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発明の名称 生理用ナプキン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2000−264(P2000−264A)
公開日 平成12年1月7日(2000.1.7)
出願番号 特願平10−165582
出願日 平成10年6月12日(1998.6.12)
代理人 【識別番号】100066267
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 吉治
【テーマコード(参考)】
4C003
【Fターム(参考)】
4C003 EA02 GA08 
発明者 水谷 聡
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸液性コアとを備え、幅方向へ延びる第1,2端縁と前記第1,2端縁のそれぞれと連なって長手方向へ延びる第1,2側縁とを有し、前記コアの幅方向中央部にコアの下面から上面へ向かって凸となる隆起部が形成されている生理用ナプキンであって、前記隆起部は、前記コアをその幅方向において二等分する中心線にほぼ一致して前記長手方向へ延びていて前記コアの下面から上面へ向かってくぼむ第1凹部と、前記コアの両側縁部において前記長手方向へ延びていて前記コアの上面から下面へ向かってくぼむ第2凹部とを案内線にして、前記コアがほぼ逆V字型に屈曲することにより形成されており、前記コアの下面には、前記第1凹部と斜めに交差して延びる複数条の弾性部材が伸長状態で取り付けられていることを特徴とする前記ナプキン。
【請求項2】 前記複数条の弾性部材どうしが、互いに交差している請求項1記載のナプキン。
【請求項3】 前記複数条の弾性部材それぞれの前記第1凹部と交差する角度が、20〜70°の範囲にある請求項1または2記載のナプキン。
【請求項4】 前記コアの下面には、前記コアと同様にほぼ逆V字型に屈曲する疎水性パネルが取り付けられている請求項1〜3のいずれかに記載のナプキン。
【請求項5】 複数条の前記弾性部材のうちの少なくとも一条が、前記ナプキンの長手方向中央部と前記第1端縁との間および/または前記中央部と第2端縁との間で前記コアの中心線に並行して伸長状態で延びており、前記ナプキンが前記中心線に並行している部分の弾性部材に直交して該ナプキンの幅方向へ延びる折曲線に沿い、前記表面シートを内側にして折曲された状態で包装されている請求項1〜4のいずれかに記載のナプキン。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生理用ナプキンに関する。
【0002】
【従来の技術】特許公報第2744048号に記載の生理用ナプキンは、着用者の身体に向かって凸形状をなすもので、吸収性要素を横切って幅方向へ延びる弾性手段を有する。弾性手段は、引っ張り状態下において、少なくとも2つの点でナプキンに接合している。
【0003】特開平2−11138号公報に記載の生理用ナプキンは、着用したときに上向き凸形をなすもので、コアの下面全体に広がる曲げ抵抗性の変形要素を有する。かかる要素の一例は、ポリエチレンフォームの成形品である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特許公報第2744048号の生理用ナプキンでは、弾性手段によって得られる凸形状が、ナプキンごとに異なり、一定した形状になり難い。多くの吸収性要素は、パルプ繊維やパルプ繊維と高吸水性ポリマー粒子との混合物を主体とするもので、凸形状を画くのに適当な繊維間組織や剛性を備えているとはいい難く、また、密度にむらがあり、常に同じような凸形状を画くとは限らない。
【0005】前記特開平2−11138号公報の生理用ナプキンは、変形要素を使用することによって、ナプキンごとの凸形は一定したものになる。しかしながら、かかる変形要素の存在によって、ナプキンが比較的嵩の大きなものになり、そのことがナプキンの着用感の妨げになりかねない。
【0006】この発明が課題とするのは、生理用ナプキンにおいて、ナプキンの嵩を徒に大きくすることなく、コア上面の隆起部の形状を一定にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題解決のために、この発明が前提とするのは、透液性表面シートと、不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸液性コアとを備え、幅方向へ延びる第1,2端縁と前記第1,2端縁それぞれと連なって長手方向へ延びる第1,2側縁とを有し、前記コアの幅方向中央部にコアの下面から上面へ向かって凸となる隆起部が形成されている生理用ナプキンである。
【0008】かかる前提において、この発明が特徴とするところは、前記隆起部が、前記コアをその幅方向において二等分する中心線とほぼ一致して前記長手方向へ延びていて前記コアの下面から上面へ向かってくぼむ第1凹部と、前記コアの両側縁部において前記長手方向へ延びていて前記コアの上面から下面へ向かってくぼむ第2凹部とを案内線にして、前記コアがほぼ逆V字型に屈曲することにより形成されており、前記コアの下面には、前記第1凹部と斜めに交差して延びる複数条の弾性部材が伸長状態で取り付けられていること、にある。
【0009】この発明の好ましい実施態様の一つにおいて、前記複数条の弾性部材が互いに交差している。
【0010】実施態様の他の一つにおいて、前記複数条の弾性部材それぞれの前記第1凹部と交差する角度が、20〜70°の範囲にある。
【0011】実施態様のさらに他の一つにおいて、前記コアの下面には、前記コアと同様にほぼ逆V字型に屈曲する疎水性パネルが取り付けられている。
【0012】実施態様のさらにまた他の一つにおいて、前記ナプキンは、複数条の前記弾性部材のうちの少なくとも一条が、前記ナプキンの長手方向中央部と前記第1端縁との間および/または前記中央部と第2端縁との間で前記コアの中心線に並行して伸長状態で延びており、前記ナプキンが前記中心線に並行している部分の弾性部材に直交して該ナプキンの幅方向へ延びる折曲線に沿い、前記表面シートを内側にして折曲された状態で包装されている。
【0013】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、この発明に係る生理用ナプキンの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0014】図1に部分破断斜視図で示された生理用ナプキン1は、透液性表面シート2と、不透液性裏面シート3と、これら両シート2,3間に介在する吸液性コア4とを有し、全周が互いに並行して長手方向へ延びる第1,2側縁6A,6Bと、これら側縁6A,6Bと交差して互いに並行して幅方向へ延びる第1,2端縁7A,7Bとで形成されている。表裏面シート2,3は、ナプキン1の周縁から延出する部分で重なり合い、互いに接合している。ナプキン1の幅方向中央部には、ナプキン1の下面から上面へ向かう方向への隆起部8が形成され、この隆起部8が第1,2端縁7A,7Bへ向かって長く延びている。ナプキン1の上面には、隆起部8の長手方向へ延びる基部に沿って第2圧搾部9が間欠的または連続的に延びている。第2圧搾部9において、ナプキン1の上面がくぼんでいる。第1,2側縁6A,6Bのそれぞれに沿って弾性伸縮性シート11が長手方向へ伸長された状態で接合している。このシート11は、各側縁6A,6Bに沿ってナプキン1の裏面へ折り返されている。シート11が収縮することにより、ナプキン1の両端縁7A,7B間が表面シート2を内側にして僅かに湾曲している。
【0015】図2、3は、ナプキン1の下面側部分破断平面図と、図1および2に示されたIII−III線に沿うナプキン1の断面図である。ナプキン1では、コア4の下面にナプキン1をその幅方向において二等分する中心線C−Cに関して対称に、第1弾性部材11と第2弾性部材12とが伸長状態で取り付けられている。図2に示されるように、第1,2弾性部材11,12は、ホットメルト接着剤10によってコア4の下面に固定されており、第1端縁7Aの近傍と第2端縁7Bの近傍のそれぞれで中心線C−Cと平行に長手方向へ直線状に延びる第1部分11A,12Aと第2部分11B,12Bとを有する。各弾性部材11,12は、第1部分と第2部分との間、すなわち11Aと11Bおよび12Aと12Bとの間において、中心線C−Cと交差する方向へ延びる中間部分11C,11D,12C,12Dを有し、これを第1弾性部材11の場合でみると、第1中間部分11Cが第1側縁6Aの近傍から斜めに延びて中心線C−Cと交差し、第2側縁6Bの近傍にまで達している。第2中間部分11Dは、第2側縁6Bの近傍から延びて中心線C−Cと交差し、第1側縁6Aの近傍にまで達している。第2弾性部材12の第1,2中間部12C,12Dが延びる態様は、第1弾性部材11のそれと同様である。
【0016】コア4の下面の幅方向中央部には、コア4を下面から上面へ向かう方向へ圧搾することによりくぼませた第1圧搾部17が、中心線C−Cと平行に間欠的または連続的に延びている。また、コア4の下面の長手方向中央部では、疎水性の、より好ましくは熱可塑性合成繊維からなる疎水性のパネル16が第1圧搾部17と交差してコア4の幅方向へ延びている。パネル6の下面側には、第1圧搾部17と同様な圧搾部18が形成されている。
【0017】かかるコア4は、それに取り付けられた第1,2弾性部材11,12が収縮することによって、第1,2圧搾部17,9に案内されて変形し、表面シート2とともに隆起部8を形成する。コア4はまた、第1,2圧搾部17,9を形成するときに、隆起部8に近似した形状に予め成形されていてもよい。
【0018】かかるナプキン1において、表面シート2には熱可塑性合成繊維製の不織布や熱可塑性合成樹脂製の開孔フィルムを使用し、裏面シート3には熱可塑性合成樹脂製のフィルムを使用する。吸液性コア4には、パルプ繊維やパルプ繊維と高吸水性ポリマー粒子との混合物、より好ましくは、それらのいずれかであって熱可塑性合成繊維を20重量%を限度として含むものを使用する。このような材料構成のナプキン1は、熱可塑性の材料どうしが互いに溶着するような条件下で、第1圧搾部17や第2圧搾部9を形成してもよい。
【0019】このナプキン1では、第1,2弾性部材11,12が中心線C−Cと交差する方向へ延びることによって、ナプキン1に幅方向への収縮性を付与し、隆起部8の形状保持に寄与している。例えば、第1,2弾性部材11,12の第1中間部分11Cと12Cとは、ナプキン1の長手方向へ延びる範囲L(図2参照)の全体に収縮性を付与できる。かかる第1,2弾性部材11,12が中心線C−Cと交差する角度Pは、20〜70°の範囲にあることが好ましい。この発明における第1,2弾性部材11,12に代えて、ナプキン1の幅方向へ伸長した面積の広い弾性シートを範囲Lの全体に貼ることもできるが、そのようにすることは、弾性材料の使用量だけを考えてみても得策ではない。範囲Lが広くなるほど、得策でははないことが一層はっきりする。また、第1,2弾性部材11,12に代えて、互いに平行にコアの幅方向へ延びる多数の弾性リボンを採用することも可能であるが、この場合には、範囲Lが広くなるほど多数のリボンが必要となり、ナプキンの生産性、弾性材料の使用量等から考えて得策ではない。
【0020】この発明に係るナプキン1では、第1,2弾性部材11,12が図の上下方向へ延びている第1部分11Aと12Aとに直交して幅方向へ延びる第1仮想線X−X、および第2部分11Bと12Bとに直交して幅方向へ延びる第2仮想線Y−Yに沿い、表面シート3を内側にして第1端縁7A寄りの部分と第2端縁7B寄りの部分とを折曲して個袋で包装すると、ナプキン1をその個袋から取り出したときに、弾性部材の第1,2部分11A,12A,11B,12Bが収縮して、折曲した部分が折曲前の状態、すなわち図2の状態へ戻る。このように包装したナプキン1は、個袋から取り出した後に、それを広げるという手間が不要で使い易い。なお、図2の状態にあるときの第1,2部分11A,12A,11B,12Bの伸長応力は、折曲した部分を元に戻すのに足りる程度であって、戻した後のナプキン1をさらに変形させるということがない程度である。
【0021】パネル16は、湿潤状態となってコア4の剛性が低下したときでも、隆起部8が当初の形状を維持できるようにするための手段である。かかるパネル16には、体液排泄後にも剛性が低下することがないように、疎水性の素材、より好ましくは熱可塑性合成繊維からなる疎水性の不織布や発泡プラスチックシート等を使用する。ただし、コア4の組成の如何によっては、パネル16の使用を省くことができる。
【0022】図4は、実施態様の一例を示す図2と同様の図面である。このナプキン1では、第1弾性部材11が、ナプキン1の長手方向中央部における第1側縁6Aと第2側縁6Bとの間で、中心線C−Cと斜めに交差して延びている。そのときの交差角度Pは、20〜70°の範囲にある。第2弾性部材12は、中心線C−Cに関して第1弾性部材11と対称に配置されている。ナプキン1では、長さLの範囲とその近傍において、幅方向への収縮力が作用している。また、このナプキン1では、パネル16が使用されていない。
【0023】図5もまた、実施態様の一例を示す図2と同様の図面である。中心線C−Cに関して対称に配置された第1,2弾性部材11,12のそれぞれは、各側縁6A,6Bの近傍から中心線C−Cへ向かって斜めに延び、中心線C−C上で接着剤21を介して接合している。各弾性部材11,12のそれぞれは、中心線C−Cを横断してはいないが、両部材11,12が互いに接合することにより、ナプキン1には、これら部材11,12による収縮力が中心線C−Cと交差して作用する。
【0024】
【発明の効果】この発明に係る生理用ナプキンは、ナプキンの上下面の所要部位に形成された圧搾凹部が折曲のための案内線となって隆起部を形成しているから、隆起部が一定の形状のものになり易い。弾性部材は、ナプキンの長手方向へ延びる中心線と斜めに交差する方向へ延びることによって、使用量が比較的少ないにもかかわらず、ナプキンの広い範囲にわたって隆起部の形状を保持できる。かかる弾性部材は、ナプキンの嵩を大きくすることがなく、着用感への悪影響がない。




 

 


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