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発明の名称 使い捨ておむつ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−116705(P2000−116705A)
公開日 平成12年4月25日(2000.4.25)
出願番号 特願平10−298801
出願日 平成10年10月20日(1998.10.20)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
3B029
4C098
【Fターム(参考)】
3B029 BD12 BD14 BD17 BD18 BD22 CB12 
4C098 AA09 CC12 CC14 CD01 CE07
発明者 大坪 俊文
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 吸収体と、前記吸収体の内側を被覆する内面シートと、前記吸収体の外側を被覆する外面シートとからなり、前胴周り域と、後胴周り域と、これら両域間に位置する股下域とを有し、前記後胴周り域から股下域へ及ぶ範囲のいずれかに便溜め機能を有する凹部が形成されている使い捨ておむつであって、前記おむつは、その幅を二等分する中心線で前記内面シートを内側にして折り重ねられて向かい合う前記内面シートどうしが、前記股下域において、前記中心線から股下域の側縁へ至るおむつ幅方向の中間部位で互いに接合している、ことを特徴とする前記おむつ。
【請求項2】 前記中間部位において、前記内面シートどうしおよびこれらシートに重なる前記外面シートが、一体となるように接合している請求項1記載のおむつ。
【請求項3】 前記内面シートどうしが、前記股下域において、前記中心線に始まり前記中間部位へ至るまでの間において連続的に接合している請求項1記載のおむつ。
【請求項4】 前記股下域において、前記内面シートどうしが接合している中間部位と股下域の側縁との間に前記吸収体が位置している請求項1〜3のいずれかに記載のおむつ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、排泄物を吸収保持する使い捨ておむつに関し、さらに詳しくは便溜め機能を有する凹部が形成されている使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平5−86320号公報に開示の使い捨ておむつでは、吸収体の一部分に透液性表面シートへ向かって隆起する環状部が形成され、その環状部の内側に便を溜めることができる。
【0003】実開平7−7620号公報に開示の使い捨ておむつは、吸収体を被覆している透液性表面シートの上面に環状部材が載置されており、この部材の内側に便を溜めることができる。
【0004】特開平8−196565号公報に開示の使い捨ておむつは、上下二層からなる吸液層コアを有し、上層コアがおむつの前後方向において二分されており、その二分されたコアが股下域で互いに前後方向へ離間して生じる間隙に便を溜めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の使い捨ておむつでは、いずれも吸収体が部分的に厚く形成され、その厚い部分が周壁となり、その周壁で囲まれた部位に便を溜めることができる。かかるおむつは、折り畳まれた後に梱包されて需要者に渡るまでの間に、折り畳まれたり、梱包されたりしたときの癖がつくことがある。そうした癖が便溜めの周壁に生じると、周壁の丈が部分的に低くなり、便溜めから便が流出し易くなる。また、おむつ着用者が仰むけの姿勢にあるときには、丈の高い周壁で囲まれた便溜めを臀部で塞いだり潰したりしてしまい、便溜めがそれとしての機能を果せないこともある。
【0006】この発明が課題とするところは、使い捨ておむつにおいて、おむつが折り畳まれたり梱包されたりしても、また、着用者が仰むけの姿勢にあるときでも、便溜め機能が損われないようにするには便溜めををどのように形成すればよいか、ということにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するための、この発明は、吸収体と、前記吸収体の内側を被覆する内面シートと、前記吸収体の外側を被覆する外面シートとからなり、前胴周り域と、後胴周り域と、これら両域間に位置する股下域とを有し、前記後胴周り域から股下域へ及ぶ範囲のいずれかに便溜め機能を有する凹部が形成されている使い捨ておむつの改良に係わる。
【0008】改良に係わるこの発明が特徴とするところは、おむつの幅を二等分する中心線で前記内面シートを内側にして折り重ねられて向かい合う前記内面シートどうしが、前記股下域において、前記中心線から股下域の側縁へ至るおむつ幅方向の中間部位で互いに接合していることにある。
【0009】この発明の好ましい実施態様において、前記中間部位において、前記内面シートどうしおよびこれらシートに重なる前記外面シートが、一体となるように接合している。
【0010】この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記内面シートどうしが、前記股下域において、前記中心線に始まり前記中間部位へ至るまでの間において連続的に接合している。
【0011】この発明の好ましい実施態様のさらに他の一つにおいて、前記股下域では、前記内面シートどうしが接合している中間部位と股下域の側縁との間に前記吸収体が位置している。
【0012】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照してこの発明に係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0013】図1,2は、使い捨ておむつ1の部分破断斜視図と、おむつ1の幅を二等分する中心線C−Cに沿った断面図である。使い捨ておむつ1は、透液性表面シート2と、不透液性裏面シート3と、これら両シート2,3間に介在する吸収体4とからなり、着用者の腹側に位置する前胴周り域6と、背側に位置する後胴周り域7と、これら両域6,7間にあって股部に位置する股下域8とを有する。股下域8では、おむつ1の幅を二等分する中心線C−C上の接合部11において、中心線C−Cの左右両側に位置する表面シート2の一部分が互いに接合しており、おむつ1の内面には、接合部11の前方と後方とに凹部12,13がそれぞれ形成されている。表裏面シート2,3は、吸収体4の周縁から延出して重なり合い、ホットメルト接着剤26を介して互いに接合しておむつ1の前後端縁部16,17と両側縁部18,18とを形成している(図2参照)。後端縁部17と、股下域8の両側縁部18,18とには、胴周り弾性部材21と脚周り弾性部材22とが周り方向へ延び、表裏面シート2,3の少なくとも一方の内面に伸長状態で取り付けられている。後胴周り域7の両側縁部18,18には、テープファスナ19,19が取り付けられている。
【0014】図3は、図1のIII−III線に沿った部分断面図である。接合部11では、表面シートどうし、および表面シート2と裏面シート3とが、接着剤26を介して一体化し、接合部11から下方へ寸法W(図4を併せて参照)だけ離れた位置では、吸収体4が折曲されている。
【0015】図4,5は、図1における接合部11での表面シート2どうしの接合を解いて、おむつ1を長さ方向と幅方向とへ伸展したときのおむつ1Aの斜視図と、図4のおむつ1Aを表面シート2を内側にして中心線C−Cに沿って折り重ねたときの斜視図である。おむつ1Aの股下域8の内面には、中心線C−Cに関して左右対称で、中心線C−Cから寸法Wだけ離れた位置に接合予定域24があり、おむつ1Aを折り重ねるときに、接合予定域24どうしを接着剤26によって接合するか、または、折り重ねた後に、裏面シート3の外側からのエンボス加工やデボス加工、加熱溶着、超音波溶着によって表面シート2どうし、より好ましくは表面シート2どうしおよび重なり合う表面シート2と裏面シート3とを接合すると、接合部11が得られる。接合予定域24は、図4に示されるように、吸収体4の外側に位置していることが好ましく、そのような位置であれば、表面シート2と裏面シート3とを一体化して接合部11を厚くし、接合部11の機械的強度を高めることができる。表面シート2と裏面シート3とは、図4のおむつ1Aを製造する工程で、予め接合しておくことができる。
【0016】図5のように折り重ねられ、接合域24どうしを接合されたおむつ1が広げられると、図1のようになる。おむつ1の前後胴周り域6,7は大きく広がるが、股下域8は、接合域11に拘束されて大きく広がることがないので、接合部11の前方と後方とに凹部12,13が形成される。
【0017】図6は、着用状態にあるおむつ1の中心線C−Cに沿った断面図であり、着用者の身体が仮想線で示されている。おむつ1は、接合部11が着用者の股部に当接するように着用されると、前後の凹部12,13が尿道口の下方と肛門の下方とに位置し、後方の凹部13が便溜めとして機能する。前方の凹部12では、小便を一時的に溜めることができる。おむつ1は、これをずり上げようとすると、接合部11が股部に当接して止まるから、後の凹部13が臀部で塞がれたり、潰されたりすることはない。また、後方の凹部13に便15が溜まっている状態でおむつ1をずり上げたときには、接合部11がこのように作用することによって、便15で身体を汚す恐れが少なくなる。
【0018】図7は、おむつ1の着用者がベッド20のうえで仰むけの姿勢にあるときのおむつ1の断面図である。図6の場合と同様に、後方の凹部13は、臀部によって塞がれたり、押し潰されたりすることがないから、便15を受け容れることが可能である。
【0019】図8,9は、この発明の実施態様の一例を示す図3,4と同様の図面である。図9のおむつ1Aは、吸収体4が部分的に欠如している部位27を股下域8に有し、部位27の内側に接合予定域24を有する。予定域24どうしが接合して得られるおむつ1の接合部11では、表面シート2どうし、および表面シート2と裏面シート3とが接合している。これらシート2,3を含む比較的剛性の高い接合部11は、吸収体4に囲まれているのでおむつ着用者の肌を刺激することがない。
【0020】図10もまた、この発明に係るおむつ1の一例を示す図2と同様の図面である。このおむつ1では、中心線C−Cに沿って折曲されたときに、中心線C−Cから股下域8の側縁へ向かう寸法Wの範囲において向かい合う表面シート2どうしが接着剤26を介して接合し、吸収体4の周縁から延出して重なり合う表面シート2と裏面シート3も接着剤26を介して接合している。かかるおむつ1では、前後の凹部12と13との間が接合部11によって塞がれており、大便と小便とは混じり合うことがない。
【0021】図11もまた、この発明に係るむつ1の一例を示す図10と同様の図面である。このおむつ1の接合部11では、表面シート2どうしが接合し、表面シート2と裏面シート3とは接合していない。接合部11の上方部分では、吸収体4が左右それぞれへ折曲されている。
【0022】この発明に係るおむつ1は、製造されてから需要者へ渡るまでの間、例えば図5のように2つに折り重ねた状態で梱包しておくことができる。梱包を小さくしたい場合には、図5において、前後の長さを二等分する中心線D−Dに沿っておむつ1をさらに折り重ねることもできる。このおむつ1は、中心線C−CやD−Dに沿う折り重ねで吸収体4に折り癖がついたとしても、その癖によって前後の凹部12,13の形状や内容積が著しく変化するということがない。
【0023】この発明に係るおむつ1では、凹部12,13を形成するための接合予定域24の面積や形状、おむつ1Aにおける前後方向や左右方向の位置は、図示例に限らず様々に変えることができる。図示例でおむつ1の内面を形成している表面シート2は、吸収体4の内側とその近傍を被覆する部分を透液性シートで作り、それ以外の部分を不透液性シートで作ることができる。裏面シート3は、その全体を不透液性シートで作ることが好ましい。これら表裏面シート2,3の素材には、不織布やプラスチックフィルムを使用することができる。
【0024】
【発明の効果】この発明に係るおむつでは、股下域に形成された接合部が着用者の股部に当接するので、この接合部の後方に位置して便溜めとして機能する凹部が、おむつを着用したときに着用者の身体によって塞がれたり、押し潰されたりすることがない。また、かかる凹部を作るために吸収体を部分的に隆起させるということがないから、おむつを折り畳んだり、梱包したりしても、凹部の便溜めとしての機能を損なうことがない。




 

 


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