米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 医学 -> ユニ・チャーム株式会社

発明の名称 使い捨ておむつ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−140004(P2000−140004A)
公開日 平成12年5月23日(2000.5.23)
出願番号 特願平10−316346
出願日 平成10年11月6日(1998.11.6)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
3B029
4C098
【Fターム(参考)】
3B029 BD09 BD18 
4C098 AA09 CC10 CC12 CC14 CE06 DD13 DD22
発明者 北岡 英昭 / 難波 憲男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 透液性トップシートと、不透液性バックシートと、これら両シートの間に介在する吸液性コアとから構成され、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域と、後胴周り域と、これら前後胴周り域の間に位置する股下域とを有し、前記前後胴周り域の少なくとも一方には、液抵抗性シートが、前記トップシートを被覆して胴周り域の端縁部と両側縁部とに固着された使い捨ておむつにおいて、前記トップシートと前記液抵抗性シートとの間には、前記幅方向に二分する折曲軸部分を介して折曲されて前記トップシートの上面に当接する第1部分と前記液抵抗性シートの下面に当接する第2部分とを有する弾性発泡部材が、前記胴周り域に延在する前記コアの上部に位置するように、前記折曲軸部分を前記胴周り域の端縁部の側へ向けて介在保持され、前記第1部分と前記第2部分とが、前記股下域の方向へ開口するポケットを形成し、前記第1部分と前記第2部分とのうちのいずれか一方における前記折曲軸部分から前記股下域の方向への延出寸法が、他方のそれよりも大きいことを特徴とする前記おむつ。
【請求項2】 前記第2部分の前記延出寸法が、25〜35mmの範囲にあり、前記第1部分の前記延出寸法が、5〜10mmの範囲にある請求項1記載のおむつ。
【請求項3】 前記第1部分の前記延出寸法が、25〜35mmの範囲にあり、前記第2部分の前記延出寸法が、5〜10mmの範囲にある請求項1記載のおむつ。
【請求項4】 前記発泡部材が、それぞれ軟質の、ポリウレタンフォーム、合成ゴムフォーム、ポリスチレンフォームのいずれかである請求項1ないし請求項3いずれかに記載のおむつ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平5−15934号公報に開示の使い捨ておむつは、トップシートとバックシートとの間に吸液性コアが介在し、前後胴周り域におけるトップシートの上面を疎水性の滲出防止シートが被覆し、滲出防止シートが、その内側縁を除く周囲縁に沿って施されたシール線によってトップシートに固着されている。おむつは、滲出防止シートの内側縁がトップシートの上面に固着されていないので、排泄物がトップシートと滲出防止シートとの間に浸入してトップシートからコアに吸収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のおむつは、着用時に着用者の腹部と背部とが前後胴周り域を押圧すると、トップシートと滲出防止シートとが互いに密着してこれらシートの間が塞がってしまう。圧力が解かれても、トップシートと滲出防止シートとの間を開口させる手段がないので、排泄物が前後胴周り域に至ったときに滲出防止シートの表面を乗り越えて外側へ漏出することがある。
【0004】本発明の課題は、おむつ本体の前後胴周り域からの排泄物の漏出を防止することができる使い捨ておむつを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決するために、本発明が前提とするところは、透液性トップシートと、不透液性バックシートと、これら両シートの間に介在する吸液性コアとから構成され、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域と、後胴周り域と、これら前後胴周り域の間に位置する股下域とを有し、前記前後胴周り域の少なくとも一方には、液抵抗性シートが、前記トップシートを被覆して胴周り域の端縁部と両側縁部とに固着された使い捨ておむつである。
【0006】かかる前提において、本発明が特徴とするところは、前記トップシートと前記液抵抗性シートとの間には、前記幅方向に二分する折曲軸部分を介して折曲されて前記トップシートの上面に当接する第1部分と前記液抵抗性シートの下面に当接する第2部分とを有する弾性発泡部材が、前記胴周り域に延在する前記コアの上部に位置するように、前記折曲軸部分を前記胴周り域の端縁部の側へ向けて介在保持され、前記第1部分と前記第2部分とが、前記股下域の方向へ開口するポケットを形成し、前記第1部分と前記第2部分とのうちのいずれか一方における前記折曲軸部分から前記股下域の方向への延出寸法が、他方のそれよりも大きいことにある。
【0007】本発明の実施の態様として、前記第2部分の前記延出寸法が、25〜35mmの範囲にあり、前記第1部分の前記延出寸法が、5〜10mmの範囲にある。
【0008】本発明の他の実施の態様として、前記第1部分の前記延出寸法が、25〜35mmの範囲にあり、前記第2部分の前記延出寸法が、5〜10mmの範囲にある。
【0009】また、前記発泡部材が、それぞれ軟質の、ポリウレタンフォーム、合成ゴムフォーム、ポリスチレンフォームのいずれかである。
【0010】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、本発明に係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0011】図1,2は、おむつ1の部分破断斜視図と、図1のA−A線切断面を示す図である。おむつ1は、透液性トップシート2と、不透液性バックシート3と、トップシート2とバックシート3との間に介在し、これらシート2,3の内面に接合された砂時計型の吸液性コア4とを有し、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域20と、後胴周り域22と、これら前後胴周り域22の間に位置する股下域21とを有する。
【0012】おむつ1の後胴周り域22には、コア4よりも幅広い液抵抗性シート5がトップシート2を被覆している。液抵抗性シート5は、後胴周り域22の両端縁部22aと両側縁部22bとにおけるトップシート2の上面に固着されている。
【0013】トップシート2と液抵抗性シート5との間には、幅方向に二分する折曲軸部分6cを介して折曲された弾性変形可能な矩形の発泡部材6が、後胴周り域22に延在するコア4の上部に位置するように、折曲軸部分6cを後胴周り域22の端縁部22aの側へ向けて介在している。
【0014】発泡部材6は、トップシート2の上面に当接する第1部分6aと、第1部分6aの上方に位置して液抵抗性シート5の下面に当接する第2部分6bとを有する。第1部分6aの下面は、トップシート2の上面に固着され、第2部分6bの上面は、液抵抗性シート5の下面に固着されている。第1部分6aと第2部分6bとは、股下域21の方向へ向かって開口するポケットPを形成している。
【0015】発泡部材6は、図2に示すように、第2部分6bの折曲軸部分6cから股下域21の方向への延出寸法W2を、第1部分6aのそれよりも大きくしてある。第2部分6bの延出寸法W2は、25〜35mmの範囲にあり、第1部分6aの延出寸法W1は、5〜10mmの範囲にあることが好ましい。
【0016】おむつ1には、コア4の両側縁4aから幅方向外方へ延出する一対のサイドフラップ23が形成されている。サイドフラップ23には、おむつ1の幅方向内方へ向かって凹欠部10が形成され、凹欠部10に沿って脚周り用弾性部材9がトップシート2とバックシート3との間に介在し、これらシート2,3のうちの少なくとも一方の内面に伸長状態で固着されている。
【0017】おむつ1の前後胴周り域20,22の両端縁部20a,22aには、これらの端縁に沿って幅方向へ延びるフィルム状の胴周り用弾性部材7,8がトップシート2とバックシート3との間に介在し、これらシート2,3の内面に伸長状態で固着されている。後胴周り域22の両側縁部22bには、おむつ1の幅方向外方へ延びるテープファスナ11が、おむつ1の幅方向内方へ折曲されて液抵抗性シート5の上面に仮着されている。
【0018】図3は図1のB−B線切断面を示す図である。ポケットPは、着用者の背部に押圧されることで開口が閉じるが、圧力が解かれるかまたは弱くなると、発泡部材6の第1部分6aと第2部分6bとが互いに離間する方向へ移動しようとするので、折曲軸部分6cを支軸として、第2部分6bがトップシート2の上方へ起き上がり再びポケットPが開口する。
【0019】このおむつ1は、第1部分6aの延出寸法が短く、第1部分6aのトップシート2を覆う面積が少ないので、その分トップシート2の露出面積を大きくすることができる。ポケットPに流入した排泄物は、トップシート2を透過してコア4に吸収される。第1部分6aにまで到達した排泄物は、発泡部材6に吸収された後、ポケットPが、着用者の背部で押圧されると、発泡部材6から滲出し、トップシート2を透過してコア4に吸収される。排泄物は、第2部分6bの上面に位置する液抵抗性シート5が障害となり、外部への滲出が妨げられる。
【0020】図4,5は、図1とは異なる態様のおむつ11の部分破断斜視図と、図4のC−C線切断面を示す図である。おむつ1の後胴周り域22のトップシート2と液抵抗性シート5との間には、幅方向に二分する折曲軸部分6cを介して折曲された発泡部材6が、後胴周り域22に延在するコア4の上部に位置するように、折曲軸部分6cを後胴周り域22の端縁部の側へ向けて介在している。
【0021】発泡部材6は、トップシート2の上面に当接する第1部分6aと、第1部分6aの上方に位置して液抵抗性シート5の下面に当接する第2部分6bとを有し、第1部分6aの下面が、トップシート2の上面に固着され、第2部分6bの上面が、液抵抗性シート5の下面に固着されている。第1部分6aと第2部分6bとは、股下域21の方向へ向かって開口するポケットPを形成している。
【0022】発泡部材6は、図5に示すように、第1部分6aの折曲軸部分6cから股下域21の方向への延出寸法を、第2部分6bのそれよりも大きくしてある。第1部分6aの延出寸法は、25〜35mmの範囲にあり、第2部分6bの延出寸法は、5〜10mmの範囲にあることが好ましい。
【0023】このおむつ1では、第2部分6bの延出寸法が短いので、排泄物が第2部分6bに吸収されても、第2部分6bの自重によるへたりがなく、折曲軸部分6cを支軸として第2部分6bが第1部分6aから上方へ起き上がり易い。
【0024】発泡部材6としては、それぞれ軟質の、ウレタンフォーム、合成ゴムフォーム、ポリスチレンフォームを使用することができる。これらは、連続発泡、独立発泡のいずれでも使用することができるが、通気性のうえから連続発泡が好ましい。
【0025】発泡部材6は、折曲軸部分6cにおいてトップシート2の上面と液抵抗性シート5の下面とのうちの少なくとも一方に固着されていてもよく、第1部分6aの下面と第2部分6bの上面とのうちの少なくとも一方が、トップシート2の上面と液抵抗性シート5の下面とのいずれかに固着されていてもよい。
【0026】液抵抗性シート5とは、通気性または非通気性であって不透液性または難透液性のシートをいう。液抵抗性シート5には、たとえば、プラスチックフィルムや通気性の微細な開孔を有するプラスチックフィルム、疎水性繊維からなる繊維密度の高い不織布等を使用することができる。液抵抗性シート5は、おむつ1の端縁から延出する部分を、バックシート3の下面側へ折曲し、そこでバックシート3に固着してもよい。
【0027】トップシート2には、疎水性不織布を親水化剤で処理したものや親水化剤を練り込んだ繊維で形成した親水性不織布が用いられる。これら不織布に微細な開口を設けてもよい。
【0028】バックシート3には、合成樹脂フィルムまたは合成樹脂フィルムと疎水性不織布とのラミネートシート等が用いられる。コア4は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物であり、所要の厚みに圧縮され、全体がティシュペーパ等の透液シートによって被覆されている。
【0029】この発明は、前後胴周り域22におけるトップシート2に液抵抗性シート5を被覆し、これらシート2,5の間に発泡部材6を介在させることで、前後胴周り域20,22にポケットPを形成することもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る使い捨ておむつによれば、発泡部材の第1部分と第2部分とで形成するポケットが押し潰されても、発泡部材の第1部分と第2部分とが、互いに離間する方向へ移動しようとするので、ポケットを再び開口させることができ、排泄物の漏出を防止することができる。
【0031】発泡部材は、第1部分と第2部分との延出寸法が異なり、これら部分に段差を設けているので、着用者の肌がポケットに当接しても、段差がない場合と比較して発泡部材の厚みが緩和されて着用者に伝わり、違和感を与えることがない。また、軟質性の発泡部材を使用しているので、クッション性がよく着用感を損なうこともない。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013