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発明の名称 カメラ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−184001
公開日 平成11年(1999)7月9日
出願番号 特願平9−355256
出願日 平成9年(1997)12月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岸田 正行 (外4名)
発明者 平居 太
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 撮影レンズに対向配置され、レンズ側表面にて撮影用フィルムに押圧される押圧部材を有するカメラにおいて、前記押圧部材におけるレンズ側表面のうち前記フィルムに押圧される領域の内側に、前記撮影レンズの光軸と前記レンズ側表面との交点を含み、かつ外側よりも光反射率の高い領域を設けたことを特徴とするカメラ。
【請求項2】 前記押圧部材が非金属基材を用いて形成されており、前記光反射率の高い領域が前記非金属基材を光沢仕上げして形成したことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項3】 前記押圧部材が非金属基材を用いて形成されており、前記光反射率の高い領域が前記非金属基材上に金属膜を成膜して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項4】 前記押圧部材が非金属基材を用いて形成されており、前記光反射率の高い領域が前記非金属基材に高反射率部材を固着して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項5】 前記押圧部材が非金属基材を用いて形成されており、前記光反射率の高い領域が前記非金属基材を光沢仕上げして形成したことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項6】 前記光反射率の高い領域を鏡面としたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズの結像位置に置かれるフィルムを押圧保持する部材(押圧部材)を有したカメラに関し、特に押圧部材がプラスティック等の非金属材料により形成されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラにおいては、組み立てやサーピス修理の際に、結像位置に置かれるフィルム上に撮影レンズを通した入射像が合焦するように各部の調整を行う必要がある。
【0003】カメラには、開閉可能な背蓋に圧板(押圧部材)が設けられているが、この圧板によりフィルムの露光される領域がレンズの結像面に位置決めされる。従来、圧板の素材としては、アルミニウム等の金属が用いられており、これら金属部材のレンズに対向する表面全体を光沢仕上げ面とすることで、組み立てやサービス修理の際に撮影レンズから入射する光を光沢面に反射させ、この反射光を利用してT型コリメータ等の測定器によりピント調整が行われていた。
【0004】一方、最近では、カメラの製造コストの低減等の問題から圧板の素材として、金属素材の代わりにプラスティック成型品が多く使われるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラスティック製圧板の撮影レンズに対向する表面は、金属製圧板の撮影レンズに対向する表面よりも光の反射率が低いため、ピント調整用の光が必要量反射されないという不具合が生じる。
【0006】そこで、プラスティック製圧板が取り付けられている背蓋を開けて、圧板上にミラー等の高反射率を有する部材を装着し、ピント調整用の光を必要量反射させてピント調整を行い、その後高反射率部材を圧板から取り外すという面倒な作業を行っていた。
【0007】また、カメラには、カートリッジ内にフィルムが完全に収納されたタイプのフィルムを使用するものがあり、このものではフィルムをいわゆるドロップイン装填するため、背蓋を有していない。このため、上記のように背蓋に高反射率部材を着脱することができず、たとえ高反射率部材を用いるにしてもカメラにおける圧板周辺の部材を一旦カメラ本体から取り外す必要があり、ピント調整作業が複雑になるという欠点がある。
【0008】しかも、このように一旦取り外した部品を取り付け直すと、カメラ本体に応力が加わり、入射像の結像面が所定の位置からずれてしまう危険性があるという欠点もある。
【0009】そこで本発明は、プラスティック等の非金属材料で形成された圧板(押圧部材)を有し、高反射率部材の背蓋への着脱を行う必要がなく、また背蓋を有さなくても分解を行うことなくピント調整を容易に行えるようにしたカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明では、撮影レンズに対向配置され、レンズ側表面にて撮影用フィルムに押圧される押圧部材を有するカメラにおいて、上記レンズ側表面のうちフィルムに押圧される領域の内側に、撮影レンズの光軸とレンズ側表面との交点を含み、外側よりも光反射率の高い領域を設けている。
【0011】具体的には、押圧部材が非金属基材を用いて形成されている場合に、光反射率の高い領域を非金属基材上に金属膜を成膜して形成したり、非金属基材に高反射率部材を固着して形成したり、非金属基材を光沢仕上げして形成したりする。
【0012】このようにプラスティック等の非金属材料により形成された押圧部材に高反射率を有する部分を一体に設けることで、ピント調整用に入射された光を必要量反射させることが可能になるだけでなく、カメラ本体を分解することなくピント調整が可能となるため、ピント調整作業が容易になり、また従来のようにピント調整作業後のカメラ本体組立てに起因する結像面のずれが生じるといった不具合を防止することが可能になる。しかも、高反射率領域は、カメラ撮影時にはフィルムの裏側に完全に隠れることになるので、撮影光が高反射率領域で反射して撮影に悪影響を及ぼすこともない。
【0013】なお、上記光反射率の高い領域を鏡面とすることにより、ピント調整用の光を乱反射させることなく十分量をピント調整用の測定器の受光部に向けて反射させることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発明の第1実施形態であるフィルムドロップインタイプのカメラを示している。このカメラは、前カバー1および後カバー8により覆われ、カートリッジ室2およびスプール室8を有するカメラ本体と、撮影レンズ12,13および絞り6を含むレンズユニット14と、このレンズユニット14に対向配置され、後カバー8により保持された圧板(押圧部材)5と、スプール室8内に配置された巻上げスプール10およびこのスプール10にフィルム先端を確実に巻き付けるためのローラ9,11を含むフィルム給送機構とから構成されている。このように構成されたカメラでは、カートリッジ室2内に装填されたフィルムカートリッジ3からフィルム4がスプール室8に向かって送り出され、巻上げスプール10に巻き取られる。
【0015】そして、フィルム4のうちレンズユニット14に対向する駒部分は、圧板5に押圧されることによって平面性が確保される。レンズユニット14を通った入射像は上記駒部分に結像し、カメラのレリーズ動作によって露光される。その後、フィルム4は1駒分スプール10に巻き取られ、レンズユニット14に対向する駒部分の1駒送りが行われる。
【0016】ここで、圧板5は、プラスティック等の非金属材料の基材を用いてフィルム4の1駒分よりも大きく作られている。また、図3に示すように、圧板5におけるレンズユニット側表面のうちフィルム4に押圧される領域21の内側には、上記非金属基材を光沢面仕上した領域16が形成されている。この光沢面領域16は、レンズユニット側表面のうち光沢面領域16以外の部分よりも高い光反射率を有する。また、光沢面領域16は、レンズユニット14の光軸と圧板5のレンズユニット側表面との交点20を含む(望ましくは、中心とする)領域として形成されている。
【0017】このように構成されたカメラにおいて、組立時やサービス調整時にレンズユニット14のピント調整を行うときは、図2に示すように、ピント調整光15をハーフミラー18を通してレンズ光軸に対して平行に照射し、このピント調整光15を光沢面領域16上に結像させるようにレンズユニット14を合焦させる。このとき、光沢面領域16で反射するピント調整光15をレンズ光軸に対して平行に反射させ、レンズユニット14を通してカメラ外部に出射させる。そして、この出射光17をハーフミラー18で反射させて測定器19に導き、この出射光17の合焦状態を測定し、その結果からピント調整を行う。
【0018】以上のように、本実施形態のカメラでは、圧板5におけるレンズユニット側表面のうちフィルム4に押圧される領域21の内側に光沢面領域16が形成されているので、ピント調整作業をカメラを分解することなく行うことができる。このため、ピント調整作業が容易になるだけでなく、ピント調整作業後のカメラの組立てに起因する結像面のずれも回避することができる。しかも、光沢面領域16は、カメラ撮影時にはフィルムの裏側に完全に隠れることになるので、撮影光が光沢面領域16で反射して撮影に悪影響を及ぼすこともない。
【0019】(第2実施形態)上記第1実施形態では、圧板5の非金属基材を光沢面仕上げすることで高反射率領域を形成する場合について説明したが、図4に示すように、圧板5の非金属基材上に高反射率を有する金属膜22を成膜して高反射率領域を形成してもよい。
【0020】(第3実施形態)また、図5に示すように、高反射率を有する部品23を圧板5とは別部材として製作し、この部品23を圧板5に埋め込み固着することにより、圧板5上に高反射率領域を形成してもよい。
【0021】なお、上記いずれの実施形態においても、高反射率領域はピント調整光が乱反射することを防止するために、鏡面として形成して、必要十分なピント調整光(反射光)が得られるようにするのが望ましい。
【0022】また、上記各実施形態では、フィルムドロップインタイプのカメラについて説明したが、本発明は、ディジタルカメラ、ビデオカメラ、ディジタルビデオカメラ等、レンズを用いた各種カメラに適用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、プラスティック等の非金属材料により形成された押圧部材にピント調整光を高い反射率で反射する部分を一体的に設けたので、ピント調整用に入射された光を必要量反射させることが可能になるだけでなく、カメラ本体を分解することなくピント調整が可能となるため、ピント調整作業が容易になり、また従来のようにピント調整作業後のカメラ本体組立てに起因する結像面のずれも防止できる。しかも、高反射率領域は、カメラ撮影時にはフィルムの裏側に完全に隠れることになるので、撮影光が高反射率領域で反射して撮影に悪影響を及ぼすことも防止できる。
【0024】なお、上記高反射率領域を鏡面とすれば、ピント調整光を乱反射を防止でき、ピント調整光を十分にピント調整用測定器の受光部に向けて反射させることができる。




 

 


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