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発明の名称 現像装置及びプロセスカートリッジ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−174829
公開日 平成11年(1999)7月2日
出願番号 特願平9−337137
出願日 平成9年(1997)12月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山下 亮一
発明者 斉藤 雅信 / 佐藤 浩 / 清水 康史 / 小西 岳
要約 目的
従来のシール部材を廃して無駄を省き、省資源、省エネルギー等を図ることができる現像装置とプロセスカートリッジを提供すること。

構成
トナー(現像剤)14を収容する現像容器18と、該現像容器18の開口部18aに延在し回動する現像スリーブ(現像剤担持体)2と、一端を固定端3aとして現像容器18に固定され他端を自由端3bとして該現像容器18内を現像スリーブ2へと移動する弾性ブレード3を有する現像装置15において、前記弾性ブレード3で前記現像容器18の開口部18aを閉鎖してトナー14を収容し、該弾性ブレード3の自由端3bは現像容器18内の凸部を凹ませると現像スリーブ2へと移動し、該自由端3bと現像容器18内壁の間隙から現像スリーブ2近傍へとトナー14を供給するとともに、該弾性ブレード3が現像スリーブ2へ当接するよう構成する。本発明によれば、弾性ブレード3にシール部材の密封機能を兼ねさせたため、前記目的が達成される。
特許請求の範囲
【請求項1】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器に固定され他端を自由端として該現像容器内を現像剤担持体へと移動する弾性ブレードを有する現像装置において、前記弾性ブレードで前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該弾性ブレードの自由端は現像容器内の凸部を凹ませると現像剤担持体へと移動し、該自由端と現像容器内壁の間隙から現像剤担持体近傍へと現像剤を供給するとともに、該弾性ブレードが現像剤担持体へ当接することを特徴とする現像装置。
【請求項2】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器天井に固定され他端を自由端として該現像容器内を移動する扉を有する現像装置において、前記扉で前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該扉の自由端は現像容器内の凸部を凹ませると該扉と現像剤の自重で現像剤担持体へと移動し、該自由端と現像容器内壁の間隙から現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とする現像装置。
【請求項3】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、両端を現像容器に固定された弾性ブレードを有する現像装置において、前記弾性ブレードは前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該弾性ブレードを切断することによって当該弾性ブレードは前記現像剤担持体に当接して現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とする現像装置。
【請求項4】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器に固定された弾性ブレードを有する現像装置において、前記弾性ブレードはシール部材と一体成型され、これらの弾性ブレードとシール部材から成る一体成型品で前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、シール部材を切断することによって弾性ブレードが前記現像剤担持体に当接して現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とする現像装置。
【請求項5】 画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも像担持体と、帯電装置と、現像装置及びクリーニング装置を有し、前記現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器に固定され他端を自由端として該現像容器内を現像剤担持体へと移動する弾性ブレードを有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置は、前記弾性ブレードで前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該弾性ブレードの自由端は現像容器内の凸部を凹ませると現像剤担持体へと移動し、該自由端と現像容器内壁の間隙から現像剤担持体近傍へと現像剤を供給するとともに、該弾性ブレードが現像剤担持体へ当接することを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項6】 画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも像担持体と、帯電装置と、現像装置及びクリーニング装置を有し、前記現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器天井に固定され他端を自由端として該現像容器内を移動する扉を有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置は、前記扉で前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該扉の自由端は現像容器内の凸部を凹ませると該扉と現像剤の自重で現像剤担持体へと移動し、該自由端と現像容器内壁の間隙から現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項7】 画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも像担持体と、帯電装置と、現像装置及びクリーニング装置を有し、前記現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、両端を現像容器に固定された弾性ブレードを有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置は、前記弾性ブレードは前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該弾性ブレードを切断することによって当該弾性ブレードは前記現像剤担持体に当接して現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項8】 画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも像担持体と、帯電装置と、現像装置及びクリーニング装置を有し、前記現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器に固定された弾性ブレードを有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置は、前記弾性ブレードはシール部材と一体成型され、これらの弾性ブレードとシール部材から成る一体成型品で前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、シール部材を切断することによって弾性ブレードが前記現像剤担持体に当接して現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とするプロセスカートリッジ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ等の画像形成装置の現像装置及びプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式を採用する画像形成装置において、像担持体の潜像を顕像化する現像装置は、例えば図13に示すように、現像容器19内の現像剤を毛現像剤担持体である現像スリーブ2と潜像を保持した像担持体1との間に適当なバイアス電圧を印加しながら現像を行う構成が広く採用されている。
【0003】ところで、現像剤としては種々のものがあるが、ここでは説明を簡単にするために磁性又は非磁性の一成分トナーを現像剤として使用する場合について説明し、この現像剤を単にトナーと呼ぶこととする。
【0004】而して、現像装置がユーザーに渡るまでは現像容器19内の波線Lの部分をシールすることによってトナーは封鎖されて収容されており、このシールによって運搬時等のトナーの飛散を防いでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記現像容器19の開口部をシールしているシール部材は、初期の印刷時に現像スリーブ2へトナーを供給するためにユーザーによって外部から引き抜き除去される。このシール部材の引き抜き操作によって現像容器19内に収容されているトナーを現像容器19の開口部から現像スリーブ2の近傍に流出させて補給する。
【0006】尚、シール部材の開封前は、運搬等の厳しい振動条件下でもトナー漏れを防ぐ必要があるため、シール部材の周囲は現像容器19の開口部に溶着され、開口部はシール部材によって密閉されている。
【0007】ところで、近年の地球環境保護の高まりから、省資源、省エネルギー、ゴミの低減を目的として、使用済みの現像容器やこれを含むプロセスカートリッジを回収し、製品寿命の長い部品を取り出して再生及び再利用(リサイクル)するようになってきた。
【0008】しかしながら、従来の現像容器は上述したように溶着されたシール部材を引き抜いて開封してから使用されるため、シール部材は捨てられてしまい、殆ど再利用されていなかった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、従来のシール部材を廃して無駄を省き、省資源、省エネルギー等を図ることができる現像装置とプロセスカートリッジを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器に固定され他端を自由端として該現像容器内を現像剤担持体へと移動する弾性ブレードを有する現像装置において、前記弾性ブレードで前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該弾性ブレードの自由端は現像容器内の凸部を凹ませると現像剤担持体へと移動し、該自由端と現像容器内壁の間隙から現像剤担持体近傍へと現像剤を供給するとともに、該弾性ブレードが現像剤担持体へ当接することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器天井に固定され他端を自由端として該現像容器内を移動する扉を有する現像装置において、前記扉で前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該扉の自由端は現像容器内の凸部を凹ませると該扉と現像剤の自重で現像剤担持体へと移動し、該自由端と現像容器内壁の間隙から現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、両端を現像容器に固定された弾性ブレードを有する現像装置において、前記弾性ブレードは前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該弾性ブレードを切断することによって当該弾性ブレードは前記現像剤担持体に当接して現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器に固定された弾性ブレードを有する現像装置において、前記弾性ブレードはシール部材と一体成型され、これらの弾性ブレードとシール部材から成る一体成型品で前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、シール部材を切断することによって弾性ブレードが前記現像剤担持体に当接して現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも像担持体と、帯電装置と、現像装置及びクリーニング装置を有し、前記現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器に固定され他端を自由端として該現像容器内を現像剤担持体へと移動する弾性ブレードを有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置は、前記弾性ブレードで前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該弾性ブレードの自由端は現像容器内の凸部を凹ませると現像剤担持体へと移動し、該自由端と現像容器内壁の間隙から現像剤担持体近傍へと現像剤を供給するとともに、該弾性ブレードが現像剤担持体へ当接することを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも像担持体と、帯電装置と、現像装置及びクリーニング装置を有し、前記現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器天井に固定され他端を自由端として該現像容器内を移動する扉を有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置は、前記扉で前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該扉の自由端は現像容器内の凸部を凹ませると該扉と現像剤の自重で現像剤担持体へと移動し、該自由端と現像容器内壁の間隙から現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも像担持体と、帯電装置と、現像装置及びクリーニング装置を有し、前記現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、両端を現像容器に固定された弾性ブレードを有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置は、前記弾性ブレードは前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、該弾性ブレードを切断することによって当該弾性ブレードは前記現像剤担持体に当接して現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明は、画像形成装置本体に対して着脱可能であって、少なくとも像担持体と、帯電装置と、現像装置及びクリーニング装置を有し、前記現像装置は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に延在し回動する現像剤担持体と、一端を固定端として現像容器に固定された弾性ブレードを有するプロセスカートリッジにおいて、前記現像装置は、前記弾性ブレードはシール部材と一体成型され、これらの弾性ブレードとシール部材から成る一体成型品で前記現像容器の開口部を閉鎖して現像剤を収容し、シール部材を切断することによって弾性ブレードが前記現像剤担持体に当接して現像剤担持体近傍へと現像剤を供給することを特徴とする。
【0018】従って、本発明によれば、弾性ブレードにシール部材の密封機能を兼ねさせ或は現像容器内に自重で開く扉を設けることによりシール部材を廃し、無駄を省いて省資源、省エネルギー等を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0020】<実施の形態1>先ず、図5に基づいて本発明に係るプロセスカートリッジ13の概略構成について説明する。
【0021】プロセスカートリッジ13は、像担持体であるドラム状の感光ドラム1と、その周囲に配置された帯電装置である帯電ローラ7、現像装置15、クリーニング装置12等の画像形成用のプロセス手段を一体化して構成され、このプロセスカートリッジ13は画像形成装置本体に対して着脱可能に装填される。
【0022】而して、画像形成プロセスにおいては、感光ドラム1の回転に従動する帯電ローラ7によって感光ドラム1は一様に帯電され、レーザー光4によって感光ドラム1が露光されることによって該感光ドラム1上に潜像が形成される。
【0023】一方、現像装置15の現像容器18内に収容されているトナー14は、現像スリーブ2内に固定されたマグネットローラ8と現像スリーブ2に当接している弾性ブレード3の力を受けながら現像スリーブ2上に帯電しながらコートされ、現像スリーブ2の回転によって搬送され、感光ドラム1に近づいたときに感光ドラム1と現像スリーブ2間に与えられた電位差によって感光ドラム1上の潜像を現像してこれをトナー像として顕像化する。
【0024】感光ドラム1上で現像されたトナー像は、転写ローラ9によって転写紙Pに転写される。尚、このとき十分に転写されないで感光ドラム1上に残った残トナー14は、感光ドラム1に接触するゴムブレードから成るクリーニングブレード11によって掻き落とされ、感光ドラム1からトナー14が除去される。
【0025】一方、転写紙P上に転写されたトナー像は定着装置16によって転写紙Pに定着され、これによって所望の画像が形成される。
【0026】次に、前記現像装置15の詳細を図1乃至図4に基づいて説明する。尚、図1は未印刷時の現像装置15の断面図、図2は開封板17の斜視図、図3は開封板17を回したときの現像装置15の破断して示す斜視図、図4は印刷時の現像装置の断面図である。
【0027】現像装置15において、現像スリーブ2の表面は、トナー14の摺擦確率を高め、且つ、トナー14の搬送を良好に行うために適度な凹凸を有している。そして、現像スリーブ2の上方位置には、ウレタンゴム、シリコンゴム、SUS薄板等から成る弾性ブレード3が設けられており、その自由端側の先端近傍は現像スリーブ2の外周面に面接触にて当接されている。
【0028】而して、未印刷の初期においては、弾性ブレード3はその一端を固定端3aとして現像容器18に固定され、他端を自由端3bとして開封板17に止められている。弾性ブレード3は、固定端3aから自由端3bまでの全体で現像容器開口部18aを閉鎖してトナー14を収容している。このように、弾性ブレード3は現像容器18の開口部18aを覆うことによって現像容器18を密封し、気密性を十分に保つことができる。このため、梱包時の運搬等による振動や万一の落下に対してもトナー14が現像容器18の外部に漏れることがない。又、未開封時の現像スリーブ2の回転時において弾性ブレード3は現像スリーブ2と接触していないため、回転を防げるような弾性ブレード3の摩擦はなく、低トルクで現像スリーブ2を回すことができる。
【0029】図2に示すように、開封板17は長手方向17a,17aが円柱形状で現像容器18の両側面に17a,17a位置で貫通しており、この開封板17は回転可能である。レバー17bは側面から現像容器18の外部に露出しており、凸部17cは現像容器18内部の床18bに位置し、図1に示す開封前の状態において、弾性ブレード3の自由端3bと重なっている。即ち、開封板17の凸部17cによって弾性ブレード3の自由端3bは現像スリーブ2方向への弾性力による動きを阻止されている。
【0030】図3に示すように、開封板17のレバー17bは現像容器18の外部に露出しており、ユーザーはこれを回すことができる。尚、図3はこのレバー17bをユーザーが持って回転させている様子を示している。
【0031】ユーザーがレバー17bを回転させると、凸部17cが現像容器18の段差部18cに格納されるため、凸部17cが凹むこととなる。すると、弾性ブレード3の自由端3bは現像スリーブ2の方向に自らの弾性力で移動し始める。このレバー17bが回転した後、弾性ブレード3の自由端3bと現像容器18の段差部18cの間隙が徐々に広がり、この間隙からトナー14が現像スリーブ2へ初めて提供される。そして、弾性ブレード3は、図4に示すように、現像スリーブ2上に当接する。
【0032】図4は画像印刷中の現像装置15の断面図であり、図4に示すトナー14aは、図3に示すレバー17bが回転した後に現像スリーブ2の近傍に供給されたものである。現像スリーブ2上に移動した後に当接した弾性ブレード3は、現像スリーブ2上に搬送されるトナー14aのコート量の規制及び当接圧により摩擦帯電付与を行うことができる。
【0033】以上のように、本実施の形態1によれば、弾性ブレード3は印刷前に現像容器18内にトナー14を密封して従来のシール部材の密封機能も果たすため、開封後に捨てられていたシール部材が不要となり、無駄が省かれて省資源、省エネルギー等が実現される。
【0034】又、再生時には再び現像容器18の開口部の位置に弾性ブレード3を戻し、開封板17を逆回転させて止めることによって弾性ブレード3でトナー14を再密封することもでき、しかも、再び印刷時にトナー14を現像スリーブ2上に規制することができる。
【0035】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形態2を図6及び図7に基づいて説明する。尚、図6及び図7は本発明の実施の形態に係る現像装置25の断面図であり、図6は扉10が現像容器24の開口部24aを閉鎖してトナー14を収容している状態を示し、図7は扉10が開いて現像スリーブ2の近傍にトナー14が供給された状態を示している。
【0036】現像装置25において、現像スリーブ2の上方位置には、ウレタンゴム、シリコンゴム、SUS薄板等から成る弾性ブレード21が設けられており、その自由端側の先端近傍が現像スリーブ2の外周面に面接触にて当接されている。
【0037】本実施の形態2においては、未印刷の初期において扉10は一端を固定端10aとして現像容器24内面の天井に設けられた支点24dを中心として回転可能に連結されている。又、扉10の他端は自由端10bとして開封板17に止められている。扉10は、固定端10aから自由端10bまでの全体で、現像容器24の開口部24aを覆うことによって現像容器24を密封し、気密性を十分に保つことができる。このため、梱包時の運搬等による振動や万一の落下に対してもトナー14が現像容器24の外部に漏れることがない。
【0038】開封板17の凸部17cは、実施の形態1と同様に、現像容器24内部の床24bに位置し、図6に示す開封前の状態においては扉10の自由端10bと重なっている。即ち、開封板17の凸部17cによって扉10の自由端10bは現像スリーブ2方向へ自重で移動する動きが阻止されている。
【0039】而して、実施の形態1と同様に、開封板17のレバー17bは現像装置25の外部に露出しており、ユーザーがこれを回すことができる。ユーザーがレバー17bを回転させると、凸部17cが現像容器24の段差部24cに格納され、凸部17cが凹む。すると、扉10の自由端10bは、自重と密封されたトナー14の重みで現像スリーブ2の方向に自らの弾性力で移動し始める。このレバー17bの回転後、扉10の自由端10bと現像容器24の段差部24cの間隙が徐々に広がり、この間隙からトナー14が現像スリーブ2へ初めて提供される。
【0040】図7は画像印刷中の現像装置断面図であり、図7に示すトナー14aはレバー17bの回転後に現像スリーブ2の近傍に供給されたものである。
【0041】以上のように、本実施の形態2において、扉10は印刷前に現像容器24内にトナー14を密封して従来のシール部材の密封機能を果たすため、開封後に捨てられていたシール部材が不要となり、無駄が省かれて省資源、省エネルギー等が実現される。
【0042】又、再生時には現像容器24の開口部24aの位置に扉10を再び戻し、開封板17を逆回転させて止めることによって扉10でトナー14を再密封することもできる。
【0043】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形態3を図8及び図9に基づいて説明する。尚、図8は本発明の実施の形態3に係る現像装置27の断面図であり、図8は弾性ブレード22が現像容器26の開口部26aを閉鎖してトナー14を収容している状態を示し、図9は弾性ブレード22が切断されて開いて現像スリーブ2の近傍にトナー14が供給された状態を示している。
【0044】現像装置27において、現像スリーブ2の上方位置には、ウレタンゴム、シリコンゴム、SUS薄板等から成る弾性ブレード22が設けられており、糸31を引いた後、その自由端側の先端近傍が現像スリーブ2の外周面に面接触にて当接されている。
【0045】本実施の形態3においては、未印刷の初期において弾性ブレード22は両端を固定端22a,22aとして現像容器26に固定されている。弾性ブレード22のほぼ中央付近には薄肉部22bに糸31が1周巻き付けられている。弾性ブレード22の厚みは1.0mmであるが、薄肉部22bの厚みは0.2mmであり、1周巻いた糸31を引き抜くことによって十分に切断可能である。弾性ブレード22は全体で現像容器26の開口部26aを閉鎖してトナー14を収容している。このように弾性ブレード22は現像容器26の開口部26aを覆うことによって現像容器26を密封し、気密性を十分に保つことができる。このため、梱包時の運搬等による振動や万一の落下に対してもトナー14が現像容器26の外部に漏れることがない。
【0046】而して、本実施の形態3では、糸31の一端は現像容器26の外部に露出しているため、ユーザーがこれを引き抜くことができる。ユーザーが糸31を引き抜くと、弾性ブレード22が薄肉部22bで切断され、弾性ブレード22は自重と密閉されたトナー14の重みで半分は現像スリーブ2の方向に移動し始め、残りの半分は現像容器26の床26bに移動し始める。糸31を引き抜いた後、弾性ブレード22の切断面の間隙が徐々に広がり、この間隙からトナー14が現像スリーブ2に初めて供給される。
【0047】図9は画像印刷中の現像装置27の断面図であり、図9に示すトナー14aは糸31を引き抜いた後に現像スリーブ2の近傍に供給されたものである。現像スリーブ2上に移動後に当接した弾性ブレード21は、現像スリーブ2上に搬送されるトナー14aのコート量の規制及び当接圧により摩擦帯電付与を行うことができる。
【0048】以上のように、本実施の形態3において、弾性ブレード22は印刷前に現像容器26内にトナーを密封して従来のシール部材の密封機能を果たすため、開封後に捨てられていたシール部材が不要となり、無駄が省かれて省資源、省エネルギー等が実現される。しかも、弾性ブレード22は印刷時にトナー14を現像スリーブ2上に規制することができる。
【0049】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形態4を図10乃至図12に基づいて説明する。尚、10は一体成型された弾性ブレードシール30が現像容器28の開口部28aを閉じてトナー14を収容している状態を示す現像装置29の断面図、図11はシール部30bを引き抜くときの状態を示す現像装置29の破断斜視図、図12は弾性ブレードシール30が切断されて開いて現像スリーブ2の近傍にトナー14が供給された状態を示す現像装置29の断面図である。
【0050】現像装置29において、現像スリーブ2の上方位置には、ウレタンゴム、シリコンゴム等から成る弾性ブレードシール30が設けられており、シール部30bに巻き付けた糸31を引いた後、弾性ブレードシール30の弾性ブレード部30cは自由端側の先端近傍が現像スリーブ2の外周面に面接触にて当接される。尚、シール部30bはポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルムで構成され、弾性ブレード部30cとシール30bは一体成型されて弾性ブレードシール30を構成している。
【0051】本実施の形態4においては、未印刷の初期において弾性ブレードシール30は一端を固定端30aとして現像容器28に固定されている。シール部30bは現像容器28のフェルト部28bに挟まれて現像容器28の外部にシール端30dを露出している。そして、弾性ブレードシール30のほぼ中央付近において、シール部30bの端部に糸31が1周巻き付けられている。弾性ブレードシール30の弾性ブレード部30cの厚みは1.0mmであるが、シール部30bの厚みは0.2mmであり、1周巻いた糸31を引き抜くことによって十分に切断可能である。
【0052】弾性ブレードシール30は全体で現像容器28の開口部28aを閉鎖してトナー14を収容しており、シール部30bの周りは溶着されている。このように弾性ブレードシール30は現像容器28の開口部28aを覆うことで現像容器28を密封し、気密性を十分に保つことができる。このため、梱包時の運搬等による振動や万一の落下に対してもトナー14が現像容器28の外部に漏れることがない。
【0053】而して、実施の形態4において、図11に示すように、糸31の一端は現像容器28の外部に露出しているためにユーザーこれをが引き抜くことができる。又、弾性ブレードシール30のシール部30bの周囲は溶着されている。ユーザーが糸31を引き抜くと、弾性ブレードシール30のシール部30bの端部で切断され、弾性ブレード部30cは自重と密閉されたトナー14の重みで半分は現像スリーブ2の方向に移動し始める。そして、図11に示すように、現像容器28内に残ったシール部30bの端部30dをユーザーが持ってこれを現像容器28の外部に矢印方向に引き抜くと、トナー4は現像スリーブ2に初めて供給される。
【0054】図12は画像印刷中の現像装置29の断面図であり、図12に示すトナー14aは糸31引き抜いた後に現像スリーブ2の近傍に供給されたものである。現像スリーブ2上に移動した後に当接した弾性ブレード部30cは、現像スリーブ2上に搬送されるトナー14aのコート量の規制及び当接圧により摩擦帯電付与を行うことができる。
【0055】以上のように、本実施の形態4においては、弾性ブレードシール30は印刷前に現像容器28内にトナー14を密封することができ、しかも、印刷時にトナー14を現像スリーブ2上に規制することができる。又、弾性ブレード部30cとシール30bを一体成型することによって部品数を減らしても、従来の機能を十分に果たすことができ、しかも、シール部材として捨てる面積を半分程度に減らすことができる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明によれば、弾性ブレードにシール部材の密封機能を兼ねさせ或は現像容器内に自重で開く扉を設けることにより従来のシール部材を廃し、無駄を省いて省資源、省エネルギー等を実現することができるという効果が得られる。




 

 


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