米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 写真;映画 -> キヤノン株式会社

発明の名称 ストロボ装置およびこれを備えたカメラシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−183958
公開日 平成11年(1999)7月9日
出願番号 特願平9−355251
出願日 平成9年(1997)12月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岸田 正行 (外4名)
発明者 常宮 隆信
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 閃光発光手段と、この閃光発光手段に対し、発光を行わせるための発光信号を出力する発光信号出力手段と、前記閃光発光手段を1回発光させるために、前記発光信号出力手段に発光信号を複数回出力させる制御手段とを有することを特徴とするストロボ装置。
【請求項2】 前記制御手段は、前記発光信号出力手段から発光信号が出力されたにもかかわらず前記閃光発光手段が発光しなったことを確認した場合に限り、前記発光信号出力手段に再度発光信号を出力させることを特徴とする請求項1に記載のストロボ装置。
【請求項3】 前記制御手段は、前記閃光発光手段を発光させるためのエネルギーを蓄えるエネルギー蓄積手段の状態を検出して前記閃光発光手段が発光したか否かを確認することを特徴とする請求項2に記載のストロボ装置。
【請求項4】 前記制御手段は、前記発光信号が出力されたにもかかわらず前記閃光発光手段が発光しなかった回数をカウントし、カウント数が所定回数に達したときは、ストロボ撮影モードの設定を禁止する信号をカメラに出力することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のストロボ装置。
【請求項5】 前記制御手段は、前記発光信号が出力されたにもかかわらず前記閃光発光手段が発光しなった回数をカウントし、カウント数が所定回数に達したときは、カメラ動作を禁止する信号をカメラに出力することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のストロボ装置。
【請求項6】 前記制御手段は、前記発光信号が出力されたにもかかわらず前記閃光発光手段が発光しなかった回数をカウントし、この後前記閃光発光手段が発光したときは、このカウント回数が多いほど発光時間を短くすることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のストロボ装置。
【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のストロボ装置を備えたことを特徴とするカメラシステム。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ撮影に用いられるストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストロボ装置やカメラでは、撮影被写体の輝度や距離・フイルム感度等によりストロボの発光タイミングが計算され、このタイミングで閃光管に対して発光信号が出力されることが多い。
【0003】但し、正確な計算をした発光タイミングで発光信号を出力しても、実際に閃光管が発光しなければ(発光抜け)、露出がアンダーになってしまう。このため、特開平8- 292463号公報においては、閃光管が発光しなかった場合には、表示等の警告を行い撮影者に注意を促すストロボ装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記公報提案のストロボ装置では、未発光であることを警告するだけであり、カメラ撮影した駒の露出がアンダーになってしまう点で何ら変わることがなく、不適正な露出の写真が撮れてしまうと同時に今後もその可能性を残したままになる。
【0005】そこで、本願発明では、閃光発光手段の発光抜けによる露出アンダーを確実に防止できるようにしたストロボ装置およびカメラを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本願発明では、閃光発光手段と、この閃光発光手段に対し、発光を行わせるための発光信号を出力する発光信号出力手段と、閃光発光手段を1回発光させるために、発光信号出力手段に発光信号を複数回出力させる制御手段とを設けてストロボ装置を構成している。
【0007】すなわち、1回の閃光発光のために発光信号を複数回出力することで、たとえ1回目の発光信号で閃光発光しなくても、2回目3回目の発光信号で閃光発光を行わせることが可能となり、発光抜けによる露出アンダーの撮影を極力防止できるようにしている。
【0008】なお、発光信号の再出力を、閃光発光手段を発光させるための電気エネルギーを蓄えるエネルギー蓄積手段の状態を検出する等の方法により発光信号が出力されたにもかかわらず閃光発光手段が発光しなったことを確認した場合に限り行うようにして、無駄な発光信号の出力による電力浪費を防止するのが望ましい。
【0009】また、発光信号が出力されたにもかかわらず閃光発光手段が発光しなかった回数をカウントし、このカウント数が所定回数に達したときにはカメラ側におけるストロボ撮影モードの設定を禁止したりカメラ動作を禁止したりして、露出アンダーとなる確率が高いを撮影を未然に防止するようにしてもよい。
【0010】さらに、発光信号が出力されたにもかかわらず閃光発光手段が発光しなかった回数をカウントし、この後閃光発光手段が発光したときは、このカウント回数が多いほど発光時間を短くすることにより、何回目の発光信号によって発光が開始されても露出オーバーとなるのを防止できるようにするのが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発明の第1実施形態であるストロボ装置の概略構成を示している。この図において、3は閃光を発光する閃光管(請求の範囲にいう閃光発光手段)であり、4は閃光管3を発光させるための電気エネルギーを蓄えるエネルギー蓄積器(コンデンサ)である。
【0012】1は閃光管3を発光させるための一連の制御を司る制御部(CPU、請求の範囲にいう制御手段)であり、閃光管3の発光制御やコンデンサ4の充電制御および充電電圧の検出などを行う。2は閃光管を発光させるための発光信号(トリガ信号)を制御部の指示により出力する発光信号発生器である。
【0013】5はコンデンサ4を充電するための充電器であり、6は電源装置である。このように構成されたストロボ装置は、カメラに外付け又は内蔵されて使用される。次に、上記ストロボ装置を備えたカメラの動作(制御部1およびカメラの不図示の制御部の動作)を図2のフローチャートに基づいて説明する。まず撮影者により撮影する被写体が決定され、カメラのレリーズスイッチの第1ストローク操作に連動したSW−1がオンされると(ステップ101)、カメラは撮影被写体の情報を採取し、カメラを以下のように制御する。まず、ステップ102では、被写体の輝度を測定・演算し、ストロボ撮影が必要か、シャッタースピードはいくつかなどを計算して撮影モードやシャッター秒時などを決定する。
【0014】次にステップ103では、測距動作を行って被写体までの距離を測定し、撮影レンズの位置を調整する。これらの動作が終了するとステップ104に進んで、カメラのレリーズスイッチの第2ストローク操作に連動したSW−2のオン待ちの状態になる。
【0015】SW−2がオンされたと判断されると、ステップ105に進み、シャッター通電を開始する。シャッターが開くと同時にステップ106でタイマーをスタートさせ、シャッター秒時のカウントを始める。また閃光管3の発光タイミングをとるためのカウントも開始する。
【0016】次に、ステップ107では、被写体輝度等から閃光管3の発光が必要か否かの判断を行い、必要なしと判断した場合にはステップ112に進み、シャッターの閉じ時間がくるのを待つ。閉じ時間がくるとステップ113でシャッター閉じ動作を行い、ステップ114で1駒給送を行って撮影を終了する。
【0017】一方、ステップ107で閃光管3の発光が必要と判断された場合は、ステップ108で閃光管3の発光タイミングがきたか否かを判断する。発光タイミングがきたときは、ステップ109で発光信号発生器2に1回目の発光信号を出力させる。通常はこの1回目の発光信号によって閃光管3が発光を行うが、何らかの異常により1回目の発光信号では発光しない場合がある。そこで、本実施形態では、1回目の発光信号により閃光管3が発光したか否かに関係なく、1回目の発光信号の出力後、所定時間(例えば、50μs)の経過を待って再び発光信号発生器2に発光信号を出力させる(ステップ110,111)。このように、発光信号を複数回出力させることによって、いわゆる発光抜けと露出アンダー撮影を防止することができる。
【0018】この後は、閃光管3の発光が不要であった場合と同様に、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。なお、本実施形態では、発光信号を2回出力する場合について説明したが、3回以上の適当な回数行ってもよい。
【0019】(第2実施形態)図3には、本発明の第2実施形態であるストロボ装置を備えたカメラの動作フローチャートを示している。なお、本実施形態のストロボ装置の構成は第1実施形態と同じである。また、本実施形態におけるカメラの動作は、第1実施形態(図2)におけるA部(ステップ101〜107)およびB部(ステップ112〜114)の間の動作のみが異なるので、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0020】A部で被写体輝度等から閃光管3の発光が必要か否かの判断を行い(ステップ107)、必要なしと判断した場合にはB部に進み、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。 一方、閃光管3の発光が必要と判断した場合には、ステップ208に進み、閃光管3の発光タイミングがきたか否かを判断する。発光タイミングがくると、ステップ209で発光信号発生器2に1回目の発光信号を出力させる。
【0021】本実施形態では、次のステップ220で、1回目の発光信号が出力されたときに正常に閃光管3の発光が行われたかどうかの確認をするため、エネルギー蓄積器4の充電電圧を検出して、所定のレベル以下か否かを確認する。これは、発光が正常に行われた場合は、蓄積器4のエネルギーが放電されて充電電圧が低下するため、充電電圧を検出して比較すれば、発光が行われたか否かを知ることができるからである。
【0022】充電電圧が低下していること(発光済みであること)を確認した場合には、そのままB部に移行し、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。
【0023】一方、充電電圧が低下していないこと(未発光であること)を確認した場合には、ステップ211に進み、発光信号発生器2に2回目の発光信号を出力させる。 このように、本実施形態では、1回目の発光信号により閃光管3の発光が行われたか否かを確認した上で、発光が行われていない場合に限り2回目の発光信号を出力させるようにしているので、第1実施形態と同様に発光抜けや露出アンダーの撮影を防止できるとともに、1回目の発光信号により閃光管3の発光が行われた場合の2回目の発光信号の出力、つまりは無駄な2回目の発光信号の出力を防止することができる。
【0024】そして、2回目の発光信号を出力させた後は、B部に移行し、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。
【0025】なお、本実施形態では、発光信号を最大2回出力する場合について説明したが、最大出力回数を3回以上の適当な回数に設定しもよい。
【0026】(第3実施形態)図4には、本発明の第3実施形態であるストロボ装置を備えたカメラの動作フローチャートを示している。なお、本実施形態のストロボ装置の構成は第1実施形態と同じである。また、本実施形態におけるカメラの動作は、第1実施形態(図2)におけるA部(ステップ101〜107)およびB部(ステップ112〜114)の間の動作のみが異なるので、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0027】A部で被写体輝度等から閃光管3の発光が必要か否かの判断を行い(ステップ107)、必要なしと判断した場合にはB部に進み、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。 一方、閃光管3の発光が必要と判断した場合には、ステップ308に進み、閃光管3の発光タイミングがきたか否かを判断する。発光タイミングがくると、まずステップ330で、発光信号の出力回数をカウントするために初期セット行う。
【0028】次に、ステップ309に進み、発光信号発生器2に1回目の発光信号を出力させる。出力後、発光信号の出力回数をステップ331でカウントアップする。
【0029】そして、次のステップ332では、発光信号の出力回数が3回以上であるか否かを判断し、まだ3回に達していないときには、ステップ320に進み、第2実施形態と同様に、1回目の発光信号が出力されたときに正常に閃光管3の発光が行われたかどうかの確認をするため、エネルギー蓄積器4の充電電圧を検出して、所定のレベル以下か否かを確認する。充電電圧が低下していること(発光済みであること)を確認した場合には、そのままB部に移行し、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。
【0030】一方、充電電圧が低下していないこと(未発光であること)を確認した場合には、ステップ309に戻り、発光信号発生器2に2回目の発光信号を出力させる。そして、発光信号の出力回数をステップ331でカウントアップし、ステップ332で発光信号の出力回数が3回以上であるか否かを判断する。まだ2回目なので、ステップ320に進み、2回目の発光信号が出力されたときに正常に閃光管3の発光が行われたかどうかを確認し、まだ発光が行われていない場合には再びステップ309に戻って、3回目の発光信号を出力させる。
【0031】そして、発光信号の出力回数をステップ331でカウントアップし、ステップ332で発光信号の出力回数が3回以上であるか否かを判断する。今回は3回目なので、ステップ340に進み、今後のカメラの撮影モードがストロボ発光を用いるモード(ストロボモード)に設定されるのを禁止するための信号を出力する。
【0032】こうしてストロボ撮影モードのセット不能状態にした後は、B部に移行し、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。
【0033】このように本実施形態では、1回目/2回目の発光信号により閃光管3の発光が行われたか否かを確認した上で、発光が行われていない場合に限り2回目/3回目の発光信号を出力させるようにしているので、第1実施形態と同様に発光抜けや露出アンダーの撮影を防止できるとともに、1回目/2回目の発光信号により閃光管3の発光が行われた場合の2回目/3回目の発光信号の出力、つまりは無駄な2回目/3回目の発光信号の出力を防止することができる。
【0034】しかも、発光信号の出力回数が3回以上になったときはストロボ装置の故障の可能性がきわめて高くなるので、これ以降のストロボ撮影モードの設定自体を禁止することにより、露出アンダー撮影を未然にかつ確実に防止できるとともに、ストロボ撮影モードの設定ができなくなったことを通じて撮影者にストロボ装置の故障を警告することができる。
【0035】(第4実施形態)図5には、本発明の第4実施形態であるストロボ装置を備えたカメラの動作フローチャートを示している。なお、本実施形態のストロボ装置の構成は第1実施形態と同じである。また、本実施形態におけるカメラの動作は、第1実施形態(図2)におけるA部(ステップ101〜107)およびB部(ステップ112〜114)の間の動作のみが異なるので、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0036】A部で被写体輝度等から閃光管3の発光が必要か否かの判断を行い(ステップ107)、必要なしと判断した場合にはB部に進み、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。 一方、閃光管3の発光が必要と判断した場合には、ステップ408に進み、閃光管3の発光タイミングがきたか否かを判断する。発光タイミングがくると、まずステップ430で、発光信号の出力回数をカウントするために初期セット行う。
【0037】次に、ステップ409に進み、発光信号発生器2に1回目の発光信号を出力させる。出力後、発光信号の出力回数をステップ431でカウントアップする。
【0038】そして、次のステップ432では、発光信号の出力回数が3回以上であるか否かを判断し、まだ3回に達していないときには、ステップ420に進み、第2実施形態と同様に、1回目の発光信号が出力されたときに正常に閃光管3の発光が行われたかどうかの確認をするため、エネルギー蓄積器4の充電電圧を検出して、所定のレベル以下か否かを確認する。充電電圧が低下していること(発光済みであること)を確認した場合には、そのままB部に移行し、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。
【0039】一方、充電電圧が低下していないこと(未発光であること)を確認した場合には、ステップ409に戻り、発光信号発生器2に2回目の発光信号を出力させる。そして、発光信号の出力回数をステップ431でカウントアップし、ステップ432で発光信号の出力回数が3回以上であるか否かを判断する。まだ2回目なので、ステップ420に進み、2回目の発光信号が出力されたときに正常に閃光管3の発光が行われたかどうかを確認し、まだ発光が行われていない場合には再びステップ409に戻って、3回目の発光信号を出力させる。
【0040】そして、発光信号の出力回数をステップ431でカウントアップし、ステップ432で発光信号の出力回数が3回以上であるか否かを判断する。今回は3回目なので、ステップ450に進み、以後カメラの全動作を禁止するための信号を出力する。
【0041】このように本実施形態では、1回目/2回目の発光信号により閃光管3の発光が行われたか否かを確認した上で、発光が行われていない場合に限り2回目/3回目の発光信号を出力させるようにしているので、第1実施形態と同様に発光抜けや露出アンダーの撮影を防止できるとともに、1回目/2回目の発光信号により閃光管3の発光が行われた場合の2回目/3回目の発光信号の出力、つまりは無駄な2回目/3回目の発光信号の出力を防止することができる。
【0042】しかも、発光信号の出力回数が3回以上になったときはストロボ装置の故障の可能性がきわめて高くなるので、これ以降のカメラの全動作を禁止することにより、露出アンダー撮影を未然にかつ確実に防止することができるとともに、カメラが全く動作しなくなったことを通じて撮影者にストロボ装置の故障を警告することができる。
【0043】こうしてカメラの全動作を禁止した状態にした後は、B部に移行し、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。
【0044】(第5実施形態)図6には、本発明の第5実施形態であるストロボ装置の概略構成を示している。なお、本実施形態のストロボ装置は、基本的には第1実施形態のストロボ装置と同じであり、共通構成要素については第1実施形態(図1)と同符号を付して説明に代える。
【0045】本実施形態は、エネルギー蓄積器4から閃光管3への電気エネルギーの供給を強制的に停止して、閃光管3の発光(放電)を遮断する放電遮断装置67を有する点で第1実施形態と異なる。このように構成されたストロボ装置も、第1実施形態と同様に、カメラに外付け又は内蔵されて使用される。
【0046】次に、上記ストロボ装置を備えたカメラの動作(制御部1およびカメラの不図示の制御部)を図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、本実施形態におけるカメラの動作は、第1実施形態(図2)におけるA部(ステップ101〜107)およびB部(ステップ112〜114)の間の動作のみが異なるので、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0047】A部で被写体輝度等から閃光管3の発光が必要か否かの判断を行い(ステップ107)、必要なしと判断した場合にはB部に進み、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。 一方、閃光管3の発光が必要と判断した場合には、ステップ508に進み、閃光管3の発光タイミングがきたか否かを判断する。発光タイミングがくると、まずステップ530で、発光信号の出力回数をカウントするために初期セット行う。
【0048】次に、ステップ509に進み、発光信号発生器2に1回目の発光信号を出力させる。出力後、発光信号の出力回数をステップ531でカウントアップする。
【0049】そして、次のステップ520では、1回目の発光信号が出力されたときに正常に閃光管3の発光が行われたかどうかの確認をするため、エネルギー蓄積器4の充電電圧を検出して、所定のレベル以下か否かを確認する。
【0050】ここで、充電電圧が低下していないこと(未発光であること)を確認した場合には、ステップ509に戻り、発光信号発生器2に2回目の発光信号を出力させる。出力後、発光信号の出力回数をステップ531でカウントアップする。そして、再びステップ520で閃光管3の発光が行われたかどうかを確認し、発光が行われていない場合にはステップ509に戻り、発光信号発生器2に3回目の発光信号を出力させるとともに、発光信号の出力回数をステップ531でカウントアップする。さらに、再びステップ520で閃光管3の発光が行われたかどうかを確認する。
【0051】こうして発光が行われるまで最大3回の発光信号の出力を繰り返す。なお、3回の発光信号の出力を行ってもまだ閃光管3の発光が行われない場合には、図7には示していないが、第3および第4実施形態のように、ストロボ撮影モードの設定やカメラの全動作を禁止するようにすればよい。
【0052】ステップ520で充電電圧が低下していること(発光済みであること)を確認した場合には、ステップ560,561に進み、発光信号を何回出力したのかを判断する。1回の場合は正常に1回の発光信号の出力で発光が行われたと判断してそのままB部に移行し、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)。2回の場合には、ステップ562に進んで、所定時間(例えば、10μs)の経過を待ってステップ564に進み、放電遮断装置67に閃光管3の発光を強制的に停止させる。また、3回の場合は、ステップ563に進んで、ステップ562の所定時間よりも短い時間(例えば、5μs)所定時間(例えば、5μm)の経過を待ってステップ564に進み、放電遮断装置67に閃光管3の発光を強制的に停止させる。
【0053】ここで、ステップ562と563の待ち時間の違いは、閃光管3の発光開始タイミングのずれによる露出の不適正さを修正するために、発光信号の出力回数が多いほど(発光開始タイミングが遅いほど)、閃光管3の発光時間を短くして、露出オーバーとなるのを防止するためのものである。
【0054】このことについて、図7のタイミングチャートを用いて詳しく説明する。まずシャッターの開動作が開始されると、全開状態に達する前に1回目の発光信号(発光信号1)が出力される。この1回目の発光信号によって閃光管3が発光した場合には、1回目の発光信号の立ち上がり直後からシャッターがほぼ全開状態に達するまでの間で閃光発光(発光波形1)が終了する。これにより、適正な露光が得られる。
【0055】また、1回目の発光信号によっては閃光管3が発光しなかった場合において、2回目の発光信号(発光信号2)によって閃光管3が発光したときに、発光波形2として示すように、1回目の発光信号により閃光発光した場合と同じ時間だけ閃光発光させてしまうと、2回目の発光信号の立ち上がり直後からシャッターが閉じ動作を開始した後まで閃光発光が続くことになる。これにより、露出オーバーが生じてしまう。
【0056】そこで、2回目の発光信号(発光信号2)によって閃光管3が発光したときには、発光波形2′として示すように、1回目の発光信号により閃光発光した場合よりも閃光発光時間を短くして(例えば、1回目の発光信号により閃光発光した場合と同様にシャッターがほぼ全開状態に達した時点で閃光発光が終了するようにして)、露出オーバーを防止する。
【0057】なお、3回目の発光信号によって閃光管3が発光したときも同様の考え方により、閃光発光時間をさらに短くして露出オーバーを防止する。
【0058】こうして閃光管3の発光を停止させた後は、B部に移行し、シャッター閉じ動作およびフィルムの1駒巻き上げを実行して撮影を終了する(ステップ112〜114)このように、本実施形態では、閃光管3の発光が何回目の発光信号で行われたかを確認し、発光信号の出力回数が多いほど放電遮断装置67の動作時間を早くして閃光管3の発光時間を短くするので、発光信号が複数回出力された場合でも常に適正な露出を得ることができる。
【0059】なお、本実施形態では、最大3回の発光信号の出力回数に応じた発光時間の制御を行う場合について説明したが、4回以上の出力回数に応じた発光時間の制御をも行うようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、1回の閃光発光を行わせるために発光信号を複数回出力することができるので、何らかの異常により1回目の発光信号で閃光発光が行われなくても、2回目3回目の発光信号で閃光発光させることが可能となり、発光抜けよる露出アンダーの撮影をほぼ確実に防止することができる。
【0061】なお、発光信号の再出力を、前回の発光信号によって閃光発光しなかったことを確認した上で行うようにすれば、無駄な発光信号の出力による電力浪費等を防止することができる。
【0062】また、発光信号が出力されたにもかかわらず閃光発光しなかった回数をカウントし、このカウント数が所定回数に達したときにはカメラ側におけるストロボ撮影モードの設定を禁止したりカメラ動作を禁止したりすれば、露出アンダーとなる確率が高いを撮影を未然に防止することができる。
【0063】さらに、発光信号が出力されたにもかかわらず閃光発光しなかった回数の出力回数をカウントし、この後閃光発光手段が発光したときは、このカウント回数が多いほど発光時間を短くすることにより、何回目の発光信号によって発光が開始されても露出オーバーとなるのを防止することができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013