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発明の名称 使い捨ておむつ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−126227(P2000−126227A)
公開日 平成12年5月9日(2000.5.9)
出願番号 特願平10−307361
出願日 平成10年10月28日(1998.10.28)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
3B029
4C098
【Fターム(参考)】
3B029 BD09 BD10 BD12 BD13 BD14 
4C098 AA09 CC03 CC08 CC10 CC15 CE06 CE07 DD01 DD04 DD10 DD13
発明者 大橋 直人 / 清水 真吾
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 透液性トップシートと、不透液性バックシートと、これら両シートの間に介在する吸液性コアとから構成され、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域と、後胴周り域と、これら前後胴周り域の間に位置する股下域とを有し、前記前後胴周り域の少なくとも一方には、液抵抗性シートが、前記トップシートを被覆して前記胴周り域の端縁部と両側縁部とに接合され、前記トップシートと前記液抵抗性シートとが、前記股下域を中心として前記胴周り域へ延びる前記コアの上部に位置して前記股下域の方向へ開口する第1ポケットを形成している使い捨ておむつであって、前記第1ポケットの内部には、前記幅方向に二分する折曲軸部分を介して折曲された弾性発泡部材が、前記折曲軸部分を前記胴周り域の端縁部の側へ向けて前記コアの上部に位置するように納められ、前記発泡部材が、前記第1ポケットの内部において当接する前記トップシートの上面と前記液抵抗性シートの下面とのうちの少なくとも一方に接合され、前記トップシートの上面に当接する前記発泡部材の第1部分と前記第1部分の上方に位置して前記液抵抗性シートの下面に当接する前記発泡部材の第2部分とが、前記股下域の方向へ開口する第2ポケットを形成していることを特徴とする前記おむつ。
【請求項2】 前記おむつには、前記コアの両側縁それぞれから幅方向外方へ延出し、前記長手方向に第1弾性伸縮性部材が取り付けられた一対のサイドフラップが形成され、前記第1弾性部材と前記コアの側縁との間には、前記長手方向に第2弾性伸縮性部材を取り付けてその収縮力で前記トップシートの上方へ起き上がることができるバリヤカフが前記サイドフラップから分岐し、前記バリヤカフの長手方向対向端部が、前記物品の幅方向内方へ折曲されて前記発泡部材の第2部分を覆うように前記液抵抗性シートの上面に接合されている請求項1記載のおむつ。
【請求項3】 前記発泡部材が、それぞれ軟質の、ポリウレタンフォーム、合成ゴムフォーム、ポリスチレンフォームのいずれかである請求項1または請求項2記載のおむつ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−117274号公報に開示の体液吸収性物品は、表面シートと裏面シートとの間に吸液性コアが介在する物品本体と、本体の前後両端部の上面を被覆する液抵抗性シートとで構成され、本体の前後両端部において液抵抗性シートの周縁部を接合することで、前後両端部の対向端部へ向かって開口するポケットが形成されている。本体の前後両端部の間に位置する中央部では、表面シートが露出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知物品におけるポケットは、着用時に着用者の腹部と背部とが圧接すると押し潰される。押し潰されたポケットは、圧接力が解かれても再び開口することが難しいので、排泄物を流入、滞留させるというポケットとしての機能が低下する。液抵抗性シートとして伸縮性シートを使用し、液抵抗性シートを本体の幅方向へ伸長状態で接合し、その収縮力を利用することによってポケットを開口させることも考えられるが、液抵抗性シートの収縮力がコアの剛性に優ると、その収縮力でコアに皺が形成され、コアと表面シートとの間に間隙が生じて排泄物の吸収が妨げられる。
【0004】本発明の課題は、排泄物のコアへの吸収を妨げることなく、着用時において本体の前後胴周り域に形成されたポケットを開口し易くした使い捨ておむつを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決するために、本発明が前提とするところは、透液性トップシートと、不透液性バックシートと、これら両シートの間に介在する吸液性コアとから構成され、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域と、後胴周り域と、これら前後胴周り域の間に位置する股下域とを有し、前記前後胴周り域の少なくとも一方には、液抵抗性シートが、前記トップシートを被覆して前記胴周り域の端縁部と両側縁部とに接合され、前記トップシートと前記液抵抗性シートとが、前記股下域を中心として前記胴周り域へ延びる前記コアの上部に位置して前記股下域の方向へ開口する第1ポケットを形成している使い捨ておむつである。
【0006】かかる前提において、本発明が特徴とするところは、前記第1ポケットの内部には、前記幅方向に二分する折曲軸部分を介して折曲された弾性発泡部材が、前記折曲軸部分を前記胴周り域の端縁部の側へ向けて前記コアの上部に位置するように納められ、前記発泡部材が、前記第1ポケットの内部において当接する前記トップシートの上面と前記液抵抗性シートの下面とのうちの少なくとも一方に接合され、前記トップシートの上面に当接する前記発泡部材の第1部分と前記第1部分の上方に位置して前記液抵抗性シートの下面に当接する前記発泡部材の第2部分とが、前記股下域の方向へ開口する第2ポケットを形成していることにある。
【0007】本発明の構成態様として、前記おむつには、前記コアの両側縁それぞれから幅方向外方へ延出し、前記長手方向に第1弾性伸縮性部材が取り付けられた一対のサイドフラップが形成され、前記第1弾性部材と前記コアの側縁との間には、前記長手方向に第2弾性伸縮性部材を取り付けてその収縮力で前記トップシートの上方へ起き上がることができるバリヤカフが前記サイドフラップから分岐し、前記バリヤカフの長手方向対向端部が、前記物品の幅方向内方へ折曲されて前記発泡部材の第2部分を覆うように前記液抵抗性シートの上面に接合されている。
【0008】本発明の他の構成態様として、前記発泡部材が、それぞれ軟質の、ポリウレタンフォーム、合成ゴムフォーム、ポリスチレンフォームのいずれかである。
【0009】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、本発明に係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0010】図1,2は、おむつ1の部分破断斜視図と、図1のA−A線切断面を示す図である。おむつ1は、透液性トップシート2と、不透液性バックシート3と、トップシート2とバックシート3との間に介在し、これらシート2,3の内面に接合された砂時計型の吸液性コア4とを有し、幅方向と交差する長手方向に前胴周り域20と、後胴周り域22と、これら前後胴周り域20,22の間に位置する股下域21とを有する。
【0011】おむつ1の前後胴周り域20,22には、コア4よりも幅広い液抵抗性シート5がトップシート2を被覆している。液抵抗性シート5は、前後胴周り域20,22の両端縁部20a,22aと両側縁部20b、22bとにおけるトップシート2の上面に接合されている。液抵抗性シート5とトップシート2とは、股下域21を中心として前後胴周り域20,22へ延びるコア4の上部に位置して股下域21へ向かって開口する第1ポケットP1を形成している。
【0012】第1のポケットP1の内部には、幅方向に二分する折曲軸部分10eを介して折曲された弾性変形可能な矩形シート状の発泡部材10が、折曲軸部分10eを前後胴周り域20,22の両端縁部20a,22aの側へ向けて納められている。発泡部材10は、コア4の上部に位置し、トップシート2の上面に当接する第1部分10aと、第1部分10aの上方に位置して液抵抗性シート5の下面に当接する第2部分10bとを有する。
【0013】第1部分10a下面の両側縁部10cは、トップシート2の上面に接合され、第2部分10bの上面は、液抵抗性シート5の下面に接合されている。第1ポケットP1は、トップシート2と発泡部材10の第1部分10aとの間において、股下域21へ向かって開口している。発泡部材10は、折曲軸部分10eにおいてトップシート2の上面と液抵抗性シート5の下面とのうちの少なくとも一方に接合されていてもよく、第1部分10aの下面と第2部分10bの上面とのうちの少なくとも一方が、トップシート2の上面と液抵抗性シート5の下面とのいずれかに接合されていてもよい。
【0014】おむつ1には、コア4の両側縁4aから幅方向外方へ延出する一対のサイドフラップ23が形成されている。サイドフラップ23には、おむつ1の幅方向内方へ向かって凹欠部11が形成され、凹欠部11に沿って脚周り用弾性部材8がトップシート2とバックシート3との間に介在し、これらシート2,3のうちの少なくとも一方の内面に伸長状態で固着されている。
【0015】おむつ1の前後胴周り域20,22の両端縁部20a,22aには、これらの端縁に沿って幅方向へ延びるフィルム状の胴周り用弾性部材6,7がトップシート2とバックシート3との間に介在し、これらシート2,3のうちの少なくとも一方の内面に伸長状態で固着されている。後胴周り域22の両側縁部22aには、おむつ1の幅方向外方へ延びるテープファスナ9が、おむつ1の幅方向内方へ折曲されて液抵抗性シート5の上面に仮着されている。
【0016】図3は図1のB−B線切断面を示す図である。第2ポケットP2は、着用者の腹部と背部とに圧接されることで開口が閉じるが、圧接力が解かれるかまたは弱くなると、発泡部材10の第1部分10aと第2部分10bとが互いに離間する方向へ移動しようとするので、第2部分10bがトップシート2の上方へ起き上がり再び第2ポケットP2が開口する。
【0017】発泡部材10としては、それぞれ軟質の、ウレタンフォーム、合成ゴムフォーム、ポリスチレンフォームを使用することができる。これらは、ショアー硬度5〜40、厚み4〜7mmのものを使用することが好ましい。また、これらは、連続発泡、独立発泡のいずれでも使用することができるが、通気性のうえから連続発泡が好ましい。
【0018】液抵抗性シート5とは、通気性または非通気性であって不透液性または難透液性のシートをいう。液抵抗性シート5には、たとえば、プラスチックフィルムや通気性の微細な開孔を有するプラスチックフィルム、疎水性繊維からなる繊維密度の高い不織布等を使用することができる。液抵抗性シート5は、おむつ1の端縁から延出する部分を、バックシート3の下面側へ折曲し、そこでバックシート3に接合してもよい。
【0019】第1ポケットP1に流入した排泄物は、トップシート2を透過してコア4に吸収され、第2ポケットP2に流入した排泄物は、発泡部材10に吸収される。第2ポケットP2が、着用者の腹部と背部とで圧接されると、排泄物が発泡部材10から滲出して第1のポケットP1へ移動し、トップシート2を透過してコア4に吸収される。排泄物は、第2部分10bの上面に位置する液抵抗性シート5が障害となり、外部への滲出が妨げられる。
【0020】液抵抗性シート5の開口端部に糸状またはフィルム状の弾性部材を伸長状態で固着し、その収縮力でポケットを開口させることも考えられるが、これら弾性部材を固着すると、固着部位での剛性が増して着用感が損なわれる。このおむつ1では、軟質性の発泡部材10を用いているので、クッション性がよく着用感を損なうことはない。
【0021】図4,5は、図1とは異なる態様のおむつ1の部分破断斜視図と、図4のC−C線切断面を示す図である。このおむつ1は、図4に示すように、サイドフラップ23に固着された弾性部材8とコア4の両側縁4aとの間において、サイドフラップ23から上方へ分岐した一対のバリヤカフ12がおむつ1の長手方向へ延びている。バリヤカフ12の自由側縁部12bには、長手方向へ延びる弾性部材13が伸長状態で固着され、弾性部材13の収縮力で、バリヤカフ12は、トップシート2の上方へ起き上がることができる。
【0022】バリヤカフ12の長手方向対向端部12aは、おむつ1の幅方向内方へ倒されて、発泡部材10の第2部分10bの両側縁部10dを覆うように液抵抗性シート5の上面に接合されている。
【0023】第2ポケットP2の第2部分10bが、トップシート2の上方へ起き上がると、第2部分10bの両側縁部10dに位置するバリヤカフ12の対向端部12aも一緒に起き上がるので、弾性部材13の収縮力と相俟ってバリヤカフ12の自由側縁部12bがトップシート2の上方へ起き上がり易い。
【0024】トップシート2には、疎水性不織布を親水化剤で処理したものや親水化剤を練り込んだ繊維で形成した親水性不織布が用いられる。これら不織布に微細な開口を設けてもよい。
【0025】バックシート3には、合成樹脂フィルムまたは合成樹脂フィルムと疎水性不織布とのラミネートシート等が用いられる。コア4は、フラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物であり、所要の厚みに圧縮され、全体がティシュペーパ等の透液シートによって被覆されている。
【0026】この発明は、第1ポケットP1の内部の発泡部材10を、断面形状がW字状になるように折曲してもよいし、二つに折曲された発泡部材10を上下に二つ重ね合わせ、上部に位置する発泡部材10の下面と下部に位置する発泡部材10の上面とを互いに接合したものを使用することもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る使い捨ておむつによれば、発泡部材の第1部分と第2部分とで形成する第2ポケットが押し潰されても、発泡部材の第1部分と第2部分とが、互いに離間する方向へ移動しようとするので、第2ポケットを再び開口させることができる。
【0028】バリヤカフを有する着用物品は、第2ポケットが開口することにより、バリヤカフの長手方向対向端部をトップシートの上方へ起き上がらせることができる。




 

 


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