Warning: copy(.htaccess): failed to open stream: Permission denied in /home/jp321/public_html/header.php on line 8
蓋開閉装置及び方法 - ソニー株式会社
米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> ソニー株式会社

発明の名称 蓋開閉装置及び方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−3581
公開日 平成11年(1999)1月6日
出願番号 特願平9−153216
出願日 平成9年(1997)6月11日
代理人
発明者 鈴木 浩輔 / 大沢 正一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 機器本体の開口部近傍に回動自在に設けられて前記開口部を開閉可能な蓋部材と、前記機器本体と前記蓋部材との間の回動支軸の近傍に設けられ前記開口部を開く方向に前記蓋部材を付勢する弾性体と、前記蓋部材に一体的に形成され前記回動支軸を中心とした円弧に沿って歯が形成された内歯車部と、前記内歯車部の歯に常に噛み合うダンパー歯車を有し、前記蓋部材が開く方向に回動する初期時には前記ダンパー歯車が前記内歯車部との間で相対的に略回転しない状態で前記内歯車部と共に移動し、前記回動初期時の経過後は前記移動を停止して前記ダンパー歯車が前記内歯車部との間で制動負荷を伴って相対的な回転を開始するダンパー装置と、を備えたことを特徴とする蓋開閉装置。
【請求項2】 前記ダンパー装置は、前記機器本体に一体的に形成された枠状のダンパーホルダー内に所定範囲内で移動可能に保持されることを特徴とする請求項1に記載の蓋開閉装置。
【請求項3】 前記弾性体としてコイルスプリングを用いることを特徴とする請求項1に記載の蓋開閉装置。
【請求項4】 前記ダンパー歯車は、前記ダンパー装置内に支持された軸が流体抵抗を受けて回転するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の蓋開閉装置。
【請求項5】 機器本体の開口部近傍に回動自在に設けられて前記開口部を開閉可能な蓋部材と、前記機器本体と前記蓋部材との間の回動支軸の近傍に設けられ前記開口部を開く方向に前記蓋部材を付勢する弾性体と、前記蓋部材に一体的に形成され前記回動支軸を中心とした円弧に沿って歯が形成された内歯車部と、前記内歯車部の歯に常に噛み合うダンパー歯車を有するダンパー装置と、を備えた蓋開閉装置を用いて、前記蓋部材が開く方向に回動する初期時には前記ダンパー歯車が前記内歯車部との間で相対的に略回転しない状態で前記内歯車部と共に移動し、前記回動初期時の経過後は前記移動を停止して前記ダンパー歯車が前記内歯車部との間で制動負荷を伴って相対的な回転を開始するようにしたことを特徴とする蓋開閉方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、音響・画像用のテープカセットやCD(コンパクトディスク)等を、開口部から内部に収納する電気機器等のその開口部に使用される蓋開閉装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の蓋開閉装置としては、例えばコンポーネントタイプ、或は組立てタイプのステレオ音響装置の、制御動作や記録・再生動作等を行う中央装置本体等のように、テープカセットやCD等を収納する部分の開口部に設けられていて、テープカセットやCD等の装填時や取り出し時に蓋部材を回動させて開口部を開閉する蓋開閉装置がある。
【0003】このような従来の蓋開閉装置においては、蓋部材が閉じているときはロック機構により蓋部材がロックされてそのロック状態が保持され、蓋部材を開かせるときは押ボタン等を操作することによりロック機構のロック状態を解除し、このためスプリング等の弾性体の弾性復元力により付勢されて、蓋部材が開口部を開く方向(矢印A方向)に回動するようになっている。
【0004】このように蓋部材が開口部を開く際に、上記弾性体の弾性復元力のみにより開かせると蓋部材が急激に開き、蓋部材の先端部がユーザーに当って負傷させたり、或は蓋部材の回動停止部における他部材との間の衝突により、衝突音が発生してユーザーをびっくりさせたり、蓋部材やそれと衝突する他部材を傷付けてそれらの耐久性を短くする等の、種々の不都合が発生するので、蓋部材が急激に開くのを防止する必要がある。
【0005】このための防止策として従来は、例えば図4に示すような蓋開閉装置が用いられていた。この従来の蓋開閉装置は、蓋本体12を図示するように閉じた状態に保持する(ロック状態)図示しないロック機構を、所定の操作によりそのロック状態から解除すると、コイルスプリング14の弾性力によって蓋本体12が、矢印A方向に回動して自動的に開かれる。
【0006】このように蓋本体12が開かれる場合は、蓋本体12に一体的に形成され、蓋本体12とシャーシ11の間の回動軸13を中心とする円弧に沿って歯15が形成された円弧状の歯車部17が、ダンパー歯車16と噛み合いながら制動負荷を伴って回動するため、蓋本体12はゆっくり回動して開くことができる。このため、蓋本体12が急激に開いて上記不都合が生じるのを防止することができる。
【0007】しかしながら、このような従来の蓋開閉装置においては、コイルスプリング14はダンパー歯車16による制動負荷に対抗して蓋本体12を開かせるが、ダンパー歯車16による制動負荷は、蓋本体12が回動を開始する初期時において最も大きいものであるため、コイルスプリング14は蓋本体12の回動初期時において大きな力が必要となる。このため、その要求に充分かなう強いバネ力を有するコイルスプリング14が求められる。
【0008】ところが、このように強いバネ力を有するコイルスプリング14をシャーシ11に設けるには、シャーシ11の強度も強くないとシャーシ11が変形するおそれがある。また、コイルスプリング14のバネ力が強いと蓋本体12を閉じるときに大きな力が必要となり、操作性が悪くなるという問題がある。
【0009】このような問題点を解決しようとするものとしては、従来は、実開平1−181193号公報に掲載された蓋開閉装置がある。この従来の蓋開閉装置は、図5に示すように、前記従来の蓋開閉装置と異なり、主として蓋本体12を開くよう付勢するコイルスプリング14の他に、蓋本体12が開く方向に補助的に付勢する補助スプリング19がシャーシ11に設けられている。
【0010】そして、蓋本体12が閉じた状態から開く方向に回動する初期時には、ダンパー歯車16に噛み合わないようにするために、歯車部17の基端部の図中Tの範囲には歯15が形成されておらず、歯車部17の中央部から先端部にかけてのみ歯15が形成されている。
【0011】このため、蓋本体12の回動を開始する初期時には、歯車部17の歯15はダンパー歯車16に噛み合わず、その付勢力が低減されていないと共に、補助スプリング19の付勢力にも加勢されて、蓋本体12を開く方向に大きな付勢力を高速で作用させることができる。
【0012】このため、ロック状態が解除された後の蓋本体12の回動初期時には、コイルスプリング14と補助スプリング19の両方の付勢力が合わさった大きな付勢力のため、大きな初速(高速)で歯車部17の歯15がダンパー歯車16に衝突するので、蓋本体12の回動初期時にダンパー歯車16の制動負荷が最も大きくとも、その制動負荷に対抗して蓋本体12を開くように回動させることができる。
【0013】またコイルスプリング14は、補助スプリング19に加勢されて蓋本体12を開かせるようにしたため、コイルスプリング14のバネ力をあまり大きくしなくとも蓋本体12を開かせることができるので、シャーシ11の強度をあまり大きくしなくともシャーシ11が変形するのを防止することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の蓋開閉装置においては、蓋本体12が閉じているときは歯車部17の歯15とダンパー歯車16は噛み合っておらず、蓋本体12が少し回動して(回動初期時に)からその両者が噛み合いを開始する構造となっているため、場合によっては歯15とダンパー歯車16の歯先同士が衝突(干渉)したりして、円滑に噛み合い状態に入れないおそれがある。そしてその場合は、蓋本体12が完全に開かない状態が発生するおそれがある。
【0015】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、蓋部材側の歯車部とダンパー歯車が噛み合って相対的な回転を開始する初期時にダンパー歯車の制動力が大きくとも、蓋部材を確実に回動させて円滑に開かせることができると共に、蓋部材側の歯車部とダンパー歯車が干渉して円滑に噛み合い状態に入れないことを確実に防止できる蓋開閉装置を提供することを課題とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明による蓋開閉装置は、機器本体の開口部近傍に回動自在に設けられて前記開口部を開閉可能な蓋部材と、前記機器本体と前記蓋部材との間の回動支軸の近傍に設けられ前記開口部を開く方向に前記蓋部材を付勢する弾性体と、前記蓋部材に一体的に形成され前記回動支軸を中心とした円弧に沿って歯が形成された内歯車部と、前記内歯車部の歯に常に噛み合うダンパー歯車を有し、前記蓋部材が開く方向に回動する初期時には前記ダンパー歯車が前記内歯車部との間で相対的に略回転しない状態で前記内歯車部と共に移動し、前記回動初期時の経過後は前記移動を停止して前記ダンパー歯車が前記内歯車部との間で制動負荷を伴って相対的な回転を開始するダンパー装置とを備えた構成としたものである。
【0017】また上記課題を解決するために、本発明による蓋開閉方法は、機器本体の開口部近傍に回動自在に設けられて前記開口部を開閉可能な蓋部材と、前記機器本体と前記蓋部材との間の回動支軸の近傍に設けられ前記開口部を開く方向に前記蓋部材を付勢する弾性体と、前記蓋部材に一体的に形成され前記回動支軸を中心とした円弧に沿って歯が形成された内歯車部と、前記内歯車部の歯に常に噛み合うダンパー歯車を有するダンパー装置とを備えた蓋開閉装置を用いて、前記蓋部材が開く方向に回動する初期時には前記ダンパー歯車が前記内歯車部との間で相対的に略回転しない状態で前記内歯車部と共に移動し、前記回動初期時の経過後は前記移動を停止して前記ダンパー歯車が前記内歯車部との間で制動負荷を伴って相対的な回転を開始するようにしたことを特徴としたものである。
【0018】このような構成の蓋開閉装置及び方法によれば、蓋部材の回動初期時には、内歯車部はダンパー歯車と噛み合っても制動負荷を伴って相対的に回転しないでダンパー装置と共に移動するだけなので、蓋部材は負荷がなく大きな初速で回動することができる。このため、蓋部材の回動初期時経過後にダンパー装置が移動を停止したときには、蓋部材の内歯車部はダンパー歯車に連動して回転力を伝達することになる。
【0019】また蓋部材が開く方向に回動する初期時には、蓋部材に一体的に形成された内歯車部の歯とダンパー歯車とが噛み合っていても、両者は相対的に略回転しない状態でダンパー装置が内歯車部と共に上記方向に移動し、初期時の回動後はダンパー装置はそのダンパー歯車と共に移動を停止して、そのダンパー歯車は蓋部材の内歯車部の歯と噛み合いかつ制動負荷を伴って相対的に回転するようにしたため、蓋部材の内歯車部の歯とダンパー歯車が常に噛み合った状態を維持することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図3は、本発明の第1の実施の形態に係る蓋開閉装置を説明するために参照する図である。
【0021】図1において、機器本体21は、例えばテープカセットやCD等を収納して、音声や画像の記録や再生を行う電気機器の本体部分を構成するものであり、この機器本体21には、蓋部材22の一端部(図中左端部)から斜めに伸びた腕部22aの先端部が、回動支軸23を中心に回動自在に設けられている。蓋部材22は回動することにより、機器本体21に形成された開口部(図示せず)を開閉するようになっている。
【0022】蓋部材22の腕部22aと機器本体21との間にはコイルスプリング(弾性体)24が設けられており、このコイルスプリング24のコイル部は回動支軸23の周囲に巻回されて配置され、コイルスプリング24の両端部の各々が、蓋部材22の腕部22aと機器本体21の各々に係止されて、機器本体21に対して蓋部材22を図中反時計回り方向に回動させるよう付勢するように、コイルスプリング24は設けられている。
【0023】蓋部材22には、回動支軸23を半径中心とする円弧に沿って歯25aが形成された内歯車部25が設けられており、この内歯車部25の歯25aにはダンパー歯車26が常時噛み合っている。ダンパー歯車26はその軸がダンパー装置30に支持されており、例えばダンパー歯車26にはその軸がダンパー装置30内で油(流体)により回転が抵抗を受けるような制動負荷が付与されている。
【0024】内歯車部25の近傍の機器本体21にはダンパーホルダー28が一体的に形成されており、このダンパーホルダー28は枠状に形成されていて、その中にはダンパー装置30が図1中の符号Lの移動範囲内で上下動可能に保持されている。すなわちダンパー装置30のスライド部30aがダンパーホルダー28内の凹状のガイドレール部28a(図2,3参照)とスライドして上下動可能となっている。
【0025】次に、このような実施の形態に係る蓋開閉装置の動作について説明する。まず蓋部材22が開口部を閉じているときに、図示しないロック機構の押ボタン等を操作してそのロック状態を解除すると、コイルスプリング24の弾性復元力により付勢されて、蓋部材22が回動支軸23の回りに機器本体21の開口部を開く方向(図中反時計回り方向)に回動を開始する。
【0026】このとき蓋部材22の回動初期時においては、内歯車部25の歯25aと噛み合っているダンパー歯車26を介して、ダンパー装置30はダンパーホルダー28内をスライドして上昇し、図1中のLの距離だけ移動するとダンパー装置30は、ダンパーホルダー28内の受け部(ストッパー)32に当接して停止する。するとこの停止時点から初めて内歯車部25は制動負荷を伴ってダンパー歯車26と噛み合いながら相対的な回転を開始し、蓋部材22は前記回動初期時よりもゆっくりと回動を続け、開口部を開ききる最後まで回動する。
【0027】このようにこの実施の形態によれば、ダンパー装置30が図1中のLの距離だけ移動して上昇する間は、内歯車部25はダンパー歯車26と噛み合っていても、制動負荷を伴って相対的に回転することはほとんどないので、蓋部材22は無負荷で大きな初速で回動することができるため、ダンパー装置30が停止したとき蓋部材22の内歯車部25は、ダンパー装置30のダンパー歯車26に噛み合っている歯25aを介して回転力の伝達を開始するので、内歯車部25とダンパー歯車26とは相対的な回転を開始することができる。
【0028】このため、ダンパー装置30のダンパー歯車26の回転初期時にその制動負荷が最も大きくとも、蓋部材22の内歯車部25はその制動負荷に対抗してダンパー歯車26の回動を確実に開始させることができ、このため蓋部材を確実に回動させることができる。
【0029】また、内歯車部25の歯25aとダンパー歯車26は常に噛み合った状態を維持できる構造となっているので、内歯車部25の歯25aとダンパー歯車26が互いに干渉して円滑に噛み合い状態に入れないことを確実に防止でき、蓋部材22が完全に開かない状態が発生するのを確実に防止することができる。
【0030】さらにこの実施の形態に係る蓋開閉装置は、零下10℃位の低温度や、その他の環境条件の大きな変化に対しても、円滑に動作して上記と同様の効果を得ることができる。
【0031】なお、前記実施の形態においては弾性体としてコイルスプリング24を用いたが、このようにコイルスプリング24に限定する必要はなく、他の形式のスプリングや、スプリング以外の他の弾性体を用いてもよい。
【0032】また、前記実施の形態においてはダンパー装置30が油によりダンパー歯車26の軸の回転に抵抗を与えるものであったが、油以外に水等の他のどのような流体を用いてもよい。
【0033】また、前記実施の形態においてはダンパー装置30の移動を停止させるために、ダンパーホルダー28内に受け部32を形成した場合について説明したが、その代わりにダンパー装置30に当接するビスを用いてもよく、或は、ダンパー装置30側又はダンパーホルダー28側に一体的に、ピンやストッパー等を形成するようにしてもよい。
【0034】さらに、前記実施の形態においてはテープカセットやCD等を収納して、音声や画像の記録や再生を行う電気機器を例にとって説明したが、そのような電気機器以外の電気機器、或は機械的機器等、他のどのような機器にも本発明は適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、ダンパー装置が移動を停止したときには、蓋部材の内歯車部はダンパー歯車に大きな衝撃を伴って回転力を伝達することになるので、ダンパー歯車の回転初期時に制動負荷が大きくとも、蓋部材の内歯車部はその制動負荷に対抗してダンパー歯車を回転させることができ、このため蓋部材を確実に回動させて開かせることができる。
【0036】また、蓋部材の内歯車部の歯とダンパー歯車が常に噛み合った状態を維持することができるので、前記従来例の後者(実開平1−181193号公報)のように、それらの歯車が干渉して噛み合わない場合が生じるのを防止でき、蓋部材が完全に開かない状態が発生するのを確実に防止することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013