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発明の名称 データ処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−4220
公開日 平成11年(1999)1月6日
出願番号 特願平9−170918
出願日 平成9年(1997)6月11日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】田辺 恵基
発明者 永井 龍三
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】供給されるデータを、当該データと共に供給される上記データの処理時刻を表す処理時刻情報及び絶対時間を表す絶対時間情報に基づいて処理するデータ処理装置において、上記絶対時間情報に基づいて上記絶対時間をカウントする第1のカウント手段と、上記第1のカウント手段の上記カウント値をロードして上記絶対時間をカウントする第2のカウント手段を有し、当該第2のカウント手段のカウント値が上記処理時刻情報に基づき得られる上記処理時刻と一致したときに上記データに対する処理を開始するデータ処理ブロツクとを具えることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項2】上記第1のカウント手段の上記カウント値を読み出し、当該読み出したカウント値を複数の上記データ処理ブロツクに同時に与えて各上記データ処理ブロツクの上記第2のカウント手段に同時にロードさせる制御手段を具えることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野従来の技術(図5〜図9)
発明が解決しようとする課題(図5〜図9)
課題を解決するための手段(図1〜図4)
発明の実施の形態(1)本実施の形態によるデイジタル放送システムの構成(図1〜図4)
(2)本実施の形態の動作及び効果(図1〜図4)
(3)他の実施の形態(図1〜図4)
発明の効果【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理装置に関し、例えばデイジタル放送(DVB:Digital Video Brodcast)システムの受信装置に適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector: 国際電気通信連合電気通信標準化部門)勧告H.222.0 で規定されている圧縮された映像音声信号の伝送及び表示方式について、デイジタル放送システムを例に説明する。
【0005】まず図5に、映像データDV 及び音声データDA を多重化するための基本的なブロツク構成を示す。なお以下の説明においては、一対の映像データDV 及び音声データDA を1プログラムとする。
【0006】この場合映像データDV は、MPEG2(Moving Picture Experts Group Phase 2)規格に基づいて映像符号器1において図6(A)のようにGOP(Groupof Pictures )単位で圧縮符号化され、その先頭に図6(B)のように圧縮時のパラメータ情報等を含むヘツダが付加されることによりES(Elementary Stream )パケツト化された後、次段のパケツタイザ2Aに送出される。
【0007】また音声データDA は、音声符号器3においてオーデイオフレーム単位で圧縮され、図6(B)と同様にその先頭にヘツダが付加されることによりESパケツト化された後、次段のパケツタイザ2Bに送出される。
【0008】各パケツタイザ2A、2Bは、図6(C)に示すように、供給される映像又は音声のESパケツトの各データを数パケツト分連結すると共に、そのストリームの先頭にPES(Packetized Elementary Stream)ヘツダを付加してPESパケツト化する。なおこのPESヘツダ内には復号時の表示時刻を示す表示時刻情報(以下、これをPTS(Presentation Time Stamp )と呼ぶ)が含まれており、このPTSによつて後述のように映像を表示し、音声を出力する際の同期をとることが可能となる。
【0009】さらにこの映像及び音声の各PESパケツトは、パケツタイザ2A、2Bにおいて図6(D)のように184 バイト単位で区切られると共に、必要に応じてスタツフイング(ダミーバイトを付加することにより最終的なパケツト長を調整すること)され、かつ4バイトのTS(Transport Stream)ヘツダが付加することにより最終的に188 バイトを固定長とする複数のTSパケツトに分割される。
【0010】このときTSヘツダ内には、そのTSパケツトがどの種類のデータ(映像データ、又は音声データ等)のPESパケツトかを示すユニークなパケツト識別子(以下、これをPID(Packet Identification )と呼ぶ)が含まれており、受信側においてこのPIDに基づいてそのTSパケツトが映像データ及び音声データ等のうちのどのデータのTSパケツトかを判別し得るようになされている。なお図6(E)にTSパケツトのデータ構造の概略を示す。
【0011】これらパケツタイザ2A、2Bにより生成された各TSパケツトは多重化部4において多重化され、かくして生成されたトランスポートストリームTSが電波、ネツトワーク回線等のケーブル媒体を介して伝送される。
【0012】そして受信側では、この伝送されてくるトランスポートストリームTSから所望番組のTSパケツトを抽出し、これを生成された順番と逆の手順に従つて元の信号形態の映像データ及び音声データに復元してこれら映像データ及び音声データに基づく映像を表示し、音声を出力する。
【0013】なおここまでは、映像及び音声のみのプログラムについて説明してとたが、このプログラムについては、映像データDV にテキストデータやユーザデータ等の音声データDA 以外のデータが付随する場合もある。
【0014】この場合これらすべてのデータはTSパケツト化され、同時に1本のトランスポートストリームTSに多重化される。また多重化部4では、別のプログラムも同時に1本のトランスポートストリームTSに多重化することもできる。この場合においても各プログラム毎に、かつ映像データDV 及び音声データDA 毎にTSパケツトのPIDとしてそれぞれユニークなものを設定することにより、受信側においてこのPIDに基づいて所望のプログラムを選択することができる。これについて以下に説明する。
【0015】まず上述のような映像音声信号の伝送及び表示方式をデイジタル放送システムに使用する場合、上述のように複数番組(プログラム)を同時に放送することができる。
【0016】この場合、受信側における所望番組の選択を可能とするために必要なのがPAT(Program Association Table )及びPMT(Program Map Table )と呼ばれる伝送制御用情報である。これら伝送制御用情報のデータは、それぞれ送信側においてTSパケツト化され、各番組の映像、音声及び他のデータの各TSパケツトと共に1本のトランスポートストリームに多重化されて伝送される。
【0017】このPMTは、1番組分の映像データDV 、音声データDA 及び他のデータの各TSパケツトにそれぞれ割り当てられたPIDが記述されたテーブルであり、そのPMTに記述されているPIDの各TSパケツトを選択することによつて、1つの番組を受信することができる。従つてトランスポートストリームTS内には番組数分のPMTのTSパケツトが存在することになる。
【0018】このPMTのデータはTSパケツト化されると共に、各PMT毎(すなわち番組毎)にユニークなPIDが割り当てられており、このPMTのTSパケツトを選択することによつて所望番組の映像データ、音声データ及び他のデータのTSパケツトのPIDを検出できる。そしてそのために必要となるのがPATである。
【0019】このPATには、プログラムナンバーと呼ばれる番組番号を示す任意のナンバーと、その番組のPMTのPIDとが同時に記述されており、番組選択はこのPATの中から希望するプログラムナンバーを選択することにより行うことができる。なおPATのTSパケツトには、PIDとして「0」が割り当てられている。
【0020】図7に、このような受信側における番組選択の処理手順(以下、これを番組選択処理手順RT1と呼ぶ)を示す。
【0021】この場合受信側においては、この番組選択処理手順RT1をステツプSP0において開始すると、続くステツプSP1において、受信したトランスポートストリームTSの中からPIDが「0」のTSパケツト(すなわちPATのTSパケツト)を抽出し、続くステツプSP2において、ステツプSP1で得られたTSパケツトを展開し、指定された番組のPMTのPIDを検出する。
【0022】次いでステツプSP3に進んで、指定された番組のPMTのPIDを有するTSパケツトをトランスポートストリームTSから抽出すると共に、続くステツプSP4において、ステツプSP3で得られたTSパケツトを展開し、指定された番組の映像、音声及び他のデータ等の各TSパケツトのPIDを検出する。
【0023】この後ステツプSP5に進んで、トランスポートストリームTSの中からステツプSP4において得られた映像、音声及び他のデータ等のPIDのTSパケツトをそれぞれ抽出する。これにより所望番組の映像データ、音声データ及び他のデータ等を選択することができる。
【0024】次いで所望番組の映像データ、音声データ及び他のデータを復号し、表示を行う際のこれら各データの同期をとるための仕組みについて説明する。
【0025】基本的に送信側の映像データ、音声データ及び他のデータは、27〔MHz〕のクロツクに同期して各種処理が行われる。従つてこの送信側のクロツクと全く同じクロツクで復号及び表示処理を行われなければ、データ量の過不足が発生する。この問題点を解決するのがPCR(Program Clock Reference )リカバリである。
【0026】この場合送信側には、図8に示すように、クロツク発生部10から与えられる27〔MHz〕のクロツクCK1を順次カウントするSTC(System Time Clock )と呼ばれるカウンタ(以下、これをSTCカウンタと呼ぶ)11が存在する。このSTCカウンタ11は、33ビツトのカウンタで24時間をカウントできる。
【0027】このSTCカウンタ11のカウント結果はデイジタル放送システムにおける絶対時間としてパケツタイザ12においてTSパケツト化され、多重化部4において他のTSパケツトと共に1本のトランスポートストリームTSに多重化されて受信側に送信される。このTSパケツト内の情報はPCRと呼ばれ、PMTではそのPIDが示される。
【0028】受信側ではこのPIDのTSパケツトをデマルチプレクサ13により抽出し、そのTSパケツト内のPCRを、クロツク発生部14から出力される27〔MHz〕のクロツクCK2に基づいて24時間周期でカウントするSTCカウンタ15にロードする。そしてこのSTCカウンタ15のカウント値とある任意の時間間隔(100 〔ms〕程度)で伝送されるPCRとを比較し、その差分を用いてPLL(Phase Locked Loop )回路16を用いてフイードバツク制御することによつて送信側の27〔MHz〕クロツクを再生する。
【0029】そしてこのようにして再生した27〔MHz〕のクロツクCK2を用いて各種処理を行うことにより、送信側において符号化及びパケツト化された映像データ、音声データ及び他のデータの全てを復号し、これら映像データ、音声データ及び他のデータに基づく映像を表示し及び音声を出力することが可能となる。
【0030】次にこれら映像データ、音声データ及び他のデータの表示又は放音時における同期のとりかたであるが、上述のようなPLL回路16を用いたフイードバツク制御により受信側のSTCカウンタ15は送信側のSTC(すなわちSTCカウンタ11の出力)を完全に再生することが可能である。従つて、送信側において各データ毎にその表示を行う時刻情報をSTCカウンタ11のカウント値と関連づけて付加することで、受信側での同期を簡単に実現できる。
【0031】具体的には、図5について上述したように、各パケツタイザ2A、2BにおいてそのPESパケツトのPESヘツダ内にSTCカウンタ11のカウント値(すなわちSTC)に対するそのデータの表示時刻(すなわち上述のPTS)を格納することにより行われる。
【0032】そして受信側では完全に送信側のSTCを再現できていることを前提に、そのSTCとPESパケツトに記されているPTSとを比較することによつて、その表示タイミングを制御する。
【0033】なお図9は、このようなPTS制御のための受信側の一部構成を示すものであり、デマルチプレクサ13により抽出された所望番組の各TSパケツトのうち、所定のTSパケツトからPTSを抽出し、これを位相比較部17に送出する。
【0034】位相比較部17は、供給されるPTSと、このときSTCカウンタ15から供給されるSTCとを比較し、値が一致したときに映像データ、音声データ及び他のデータの各復号器18に対して復号開始のタイミング信号でなるスタート信号を送出する。
【0035】これにより受信側において映像、音声及び他のデータのTSパケツトに格納された各データを同期をとつて元の信号形態の映像データ、音声データ及び他のデータに復号することができ、かくしてこれら映像データ、音声データ及び他のデータに基づく映像及び音声を同期をとつて表示し、又は放音することができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述したようなデイジタル放送システムは、送信側が放送局、受信側が一般家庭を想定し、受信側の復号及び表示すべき情報も1チヤンネル分の映像データに対して音声データも他のデータも1チヤンネルであることを前提に受信装置が構築されている。この場合このような受信装置を有するデイジタル放送システムを放送局間の素材伝送や番組配信といつたアプリケーシヨンに利用することも可能である。
【0037】しかしながらこのようなデイジタル放送システムでは、素材伝送用途に要求される映像データに付随する音声データのチヤンネル数が1チヤンネルだけであることを想定して受信装置が構築されており、従つて例えば放送局間の素材伝送や番組配信時に映像データに付随する例えば日本語、英語及び中国語等の複数チヤンネル分の音声データを受信側において受信することができない問題があつた。
【0038】この場合音声データのチヤンネル拡張だけに着目し、受信装置を複数台用意する方法も考えられるものの、この方法によると受信側にコスト的な負担がかかる問題がある。
【0039】また音声チヤンネルを拡張するもう1つの方法として、単に受信装置内の音声復号器だけを増加させる方法も考えられるものの、この方法によると拡張された音声データと映像データとの間の同期や、拡張された音声データ間の同期をとることが難しい問題があつた。
【0040】本発明は以上の点を考慮してなされたもので、処理チヤンネルの拡張性の高いデータ処理装置を提案しようとするものである。
【0041】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するため本発明においては、データ処理装置において、供給される絶対時間情報に基づいて絶対時間をカウントする第1のカウント手段と、第1のカウント手段のカウント値をロードして絶対時間をカウントする第2のカウント手段を有し、当該第2のカウント手段のカウント値が処理時刻情報に基づき得られる処理時刻と一致したときにデータに対する処理を開始するデータ処理ブロツクとを設けるようにした。
【0042】この結果このデータ処理装置では、データ処理ブロツクを多数設けることができ、またこの場合においてもこれら各データ処理ブロツク内の第2のカウント手段のカウント値を第1のカウント手段のカウント値と一致させることができるため、各データ処理ブロツク間の同期を確実にとることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0044】(1)本実施の形態によるデイジタル放送システムの構成図1において、20は全体として本発明を適用したデイジタル放送システムを示し、送信装置21において複数番組分の映像データ及び音声データ等を多重化し、得られたデイジタル放送信号S1を放送衛星22を介して受信装置23に伝送する一方、受信装置23において受信したデイジタル放送信号S1の中から所望番組の映像データ及び音声データ等のTSパケツトを抽出し、これらTSパケツトに格納されている映像データ及び音声データ等に基づいて映像及び音声を表示又は放音するようになされている。
【0045】実際上このデイジタル放送システム20の場合、送信装置21には、図2に示すように構成されたデータパケツト部30A〜30Nが番組数分設けられている。
【0046】この場合各データパケツト部30A〜30Nは、それぞれ供給される映像データDV 及びこれに付随する複数チヤンネル分の各音声データDA1〜DANをそれぞれクロツク発生部31から出力される27〔MHz〕のクロツクCK10に基づいて映像符号器32又は対応する音声符号器33A〜33Nにおいて圧縮符号化し、得られた映像ES及び音声ESの各データDVES 、DA1ES〜DANESをそれぞれ次段の対応するパケツタイザ34V、34A1 〜34AN において図6(A)〜図6(E)について上述したパケツト化処理によりTSパケツト化し、これを多重化部35に送出する。
【0047】また各データパケツト部30A〜30Nは、映像データDV に付随して供給される音声データDA1〜DAN以外の他のデータ(例えばテキストデータ等)DD をデータ処理部36において必要に応じて圧縮符号化等の所定のデータ処理を施した後、これを次段のパケツタイザ34DにおいてTSパケツト化し、これを多重化部35に送出する。
【0048】さらに各データパケツト部30A〜30Nは、クロツク発生部31から出力されるクロツクCK10に基づいてSTCカウンタ37が24時間周期でカウントすると共に、カウント結果(すなわちPCRに相当)を次段のパケツタイザ34Cにおいて例えば100 〔ms〕毎にTSパケツト化し、これを多重化部35に送出する。
【0049】多重化部35は、各データパケツト部30A〜30Nの各パケタイザ34V、34A1 〜34AN 、34D、34Cからそれぞれ供給されるTSパケツトを多重化し、得られたトランスポートストリームTSを次段の送信部(図示せず)を介してデイジタル放送信号S1として送信させる。
【0050】なお送信装置21には、図示しない制御部から与えられるPATデータDPAT及びPMTデータDPMT をTSパケツト化するパケツタイザ34CNTが設けられており、当該パケツタイザ34CNTによりTSパケツト化されたPATデータDPAT 及びPMTデータDPMT も多重化部35において他のTSパケツトと共に1本のトランスポートストリームTSに多重化され、送信部を介して送信される。
【0051】一方受信装置23においては、図3に示すように、第1のデータ処理ブロツク40と、複数の第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nとから構成され、送信装置21(図2)から送信されるデイジタル放送信号S1を図示しない受信部において受信し、かくして得られるトランスポートストリームTS′を第1のデータ処理ブロツク40のデマルチプレクサ42と、各第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nのデマルチプレクサ43A〜43Nとに入力する。
【0052】この場合第1のデータ処理ブロツク40のデマルチプレクサ42には、ユーザにより指定された番組番号がCPU44からバス45を介して与えられる。かくして第1のデータ処理ブロツク40のデマルチプレクサ42は、ユーザにより指定された番組の映像、音声、他のデータ及びPCRの各TSパケツトのデータを図7に示す番組選択処理手順RT1に従つてトランスポートストリームTSから抽出し、抽出した映像のTSパケツトのデータDVTS を位相比較部46及び映像復号器47に送出する一方、1チヤンネル分の音声のTSパケツトのデータDA1TSを音声復号器48に送出し、他のデータのTSパケツトのデータDDTS をデータ処理部49に送出し、かつPCRのTSパケツトのデータDPCR をSTCカウンタ50及びPLL回路51に送出する。
【0053】このときSTCカウンタ50は、デマルチプレクサ42から与えられるTSパケツト内のPCRをロードし、この後クロツク発生部52から与えられる図4(A)のような27〔MHz〕のクロツクCK11に基づいて24時間周期で順次カウントするようになされ、カウント結果(すなわちSTC)をPLL回路51及び位相比較部46に送出するようになされている。
【0054】またPLL回路51は、STCカウンタ50から供給されるSTCをデマルチプレクサ42から供給されるTSパケツト内のPCRと一致させるような制御信号S2を生成し、当該制御信号S2に基づいてクロツク発生部52を制御するようになされている。
【0055】これにより受信装置23においては、これらクロツク発生部52、STCカウンタ50及びPLL回路51からなるフイードバツクループによつて送信装置21(図2)のSTCを再現した図4(B)のようなSTCを生成でき、これが位相比較部46に与えられる。
【0056】位相比較部46においては、デマルチプレクサ42から供給される映像のTSパケツトのうちの所定のTSパケツトからPTS(図4(C))を抽出すると共に、当該抽出したPTSと、STCカウンタ50から供給されるSTCとを順次比較する。
【0057】また位相比較部46は、これらPTS及びSTCの値が一致したときに映像復号器47、音声復号器48及びデータ処理部49に対して図4(D)のように立ち上がるスタート信号S3を送出することによりこれら映像復号器47、音声復号器48及びデータ処理部49に復号又は所定のデータ処理等の各種処理を開始させる。
【0058】これによりこの受信装置23においては、これら映像復号器47、音声復号器48及びデータ処理部49による映像、音声又は他のデータの各TSパケツトのデータに対する復号処理又は所定の信号処理を映像のPTSに従つて同期して開始させることができ、かくして得られる復元された映像データDV ′、音声データDA1′及び他のデータDD ′に基づいてユーザが指定した番組の映像を表示し、音声を出力し得るようになされている。
【0059】かかる構成に加えこの受信装置23の場合、デマルチブロツク40のデマルチプレクサ42は、ユーザにより指定された番組の映像、音声、他のデータ及びRCRの各TSパケツトのPIDを検出した際(図7の番組選択処理手順RT1におけるステツプSP4)、音声データが複数チヤンネルある場合には、音声復号器48に送出する音声チヤンネル以外の音声チヤンネルのPIDをバス45を介してCPU44に送出するようになされている。
【0060】またCPU44は、このとき得られたPIDをバス45を介して第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nのデマルチプレクサ43A〜43Nに振り分けて与えるようになされている。
【0061】このときこれら各デマルチプレクサ43A〜43Nは、供給されるトランスポートストリームTS′の中からCPU44から与えられたPIDのTSパケツトを抽出し、当該TSパケツトのデータDA2TS〜DANTSを位相比較部60A〜60N及び音声復号器61Aに送出する。
【0062】またCPU44は、このとき第1のデータ処理ブロツク40のSTCカウンタ50からそのカウント値(すなわちSTC)を読み出し、これをバス45を介して各第2のデータ処理ブロツク41A〜41NのSTCカウンタ62A〜62Nに送出するようになされている。
【0063】そしてこれら各STCカウンタ62A〜62Nは、CPU44から与えられるカウント値をロードし、この後クロツク発生部63A〜63Nから与えられる27〔MHz〕のクロツクCK12A〜CK12N(図4(A))に基づいて24時間周期でカウントするようになされ、かくして得られる第1のデータ処理ブロツク40のSICカウンタ50のカウント値と一致した図6(B)のようなSTCを位相比較部60A〜60Nに送出する。
【0064】さらに各位相比較部60A〜60Nにおいては、それぞれ対応するデマルチプレクサ43A〜43Nから与えられるTSパケツトのうちの所定のTSパケツトからPTS(図4(C))を抽出すると共に、当該PTSの値と対応するSTCカウンタ62A〜62Nから与えられるSTCの値とを比較し、これらが一致したときに対応する音声復号器61A〜61Nにスタート信号S4A〜S4N(図4(D))を送出することにより復号処理を開始させる。
【0065】このようにしてこの受信装置においては、拡張された音声チヤンネルのTSパケツトのデータDA2TS〜DANTSを各第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nにおいて復号処理することができ、かくして復元された拡張された音声データDA2〜DANに基づく音声を出力し得るようになされている。
【0066】(2)本実施の形態の動作及び効果以上の構成において、このデイジタル放送システム20の受信装置23では、受信したデイジタル放送信号S1に基づくトランスポートストリームTS′の中からユーザが指定した番組の映像、音声、他のデータ及びPCRの各TSパケツトを第1のデータ処理ブロツク40のデマルチプレクサ42において抽出し、抽出したPCRに基づいてSTCカウンタ50、PLL回路51及びクロツク発生部52において送信装置21のSTCを再現する。
【0067】またこの再現したSTCの値と、映像のTSパケツトに含まれるPTSの値とを位相比較部46において比較し、数値が一致したときに当該位相比較部46から映像復号器47、音声復号器48及びデータ処理部49にスタート信号S3が与えられ、当該スタート信号S3に基づいて映像復号器47、音声復号器48及びデータ処理部49において映像データ、音声データ及び他のデータの復号又は所定のデータ処理が開始される。
【0068】一方このときその番組における拡張された音声のTSパケツトのPIDが第1のデータ処理ブロツク40のデマルチプレクサ42により検出され、これがCPU44経由で第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nのデマルチプレクサ43A〜43Nに振り分けて与えられる。またこのとき第1のデータ処理ブロツク40のSTCカウンタ50のカウント値がCPU44により読み出され、これが各第2のデータ処理ブロツク41A〜41NのSTCカウンタ62Aに与えられてロードされる。
【0069】この結果各第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nでは、デルマチプレクサ43A〜43NがCPU44から与えられたPIDのTSパケツトをトランスポートストリームTS′から抽出し、そのデータDA2TS〜DANTSを音声復号器61A〜61Nに与える一方、STCカウンタ62A〜62Nのカウント値(すなわちSTC)と、デルマチプレクサ43A〜43Nにより抽出されたTSパケツトに含まれるPTSとを位相比較部60A〜60Nが比較し、数値が一致したときに位相比較部60A〜60Nから音声復号器61A〜61Nにスタート信号S4A〜S4Nが与えられ、当該スタート信号S4Aに基づいて音声復号器41A〜41Nにおいて復号処理が開始される。
【0070】従つてこの受信装置23では、拡張された音声チヤンネルの各TSパケツトのデータDA2TS〜DANTSをそれぞれ各第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nにおいて復号できる。またこの場合に各第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nごとにそれぞれ独立して第1のデータ処理ブロツク40との間の復号処理の同期をとることができ、結果として第1のデータ処理ブロツク41A〜41N及び各第2のデータ処理ブロツク41A〜41N間における復号処理をすべて同期して行うことができる。
【0071】またこの受信装置23では、各第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nを第1のデータ処理ブロツク40と独立して構築することができるため、復号処理できる音声チヤンネルの拡張が容易であり、またこの場合においても第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nを増設するだけで良いため、復号処理できる音声チヤンネルの拡張を安価に達成することができる。
【0072】以上の構成によれば、拡張された音声チヤンネルのTSパケツトのPIDを第1のデータ処理ブロツク40において検出し、これを各第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nに振り分けて与えると共に、第1のデータ処理ブロツク40のSTCカウンタ50のカウント値を各第2のデータ処理ブロツク41A〜41NのSTCカウンタ62A〜62Nにロードする一方、各第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nにおいて、与えられるPIDのTSパケツトを抽出し、そのデータDA2TS〜DANTSを対応するSTCカウンタ62A〜62Nのカウント値に基づいて復号処理を開始するようにしたことにより、拡張された音声チヤンネルの各音声データを映像データ等と同期して復号処理することができると共に、当該復号処理する第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nを容易に増減することができ、かくして拡張性の高い受信装置を実現できる。
【0073】(3)他の実施の形態なお上述の実施の形態においては、本発明をデイジタル放送システム20の受信装置23に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、供給されるデータを、当該データと共に供給される当該データの処理時刻を表す処理時刻情報(本実施の形態ではPTS)及び絶対時間を表す絶対時間情報(本実施の形態ではPCR)に基づいて処理するこの他種々のデータ処理装置に適用することができる。
【0074】また上述の実施の形態においては、供給されるPCRに基づいて絶対時間をカウントする第1のカウント手段を、STCカウンタ50、PLL回路51及びクロツク発生部52により構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用できる。
【0075】さらに上述の実施の形態においては、デマルチプレクサブロツク40のSTCカウンタ50のカウント値をロードして絶対時間をカウントする第2のカウント手段(各拡張ブロツク41A〜41NのSTCカウンタ62A〜62N)を有し、当該第2のカウント手段のカウント値がPTSに基づき得られる処理時刻と一致したときに拡張された音声チヤンネルのTSパケツトのデータDA2TS〜DANTSに対する処理を開始する第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nを図3のように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第2のデータ処理ブロツク41A〜41Nの構成としては、この他種々の構成を適用できる。
【0076】さらに上述の実施の形態においては、第1のデータ処理ブロツク40のSTCカウンタ50のカウント値と、各第2のデータ処理ブロツク41A〜41NのSTCカウンタ62A〜62Nのカウント値とを一致させる方法として、CPU44でなる制御手段が第1のデータ処理ブロツク40のSTCカウンタ50のカウント値を読み出し、当該読み出したカウント値を各第2のデータ処理ブロツク41A〜41NのSTCカウンタ62A〜62Nに同時に与えて同時にロードさせる方法を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば第1のデータ処理ブロツク40のSTCカウンタ50と各第2のデータ処理ブロツク41A〜41NのSTCカウンタ62A〜62Nとをケーブルやバス45等を介して直接接続し、各第2のデータ処理ブロツク41A〜41NのSTCカウンタ62A〜62Nがこれらケーブルやバス45を介して第1のデータ処理ブロツク40のSTCカウンタ50のカウント値を必要に応じて直接読み出してロードするようにしても良い。
【0077】さらに上述の実施の形態においては、音声データDA1〜DANを拡張するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、本発明を用いることによつて他のデータDD や映像データDV を拡張するようにしても良く、拡張するデータとしては、この他種々のデータを適用できる。
【0078】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、供給されるデータを、当該データと共に供給されるデータの処理時刻を表す処理時刻情報及び絶対時間を表す絶対時間情報に基づいて処理するデータ処理装置において、絶対時間情報に基づいて絶対時間をカウントする第1のカウント手段と、第1のカウント手段のカウント値をロードして絶対時間をカウントする第2のカウント手段を有し、当該第2のカウント手段のカウント値が処理時刻情報に基づき得られる処理時刻と一致したときにデータに対する処理を開始するデータ処理ブロツクとを設けるようにしたことにより、各データ処理ブロツク間の同期を確保しながらデータ処理ブロツクを容易に増減することができ、かくして処理チヤンネルの拡張性が高いデータ処理装置を実現できる。




 

 


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