繊維、該複合繊維が捲縮したもの等が用いられる。通気性吸汗シート9,29のシート形態としては、特に問われないが、目付10〜100g/m2、繊度0.1〜10dを有するスパンレース、ニードルパンチ、サマルーボンド、スパンボンド、メルトブロン、ケミカルボンド等の不織布が挙げられる。通気性吸汗シート9,29は、直径0.1〜3mmの多数の開孔16が形成されているものが、通気性を向上するうえで好ましい。
【0015】図2に示すように、実施の形態においては、通気性吸汗シート9は、後腰回域3にだけ備えてあるが、これは着用者の後腰回りがその前腰回りよりも発汗が多いからであるが、必要に応じて、前腰回域にも備えることもできる。通気性吸汗シート29も同様である。
【0016】再び、図2において、股下域4における内外面シート10,11は、それらの両側部に図1に示す脚開口部7を画成する凹欠部17を有する。凹欠部17に沿う内外面シート10,11間には脚回方向へ弾性収縮する弾性部材18が公知のホットメルト(図示せず)を介して固定されている。コア12は、半剛性を有し、内外面シート10,11間に公知のホットルト(図示せず)で比較的不動に固定され、妄りに形崩れすることがない。内外面シート10,11は高度の可撓性を有し、したがって、エンドフラップ13及びサイドフラップ19も比較的高度の可撓性を有し、着用者の腰回り及び脚回りに柔かく密接する。サイドフラップ19においては、外面シート11の外層11a及び内層11b(図3参照)がともに内面シート10と同じ長さでコア12の側縁から延出しているが、内層11bの側縁が外層11aの側縁よりも内側に位置してもよい。内層11bは不透液性であるとともに透湿性であることが、エンドフラップ13における通気性とは別に、おむつ内の湿気をおむつ外へ放出させるうえで好ましい。
【0017】内面シート10としては、通気性不織布、多孔性プラスチックフィルム等、外面シート11の外層11aとしては、通気性不織布等、外面シート11の内層11bとしては、プラスチックフィルム等、コア12としては、フラッフパルプと超吸収性ポリマー粒子との混合物が吸収拡散性シートで被覆されたもの等であって、使い捨ておむつや生理用ナプキンの構成材料として慣用されているものが用いられ得る。通気性吸汗シート9,29としては、一般的には、既述した材料が用いられるが、好適には、上層9a,29aと下層9b,29bとから形成され、上層9a,29aはレーヨン繊維50重量%とポリプロピレン繊維50重量%との混合繊維が、かつ、下層9b,29bはポリプロピレン繊維80重量%とポリエチレン−ポリエステルの芯−鞘型複合繊維20重量%とが用いられる。また、通気性吸汗シート9,29は、捲縮繊維を含んでいると、クッションと通気の各機能が向上する。
【0018】なお、吸収性構造体8は、その両側縁部が接合されないオープン型のものであってもよい。
【0019】前述の構成に係るこの発明のおむつにおいては、着用者の腰回りにおける発汗が通気性吸汗シート9,29で吸収されるとともに、エンドフラップ13において外面シート11の内層11bが介在しない域における外面シート11の外層11aを介しての通気によりおむつ外へ放出される。
【0020】特に、通気性吸汗シート9,29がエンドフラップ13において間欠的に接合されていることに加えて、弾性部材15が弾性収縮するため、通気性吸汗シート9,29と外面シート11の外層11aの延長部分11cとの間に多量の空間が生じ、その結果、エンドフラップ13における通気性は一層向上し、通気性吸汗シート9,29が常に比較的乾燥した状態に保たれることになる。
【0021】
【発明の効果】この発明に係るおむつによれば、以上の説明から明らかなように、腰回バンド域であるエンドフラップが優れた通気性を有するとともに着用者の発汗を吸収するので、おむつ内部における蒸れで不快感を着用者に与えないばかりでなく、既述した皮膚病を未然に防止することができ、実用に供して極めて有益である。




 

 


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