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発明の名称 帯電部材及び電子写真装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−167245
公開日 平成11年(1999)6月22日
出願番号 特願平9−334011
出願日 平成9年(1997)12月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山下 穣平
発明者 長田 弘行 / 小山 浩 / 高森 俊夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 最外層が、少なくとも炭素原子及び窒素原子を含有する主鎖からなる高分子化合物を含有する帯電部材であって、該高分子化合物が、撥水性を有する基を有することを特徴とする帯電部材。
【請求項2】 撥水性を有する基が、シリコン原子及びフッ素原子の少なくとも一方を有する請求項1記載の帯電部材。
【請求項3】 高分子化合物に対するシリコン原子及びフッ素原子の少なくとも一方の含有量が、0.01〜10重量%である請求項1または2記載の帯電部材。
【請求項4】 帯電部材のマイクロ硬度が90度以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の帯電部材。
【請求項5】 電子写真感光体、潜像形成手段、形成した潜像を現像する手段及び現像した像を転写材に転写する手段を有する電子写真装置において、該潜像形成手段として該感光体を帯電するのに請求項1乃至4のいずれかに記載の帯電部材を有することを特徴とする電子写真装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電部材及びそれを有する電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機及び静電記録装置等の電子写真装置のプロセスは、被帯電体を均一に帯電する工程を有している。その帯電処理方法として、一般的にはコロナ帯電法が用いられているが、コロナ帯電法はオゾン等の生成物の発生が多く、その対処のための付加手段や機構を必要とし、そのため装置が大型化及び高コスト化し易い問題点を有している。
【0003】そこで最近では、コロナ帯電法に代わる新しい帯電法として、接触帯電法の検討が行われ、一部において実用化されている。
【0004】接触帯電法は電圧を印加した帯電部材を被帯電体に所定の押圧力で当接させて被帯電体を帯電させるものである。オゾンの発生がコロナ帯電法に比べて大幅に減少することから、コロナ帯電法では不可欠な付加手段や機構が不要であるといった長所がある。印加電圧には、直流電圧と直流電圧を帯電部材に印加したときの帯電開始電圧の2倍程度のピーク間電圧を有する交流電圧との重畳電圧を用いる場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の帯電部材には次のような問題点がある。
【0006】帯電部材の表層の主要構成材料は、結着材料と導電性付与剤である。結着材料としては、経済性及び汎用性の面から、ポリウレタン及びポリアミド等の樹脂が広く用いられている。
【0007】しかし、これら材料は、吸水性が大きく、使用環境によって電気特性が異なるため、帯電の環境安定性の面で十分とはいえない。
【0008】加えて、以下に述べるような問題点も有している。
【0009】例えば、ローラー状の接触帯電部材を電子写真装置に用いると、耐久が進むにつれて、トナー及び紙粉等が帯電部材面や被帯電体面に付着し、汚損に起因する帯電不良や画像欠陥を起こすことがある。
【0010】この汚損現象は、帯電部材表層の表面エネルギーが高く(水に対する接触角が小さく)、帯電部材の表面硬度が高い場合に起こり易く、特に直流電圧に交流電圧を併用して接触帯電を実行させる電子写真装置や高速タイプの電子写真装置においては顕著に現れることが多い。
【0011】この理由としては、印加電圧に交流電圧を併用したときはその印加交流電圧により帯電部材に振動が発生して帯電部材と被帯電体との接触部分に該振動による脈動的な圧力が作用するので、それが被帯電体面側から帯電部材面へのトナー等の汚損物質の転移・付着や被帯電体面に対するトナー等の汚損物質の融着を助長するものと思われる。また、高速タイプの電子写真装置においては、帯電部材に印加した交流電圧の周波数ピッチに対応する帯電ムラの発生を防止するために印加交流電圧の周波数を高める必要があり、そのために帯電部材と被帯電体との接触部分に生じる上記の振動による脈動的圧力の作用回数が増加することにより、被帯電体面側から帯電部材面へのトナー等の汚損物質の転移・付着や被帯電体面に対するトナー等の強固な付着を更に助長するものと思われる。
【0012】また、直流電圧のみを印加して接触帯電を実行させる場合には、交流電圧を印加して接触帯電を行う場合に比べて帯電部材の振動がないために被帯電体面に対するトナー等の融着等に起因する帯電不良による画像不良は軽減されるが、その分帯電能が劣るために帯電部材の表面の汚れによる画像不良が発生し易い。
【0013】更に、直流電圧のみを印加する場合、帯電部材に印加するバイアスの極性とトナーの電荷の極性が反対の場合には帯電部材にトナー等が付着し易いために画像不良が更に発生し易くなる。
【0014】なお、被帯電体面に対するトナー等の融着については、接触式の帯電部材特有の現象であるが、非接触式の帯電部材においても、特に交流電圧を印加して帯電処理する系では、電気的引力によりトナー及び紙粉等が帯電部材面に付着し易いため接触式の帯電部材と同様な問題が発生する。
【0015】従って、上述の問題を解決するには、低吸水性、低表面エネルギーで、しかも低硬度の材料を表層に用いる必要がある。
【0016】低硬度な材料については、前述のポリアミド及びウレタン等多数挙げられるが低吸水性及び低表面エネルギー化を図るのが困難である。
【0017】一方、低吸水性及び低表面エネルギーを有する材料については、フッ素樹脂及びシリコーン樹脂等が挙げられるが、低硬度化の達成が困難である。
【0018】改良策として、低高度な材料と、低吸湿性及び低表面エネルギーを有する材料とをブレンドする方法(コールドブレンドやホットブレンド)が考えられるが、ほぼ等量近く混合しなければ両方の特性が発現しない上に、所要な特性を得るのが難しい、また材料選定に制約がある(相溶性等)等の欠点がある。
【0019】本発明の目的は、環境安定性に優れ、かつ帯電部材のトナー汚染や被帯電体面のトナー融着等に起因する画像不良が生じない、帯電部材及びそれを有する電子写真装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、最外層が、少なくとも炭素原子及び窒素原子を含有する主鎖からなる高分子化合物を含有する帯電部材であって、該高分子化合物が、撥水性を有する基を有することを特徴とする帯電部材である。
【0021】また、本発明は、上記帯電部材を有する電子写真装置である。
【0022】主鎖に炭素原子及び窒素原子を有する高分子化合物に撥水性を有する基を導入した材料を最外層に用いることにより、低吸水性、低表面エネルギー及び低硬度を達成でき、前述の環境安定性に優れ、かつ帯電部材のトナー汚染や被帯電体面のトナー融着等に起因する画像不良が生じない、帯電部材及びそれを有する電子写真装置が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】上記主鎖に炭素原子及び窒素原子を有する高分子化合物としては、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂及びポリアミド樹脂等が挙げられる。
【0024】上記撥水性を有する基としては、−F、−CH2 F、−CHF2 、−CF3 、−CH2 CF3 及び−OCF3 等のフッ素原子を含有する基や、[(CH32SiO]n 、[(C252 SiO]n 、[(C652 SiO]n 、[(CH2 =CH)2 SiO]n 、[(CH3 )(C65 )SiO]n 、[(CH3 )(CH2 =CH)SiO]n 及び[(C65 )(CH2 =CH)SiO]n 等のシリコン原子を含有する化合物や、[(CF3 CH2 CH22 SiO]n 等のフッ素原子及びシリコン原子の両方を含有する化合物等が挙げられる。
【0025】特に、ポリウレタン樹脂の場合は、ポリオールとイソシアネートの反応により得ることができ、ポリオールとイソシアネートの種類や配合比を適宜選定することで、他樹脂と比較し化学的や物理的特性が大きく異なる材料を比較的容易に調製することが可能であるといった特長を有するので好ましい。このとき、ポリオール及びイソシアネートの少なくとも一方に、シリコン原子及びフッ素原子等を含有する撥水性基を導入したものを使用することで本発明で用いる高分子化合物を得ることができる。
【0026】一般に、イソシアネートとしては、従来から用いられているものを使用でき、例えばTDI、MDI、NDI、TODI、HDI、IPDI、XDI及びLDI等が挙げられる。また、上述のように、これらにシリコン原子及びフッ素原子等を含有する撥水性基を導入したものが使用できる。
【0027】また、ポリオールについても従来から用いられているものを使用でき、例えばポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)及びポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)等が挙げられる。また、上述のように、これらにシリコン原子及びフッ素原子等を含有する撥水性基を導入したものが使用できる。
【0028】なお、上記のイソシアネート及びポリオールは、それぞれ単独または2種以上組み合わせて使用してもよい。
【0029】本発明に用いる高分子化合物においては、シリコン原子及びフッ素原子等を含有する基が表面に配向する傾向があるので、低吸水性及び低表面エネルギー等を効良く発現させることができるのに加え、小量添加で済むため、ウレタンの機械的な強度等の特性を損なうことがない。
【0030】また、本発明の高分子化合物のシリコン原子及びフッ素原子の少なくとも一方の含有量は0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。0.01重量%未満であると効果が不十分であり、10重量%を超えると、変性基の特性が強くなり、高分子化合物が有する特性の発現が不十分となる。例えば、上述のポリウレタン樹脂の場合、0.01重量%未満では、環境安定性の不良及びトナー汚染等の問題、10重量%を超えると、硬度上昇による被帯電体(感光体)へのトナー融着等の問題が発生し易くなる。
【0031】フッ素原子及びシリコン原子の少なくとも一方の導入量については、組成分析を行い、高分子化合物の繰り返し構造の1単位当たりに占める原子数を求めることで定量が可能である。
【0032】本発明の帯電部材の表面のマイクロゴム硬度計硬度は90度以下、好ましくは85度以下である。90度を超えると、帯電特性はよいものの、被帯電体へのトナー等の融着が起こり易く、これが原因で画像不良となる場合がある。そのため、最外層に含有させる上記ポリウレタン樹脂も比較的硬度の低いものを使用する必要がある。表面硬度は高分子計器社製のマイクロゴム硬度計で測定した値である。
【0033】最外層に用いるこれら高分子化合物には、導電性付与剤、潤滑剤、硬化剤や、その他の添加剤を添加してもよい。導電性付与剤の一例としては、カーボンブラック及びグラファイトや、酸化チタン、酸化スズ及び酸化亜鉛等の金属酸化物や、金、銀、銅及びニッケル等の金属粉等が挙げられ、これらを単独または2種以上組み合わせて使用してもよい。
【0034】最外層の形成方法としては、上述の高分子化合物を塗料化して、浸漬塗工及びロールコート等のコーティング、あるいは、例えば金型や押し出し成形等の適当な手段によって、チューブ用に成形したものを被覆してもよい。このとき、チューブが熱収縮性を有する場合には支持体より内径を大きくしておいて、チューブ内に支持体を挿入後、加熱収縮することによって被覆できる。熱収縮性を有しない場合にはチューブ内径を支持体よりも小さくして、エア等の適当な手段で膨らませた後嵌合させてもよい。
【0035】本発明においては、必要に応じて導電性弾性層を設けてもよい。
【0036】導電性弾性層には、例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM)、ニトリルゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリルゴム(ACM)、シリコーンゴム及びフッ素ゴム等のゴム材料や、例えばポリスチレン、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリエステル及びポリアミド系等の熱可塑性エラストマー等のいずれも用いることができる。
【0037】なお、弾性層には、ソリッド及びスポンジいずれも用いることができるが、帯電音低減等の観点からはスポンジが好ましい。
【0038】本発明の帯電部材を有する電子写真装置の一例の概略構成図を図1に示す。
【0039】1は被帯電体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。1aは該感光ドラム1のアルミニウム等の導電性ドラム支持体、1bはそのドラム支持体1aの外周面に形成した感光層である。
【0040】2は接触帯電部材であり、本例は感光ドラム1面にドラム母線方向に略平行にして所定の押圧力で当接させて配設したローラー体(以下、帯電ローラーと記す)で、感光ドラム1の回転に従動回転する。
【0041】本例の帯電ローラー2は、図2に示すように、導電性芯金2aと、該芯金に同心一体に金型成形等でローラー状に成形した導電性ゴム等の弾性層2bと、更に、その外周に形成した最外層2dとからなる複合層構造のものである。更に、必要に応じて弾性層2bと最外層2dの間に中間層2cを設けることができる。本例の帯電ローラー2は被帯電体である感光ドラム1の面に接する材料層である最外層2dに上述の高分子化合物を用いている。
【0042】3は帯電ローラー2に対する電圧印加電源であり、この電源から帯電ローラー2の芯金2aに所定の電圧を引加することで、回転する感光ドラム1の周面が所定の極性及び電位に接触帯電式で帯電処理される。
【0043】帯電ローラー2に対する電圧は直流電圧だけでよいが、被帯電体としての感光ドラム1面を均一に帯電処理をするために直流電圧VDCと交流電圧VACの重畳電圧(振動電圧)を印加する方が好ましい。
【0044】帯電ローラー2により所定の電位に均一に一次帯電処理された感光ドラム1面に対して、不図示のレーザースキャナ(画像露光手段)による目的画像情報のレーザービーム走査露光4、現像器5によるトナー現像、形成トナー像の転写手段6による転写材7に対する転写の工程が順次に実行され、トナー像転写を受けて感光ドラム1面から分離された転写材7が不図示の定着手段へ導入されて画像形成物(プリント)として出力される。トナー像転写後の感光ドラム1面はクリーニング装置8で転写残りトナーの付着汚損物の除去がなされて清浄面化され、繰り返して作像に供される。
【0045】
【実施例】以下、実施例について説明する。
(実施例1)
[弾性層用コンパウンドの調製]EPDM 100重量部、酸化亜鉛5重量部、高級脂肪酸1重量部、導電性カーボンブラック5重量部、パラフィンオイル10重量部、硫黄2重量部、加硫促進剤MBT 1重量部、加硫促進剤TMTD 1重量部及び加硫促進剤ZnMDC 1.5重量部を2本ロールにて冷却しながら20分間混合し、コンパウンドを作製した。
【0046】[最外層用塗料の調製]
フッ素導入ポリオール(PTMG) 80重量部イソシアネート(TDI) 20重量部DMF 100重量部導電性酸化チタン 40重量部を小型のビーズミルを用いて混練し、ウレタン塗料を調製した。
【0047】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0048】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で20分間加熱乾燥することにより厚さ10μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂中のフッ素の含有量は1.0重量%、表面のマイクロ硬度は79度であった。
【0049】この帯電ローラーをレーザービームプリンター(レーザージェット4si、ヒューレットパッカード社製)に用いられるカートリッジの一次帯電器位置に取り付け、直流電圧 −750V交流電圧 2.0kV(ピーク間電圧)
周波数 650Hzのバイアスを印加し、低温低湿環境(15℃−10%RH)、高温高湿環境(32.5℃−80%RH)下で初期画像評価及び耐久試験を行った。結果を表1に示す。
【0050】(実施例2)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ[最外層用塗料の調製]フッ素のポリオールへの導入量を変えた以外は実施例1に同じ。
【0051】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0052】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で20分間加熱乾燥することにより厚さ12μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂中のフッ素の含有量は0.01重量%、表面のマイクロ硬度は76度であった。
【0053】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0054】(実施例3)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ[最外層用塗料の調製]フッ素のポリオールへの導入量を変えた以外は実施例1に同じ。
【0055】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0056】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で20分間加熱乾燥することにより厚さ11μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂中のフッ素の含有量は10.0重量%、表面のマイクロ硬度は85度であった。
【0057】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0058】(実施例4)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ[最外層用塗料の調製]フッ素のポリオールへの導入量を変えた以外は実施例1に同じ。
【0059】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0060】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で20分間加熱乾燥することにより厚さ10μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂中のフッ素の含有量は0.1重量%、表面のマイクロ硬度は77度であった。
【0061】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0062】(実施例5)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ[最外層用塗料の調製]フッ素のポリオールへの導入量を変えた以外は実施例1に同じ。
【0063】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0064】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で20分間加熱乾燥することにより厚さ14μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂中のフッ素の含有量は5.0重量%、表面のマイクロ硬度は81度であった。
【0065】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0066】(実施例6)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ [最外層用塗料の調製]
ポリジメチルシロキサン鎖導入ポリオール(PTMG) 80重量部 イソシアネート(TDI) 20重量部 DMF 100重量部 導電性酸化チタン 30重量部を小型のビーズミルを用いて混練し、ウレタン塗料を調製した。
【0067】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0068】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、80℃で30分間加熱乾燥することにより厚さ14μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂中のシリコンの含有量は1.3重量%、表面のマイクロ硬度は80度であった。
【0069】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0070】(実施例7)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ [最外層用塗料の調製]
フッ素及びポリジメチルシロキサン鎖導入ポリオール(PTMG)
80重量部 イソシアネート(TDI) 20重量部 DMF 100重量部 導電性酸化チタン 35重量部を小型のビーズミルを用いて混練し、ウレタン塗料を調製した。
【0071】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0072】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で20分間加熱乾燥することにより厚さ11μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂中のフッ素の含有量は1.0重量%、シリコンの含有量は1.0重量%、表面のマイクロ硬度は81度であった。
【0073】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0074】(実施例8)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ[最外層用塗料の調製]
フッ素導入ポリオール(PTMG) 75重量部イソシアネート(TDI) 25重量部DMF 100重量部導電性酸化チタン 40重量部を小型のビーズミルを用いて混練し、ウレタン塗料を調製した。
【0075】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0076】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で20分間加熱乾燥することにより厚さ10μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂中のフッ素の含有量は1.0重量%、表面のマイクロ硬度は90度であった。
【0077】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0078】(実施例9)
[弾性層用コンパウンドの調製]EPDM 100重量部、酸化亜鉛5重量部、高級脂肪酸1重量部、導電性カーボンブラック5重量部、パラフィンオイル10重量部、硫黄2重量部、加硫促進剤MBT 1重量部、加硫促進剤TMTD 1重量部、加硫促進剤ZnMDC1.5重量部及び発泡剤(重炭酸ナトリウム)10重量部を2本ロールにて冷却しながら20分混合し、コンパウンドを作製した。
【0079】[最外層用チューブの作製]
フッ素導入ポリオール(PTMG) 80重量部イソシアネート(TDI) 20重量部導電性酸化チタン 40重量部を2本ロールミルを用いて混練し、高固形分で高粘度の液状高分子化合物を得た。
【0080】この高分子化合物を金型を使って加熱成形し内径11mm、厚さ500μmのチューブを作製した。
【0081】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱発泡加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するスポンジローラーを得た。
【0082】次に、このスポンジローラーの上に上記最外層用チューブをエアーを用いて内径を押し広げながら嵌合し、帯電ローラーを作製した。ポリウレタン樹脂中のフッ素の含有量は1.0重量%、表面のマイクロ硬度は80度であった。
【0083】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0084】(実施例10)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ[最外層用塗料の調製]
フッ素導入ポリオール(PTMG) 40重量部フッ素導入ポリオール(PEG) 40重量部イソシアネート(TDI) 20重量部DMF 100重量部導電性酸化チタン 40重量部を小型のビーズミルを用いて混練し、ウレタン塗料を調製した。
【0085】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0086】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で20分間加熱乾燥することにより厚さ11μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂中のフッ素の含有量は1.0重量%、表面のマイクロ硬度は81度であった。
【0087】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0088】(比較例1)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ[最外層用塗料の調製]
ポリオール(PTMG) 80重量部イソシアネート(TDI) 20重量部DMF 100重量部導電性酸化チタン 40重量部を小型のビーズミルを用いて混練し、ウレタン塗料を調製した。
【0089】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0090】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で20分間加熱乾燥することにより厚さ10μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。表面のマイクロ硬度は80度であった。
【0091】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0092】(比較例2)
[弾性層用コンパウンドの調製]実施例1に同じ [最外層用塗料の調製]
市販のポリウレタン樹脂塗料(クリヤー) 50重量部 市販のフッ素樹脂塗料(クリヤー) 50重量部 DMF 100重量部 導電性酸化チタン 40重量部を小型のビーズミルを用いて混練し塗料を調製した。
【0093】[帯電ローラーの作製及び評価]直径6mmのステンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを150℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有するゴムローラーを得た。
【0094】次に、このゴムローラーの上に上記最外層用塗料を浸漬塗布し、100℃で25分間加熱乾燥することにより厚さ15μmの最外層を有する帯電ローラーを得た。ポリウレタン樹脂/フッ素樹脂中のフッ素の含有量は5.0重量%、表面のマイクロ硬度は93度であった。
【0095】この帯電ローラーにつき実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
【0096】
【表1】

【0097】
【発明の効果】本発明によれば、環境安定性及び耐久安定性に優れ、良好な画像が得ることができる帯電部材及びそれを有する電子写真装置が可能になった。




 

 


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