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発明の名称 現像装置、この現像装置を保持するプロセスカートリッジ及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−174832
公開日 平成11年(1999)7月2日
出願番号 特願平9−362373
出願日 平成9年(1997)12月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】藤岡 徹
発明者 斉藤 雅信 / 佐藤 浩 / 清水 康史 / 小西 岳
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 現像剤を収容する現像剤容器と、前記現像剤容器の開口部に延在して回動する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の現像剤担持量を規制する担持量規制体と、前記現像剤を前記現像剤容器に封入するためのシール部材とを有する現像装置において、前記現像剤担持体と前記弾性ブレードとの間に前記シール部材を配置し、かつ、前記シール部材にて前記現像剤容器の開口部を閉鎖したことを特徴とする現像装置。
【請求項2】 シール部材に可焼性のものを用い、前記シール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したこととする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】 シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、前記カバーシート裂開用のテアテープとを備え、前記テアテープは、前記カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を前記現像剤容器の外部に露出したこととする請求項2に記載の現像装置。
【請求項4】 現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、担持量規制体の表面よりも滑り性で優っていることとする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の現像装置。
【請求項5】 請求項1に記載の現像装置を保持するプロセスカートリッジであって、画像形成装置に対して着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項6】 シール部材に可焼性のものを用い、前記シール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したこととする請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項7】 シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、前記カバーシート裂開用のテアテープとを備え、前記テアテープは、前記カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を前記現像剤容器の外部に露出したこととする請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項8】 現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、担持量規制体の表面よりも滑り性で優っていることとする請求項5乃至7のいずれか一項に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項9】 請求項1に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】 現像装置は、画像形成装置に対して着脱自在に装着されるプロセスカートリッジに保持されることとする請求項9に記載の画像形成装置。
【請求項11】 シール部材に可焼性のものを用い、前記シール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したこととする請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置。
【請求項12】 シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、前記カバーシート裂開用のテアテープとを備え、前記テアテープは、前記カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を前記現像剤容器の外部に露出したこととする請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項13】 現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、担持量規制体の表面よりも滑り性で優っていることとする請求項9乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンター等の画像形成装置の現像装置、この現像装置を保持するプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式の画像形成装置において、潜像担持体の潜像を顕像化する現像装置は、例えば図8に示すように、現像剤容器19内の現像剤たる磁性トナー14を、マグネットローラ8に設けた現像スリーブ2のような現像剤担持体にて担持し、現像剤担持体と潜像を保持した潜像担持体1との間に適当なバイアス電圧を印加しながら現像を行う構成が広く採用されている。
【0003】尚、現像剤としては磁性トナー14に限らず種々のものがあるが、本明細書では説明を簡単にするために、磁性又は非磁性の一成分トナーを現像剤として使用する場合について説明する。
【0004】このような現像装置において、現像スリーブ2上にトナー14の担持量を規制するための担持量規制体としては、同図に示すように、ブレード状のゴムや金属などからなる弾性ブレード3を現像スリーブ上に適宜ニップ圧にて押し当てて、現像スリーブ2の回転にともない磁性トナー14を現像スリーブ2上に塗布しながらトナー担持量を規制するという方式が開示されている。(例えば、特開昭54−43038号)
この弾性ブレード3は、現像スリーブ2と弾性ブレード3との間で磁性トナー14を強制的に摩擦するため、磁性トナー14に高く安定したトリボを常に与えることができ、濃度の高い画像が得られるという長所を有している。
【0005】一方、図9に示すように、現像剤として非磁性トナー23を用いる場合は、非磁性トナー23を弾性ローラ21のような現像剤担持体にて搬送する。
【0006】弾性ローラ21にトナー23層を形成するための担持量としては、同図に示すように、弾性ブレード3よりも弾性ローラ21の回転方向上流側に当接もしくは近接して設けたスポンジローラ22を回転させることによって、弾性ローラ21上に非磁性トナー23を供給する方式が開示されている。(例えば、特開昭58−116559号。)
又、これらの図中の破線Lは、トナー14又は23を現像剤容器19内に封入しておくシール部材の位置を示している。即ち現像剤容器19内のトナー14又は23は、シール部材を取り除くことにより、現像スリーブ2又は弾性ローラ21の近傍に供給される。
【0007】上述した構成をとることにより、それぞれ磁性、非磁性のトナーを用いる場合において、現像スリーブ又は弾性ローラ上のトナー薄層化が図られると共に、潜像担持体上の潜像の現像処理の効率向上が図られていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、弾性ブレード3を担持量規制体とする現像装置において、トナーが現像剤担持体上に塗布されていない場合、即ち、現像剤担持体と弾性ブレードとの間に形成されたニップ部にトナーが供給されていない初期回転においては、現像剤担持体を回転させるトルクは非常に重くなるという虞れがある。
【0009】即ち、図8、図9において、シール部材を取り除いた直後は、現像スリーブ2又は弾性スリーブ21の近傍にトナー14又は23が供給されるものの、現像スリーブ2と弾性ブレード3、又は、弾性ローラ21と弾性ブレード3は互いに密着したままなので、現像スリーブ2、弾性ローラ21の回転トルクは非常に重くなるという虞れがある。
【0010】このように、現像剤担持体と弾性ブレードとの間に形成されたニップ部にトナーが介在しない初期回転時は両者の摩擦が大きくなる虞れが生じる。
【0011】従来、この初期回転時の摩擦軽減化を図るために、潤滑剤やトナーを弾性ブレード又は現像剤担持体に直接あらかじめ塗布しておく方法が現在行われている。
【0012】しかし、あらかじめ現像剤担持体や弾性ブレードにトナーや潤滑剤を塗布する方法は、トルクの軽減化、及び、トナーや潤滑剤の周囲への飛散若しくは落下等を抑えるために、現像剤担持体や弾性ブレードへの塗布量の微調整という困難な作業が必要である。
【0013】本発明は前記問題点を解決するものであり、その目的とするところは、弾性ブレードと現像スリーブとの間にトナーや潤滑剤を塗布せずとも、初期回転のトルクを軽減できる現像装置、この現像装置を保持するプロセスカートリッジ或いは画像形競り装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願に依れば、上記目的は、現像剤を収容する現像剤容器と、前記現像剤容器の開口部に延在して回動する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の現像剤担持量を規制する担持量規制体と、前記現像剤を前記現像剤容器に封入するためのシール部材とを有する現像装置において、前記現像剤担持体と前記弾性ブレードとの間に前記シール部材を配置し、かつ、前記シール部材にて前記現像剤容器の開口部を閉鎖したという第一の発明により達成される。
【0015】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第一の発明において、シール部材に可焼性のものを用い、前記シール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したという第二の発明によっても達成される。
【0016】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第二の発明において、シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、前記カバーシート裂開用のテアテープとを備え、前記テアテープは、前記カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を前記現像剤容器の外部に露出したという第三の発明によっても達成される。
【0017】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第一の発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、担持量規制体の表面よりも滑り性で優っているという第四の発明によっても達成される、更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第一の発明に記載の現像装置を保持するプロセスカートリッジであって、画像形成装置に対して着脱自在に装着されるという第五の発明によっても達成される。
【0018】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第五の発明において、シール部材に可焼性のものを用い、前記シール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したという第六の発明によっても達成される。
【0019】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第六の発明において、シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、前記カバーシート裂開用のテアテープとを備え、前記テアテープは、前記カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を前記現像剤容器の外部に露出したという第七の発明によっても達成される。
【0020】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第五の発明乃至第七の発明のいずれかにおいて、現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、担持量規制体の表面よりも滑り性で優っているという第八の発明によっても達成される。
【0021】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第一の発明に記載の現像装置を備えるという第九の発明によっても達成される。
【0022】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第九の発明において、現像装置は、画像形成装置に対して着脱自在に装着されるプロセスカートリッジに保持されるという第十の発明によっても達成される。
【0023】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第九の発明又は第十の発明において、シール部材に可焼性のものを用い、前記シール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したという第十一の発明によっても達成される。
【0024】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第九の発明乃至第十一の発明のいずれかにおいて、シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、前記カバーシート裂開用のテアテープとを備え、前記テアテープは、前記カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を前記現像剤容器の外部に露出したという第十二の発明によっても達成される。
【0025】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第九の発明乃至第十二の発明のいずれかにおいて、現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、担持量規制体の表面よりも滑り性で優っているという第十三の発明によっても達成される。
【0026】即ち、本出願に係る第一の発明にあっては、現像剤担持体と弾性ブレードとの間にシール部材を配置し、かつ、シール部材にて現像剤容器の開口部を閉鎖したので、初期の印刷時において、シール部材を取り除くと同時に現像剤が弾性ブレードと現像剤担持体のニップ部に介在され、現像剤担持体の初期回転のトルクが軽減される。
【0027】又、本出願に係る第二の発明にあっては、シール部材に可焼性のものを用い、このシール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したので、シール部材に張力が与えられ、その結果、弾性ブレードの現像剤担持体に対する当接圧が軽減され、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクが軽減される。
【0028】更に、本出願に係る第三の発明にあっては、シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、カバーシート裂開用のテアテープとを備え、テアテープは、カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を現像剤容器の外部に露出したので、テアテープを現像剤容器の内側から先端部を持って引っ張り出すことによって、カバーシートが裂開されて、シール部材が取り除かれる。
【0029】又、本出願に係る第四の発明にあっては、現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、弾性ブレードの表面よりも滑り性で優っているので、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクが軽減される。
【0030】更に、本出願に係る第五の発明にあっては、プロセスカートリッジに保持された現像装置の現像剤担持体と弾性ブレードの間にシール部材を配置し、かつ、シール部材にて現像剤容器の開口部を閉鎖したので、シール部材を取り除くと同時に現像剤が弾性ブレードと現像剤担持体のニップ部に介在され、現像剤担持体の初期回転のトルクが軽減される。
【0031】又、本出願に係る第六の発明にあっては、プロセスカートリッジに保持された現像装置のシール部材に可焼性のものを用い、このシール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したので、シール部材に張力が与えられ、その結果、弾性ブレードの現像剤担持体に対する当接圧が軽減され、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクが軽減される。
【0032】更に、本出願に係る第七の発明にあっては、プロセスカートリッジに保持された現像装置のシール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、カバーシート裂開用のテアテープとを備え、テアテープは、カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を現像剤容器の外部に露出したので、テアテープを現像剤容器の内側から先端部を持って引っ張り出すことによって、カバーシートが裂開されて、シール部材が取り除かれる。
【0033】又、本出願に係る第八の発明にあっては、プロセスカートリッジに保持された現像装置の現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、弾性ブレードの表面よりも滑り性で優っているので、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクが軽減される。
【0034】更に、本出願に係る第九の発明にあっては、画像形成装置に備えられた現像装置の現像剤担持体と弾性ブレードとの間にシール部材を配置し、かつ、シール部材にて現像剤容器の開口部を閉鎖したので、初期の印刷時において、シール部材を取り除くと同時に現像剤が弾性ブレードと現像剤担持体のニップ部に介在され、現像剤担持体の初期回転のトルクが軽減される。
【0035】又、本出願に係る第十の発明にあっては、現像剤容器への現像剤補給等のメンテナンスが必要であるときには、新たなプロセスカートリッジと取り替えられることにより、前記メンテナンスが行われる。
【0036】更に、本出願に係る第十一の発明にあっては、画像形成装置に備えられた現像装置のシール部材に可焼性のものを用い、このシール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したので、シール部材に張力が与えられ、その結果、弾性ブレードの現像剤担持体に対する当接圧が軽減され、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクが軽減される。
【0037】又、本出願に係る第十二の発明にあっては、画像形成装置に備えられた現像装置のシール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、カバーシート裂開用のテアテープとを備え、テアテープは、カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を現像剤容器の外部に露出したので、テアテープを現像剤容器の内側から先端部を持って引っ張り出すことによって、カバーシートが裂開されて、シール部材が取り除かれる。
【0038】更に、本出願に係る第十三の発明にあっては、画像形成装置に備えられた現像装置の現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、弾性ブレードの表面よりも滑り性で優っているので、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクが軽減される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体例を図面に基いて詳細に説明する。
【0040】(第一の実施形態)先ず、図1を参照して、本発明に従って構成される現像装置及びこれを備えたプロセスカートリッジを使用した画像形成装置の第一の実施形態について説明する。
【0041】本実施形態のプロセスカートリッジ13は、例えば電子写真感光体とされるドラム状の潜像担持体、即ち感光ドラム1と、その周囲に配置された帯電装置である帯電ローラー7、現像装置15、及びクリーニング装置12などの画像形成用のプロセス手段を一体に備え、画像形成装置に対しては脱着自在に設けられる。
【0042】現像装置15は、後に図2乃至図5を用いて詳述するように、現像剤たる磁性トナー14を収容する現像剤容器18と、前記現像剤容器18の開口部に延在して回動するマグネットローラ8に固定された現像剤担持体たる現像スリーブ2と、現像スリーブ2に当接する担持量規制体たる弾性ブレード3と、磁性トナー14を現像剤容器18に封入するためのシール部材17とを備えている。
【0043】感光ドラム1は、感光ドラム1の回転に従動する帯電ローラー7によって一様に帯電され、その表面には、レーザースキャナー6から発したレーザー光4を、ミラー5を介して照射することによって、潜像がつくられる。
【0044】そして現像剤容器内18に納められている磁性トナー14は、現像スリーブ2内に固定されたマグネットローラー8と現像スリーブ2に当接している弾性ブレード3の力を受けながら、現像スリーブ2上に帯電しつつコートされ、現像スリーブ2の回転によって搬送され、感光ドラム1に近づいたとき、感光ドラム1と現像スリーブ2との間に与えられた電位差により、感光ドラム1上の潜像を現像する。
【0045】感光ドラム1上で現像された像は、転写ローラー9によって転写紙Pに転写され、一方、このとき十分に転写されずに感光ドラム1上に残った残トナー14は、クリーニング装置12によって掻き落とされて除去される。
【0046】クリーニング装置12は、感光ドラム1に接触するゴム製のクリーニングブレード11を要所に支持して構成している。
【0047】一方、転写紙P上に転写された像は、定着装置16によって転写紙Pに定着され、画像を形成する。
【0048】図2は、現像装置15である現像スリーブ2、マグネットローラー8、シール部材17、弾性ブレード3を示す断面図、図3は、シール部材17を示す外観図、図4は、シール部材17引き抜き時の外観図である。又、図5は、シール部材17を取り除いた直後の断面図である。
【0049】現像装置15において、現像スリーブ2の表面は、トナー14との摺擦確率を高くし、かつ、トナー14の搬送を良好に行うための適度な凹凸を有している。
【0050】現像スリーブ2の上方位置には、ウレタンゴム、シリコーンゴム、SUS薄板等からなる弾性ブレード3が、自由端側の先端近傍を現像スリーブ2の外周面に面接触にて当接されるよう設けられている。
【0051】本実施形態において、未印刷の初期においては、現像スリーブ2はシール部材17に当接し、一方、弾性ブレード3は折り返されたシール部材17に当接している。又、シール部材17と現像剤容器18に囲まれた空間には、磁性トナー14が密封されている。
【0052】シール部材17は、その幅方向の端部17bを現像剤容器18の開口部の縁部に溶着した可焼性のカバーシート17aと、このカバーシート17a裂開用のテアテープ17cとを備えている。
【0053】テアテープ17cは、カバーシート17aに対して現像剤容器18の内側に折り返して配置するとともに、その先端部17dを現像剤容器の外部に露出している。 そして、カバーシート17aのほぼ中心には現像スリーブ2が当接し、テアテープ17c部分のほぼ中心には弾性スリーブ3が当接する。
【0054】この構成によると、シール部材17は、カバーシート17aの端部17bで現像剤容器18を密封し、気密性を十分に保つことができ、梱包時の運搬等による振動や万一の落下に対しても、磁性トナー14が現像剤容器18の外部に漏れることはない。
【0055】又、自由端であるテアテープ17cの先端部17dを持ってテアテープ1717cを引き抜く(図4参照)ことによって、カバーシート17aが裂開され、シール部材17が取り除かれる。このとき、現像剤容器18の開口幅は、テアテープ17cの幅とほぼ同じになる。
【0056】磁性トナー14は、このテアテープ17c引き抜き作業直後から初めて現像スリーブ2へ供給される。
【0057】このようにシール部材17は、磁性トナー14が現像剤容器18から漏れるのを防止するものである。
【0058】更に、本例においては、シール部材17を取り除く以前及び直後の現像スリーブ2の回転トルクが軽滅される。
【0059】即ち、テアテープ17cを引き抜く以前は、カバーシート17aの端部が現像剤容器18の端部に溶着されているため、カバーシート17aには適当な張力が与えられており、その結果、弾性ブレード3の弾性ローラ21に対する当接圧が軽減され、シート部材17を取り除く以前のマグネットローラ8及び現像スリーブ2のトルクが軽減される。
【0060】又、カバーシート17a及びテアテープ17cは、滑り性の良い滑らかな材質からなるので、現像スリーブ2の回転時においては、回転を妨げるような摩擦が少なく、低トルクで現像スリーブ2を回すことが出来る。これは、シール部材17の材質の滑り性が弾性スリーブ3より優れているためである。
【0061】なお、シール部材17の具体的な材質は、カバーシート17a,17bにポリエチレン、テアテープ17c,17dにポリプロピレンを用い、十分な滑り性を確保している。他にポリスチレン等を用いても良い。
【0062】シール部材17を取り除いた直後には、シール部材17の厚み分だけ現像スリーブ2と弾性ブレード3とが一瞬開くことから、シール部材17近傍のトナー14が、カバーシート17aを裂開する時の一瞬に発生する隙間に侵入する。これは、シール部材17が現像スリーブ2と弾性ブレード3との間に介在されているためである。
【0063】この際に侵入した磁性トナー14は、弾性ブレード3と現像スリーブ2との間に介在して潤滑作用をもたらし、現像スリーブ2の回転トルクが軽減される。
【0064】以上説明したように、本実施形態によると、現像剤担持体と担持量規制体との間にシール部材を配置し、かつ、シール部材にて現像剤容器の開口部を閉鎖したので、初期の印刷時において、シール部材を取り除くと同時に現像剤を担持量規制体と現像剤担持体との間に形成されたニップ部に介在でき、現像剤担持体の初期回転のトルクを軽減できる。
【0065】又、シール部材に可焼性のものを用い、このシール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したので、シール部材に張力を与えることができ、その結果、弾性ブレードの現像剤担持体に対する当接圧を軽減でき、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクを軽減できる。
【0066】又、シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、カバーシート裂開用のテアテープとを備え、テアテープは、カバーシートに対して折り返して配置するとともに、該テアテープの先端部を現像剤容器の外部に露出したので、テアテープを現像剤容器の内側から先端部を持って引っ張り出すことによって、カバーシートを裂開でき、シール部材を容易に取り除くことができる。
【0067】又、現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、担持量規制体の表面よりも滑り性で優っているので、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクを軽減できる。
【0068】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の実施形態について、図6乃至図7を参照しながら説明する。
【0069】図6は、現像剤として非磁性トナー23を使用する現像装置25及びこれを備えたプロセスカートリッジ26を用いた画像形成装置を示す断面図であり、図7は、この現像装置25を示す断面図である。尚、その他の基本的な構成については、第一の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0070】これらの図において、現像装置25は、非磁性トナー23を収容した現像剤容器24と、現像剤容器24の開口部の長手方向に延在されるとともに感光ドラム1と対向設置された現像剤担持体としての弾性スリーブ21とを備え、感光ドラム1上の静電潜像を現像して可視化するようになっている。
【0071】弾性ローラ21の表面は、非磁性トナー23との摺擦確率を高くし、かつ、非磁性トナー23の搬送を良好に行うための適度な凹凸を有している。
【0072】弾性ローラ21の上方位置には、ウレタンゴム、シリコンゴム、SUS薄板等からなる担持量規制体としての弾性ブレード3が、自由端側の先端近傍を弾性ローラ21の外周面に面接触にて当接されるよう設けられている。
【0073】又スポンジローラ22は、前記弾性ブレード3の弾性ローラ21表面との当接部に対し、弾性ローラ22の回転方向上流側に当接され、かつ回転可能に支持されている。
【0074】非磁性トナー23は、スポンジローラ22が回転することにより、弾性ローラ21近傍に運ばれる。
【0075】次に、弾性ローラ21とスポンジローラ22との当接部において、スポンジローラ22上に担持されている非磁性トナー23は、弾性ローラ21と摺擦されることによって、摩擦帯電をうけ、弾性ローラ21上に付着する。
【0076】その後、弾性ローラ21の回転に伴い加圧時における弾性ブレード3の圧接下に送られ、ここで適正なトリボ(摩擦帯電量)をうけるとともに弾性ローラ21上に薄層形成された後、感光ドラム1との対向部である現像部へ搬送される。
【0077】又、非磁性トナー23は、前述した具体例と同様に、シール部材17を取り除くと同時に、シール部材17と弾性ブレード3との隙間、即ち、弾性ローラ21と弾性ブレード3との間に挟まっていたシール部材17の厚み分の隙間に侵入することができ、この際に侵入してきた非磁性トナー23は、弾性ブレード3と弾性ローラ21との間に介在して潤滑作用をもたらし、弾性ローラ21の回転トルクを軽減できる。
【0078】
【発明の効果】以上にて説明してきたように、本出願に係る第一の発明に依れば、現像剤担持体と弾性ブレードの間にシール部材を配置し、かつ、シール部材にて現像剤容器の開口部を閉鎖したので、初期の印刷時において、シール部材を取り除くと同時に現像剤を弾性ブレードと現像剤担持体のニップ部に介在でき、現像剤担持体の初期回転のトルクを軽減できる。
【0079】又、本出願に係る第にの発明に依れば、シール部材に可焼性のものを用い、このシール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したので、シール部材に張力を与えることができ、その結果、弾性ブレードの現像剤担持体に対する当接圧を軽減でき、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクを軽減できる。
【0080】更に、本出願に係る第三の発明に依れば、シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、カバーシート裂開用のテアテープとを備え、テアテープは、カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を現像剤容器の外部に露出したので、テアテープを現像剤容器の内側から先端部を持って引っ張り出すことによって、カバーシートを裂開でき、シール部材を容易に取り除くことができる。
【0081】又、本出願に係る第四の発明に依れば、現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、弾性ブレードの表面よりも滑り性で優っているので、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクを軽減できる。
【0082】更に、本出願に係る第五の発明に依れば、プロセスカートリッジに保持された現像装置の現像剤担持体と弾性ブレードの間にシール部材を配置し、かつ、シール部材にて現像剤容器の開口部を閉鎖したので、シール部材を取り除くと同時に現像剤を弾性ブレードと現像剤担持体のニップ部に介在でき、現像剤担持体の初期回転のトルクの軽減化が図られた現像装置を保持するプロセスカートリッジを提供することができる。
【0083】又、本出願に係る第六の発明に依れば、シール部材に可焼性のものを用い、このシール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したので、シール部材に張力を与えることができ、その結果、弾性ブレードの現像剤担持体に対する当接圧を軽減でき、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクの軽減化が図られた現像装置を保持するプロセスカートリッジを提供することができる。
【0084】更に、本出願に係る第七の発明に依れば、シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、カバーシート裂開用のテアテープとを備え、テアテープは、カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を現像剤容器の外部に露出したので、テアテープを現像剤容器の内側から先端部を持って引っ張り出すことによって、カバーシートを裂開でき、シール部材を取り除くことの容易化が図られた現像装置を保持するプロセスカートリッジを提供することができる。
【0085】又、本出願に係る第八の発明に依れば、現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、弾性ブレードの表面よりも滑り性で優っているので、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクを軽減できる。
【0086】更に、本出願に係る第九の発明に依れば、現像剤担持体と弾性ブレードの間にシール部材を配置し、かつ、シール部材にて現像剤容器の開口部を閉鎖したので、初期の印刷時において、シール部材を取り除くと同時に現像剤を弾性ブレードと現像剤担持体のニップ部に介在でき、現像剤担持体の初期回転のトルクの軽減化が図られた現像装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0087】又、本出願に係る第十の発明に依れば、現像剤容器への現像剤補給等のメンテナンスが必要であるときには、新たなプロセスカートリッジと取り替えられることにより、前記メンテナンスが行われるので、かかるメンテナンスの簡易化及び迅速化が図られた画像形成装置を提供することができる。
【0088】更に、本出願に係る第十一の発明に依れば、シール部材に可焼性のものを用い、このシール部材の幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したので、シール部材に張力を与えることができ、その結果、弾性ブレードの現像剤担持体に対する当接圧を軽減でき、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクの軽減化が図られた現像装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0089】又、本出願に係る第十二の発明に依れば、シール部材は、その幅方向の端部を現像剤容器の開口部の縁部に溶着したカバーシートと、カバーシート裂開用のテアテープとを備え、テアテープは、カバーシートに対して折り返して配置するとともに、前記テアテープの先端部を現像剤容器の外部に露出したので、テアテープを現像剤容器の内側から先端部を持って引っ張り出すことによって、カバーシートを裂開でき、シール部材を取り除くことの容易化が図られた現像装置を備える画像形成装置を提供することができる。
【0090】更に、本出願に係る第十三の発明に依れば、現像剤担持体に当接するシール部材の表面が、弾性ブレードの表面よりも滑り性で優っているので、シート部材を取り除く以前の現像剤担持体のトルクを軽減化が図られた現像装置を備える画像形成装置を提供することができる。




 

 


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