米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 写真;映画 -> キヤノン株式会社

発明の名称 中間転写体及び画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−143252
公開日 平成11年(1999)5月28日
出願番号 特願平9−310329
出願日 平成9年(1997)11月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山下 穣平
発明者 塩澤 元英
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 第1の画像担持体上に形成された画像を、第2の画像担持体である中間転写体に第1色目から複数色を順次一次転写し、次いで中間転写体上に形成された画像を、転写材に一括二次転写してカラー画像を得るカラー画像形成装置に用いる中間転写体において、前記中間転写体を構成する材料に塗料を含有させて、着色したことを特徴とする中間転写体。
【請求項2】 第1の画像担持体上に形成された画像を、第2の画像担持体である中間転写体に第1色目から複数色を順次一次転写し、次いで中間転写体上に形成された画像を、転写材に一括二次転写してカラー画像を得るカラー画像形成装置に用いる中間転写体において、前記中間転写体の表面に塗料で塗装を施して、着色したことを特徴とする中間転写体。
【請求項3】 着色後の色味を無彩色にすることを特徴とする請求項1または2に記載の中間転写体。
【請求項4】 着色した後の表面に無色の塗装を施したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の中間転写体。
【請求項5】 表面の反射濃度が0.2〜0.8の範囲であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の中間転写体。
【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の中間転写体を有することを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置及びこれに用いる中間転写体に関する。特に、第1の画像担持体である感光体に形成した可転写画像(トナー画像)を、いったん第2の画像担持体である中間転写体上に一次転写させ、該中間転写体に第3の画像担持体としての転写材を接触転写部材で圧接させて転写材に二次転写させて画像形成物(コピー・プリント)を得る複写機、プリンター及びファックス等の画像形成装置及びこれに用いる中間転写体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中間転写体を使用した画像形成装置は、第1の画像担持体に対する可転写画像の形成、その画像の中間転写体への一次転写工程の繰り返しにより中間転写体に複数色の現像剤よりなるカラー画像(あるいは多色画像)を形成した後、その画像を転写材に一括して二次転写させることにより、カラー画像情報を合成再現した画像形成物を出力する装置、またはカラー画像形成機能を具備させた画像形成装置として有効であり、各成分色画像の重ね合わせズレ(色ズレ)のない画像を得ることができる。
【0003】上記に述べた画像形成装置においては、画像形成中の中間転写体には一次転写バイアス、二次転写バイアス及びクリーニングバイアス等の高電圧が印加される。中間転写体は低抵抗の弾性層の上に高抵抗の表層を設けた構成であり、表層に微小な傷や剥がれがあっても高圧がリークして正常に画像形成が行われず、画像欠陥を引き起こしてしまうことがある。従って、中間転写体の表層には傷や剥がれのないように製造することが重要である。
【0004】また、高精度な濃度安定性を要求されるフルカラープリンターにおいては、濃度検知手段を設けて装置本体内で感光体上のトナー画像濃度を検出し、濃度の自動制御を行うものもある。
【0005】しかしながら、最近の装置の小型化に伴い、感光体も小型化や小径化が進んでおり、感光体の周囲に帯電器、現像器及びクリーナー等に加えて濃度検出手段を配置するのは非常に困難である。
【0006】そこで、上記問題を解決するための手段としては例えば、中間転写体に濃度検出手段を配置し、中間転写体上に一次転写されたトナー画像の濃度を検出するという手法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構成において、使用される材料によっては中間転写体の外観が黒色あるいは非常に暗い色となることがある。
【0008】中間転写体の製造過程において目視検査では熟練した作業者であっても、高濃度の中間転写体の表層に微小な傷や剥がれ等の欠陥を確認するのは困難であり、場合によっては不良品を気付かずに出荷することになってしまう。更に、出荷後においては、万が一輸送中や設置時に傷ついた場合に、熟練していないサービスマンやユーザーが欠陥を発見するのはほとんど不可能であり、欠陥に気付くことなく設置されてしまって画像不良の原因になることがある。
【0009】また、中間転写体上で濃度検知を行う画像形成装置においては以下のような問題がある。低濃度域の画像はヒトの目に特に敏感であり、濃度制御の精度が要求されるところである。しかしながら、高濃度の中間転写体上に一次転写された低濃度〜中庸濃度のトナー像は濃度差の検出精度が悪くなると制御精度が低下するという問題もある。
【0010】従って、本発明の目的は、表層の傷や剥がれ等の欠陥を目視によって容易に発見できるため画像不良等のトラブルを未然に防止できる中間転写体、該中間転写体を有し、低濃度〜中庸濃度のトナー像の濃度差の検出精度が向上したため濃度制御の精度が向上した画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、第1の画像担持体上に形成された画像を、第2の画像担持体である中間転写体に第1色目から複数色を順次一次転写し、次いで中間転写体上に形成された画像を、転写材に一括二次転写してカラー画像を得るカラー画像形成装置に用いる中間転写体において、前記中間転写体を構成する材料に塗料を含有させて、あるいは前記中間転写体の表面に塗料で塗装を施して、着色したことを特徴とする中間転写体である。
【0012】また、本発明は、着色後の色味を無彩色にすることを特徴とする上記中間転写体である。
【0013】また、本発明は、着色した後の表面に無色の塗装を施したことを特徴とする上記中間転写体である。
【0014】特に、本発明は、表面の反射濃度が0.2〜0.8の範囲であることを特徴とする上記中間転写体である。
【0015】上記構成とすることで、中間転写体の製造工程において表層の傷や剥がれ等の欠陥を目視検査によって容易に検出可能である。また、熟練した作業者でなくてもサービスマンやユーザーが表層の欠陥を容易に発見できるため、画像不良等の装置のトラブルを未然に防止することが可能である。
【0016】更に、本発明は、上記中間転写体を有することを特徴とする画像形成装置である。
【0017】上記構成とすることで、中間転写体上で濃度検知を行う画像形成装置においては、低濃度〜中庸濃度のトナー像に関して濃度差の検出精度が向上し、従って濃度制御の精度が向上し、画像濃度の安定したプリンター出力を得ることが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】[実施例1]以下に本発明による実施例を示す。
【0019】図3は中間転写体を用いた電子写真方式のカラー画像形成装置(レーザープリンターまたは複写機)の概略断面図である。
【0020】装置は感光体1と一次帯電器7とレーザー露光装置5と現像器8、9と中間転写体2と二次転写ベルト3と定着器12と中間転写体上の現像剤に電荷を付与する帯電手段であるクリーニングバイアス印加ローラー4で構成される。
【0021】例えば、感光体表面は一次帯電器7によって−550Vに均一に帯電され、次いでレーザー露光装置によって画像パターンが露光されて静電潜像が形成される。露光後の感光体表面は未露光部分電位(VD)が−550V、露光部分電位(VL)は−180Vとなる。現像器の現像スリーブにはバイアス電源14から−350Vの現像バイアスが印加され、感光体表面のVL部は負帯電性のネガトナーで現像され、静電潜像は顕像化する。感光体と中間転写体は等速で回転し、中間転写体には一次転写バイアスが印加され、感光体上のトナー像は一次転写ニップ部において感光体1と中間転写体2との電位差と圧力によって中間転写体2に転写される。上記行程をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の四色のトナーについて繰り返すことで、中間転写体2上に四色の版が重なった画像が形成される。次に、中間転写体2に二次転写ベルト3が加圧され、二次転写バイアスが印加されると共に転写材Pとして紙等を通過させるとトナー像は紙に転写される。紙が定着器12を通過すると、トナー像は混色と同時に紙に定着され、フルカラー画像が得られる。
【0022】本発明における中間転写体2を図1に示す。支持体としてアルミニウム等の金属の芯金L1と厚さ5mmの弾性層L2で構成される。弾性層L2として例えばウレタンゴムを選択し、補強剤としてあるいは電気特性を満たすためにカーボンブラックを混合させているので、そのままでは黒色をしている。本実施例では更に酸化チタンを混合させて表面が中灰色になるように調整することにより、表面の傷や剥がれ等の欠陥を目視によって容易に検出可能となった。
【0023】[実施例2]以下に本発明による別の実施例を示す。
【0024】実施例1と共通の事項については説明を省略する。
【0025】本実施例では中間転写体上に濃度検知手段を設けて、出力画像の濃度制御を実施している。中間転写体上の一次転写位置と二次転写位置の間に光学センサー13を配置している。光学センサー13は発光素子と受光素子の対で構成されている。発光素子から中間転写体表面に向けて照射された光の反射光を受光素子で検出する仕組みになっている。中間転写体上にトナー画像を形成した場合の受光素子の出力電圧は中間転写体とトナー画像との濃度を足し合わせたものに相当するから、中間転写体からの反射光と中間転写体に形成されたトナー画像からの反射光との出力値を求め、その出力信号値の差より、中間転写体上に形成されたパッチ濃度を求め、目的の濃度となるように現像バイアス出力値に修正をかけている。
【0026】中間転写体の表面の反射濃度が1.0付近のような暗い色の場合、中間転写体上に形成されたトナー画像と受光素子の出力電圧の関係を図4のグラフに示す。この場合は出力電圧の範囲が狭いために濃度に対する分解能が低くなり、濃度制御の精度が低くなってしまう。
【0027】本実施例では図2に示すように中間転写体2の弾性層L2としてフッ素ゴムを用い、抵抗調整剤としてカーボンブラックを混合させている。本実施例では更に表層L3として、例えばフッ素樹脂に酸化チタンを混合させた明灰色の塗料を10μm塗装して、表面の反射濃度を0.6付近としたことにより、図5のグラフに示すように出力電圧値の範囲が広くなり、特にヒトの目に敏感な低濃度部の検出精度が高くなり、濃度制御時の中間調濃度の安定性が期待できる。
【0028】また、特定の色味を持たせずに無彩色としたためにイエロー、マゼンタ及びシアンの各々のトナー画像に対するセンサー出力値が色によって偏りが出ないようにした。
【0029】また、表面の塗装によって着色をしているため、弾性層L2の電気特性に影響を与えずに調色が可能である。
【0030】[実施例3]本発明における第3の実施例を説明する。
【0031】実施例1と共通の事項については説明を省略する。
【0032】本実施例における中間転写体2を図2に示す。弾性層L2としてはニトリルブタジエンゴム(NBR)を選択し、補強剤として、あるいは電気特性を満たすためにカーボンブラックを混合させていて、更に酸化チタンを混合させて表面の反射濃度を0.2〜0.8の範囲になるように調整した。本実施例では表層L3として無色のフッ素系樹脂を10μmコートしている。これにより中間転写体の表層の離型性を上げて、中間転写体の汚れを軽減することが可能となり、耐久的に中間転写体の濃度を維持することが可能となる。
【0033】これまでの実施例では中間転写ドラムを例に挙げて説明したが、本発明は中間転写体であればドラム状のものに限らず、ベルト状の中間転写体でも効果は同じである。二次転写手段として、ベルト転写方式を用いたが、従来のコロナ転写や転写ローラー方式を用いても、本発明の効果に変わりはない。
【0034】本実施例ではネガプロセスを例として挙げているが、もちろんポジプロセスにも適用可能である。
【0035】中間転写体の材料、弾性層及び表層の厚み等は本実施例に限るものではなく、それぞれの系に最適化すれば同様の効果が得られる。
【0036】また、塗装の方法は特に指定していないが、ディッピングや吹き付け塗装等いずれの方法でもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の中間転写体によれば、中間転写体の製造工程において表層の傷や剥がれ等の欠陥を目視検査によって容易に検出可能である。
【0038】また、熟練した作業者でなくてもサービスマンやユーザーが表層の欠陥を容易に発見できるため画像不良等の装置のトラブルを未然に防止することが可能である。
【0039】特には、着色後の表面の反射濃度を0.2〜0.8の範囲にすることにより、中間転写体上で濃度検知を行う画像形成装置においては、低濃度〜中庸濃度のトナー像の濃度差の検出精度が向上することによって濃度制御の精度が向上し、画像濃度の安定したプリンター出力を得ることが可能となった。
【0040】また、着色後の色味を無彩色とすることによって濃度検知センサーの出力値がトナー色毎に偏ることなく濃度制御の精度及び安定性の向上につながる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013