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発明の名称 ファインダー表示装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−174530
公開日 平成11年(1999)7月2日
出願番号 特願平9−354128
出願日 平成9年(1997)12月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 幸雄
発明者 小山 剛史
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 光源手段からの光で照明したマスクの像を光学系を利用してファインダー系内に導光して1次結像面に結像させ、このとき該1次結像面に結像した該マスクの像の光軸と直交する方向の位置を該ファインダー系の振動に基づいて変位するようにし、該マスクの像とファインダー像とを接眼レンズで同一視野で観察するファインダー表示装置であって、該光学系はマスクからの光束を集光する集光レンズ、該集光レンズからの光束を反射させる第1反射面、該第1反射面からの光束を反射させるとともに振動に基づいて反射面の傾きが変位する振動部、そして該振動部からの反射光を該1次結像面方向に反射させる第3反射面とを用いて光路を略180度折り曲げていることを特徴とするファインダー表示装置。
【請求項2】 光源手段からの光で照明したマスクの像を光学系を利用してファインダー系内に導光して1次結像面に結像させ、このとき該1次結像面に結像した該マスクの像の光軸と直交する方向の位置を該ファインダー系の振動に基づいて変位するようにし、該マスクの像とファインダー像とを接眼レンズで同一視野で観察するファインダー表示装置であって、該光学系はプリズム体と振動部とを有しており、該プリズム体は該マスクからの光束が入射する正の屈折力の入射面、該入射面からの光束を反射させる第1反射面、該第1反射面からの光束を透過させる透過面、該透過面から透過した光束のうち、該振動部の反射面で反射して該透過面を再度透過してくる光束を該1次結像面方向に反射させる第3反射面とを有しており、該プリズム体と該振動部とを用いて光路を略180度折り曲げており、該振動部の反射面は該装置の振動に基づいて回動していることを特徴とするファインダー表示装置。
【請求項3】 前記振動部はファインダー系の振動を検出する振動ジャイロを有していることを特徴とする請求項1又は2のファインダー表示装置。
【請求項4】 前記第1反射面と第3反射面とのなす角度をθ、前記振動部の反射面の最大回動角を±δとするとき2°+2×δ≦θ°≦10°−2×δ°なる条件を満足することを特徴とする請求項2のファインダー表示装置。
【請求項5】 前記第1反射面と第3反射面は全反射を利用していることを特徴とする請求項2又は4のファインダー表示装置。
【請求項6】 前記振動部はその反射面が前記1次結像面上のマスクの像の振動による変位量と前記ファインダー系によるファインダー像の振動による光軸と直交する方向の変位量とが略等しくなるようにしていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載のファインダー表示装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファインダー表示装置に関し、例えばフィルムカメラやビデオカメラ等光学装置に装置した外部式のファインダー系のファインダー視野内において該装置、即ちファインダー系が振動したときの振動の防止効果を観察者に視認させるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学装置のファインダー視野内には種々な情報が表示されている。このうち、ファインダー視野内の表示状態を種々と変えることの出来るものも数多く提案されている。この表示状態可変のファインダー表示装置としてパッシブ表示方式としては液晶表示方式がある。又、アクティブ表示方式としてはLED等の発光素子を用いて指標(ファインダー情報)を照明する方式があり、例えば一眼レフカメラの合焦点の表示切り換え等に用いられている。
【0003】又、アクティブ表示方式を用いて振動等によりカメラ、即ちファインダー系が振れたときの画像振れの状態をファインダー視野内で観察者に認知させるべく表示を行なったファインダー表示装置を、本出願人が、例えば特公平7-38065 号公報で提案している。
【0004】これらのアクティブ方式のファインダー表示装置はいずれも光源からの光で指標を照明し、該指標をファインダー視野内にファインダー像と重ね合わせて(スーパーインポーズして)表示し、双方を観察している。
【0005】先の特公平7-38065 号公報ではファインダー視野内にカメラの振動状態を認知させる際に、振動板を利用してカメラの実際の振動よりも大きく振動情報を表示させている。
【0006】同公報のファインダー表示装置は外部式のファインダー用のカメラにおいて、アクティブ表示方式で振れに関連ある表示を行なうものとしては初期のものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ファインダー視野内でカメラ等の防振性能が確認することができれば、撮影上便利である。本出願人が先に特公平7-38065 号公報で提案したファインダー表示装置は防振性能を確認するものではなかった。
【0008】本発明はファインダー視野内にカメラ等の光学機器の振動に基づくマスクの像を振動に伴って反射面が回動する振動部と適切に設定した光学系とを利用することにより、装置全体の簡素化を図りつつ表示し、防振の効果を確認することができる。特に、外部式のファインダー系に好適なファインダー表示装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明のファインダー表示装置は(1−1)光源手段からの光で照明したマスクの像を光学系を利用してファインダー系内に導光して1次結像面に結像させ、このとき該1次結像面に結像した該マスクの像の光軸と直交する方向の位置を該ファインダー系の振動に基づいて変位するようにし、該マスクの像とファインダー像とを接眼レンズで同一視野で観察するファインダー表示装置であって、該光学系はマスクからの光束を集光する集光レンズ、該集光レンズからの光束を反射させる第1反射面、該第1反射面からの光束を反射させるとともに振動に基づいて反射面の傾きが変位する振動部、そして該振動部からの反射光を該1次結像面方向に反射させる第3反射面とを用いて光路を略180度折り曲げていることを特徴としている。
【0010】(1−2)光源手段からの光で照明したマスクの像を光学系を利用してファインダー系内に導光して1次結像面に結像させ、このとき該1次結像面に結像した該マスクの像の光軸と直交する方向の位置を該ファインダー系の振動に基づいて変位するようにし、該マスクの像とファインダー像とを接眼レンズで同一視野で観察するファインダー表示装置であって、該光学系はプリズム体と振動部とを有しており、該プリズム体は該マスクからの光束が入射する正の屈折力の入射面、該入射面からの光束を反射させる第1反射面、該第1反射面からの光束を透過させる透過面、該透過面から透過した光束のうち、該振動部の反射面で反射して該透過面を再度透過してくる光束を該1次結像面方向に反射させる第3反射面とを有しており、該プリズム体と該振動部とを用いて光路を略180度折り曲げており、該振動部の反射面は該装置の振動に基づいて回動していることを特徴としている。
【0011】特に構成(1−1)又は(1−2)において(1−2−1)前記振動部はファインダー系の振動を検出する振動ジャイロを有していること。
【0012】(1−2−2)前記第1反射面と第3反射面とのなす角度をθ、前記振動部の反射面の最大回動角を±δとするとき2°+2×δ≦θ°≦10°−2δ°なる条件を満足すること。
【0013】(1−2−3)前記第1反射面と第3反射面は全反射を利用していること。
【0014】(1−2−4)前記振動部はその反射面が前記1次結像面上のマスクの像の振動による変位量と前記ファインダー系によるファインダー像の振動による光軸と直交する方向の変位量とが略等しくなるようにしていること等を特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部概略図である。
【0016】同図は本発明のファインダー表示装置を装着するカメラ等の光学機器が振動し、撮影画像が振動したとき、それに基づいて振動するファインダー系によるファインダー像に振れの状態に基づいて変位するマークをスーパーインポーズして表示する場合を示している。
【0017】図中、1は光源手段であり、例えばLED(発光ダイオード)から成っている。2はマスク(指標)であり、AF(自動焦点検出)用の視野マーク等の各種のマークを表しており、光源手段1の近傍に配置している。3は絞りマスクであり、光束を通過させる為の開口部を有している。10はプリズム体である。7は第2反射面としての振動部であり、ファインダー系の振動に伴ってその反射面が振動している。11は接眼レンズである。
【0018】プリズム体10は正の屈折力を有する光束の入射面4、入射面4からの光束を反射させる第1反射面5、第1反射面5からの光束を射出させる透過平面6、透過平面6から射出した光束が透過平面6近傍に設けた第2反射面7で反射して該透過平面6を再度透過してプリズム体10に再入射してきた光束を反射させる第3反射面8、そして第3反射面8からの光束を射出させる射出面9とを有している。
【0019】第2反射面7は、点aを支点として外部からの振動に基づいて縮小振動する振動板から成り、光束の反射を制御する光束制御手段を構成している(以下、第2反射面7を振動板7とも言う)。Iは1次結像面であり、そこにマスク2の像が形成されている。また、1次結像面Iには、ファインダー系(不図示)によるファインダー像が光路中に設けたハーフミラー等を利用して結像している。
【0020】11は接眼レンズであり、これによって1次結像面Iに形成されたファインダー系によるファインダー像とマスク2の像を観察している。
【0021】図1において光源手段1からの光束でマスク2を照明し、マスク2からの光束は絞りマスク3の開口部を通過してプリズム体10の入射面4に入射する。入射面4から入射した光束は第1反射面5で反射し、透過平面6を通過して第2反射面7で反射し、透過平面6を再度透過して、第3反射面8で反射した後に射出面9より射出する。
【0022】射出面9からの射出光束と入射面4に入射する入射光束は振動板7が定常状態(不振動状態)にあるときは略平行で逆方向となっている。射出面9より射出した光束は1次結像面Iにマスク2の像を形成している。そして、1次結像面Iに形成したマスク2の像とファインダー像とを接眼レンズ11を介して観察している。
【0023】このとき、1次結像面Iに形成されるマスク2の像の光軸と直交する方向の位置は振動板7の傾き、即ちファインダー系の振動状態によって変移してくる。
【0024】観察者は1次結像面Iに形成されるマスク2の像とファインダー像の変位状態を観察することにより、光学系の振動状態を認知している。
【0025】プリズム体10の第1反射面5と第3反射面8は無振動状態のときの振動板(第2反射面)7の垂直方向に対して各々48.2度と41.8度をなし、その和が90度となっている。
【0026】第1反射面5と第3反射面8のなす角度θは6.4度であるが、本実施形態では振動板7の最大変位角(±δ)としたとき2°+2×δ≦θ°≦10°−2×δ°とするのが良い。
【0027】本実施形態ではδ=1°としている。
【0028】この条件式の下限値を超えるとプリズム体10の段差部bでの光束の分離(振動板7の反射前後の光束同士の分離)が難しくなってくる。又、上限値を超えると通常の屈折率のプリズム体10の第3反射面8での全反射条件が全光束にわたって満足するのが難しくなってくる。
【0029】図2は図1の光束制御手段としての振動板7がファインダー系の振動に基づいて支点aを中心に矢印方向に1度傾いたときの光路図である。
【0030】同図では、1次結像面Iに形成されるマスク2の像が接眼レンズ11の光軸Lからはずれており、振動板7の回動により1次結像面I上を走査している様子を示している。
【0031】振動板7の回動によって1次結像面I上を走査するマスク2の像は、光源手段1を適切なるタイミングで点灯及び消灯することにより、所定の範囲内の任意の位置に表示するようにしている。
【0032】図3は本実施形態の振動板(振動片)7を振動させる振動ジャイロの要部概略図である。
【0033】23はカメラ等の振れを検出するジャイロである。振動ジャイロ23は不図示の地板にネジ等で固定するための固定部23a、振動片7の先端付近を鏡面仕上げにした反射部23b、振動片7の根元付近に貼り付けられコリオリカを検出するための圧電素子23c、振動片7の両面に貼り付けられたマグネット23d、マグネット23dの近傍位置で不図示の地板に固定されるコイル23e、振動片7の振動位置を検出するフォトリフレクター等の位置センサ23fで構成されている。振動状態に基づいて得られる圧電素子23cからの信号に基づいてコイル23eに所定の電流を流すとマグネット23dが貼り付いている振動片7は所定の周波数でカメラの上下方向に振動する。
【0034】この振動片7でマスク2を介した光束を反射させて、振動による画像振れと同じ量だけ1次結像面I上でマスク2の像が振動するようにしている。これによって、振動防止効果がファインダー視野内で観察できるようにしている。
【0035】本実施形態においては、この振動ジャイロ23を用いてカメラ等の振れの状態を検知し、かつ、その振れ情報に基づいて適切なタイミングで光源手段1を点灯及び消灯させている。そしてマスク2の像をファインダー視野内に、例えば図示せぬハーフミラー等を用いてファインダー光路中に導くことによりマスク2の像をファインダー像にスーパーインポーズ表示させている。
【0036】このとき被写体の振れる量とマスク2の像を略同じ量動かすことにより、振れ防止効果を外部ファインダーにおいても認知させている。一般に振動ジャイロ23の一部を反射による振動板(光束制御部材)として使うと、大きな角度変化は得られない。この為、制御部材7から1次結像面Iまでの距離をある程度長くとらざるを得ない。これに対して本実施形態では、適切なる形状のプリズム体10を用いることにより、光学系全体を光路を折りたたむことにより、光学系全体を薄くしてコンパクトに構成している。
【0037】図4は本発明の実施形態2の要部概略図である。
【0038】本実施形態は図1の実施形態1に比べてプリズム体10の代わりに正レンズ4’、2つの反射鏡5’、8’と用いている点が異なっており、その他の構成は同じである。本実施形態では振動板7と反射面5’、8’との距離をやや離して光束を分離している。
【0039】同図において、光源手段1からの光束でマスク2を照明し、マスク2からの光束は絞りマスク3の開口部を通過して、正レンズ4’に入射する。正レンズ4’で集光された光束は順に反射鏡5’、振動板7、反射鏡8’で反射して1次結像面I’にマスク2の像を形成している。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば以上のようにファインダー視野内にカメラ等の光学機器の振動に基づくマスクの像を振動に伴って反射面が回動する振動部と適切に設定した光学系とを利用することにより、装置全体の簡素化を図りつつ表示し、防振の効果を確認することができる。特に、外部式のファインダー系に好適なファインダー表示装置を達成することができる。




 

 


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