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発明の名称 生理用ナプキン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−152957(P2000−152957A)
公開日 平成12年6月6日(2000.6.6)
出願番号 特願平10−329123
出願日 平成10年11月19日(1998.11.19)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
4C003
【Fターム(参考)】
4C003 DA01 EA00 HA05 
発明者 水谷 聡
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら両シート間に位置する吸収性コアとを有し、縦方向に長く、前記縦方向に直交する幅方向の中央域が特に厚く形成されている生理用ナプキンであって、前記コアが、前記中央域に位置して前記縦方向へ延びる第1コアと、前記第1コアの下面側に位置して前記縦方向へ延びる前記第1コアの幅よりも幅広い第2コアとからなり、前記第1コアが、該第1コアの上面と、側面と、下面のうちの幅方向中央部分を除く残余の部分とを前記表面シートによって被覆され、前記第2コアは、前記第1コア幅方向中央部分と幅を同じくして向かい合う該第2コア上面の幅方向中央部分を除く残余の上面部分が前記表面シートによって被覆されるとともに、該第2コア下面が前記裏面シートによって被覆され、かつ、該第2コア側面が前記表裏面シートのいずれかによって被覆され、前記表面シートは、前記第1コアの下面を被覆する部分と、前記第2コアの上面を被覆する部分とが、これら第1,2コアの前記幅方向中央部分両側それぞれにおいてつながっていて前記縦方向へ延びる折曲線を形成しており、前記第1コアの下面を被覆する部分の表面シートと前記第2コアの上面を被覆する部分の表面シートとの間には、前記縦方向への伸縮性を有する液抵抗性シートが介在し、前記液抵抗性シートが前記縦方向へ伸長されて該シートの両端部が前記ナプキン両端部に固定され、該シートの内側縁部が前記折曲線の近傍において前記表面シートに固定されて該シートの外側縁部が前記第1コアの側縁部近傍に位置しており、前記第1コアから第2コアへの経血の移行を可能ならしめるように、前記第1コアと第2コアとが、それぞれの前記幅方向中央部分どうしでつながっていることを特徴とする前記ナプキン。
【請求項2】 前記第1,2コアそれぞれが、親水性繊維を40〜100重量%含み、前記第2コアの親水性繊維成分の密度が前記第1コアの親水性繊維成分の密度と同じであるかそれよりも高い請求項1記載のナプキン。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生理用ナプキンに関し、より詳しくは、膣口とショーツとの間に位置のずれが生じた場合でも、膣口の動きに追随可能な生理用ナプキンに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−33589号公報に開示の吸収性物品は、生理用ナプキンを一例とするものであって、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に介在する吸収部が、互いに実質的に非接触状態の上層吸収体と下層吸収体とを有して幅方向中央域が特に厚く、上層吸収体は下層吸収体に対して幅方向または長手方向へ動き得るように1枚の連続した表面シートで被覆されている。かかる吸収性物品(生理用ナプキン)は、装着者の動作に影響されることなく、身体にフィットすると説明されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の生理用ナプキンは、上層吸収体が比較的自由に動き得ても、膣口とナプキンとが互いに上下方向へ離れようとするときには、上層吸収体がそのような動きの膣口に追随する手段を持たないから、経血を確実に捕えることが難しく、経血漏れの原因となりかねない。また、上下層の吸収体は非接触状態にあるから、上層吸収体が膣口に密着している間は、下層吸収体があるにもかかわらず、下層吸収体の吸収能力を活用することができず、ナプキン着用時の不快感を募らせたり、経血漏れを生じたりすることになりかねない。
【0004】この発明が課題とするところは、吸収体が上下2層からなる生理用ナプキンにおける上部吸収体の膣口に対する追随性を向上させると同時に、上部吸収体と下部吸収体との吸収能力を活用して、経血漏れを防止することができる生理用ナプキンを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題解決のために、この発明が前提とするのは、透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら両シート間に位置する吸収性コアとを有し、縦方向に長く、前記縦方向に直交する幅方向の中央域が特に厚く形成されている生理用ナプキンである。
【0006】かかる前提において、この発明が特徴とするところは、次のとおりである。前記コアが、前記中央域に位置して前記縦方向へ延びる第1コアと、前記第1コアの下面側に位置して前記縦方向へ延びる前記第1コアの幅よりも幅広い第2コアとからなり、前記第1コアが、該第1コアの上面と、側面と、下面のうちの幅方向中央部分を除く残余の部分とを前記表面シートによって被覆されている。前記第2コアは、前記第1コア幅方向中央部分と幅を同じくして向かい合う該第2コア上面の幅方向中央部分を除く残余の上面部分が前記表面シートによって被覆されるとともに、該第2コア下面が前記裏面シートによって被覆され、かつ、該第2コア側面が前記表裏面シートのいずれかによって被覆されている。前記表面シートは、前記第1コアの下面を被覆する部分と、前記第2コアの上面を被覆する部分とが、これら第1,2コアの前記幅方向中央部分両側それぞれにおいてつながっていて前記縦方向へ延びる折曲線を形成している。前記第1コアの下面を被覆する部分の表面シートと前記第2コアの上面を被覆する部分の表面シートとの間には、前記縦方向への伸縮性を有する液抵抗性シートが介在し、前記液抵抗性シートが前記縦方向へ伸長されて該シートの両端部が前記ナプキン両端部に固定され、該シートの内側縁部が前記折曲線の近傍において前記表面シートに固定されて該シートの外側縁部が前記第1コアの側縁部近傍に位置している。前記第1コアから第2コアへの経血の移行を可能ならしめるように、前記第1コアと第2コアとが、それぞれの前記幅方向中央部分どうしでつながっている。
【0007】この発明の実施態様の一つにおいて、前記第1,2コアそれぞれが、親水性繊維を40〜100重量%含み、前記第2コアの親水性繊維成分の密度が前記第1コアの親水性繊維成分の密度と同じであるかそれよりも高い。
【0008】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、この発明に係る生理用ナプキンの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0009】図1に部分破断斜視図で示された生理用ナプキン1は、縦に長く、幅を二等分する中心線C−Cに関して左右対称なもので、幅方向の寸法が比較的小さい上方吸収部2と、幅方向の寸法が比較的大きくて上方吸収部2の下に位置する下方吸収部3とを有し、幅方向中央部が特に厚く形成されている。ナプキン着用者の肌に当接するナプキン1の上面は透液性表面シート6で形成され、着用ショーツに当接するナプキン1の下面は不透液性シート7で形成されている。上方吸収部2を被覆する部分の表面シート6と下方吸収部3を被覆する部分の表面シート6との間には液抵抗性の中間シート8が位置し、シート8が縦方向へ延びている。上方吸収部2は、表面シート6の内側に密着する経血吸収性の上方コア12を有し、下方吸収部3は表面シート6の内側に密着する経血吸収性の下方コア13を有する。上方コア12と下方コア13との縦方向の寸法はほぼ同じであるか、または、下方コア13の寸法が大きい。上方コア12と下方コア13の幅方向の寸法は、下方コア13のそれが大きく、上方コア12の幅は下方コア13の幅の1/4〜3/4の範囲にある。表裏面シート6と7とは、下方コア13の両側縁から延出する部分で重なり合い、互いに接合している。表裏面シート6,7と中間シート8とは、上方および下方コア12,13の両端縁から延出する部分で重なり合い、互いに接合している。
【0010】図2は、図1においてナプキン1の縦方向の寸法を二等分する中心線II−IIに沿った切断面を示す図である。表面シート6は、上方コア12の上面12Aと、両側面12Bと、下面12Cのうちの幅方向中央部分Eを除いた部分とを被覆している。さらに、表面シート6は、下方コア13の上面13Aのうちの幅中央部分Eを除いた部分と、両側面13Bとを被覆し、両側面13Bの外側で裏面シート7と接合している。ただし、側面13Bは、表面シート6ではなくて、裏面シート7で被覆されていてもよい。表面シート6は、上下のコア12,13の幅方向中央部分Eの両側それぞれにおいて縦方向へ延びる折曲線14に沿って折り曲げられている(図1を併せて参照)。上方コア12の下面12Cを被覆している部分の表面シート6と、下方コア13の上面13Aを被覆している部分の表面シート6との間に位置する液抵抗性の中間シート8は、内側縁部18がホットメルト接着剤19を介して、折曲線14の近傍で表面シート6に接合する一方、外側縁部21が上方コア12の側面12Bの近傍にまで延びている。外側縁部21には、縦方向へ延びる弾性部材22が伸長状態で取り付けられており、中間シート8が縦方向への伸縮性を有している。中間シート8が液抵抗性であるとは、このシート8が不透液性であるか、または、透液性であったとしても、表面シート6ほどの透液性を有しておらず、経血の透過に対して比較的高い抵抗性を有していることを意味している。
【0011】上方吸収部2では、上方コア12が表面シート6の内面に密着してほぼ一様な厚さで広がり、幅方向中央部分Eにおいて下方吸収部3に進入している。下方吸収部3の下方コア13は、進入した上方コア12が形成している第1部分15Aと、第1部分15Aに密着している第2部分15Bとで構成され、第1,2部分15A,15Bそれぞれが表面シート6の内面に密着している。上方および下方のコア12,13は、必要に応じて表面シート6の内面にホットメルト接着剤を介して接合することができる。
【0012】裏面シート7の下面7Bには粘着剤23が塗布され、この粘着剤23が剥離紙24で被覆されている。ナプキン1は、粘着剤23によってショーツの内面に止着することができる。
【0013】図4は、ショーツ24の股下域内面に取り付けられて、縦方向へ湾曲しているナプキン1の斜視図と、そのIV−IV線切断面を示す図面である。ナプキン1が縦方向へ湾曲すると、中間シート8の弾性部材22が収縮し、中間シート8は、内側縁部18を基端にして外側縁部21が図2の位置から上方へ向かって旋回するように立ち上がり、上方吸収部2をナプキン着用者の膣口へ向かうように押し上げることができる。
【0014】図5は、着用されたナプキン1の状態を例示する図4と同様の図面である。ナプキン1着用後には、身体の動きの如何によって、膣口とショーツ24との間に位置のずれを生じることがある。しかし、このナプキン1では、上方吸収部2がショーツ24によって強く拘束されることがなく、比較的自由に、例えば図示のように左方へ動いて位置のずれた膣口にも密着し続けることができる。しかも、上方コア12と下方コア13とは、実質的に一連のものであるから、上方コア12で吸収した経血が下方コア13へ移行して、上方コア12が経血で飽和状態になるのを遅くらせたり、避けたりすることができる。また、図5のように上方吸収部2がナプキン1の側方へ偏倚した状態は、経血が幅狭いナプキン1の側部に集中して横漏れを生じ易いが、このナプキン1では、上方吸収部2の直下に液抵抗性の中間シート8が位置しているので、吸収部2から溢出する経血をシート8で受け止めて、ナプキン1の幅方向中央部分Eへ向かって移動させ、さらに下方吸収部3に吸収させることができる。それゆえ、上方吸収部2がナプキン1の側方へ偏倚しても、経血の横漏れは生じ難い。上方吸収部2から下方吸収部3への経血の移行を促進するためには、下方吸収部3の下方コア13を形成している親水性繊維成分の密度を上方吸収部2の上方コア12を形成している親水性繊維成分の密度と同じであるかそれよりも高くすることが好ましい。例えば、下方コア13において、第2部分15Bの親水性繊維の密度は、第1部分15Aの親水性繊維の密度と同じであるかそれよりも高いことが好ましい。
【0015】図6は、実施態様の一例を示す図4と同様の図面である。このナプキン1では、上方コア12の下方吸収部3への進入部分である下方コア13の第1部分15Aが、表面シート6の内面に沿ってナプキン1の側縁部にまで延びており、その延びた部分の下側に第2部分15Bが位置している。
【0016】この発明において、表面シート6には、不織布や開孔プラスチックフィルムを使用し、裏面シート7にはプラスチックフィルムを使用することができる。中間シート8には、不織布や開孔プラスチックフィルムであって表面シート6よりも低い透液性を有するものの他に、裏面シート7と同様に不透液性のものを使用することができる。表面シート6には、疎水性不織布の所要部位を親水化処理したものを使用することもできる。上方コア12や下方コア13には、親水性の不織布や粉砕パルプの成形品、粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物等を使用することができる。ナプキン1の各部材を接合するには、ホットメルト接着剤等で接着したり、熱や超音波で溶着したりすることができる。
【0017】
【発明の効果】この発明に係る生理用ナプキンは、上方吸収部と下方吸収部とを有し、ナプキンを着用ショーツに固定しても伸縮性の中間シートの作用によって上方吸収部が身体の動きによく追随し、しかも、上下の吸収部の間で吸収性コアが互いに接触した状態にあり、経血が上方の吸収部から下方の吸収部へと移行可能である。上方吸収部がナプキンの側方へ偏倚した場合には、液抵抗性の中間シートが経血をナプキンの幅方向中央部分に集めるように作用して、経血の横漏れを防ぐことができる。かかるナプキンでは、着用者が活発に動く場合でも経血漏れを生じる恐れがない。




 

 


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