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発明の名称 光記録再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−7633
公開日 平成11年(1999)1月12日
出願番号 特願平9−161581
出願日 平成9年(1997)6月18日
代理人
発明者 佐伯 宏
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 対物レンズを駆動して光記録媒体に照射する光ビームの焦点位置を可変させ、前記焦点位置の可変によりフォーカスサーボ引込可能範囲を検出するフォーカスサーチ手段を有する光記録再生装置において、前記フォーカサーチ手段が、前記光記録媒体の回転数を検出して回転数信号を出力する回転数検出手段と、前記回転数信号に基づいて、前記対物レンズの前記光記録媒体に接近させる速度を制御する第一の速度制御手段と、前記焦点位置が前記フォーカスサーボ引込可能範囲に接近したことを検出して接近信号を出力する接近検出手段と、前記接近信号に基づいて、前記対物レンズの前記光記録媒体に接近させる速度を制御する第二の速度制御手段とを有し、第二の速度制御手段による前記対物レンズの前記光記録媒体に接近させる速度が、第一の速度制御手段による前記対物レンズの前記光記録媒体に接近させる速度よりも小であることを特徴とする光記録再生装置。
【請求項2】 前記フォーカサーチ手段が、前記焦点位置の、前記フォーカスサーボ引込可能範囲を通過して前記対物レンズが前記光記録媒体に過近接したことを検出して過接近信号を出力する過接近検出手段を有し、前記過接近信号に基づいて、前記フォーカスサーチ手段をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の光記録再生装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォーカスサーボループへの引き込み動作を行うフォーカスサーチ手段を有する光記録再生装置に関し、さらに詳しくは、フォーカスサーチ動作を行う際に対物レンズの光記録媒体への衝突防止を図ったフォーカスサーチ手段を有する光記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体に情報を記録する、あるいは光記録媒体に記録された情報を再生する光記録再生装置では、二軸アクチュエータ等の可動部に保持された対物レンズと光記録媒体との距離を保ち、対物レンズを透過して集光される光ビームが光記録媒体の情報記録面にジャストフォーカスとなるように制御するフォーカスサーボ装置が設けられている。そして、フォーカスサーボが可能なフォーカスサーボ引込可能範囲は概略10μm〜20μm程度と比較的狭いために記録/再生動作を開始する等の際には、先ずフォーカスサーボ装置が有するフォーカスサーチ手段によりフォーカスサーチ動作を実行してフォーカスサーボ引込可能範囲にまで対物レンズ位置を制御し、その後フォーカスサーボループをONしてフォーカスサーボが実行される。なお、記録または再生動作のための立ち上げ処理としては、フォーカスサーチ動作及びフォーカスサーボが実行されたうえでスピンドルサーボ、トラッキングサーボ等が実行される。この立ち上げ処理が完了すると、レーザ光による記録または再生のための走査が可能となる。
【0003】以下、従来のフォーカスサーボ装置の一例について図7の概略ブロック図を参照し、その概略構成について説明する。フォーカスサーボ装置はサーチ信号発生回路15、フォーカスエラー信号とフォーカスサーチ信号とを切り換えるスイッチ16、フォーカスエラー信号のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路25、スイッチ16を制御するスイッチコントロール回路13及び和信号を基準電圧と比較することにより光記録媒体に照射された光ビームのフォーカス状態を検出するフォーカス状態検出回路26とにより概略構成されている。
【0004】サーチ信号発生回路15は、例えば光記録媒体の再生が開始されるとほぼ1Hz程度の鋸波を供給する。そして、サーチ信号発生回路15とフォーカスドライバ17との接続を指令する切換制御信号がスイッチコントロール回路13からスイッチ16に供給されると、この切換制御信号に基づいてスイッチ16では被切換端子SW1 側への接続が行われ、サーチ信号発生回路15からの鋸波出力信号はスイッチ16を介してフォーカスドライバ17に供給される。フォーカスドライバ17からはサーチ信号発生回路15から供給された鋸波に基づく出力信号がサーボアクチュエータに供給され、この出力信号に基づいてサーボアクチュエータの可動部に保持された対物レンズの光記録媒体に近づいたり離れたりのフォーカスサーチ動作が行われる。
【0005】フォーカスエラー信号は対物レンズのフォーカスサーチ動作とともに変化する光記録媒体からの反射光ビームを、例えばシリンドカルレンズを用いた非点収差法等により検出される。このフォーカスエラー信号は、スイッチ16の被切換端子SW2 及びゼロクロス検出回路25に供給される。ゼロクロス検出回路25は、フォーカスエラー信号がゼロレベルのときにスイッチコントロール回路13へステータス信号を供給する。フォーカス状態検出回路26は基準電圧発生回路26aとコンパレータ26bとを有しており、光記録媒体で反射された光ビームから検出された和信号が供給される。フォーカス状態検出回路26におけるコンパレータ26bでは基準電圧発生回路26aから供給される基準電圧と和信号とが比較され、和信号が基準電圧よりも大である場合はフォーカスの状態信号をスイッチコントロール回路13に供給する。ゼロクロス検出回路25から供給されるステータス信号とフォーカス状態検出回路26から供給されるフォーカスの状態信号の何れもがスイッチコントロール回路13に供給されたとき、即ち、対物レンズをフォーカスサーチ動作させて光記録媒体に照射されている光ビームの焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲内となったとき、スイッチ16に切換制御信号が供給される。切換制御信号がスイッチ16に供給されると、これまでのサーチ信号発生回路15とフォーカスドライバ17とを接続していた状態からフォーカスドライバ17にフォーカスエラー信号を供給するようにスイッチ16の被切換端子SW2 側への切り換えが行われ、フォーカスサーボループONの状態に入る。
【0006】ところで近年、光記録媒体の一例であるROM(Read Only Memory)ディスクやRAM(Random Access Memory)ディスク等の高容量化は目覚ましいものがあり、光記録再生装置の光学ピックアップ装置に用いられる半導体レーザの短波長化とともに、光記録媒体の記録面に光ビームを集光する対物レンズの大NA(Numerical Aperture)化が図られている。しかしながら、対物レンズのNAが大になると対物レンズと光記録媒体とのフォーカス方向の距離、いわゆるWorking Distance(以下、単にWDと記す)が小となる。例えばNA0.85の対物レンズを使用した場合にはWDがほぼ100μmとなり、径が5インチのディスク状光記録媒体の回転時における面ぶれがほぼ300μm程度あることを考慮すると、フォーカスサーボOFF状態で行うフォーカスサーチ動作の際に対物レンズが光記録媒体と衝突し、光記録媒体と対物レンズの何れも損傷する、あるいは光記録媒体と対物レンズの何れか一方が損傷する虞がある。光記録媒体と対物レンズの何れか一方が損傷すると、光記録媒体への情報の記録や記録された情報の再生が困難となる虞がある。従って、フォーカスサーチ動作を行う際に対物レンズを光記録媒体に衝突させないフォーカスサーチ手段が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、フォーカスサーチ動作を行う際に対物レンズを光記録媒体に衝突させないフォーカスサーチ手段を有する光記録再生装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の光記録再生装置では、対物レンズを駆動して光記録媒体に照射する光ビームの焦点位置を可変させることによりフォーカスサーボ引込可能範囲を検出するフォーカスサーチ手段を有する光記録再生装置において、フォーカサーチ手段が、光記録媒体の回転数を検出して回転数信号を出力し、FG(Frequency Generator)等で構成された回転数検出手段と、回転数検出手段から出力される回転数信号に基づいて対物レンズの光記録媒体に接近させる速度V1 (μm/s)を、例えば対物レンズのWD値d(μm)、対物レンズの焦点深度d2 (μm)、光記録媒体の回転数f(rpm)としたときにV1 <d×f/60となるように制御する第一の速度制御手段と、光ビームの焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲に接近したことを、例えばフォーカスサーボループON時に示す和信号の電圧値に対して、例えば30%程度の電圧値より大となったことを検出し、接近信号を出力する接近検出手段と、接近検出手段から出力される接近信号に基づいて対物レンズの光記録媒体に接近させる速度V2 (μm/s)を、例えば、対物レンズの焦点深度d2 (μm)、光記録媒体の回転数f(rpm)としたときにV2 <d2 ×f/60となるように制御する第二の速度制御手段とを有し、第二の速度制御手段による対物レンズの光記録媒体に接近させる速度V2 (μm/s)が、第一の速度制御手段による対物レンズの光記録媒体に接近させる速度V1 (μm/s)よりも小であることを特徴とする。そして、望ましい実施態様は上記した手段に加えて光ビームの焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲を通過して範囲外となり、対物レンズが光記録媒体に過近接したことを検出して過接近信号を出力する過接近検出手段を有し、過接近検出手段から出力される過接近信号に基づいてフォーカスサーチ手段をリセットするものである。なお、ここで言う光記録再生装置は、再生のみを行う再生専用装置、記録のみを行う記録専用装置、記録と再生の両方を行うことができる装置を含むものである。
【0009】上述した手段によれば、光記録再生装置にセットされた光記録媒体の回転数に基づいて、フォーカスサーチ動作時における対物レンズの光記録媒体への接近速度を制御することができ、対物レンズの光記録媒体への衝突を防止することができる。更に光ビームの焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲を通過して対物レンズが光記録媒体に過近接したことを検出する過接近検出手段を設ければ、フォーカスサーボの引き込みに失敗した場合、直ちにフォーカスサーチ手段をリセットして対物レンズを光記録媒体から遠ざけることができ、対物レンズの光記録媒体への衝突をより確実に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した光記録再生装置におけるフォーカスサーボ装置の一例について、概略ブロック図である図1を参照して説明する。なお、図中の構成要素で従来の技術で参照した図7と同様の構造を成しているものについては、同一の参照符号を付すものとする。
【0011】光記録媒体1は、スピンドルモータ2の一方の回転軸に設けられたチャッキング機構(図示せず)等により保持されている。また、スピンドルモータ2の他方の回転軸には、光記録媒体1の回転数を検出して回転数信号を出力する回転数検出手段であるFG3が構成されている。このスピンドルモータ2は、スピンドルサーボ手段(図示せず)により光記録媒体1を所定の回転数に制御する回転サーボが行われる。
【0012】光学ピックアップ装置4は光源である半導体レーザ5、半導体レーザ5から出射された光ビームを平行光に変換するコリメータレンズ6、例えば半導体レーザ5から出射された光ビームは反射し、光記録媒体1で反射された光ビームは透過するような偏光膜が形成されたビームスプリッタ7、可動部に保持されて光ビームを光記録媒体1に集光する対物レンズ8aを、例えばフォーカス方向及びトラッキング方向の何れの方向にも駆動する二軸アクチュエータ等のサーボアクチュエータ8、ビームスプリッタ7を透過した光ビームを受光素子10に集光する集光レンズ9等で概略構成されている。そして、この光学ピックアップ装置4は、何れも図示を省略するが、精密なガイド機構とリニアモータ等で構成された送り機構により、トラッキング方向に移動可能となっている。
【0013】受光素子10で光電変換された信号はフォーカスエラー発生回路12と和信号発生回路11とに供給される。フォーカスエラー発生回路12ではフォーカスエラー信号が検出され、検出されたフォーカスエラー信号はスイッチコントロール回路13と位相補償回路14とに供給され、位相補償回路14からの出力はスイッチ16の被切換端子SW2 に供給される。和信号発生回路11では受光素子10から供給された信号に対して所定の和演算を行い、得られた和信号はスイッチコントロール回路13に供給される。なお、図示を省略するが、受光素子10からはトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー信号発生回路(図示せず)にも信号が供給される。
【0014】スイッチ16を介して供給されるフォーカスエラー信号は、更にフォーカスドライバ17を介してフォーカスコイル8bに供給される。このフォーカスコイル8bは、例えばマグネット8cとヨーク8dで構成された磁気回路の空隙に配設されており、このフォーカスコイル8bに流される電流の方向と大きさに基づいて可動部に保持された対物レンズ8aがフォーカス方向に制御駆動される。
【0015】スイッチ16は被切換端子SW2 の他に被切換端子SW1 を有しており、スイッチコントロール回路13から供給される切換制御信号に基づいて被切換端子SW2 と被切換端子SW1 との切り換えが行われる。被切換端子SW1 にはサーチ信号発生回路15からフォーカスサーチ動作を行うためのサーチ信号が供給される。
【0016】図2は、サーチ信号発生回路15内の構成を示した概略ブロック図である。周期計測回路18は、FG3からの回転数信号に基づいて第一の鋸波発生回路19の出力波形の周期を変化させる。また、周期計測回路18は、FG3からの回転数信号に基づいて第二の鋸波発生回路20の出力波形の周期を変化させる。
【0017】第一の鋸波発生回路19は出力電圧保持機能と出力電圧リセット機能とを有し、フリップフロップ回路23からのホールド信号が第一の鋸波発生回路19に供給されると出力電圧保持機能により出力信号の電圧上昇を停止し、ホールド電圧入力時点での出力電圧を供給し続ける。また、第一の鋸波発生回路19にリセット回路24からのリセット電圧が供給されると出力電圧リセット機能により出力電圧が初期状態に復帰する。
【0018】第二の鋸波発生回路20は出力電圧保持機能と出力電圧リセット機能とを有し、フリップフロップ回路23からのホールド信号が第二の鋸波発生回路20に供給されると出力電圧保持機能により出力信号電圧の上昇を停止し、ホールド電圧入力時点での出力電圧を出力し続ける。また、第二の鋸波発生回路20にリセット回路24からのリセット電圧が供給されると出力電圧リセット機能により出力電圧が初期状態に復帰する。
【0019】比較回路22には和信号発生回路11からの出力信号が供給され、和信号発生回路11の出力信号がフォーカスサーボループON時に示す電圧値Vf0に対して、例えば30%程度の電圧値Vref1を比較レベルとする。そして、Vref1>和信号発生回路11の出力電圧、の関係が成立したときにフリップフロップ回路23にセット信号を供給し、このセット信号が供給されたフリップフロップ回路23はセット状態となる。また、フリップフロップ回路23にリセット回路24からのリセット信号が供給されると、フリップフロップ回路23はリセット状態となる(焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲に接近したことを検出する接近検出手段)。
【0020】セット入力とクロック入力とカウントイネーブル入力とゼロ出力とを有するディクリメントカウンタであるリセット回路24にはFG3、比較回路22及びフリップフロップ回路23からの出力信号が供給される。比較回路22からの比較出力信号がセット入力に供給されると、リセット回路24は出力数値を光記録媒体1の一回転に対応したFG3の波数にする。フリップフロップ回路23からの出力信号がカウントイネーブル入力に供給されると、リセット回路24はカウント可能状態となる。FG3からの出力信号がクロック入力に供給されると、FG3の出力1波毎にリセット回路24の出力数値を1減らす。リセット回路24の出力数値が0になると、リセット回路24のゼロ出力がアクティブになる。即ち、対物レンズ8aが光記録媒体1に接近して対物レンズ8aにより集光される光ビームの焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲内にあると、リセット回路24のセット入力には光記録媒体1の1回転に少なくとも1回は比較回路22からの出力信号が供給される。従って、リセット回路24のカウント値はセットされてカウント数値は0に到達せず、リセット回路24からはリセット信号が供給されない。しかしながら、対物レンズ8aが光記録媒体1に過接近して対物レンズ8aにより集光される光ビームの焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲を通過して範囲外となると、リセット回路24のセット入力には比較回路22からの出力信号が供給されなくなり、結果的にリセット回路24のカウント数値は0に到達し、リセット回路24からはリセット信号が第一の鋸波発生回路19、第二の鋸波発生回路20及びフリップフロップ回路23に供給される(焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲を通過したことを検出する過接近検出手段)。
【0021】加算回路21は第一の鋸波発生回路19の出力と第二の鋸波発生回路20の出力とを加算する加算器であり、出力はスイッチ16の被切換端子SW1 に供給される。
【0022】図3は第一の鋸波発生回路19から供給される周期信号の概略波形図であり、図4はFG3から供給される回転数信号の逆数である周期信号周波数と第一の鋸波発生回路19から供給される周期信号周波数との概略関係図である。図4に示したように、周期計測回路18においてFG3から供給される周期信号周波数がf0 からf1 に変化すると、周期計測回路18からは第一の鋸波発生回路19からの周期信号周波数をfz0からfz1に変化させる制御信号が供給される。このとき、第一の鋸波発生回路19の周期信号周波数の逆数である時間(s)は、図3に示したように、tz0からtz1に変化する。
【0023】そして、対物レンズ8aのWD値をd(μm)とし、対物レンズ8aの焦点深度をd2 (μm)とし、光記録媒体1の回転数をf(rpm)とした場合、周期計測回路18は第一の鋸波発生回路19からの出力信号により対物レンズ8aの移動速度V1 (μm/s)を、例えばV1 <d×f/60、となるように制御する(第一の速度制御手段)。また、周期計測回路18は第二の鋸波発生回路20からの出力信号により対物レンズ8aの移動速度V2 (μm/s)を、例えばV2 <d2 ×f/60、となるように制御する(第二の速度制御手段)。この場合、第二の速度制御手段による対物レンズ8aの移動速度V2 が常に第一の速度制御手段による対物レンズ8aの移動速度V1 よりも小となるように設定する。第一の鋸波発生回路19のホールド信号入力にはフリップフロップ回路23からの出力信号が供給されるように接続されており、第二の鋸波発生回路20のホールド信号入力にはフリップフロップ回路23からの反転出力信号が供給されるように接続されている。
【0024】以下、上記した本発明のフォーカスサーチ手段におけるフォーカスサーチ動作開始からフォーカスサーチ動作がリセットされるまでについて、図5の概略タイミングチャート図を参照して説明する。
【0025】図5(a)は、第一の鋸波発生回路19から供給される出力信号であり、この出力信号が加算回路21、スイッチ16、フォーカスドライバ17を介してサーボアクチュエータ8のフォーカスコイル8bに供給されると、供給される電流の大きさに基づいて対物レンズ8aを光記録媒体1に、例えば上記したV1 (μm/s)の移動速度で接近させる。
【0026】図5(b)は、第二の鋸波発生回路20から供給される出力信号であり、この出力信号が加算回路21、スイッチ16、フォーカスドライバ17を介してサーボアクチュエータ8のフォーカスコイル8bに供給されると、供給される電流の大きさに基づいて対物レンズ8aを光記録媒体1に、例えば上記したV2 (μm/s)の移動速度で接近させる。
【0027】図5(c)は、和信号発生回路11から比較回路22へ供給される和信号である。この和信号は、対物レンズ8aが光記録媒体1に接近して対物レンズ8aにより集光される光ビームの焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲に接近するにしたがい信号レベルが序々に大となり、対物レンズ8aにより集光される光ビームの焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲内に入ると急激に大となり、ここで最大値を示す。更に、対物レンズ8aが光記録媒体1に過接近して対物レンズ8aにより集光される光ビームの焦点位置がフォーカスサーボ引込可能範囲を通過して範囲外となると、急激に信号レベルが小となる。
【0028】図5(d)は、比較回路22から供給されるレベル検出信号である。和信号発生回路11から比較回路22へ供給される和信号がフォーカスサーボループON時に示す電圧値Vf0に対してほぼ30%程度の電圧値Vref1より大となったとき、比較回路22からはレベル検出信号が供給される。このレベル検出信号が検出された時点で図5(a)に示した第一の鋸波発生回路19から供給される出力信号の電圧はホールドされ、図5(b)に示した第二の鋸波発生回路19から出力信号の供給が開始される。
【0029】図5(e)は、リセット回路24から供給されるリセット信号である。フリップフロップ回路23から供給されるホールド信号がHで、且つ、光記録媒体1の一回転より長い時間にわたり比較回路22からのレベル検出信号が供給されないとき、リセット回路24からはリセット信号が供給される。
【0030】図5(f)は、フリップフロップ回路23から供給されるホールド信号である。比較回路22から供給されるレベル検出信号により、フリップフロップ回路23から第一の鋸波発生回路19へ供給されるホールド信号はHになる。リセット回路24から供給されるリセット信号により、フリップフロップ回路23から第一の鋸波発生回路19へ供給されるホールド信号はLになる。
【0031】図5(g)は、フリップフロップ回路23から供給されるホールド信号である。比較回路22から供給されるレベル検出信号により、フリップフロップ回路23から第二の鋸波発生回路20へ供給されるホールド信号はLになる。リセット回路24から供給されるリセット信号により、フリップフロップ回路23から第二の鋸波発生回路20へ供給されるホールド信号はHになる。
【0032】図5(h)は、加算回路21から供給される出力信号である。この出力信号は図5(a)に示す第一の鋸波発生回路19の出力信号と、図5(b)に示す第二の鋸波発生回路20の出力信号との和信号であり、この出力信号によるフォーカスサーチ動作が行われる。
【0033】更に、上記した本発明のフォーカスサーチ手段におけるフォーカスサーチ動作開始からフォーカスサーチ動作がリセットされるまでについて、図6のフローチャート図を参照して説明する。
【0034】ST1第二の鋸波発生回路20にフリップフロップ回路23からのホールド信号を供給し、第二の鋸波発生回路20の出力電圧をホールドする。
【0035】ST2周期計測回路18にFG3からの出力信号を供給し、その周波数を測定する。
【0036】ST3FG3からの周期信号周波数に基づいて、周期計測回路18は第一の鋸波発生回路19から供給される周期信号周波数を制御する。
【0037】ST4第一の鋸波発生回路19からの出力電圧を、周期計測回路18からの制御信号に基づいた変化率で上昇させる。
【0038】ST5比較回路22において、和信号発生回路11からの出力信号を和信号発生回路11の出力信号のフォーカスサーボループON時に示す電圧値Vf0に対して、例えば30%程度の電圧値であるVref1と比較する。ここで、和信号発生回路11からの出力信号がVref1以下の場合にはST6 に進め、和信号発生回路11からの出力信号がVref1以上の場合にはST2 に戻す。
【0039】以上のST1 からST5 までの動作により、光記録媒体1の回転数に基づいた駆動電圧をサーボアクチュエータ8に構成されたフォーカスコイル8bに供給するとともに、少なくともWDと同等の距離を残して対物レンズ8aが光記録媒体1に接近したことが検出される。
【0040】ST6フリップフロップ回路23から第一の鋸波発生回路19にホールド信号を供給し、第一の鋸波発生回路19の出力電圧をホールドする。
【0041】ST7リセット回路24のディクリメントカウンタの値を比較回路22からの検出信号でプリセットする。
【0042】ST8周期計測回路18にFG3からの回転数信号を供給し、その周波数を測定する。
【0043】ST9FG3からの回転数信号に基づいて、周期計測回路18は第二の鋸波発生回路20から供給される周期信号周波数を制御する。
【0044】ST10第二の鋸波発生回路20からの出力電圧を、周期計測回路18からの制御信号に基づいた変化率で上昇させる。
【0045】ST11比較回路22において、和信号発生回路11からの出力信号を和信号発生回路11の出力信号がフォーカスサーボループON時に示す電圧値Vf0に対して、例えば30%程度の電圧値であるVref1と比較する。ここで、和信号発生回路11からの出力信号がVref1以下の場合にはST12に進め、和信号発生回路11からの出力信号がVref1以上の場合にはST7 に戻す。
【0046】以上のST6 からST11までの動作により、より緩やかに対物レンズ8aが光記録媒体1に接近するような駆動電圧をサーボアクチュエータ8に構成されたフォーカスコイル8bに供給し、対物レンズ8aを序々に光記録媒体1に接近させ、対物レンズ8aにより集光される光ビームの焦点位置をフォーカスサーボ引込可能範囲内へと導く。
【0047】ST12FG3からの回転数信号のリセット回路24への供給の有無を調べる。有の場合にはST13に進め、無の場合にはST8 に戻す。
【0048】ST13リセット回路24のディクリメントカウンタを1減じる。
【0049】ST14リセット回路24のカウンタ値を調べる。カウンタ値が0であった場合にはST15に進め、0でなかった場合にはST8 に戻す。
【0050】ST15リセット回路24からリセット信号を供給する。リセット回路24からのリセット信号が供給された第一の鋸波発生回路19及び第二の鋸波発生回路20は、何れも出力電圧が0に戻される。また、リセット回路24からのリセット信号が供給されたフリップフロップ回路23は、リセット回路24からのリセット信号により出力状態が反転される。
【0051】以上のST12からST15までの動作により、対物レンズ8aの光記録媒体1への過接近を防止することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の光記録再生装置によれば、対物レンズと光記録媒体とのフォーカス方向の距離であるWDが、対物レンズの大NA化により小となっても、フォーカスサーチ動作時において対物レンズが光記録媒体に衝突する虞がない。従って、対物レンズ及び光記録媒体の何れも損傷する虞のない光記録再生装置を提供することができる。




 

 


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