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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−143250
公開日 平成11年(1999)5月28日
出願番号 特願平9−307148
出願日 平成9年(1997)11月10日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山下 亮一
発明者 花田 真二
要約 目的
転写材上のトナー画像の乱れを防ぐことができる画像形成装置を提供すること。

構成
像担持体9と、該像担持体9上のトナー像を転写材に転写するための転写帯電器(転写手段)15と、転写材を像担持体9から静電的に剥離する分離帯電器(分離手段)16と、像担持体9から剥離された転写材の分離帯電器16への突入を防止すると共に搬送する搬送ガイド(ガイド手段)19とを備え、帯電極性の異なる2種類のトナーを使用してネガ画像或はポジ画像を形成する画像形成装置において、前記搬送ガイド19を転写材との摩擦帯電極性の異なる2種類のリブ(部材)191,193で構成し、該リブ191,193の位置を画像形成モードに応じて切り換えて転写材がトナーと異極性のリブ191(193)に摺擦するよう構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 像担持体と、該像担持体上のトナー像を転写材に転写するための転写手段と、該転写手段に近接配置されて転写材を像担持体から静電的に剥離する分離手段と、該分離手段に対向配置されて像担持体から剥離された転写材の分離手段への突入を防止すると共に搬送するガイド手段とを備え、帯電極性の異なる2種類のトナーを使用してネガ画像或はポジ画像を形成する画像形成装置において、前記ガイド手段を転写材との摩擦帯電極性の異なる2種類の部材で構成し、該部材の位置を画像形成モードに応じて切り換えて転写材がトナーと異極性の部材に摺擦するよう構成したことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電極性の異なる2種類のトナーを使用してネガ画像或はポジ画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真にて像担持体上にトナー像を形成し、そのトナー像を転写材上に静電的に転写する画像形成装置が種々実用に供されている。通常、この種の画像形成装置においては、像担持体上に形成されたトナー像を転写帯電器からのコロナ放電により転写材に静電的に転写した後、このトナー像が転写された転写材を転写帯電器に隣接配置された分離帯電器からのコロナ放電によって像担持体から静電的に剥離する構成が採用されている。
【0003】又、分離帯電器の像担持体対応面側には複数のリブ状部材を所定の間隔に配置した搬送ガイドを設け、像担持体から剥離した転写材が分離帯電器内に突入しない構成が採用されている。
【0004】ところで、前記搬送ガイドは絶縁性部材で構成されており、転写材との摩擦帯電により搬送ガイド或は転写材は最大数kVにも帯電してしまう。この傾向は低湿環境ほど顕著となり、転写材上の未定着トナー像に乱れが生じることとなる。この現象は、転写材上のトナーと数kVに帯電された前記搬送ガイドとが同極性の場合にトナーが静電的に反発されることによって生じるものである。
【0005】そこで、従来、種々の絶縁性樹脂よりトナーと逆極性に摩擦帯電する樹脂を適宜選択することによって前記トナー乱れの問題を解決していた(特開平4−301870号公報参照)。
【0006】一般的には、ポジトナーを使用して正規現像を行う複写機等の画像形成装置の場合、搬送ガイドの材質として(−)極性に帯電するPP樹脂等が使用され、又、ネガトナーを使用して反転現像を行うレーザビームプリンタ(LBP)等の画像形成装置では(+)極性に帯電するABS樹脂等が使用されている。更に、転写材突入防止手段及び搬送手段であるガイド(リブ)の像担持体対応面側に導電材を配設し或は導電コートを施すことが提案されている(特願昭63−13590号において)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1種類のトナーを使用して画像形成を行う複写機或はレーザビームプリンタ等の画像形成装置では前述のように搬送ガイドの材質として絶縁性樹脂を適宜選択すれば良いが、帯電極性が異なる2種類のトナーを使用して画像形成を行うマイクロフィルムリーダプリンタのような画像形成装置においては、搬送ガイドの材質として絶縁性樹脂を適宜選択して帯電極性の異なる2種類のトナーを両立させることは困難である。即ち、搬送ガイドの材質として(−)帯電するPP樹脂を用いたときにはポジ画像形成時は問題ないが、ネガ画像形成時には画像乱れが生じる。逆に、搬送ガイドの材質として(+)帯電するABS樹脂を用いたときにはネガ像形成時は問題なく、ポジ像形成時には画像乱れが発生する。。
【0008】又、ガイド(リブ)の像担持体対向面側に導電材を配設し或は導電コートを施す場合においては、ガイド(リブ)の一部に導電材を配設することは精度及び作業性等を考慮すると現実には困難であり、又、導電コートを施した場合は、耐久枚数と共に導電コートが剥れてしまうという問題がある。
【0009】又、本発明者が検討した結果、上記画像乱れの発生箇所は転写材進行方向において搬送ガイドであるリブの定着器側端部(転写材進行方向下流側)であることが判明した。これは、分離帯電器上を通過した転写材は搬送部に移動し、このとき搬送部と搬送ガイドリブとの高さ方向の段差によって搬送ガイドリブの定着器側端部で転写材と搬送ガイドが摺擦するためである。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、転写材上のトナー画像の乱れを防ぐことができる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は、像担持体と、該像担持体上のトナー像を転写材に転写するための転写手段と、該転写手段に近接配置されて転写材を像担持体から静電的に剥離する分離手段と、該分離手段に対向配置されて像担持体から剥離された転写材の分離手段への突入を防止すると共に搬送するガイド手段とを備え、帯電極性の異なる2種類のトナーを使用してネガ画像或はポジ画像を形成する画像形成装置において、前記ガイド手段を転写材との摩擦帯電極性の異なる2種類の部材で構成し、該部材の位置を画像形成モードに応じて切り換えて転写材がトナーと異極性の部材に摺擦するよう構成したことを特徴とする。
【0012】従って、本発明によれば、画像乱れの発生箇所である転写材が強く摺擦されるガイド手段においては、転写材との摩擦帯電極性の異なる2種類の部材の位置が画像モードに応じて切り換えられ、転写材がトナーと異極性の部材に摺擦するよう構成したため、転写材上のトナーが静電的に反発されることがなく、画像乱れの発生が効果的に防がれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0014】図4は本発明に係る画像形成装置要部の断面図であり、図中、9はOPC感光体より成る像担持体であり、これは図示矢印a方向に所定の周速度で回転駆動される。そして、この像担持体9の周囲には一次帯電器10、ポジ画像形成時に使用されるブランク露光光源11、ポジトナーを収容したポジ現像器12、ネガトナーを収容したネガ現像器13、転写前帯電器14、転写帯電器15、分離帯電器16、クリーナ17及び前露光ランプ18が順に配設されている。
【0015】而して、上記像担持体9は一次帯電器10により均一帯電された後、マイクロフィルムの拡大透過光である画像露光Eの照射を受け、その表面に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像は現像されてトナー像として顕像化される。このとき、画像形成モードに応じてポジ現像器12又はネガ現像器13が各々加圧解除される。各現像器12,13の現像スリーブ12a,13aは図中矢印b方向に回転し、これらの現像スリーブ12a,13a内には固定されたマグネットが内蔵されている。そして、現像スリーブ12a,13aの表面には磁性1成分絶縁性トナーが薄層でコートされ、像担持体9上の静電潜像を現像するために現像スリーブ12a,13aには交流成分に直流成分を重畳した現像バイアス電圧が印加されている。
【0016】現像行程が終了した後に像担持体9上の現像像であるトナーに電荷を付与するために転写前帯電器14が配置されており、トナーと同極性に偏寄された直流成分と交流成分とが重畳される。又、像担持体9の略真下には転写帯電器15と分離帯電器16が配設されている。
【0017】而して、転写材Pはレジストローラ対20において一旦停止し、該転写材Pと画像露光の先端が同期するようにレジストローラ20が作動する。これにより転写材Pは転写入口ガイド対21を経て転写帯電器15へと搬送され、転写帯電器15はトナーの極性と逆極性のコロナ帯電によって像担持体9上の現像像を転写材Pに転写する。この転写が行われる時点においては、転写材Pは像担持体9上に静電気力によって吸着されている。
【0018】次に、分離帯電器16のコロナ放電によって像担持体9と転写材Pの間に作用する静電気力が弱められ、転写材Pが像担持体9から分離される。ここで、分離帯電器16のコロナワイヤーに印加される電圧は転写帯電器15の極性と逆極性の直流成分と交流成分とを重畳したものから成っている。
【0019】而して、像担持体9から分離された転写材Pは搬送ガイド19に当接しつつ搬送部221へ導かれ、不図示の定着部において現像像を加熱定着された後に機外へ排出される。尚、転写/分離行程で残った像担持体9上のトナーはクリーナ17でクリーニングされ、その後、像担持体9は前露光18により除電される。
【0020】ここで、前記搬送ガイド19の構成を図1及び図2に基づいて説明する。
【0021】図1及び図2は搬送ガイド19の部分斜視図であり、この搬送ガイド19は分離帯電器16の像担持体対向面側に配設され、転写材Pの分離帯電器16への突入を防いで該転写材Pを搬送部221へ導く。
【0022】図1及び図2において、191は分離帯電器16への転写材Pの突入を防止する第1の絶縁性転写材突入防止及び搬送部へのガイド手段を構成するるリブであり、このリブ191は例えば(+)に帯電するABS樹脂にて基材192と共に一体成形されている。
【0023】又、193は第2の搬送ガイド手段であるリブであり、これは例えば(−)に帯電するPP樹脂で構成されている。ここで、第2の搬送ガイド手段であるリブ193は、分離帯電器16の開口部外側のABS樹脂製の前記基材192上の転写材進行方向下流側(定着器側)端部に配設され、画像形成モードに応じて不図示のカム等の切換手段によって上下に移動切り換え可能となっている。
【0024】ところで、リブ193の高さh1はリブ191の高さh2よりも若干高く(本実施の形態においては、略0.2〜0.5mm高く)設定されており、第2の搬送ガイド手段であるリブ193が前記切換手段によって図1に示すように上方に切り換えられた際には、該リブ193は第1の絶縁性転写材突入防止手段であるリブ191の間に配置され、その上面はリブ191の上面よりも両者の高さh1,h2の差(h1−h2)だけ上方へ突出するため、転写材Pはリブ191に摺擦しないでリブ193に摺擦する。
【0025】一方、図2に示すように、リブ193が前記切換手段によって下方に切り換えられた際には、該リブ193はリブ191よりも低くなるように配置される。尚、リブ193の断面形状は図示のように転写材Pをスムーズに搬送できるように所定の曲率を有することが望ましい。
【0026】図3は転写帯電器15と分離帯電器16近傍の概略断面図であり、図示のように、ネガ像形成時には切換手段によって第2の搬送ガイド手段であるリブ193はその位置が下方に切り換えられるため、転写材Pは(+)に帯電するABS樹脂で構成された第1の絶縁性転写材突入防止及び搬送部へのガイド手段であるリブ191に摺擦する。
【0027】一方、ポジ像形成時には切換手段によって第2の搬送ガイド手段であるリブ193はその位置が上方に切り換えられ、転写材Pは(−)に帯電するPP樹脂で構成された第2の搬送ガイド手段であるリブ193と摺擦する。
【0028】以上のように、ネガ像形成時には転写材Pは(+)に帯電するABS樹脂で構成されたリブ191に摺擦し、ポジ像形成時には(−)に帯電するPP樹脂で構成されたリブ193に摺擦するため、転写材Pはネガ像形成時及びポジ像形成時の何れもトナーと異極性のリブ191,193と摺擦するため、トナーが静電的に反発されることがなく、画像乱れを生じることはない。
【0029】尚、以上の実施の形態では第2の搬送ガイド手段であるリブ193をは第1の絶縁性転写材突入防止手段であるリブ191の略中間に配置したが、これに限定されるものではなく、リブ193をリブ191に隣接配置或は転写材幅の両端略内側に少なくとも2個所配置することも可能である。要はガイド定着器側端部において、画像形成モードに応じて転写材上のトナーと異極性の部材に切り換え可能な構成であれば、第2の搬送ガイド手段の位置及び個数は任意に設定され得る。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明によれば、画像乱れの発生箇所である転写材が強く摺擦されるガイド手段においては、転写材との摩擦帯電極性の異なる2種類の部材の位置が画像モードに応じて切り換えられ、転写材がトナーと異極性の部材に摺擦するよう構成したため、転写材上のトナーが静電的に反発されることがなく、画像乱れの発生が効果的に防がれるという効果が得られる。




 

 


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