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発明の名称 使い捨ておむつ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−93457(P2000−93457A)
公開日 平成12年4月4日(2000.4.4)
出願番号 特願平10−265393
出願日 平成10年9月18日(1998.9.18)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
3B029
4C098
【Fターム(参考)】
3B029 BA04 BA15 BA18 BD12 
4C098 AA09 CC02 CC12 CC39 CE07 DD23 DD30
発明者 熊坂 欽典
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸収体とを有し、前記吸収体の周縁部分の少なくとも一部に高吸収性ポリマー粉末が配置されている使い捨ておむつであって、前記高吸収性ポリマー粉末が、透液性のシートに包まれて前記一部を形成していることを特徴とする前記おむつ。
【請求項2】 前記透液性シートが実質的な袋を形成しており、前記高吸収性ポリマー粉末が、前記袋の容積の40〜80%を占めている請求項1記載のおむつ。
【請求項3】 前記袋の中に疎水性の熱可塑性合成樹脂からなる繊維およびフィルムいずれかの細片が含まれ、前記細片の量が前記高吸収性ポリマー粉末の重量の0〜20%に相等している請求項1または2記載のおむつ。
【請求項4】 前記繊維が、中空繊維である請求項3に記載のおむつ。
【請求項5】 前記繊維が、捲縮している請求項3に記載のおむつ。
【請求項6】 前記フィルムが、表面に多数の凹凸を有している請求項3に記載のおむつ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭58−41902号公報に開示の使い捨ておむつは、吸収体の相対向する両端や両側に高吸収性ポリマー層が相対向して帯状に配置されている。高吸収性ポリマー層は、吸収体の内部、吸収体とバックシートとの間、吸収体とトップシートとの間のいずれかに配置されている。このポリマー層には、ポリマー粉末だけからなるものの他に、ポリマー粉末が2枚の吸収性シートでサンドイッチにされた状態でエンボス処理を施されて帯状シートと化しているものやポリマー粉末と粉砕パルプとの混合物がプレスを施されて帯状シートと化しているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知技術によれば、吸収体の周縁部分から外へ滲出しようとする体液を高吸収性ポリマーで捕捉することができる。高吸収性ポリマーは、体圧が加えられても吸収した体液を容易に解放(離水)することがないから、コアの周縁部分にあると体液がコアの外へ流れ出るのを効果的に防ぐことができる。
【0004】しかしながら、前記公知技術において、ポリマー粉末だけが吸収体の内部にあるときには、ポリマー粉末が吸収体の縁部からこぼれ落ち易く、所期の目的を達成することが難しいばかりでなく、ポリマー粉末の使用量を多くすることも難しい。また、ポリマー粉末を含む帯状シートは比較的剛性の高いものになるから、このものが吸収体の周縁部分に位置することは、ただでさえ剛性の高い吸収体の縁部分をさらに高剛性にしておむつの柔軟性を一層低下させ、着用感を悪くする。
【0005】そこで、この発明は、吸収体の周縁部分に高吸収性ポリマー粉末を配置した場合における前記従来技術の問題の解消を課題にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、この発明が前提とするのは、透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸収体とを有し、前記吸収体の周縁部分の少なくとも一部に高吸収性ポリマー粉末が配置されている使い捨ておむつである。
【0007】かかる前提において、この発明が特徴とするところは、前記高吸収性ポリマー粉末が、透液性のシートに包まれて前記一部を形成していることにある。
【0008】この発明の好ましい実施態様の一つにおいて、前記透液性シートが実質的な袋を形成しており、前記高吸収性ポリマー粉末が前記袋の容積の40〜80%を占めている。
【0009】実施態様の他の一つにおいて、前記袋の中に疎水性の熱可塑性合成樹脂からなる繊維およびフィルムいずれかの細片が含まれ、前記細片の量が前記高吸収性ポリマー粉末の重量の0〜20%に相等している。
【0010】実施態様の他の一つにおいて、前記繊維が、中空繊維である。
【0011】実施態様の他の一つにおいて、前記繊維が、捲縮している。
【0012】実施態様のさらに他の一つにおいて、前記フィルムが、表面に多数の凹凸を有している。
【0013】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、この発明に係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0014】図1に部分破断平面図で示された使い捨ておむつ1は、透液性表面シート2と、不透液性裏面シート3と、これら両シート2,3間に介在する吸収体4とを有する前後に長い砂時計型のもので、前後方向には、前胴周り域6と、後胴周り域7と、これら両域6,7巻に位置する股下域8とを有する。表裏面シート2,3は、吸収体4の周縁から延出して重なり合い、その重なり合う部分がホットメルト接着剤9を介して互いに接合している。股下域8では、吸収体4がおむつ1の内方へ向かって湾曲し、その吸収体4に沿って延びる脚周り弾性部材11が、表裏面シート2,3の間にあって、これら両シート2,3の少なくとも一方の内面に伸長状態で接合している。後胴周り域7の両側縁部には、テープファスナ12が取りつけられている。
【0015】吸収体4は、おむつ1を図のように平面的に見たときに、吸収体4の表面積の大部分を占めている中央部材16と、吸収体4の周縁部分のうちの少なくとも一部を形成している縁部材17とを有し、これら両部材16,17がティシューペーパ18で覆われている。中央部材16は、粉砕パルプの圧縮成形品であって、高吸収性ポリマーの粉末を40重量%を限度として含むことができる。縁部材17は、高吸収性ポリマーの粉末21が透液性シートからなる袋22に封入されているもので、この袋22は、高吸収性ポリマー粉末21に加え、粉末21の重量の20%に相等する量を限度として、疎水性の熱可塑性合成樹脂からなる繊維30またはフィルムの細片を含むことができる(図2,3参照)。縁部材17は、中央部材16の縁部に密着するように配置されている。
【0016】図2は、図1のII−II線矢視図である。中央部材16と縁部材17とは、それらを覆うティシューペーパ18に対してホットメルト接着剤23を介して接合することによって、互いの縁部がよく密着している。ただし、中央部材16と縁部材17とが表裏面シート2,3に挟まれていることだけで互いによく密着している場合には、ホットメルト接着剤23の使用を省いたり、ティシューペーパ18で縁部材17を覆うことを省いたりすることができる。縁部材17では、高吸収性ポリマー粉末21の量が袋22の容積の40〜80%を占めていることが好ましい。このようにすると、袋22の中で高吸収性ポリマー粉末21が比較的自由に動けるので、おむつ1を着用したときには、縁部材17が変形して着用者の身体によくフィットする。また、体液を吸収して膨潤した粉末21が身体を圧迫することもない。
【0017】図3は、図1のIII−III線に沿う要部断面図である。袋22は、透液性のシート、例えば織布や不織布、ネット等で作ることができる。袋22を例えば熱可塑性合成繊維からなる不織布で作る場合には、袋22の端部27を溶着したり接着したりすることによって、高吸収性ポリマー粉末21を封入することができる。不織布は、ポリマー粉末21を吸収体4の周縁部分に保持しておくことができるように、実質的な意味で袋を形成していればよい。
【0018】このように構成されたおむつ1では、表面シート2の上を流れる体液を高吸収性ポリマー粉末21が吸収して、体液の漏れを防ぐことができる。体液を吸収して膨潤した粉末21は、吸収体4の縁部においてゲルブロックを形成し、そのブロックの高さ(厚み)が中央部材16の厚みを超えるときには、ゲルブロックが表面シート2の上を流れる体液に対しての防漏堤として作用する。また、中央部材16に体圧が作用して吸収された体液が部材16の縁部から滲出しても、縁部材17があれば、その体液を再度吸収することができる。膨潤した高吸収性ポリマー粉末21は、体圧の作用によって体液を解放するということが殆どないから、縁部材17は、吸収体4の縁部分から体液が滲出することを防止するうえで効果的である。かかる効果を発揮する高吸収性ポリマー粉末21は、3秒間で自重の5倍以上、10秒間で自重の15倍以上を吸水できるものであることが好ましい。
【0019】袋22の中に粉末21と疎水性繊維30の細片とが混在するときには、体液を吸収して膨潤した粉末21どうしの間に繊維30が介在して、粉末21が互いに密着することを妨げ、粉末21が形成するゲルブロックに内外へ通じる通気・通水性の間隙を形成することができる。かかる間隙からゲルブロック内部へ体液が侵入すれば、その内部に閉じ込められていて未だ体液を吸収していない粉末21があるときに、その粉末21を有効に利用することができる。繊維30として中空繊維や捲縮繊維を使用すると、ゲルブロックに比較的大きな間隙を形成して、通気・通水性を高めることができる。繊維30は、長さ2〜50mmのものが好ましい。繊維30に代えて、疎水性の熱可塑性合成樹脂からなるプラスチックフィルムの細片を使用することもできる。フィルムの表面に多数の凹凸が形成されていれば、ゲルブロックの間隙を大きくすることに役立つ。
【0020】図4は、この発明の実施態様の一例を示す図1と同様の図面である。このおむつ1では、縁部材17が吸収体4の股下域8に弧を画くように配置されている。前後胴周り域6,7には、胴周り方向へ延びる弾性部材31,32が表裏面シート2,3の間に位置し、これらシート2,3の少なくとも一方の内面に伸長状態で接合している。縁部材17は、図2に示されるように、中央部材16に側方から密着した状態で吸収体4の周縁部分を形成している他に、中央部材16の縁部分の内面に載置されて吸収体4の周縁部分の一部を形成していてもよい。
【0021】この発明において、表面シート2には、不織布や開孔プラスチックフィルムを使用することができる。裏面シート3には、プラスチックフィルムを使用することができる。コア4は、必要なら表面シート2および/または裏面シート3にホットメルト接着剤等の接着剤によって接合することができる。おむつ1の各部材は、接着、加熱による溶着、超音波による溶着等によって接合することができる。この発明において使用する高吸収性ポリマーとしては、デンプンアクリロニトリル共重合体を一例とするデンプン系のものの他に、カルボキシメチル化セルロース等を使用するセルロース系のもの、アクリル系のもの、ポリビニルアルコール系のもの、アクリルアミド系のもの等周知のものを使用することができる。おむつ1の形状は、図示例の砂時計型のものに限らず、矩形のものやパンツ型のものであってもよい。
【0022】
【発明の効果】この発明に係る使い捨ておむつでは、吸収体の周縁部分に配置される高吸収性ポリマー粉末が透液性のシートに包まれていて、吸収体からこぼれ落ちることがなく、また、吸収体を高剛性のものにすることもない。体液で膨潤した高吸収性ポリマー粉末のゲルブロックは、吸収体の縁部で防漏堤を形成することができる。高吸収性ポリマー粉末と疎水性の熱可塑性合成樹脂の細片とが袋の中に混在するときには、この細片がゲルブロックの内外へ通じる通水性の間隙を形成して、ブロック内で未だ体液を吸収していない高吸収性ポリマー粉末の利用を可能にする。




 

 


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