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発明の名称 像振れ補正装置、像振れ補正機能付きレンズ装置、及び、像振れ補正機能付きカメラ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−174512
公開日 平成11年(1999)7月2日
出願番号 特願平9−363329
出願日 平成9年(1997)12月16日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】中村 稔
発明者 為国 靖宏
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 像振れを補正する為の補正手段と、該補正手段を所定の位置にロックするロック手段と、前記補正手段をロックする状態とロック解除する状態にする為に前記ロック手段を駆動する第1の駆動手段とを有し、前記第1の駆動手段は該第1の駆動手段以外の第2の駆動手段と同一の電源により作動する像振れ補正装置において、前記第1の駆動手段によって前記ロック手段が駆動されている最中に、前記第2の駆動手段の駆動要求が発生した場合は、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を一旦停止し、前記第2の駆動手段の駆動要求が終了した時点で、前記第1の駆動手段による前記ロック手段の動作を再開させる動作制御手段を有したことを特徴とする像振れ補正装置。
【請求項2】 前記第1の駆動手段はモータであることを特徴とする請求項1記載の像振れ補正装置。
【請求項3】 像振れを補正する為の補正手段と、該補正手段を所定の位置にロックするロック手段と、前記補正手段をロックする状態とロック解除する状態にする為に前記ロック手段を駆動する第1の駆動手段と、該第1の駆動手段以外の第2の駆動手段とを有する像振れ補正機能付きレンズ装置において、前記第1の駆動手段によって前記ロック手段が駆動されている最中に、前記第2の駆動手段の駆動要求が発生した場合は、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を一旦停止し、前記第2の駆動手段の駆動要求が終了した時点で、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を再開させる動作制御手段を有したことを特徴とする像振れ補正機能付きレンズ装置。
【請求項4】 前記第2の駆動手段は、露出を所定の量に制御する為の絞り駆動手段であることを特徴とする請求項3記載の像振れ補正機能付きレンズ装置。
【請求項5】 前記第1の駆動手段はモータであることを特徴とする請求項3記載の像振れ補正機能付きレンズ装置。
【請求項6】 像振れを補正する為の補正手段と、該補正手段を所定の位置にロックするロック手段と、前記補正手段をロックする状態とロック解除する状態にする為に前記ロック手段を駆動する第1の駆動手段と、該第1の駆動手段以外の第2の駆動手段とを有する像振れ補正機能付きカメラにおいて、前記第1の駆動手段によって前記ロック手段が駆動されている最中に、前記第2の駆動手段の駆動要求が発生した場合は、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を一旦停止し、前記第2の駆動手段の駆動要求が終了した時点で、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を再開させる動作制御手段を有したことを特徴とする像振れ補正機能付きカメラ。
【請求項7】 前記第2の駆動手段は、露出を所定の量に制御する為の絞り駆動手段であることを特徴とする請求項6記載の像振れ補正機能付きカメラ。
【請求項8】 前記第1の駆動手段はモータであることを特徴とする請求項6記載の像振れ補正機能付きカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像振れを補正する像振れ補正装置、像振れ補正機能付きレンズ装置、及び、像振れ補正機能付きカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラ等の像振れ補正装置のロック機構としては、例えば特開平9−33975号にその内容が開示されている。
【0003】図6に従来の像振れ補正装置の斜視図の一例を示す。図6において、地板71は不図示の鏡筒に固定され、該地板71に磁性体である第2ヨーク72がネジ止めされる。また、第2ヨーク72には永久磁石73が磁気的に吸着されている。シフトレンズ74が固定された支持枠75にはコイル76P,76Y(シフト用コイル)が接着され、またIRED等の投光素子77P,77Yも支持枠75の背面に接着され、スリット75P,75Yを通してその射出光が基板715に実装されているPSD等の位置検出素子78P,78Yに入射する。また、第1のヨーク712と基板715の間には絶縁シート714が配置される。
【0004】シフト用コイル76P(又は76Y)に通電すると、シフトレンズ74がピッチ(またはヨー)方向に駆動される。駆動されたシフトレンズ74の位置は位置検出素子78P,78Yにより検出され、不図示の振れ検出センサの出力に基づいてその位置制御、つまり補正動作が為される。
【0005】また、ロックリング719にはロック用コイル720が接着されている。又地板71及びロックヨーク727にはロック用マグネット718が取り付けられ、閉磁路が形成されている。
【0006】次に、図7を用いてロック機構について説明する。
【0007】図7は組立後の状態を、図6の背面から見た平面図であり、同図において、ロックリング719の外径切欠部719c(3カ所)を地板71の内径突起71j(3ケ所)に合わせて、該ロックリング719を地板71に押し込み、その後ロックリング719を時計方向に回して抜け止めを行う公知のバヨネット結合により、該ロックリング719は地板71に取り付いている。従って、ロックリング719は地板71に対し、光軸まわりに回転可能である。
【0008】ロックリング719のフック719eと地板71のフック71m間にはロックバネ728が掛けられており、ロックリング719を時計まわりに付勢している。吸着ヨーク729には吸着コイル730が差し込まれ、地板71の孔729aによりネジ結合される。
【0009】図8(a),(b)は、前記ロックリング719と支持枠75の動作の関係を示す平面図である。
【0010】図8(a)は、支持枠75の凸部75f(3か所)がロックリング719の内径に当接している為に、支持枠75(シフトレンズ74)はロックされた状態を示しており、この状態からコイル720に通電すると、ロックリング719に反時計まわりのトルクが発生するよう、該コイル720の巻き方向が設定されている為、ロックリング719はロックバネ728のバネ力に逆らって反時計方向に回転する。尚、ロックリング719は、コイル720に通電前はロックバネ728の力によりロックゴム726に当接して安定している。
【0011】ロックリング719が所定量反時計まわりに回転すると、アマーチュア724が吸着ヨーク729に当接してアマーチュアバネ723を縮め、吸着ヨーク729とアマーチュア724の位置関係をイコライズしてロックリング719の回転を止める。これにより図8(b)の様に、支持枠75の凸部75fがロックリング719の内径に設けられた凹部719f(3か所)に対向した位置に来る為、支持枠75(シフトレンズ74)は光軸と垂直な平面内において、振れ補正駆動に従って自在に動く事が可能な状態(ロック解除状態)となる。
【0012】又コイル720に通電すると同時に吸着マグネット730にも通電する。その為、吸着ヨーク729にアマーチュア724が当接し、イコライズされた時点でアマーチュア724は吸着ヨーク729に吸着される。
【0013】次に、コイル720への通電を止めると、ロックリング719はロックバネ728の力で時計まわりに回転しようとするが、アマーチュア724が吸着ヨーク729に吸着されている為にその回転は規制され、ロックが解除されたままとなる。
【0014】一方、吸着コイル730への通電を止めると、吸着ヨーク729によるアマーチュア724の吸着力がなくなり、ロックリング719はロックバネにより時計回りに回転され、再びロック状態となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来例の構成においては、補正系(支持枠75,シフトレンズ74)のロック,ロック解除機構が複雑であり、部品点数が多く、また組み立て工程数が多いため、コストが高くなるといった問題点を有している。
【0016】この問題点に鑑み、モータ等を用いたロック機構を構成することが考えられるが、消費電流の関係上、絞り等の他のアクチュエータと同時駆動が為されると電源電圧が低下し、システムにリセットがかかったり、保護回路が働きシステムを動作不能状態にしてしまうという弊害が予測される。
【0017】(発明の目的)本発明の目的は、低コストのロック手段を実現するとともに、ロック手段を駆動する為の第1の駆動手段とその他の駆動を行う第2の駆動手段との同時駆動による誤動作を防止することのできる像振れ補正装置、像振れ補正機能付きレンズ装置、及び、像振れ補正機能付きカメラを提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1及び2記載の本発明は、像振れを補正する為の補正手段と、該補正手段を所定の位置にロックするロック手段と、前記補正手段をロックする状態とロック解除する状態にする為に前記ロック手段を駆動する第1の駆動手段とを有し、前記第1の駆動手段は該第1の駆動手段以外の第2の駆動手段と同一の電源により作動する像振れ補正装置において、前記第1の駆動手段によって前記ロック手段が駆動されている最中に、前記第2の駆動手段の駆動要求が発生した場合は、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を一旦停止し、前記第2の駆動手段の駆動要求が終了した時点で、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を再開させる動作制御手段を有した像振れ補正装置とするものである。
【0019】同じく上記第目的を達成するために、請求項3〜5記載の本発明は、像振れを補正する為の補正手段と、該補正手段を所定の位置にロックするロック手段と、前記補正手段をロックする状態とロック解除する状態にする為に前記ロック手段を駆動する第1の駆動手段と、該第1の駆動手段以外の第2の駆動手段とを有する像振れ補正機能付きレンズ装置において、前記第1の駆動手段によって前記ロック手段が駆動されている最中に、前記第2の駆動手段の駆動要求が発生した場合は、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を一旦停止し、前記第2の駆動手段の駆動要求が終了した時点で、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を再開させる動作制御手段を有した像振れ補正機能付きレンズ装置とするものである。
【0020】同じく上記目的を達成するために、請求項6〜8記載の本発明は、像振れを補正する為の補正手段と、該補正手段を所定の位置にロックするロック手段と、前記補正手段をロックする状態とロック解除する状態にする為に前記ロック手段を駆動する第1の駆動手段と、該第1の駆動手段以外の第2の駆動手段とを有する像振れ補正機能付きカメラにおいて、前記第1の駆動手段によって前記ロック手段が駆動されている最中に、前記第2の駆動手段の駆動要求が発生した場合は、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を一旦停止し、前記第2の駆動手段の駆動要求が終了した時点で、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を再開させる動作制御手段を有した像振れ補正機能付きカメラとするものである。
【0021】上記構成においては、第1の駆動手段と第2の駆動手段が同時に駆動されると、電源が急激な低下を招き、各種手段の正常な動作を損なう恐れがあり、又、この様な場合は第2の駆動手段の駆動を優先させる事が、像振れ補正機能を備えた装置の本来の機能を損なう事がない(カメラであれば、撮影動作はそのまま継続させる事が出来る)ことから、第1の駆動手段によってロック手段が駆動されている最中に、第2の駆動手段の駆動要求が発生した場合は、第1の駆動手段によるロック手段の駆動を一旦停止し、前記第2の駆動手段の駆動要求が終了した時点で、前記第1の駆動手段によるロック手段の駆動を再開させるようにしている。
【0022】また、第1の駆動手段をモータとし、ロック手段の部品点数の低減化、組立て作業性の向上を図るようにしている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の実施の一形態に係る像振れ補正装置を備えたカメラの概略構成を示すブロック図である。
【0025】図1において、1はカメラ本体、2は交換可能なレンズであり、これらは不図示のマウント構造によって接続される。
【0026】カメラCPU3は、カメラ本体1のシーケンス処理と、カメラ通信部4を通してレンズ2への命令を送信するとともに、レンズ2とのデータの送受信制御処理を行う。
【0027】カメラ本体1のシーケンス処理としては、レンズ2内の光学系を通って入射する光の量を測定する測光部11、被写体までの距離を測定する為の測距部10、フィルムを適当な時間露光するためのシャッタ制御部9、フィルムの巻上げ及び巻戻しを行う為の給送部8、絞りを設定された状態まで絞り込みを行わせる為の操作スイッチである絞込みスイッチ12、メインスイッチ24、レリーズボタン25等の、制御及び状態検知がある。
【0028】カメラCPU3は、撮影者の操作に応じて上記処理を行うとともに、オートフォーカス、絞り動作を行う為に、フォーカス駆動命令、絞り駆動命令等をカメラ通信部4を通してレンズ2側に送信する。また、必要に応じてカメラCPU3はカメラ通信部4を通してレンズ2が保有するレンズに関するデータを入手したり、或いはレンズの現在の状態(例えば、ズームの位置、オートフォーカスモードかマニュアルモードか等)を知る為に、これらデータのレンズ2側への送信要求を行う。これらの通信は、接点13−1,13−2,13−3を通して行われる。
【0029】また、カメラ本体1には電源として電池7が搭載されており、該電池7から電源は制御系電源生成部6に電源供給が為され(VBAT)、該制御系電源生成部6にてカメラの電気回路を動作させる為の電圧(VDD)が生成される。そして、この制御系電源生成部6で生成された電圧は、レンズ2側の各種の回路動作用として、例えば接点13−4,13−5を通してレンズ2側にも供給される。また、電池7の電圧(VBAT)は、接点13−6,13−7を通して、主にモ−タ系の駆動電源用としてレンズ2側に供給される。
【0030】前記電池7の電圧状態は、電源電圧検出部5にて複数段のうちのどの電圧レベルにあるかの判定が行われ、その判定結果がカメラCPU3に送られる。尚、電源電圧検出部5は電池7の電圧をカメラCPU3のA/D変換ポートに出力(場合によっては分圧して入力しても良い。)のみで、A/D変換されたディジタルデータよりカメラCPU3が前記電池7の電圧状態を判定するような構成であっても良い。
【0031】レンズ2内には、レンズCPU14が備わっており、該レンズ2内の主な処理を行う。具体的には、レンズCPU14は、レンズ通信部15を通してカメラ本体1からレンズに対する各種命令やデータを受信することにより、その命令に応じた処理を行う。例えば、フォーカス駆動命令を受信した場合は、フォーカスモータ駆動部17を制御し、フォーカスモータ20を駆動せしめることにより撮影レンズ22を移動し、焦点合わせを行う。絞り駆動命令を受信した場合は、レンズCPU14が絞り駆動部18を制御し、絞り駆動モータ19を駆動せしめることにより、絞り21を所定量動作させる。
【0032】また、レンズCPU14は、レンズの状態、例えばフォーカスのオート/マニュアル切換えスイッチ23がオートになっているかマニュアルになっているか、絞りが開放になっているか否かといった情報をカメラの要求に応じてカメラ本体1側に送信する。さらに、カメラ本体1からの要求により、CPU14内部、あるいは不図示のCPU外部のデータ記憶手段に記憶してあるレンズに関する各種データをカメラ1側に送信する。
【0033】防振スイッチ(以下、IS_SWとも記す)32は、像振れ補正システムを動作させるか否かを切り換える為のスイッチであり、カメラのメインスイッチ24がONされ、レリーズボタン25の第1段までの押し込みが為される(SW1=ON)た状態時に、このIS_SW32がONしたことを検知すると、レンズCPU14は、ロック駆動部24を制御してステッピングモータ等のロック用アクチュエータ27を駆動させ、ロック機構28を解除し、シフトレンズ31(補正光学系)のロックを解除する。また、振れ検出部30が動作し、振動ジャイロ等で構成される振れセンサが振れを検出し、振れ信号がレンズCPU14に取り込まれる。又レンズCPU14はシフトレンズ31の位置を検出する位置検出部29の信号も取り込む。
【0034】そして、レンズCPU14は、前記振れ検出部30と前記位置検出部29からの信号ん基づいて補正系駆動部16を制御し、シフトレンズ31をヨー方向に駆動するヨー駆動アクチュエータ25と、ピッチ方向に駆動するピッチ駆動アクチュエータ26を駆動することにより、像振れ補正動作を行う。
【0035】図2は、補正系及びロック系の詳細を示す斜視図である。
【0036】図2において、201は補正レンズ202を保持するレンズ保持枠であり、スラスト方向規制部材としてピン203を、ローリング方向規制部材としてローリング止め204を、それぞれ用いており、光軸に直交する平面内において矢印P(ピッチ),Y(ヨー)の何れの方向にも動作可能となっている。
【0037】これ以降説明する機構は、P,Y方向とも同様な構成の為、P方向のみについて説明する。
【0038】まず、レンズ保持枠201の駆動力発生機構について簡単に説明すると、レンズ保持枠201にはヨーク205Pと永久磁石206Pで構成される磁気回路が固定されており、地板207にはコイル208Pが取り付けられている。従って、コイル208Pに通電することにより、レンズ保持枠201はピッチ方向に駆動されることになる。
【0039】次に、レンズ保持枠201の変位検出機構について簡単に説明すると、レンズ保持枠201にはターゲット209Pが設けられており、前記ターゲットと対向したシフト基板210上にはフォトリフレクタ(PR)211Pが設備されている。該フォトリフレクタ211Pから投射された近赤外光は、ターゲット209P上に描かれている任意のパターン上に投射される。このターゲット209Pのパターンは、光の入射位置により反射率が異なるように描かれているので、その反射光量に応じた信号を出力することにより、レンズ保持枠201の変位を検出することができる。ここで、フォトリフレクタ211Pの出力を増幅器で増幅し、駆動回路を通してコイル208Pに入力すると、レンズ保持枠201が駆動されてフォトリフレクタ211Pの出力が変化する。これは閉じた系を形成する事になり、フォトリフレクタ211Pの出力がゼロになる点(中立点)で安定する。この様な系に振れ量に値する振れセンサ(不図示)の出力が加算されると、レンズ保持枠201は振れ量を中立点として極めて精度よく追従していき、像振れを補正するように補正レンズ202が駆動される。
【0040】ここで、そのロック機構について簡単に説明する。
【0041】地板207にはロック駆動用のステッピングモータ212が取り付けられており、このステッピングモータ212によりロックリング213をロック方向に駆動させる。これにより、レンズ保持枠201に設けられた凸部214がロックリングに設けられた凹部215以外の部位に嵌合する。これにより、レンズ保持枠201にピッチ,ヨー方向の動きを規制し、ロック状態となる。ロックを解除する際は、ロックとは逆の方向にロックリング213を駆動すれば良い。これにより、レンズ保持枠201に設けられた凸部214がロックリング213に設けられた凹部215の対向位置に移動し、ロック時の状態が解かれるので、補正レンズ202は光軸と直交する面内を自在に駆動可能なロック解除(アンロック)状態となる。
【0042】上記の動作を実現する為のカメラCPU3の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0043】まず、ステップ#501においては、カメラのメインスイッチ24がONになっているか否かを判別し、OFFならばONするまで待機する。その後、メインスイッチ24がONしたことを判別するとステップ#502に進み、通信によりレンズCPU14に対してレンズの状態を示すデータの送信を要求し、レンズCPU14からのデータを受信することにより、レンズのオート/マニュアル切り換え用のスイッチ23等の状態を確認する。
【0044】次のステップ#503においては、カメラの絞込みスイッチ12がONされたか否かを判別し、OFFであればステップ#507へ進む。また、ONになっていればステップ#504へ進み、レンズCPU14へ絞り駆動命令を送信する。次のステップ#505においては、前記絞込みスイッチ12がOFFされたか否かを判別し、OFFされていなければこのステップで留まり、その後ONされることによりステップ#506へ進み、絞り開放駆動命令を送信し、ステップ#507へ進む。
【0045】ステップ#507においては、レリーズボタンの第1段までの押圧操作によりスイッチSW1がONしたか否かを判別し、OFFであればステップ#501へ戻るが、ONされていた場合はステップ#508へ進み、測光部11を駆動して測光情報を得る。次にステップ#509において、測距部10を駆動して測距情報を得る。続くステップ#510においては、上記の測距結果に応じたフォーカス駆動命令をレンズCPU14へ送信する。そして、次のステップ#511において、レリーズボタンの第2段目までの押圧操作が為されてスイッチSW2がONしているかの判別を行う。この結果、ONされていなければステップ#512へ進み、ここではスイッチSW1の状態を調べ、OFFであればステツプ#501へ戻り、ONであればスイッチSW2の状態を判別するステップ#511へ戻る。
【0046】ステップ#511において、スイッチSW2がONしたことを判別するとステップ#513へ進み、レンズCPU14へ絞り駆動命令を送信する。そして、次のステップ#514において、シャッタ制御部9を駆動して不図示のシャッタの開閉制御を行い、露光動作を行う。そして、次のステップ#515において、レンズCPU14へ絞り開放命令を送信し、ステップ#516において、給送部8を駆動してフィルムの1駒給送を行う。次のステップ#517においては、フィルム残数をチェックし、未だフィルムが残っていればステップ#501に戻り、次の撮影に備える。一方、フィルムが残っていなければステップ#518へ進み、給送部8を介してフィルムの巻戻しを行う。
【0047】次に、図4のフローチャートを用いて、レンズCPU14側の動作について説明する。
【0048】まず、ステップ#601においては、各種のフラグ等の初期設定を行う。そして、次のステップ#602において、カメラのメインスイッチがONしているか否かを判別し、ONしていればステップ#603へ進み、ここではスイッチSW1がONしているか否かを判別する。該スイッチSW1がONならばステップ#604へ進み、ここではIS_SW32の状態を調べる。この結果、該IS_SW32がONしていればステップ#605へ進み、前述した様にして、補正系のロック解除を行い、像振れ補正動作を可能な状態にする。
【0049】また、上記ステップ#602にてメインスイッチ24がOFFであった場合や、上記ステップ#603にてスイッチSW1がOFFであった場合や、上記ステップ#604にてIS_SW32がOFFであった場合には、何れもステップ#606へ進み、補正系のロックが完了しているかを判別する。もしロックが完了していればステップ#609へ進み、補正系をロックする為のロック用アクチュエータの駆動を停止する。一方、ロックが完了していなければステップ#607へ進み、補正系のロック停止フラグがセットされているか否かを判別し、該フラグがセットされていれば前述したステップ#609へ進み、該フラグがセットされていなければステップ#608へ進む。そして、このステップ#608においては、補正系をロックする為にロック用アクチュエータを駆動する。
【0050】上記処理によれば、カメラのメインスイッチ24やSW1、IS_SW32の全てがONのときは補正系のロックを解除し、何れかのスイッチがOFFの時は補正系にロックをするように動作することになる。
【0051】なお、上記処理中に、通信割り込み、像振れ補正制御割り込みが受け付けられるよう構成されている。像振れ補正制御割り込みを受け付けた場合は、公知の像振れ補正処理を行う。通信割り込みの処理については、図5のフローチャートを用いて以下に説明する。また、像振れ補正制御割り込みを受け付けた場合は、公知の像振れ補正処理を行う。
【0052】図5のフローチャートにより、通信割り込み時の処理について説明する。
【0053】まず、ステップ#701においては、カメラCPU3から送信されてくる命令が絞り駆動命令であるか否かの判別を行い、そうであればステップ#702へ進み、補正系のロック用アクチュエータをロック駆動中か否かを判別する。ロック駆動中であればステップ#703へ進み、ロック駆動中でなければステップ#705へ進む。ステップ#703においては、補正系のロック用アクチュエータの駆動を停止させる為のロック停止フラグをセットし、次のステップ#704において、補正系のロック用アクチュエータの駆動を一旦停止する。そして、ステップ#705へ進み、絞りの絞り込み駆動を行いステップ#701へ戻る。
【0054】また、上記ステップ#701にて絞り駆動命令でないと判別した場合にはステップ#706へ進み、ここでは絞り開放駆動命令か否かの判別を行う。そして、絞り開放駆動命令であればステップ#707へ進み、絞りを開放駆動する。続くステップ#708においては、絞りの通電を終了し、次のステップ#709において、補正系のロック用アクチュエータの駆動を停止させる為のロック停止フラグをクリアし、ステップ#701へ戻る。
【0055】また、上記ステップ#706にて絞り開放駆動命令でないと判別した場合にはステップ#710へ進み、ここではフォーカス駆動命令か否かの判別を行う。そして、フォーカス駆動命令であればステップ#711へ進み、フォーカスレンズを駆動し、ステップ#701へ戻る。
【0056】また、上記ステップ#710にて絞り開放駆動命令でないと判別した場合にはステップ#712へ進み、その他の命令の処理を行い、次のステップ#713において、その他の命令を実行してステップ#710へ戻る。
【0057】以上の処理によると、カメラの絞込みスイッチ12がONすると、カメラCPU3からレンズCPU14に対して絞り駆動要求が為され、レンズCPU14は補正系のロック用アクチュエータを駆動中であれば、一旦補正系のロック用アクチュエータの駆動を停止し、絞りの駆動を行う。
【0058】また、カメラの絞込みスイッチ12がOFFになると、カメラCPU3から絞り開放駆動要求が為され、レンズCPU14は絞りを開放駆動後、絞りへの通電を停止し、補正系のロック用アクチュエータの一旦停止を解除する為にロック停止フラグをクリアする。
【0059】補正系のロック駆動を一旦停止後、ロックフラグ停止フラグがクリアされると、再び補正系のロック動作を再開し、ロックが完了した時点でロック用アクチュエータの通電を停止することになる。
【0060】上記処理は、例えばIS_SW32のON状態で、スイッチSW1がONされ、像振れ補正操作が行われている状態から、前記スイッチSW1がOFFされ、補正系のロック動作中に絞込みスイッチ12がONされる場合等に発生する。
【0061】以上の実施の形態によれば、補正系のロック用アクチュエータの駆動中に、絞込み駆動要求が発生した場合は、補正系のロック用アクチュエータの駆動を一旦停止し、絞込み駆動終了後、補正系のロック用アクチュエータの駆動を再開するように構成している為、補正系のロック用アクチュエータとして消費電力が高くとも、低価格のアクチュエータの使用することができる。また、絞込み駆動を優先させるので、撮影動作にタイムラグを生じる事はない。
【0062】また、補正系のロック手段をステッピングモータにより構成している為、補正系のロック機構が簡易となり、組立工数も減少する為に低価格のロック機構が実現出来る。
【0063】(変形例)上記実施の形態では、補正系のロック用アクチュエータとして、ステッピングモータを例にしているが、DCモータを使用しても良い。
【0064】また、上記実施の形態では、ロック動作駆動中に絞り駆動要求が発生した場合の例を説明してきたが、フォーカスモータ駆動、或いはオートズームの駆動等の要求であっても同様に処理されるものである。
【0065】また、本発明は、補正系として、光軸に垂直な面内で光学部材を動かすシスト光学系を想定しているが、可変頂角プリズム等の光束変更部や、光軸に垂直な画面内で撮影面を動かすもの、更には画像処理により振れを補正するもの等、振れが防止できるものであればどのようなものであっても良い。
【0066】また、本発明は、一眼レフカメラのレンズ側に適用した例を述べているが、一体型のカメラやカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置、又はこれらを構成する要素に対しても適用できるものである。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、低コストのロック手段を実現するとともに、ロック手段を駆動する為の第1の駆動手段とその他の駆動を行う第2の駆動手段との同時駆動による誤動作を防止することができる像振れ補正装置、像振れ補正機能付きレンズ装置、及び、像振れ補正機能付きカメラを提供できるものである。




 

 


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