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発明の名称 掛止手段が設けられた吸収性物品
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−139982(P2000−139982A)
公開日 平成12年5月23日(2000.5.23)
出願番号 特願平10−313016
出願日 平成10年11月4日(1998.11.4)
代理人 【識別番号】100085453
【弁理士】
【氏名又は名称】野▲崎▼ 照夫
【テーマコード(参考)】
3B029
4C003
4C098
【Fターム(参考)】
3B029 BC00 BD01 BD02 BD08 
4C003 AA03 AA04 AA07 AA14 AA27 AA28 BA06 CA01 CA04 EA02 EA03 FA01 FA02
4C098 AA09 CC02 CC14 CC27 CE05 CE07 CE08
発明者 藤岡 義久 / 小野 芳夫 / 水谷 勝己
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 液透過性のトップシートと、バックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた吸収コアとを有する積層体で構成され、前記バックシート側が、装着者の着用する外部装着体の内側に掛止されて使用される吸収性物品において、装着者の下腹部から尻部に向って延びる方向を縦方向、これと直交する方向を横方向としたときに、前記積層体のバックシート側には、前記縦方向における末端領域に、前記積層体を外部装着体に掛止させるための掛止手段が設けられていることを特徴とする吸収性物品。
【請求項2】 前記掛止手段は、前記末端領域の前記吸収コアが存在していない部分に設けられている請求項1記載の吸収性物品。
【請求項3】 前記末端領域において、前記横方向における中央部から両側部にわたって掛止手段が設けられている請求項1または2に記載の吸収性物品。
【請求項4】 掛止手段の縁と前記積層体の前記末端領域の縁部との間隔が0〜5mmである請求項1〜3のいずれかに記載の吸収性物品。
【請求項5】 掛止手段が掛止ファスナーである請求項1〜4のいずれかに記載の吸収性物品。
【請求項6】 掛止手段が粘着材である請求項1〜4のいずれかに記載の吸収性物品。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、失禁患者や老人用などとして使用される尿取りパッド、失禁パッドまたは生理用ナプキンなどの吸収性物品に係り、特にパンツ、おむつなどの外部装着体の内側に重ねて使用する際に、たくれが生じることなく安定して装着できる吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】尿取りパッド、失禁パッドまたは生理用ナプキンなどの吸収性物品は、パンツやおむつなどの外部装着体の内側に重ねて使用するのが一般的である。また、この種の吸収性物品は、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収コアが介装されている構造をもち、さらに横方向の両側部に、ゴムなどの弾性体を配したレッグギャザーや、装着者の肌方向に立ち上がる立体ギャザーが形成されている。
【0003】図4(A)は従来の外部装着体に重ねられて使用される吸収性物品の展開状態をトップシート側から示す平面図、(B)は(A)のB−B線の断面図、図5は外部装着体であるパンツの内側に従来の吸収性物品が掛止された状態を示す側面図である。
【0004】この吸収性物品1Aは、図1(B)の断面図に示すように、装着者の肌に向けられる液透過性のトップシート2と、パンツやおむつなどの外部装着体に向けられるバックシート3と、トップシート2とバックシート3との間に設けられる吸収コア4とを有する積層体で構成されている。通常この種の吸収性物品1Aでは、バックシート3の表面において、吸収コア4が存在する領域21のほぼ中央部分に、外部装着体へ掛止するための掛止手段5が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すように、吸収性物品1Aは、掛止手段5が外部装着体30の内側に掛止されて使用される。しかし、この吸収性物品1Aが外部装着体30に掛止された状態で装着者の脚部がウエスト開口部31から脚開口部32へと挿入され、吸収性物品1Aが脚部から腰へと上方へ引き上げられて装着される際に、外部装着体30が身体に完全に装着されるまでの間に、吸収性物品1Aの縁部9に脚部が当たったりまたは体がひっかかりやすく、吸収性物品1Aの縁部9が矢印の方向へとたくれてしまうことがある。その結果、パンツ内での吸収性物品の位置ずれや、縒れまたは大きなたくれが発生し、尿などの排泄物を受けることができなくなる。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するものであり、外部装着体の内側に重ねたときにたくれが発生しにくく、身体に確実にフィットできるようにした吸収性物品を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的及び利点は、液透過性のトップシートと、バックシートと、前記トップシートとバックシートの間に設けられた吸収コアとを有する積層体で構成され、前記バックシート側が、装着者の着用する外部装着体の内側に掛止されて使用される吸収性物品において、装着者の下腹部から尻部に向って延びる方向を縦方向、これと直交する方向を横方向としたときに、前記積層体のバックシート側には、前記縦方向における末端領域に、前記積層体を外部装着体に掛止させるための掛止手段が設けられていることによって達成される。
【0008】この吸収性物品は、尿取りパッド、失禁パッドまたは生理用ナプキンなどのように、パンツやおむつなどの外部装着体の内側へ、掛止手段によって掛止されて使用される。この掛止手段は積層体の末端領域に存在するため、吸収性物品を外部装着体の内側に掛止させた状態において装着者が装着するとき、吸収性物品の末端部が装着者の体に接触して、体を挿入する方向に引きずられる力が働いても、吸収性物品の末端部が外部装着体に固定されているため、吸収性物品がたくれてしまうことがない。したがって、吸収性物品を確実に身体にフィットさせることができる。
【0009】前記掛止手段は、前記末端領域の前記吸収コアが存在していない部分に設けられていることが好ましい。また、掛止手段は、前記積層体の縦方向の両端に設けられていることが好ましい。装着時における吸収性物品のたくれの発生を抑えることができる。
【0010】さらには、前記末端領域において、前記横方向における中央部から両側部にわたって掛止手段が設けられていることが好ましい。たくれの発生を、さらに抑えることができる。
【0011】また、たくれ発生防止の点から、掛止手段の縁と前記積層体の末端領域の縁部との間隔が0〜5mmが好ましく、さらに好ましくは0〜3mmである。吸収性物品に設ける掛止手段としては、掛止ファスナーや粘着材をあげることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明の吸収性物品の一例として大人用の尿取りパッド(または失禁パッド)の展開状態をトップシート側から示す平面図、(B)は(A)のB−B線の断面図、図2は外部装着体であるパンツの内側に本発明の吸収性物品が掛止された状態を示す側面図である。
【0013】図1(A)に示す吸収性物品1は、図1(B)の断面図に示すように、装着者の肌に向けられる液透過性のトップシート2と、パンツやおむつなどの外部装着体に向けられるバックシート3と、トップシート2とバックシート3との間に設けられる吸収コア4とを有する積層体により構成されている。
【0014】前記バックシート3は液不透過性シートである。ただし外部装着体としてパンツ型やオープン型のおむつが使用され、このおむつの内側に設置されるものである場合に、前記バックシート3の一部の領域または全領域が液透過性であって、吸収性物品1の吸収コア4で吸収しきれない尿がおむつの吸収体へ伝わるようにしてもよい。液不透過性のバックシート3はオレフィン系の樹脂シート、不織布、樹脂シートと不織布とを重ねたものなどにより形成される。
【0015】トップシート2は、疎水性繊維に親水処理したものまたは親水性繊維などで形成されたものであり、例えばポイントボンド、エアースルー、スパンボンド、スパンレースなどの不織布である。
【0016】吸収コア4は、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーなどの混合物により形成され、粉砕パルプ、あるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物がティッシュなどの吸収性シートで包まれている。
【0017】この吸収性物品1は、装着者の下腹部から尻部に向けられる方向が縦方向(Y方向)、これに直交する方向(X方向)が横方向である。また吸収コア4が存在している領域を符号21で示し、この領域21以外の縦方向の両端部分の前記吸収性コア4が介在していない部分を末端領域22、22と呼ぶ。
【0018】吸収コア4が、トップシート2とバックシート3とで挟まれた状態で、図1(A)(B)に示すように、トップシート2とバックシート3は、吸収性物品1の縦方向両端の末端領域22、22および横方向両側部6,6において互いに重ねられ、トップシート2とバックシート3が吸収コア4を介在させることなくホットメルト型接着剤などにより接合されている。
【0019】図1(A)に示す吸収性物品1は、縦方向が長手方向となる全体がいわゆる砂時計形状である。すなわちトップシート2、バックシート3、吸収コア4が全て砂時計形状である。ただし吸収コア4のみが長方形であってもよいし、吸収性物品1全体が長方形であってもよい。
【0020】また吸収性物品1の内面には、横方向の両側部において縦方向に延びる疎水性シート15,15の基端部が接合され、その自由端部には縦方向に延びる弾性部材(例えばゴムバンド)16,16が伸長させた状態で取り付けられている。その結果、図2に示すように、吸収性物品1の両側部に、装着者の肌に向う立体ギャザーが形成される。
【0021】図2に示す符号30はパンツ(またはパンツ型おむつ)すなわち外部装着体であり、吸収性物品1に設けられる掛止手段によって吸収性物品1が外部装着体30の内側に掛止されて使用される。
【0022】図1に示すように、前記末端領域22、22において、バックシート3の表面に掛止手段5、5が取り付けられている。図1に示すように、掛止手段5、5は、前記末端領域22、22において、横方向(X方向)の中央部から両側方に向けて全域に延びている。すなわち、掛止手段5、5の横方向の長さ寸法は、吸収性物品1のX方向の幅寸法とほぼ一致している。掛止手段5、5を幅方向の全域に設けることにより、脚などが吸収性物品1の縁部9に当たったときに、この縁部9が外部装着体30から剥がれにくくなる。
【0023】また、掛止手段5、5は、前記末端領域22、22すなわち吸収コア4が存在していない領域に設けられていることが好ましい。末端領域22、22は吸収コア4が存在していないために、変形に自由度がある。よって末端領域22、22は、パンツなどの外部装着体30の変形に自由に追従しやすく、よって掛止手段5、5が外部装着体30の内側に確実に止められ、掛止手段5、5の部分がはずれにくくなる。ただし、末端領域22、22に設けられた掛止手段5、5の一部が吸収コア4が存在する領域21に重なっていてもよい。
【0024】図3は本発明の他の実施の形態を示す吸収性物品の展開図である。この形態では、掛止手段5、5が、前記末端領域22、22において、横方向(X方向)の両側部に別々に設けられている。末端領域22、22に掛止手段5を部分的に設ける場合には、図3に示すように、少なくとも横方向の両側部に設けることが好ましい。両側部に設けることにより、吸収性物品1の角部(i)を外部装着体30の内側に止めることができ、この角部(i)から剥がれが生じるのを防止できる。ただし、掛止手段5、5は横方向の中央部にのみ設けられてもよい。また、掛止手段5、5が、中央部と両側部とに別れて設けられていてもよい。
【0025】さらに掛止手段5の縦方向の縁5a、5aと、吸収性物品1の縁部9、9とはほぼ一致していることが好ましい。前記縁5a、5aと縁部9、9との間に縦方向の間隔が広く開いていると、外部装着体30に装着しているときに、縁部9、9が内側にまくれることになる。このようなまくれを防止するために、前記縁5a、5aと縁部9、9との間隔23(図3参照)は0〜5mmの範囲内が好ましく、さらに好ましくは0〜3mmの範囲である。
【0026】外部装着体30の内側に吸収性物品1が装着されると、掛止手段5、5により吸収性物品1の末端領域22、22が外部装着体30の内面に掛止される。したがって、装着者の脚部が、外部装着体30のウエスト開口部31から脚開口部32へと挿入され、吸収性物品1が脚部から腰へと上方へ引き上げられて装着されるとき、すなわち、外部装着体30が身体に完全に装着されるまでの間に、吸収性物品1の縁部9に脚や体が当たっても、吸収性物品1が内側にたくれることがない。したがって、外部装着体30内での吸収性物品1の位置ずれや、縒れまたは大きなたくれが発生することなく、尿などの排泄物を確実に受けることができる。
【0027】掛止手段5は、吸収性物品1を外部装着体30に掛止できるものであれば、どのようなものでもよい。例えば、掛止ファスナーを使用することができる。この場合、例えば鉤型状やきのこ状の掛止頭部をもった突状体が多数形成された掛止ファスナーを掛止手段5として吸収性物品1に取付け、外部装着体30の例えば不織布で形成されたトップシートに掛止させる。また例えば、掛止手段5はホットメルト接着剤やゴム系エラストマなどの粘着材でもよい。この場合、外部装着体30の内面を形成するものが、不織布以外の布やシートであっても、吸収性物品1を掛止させることができる。
【0028】なお、本発明の吸収性物品1に、装着中の位置ずれ発生をさらに防止するため、前記末端領域22以外にも、領域21、例えば、吸収コア4の縦方向(Y方向)における中央部やその周辺に別の掛止手段を設けてもよい。
【0029】なお、本発明の吸収性物品は、パンツまたはパンツ型おむつの内側に装着されるものに限られず、オープン型おむつの内側に装着して使用することができる。また生理用ナプキンとして使用することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の吸収性物品は、装着するときの縒れやたくれを防止でき、確実に正しい位置に装着できる。




 

 


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