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発明の名称 プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−174937
公開日 平成11年(1999)7月2日
出願番号 特願平9−362258
出願日 平成9年(1997)12月11日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】新井 一郎
発明者 野中 文人 / 佐藤 実
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体及びプロセス手段とを支持するカートリッジ枠体と、前記プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した際に電子写真感光体をカートリッジ枠体の外部に対して開放し、前記プロセスカートリッジを画像形成装置本体より取り出したときに電子写真感光体を保護するために電子写真感光体を覆うドラムシャッタ部材と、前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に着脱する動作に連動して前記ドラムシャッタ部材を開閉するためにカートリッジ枠体の取付孔に回転自在に嵌合した回動軸を備えたリンク部材と、を有し、リンク部材の回動軸のカートリッジ枠体の取付孔への嵌合部より先端側に回動軸の外周から放射方向に突起を設けると共にプロセスカートリッジの画像形成装置本体への着脱動作の範囲外のリンク部材の組立位置においてカートリッジ枠体の取付孔の内周から放射方向に前記突起の通過し得る溝を有し、カートリッジ枠体にリンク部材がリンク部材の組立位置へ移動しないようにリンク部材外れ防止部材を設けたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項2】 前記リンク部材は電子写真感光体の軸方向の両端側のカートリッジ枠体の側壁に枢着され、1つのリンク部材に対して外れ防止部材を有することを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項3】 前記リンク部材の前記リンク部材外れ防止部材を設けていない他のリンク部材の回動軸方向への移動を阻止する抑制部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項4】 前記抑制部材は移動を阻止されるリンク部材の取付孔近傍に設けられている請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項5】 ドラムシャッタ部材は前記リンク部材及びこのリンク部材とは両端がドラムシャッタ部材及びカートリッジ枠体に夫々異なる位置に枢着された他のリンク部材に支持され、前記リンク部材の回動軸方向への移動阻止する抑制部材は前記リンク部材と常に重なる他のリンク部材であることを特徴とする請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項6】 前記リンク部材の回動軸方向の抑制部材はカートリッジ枠体に設けたことを特徴とする請求項4に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項7】 前記リンク部材の回動軸方向の抑制部材は他のリンク部材であること及びプロセスカートリッジ枠体に設けたことを特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項8】 前記リンク部材外れ防止部材を設けた側に取り付けられるリンク部材はカートリッジ枠体の取付孔に対して電子写真感光体と平行な軸心で回動可能であると共に前記取付孔に対して傾動可能で且つ傾動した状態で回動可能とすることにより、リンク部材をカートリッジ枠体への取り付け取り外し位置から、ドラムシャッタ部材の開閉位置へ移動可能として組立可能とした1から7の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
【請求項9】 前記リンク部材外れ防止部材はリンク部材がドラムシャッタ部材を開くために回動した回動の限度位置において、リンク部材が進入する溝を有する請求項8に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項10】 前記他のリンク部材は、前記リンク部材に重なるオーバラップ部をリンクからはみ出すように有する請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項11】 前記プロセスカートリッジとは、帯電手段、クリーニング手段または現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求項1から10の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
【請求項12】 前記プロセスカートリッジとは帯電手段、クリーニング手段、現像手段、の少なくとも一つと、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求項1から10の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
【請求項13】 前記プロセスカートリッジとは、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものである請求項1から10の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
【請求項14】 プロセスカートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、a.電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体及びプロセス手段とを支持するカートリッジ枠体と、前記プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した際に電子写真感光体をカートリッジ枠体の外部に対して開放し前記プロセスカートリッジを画像形成装置本体より取り出したときに電子写真感光体を保護するために電子写真感光体を覆うドラムシャッタ部材と、前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に着脱する動作に連動して前記ドラムシャッタ部材を開閉するためにカートリッジ枠体の取付孔に回転自在に嵌合した回動軸を備えたリンク部材と、を有し、リンク部材の回動軸のカートリッジ枠体の取付孔への嵌合部より先端側に回動軸の外周から放射方向に突起を設けると共にプロセスカートリッジの画像形成装置本体への着脱動作の範囲外のリンク部材の組立位置においてカートリッジ枠体の取付孔の内周から放射方向に前記突起の通過し得る溝を有し、カートリッジ枠体にリンク部材がリンク部材の組立位置へ移動しないようにリンク部材外れ防止部材を設けたプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ装置、複写機装置あるいはファクシミリ等に使用されるプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)に関するものである。
【0002】なお、前述プロセスカートリッジとは、帯電手段、またはクリーニング手段と現像手段及び電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯電手段、クリーニング手段、現像手段の少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものである。及び、現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置の本体に着脱可能とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プロセスカートリッジの感光体ドラムを保護するために露光開口部を開閉するために設けたドラムシャッタ部材の支持部材には通常リンク部材が用いられている。
【0004】本発明は、後述する従来技術をさらに発展させたものである。
【0005】本発明はドラムシャッタ部材を支持するリンク部材が組立てられた後には組立位置へ戻ることがないようにしてドラムシャッタ部材が外れることのないプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】主要な本発明は請求項と同番号を付して示せば以下のとおりである。
【0007】本出願に係る第1の発明は画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体及びプロセス手段とを支持するカートリッジ枠体と、前記プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着した際に電子写真感光体をカートリッジ枠体の外部に対して開放し前記プロセスカートリッジを画像形成装置本体より取り出したときに電子写真感光体を保護するために電子写真感光体を覆うドラムシャッタ部材と、前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に着脱する動作に連動して前記ドラムシャッタ部材を開閉するためにカートリッジ枠体の取付孔に回転自在に嵌合した回動軸を備えたリンク部材と、を有し、リンク部材の回動軸のカートリッジ枠体の取付孔への嵌合部より先端側に回動軸の外周から放射方向に突起を設けると共にプロセスカートリッジの画像形成装置本体への着脱動作の範囲外のリンク部材の組立位置においてカートリッジ枠体の取付孔の内周から放射方向に前記突起の通過し得る溝を有し、カートリッジ枠体にリンク部材がリンク部材の組立位置へ移動しないようにリンク部材外れ防止部材を設けたことを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0008】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずに使用者自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そのためにこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0009】このようなプロセスカートリッジにあっては、画像形成装置本体に装着するために、電子写真感光体等の各部材を収容したカートリッジ枠体の両外面にガイド部となる円柱状のボスを設け、このボスを装置本体に形成したガイドレールに沿わせて挿入するように構成している。
【0010】前記カートリッジ枠体の下部には感光体ドラムが搬送される記録媒体に接触するための開口部が形成してあり、プロセスカートリッジ未使用時には前記開口部をドラムシャッタ部材で閉じることにより、感光体ドラムを保護している。このシャッタ部材は、現像枠体の長手方向(感光体ドラムの軸方向と平行な方向)外側面の一方側には軸を中心に回動可能なシャッタアームと、現像枠体の長手方向両外側面の回動中心を中心に回動可能なリンク部材によって回動可能に支持可能に支持されているのが一般的である。
【0011】そしてプロセスカートリッジを挿入するとシャッタ部材が開き、逆にプロセスカートリッジを抜きとるとねじりコイルばね等の付勢等によってシャッタ部材が自動的に閉じるよう構成されている。また、リンク部材としては鋼線等の棒状部材を曲げ加工して作製しているのが一般的である。さらに特開平09−026739号公報においては図27,図28に示すようにリンク部材29の回動軸29c端に突起29d1を設け、また突起29d1が通過しうる溝29a1を有する取付孔29aを設けて、回動軸29cを該取付孔29aへ挿入させ回動すると正常着脱作業時にはリンク部材29が取付孔29aから外れない構成の提案がなされている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0013】〔実施の形態1〕プロセスカートリッジ及びこれを装着可能な画像形成装置について、図1乃至図26を参照して具体的に説明する。なお、図1及び図2はプロセスカートリッジの外観説明図である。図3は図1のY矢視図であり、及び図4乃至図14は本発明によるリンク部材の取付説明図である。図15はプロセスカートリッジを装着した画像形成装置の構成模式説明図、図16はプロセスカートリッジの縦断面図であり、図17乃至19はプロセスカートリッジの装着手段の構成説明図、図20乃至図24はプロセスカートリッジの装着状態説明図、図25及び図26は後述する他の実施の形態の説明図、図28はリンク部材取付孔の拡大図、図27は図3のZ方向から見たリンク部材の取付断面図である。
【0014】では説明の順序として、プロセスカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置の全体構成を説明し、更にリンク部材外れ防止部材の構成を説明する。
【0015】〔全体構成〕この電子写真画像形成装置(レーザビームプリンタ)Aは、図15に示すように、光学系1から画像情報に基づいた情報光をドラム形状の電子写真感光体である感光体ドラム7へ照射して該感光体ドラム7に潜像を形成し、この潜像を現像剤(以下「トナー」という)で現像してトナー像を形成する。そして前記トナー像の形成し同期して、記録媒体2を収容した給紙カセット3aからピックアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cで一枚ずつ分離給送すると共に、搬送ローラ対3d、レジストローラ対3e等からなる搬送手段3で搬送し、且つプロセスカートリッジBとしてカートリッジ化された前記電子写真感光体に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電圧印加することによって記録媒体2に転写し、その記録媒体2を搬送ベルト3fによって定着手段5へと搬送する。この定着手段5は駆動ローラ5aと、ヒータ5bを内蔵すると共に支持体5cによって回転可能に支持された筒状シートで構成した定着回転体5dからなり通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写トナー像を定着する。
【0016】そしてこの記録媒体2を排出ローラ対3g,3hで搬送し、反転搬送経路を通して排出部6へと排出する如く構成している。なお、この画像形成装置Aは、手差しトレイ3i及びローラ3jによって手差し給送も可能となっている。
【0017】(プロセスカートリッジ)一方、前記プロセスカートリッジBは、電子写真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば電子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に形成された潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等がある。本実施の形態のプロセスカートリッジBは、図16に示すように、感光層を有する電子写真感光体である感光体ドラム7を回転し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧印加して前記感光体ドラム7の表面を一様に帯電し、この帯電した感光体ドラム7に対して前記光学系1からの光像を露光開口部9を介して露光して潜像を形成し、該潜像を現像手段10によって現像するように構成している。
【0018】前記現像手段10は、トナー収納部10a内のトナー送り手段である回転可能なトナー送り部材10b2でトナーを現像剤収納容器状に成形したトナー枠体12aの開口部12i、現像枠体12bの開口部12eを通じて現像枠体12b内へ送り出し、このトナーをトナー撹拌部材10b1で撹拌し、固定磁石10cを内蔵した現像回転体である現像ローラ10dを回転させると共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化するものである。
【0019】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイシート11bによってすくい取り、廃トナー収納部11cへ集めるクリーニング手段11によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去するように構成している。
【0020】なお、前記感光体ドラム7等の各部材は、トナー収納部10aを構成し、トナー送り部材10b2を回転駆動されるように支持するトナー枠体12aとトナー攪拌部材10b1、現像ローラ10d、現像ブレード10e等の現像部材を内蔵する現像枠体12b及び蓋部材12cを溶着して一体化した現像ユニットDと、廃トナー収納部11cを構成し、感光体ドラム7、クリーニングブレード11a、スクイシート11b及び帯電ローラ8を有するクリーニング枠体13とを結合して構成したカートリッジ枠体に収納してカートリッジ化され、装置本体14に設けたカートリッジ装着手段に対して着脱可能に装着される。
【0021】このカートリッジ装着手段は、軸15aを中心に開閉部材15を開くと、図18、図19に示すようにカートリッジ装着部の空間が表れ、その左右にカートリッジ装着ガイド部材が配されており、図1、図2に示すボス18aとリブ18bを備えたプロセスカートリッジBのガイドが該装着ガイドに嵌合して導かれ、プロセスカートリッジBが装置本体14に着脱されるものである。
【0022】また前記カートリッジ枠体の下部には感光体ドラム7が搬送される記録媒体2に接触するための開口部が形成してあり、プロセスカートリッジBを未使用時には前記開口部をドラムシャッタ部材28で閉じることにより、感光体ドラム7を保護している。このシャッタ部材28は、図1、図2に示すように、トナー枠体12aの長手方向外側面の一方側には軸26を中心に回動可能シャッタアーム27と、トナー枠体12aの長手方向両外側面の取付孔29aを中心に回動可能リンク部材29の端部に夫々枢着されていることによって回動可能に支持されている。リンク部材29は回動軸29cとシャッタ側回動軸29g間をアーム部29fで結合されており、プロセスカートリッジBの長手方向(感光体ドラムの軸方向と同方向)の両側のアーム部29fはシャッタ側回動軸29gで結ばれており一体となっており、ピアノ線材等で作られている。
【0023】そして、プロセスカートリッジBを図18、図19に示すガイドレール16に沿わせて挿入すると、リンク部材29の突出部29bがガイドレール16の第1傾斜面16a、第2傾斜面16b当接することによってシャッタ部材28が開き(図20乃至図24参照)、逆にプロセスカートリッジBを抜きとると前記軸26に取り付けたねじりコイルばね31(図2参照)の付勢によってシャッタ部材28が自動的に閉じるようになっている。
【0024】上記において図7〜図11に示すようにトナー枠体12aの少なくとも取付孔29aを設けた部分の壁12a1は内部に空間12a2があり、取付孔29aは該空間12a2に貫通しているものである。
【0025】なお、トナー枠体12a、現像枠体12b、クリーニング枠体13を形成する材質は、プラスチック例えばポリスチレン、ABS樹脂(アクリロニトリル/ブタジェン/スチレン共重合体)、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレン等である。
【0026】{リンク部材外れ防止部材}リンク部材外れ防止部材の構成を詳細に説明する。
【0027】リンク部材29の取付部の構成は特開平09−026739号公報の記載に基づく。該公報によると、図27、図28に示すように現像枠体12bの壁12a1の取付孔29aに嵌合するリンク部材29の回動軸29cの軸端に矩形部29dを設けて突起29d1を形成し、該突起29d1が通過し得る溝29a1を図3のZ−Z断面上の軸受穴29a2に設け取付孔29aとした。リンク部材29の回動軸29cの突起29d1を取付孔29aの溝29a1と一致させて取付穴29aに回動軸29cを貫通して空間12a2へ矩形部29dを出して回動すると、回動軸29cは軸方向へは抜けない。溝29a1はリンク部材29の使用範囲外(図3位置SP)に設けてある。本発明ではさらに図3においてプロセスカートリッジBの正常着脱時のリンク部材29の使用時回動範囲θ1より逸脱した、リンク部材29の先端矩形部29dがリンク部材29の取付孔29aの溝29a1と位相が一致しない範囲θ2において、リンク部材外れ防止部材41を設ける。また該リンク部材外れ防止部材41はプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに挿入した際のリンク部材29の(図3位置OP)とオーバーラップする形状にする。これにより万が一、使用者がプロセスカートリッジBの取り出しの際に、誤って該リンク部材29の突出部29bを掴み持ち上げた場合でも、リンク部材29は図3におけるリンク部材29の取付孔29aの溝29a1と突起29d1との位相が一致する位置(SP)まで回動しないのでリンク部材29が抜けることがない。また、リンク部材外れ防止部材41はトナー枠体12aと一体的に形成してもよい。
【0028】{リンク部材の取付構成}次に前記リンク部材29の取付けの順序について図4乃至図14により説明する。図4は図1のY方向より見たリンク部材取付手順の第一段階であり、図5、図6はそれぞれ第二段階、第三の段階を示す。図7はリンク部材取付手順の第一段階を示す図4のX−X断面図であり、図9はリンク部材取付手順の第二段階を示す図5のX−X断面図である。図8は図7と図9との中間の段階である。図10は図6のリンク部材取付手順の第三段階を示す図6のX−X断面図である。また同様に図12は図1及び図3のU方向より見たリンク部材取付手順の第一段階であり、図13、図14はそれぞれ第二段階、第三段階を示す。これらの図4乃至図14においてはリンク部材29の一部とドラムシャッタ部材28は省略してある。図11はリンク外れ防止部材41の外れ防止作用を示す側面図である。
【0029】(第一段階)先ずリンク部材取付孔29aの溝29a1にリンク部材先端の矩形部29dを略平行に挿入する(図4、図7及び図12参照)。
【0030】(第二段階)次にリンク部材29を図5、図8、図9及び図13のように該取付孔29aを中心に矢印P方向へ回転させる(スムーズに回転させるためにリンク部材取付孔29aに嵌合ガタをある程度設け、図28の曲げ部29eの曲率半径を取付孔29aの軸嵌合部長さと比較して適度に大きくとっておく方が良い)。
【0031】(第三段階)次に該リンク部材外れ防止部材41を乗り超えるように図9に示す矢印Q方向へ図3に示すθ1の範囲までリンク部材29を回転させ、カートリッジ枠体に平行な位置まで(図13の矢印R方向)戻す(図6、図10及び図14参照)。そしてリンク部材29の反対側の先端部を取り付ける(不図示)。
【0032】また図11は本実施の形態のプロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着した際のリンク部材29の位置(図3のOP)を示す図3のX−X断面図である。該リンク部材外れ防止部材41に取付作業の第三段階の際に乗り越えやすいように角部41aはすべて円弧状の形状である。また、リンク部材29が入り込むリンク部材外れ防止部材41の内側の先端41bは内側へ向かって斜面が形成されており、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに装着した際にリンク部材29が該リンク部材外れ防止部材41の内側へ入り込む。
【0033】なお、リンク部材外れ防止部材41は強度と組み立て性を考慮し、リンク部材取付孔29aから極力遠い位置に設けたほうが良い。
【0034】{プロセスカートリッジの着脱構成}次に前記プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに対して着脱するための構成について説明する。
【0035】プロセスカートリッジBが装置本体14外にあるときドラムシャッタ部材28を支持するリンク部材29は図3の位置CLにあり、ドラムシャッタ部材28は感光体ドラム7を覆っている。
【0036】プロセスカートリッジBの着脱は図17に示すように、開閉部材15を開いて行う。カートリッジ着脱手段は、軸15a(図15参照)を中心にして開閉部材15を開くと、図18及び図19に示すように、カートリッジ装着スペースの左右両側面に前下がりであって、下方へ膨出する湾曲形状(本実施の形態では略円弧形状)に形成したガイドレール16が略対称に設けてあり、この上方にはガイド部材17が取り付けてある。更に前記ガイドレール16の入口側には第1傾斜面16aとこれに続いて前記第1傾斜面16aよりも大きな第2傾斜面16bが形成してある。
【0037】一方、ガイドレール16に対してプロセスカートリッジBの長手方向両外側面には、ガイドレール16に沿ってガイドされるガイド部が形成してある。このガイド部は、カートリッジ枠体の長手方向両外側面の略左右対称から突出するように構成したものである。図1及び図2に示すように、第1ガイド部となるボス18aと、第2ガイド部となるリブ18bで構成している(図1に示す左側のボスとリブは一体成形)。前記ボス18a部は感光体ドラム7の支持軸の延長線上に位置し、リブ18bは前記ボス18aから連続してプロセスカートリッジBの挿入方向後方にガイドレール16の形状に合わせて下方へ膨出した湾曲形状(本実施の形態では略円筒形状)に延設している。
【0038】上記構成において、プロセスカートリッジBを装着する場合には、図20から図24に示すように、ボス18a及びリブ18bをガイドレール16に沿わせてプロセスカートリッジB先端を装置本体14の光学系1の下に潜り込ませるように挿入する。ガイドレール16は略円弧形に形成してあると共に、その上方にあるガイド部材17もこれに倣った形状をしており、且つリブ18bも同様な円弧状であるために、挿入するに従ってプロセスカートリッジBは略水平になる。更にプロセスカートリッジBを押し込むと、図24に示すように、装置本体14に設けた突当部材19がクリーニング枠体13の先端の両端部付近に設けた当接面20に当接し、次にプロセスカートリッジBのボス18aがガイドレール16の終端に形成した受け凹部16cに落ち込む。これにより、感光体ドラム7の側端に固着した不図示のドラムギアが装置本体14側の駆動ギア22(図19参照)と噛合し、プロセスカートリッジBへ駆動力を伝達可能となる。
【0039】次に開閉部材15を閉じると、図24に示すように、開閉部材15に軸支されると共にねじりコイルばね23で付勢された加圧部材24がクリーニング枠体13のアーム部25に当接し、ねじりコイルばね23を捩りながら所定の圧力で加圧する。また、このとき装置本体14に設けた突当部材19とプロセスカートリッジBの当接面20が当接してプロセスカートリッジBが位置す決め装着される。
【0040】なお、プロセスカートリッジBの長手方向両側に設けたボス18aのうち、一方側のボス18a(本実施の形態では左側のボス)は中空となっており、該中空部分に感光体ドラム7を支持する導電軸18c(図1参照)が貫通している。この導電軸18cは感光体ドラム7を構成するアルミニウム製の円筒状基体の内面に導電板等を介して摺擦可能に接触しており、端部はボス18aから露出している。一方、前記導電軸18cを設けた側のボス18aがガイドされるガイドレール(本実施の形態では左側の16ドレール)16の終端に形成した受け凹部16cには導電性のアース部材30(図19参照)が取り付けてある。このアース部材30は板状部材を装置本体14の板金シャーシにねじ止め等によって取り付けてあり、一部が前記凹部16cの内部へ露出している。
【0041】従って、プロセスカートリッジBが装着されると前述したように前記ボス18aが前記凹部16cに落ち込むが、このときボス18aから露出した導電軸18cの端面が前記アース部材30と接触し、感光体ドラム7が導電軸18c、アース部材30及び板金シャーシを介してアースされる。
【0042】〔他の実施の形態〕図25は図2のK矢視図を示す。本図のように前述の実施の形態1の構成に加え、他方側(図2側)のシャッタアーム27などのドラムシャッタ28に付随する他のリンク部材でリンク部材29の回動軸方向の抑制を行う構成でも良い。本例ではシャッタアーム27は回動軌跡がリンク部材29と常にオーバーラップするようにオーバーラップ部42を設け、リンク部材29を組み込んだ後に取り付ける構成としている。このオーバーラップ部42はリンク部材29のリンク部29fとシャッターアーム27との重なりはほぼシャッタ部材28の開閉範囲にあるようにするためであって、ドラムシャッター部材28を閉じた際に、シャッターアーム27の棒状部分27aはリンク部29fに重ならないので、オーバーラップ部42を特に設ける。この構成であるとリンク部材29の図2側(プロセスカートリッジBの装着方向左側)がシャッタアーム27を外さない限り抜けないので、実施の形態1の形状をもつ図1側(プロセスカートリッジBの装着方向右側)のリンク部材29も抜けることはなく、よりリンク部材29の外れ防止の効果が高い。
【0043】また、同じく前述の実施の形態1の構成に加え、図26のようにプロセスカートリッジ枠体に回動軸方向抑制部材43を一体的に形成して、図2側(プロセスカートリッジBの装着方向の左側)リンク部材29が抜けにくくする構成でも良い。回動軸方向抑制部材43は図3のOP位置にリンク部材29があるときにリンク部29fと当接する壁部43aを有する。この場合、図3における位置OPより先の範囲θ2にリンク部材29を回動させない役目も果たす。なお、組み立てのための切り欠きを設けてある。設ける位置は図3のθ1の範囲で、位置CLと位置OPとは位相を異にする方が良い。
【0044】また、実施の形態1の構成に加え、シャッタアーム27の回動軌跡がリンク部材29と常に重なるようにオーバラップ部42を設け、且つプロセスカートリッジ枠体に回動軸方向抑制部材43を一体的に形成する構成でも良い(不図示)。
【0045】また前述したプロセスカートリッジBは単色画像を形成するためのものであったが、プロセスカートリッジは単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像或はフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適に適用することができる。
【0046】また現像方式としても、公知の2成分磁気ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可能である。
【0047】また電子写真感光体としては、前記感光体ドラムに限定されることはなく、例えば次のものが含まれる。まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OPC)等が含まれ、また前記感光体を搭載する形状としては、例えばドラム状、ベルト状等の回転体及シート状等が含まれる。なお、一般的にはドラム状またはベルト状のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体にあっては、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体を蒸着または塗工等を行ったものである。
【0048】また帯電手段の構成も、前述した実施の形態1では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正または負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然である。
【0049】なお、前記帯電手段としては前記ローラ型以外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0050】また感光体ドラムに残存するトナーのクリーニング方法としていも、前記クリーニングブレード以外にも、ファーブラシ、磁気ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0051】また前述したプロセスカートリッジとは、例えば電子写真感光体及び現像手段と、少なくともプロセス手段の1を備えたものである。従って、そのプロセスカートリッジの態様としては、前述した実施例のもの以外にも、例えば電子写真感光体及び現像手段と帯電手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体及びクリーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0052】更に前述した実施の形態では画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、ファクシミリ装置、或はワードプロセッサ等の他の画像形成装置に使用することも当然可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、■カートリッジ枠体にリンク部材外れ防止部材を設けたことにより、万が一、使用者がプロセスカートリッジの取り出しの際に、誤って該リンク部材を掴み持ち上げた場合でも、リンク部材が外れることなく、使用者を困惑させることがない。
■リンク部材外れ防止部材を設けていない他方の先端の取付孔近傍に該リンク部材の回動軸の軸方向の移動を阻止する抑制部材を設けたことにより、より確実にリンク部材外れ防止の実現が可能である。
■他のリンク部材(シャッタアーム)にその回動軌跡がリンク部材と常にオーバラップする形状を設け、リンク部材を組み込んだ後に取り付ける構成としていることにより、より確実にリンク部材外れ防止が実現できる。
■リンク部材外れ防止部材を設けていない他方の取付孔のあるカートリッジ枠体に回動軸の軸方向の移動を阻止する抑制部材を一体的に形成する構成としていることにより、より確実にリンク部材外れ防止が実現でき、特に外れ防止用の別部材を組み込むより安価ですむ。




 

 


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