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発明の名称 駆動機構、定着装置及びこれらを搭載する画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−143282
公開日 平成11年(1999)5月28日
出願番号 特願平9−317771
出願日 平成9年(1997)11月5日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】藤岡 徹
発明者 奥田 和久
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 未定着像を担持したシート状の転写材に加熱手段からの熱を熱伝導するための外周面を有する回転体状の定着体及び定着体に圧接される回転体状の回転自在な加圧体のいずれか一方を回転駆動せしめるための駆動機構であって、駆動源と、定着体及び加圧体のいずれか一方に駆動源からの駆動力を伝達せしめる駆動力伝達手段と、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減自在である軽減手段とを備える駆動機構において、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減すると同時若しくはほぼ同時に、駆動力伝達手段が定着体及び加圧体のいずれか一方に上記駆動力を伝達するのを遮断するようになっていることを特徴とする駆動機構。
【請求項2】 定着体及び加圧体の少なくとも一方は定着装置にて回転自在に支持されるための回転軸が形成されており、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を加圧することにより、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減するようになっていることとする請求項1に記載の駆動機構。
【請求項3】 駆動力伝達手段は複数のギアが噛合したギア列であって、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減すると同時若しくはほぼ同時に、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめるようになっていることとする請求項1又は請求項2に記載の駆動機構。
【請求項4】 未定着像を担持したシート状の転写材に少なくとも加熱手段の加熱により定着処理を施すようになっている定着装置であって、上記転写材に加熱手段からの熱を熱伝導するための外周面を有する回転体状の定着体と、定着体に圧接される回転体状の回転自在な加圧体とを備え、定着体及び加圧体のいずれか一方が請求項1の駆動機構により回転駆動されるようになっていることを特徴とする定着装置。
【請求項5】 定着体及び加圧体の少なくとも一方は定着装置にて回転自在に支持されるための回転軸が形成されており、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を加圧することにより、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減するようになっていることとする請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】 駆動力伝達手段は複数のギアが噛合したギア列であって、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減すると同時若しくはほぼ同時に、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめるようになっていることとする請求項4又は請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】 請求項1の駆動機構と、請求項4の定着装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】 定着体及び加圧体の少なくとも一方は定着装置にて回転自在に支持されるための回転軸が形成されており、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を加圧することにより、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減するようになっていることとする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】 駆動力伝達手段は複数のギアが噛合したギア列であって、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減すると同時若しくはほぼ同時に、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめるようになっていることとする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持したシート状の転写材に熱伝導する外周面を有する回転体状の定着体と、上記転写材を介して定着体の外周面に圧接される回転体状の加圧体との間の定着ニップ部に詰まった転写材を取り除くべく、互いに圧接された定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる軽減手段を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】かかる画像形成装置として、従来にあっては、図11に示すように、与えられた画像情報に応じた潜像を担持するシリンダ状の感光体ドラム100と、感光体ドラム100の外周面の潜像を現像剤により可視像化する現像手段(図示せず)と、感光体ドラム100の外周面の可視像をシート状の転写材たる用紙Pに転写する転写ローラ101と、未定着像を担持した用紙Pに熱供給及び圧力付与にて定着処理を施す定着装置102と、駆動源と駆動力伝達手段とを兼ね備える駆動機構103と、感光体ドラム100と転写ローラ101との間の転写領域から定着装置102へと用紙Pを搬送するための搬送ベルト104と、軽減手段たる解除レバー105とを備える画像形成装置が知られ、実用に供されている。尚、図11は、画像形成装置の概略構成を示す模式的側面図である。
【0003】上記画像形成装置に備えられた定着装置102は、定着体たる円筒状の加熱ローラ106と、加圧体たる円柱状の加圧ローラ107とが回動自在に軸支され、加熱ローラ106の軸体106Aと加圧ローラ107の軸体107Aとを繋げる加圧バネ108により、両ローラが互いに圧接されるようになっていると共に、定着装置102の本体に設けられた軸体102Aに回動自在に軸支されている解除レバー105をγ方向に回転せしめることにより、加熱ローラ106に圧接された加圧ローラ107を加熱ローラ106から離脱せしめることができるようにもなっている。
【0004】すなわち、上記解除レバー105をγ方向に回転せしめることにより、解除レバー105から軸体107Aに紙面下方向の力が付与され、以て、加圧バネ108の荷重により加熱ローラ106に圧接されていた加圧ローラ107は、この荷重に抗して加熱ローラ106から離脱せしめられることとなる。
【0005】一方、かかる画像形成装置に備えられた駆動機構103は、図12に示すように、駆動源たる駆動モータ109と、駆動力伝達手段たるギア110,111,112,113,114,115等にて構成されている。尚、図12は、駆動機構103の概略構成を示す拡大図である。
【0006】上記駆動機構103を構成するギア110,111,112,113,114,115は、この順にて互いに噛み合いつつ回動自在に軸支されており、ギア112及びギア113にあっては、ギア112の軸体112Aとギア113の軸体113Aとがレバー116により繋げられ、ギア115にあっては、軸体107Aに同軸に固定されている。
【0007】上記ギア112の軸体112Aとギア113の軸体113Aとを繋げるレバー116は、軸体113Aに固定されていると共に、軸体112Aに回動自在に軸支されており、定着待機時、或いは、定着時等には、レバー116は、ギア113とギア114とが噛み合うよう加圧機構(図示せず)により加圧されるようになっている。
【0008】故に、上記ギア110,111,112,113,114,115が、この順にて互いに噛み合いつつ、駆動モータ109の駆動力を加圧ローラ107に伝達せしめることにより、加圧ローラ107がR1方向に回転駆動されると共に、加圧ローラ107に圧接された加熱ローラ106がこの回転に従動することとなる。
【0009】よって、かかる画像形成装置にあっては、加熱ローラ106と加圧ローラ107との間の定着ニップ部Nに用紙Pの紙詰まりが生じたときには、解除レバー105を軸体102Aを中心にγ方向に回転せしめて、加熱ローラ106に圧接されている加圧ローラ107を加熱ローラ106から離脱せしめると共に、加圧機構からレバー116への加圧を停止したのち、定着ニップ部Nに詰まっている用紙Pを用紙Pの搬送方向H1へと引き抜いくことにより、ジャム処理を行っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】さて、かかる画像形成装置にあっては、定着ニップ部Nに詰まった用紙PをH1方向に引き抜いて機外へと取り出すときには、図12に示すように、加圧ローラ107が用紙Pとの摩擦によりR1方向へと回転し、故に、軸体107Aに固定されたギア115もR1方向へと回転するので、ギア115と噛み合っているギア114がR3方向へとされ、以て、ギア113がギア114から接戦方向T1の力を受けることとなるが、加圧機構からレバー116への加圧が停止されていることから、レバー116はΓ1方向へと回転して、ギア113はギア114から離脱することとなる。
【0011】しかしながら、上記定着ニップ部Nに詰まった用紙Pを反搬送方向H2に引き抜いて機外へと取り出すときには、加圧ローラ107が用紙Pとの摩擦によりR2方向へと回転し、故に、軸体107Aに固定されたギア115もR2方向へと回転するので、ギア115と噛み合っているギア114がR4方向へとされ、以て、ギア113がギア114から接戦方向T2の力を受けることとなり、加圧機構からレバー116への加圧が停止されているにも係わらず、レバー116はΓ2方向へと回転して、ギア113がギア114と噛み合ってしまう。
【0012】よって、上記定着ニップ部Nに詰まった用紙PをH2方向に引き抜くときに、駆動モータ105の動作時には、駆動モータ109の駆動力がギア110,111,112,113,114,115を介して加圧ローラ107に伝達されてしまうことから、加圧ローラ107がR1方向に回転して上記用紙PをH1方向に引いてしまい、以て、この用紙Pを定着ニップ部NからH2方向に引き抜くにはかなりの力を必要とし、特に、用紙Pが厚みの薄い薄紙である場合には、定着ニップ部Nに詰まった薄紙をH2方向に引くことにより、この薄紙が破れてしまうことがあった。
【0013】そこで、本発明は、駆動源の駆動力に起因した負荷が、軽減手段により定着体から離脱状態にある加圧体に付与されて、定着ニップ部に詰まった転写材の取り出しを妨げることなく、上記転写材を転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも容易に取り出し可能である駆動機構、定着装置及びこれらを搭載する画像形成装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目的は、未定着像を担持したシート状の転写材に加熱手段からの熱を熱伝導するための外周面を有する回転体状の定着体及び定着体に圧接される回転体状の回転自在な加圧体のいずれか一方を回転駆動せしめるための駆動機構であって、駆動源と、定着体及び加圧体のいずれか一方に駆動源からの駆動力を伝達せしめる駆動力伝達手段と、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減自在である軽減手段とを備える駆動機構において、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減すると同時若しくはほぼ同時に、駆動力伝達手段が定着体及び加圧体のいずれか一方に上記駆動力を伝達するのを遮断するようになっているという第一の発明により達成される。
【0015】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第一の発明において、定着体及び加圧体の少なくとも一方は定着装置にて回転自在に支持されるための回転軸が形成されており、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を加圧することにより、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減するようになっているという第二の発明によっても達成される。
【0016】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第一の発明又は第二の発明において、駆動力伝達手段は複数のギアが噛合したギア列であって、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減すると同時若しくはほぼ同時に、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめるようになっているという第三の発明によっても達成される。
【0017】又、本出願に依れば、上記目的は、未定着像を担持したシート状の転写材に少なくとも加熱手段の加熱により定着処理を施すようになっている定着装置であって、上記転写材に加熱手段からの熱を熱伝導するための外周面を有する回転体状の定着体と、定着体に圧接される回転体状の回転自在な加圧体とを備え、定着体及び加圧体のいずれか一方が本出願に係る第一の発明のの駆動機構により回転駆動されるようになっているという第四の発明によっても達成される。
【0018】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第四の発明において、定着体及び加圧体の少なくとも一方は定着装置にて回転自在に支持されるための回転軸が形成されており、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を加圧することにより、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減するようになっているという第五の発明によっても達成される。
【0019】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第四の発明又は第五の発明において、駆動力伝達手段は複数のギアが噛合したギア列であって、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減すると同時若しくはほぼ同時に、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめるようになっているという第六の発明によっても達成される。
【0020】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第一の発明の駆動機構と、本出願に係る第四の発明の定着装置とを備えるという第七の発明によっても達成される。
【0021】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第七の発明において、定着体及び加圧体の少なくとも一方は定着装置にて回転自在に支持されるための回転軸が形成されており、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を加圧することにより、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減するようになっているという第八の発明によっても達成される。
【0022】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出願に係る第七の発明又は第八の発明において、駆動力伝達手段は複数のギアが噛合したギア列であって、軽減手段は、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減すると同時若しくはほぼ同時に、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめるようになっているという第九の発明によっても達成される。
【0023】すなわち、本出願に係る第一の発明にあっては、軽減手段により定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。
【0024】又、本出願に係る第二の発明にあっては、軽減手段により定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を加圧せしめ、以て、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。
【0025】更に、本出願に係る第三の発明にあっては、軽減手段により定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめ、以て、ギア列から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。
【0026】又、本出願に係る第四の発明にあっては、定着装置に備えられた定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を駆動機構に備えられた軽減手段により軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。
【0027】更に、本出願に係る第五の発明にあっては、定着装置に備えられた定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を駆動機構に備えられた軽減手段により加圧せしめ、以て、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。
【0028】又、本出願に係る第六の発明にあっては、定着装置に備えられた定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を駆動機構に備えられた軽減手段により軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめ、以て、ギア列から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。
【0029】更に、本出願に係る第七の発明にあっては、画像形成装置に搭載された定着装置の定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を駆動機構の軽減手段により軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。
【0030】又、本出願に係る第八の発明にあっては、画像形成装置に搭載された定着装置の定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を駆動機構の軽減手段により加圧せしめ、以て、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。
【0031】更に、本出願に係る第九の発明にあっては、画像形成装置に搭載された定着装置の定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を駆動機構の軽減手段により軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめ、以て、ギア列から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明における実施の形態に関して説明する。尚、図11及び図12との共通箇所に関しては同符号を付与することにより説明を省略する。
【0033】(第一の実施形態)先ず、本発明における第一の実施形態の画像形成装置に関して図1ないし図6のいずれかに基づき説明する。尚、図1は、画像形成装置の概略構成を示すと共に、定着時の状態を示す模式的側面図であり、図2は、画像形成装置に備えられた駆動機構の概略構成を示す拡大図であり、図3は、画像形成装置の概略構成を示すと共に、詰まった用紙の除去時の状態を示す模式的側面図であり、図4は、画像形成装置の定着時の状態を示す模式的斜視図であり、図5は、画像形成装置の詰まった用紙の除去時の状態を示す模式的斜視図であり、図6は、画像形成装置の模式的正面図である。
【0034】本実施形態における画像形成装置は、図1及び図3、或いは、図4及び図5に示すように、感光体ドラム100(図11参照。)と、現像手段(図示せず)と、転写ローラ101(図11参照。)と、定着装置102と、駆動源と駆動力伝達手段とを兼ね備える駆動機構1と、搬送ベルト104と、軽減手段たる解除レバー2とを備えている。
【0035】上記画像形成装置に備えられた駆動機構1は、図2及び図6に示すように、駆動モータ109と、ギア110,111,112,113,114,115等にて構成され、ギア113及びギア114にあっては、軸体112Aとギア114の軸体114Aとが加圧バネ3により繋げられ、以て、ギア113とギア114とが互いに圧接しつつ噛み合うようになっている。
【0036】一方、上記画像形成装置に備えられた定着装置102は、図1及び図4に示すように、解除レバー2が軸体102Aに回動自在に軸支されており、解除レバー2をγ方向に回転せしめることにより、図1及び図4に示す如く加圧バネ108にて加熱ローラ106に圧接された加圧ローラ107を図3及び図5に示す如く加熱ローラ106から離脱せしめることができると共に、図1及び図4に示す如く加圧バネ3によりギア114に圧接されたギア113を図2及び図4に示す如くギア114から離脱せしめることができるようにもなっている。
【0037】すなわち、上記解除レバー2をγ方向に回転せしめることにより、解除レバー2から図1及び図4に示す状態にある軸体107Aに紙面下方向の力が付与され、以て、加圧バネ108の荷重により加熱ローラ106に圧接されていた加圧ローラ107が、この荷重に抗して加熱ローラ106から図3及び図5に示す状態にまで離脱せしめられ、同時若しくはほぼ同時に、解除レバー2から図1及び図4に示す状態にある軸体113Aに紙面下方向の力が付与され、以て、加圧バネ3の荷重によりギア114に圧接されて噛み合っていたギア113が、この荷重に抗してギア114から図3及び図5に示す状態にまで離脱せしめられることとなる。
【0038】故に、本実施形態における画像形成装置にあっては、定着ニップ部Nに用紙Pの紙詰まりが生じたときには、解除レバー2を軸体102Aを中心にγ方向に回転せしめて、加熱ローラ106に圧接されている加圧ローラ107を加熱ローラ106から離脱せしめると共に、ギア114に圧接されて噛み合っているギア113をギア114から離脱せしめることにより、駆動モータ109の駆動力がギア110,111,112,113,114,115を介して加圧ローラ107へと伝達されるのを遮断したのち、定着ニップ部Nに詰まっている用紙PをH1方向又はH2方向のいずれかへと引き抜くことにより、ジャム処理を行うようになっている。
【0039】よって、本実施形態にあっては、定着ニップ部Nに詰まった用紙Pを取り除くべく、加圧バネ108にて加熱ローラ106に圧接されている加圧ローラ107を解除レバー2により加熱ローラ106から離脱せしめると同時若しくはほぼ同時に、解除レバー2が、加圧バネ3にてギア114に圧接されているギア113をギア114から離脱せしめて、駆動モータ109の駆動力がギア110,111,112,113,114,115を介して加圧ローラ106に伝達するのを遮断するので、加圧ローラ107が駆動モータ105の駆動力に起因する負荷を受けることなく、上記用紙Pを、H1方向及びH2方向のいずれからも、定着ニップ部Nから小さな力で容易に取り出し可能であるという操作性のよい画像形成装置を提供することができる。
【0040】(第二の実施形態)次に、本発明における第二の実施形態の画像形成装置に関して図7ないし図10のいずれかに基づき説明する。尚、図7は、画像形成装置の概略構成を示すと共に、定着時の状態を示す模式的側面図であり、図8は、画像形成装置に備えられた駆動機構の概略構成を示す拡大図であり、図9は、画像形成装置の概略構成を示すと共に、詰まった用紙の除去時の状態を示す模式的側面図であり、図10は、画像形成装置の模式的正面図である。
【0041】本実施形態における画像形成装置は、図7及び図9に示すように、感光体ドラム100(図11参照。)と、現像手段(図示せず)と、転写ローラ101(図11参照。)と、定着装置102と、駆動源と駆動力伝達手段とを兼ね備える駆動機構4と、搬送ベルト104と、軽減手段たる解除レバー5とを備えている。
【0042】上記画像形成装置に備えられた駆動機構4は、図8に示すように、駆動モータ109と、ギア110,111,112,113,114,115等にて構成されており、各ギア110,111,112,113,114,115は、この順にて互いに噛み合いつつ回転するよう回動自在に軸支され、ギア115にあっては、電磁クラッチ6を介して軸体107Aに同軸に連結されている。
【0043】一方、上記画像形成装置に備えられた解除レバー5は、図7及び図9に示すように、定着装置102の本体に設けられた軸体102Aに回動自在に軸支されていると共に、駆動モータ109に設けられたフック109Aに一方の端部をつながれた付勢バネ7により、駆動モータ109に設けられた支持台109Bに設置されているマイクロスイッチ8へと付勢されるようになっている。
【0044】上記駆動モータ109の支持台109Bに設置されたマイクロスイッチ8は、図10に示す電磁クラッチ6をON/OFFするためのスイッチであり、解除レバー5が付勢バネ7によりマイクロスイッチ8へと付勢されているときには、マイクロスイッチ8は電磁クラッチ6をONし、以て、加圧ローラ107とギア115とを電磁クラッチ6を介して連結し、一方、解除レバー5がマイクロスイッチ8に付勢されていないときには、マイクロスイッチ8は電磁クラッチ6をOFFし、以て、ギア115を電磁クラッチ6により加圧ローラ107の軸体107Aから連結解除するようになっている。
【0045】すなわち、上記解除レバー5をγ方向に回転せしめることにより、解除レバー5から図6に示す状態にある軸体107Aに紙面下方向の力が付与され、以て、加圧バネ108の荷重により加熱ローラ106に圧接されていた加圧ローラ107が、この荷重に抗して加熱ローラ106から図7に示す状態にまで離脱せしめられ、同時若しくはほぼ同時に、マイクロスイッチ8がON状態にある電磁クラッチ6をOFFし、以て、電磁クラッチ6を介して軸体107Aに同軸に連結されていたギア115が連結解除されることとなる。
【0046】故に、本実施形態における画像形成装置にあっては、定着ニップ部Nに用紙Pの紙詰まりが生じたときには、解除レバー5を軸体102Aを中心にγ方向に回転せしめることにより、加熱ローラ106に圧接されている加圧ローラ107を加熱ローラ106から離脱せしめると共に、電磁クラッチ6を介して軸体107Aに同軸に連結されていたギア115を連結解除して、駆動モータ109の駆動力がギア110,111,112,113,114,115を介して加圧ローラ107へと伝達されるのを遮断したのち、定着ニップ部Nに詰まっている用紙PをH1方向又はH2方向のいずれかへと引き抜くことにより、ジャム処理を行うようになっている。
【0047】よって、本実施形態にあっては、定着ニップ部Nに詰まった用紙Pを取り除くべく、加圧バネ108にて加熱ローラ106に圧接されている加圧ローラ107を解除レバー2により加熱ローラ106から離脱せしめると同時若しくはほぼ同時に、解除レバー2に付勢されていたマイクロスイッチ8が電磁クラッチ6をOFFして、ギア115を軸体107Aから引き離して、駆動モータ109の駆動力がギア110,111,112,113,114,115を介して加圧ローラ106に伝達するのを遮断するので、加圧ローラ107が駆動モータ105の駆動力に起因する負荷を受けることなく、上記用紙Pを、H1方向及びH2方向のいずれからも、定着ニップ部Nから小さな力で容易に取り出し可能であるという操作性のよい画像形成装置を提供することができる。
【0048】
【発明の効果】以上にて説明してきたように、本出願に係る第一の発明に依れば、軽減手段により定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断するので、加圧体が駆動源の駆動力に起因する負荷を受けることなく、定着ニップ部に詰まった転写材を、転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも、定着ニップ部から小さな力で容易に取り出すことができる。
【0049】又、本出願に係る第二の発明にあっては、軽減手段により定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を加圧せしめ、以て、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断するので、加圧体が駆動源の駆動力に起因する負荷を受けることなく、定着ニップ部に詰まった転写材を、転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも、定着ニップ部から小さな力で容易に取り出すことができる。
【0050】更に、本出願に係る第三の発明にあっては、軽減手段により定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめ、以て、ギア列から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断するので、加圧体が駆動源の駆動力に起因する負荷を受けることなく、定着ニップ部に詰まった転写材を、転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも、定着ニップ部から小さな力で容易に取り出すことができる。
【0051】又、本出願に係る第四の発明にあっては、定着装置に備えられた定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を駆動機構に備えられた軽減手段により軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断するので、加圧体が駆動源の駆動力に起因する負荷を受けることなく、定着ニップ部に詰まった転写材を、転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも、定着ニップ部から小さな力で容易に取り出せる定着装置を提供することができる。
【0052】更に、本出願に係る第五の発明にあっては、定着装置に備えられた定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を駆動機構に備えられた軽減手段により加圧せしめ、以て、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断するので、加圧体が駆動源の駆動力に起因する負荷を受けることなく、定着ニップ部に詰まった転写材を、転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも、定着ニップ部から小さな力で容易に取り出せる定着装置を提供することができる。
【0053】又、本出願に係る第六の発明にあっては、定着装置に備えられた定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を駆動機構に備えられた軽減手段により軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめ、以て、ギア列から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断するので、加圧体が駆動源の駆動力に起因する負荷を受けることなく、定着ニップ部に詰まった転写材を、転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも、定着ニップ部から小さな力で容易に取り出せる定着装置を提供することができる。
【0054】更に、本出願に係る第七の発明にあっては、画像形成装置に搭載された定着装置の定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を駆動機構の軽減手段により軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断する。を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断するので、加圧体が駆動源の駆動力に起因する負荷を受けることなく、定着ニップ部に詰まった転写材を、転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも、定着ニップ部から小さな力で容易に取り出し可能である駆動機構及び定着装置を搭載する画像形成装置を提供することができる。
【0055】又、本出願に係る第八の発明にあっては、画像形成装置に搭載された定着装置の定着体及び加圧体のいずれか一方を他方から離脱せしめる方向に向けて回転軸を駆動機構の軽減手段により加圧せしめ、以て、定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、駆動伝達手段から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断するので、加圧体が駆動源の駆動力に起因する負荷を受けることなく、定着ニップ部に詰まった転写材を、転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも、定着ニップ部から小さな力で容易に取り出し可能である駆動機構及び定着装置を搭載する画像形成装置を提供することができる。
【0056】更に、本出願に係る第九の発明にあっては、画像形成装置に搭載された定着装置の定着体及び加圧体のいずれか一方から他方への加圧を駆動機構の軽減手段により軽減せしめると同時若しくはほぼ同時に、軽減手段が、ギア列のうちの互いに噛合している一方のギアを他方にギアから離脱せしめ、以て、ギア列から定着体又は加圧体への駆動手段の駆動力の伝達を遮断するので、加圧体が駆動源の駆動力に起因する負荷を受けることなく、定着ニップ部に詰まった転写材を、転写材の搬送方向及びこの方向と逆方向のいずれからも、定着ニップ部から小さな力で容易に取り出し可能である駆動機構及び定着装置を搭載する画像形成装置を提供することができる。




 

 


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