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尿取りパッド - ユニ・チャーム株式会社
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発明の名称 尿取りパッド
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−135235(P2000−135235A)
公開日 平成12年5月16日(2000.5.16)
出願番号 特願平10−309861
出願日 平成10年10月30日(1998.10.30)
代理人 【識別番号】100085453
【弁理士】
【氏名又は名称】野▲崎▼ 照夫
【テーマコード(参考)】
3B028
4C098
【Fターム(参考)】
3B028 EB07 EB31 EC03 EC08 EC09 
4C098 AA09 CC18 CC21 CC22 CC23 CC24 CC31 CC33 CC38 CE06 DD04 DD05 DD06 DD13
発明者 和田 一郎 / 栗田 典之 / 阿部 耕三
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 液透過性の内面シートと液不透過性の外面シートと両シート間に挟まれた液吸収体とを有する積層体によって、前記内面シートが内側に向く袋体が形成され、この袋体に開口部が設けられた尿取りパッドにおいて、前記袋体の対向する一方の端部を上端、他方の端部を下端とし、上端から下端に向う方向を縦方向これと直交する方向を横方向としたときに、前記袋体は前記上端と下端において閉鎖され、前記袋体の上端と下端との間に前記開口部が形成され、前記開口部は前記縦方向の開口寸法が横方向の開口寸法よりも大きい縦長形状であることを特徴とする尿取りパッド。
【請求項2】 前記開口部は、前記上端側に寄った位置に開口し、この開口部よりも下端側では、前記袋体内に尿吸収空間が形成されている請求項1記載の尿取りパッド。
【請求項3】 前記袋体の内側の前記内面シートの表面には、前記開口部と対向する位置から前記尿吸収空間へ延びる、尿案内層が設けられている請求項2記載の尿取りパッド。
【請求項4】 前記袋体の上端と下端とで、積層体の縁部どうしが接合されており、この接合部の延びる方向が、前記上端と下端とで直交する向きである請求項1〜3のいずれかに記載の尿取りパッド。
【請求項5】 前記袋体の下端で積層体が曲げられ、上端で積層体の縁部どうしが接合されており、前記下端での曲げ部の延びる方向と、上端での接合部の延びる方向が互いに直交する向きである請求項1〜3のいずれかに記載の尿取りパッド。
【請求項6】 前記袋体と上端と下端との間で、積層体の前記縦方向の延びる縁部どうしが対向し、この対向する縁部間に前記開口部が形成され、この開口部以外の部分で前記縁部どうしが接合されている請求項1〜5のいずれかに記載の尿取りパッド。
【請求項7】 前記開口部では、積層体の対向する縁部のそれぞれに弾性材が取り付けられ、前記弾性材の両端を縦方向から押すことで前記開口部が横方向へ開口可能とされた請求項6記載の尿取りパッド。
【請求項8】 前記弾性材の対向面に、凹凸部が形成されている請求項7記載の尿取りパッド。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尿失禁用などとして使用される尿取りパッドに係り、特に、股間部に安定して装着でき、また男性用として使用したときにペニスから外れにくく、さらに十分な尿吸収能力を発揮できる尿取りパッドに関する。
【0002】
【従来の技術】尿失禁用などとして使用される男性用尿取りパッドは、液透過性の内面シートと、液不透過性の外面シートと、両シート間に挟まれた吸収体とから成る積層体により形成されている。前記吸収体は、パルプなどの吸水性繊維、または前記吸収性繊維と高吸収性ポリマー(SAP)との混合体などにより形成されている。
【0003】その構造は、前記積層体が平坦な形状に形成されており、使用時にペニスを囲むように丸めて使用するもの、または前記積層体が2つ折りとされその両側縁部が接合されて、上端に開口部を有する三角錐形状などの袋体とされたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の積層体が平坦な形状に形成されている尿取りパッドは、使用時に、ペニスを囲むように丸めて使用することが必要であるため、装着が面倒である。また丸めた形状が安定せず、丸めた積層体の隙間から尿が漏れやすい。特に装着状態のまま寝返りなどで人体の体位が変わるときにパッドが変形し、前記の漏れが生じやすくなる。
【0005】一方、積層体により袋体が形成された尿取りパッドは、ペニスを囲むように丸める手間が省け、装着が容易である。しかしこの種のパッドの袋体は例えば三角錐形状で上端に開口部が形成されているものであるため、この開口部から袋体の内部にペニスを挿入した状態で、開口部とペニスとの位置関係が安定せず、装着状態で体位を変えたときにペニスが開口部から外れることがある。また開口部とペニスとの隙間から外部に尿が漏れで易い。さらに股間部に装着されるものであるため、袋体の容積をあまり大きくできず、そのため、尿の吸収許容量が小さい。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するものであり、積層体で形成された袋体の開口部が泌尿器にフィットしやすく、また袋体が股間部において位置ずれしにくく、その結果、装着状態で人体の体位が変ったときにも装着状態を安定できる尿取りパッドを提供することを目的としている。
【0007】また、袋体が股間部で安定しやすい形状であるが、さらに尿の吸収容量を多くできる尿取りパッドを提供することを目的としている。さらに、開口部にペニスを挟む弾性材を設けることにより、ペニスと開口部とをフィットしやすくし、この場合に、ペニスに対する加圧違和感を少なくし、排尿を阻害しないようにした尿取りパッドを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の内面シートと液不透過性の外面シートと両シート間に挟まれた液吸収体とを有する積層体によって、前記内面シートが内側に向く袋体が形成され、この袋体に開口部が設けられた尿取りパッドにおいて、前記袋体の対向する一方の端部を上端、他方の端部を下端とし、上端から下端に向う方向を縦方向これと直交する方向を横方向としたときに、前記袋体は前記上端と下端において閉鎖され、前記袋体の上端と下端との間に前記開口部が形成され、前記開口部は前記縦方向の開口寸法が横方向の開口寸法よりも大きい縦長形状であることを特徴とするものである。
【0009】上記発明では、袋体に形成された開口部が、上端と下端との間の側面において、縦方向に長く形成されている。そのため、開口部から袋体内にペニスを挿入した状態で、ペニスが開口部に対して横方向へ外れにくくなり、例えば人体の姿勢が動き、おむつ内でパッドが移動しようとしたときに、開口部からペニスが外れにくくなる。
【0010】また縦長の開口部の横方向の縁部でペニスに加圧力が働くが、尿道はペニスの横方向のほぼ中央で且つやや下に設けられているため、ペニスに与えられる前記横方向からの加圧力は、上下からペニスに与えられる圧迫に比べて違和感がなく、排尿しやすくなる。
【0011】また、前記開口部は、前記上端側に寄った位置に開口し、この開口部よりも下端側では、前記袋体内に尿吸収空間が形成されていることが好ましい。この構成では、袋体の下端側の尿吸収空間により、多量の尿を吸収できる。
【0012】また、前記袋体の内側の前記内面シートの表面には、前記開口部と対向する位置から前記尿吸収空間へ延びる、尿案内層が設けられていることが好ましい。
【0013】さらに本発明の尿取りパッドは、前記袋体の上端と下端とで、積層体の縁部どうしが接合されており、あるいは縁部近傍で積層体どうしが接合されており、この接合部の延びる方向が、前記上端と下端とで直交する向きである。あるいは前記袋体の下端で積層体が曲げられ、上端で積層体の縁部どうしが接合されており、あるいは縁部近傍で積層体どうしが接合されており、前記下端での曲げ部の延びる方向と、上端での接合部の延びる方向が互いに直交する向きである。
【0014】この構造では、開口部が泌尿器に当てられたときに、前方への膨らみが小さく、また袋体の下端側は股間部内に装着しやすくなるため、ずれが生じない。
【0015】なお、積層体の前記縁部とは、積層体の吸収コアが存在しておらず内面シートと外面シートとが接着または熱シールなどで接合されている領域を意味する。あるいは前記縁部が、内面シートと外面シートの間に吸収コアが存在している領域であってもよい。また上端と下端、または上端において積層体どうしが接合されているその接合領域は、前記のように吸収コアが存在していない縁部のみで接合されていることが好ましいが、前記縁部よりも内側で吸収コアが存在している領域まで接合領域が広がっていてもよい。さらに前記縁部どうしの接合は必ずしも縁の末端部が接合されていることに限定されるものではなく、前記末端部よりも内側の領域で吸収体どうしが接合されていてもよい。
【0016】さらに、前記袋体と上端と下端との間で、積層体の前記縦方向の延びる縁部どうしが対向し、この対向する縁部間に前記開口部が形成され、この開口部以外の部分で前記縁部あるいはその近傍で積層体どうしが接合されているものとすることができる。この場合、開口部が形成された身体装着側と逆側に、接合部が形成されない構造にすると、おむつの内側に尿取りパッドを設置したときに、尿取りパッドとおむつとの密着性がよくなり、装着状態が安定する。
【0017】また、前記開口部では、積層体の対向する縁部のそれぞれに弾性材が取り付けられ、前記弾性材の両端を縦方向から押すことで前記開口部が横方向へ開口可能とされたものが好ましく、さらに前記弾性材の対向面に、凹凸部を形成するなどの処理が施され、摩擦抵抗を高めた構造となっていることが好ましい。この構成では、開口部がペニスから外れにくくなる。また弾性材によりペニスが横方向から加圧されるので、ペニスへの圧迫感が少ない。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の尿取りパッドを身体装着側を手前にして示した斜視図、図2は開口部を開いた状態を示す斜視図、図3は図1と図2をIII側から見た側面図、図4は身体装着側と逆側から見た背面図、図5は図3のV−V線の断面図、図6は図3のVI−VI線の断面図、図7は図6の一部拡大図、図8は積層体を展開した状態を示す斜視図、図9(A)(B)は他の実施の形態での袋体の組み立て状態を示す斜視図である。図1以下の実施の形態は、大人用の男性用尿取りパッドを一例として示している。
【0019】この男性用尿取りパッドの袋体1は、上端2と下端3を有し、上端2から下端3に向うY方向が縦方向、これと直交する左右方向(X方向)が横方向、Z方向が厚さ方向であり、厚さ方向では、図1、図2の手前側が身体装着側4、これと逆の図4に現れている側が裏側5である。
【0020】袋体1は積層体10により構成されている。図5および図6の断面図に示すように、積層体10は、内面シート11と、外面シート12と、両シートの間に挟まれた吸収コア(液吸収体)13とから構成されている。内面シート11は液透過性シートであり、例えば疎水性繊維に親水処理したものまたは親水性繊維で形成された、ポイントボンド、エアースルー、スパンボンド、あるいはスパンレースなどの不織布である。
【0021】外面シート12は液不透過性で、例えばオレフィン系の樹脂シートなどで形成されている。好ましくは外面シート12は透明または半透明のポリエチレンフィルムの外面にポイントボンド不織布が重ねられたものである。この外面シート12を使用すると、吸収コア13が多量の尿を吸収して変色したときに、外部から視覚により確認できる。また外面が不織布であるため、おむつの内側に重ねて使用したときに、おむつとの滑りを抑制し、ずれ止めができるようになる。また、図4に示す裏側5の表面に、おむつとのずれ止めのための粘着層を設けてもよい。
【0022】吸収コア13は、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸収性ポリマー(SAP)との混合物により形成され、さらにティッシュなどの吸収性シートで包まれて構成されている。または、吸収コア13が、親水性繊維で形成された不織布とSAPとで構成され、前記SAPが前記不織布の間に介在し、不織布どうしが部分的に接合されているものであってもよい。
【0023】図8は、袋体1を構成する前記積層体10を展開して示したものであるが、展開状態の積層体10は平坦なシート状であり、各縁部14,15,16,17のそれぞれの部分では吸収コア13が存在せず前記内面シート11と外面シート12が吸収コア13の外側に延出し且つ両シート11と12とが接着または熱シールあるいは接着および熱シールなどで接合されている。
【0024】図8に示す展開状態では、上端の縁部14と下端の縁部15が平行、横方向両側で且つ上側の縁部17,17側は互いに平行、横方向両側の縁部16と16は下端側で互いに接近する傾斜縁部である。袋体1が形成された状態で、前記縁部17と17との対向部で開口部20が形成される。
【0025】また前記縁部17,17には、ペニスに対する締め付け手段(保持手段)を構成する弾性材18,18がそれぞれ接着固定されている。前記弾性材18,18は、肌に対して柔らかい接触感触を与えるもので、かつ弾性復元力があまり強くないものが好ましく、例えば硬質発泡ウレタンなどで形成される。またはプラスチック板、あるいは樹脂を含浸した厚紙などで形成することも可能である。
【0026】図8に示す積層体10の下端の縁部15は、横方向(X方向)の中心で且つ縦方向(Y方向)に延びる中心線Ly0で谷折りされ、縁部15の左右半分どうしが厚さ方向(Z方向)に延びる仮想線Lz上で互いに接合される。上端の縁部14は、横方向(X方向)の両端からそれぞれほぼ1/4の箇所に設定される折り曲げ線Ly1で折り曲げられ、縁部14どうしが接着接合される。
【0027】横方向(X方向)の両側の縁部16と16は、縦方向に斜めに延びる仮想線Lαの部分で合掌合わせで互いに接着接合される。また弾性材18,18が設けられた縁部17と17は弾性材18,18を除く上下部分のみが互いに接着接合される。これら各縁部どうしの接合は、ホットメルト型接着剤を使用した接着、または熱シールあるいは接着剤と熱シールとの複合により行われる。
【0028】その結果、図1と図2に示すように袋体1が形成されるが、この袋体1は、上端2で縁部14どうしが接合されて接合部14aが形成されて閉じられ、下端3で縁部15どうしが接合されて接合部15aが形成されて閉じられている。上端2の接合部14aは横方向(X方向)へ延び、下端3の接合部15aは厚さ方向(Z方向)へ延び、接合部14aと15aは互いに直交する向きに延びて、袋体1がいわゆるテトラポット型の立体形状である。
【0029】また身体装着側4では、縁部16どうしが接合された接合部16aが形成され、また上端2側では縁部17どうしが接合された接合部17aが形成され、前記上端2に寄った位置、好ましくは上端2にほぼ連続した位置に、弾性材18と18とが対向する開口部20が形成されている。この開口部20は、上端2と下端3との間で縦方向に延びる縦長形状(スリット形状)である。
【0030】また前記開口部20が形成されている部分よりも下端3側の袋体1の内部には、比較的内容積の大きい尿吸収空間21が形成されている。なお、図4に示すように身体装着側4と逆側の裏側5はほぼ三角形状であるが、この裏側には接合部が形成されていない。
【0031】さらに、好ましい実施の形態では、図3、図4および図5、図6に示すように、裏側5を形成する積層体10の内面シート11の表面に尿案内層22が設けられる。この尿案内層22は、親水処理を施した疎水性繊維、または親水性繊維で形成された密度の低い繊維層であり、例えばエアースルー不織布である。この尿案内層22は、開口部20に対向する位置から前記尿吸収空間21に向って縦方向に延びている。
【0032】上記男性用尿取りパッドの使用に際しては、身体装着側4を身体の下腹部に向け、図2に示すように、弾性材18と18の縦方向(Y方向)両端を指で掴んで縦方向への圧縮力を与える。すると、各弾性材18,18が互いに開く方向へ座屈変形して、開口部20が左右に開かれる。図3に示すように開口部20から袋体1内にペニス25を挿入して、弾性材18,18に与えられている圧縮力を除去すると、弾性材18,18が弾性復元して、ペニス25の根元部分が、弾性材18,18により横方向両側から軽く挟圧されて保持される。
【0033】図3に示すようにペニス25の尿道25aは、ペニス25の下側で且つ左右方向のほぼ中心に位置している。よってペニス25を上下方向(Z方向)から加圧すると尿道25aが圧迫され、排尿時に違和感を感じ、さらに排尿時の尿速が衰えるが、前記尿取りパッドでは、弾性材18,18によりペニス25が左右両側から挟圧されるため、尿道圧迫がなく、違和感を感じにくく、排尿時の尿速が衰えない。
【0034】前記弾性材18,18は発泡材などで形成されて、座屈変形での復帰力でペニス25を軽く挟圧するものであるため、ペニス25に与えられる圧迫力はきわめて弱い。また図7に示すように、弾性材18,18の対向面に凹部18aおよび凸部18bを形成しておくと、凹部および凸部がペニス25に当たり、その摩擦によりペニス25と弾性材18,18との間の滑りを抑制でき、ペニス25が開口部20から外れにくくなる。
【0035】また、開口部20が、上端2と下端3との間の側面において、縦方向に長く形成されているため、開口部20から袋体1内にペニス25を挿入した状態で、ペニス25が開口部20に対して横方向へ外れにくくなり、例えば人体の姿勢が動き、おむつ内でパッドが移動しようとしたときに、開口部20からペニス25が外れにくくなる。
【0036】この尿取りパッドを構成する袋体1は、開口部20が形成されている部分の厚さ方向(Z方向)の寸法が、下端3での厚さ方向の寸法よりも十分に小さい。すなわち、開口部20が形成されている部分では横方向(X方向)へ広がる偏平形状で、下端3では厚さ方向(Z方向)へ広がる偏平形状である。
【0037】よって、袋体1を下腹部に装着すると、上端2および開口部20が形成されている部分では身体の前方(Z方向)への膨らみが小さい。よってこの尿取りパッドを装着した状態で、さらにその上からおむつを装着したときに、下腹部でのおむつの前方への膨らみが小さく、よっておむつによって尿取りパッドが下腹部へ安定して押し付けられる。さらに袋体1の下端3は股間部に挟まるようになるため、装着者が寝た姿勢で体位を変えても、おむつの中で尿取りパッドが左右に位置ずれし難い。このように、おむつ内での尿取りパッドが安定し、体位の変化による位置ずれが生じ難いため、ペニス25が開口部20から抜け出ることが起こり難い。
【0038】図3に示す状態で失禁または排尿すると、尿は開口部20よりも下側の尿吸収空間21内で、吸収コア13に吸収される。尿吸収空間21では、袋体1が厚み方向(Z方向)に延びて、積層体10により比較的広い尿吸収面積を確保できるため、尿の吸収許容量が非常に多くなる。
【0039】また、開口部20が形成されている部分では、袋体1が横方向へ広がりを有し、開口部20の左右両側に積層体10で袋状に形成された余裕空間23が形成されている(図6参照)。よって尿取りパッドを装着した状態で寝返りをうつなどして体位が横向きになったときに、袋体1内で横方向に流れる尿を、前記余裕空間23内の吸収コア13により吸収することができる。よって横向き状態で排尿したときに、開口部20から外部へ尿が漏れることがない。
【0040】さらに、開口部20と対向する部分から下方の尿吸収空間21内に延びる尿案内層22が設けられていると、尿を吸収許容量の大きい尿吸収空間21内に導くことができるため、横向き姿勢などで排尿したとき、尿吸収空間21の吸収能力を利用して、多量の尿であっても吸収でき、この場合も開口部20からの尿漏れを防止できる。
【0041】図9は本発明の他の実施の形態の尿取りパッドを示す斜視図である。この実施の形態では、図9(A)に示すように、内面シート11、外面シート12、両シート間に挟まれた吸収コアを有する長方形状の積層体10Aが使用される。積層体10Aの短辺側の縁部26,26および長辺側の縁部27,27では、内面シート11と外面シート12とが接着などで接合されている。
【0042】図9(A)に示すように、積層体10AをU字形状に曲げる。さらに図9(B)に示すように、長辺側の縁部27と27を互いに接合し、縦方向に延びる接合部27aおよび27bを形成する。上端では、短辺側の縁部26を横方向(X方向)へ平坦となるように広げて、縁部26どうしを接合して接合部26aを形成する。
【0043】その結果、上端2では接合部26aが横方向(X方向)に延び、下端3では積層体10Aの折曲部28が厚み方向(Z方向)へ延びる袋体1Aが形成される。身体装着側4に接合部27aが現われるが、この接合部27aの上端2寄りの部分に弾性材18,18を固定することにより、開口部20が形成される。また裏側5は縦方向の全長にわたって接合部27bで閉じられている。
【0044】図9(B)に示す尿取りパッドも、開口部20の下方に厚み方向へ延びる尿吸収空間21が形成され、開口部20の横方向の両側方に余裕空間23,23が形成されるため、図1と図2に示すのと同様の尿吸収機能を発揮できる。また図9(B)に示すものでは、下端3の折曲部28で積層体10Aが曲げられているため、この下端3に吸収コア13が存在しており、下端3での尿吸収能力が高くなる。
【0045】なお、前記各実施の形態では、開口部20に弾性材18,18が設けられているが、この弾性材18,18を設けず、積層体の縁部の間でスリット状の開口部20を形成してもよい。また前記開口部20を横方向(X方向)へやや広がる形状とし、この部分に尿漏れを含むギャザーなどの身体に密着する横漏れ防止手段を設けることで、女性の泌尿器に装着して使用することもできる。また乳児や幼児の男子用として使用することも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明の尿取りパッドは、身体に安定して装着され、位置ずれがし難い。また泌尿器と確実にフィットし、尿の漏れが生じ難い。さらに全体として、尿の吸収容量を多くできる。




 

 


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