米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 写真;映画 -> キヤノン株式会社

発明の名称 画像読取装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−184019
公開日 平成11年(1999)7月9日
出願番号 特願平9−365021
出願日 平成9年(1997)12月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】世良 和信 (外2名)
発明者 鈴木 敏正
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】原稿台に載置された原稿に対して移動走査して原稿画像を読み取る走査部材と、該走査部材の長手方向両端にそれぞれ固定されたワイヤと、該ワイヤを巻き取り駆動して前記走査部材を移動走査させる駆動手段と、を備えた、画像読取装置において、前記長手方向両端に固定されたそれぞれのワイヤのワイヤ長を同時に調整する調整手段を設けたことを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】前記調整手段は、前記長手方向両端に固定されたそれぞれのワイヤが固定されると共に、回動かつスライド自在に設けられた調整部材を有し、該調整部材の回動によるワイヤの巻き取り、あるいは調整部材のスライドによるワイヤの引っ張りによりそれぞれのワイヤのワイヤ長を同時に調整することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】走査部材の長手方向両端には、それぞれ一本ずつワイヤが固定され、これらのワイヤの他端部が前記調整部材に固定されることによって、該調整部材の回動により各ワイヤが同じ長さ分だけ長さが調整されて走査部材の移動方向の読取位置が調整され、調整部材のスライドにより各ワイヤの長さの配分が調整されて走査部材の移動方向と垂直方向の読取位置が調整されることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】走査部材の長手方向両端には、一本のワイヤの両端部がそれぞれ固定され、該ワイヤの所定部が前記調整部材に固定されることによって、該調整部材の回動により走査部材の長手方向両端へのワイヤ長の配分が調整されて走査部材の移動方向と垂直方向の読取位置が調整され、調整部材のスライドにより走査部材の長手方向両端へのワイヤ長が同じ長さ分だけ調整されて走査部材の移動方向の読取位置が調整されることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査光学系により原稿を読み取る画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像読取装置としては、たとえば図5に示したようなものがある。
【0003】このような原稿固定式の画像読取装置においては、原稿台(透明のガラス台など)に載置された原稿に対して、2つの走査体(第1のミラー台1,第2のミラー台2)が図中矢印3方向(副走査方向)に露光、走査することにより、画像を読み取るものである。
【0004】図5において、第1のミラー台1の両端には、ワイヤー4,5が固定され、ワイヤー4,5が駆動プーリ6により巻き取られることにより、第1ミラー台1は矢印3方向に移動する。
【0005】また、第2のミラー台2の両端には、回転自在のプーリ7,8が備えられ、ワイヤー4,5により、矢印3方向に、第1ミラー台1の1/2の速度で移動する。
【0006】また、駆動プーリ6に巻き付けられたワイヤー4,5の片端部(第1のミラー台1への固定部と反対側の端部)は、バネ9に掛けられ所定のテンションが加えられる。
【0007】第1ミラー台1で露光された反射光は第2ミラー台2に設けられた第2,第3ミラーで反射され、結像レンズ10を介して受光素子11上で結像され、画像情報として光電変換される。
【0008】このように、原稿台に載置された原稿の原稿画像が読み取られる。
【0009】この画像読取装置では、ミラー台,ワイヤー等の組立ての後、光学調整が行われる。
【0010】すなわち、図5に示す主走査方向,副走査方向それぞれの読み取り位置や倍率等をミラー台やレンズを移動させることで調整する。
【0011】具体的には、主走査方向の倍率の調整は受光素子11と原稿面の距離(光路長)を変えることで調整されるため、受光素子11と結像レンズ10の副走査方向に移動させる調整方法がある。
【0012】しかしながら、このような調整方法では、レンズ10と受光素子11を一体にして平行に移動させる機構が必要となり、また、受光素子11の部品交換時には、再調整が必要になる、等の問題がある。
【0013】そこで、主走査方向の倍率調整方法としては、図5に示したように、第2ミラー台2の両端に設けられたプーリに懸架されたワイヤーの固定端にワイヤー長さ調整部材12,13を設け、この固定端位置を矢印3方向に調整することにより、第2ミラー台2の位置を副走査方向に平行移動させる方法がとられていた。
【0014】また、主走査方向の読み取り位置ズレによる副走査方向の斜行の調整は、ワイヤー長さ調整部材12,13のいずれか一方を調整し、第2ミラー台2の主走査ラインに対する傾きを変化させることで行っていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0016】上記従来技術の光学調整方法では、第2ミラー台2の両端のプーリに懸架されたワイヤーの固定端の長さを調整する際、調整部材12,13が独立にある為、両端を同じ長さだけ移動させる、すなわち、第2ミラー台2を副走査方向に平行に移動させることが困難であった。
【0017】つまり、副走査方向の斜行を補正する為に、調整部材12,13のいずれかを調整し、第2ミラー台2の傾きを補正した後、主走査倍率を調整する為には部材12,13を交互に一定量づつ調整し、第2ミラー台を平行移動しなければならない。
【0018】そして、倍率調整後に、再び副走査斜行の確認が必要となり、調整工程に非常に時間がかかってしまっていた。
【0019】本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、容易に読取位置の調整を可能とする作業性に優れた画像読取装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明にあっては、原稿台に載置された原稿に対して移動走査して原稿画像を読み取る走査部材と、該走査部材の長手方向両端にそれぞれ固定されたワイヤと、該ワイヤを巻き取り駆動して前記走査部材を移動走査させる駆動手段と、を備えた、画像読取装置において、前記長手方向両端に固定されたそれぞれのワイヤのワイヤ長を同時に調整する調整手段を設けたことを特徴とする。
【0021】したがって、調整手段により長手方向両端に固定されたそれぞれのワイヤのワイヤ長を同時に調整できるので、読取位置の調整が容易にできる。
【0022】前記調整手段は、前記長手方向両端に固定されたそれぞれのワイヤが固定されると共に、回動かつスライド自在に設けられた調整部材を有し、該調整部材の回動によるワイヤの巻き取り、あるいは調整部材のスライドによるワイヤの引っ張りによりそれぞれのワイヤのワイヤ長を同時に調整するとよい。
【0023】走査部材の長手方向両端には、それぞれ一本ずつワイヤが固定され、これらのワイヤの他端部が前記調整部材に固定されることによって、該調整部材の回動により各ワイヤが同じ長さ分だけ長さが調整されて走査部材の移動方向の読取位置が調整され、調整部材のスライドにより各ワイヤの長さの配分が調整されて走査部材の移動方向と垂直方向の読取位置が調整されるとよい。
【0024】また、走査部材の長手方向両端には、一本のワイヤの両端部がそれぞれ固定され、該ワイヤの所定部が前記調整部材に固定されることによって、該調整部材の回動により走査部材の長手方向両端へのワイヤ長の配分が調整されて走査部材の移動方向と垂直方向の読取位置が調整され、調整部材のスライドにより走査部材の長手方向両端へのワイヤ長が同じ長さ分だけ調整されて走査部材の移動方向の読取位置が調整されることもできる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0026】(第1の実施の形態)図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置について説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の概略構成斜視(一部透視)図であり、図2は本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置に具備される調整手段の説明図であり、(a)は平面図、(b)は斜視図である。
【0028】なお、本実施の形態の構成等のうち調整手段の構成等以外の基本的な構成等については上述した従来技術の構成等と同一であるので、同一の構成部分については同一の符号を付して説明する。
【0029】図1,図2において、1は走査部材としての第1ミラー台、2は第2ミラー台、4,5はミラー台を駆動するためのワイヤーであり、14,15は本発明の実施の形態の特徴的なワイヤー長さ調整装置(調整手段)を構成する調整部材としての、倍率調整ドラムおよび斜行調整板である。
【0030】駆動プーリ6に巻き付けられたワイヤー4,5は図中16,17の位置にて、第1ミラー台1に固定され、さらに、第2ミラー台2の両端に回転自在に設けられたワイヤープーリ7,8に掛けられ、固定プーリ18,19を介して、倍率調整ドラム14に巻き付けられ、端部20が倍率調整ドラム14上に固定される。
【0031】また、駆動プーリ6に巻き付けられたワイヤー4,5のもう一方の端部は、反転プーリ21,22により反転され、再び第2ミラー台プーリ7,8に掛けられ、固定プーリ23,24を介して、バネ9で張力を加えられている。
【0032】倍率調整ドラム14には、ワイヤー固定用の溝20が設けられワイヤー4,5がそれぞれ図1,図2に示す方向に巻き付けられる。
【0033】そして、ドラム14は、一部に六角部25が設けられ、六角部25を工具にてつかむことでビス27を中心に矢印26方向に回転調整を可能とする。
【0034】また、ドラム14は、ビス27により、斜行調整板15に固定可能とする。
【0035】さらに、斜行調整板15は読み取り装置本体に対し、矢印28方向に平行移動(スライド)可能として、ビス29にて固定される。
【0036】読み取り装置組み立て工程においては、上記部品を組み付けて、画像の読み取りが可能となった状態で読み取り治具等により光学調整が行われる。
【0037】そこで、例えば、副走査方向の斜行が起った場合には、ドラム14が固定されている斜行調整板15のビス29をゆるめ、矢印28方向に平行移動させ(各ワイヤの長さの配分が調整され)、第2ミラー台2の傾きを調整し、再びビス29で固定する。
【0038】さらに、例えば、主走査方向の倍率が大きすぎた場合には、原稿面から受光素子までの光路長を短くする為に、ビス27をゆるめ、ドラム14を時計回りに回転することにより、ワイヤー4,5を同量だけ巻き取ることができ、結果として第2ミラー台2を矢印30方向に平行移動させることができ、倍率のあったところで、ビス27でドラム14を固定する。
【0039】このように倍率調整時にはドラム14を一定量回転させるだけで、ワイヤー4,5が同量だけ巻き取られるので、第2ミラー台2の傾き、すなわち、副走査方向の斜行には、影響を与えることなく調整を行うことができる。
【0040】また、この時、図1においては、2本のワイヤーのもう一方の端部が、1本のバネ9に掛けられているので、斜行調整により前後2本のワイヤーの長さに変化があっても、ワイヤー張力の前後バランスは一定に保たれ、張力のアンバランスによる振動、ブレ等を回避できる。
【0041】(第2の実施の形態)図3には、本発明の第2の実施の形態が示されている。本実施の形態においては調整手段の構成を上記第1の実施の形態と異なる構成としている。その他の構成および作用については第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0042】図3は本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置に具備される調整手段の説明図であり、(a)は平面図、(b)は斜視図である。
【0043】本実施の形態においては、図3に示したように、ワイヤーのドラムへの巻き付け方を変えることで、ドラムと調整板の役割を上記第1の実施の形態の場合とは逆にし、また、1本のワイヤーのみで、両側を駆動する構成としている。
【0044】駆動プーリ6に巻き付けられたワイヤー33は、図中16の位置で第1ミラー台1に固定され、第2ミラー台2に設けられたワイヤープーリ7、固定プーリ18を介して斜行調整ドラム31に巻き付けられる。
【0045】そして、ワイヤー33は、ドラム上の溝34部でドラム31に固定され、再び固定プーリ19,ワイヤープーリ8を介して駆動プーリ6に巻き付けられる。
【0046】そして、斜行調整ドラム31は倍率調整板32に固定され倍率調整板32は、本体にスライド可能に固定される。
【0047】ドラム31をビス36を中心に回転することにより前後のワイヤー長さが変化し(各ワイヤの長さの配分が調整され)、第2ミラー台2の傾きが変り、副走査方向の斜行を調整できる。
【0048】倍率調整時には、調整板32を矢印35方向に平行にスライドさせることにより、前後のワイヤーの長さを同時に調整でき、第2ミラー台2を平行移動できる。
【0049】なお、これらの調整部材37は、第2ミラーの両端のプーリ7,8の間であれば、どこに配置してもよく、図4では調整の作業性を良くする為に調整部材37を装置手前に設けた例を示している。
【0050】(その他の実施の形態)上述の実施の形態においては、張力印加手段(バネ9)をひとつのみで、各ワイヤーに張力を付与する構成を示したが、それぞれのワイヤーに対して張力印加手段を設ける構成とすることもできる。
【0051】すなわち、図4に示したように、ワイヤー4,5の他の端部38,39に、各々別の張力印加手段を持つこともでき、その場合には張力調整部材40,41を設けて、倍率等を調整した後、前後ワイヤーの張力を均等に調整することができる。
【0052】以上のように、主走査方向の倍率と副走査方向の斜行を調整する為にワイヤー長さの調整を行う場合、その調整部材を1ヶ所にし、前後の調整を同期させることにより、第2ミラー台を平行に移動させることが容易になり、また、倍率と斜行の調整を独立に行うことができるようになる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、調整手段を設けたので、走査部材の長手方向両端に固定されたそれぞれのワイヤのワイヤ長を同時に調整することができ、容易に読取位置の調整が可能となり作業性が向上する。
【0054】走査部材の長手方向両端に固定されたそれぞれのワイヤが固定されると共に、回動かつスライド自在に設けられた調整部材によって、回動あるいはスライドによってそれぞれのワイヤのワイヤ長を同時に調整することができる。
【0055】走査部材の長手方向両端に、それぞれ一本ずつワイヤを固定し、これらのワイヤの他端部を調整部材に固定することによって、あるいは、走査部材の長手方向両端に、一本のワイヤの両端部をそれぞれ固定し、ワイヤの所定部を調整部材に固定することによって、調整部材の回動あるいはスライドにより走査部材の移動方向及び走査部材の移動方向と垂直方向の読取位置を調整することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013