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発明の名称 生理用ナプキン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−83993(P2000−83993A)
公開日 平成12年3月28日(2000.3.28)
出願番号 特願平10−253634
出願日 平成10年9月8日(1998.9.8)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
4C003
【Fターム(参考)】
4C003 DA00 DA01 EA00 EA02 
発明者 水谷 聡
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ナプキン着用者の肌に当接する透液性の上部シートと、前記着用者の着衣に当接する不透液性の下部シートと、これら両シートの間に介在する吸液性コアとからなり、互いに向かい合って縦方向へ延びる一対の側縁部と、互いに向かい合って前記一対の側縁部の間に延びる一対の端縁部とを有する縦長の生理用ナプキンであって、前記上部シートは、前記下部シートよりも幅広く、前記ナプキンの幅方向において、ナプキン中央域を被覆する部分が前記ナプキンの縦方向へ延びる折曲部に沿って前記ナプキンの内方へ折曲され、その折曲された部位がさらに前記ナプキンの外方へ向って折曲されることにより形成されるひだを介して前記ナプキン側縁部のそれぞれにまで延び、該側縁部において前記下部シートに接合し、前記コアは、下部コアと、上部コアとからなり、前記下部コアは、前記下部シートの内面に載置され、前記ナプキンの両側縁部間と両端縁部間とに延びており、前記上部コアは、前記下部コアよりも短く形成されて前記下部コアに離間可能に載置され、前記ナプキンの両端縁部のそれぞれから所要寸法離間し、かつ、前記ひだが前記下部コアと前記上部コアとの両側縁部間に位置するように、前記上部シート内面の前記ナプキン中央域を被覆する部分に接合しており、前記上部シートには、少なくとも前記ナプキン端縁部と該端縁部と向かい合う前記上部コアの端縁部との間の部分に前記ナプキンの縦方向への弾性的収縮性が付与されていることを特徴とする前記ナプキン。
【請求項2】 前記上部コアが、前記ナプキンの一端縁部側へ偏倚している請求項1記載のナプキン。
【請求項3】 前記上面シートの弾性的収縮性が、前記上部シートの内面に伸長状態で取り付けられた糸状、帯状、シート状いずれかの弾性部材によって付与されている請求項1または請求項2記載のナプキン。
【請求項4】 前記上面シートの弾性的収縮性は、前記上面シートに使用された弾性伸縮性シートが、前記ナプキンの縦方向へ伸長された状態で前記下部シートに接合することによって付与されている請求項1または請求項2記載のナプキン。
【請求項5】 前記上面シートが収縮したときの、前記第1コアと前記第2コアとの最大離間寸法が、5〜50mmの範囲にある請求項1ないし請求項4いずれかに記載のナプキン。
【請求項6】 前記ひだが、複数条形成されている請求項1ないし請求項5いずれかに記載のナプキン。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経血を吸収保持する生理用ナプキンに関する。
【0002】
【従来の技術】実開平7−33315号公報が開示の生理用ナプキンは、吸液性コアを透液性シートで被覆した上部ナプキンと下部ナプキンとから形成され、下部ナプキンの端縁間寸法よりも短い上部ナプキンが、下部ナプキンの中央部に位置している。上部ナプキンの両端縁からは、上部ナプキンの両側縁に沿って長手方向へ延びる一対の伸長された弾性部材が延出し、その弾性部材の先端が下部ナプキンの端縁部に固着している。上部ナプキンと下部ナプキンとは、互いに拘束することがなく比較的自由に動くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のナプキンは、常態において、上部ナプキンの下面と下部ナプキンの上面とが当接して、あたかも一つのナプキンであるかの如く作用するが、上部ナプキンの吸液性シートと下部ナプキンの吸液性シートとが重なり合って、上部ナプキンから下部ナプキンへの経血の速やかな移行の障害となる。そのために、経血量が多いときには、下部ナプキンへ移行する前に横に漏れてしまうことがある。
【0004】本発明は、上下別体の吸液性コアからなるナプキンのこのような経血漏れを解消するために、上方のコアから下方のコアへ、経血を速やかに移行させることができる生理用ナプキンの提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決するために、本発明が前提とするところは、ナプキン着用者の肌に当接する透液性の上部シートと、前記着用者の着衣に当接する不透液性の下部シートと、これら両シートの間に介在する吸液性コアとからなり、互いに向かい合って縦方向へ延びる一対の側縁部と、互いに向かい合って前記一対の側縁部の間に延びる一対の端縁部とを有する縦長の生理用ナプキンである。
【0006】かかる前提において、本発明が特徴とするところは、前記上部シートは、前記下部シートよりも幅広く、前記ナプキンの幅方向において、ナプキン中央域を被覆する部分が前記ナプキンの縦方向へ延びる折曲部に沿って前記ナプキンの内方へ折曲され、その折曲された部位がさらに前記ナプキンの外方へ向って折曲されることにより形成されるひだを介して前記ナプキン側縁部のそれぞれにまで延び、該側縁部において前記下部シートに接合し、前記コアは、下部コアと、上部コアとからなり、前記下部コアは、前記下部シートの内面に載置され、前記ナプキンの両側縁部間と両端縁部間とに延びており、前記上部コアは、前記下部コアよりも短く形成されて前記下部コアに離間可能に載置され、前記ナプキンの両端縁部のそれぞれから所要寸法離間し、かつ、前記ひだが前記下部コアと前記上部コアとの両側縁部間に位置するように、前記上部シート内面の前記ナプキン中央域を被覆する部分に接合しており、前記上部シートには、少なくとも前記ナプキン端縁部と該端縁部と向かい合う前記上部コアの端縁部との間の部分に前記ナプキンの縦方向への弾性的収縮性が付与されていることにある。
【0007】本発明の実施の態様の一例としては、前記上部コアが、前記ナプキンの一端縁部側へ偏倚している。
【0008】本発明の実施の態様の他の一例としては、前記上面シートの弾性的収縮性が、前記上部シートの内面に伸長状態で取り付けられた糸状、帯状、シート状いずれかの弾性部材によって付与されている。
【0009】本発明の実施の態様の他の一例として、前記上面シートの弾性的収縮性は、前記上面シートに使用された弾性伸縮性シートが、前記ナプキンの縦方向へ伸長された状態で前記下部シートに接合することによって付与されている。
【0010】本発明の実施の態様の他の一例としては、前記上面シートが収縮したときの、前記第1コアと前記第2コアとの最大離間寸法が、5〜50mmの範囲にある。
【0011】また、前記ひだが、複数条形成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、本発明に係る生理用ナプキンの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0013】図1,2は、生理用ナプキン1の部分破断平面図と、図1のA−A線断面図である。生理用ナプキン1は、縦に長いものであって、透液性の上部シート2と、不透液性の下部シート3と、吸液性の下部コア4と、下部コア4の上方に位置する吸液性の上部コア5とを有し、互いに向かい合って縦方向へ延びる一対の側縁部1aと、互いに向かい合って前記一対の側縁部1aの間に延びる一対の端縁部1bとを有する。
【0014】上部シート2は、ナプキン1の幅方向の中央域を被覆する部分10が、ナプキン1の側縁部1aに並行して延びる折曲部12で、ナプキン1の幅方向内方へ折曲され、次に、その折曲された部分が、ナプキン1の幅方向外方へ折曲されてひだ10aを形成したのち、ナプキン1の側縁部1aにまで延びて、その側縁部1aで下部シート3に接合している。かかる上部シート2の被服状態から明らかなように、上部シート2は、下部シート3よりもかなり幅広く作られている。
【0015】下部シート3は、実質的に平坦なものであって、下部シート3の下面には、着衣に対する粘着性止着域14が形成され、それが剥離紙14aで被覆保護されている。
【0016】下部コア4は、下部シート3の内面に載置され、ナプキン1の両側縁部1a間と両端縁部1b間とに延びている。下部コア4の上面は、幅方向中央域4cが上部コア5の下面に当接し、側縁域4aが上部シート2の下面に接着剤21を介して接合し、中央域4cと側縁域4aとの間の中間域4dは上部シート2に接合していない。中央域4cと中間域4dとは、上部コア5と上部シート2とに接合していないので、これらから離間可能である。下部コア4の両端縁部4bは、ナプキン1の両端縁部1bのやや内側で上部シート2の内面に接合し、下部コア4の下面は、下部シート3の内面に接着剤21を介して接合している。
【0017】上部コア5は、長さと幅とが下部コア4のそれらよりも小さいもので、好ましくは、中央部から両端縁部へ向かって次第に肉薄に形成され、下部コア4の内側に離間可能に載置されている。上部コア5の両端縁部5bは、下部コア4の両端縁部4bよりも内方に位置し、ナプキン1の両端縁部1bそれぞれから所要寸法離間し、好ましくは、ナプキン1の使用時における前端縁へ偏倚している。上部コア5の両側縁部5a間の上面は、上部シート2の中央域を被覆する部分10の内面に接着剤21を介して接合している。
【0018】上部シート2には、上部コア5の両側縁に沿う内面に、ナプキン1の両端縁部1b間に延びる糸状の弾性伸縮性部材6が、伸長状態で接着剤(図示せず)により接合している。伸縮性部材6は、それが収縮したときに縦長のナプキン1を下方へ向って凸となるように湾曲させることが可能な収縮力を有する。伸縮性部材6の長手方向における伸長率は、20〜200%の範囲にある。糸状の伸縮性部材6は、帯状のものに代えることもできる。
【0019】伸縮性部材6の長さ方向に沿う上部シート2の部分が、上部コア5の両側縁からさらに幅広く延出し、その延出部分の自由縁に沿って、伸縮性部材6が取りつけられていてもよく、この場合には、その延出部分が、着用者の肌側への起き上がり性向を有するサイドバリヤフラップ機能を増大させることになる。
【0020】下部コア4の周縁から延出する上部シート2と下部シート3との重なる部分は、接着剤または熱溶着手段により互いに接合して、ナプキン1の両側縁部1aと両端縁部1bとを形成している。ナプキン1は、常態において、上部コア5の下面と下部コア4の上面とが接触した状態にあり、下部シート3の粘着性止着域14が、着用者の股下域において着用ショーツの内面に貼付され、上部コア5の上面が、上部シート2を介して着用者の外陰部に当接する。下部コア4と上部コア5とが接触しているときには、上部コア5に吸収された経血が、下部コア4に移行する。
【0021】図3,4は、伸縮性部材6が収縮しているときのナプキン1の部分破断斜視図と、図3のB−B線断面を含むナプキン1の斜視図である。ナプキン1は、未着用状態において、伸縮性部材6が、下部コア4の剛性に抗して収縮すると、縦長のナプキン1を下方へ向って凸となるように湾曲させるとともに、上部コア5を下部コア4から上方へ離間させる。上部シート2のひだ10aは、上部コア5と下部コア4との間で上下に延び広がる。伸縮性部材6が収縮すると、上部シート2には、伸縮性部材6の接合部位に沿ってギャザーが形成される。
【0022】図5は、図3のC−C線断面図である。上部コア5は、ナプキン1の長手方向においてほぼ水平に延びている。下部コア4の上面から上部コア5の下面までの最大離間寸法は、5〜50mmの範囲にあることが好ましい。ナプキン1は、着用ショーツが下がり、ナプキン1が身体から離間する方向へ移動しても、上部コア5が下部コア4から離れて着用者の外陰部への当接状態を維持し、経血を速やかに吸収することができる。それゆえ、このナプキン1では、簡単に経血漏れを起こすということがない。
【0023】この発明に係るナプキン1において、上部コア5と下部コア4との一例には、フラッフパルプまたはフラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物が圧縮されて、全体がティシュペーパ等の吸水シート13によって被覆されたものがある。
【0024】伸縮性部材6としては、合成ゴム、天然ゴム、合成ゴムを配合した伸縮性フィルム、合成ゴムを主成分としたスパンボンド不織布やメルトブローン不織布、伸縮性材料を伸長状態で不織布に貼着した複合材料等を使用することができる。伸縮性部材6が不織布である場合には、その不織布を上部コア5の端縁部5bとナプキン1の端縁部1bとの間で上部シート2の内面に伸長状態で接合する。伸縮性部材6は、図示のようにナプキン1の両端縁部1a間に延在する他に、上部コア5の端縁部5bとナプキン1の端縁部1bとの間にのみ延在していてもよい。
【0025】上部シート2には、疎水性不織布または疎水性不織布を親水化剤で処理したものや親水化剤を練り込んだ繊維からなる親水性不織布を使用することができる。また、上部シート2に弾性伸縮性の透水性シートを使用することもできる。弾性伸縮性のシートを使用する場合は、それをナプキン1の両端縁部1bの間で伸長し、下部コア4の周縁から延出している下部シート3に重ねて接合する。このようにすることで、伸縮性部材6の使用を省くことができる。上部シート2には、これら不織布に代えて透液性の開孔を有する熱可塑性合成樹脂フィルムを使用することができる。このフィルムには、エラスチックフィルムが含まれる。上部シート2には、上部コア5が位置する領域に特に多数および/または径の大きな透液性の開孔を形成することもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る生理用ナプキンによれば、着用したショーツが下がり、ショーツ股下域の内面に貼着したナプキンが身体から離間する方向へ移動しても、上部コアが下部コアから離れて上方へ移動し、身体に依然として当接しているから、経血漏れを起こすことがない。また、上部コアは、下部コアに対して比較的自由に動くことができるので、下部コアがショーツとともに着用者の前後左右いずれかへ移動しても、上部コアが身体に当接した状態を維持して経血漏れを未然に防止することができる。
【0027】このナプキンの常態では、下部コアと上部コアとが互いに直接接触しているので、経血の上部コアから下部コアへの移行が速やかになる。




 

 


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