米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 写真;映画 -> キヤノン株式会社

発明の名称 定着装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−194644
公開日 平成11年(1999)7月21日
出願番号 特願平10−297611
出願日 昭和59年(1984)12月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】世良 和信 (外1名)
発明者 校條 健
要約 目的


構成
特許請求の範囲
未定着トナーと接する第1定着部材と、前記第1定着部材とニップを形成する第2定着部材と、を有し、複数色のトナーで形成された未定着画像を担持した記録材を前記ニップで挟持搬送し未定着画像を記録材に定着する定着装置において、前記第1定着部材の表層及び前記第2定着部材の表層は弾性層であることを特徴とする定着装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置、特にカラー電子写真装置の加熱定着に使用する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー電子写真装置は、たとえば図2に示すようなカラー電子写真複写機を例にとって説明すると、図において101は表面に絶縁層を有する電子写真感光ドラムで、軸102に回転自在に支持され、コピー命令により矢印103の方向に回転を開始するようになっている。ドラム101が定位置迄回転してくると原稿台ガラス104上に置かれた原稿Oは第一走査ミラー105と一体に構成された照明ランプ106で照射され、その反射光は第二走査ミラー107で走査される。第一走査ミラー105と第二走査ミラー107は1:1/2の速比で動くことにより原稿Oとレンズ108までの光路長が常に一定に保たれたまま原稿の走査が行なわれる。上記反射光像はレンズ108、第三ミラー109を経た後色分解フィルタ110により色分解され、更に第四ミラー111、防塵用密閉ガラス112を経て露光部分113でドラム101上に結像される。
【0003】ドラム101は除電器114で除電され、次に一次帯電器115により帯電(例えばプラス)された後、前記露光部113で照明ランプ106により照射された像をスリット露光される。それと同時にAC又は一次と逆極性(例えばマイナス)の除電を除電器116で行ない、その後更に全面露光ランプ117による全面露光によりドラム101上に高コントラストの静電潜像が形成される。
【0004】感光ドラム101上の静電潜像は次に現像器118により、トナー像として画像化される。現像器118はイエロー118a、マゼンタ118b、シアン118cの3個の現像器で構成され、露光に用いられた色分解フィルタに対応して指定された現像器が働いて必要な色のトナー像が得られる。
【0005】カセット119内の記録材としての転写材120は給紙ローラ121により機内に送られ、第一レジスタローラ122で概略のタイミングがとられ、次に第二レジスタローラ123で正確なタイミングがとられて、その先端が転写ドラム124のグリッパ125に把持される。
【0006】転写ドラム124に回転に伴ってドラム124に巻きつきながら搬送され転写帯電器126と感光ドラム101の間を転写材102が通過する間に該転写材上に感光ドラム101上のトナー像が転写される。転写ドラム124はグリッパ125で転写材120の先端を把持したまま所要回転数だけ回転し、所要色数の像が転写される。
【0007】なお図の複写機はサイズ等種類の異なる転写材を夫々装填した2つのカセットを装着してそれ等の紙を切換え的に給紙するようにしたものを示す。
【0008】転写終了後、転写材はグリッパ125から開放され、分離爪127で搬送ベルト128へガイドされ、更に定着用回転体としての定着ローラ129、表面が四フッ化エチレン樹脂で被覆されている下加圧ローラ130間へ導かれ加圧、加熱により定着され、その後トレー131へ排出される。又転写後の感光ドラム101は弾性ブレードで構成されたクリーニング装置132でその表面を清掃し、次サイクルへ進むようになっている。
【0009】定着装置では、所要色数のトナーが転写された転写材を定着用ローラ129及び下加圧ローラ130を介して加熱定着を行なうのであるが、カラー画像の定着においては、複数層に重ね合わされた複数色のトナーを加熱溶融して複数色のトナーの混色を行なうという点で大きな特徴がある。そこで従来の白黒複写機においては要求されないトナーの混色を行なわせるために、種々の改良がなされている。
【0010】トナーの面からは、作成されたカラー画像の完全な色再現を得るために、混融しやすいように熱によって急激に粘性変化するトナーが使用されている。
【0011】つぎに定着用ローラに関しては、現在白黒複写機の多くに使用されている定着用ローラである四フッ化エチレン樹脂製ローラを使用せず、縮合反応常温硬化型シリコーンゴム(以下RTVシリコーンゴム)製ローラを使用している。
【0012】これはトナーをシャーブメルトトナーにする為トナー中に非線状化低融点ポリエステル等を含有させられない為、定着用ローラ129と下加圧ローラ130間のニップ部において、加熱溶融されたトナーのうち大部分が定着用ローラ129側に移転してしまう、いわゆるオフセット現象が激しいため、四フッ化エチレン樹脂製ローラでは好ましい定着ができないからである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし斯かる従来例の定着装置であっても、転写材上に複数のカラートナーが積層されるとトナー層の厚みが厚くなるため、トナーが十分な透明性が得られるまで溶融できず色を十分に再現させることができなかった。
【0014】本発明は従来技術の斯かる問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、記録材上に積層された複数色のトナー層全体を十分に溶融させ良好な透明性を得ることができ、色の再現性を向上させることができる定着装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記の目的を達成するために、未定着トナーと接する第1定着部材と、前記第1定着部材とニップを形成する第2定着部材と、を有し、複数色のトナーで形成された未定着画像を担持した記録材を前記ニップで挟持搬送し未定着画像を記録材に定着する定着装置において、前記第1定着部材の表層及び前記第2定着部材の表層は弾性層であることを特徴とする。
【0016】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。本発明の第一実施例に係る定着装置を示す図1において、1は第1の定着用回転体である定着ローラであり、定着ローラ1の下側に定着ローラ1と加圧接触してニップを形成する第2の定着用回転体である加圧ローラ2が配設され、定着用ローラ1と加圧用ローラ2との間に送り込まれる記録材である転写材Pを加圧、加熱して転写材P上のトナーを定着するようになっている。
【0017】定着用ローラ1と加圧ローラ2内には加熱ヒータ6が配設されており、定着ローラ1に直接オイル塗布手段7によりオイルを塗布している。オイル塗布手段7としては、オイル溜め7a内のシリコーンオイル12をオイル供給ローラ7bおよびオイル塗布ローラ7cを介して定着ローラ1に塗布するようになっている。
【0018】また定着ローラ1には、定着ローラ1表面に付着したトナー等の汚れをクリーニングするクリーニング手段5が接触している。
【0019】定着ローラ1表面に弾性体であるLTVシリコーンゴムが被覆されている。
【0020】上記した定着ローラ1は、金属パイプ1aの表面に5mm厚のLTVシリコーンゴム1bを被覆した構成となっている。LTVシリコーンゴム1bは、末端基をビニル基とした分子構造のジメチルポリシロキサンから成っており、シリコーンゴムの平均分子量は2万〜20万の範囲になるように設定されている。
【0021】本実施例においては加圧ローラ2の表面にも弾性体であるLTVシリコーンゴム2bが被覆されている。定着ローラ1表面に被覆されたLTVシリコーンゴムは薄肉(1〜2mm)となっている。薄肉にした場合、薄肉ゴム中に存在するビニル基またはビニル基が架橋した部分は厚肉の場合に比べて一表面部に存在する割合が大となり、トナーの付着力は大きくなってコピーライフは厚肉の場合よりも短くなるが、シリコーンゴムの平均分子量が2万以上あれば従来のRTVシリコーンゴムに比べて大幅に長くなる。また平均分子量が20万以下あれば一定の強度は保持される。
【0022】本発明は以上のように、定着ローラの表面と加圧ローラの表面との両方を弾性にすることでニップを広げるとともに、トナー層を上からも下からも包み込むことができるので、転写材上に積層された複数色のトナー層全体を十分に溶融させ良好な透明性を得ることができ、色の再現性を向上させることができる。
【0023】つぎに本実施例装置の作用について説明する。本実施例の定着装置はカラー電子写真複写機に使用されるもので、カラー電子写真複写機の複写プロセスは従来例の場合と同様であり、転写材P上に原稿を対応して所要色数のトナーが転写され、定着装置に送り込まれる。
【0024】各トナーは溶融粘度が105 cpを示す時の温度をT1 、6×104 cp(好ましくは5×104 cp)を示す時の温度をT2 とした時T1 =100〜180℃、ΔT=(T2 −T1 )=0〜20℃であるもので、本発明に於てはT1 =127℃、T2 =140℃、ΔT=13℃のトナーを使用している。
【0025】転写材Pは定着ローラ1と加圧ローラ2とによって加熱され、トナーに熱が加えられて複数層に積層されたトナーが溶融され混色される。トナーに熱が加えられるのは、定着ローラ1と加圧ローラ2間のニップ部を通過する間の極めて短時間であるが、シャーブメルトトナーを使用しているので溶融混色が完全に行なわれる。転写材Pは定着ローラ1により定着された後排出され、定着ローラ1のゴム表面に残ったトナーはクリーニング手段によってクリーニングされる。
【0026】本発明は、特にトナー像が急激に粘性変化するトナーによって形成されていて、そのトナー像を定着する定着装置に有効であるが、特に前述したΔT=(T2−T1 )=0〜20℃のようなトナーのみを用いてトナー像が形成される場合に特に有効である。この場合105 cp(センチポーズ)、6×104 cpはトナー像が定着される時にそのトナー像を形成するトナーが粘性変化する上で通過する値であって、トナーは6×104 cp以下の粘性時に混色されて定着される。この変化特性をより早くした5×104 cpの場合はより好ましく、上記6×104 cpに代えて説明される。
【0027】なおLTVシリコーンゴムにおいて、従来公知の各種耐熱性向上剤、酸化防止剤、調色剤、充填剤及び充填剤表面処理剤、シリカ質充填剤又はそれ以外の充填剤を少量併用する事は任意である。さらにここに得られたLTVシリコーンゴム組成物を用いて定着ローラを製作する方法は従来公知の技術によればよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の構成及び作用から明らかなように、第1定着部材の表層と第2定着部材の表層とを弾性層にすることでニップを広げるとともに、トナー層を上からも下からも包み込むことができるので、記録材上に積層された複数色のトナー層全体を十分に溶融させ良好な透明性を得ることができ、色の再現性を向上させることができる効果が得られる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013