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画像読取装置 - キヤノン株式会社
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発明の名称 画像読取装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−84548
公開日 平成11年(1999)3月26日
出願番号 特願平9−264919
出願日 平成9年(1997)9月11日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 幸雄
発明者 福澤 延正 / 小清水 義之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 照明手段からの光束で原稿台上の画像を照明し、該画像からの光束を光軸方向に移動する結像手段により読取手段面上に導光し、該画像を読み取る画像読取装置において、該結像手段に光軸方向に移動する可動部材を設け、該結像手段の光軸方向の前後の結像手段面に対してそれぞれ対向又は退避可能な光量補正部材を該可動部材に設け、該光量補正部材により該画像からの光束の一部を遮光していることを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】 照明手段からの光束で原稿台上の画像を照明し、該画像からの光束を光軸方向に移動する結像手段により読取手段面上に導光し、該画像を読み取る画像読取装置において、該結像手段に光軸方向に移動する可動部材を設け、該結像手段の光軸方向の前後に対応する該可動部材の両端部に、該画像からの光束の一部を遮光するための光量補正部材を、該結像手段の光軸方向の前後の結像手段面に対して対向又は退避可能に設けたことを特徴とする画像読取装置。
【請求項3】 請求項1又は2に記載の画像読取装置において、該結像手段は光軸方向に移動して変倍動作を行うことを特徴とする画像読取装置。
【請求項4】 請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像読取装置において、該可動部材は該結像手段の移動に従い光軸方向に移動し、該光量補正部材は該可動部材の移動に従い該結像手段から遠い方の一方が該結像手段の光軸方向の前後の対応する結像手段面に対向して該画像からの光束の一部を遮光し、該結像手段に近い方の他方が該結像手段の光軸方向の前後の対応する結像手段面より退避することを特徴とする画像読取装置。
【請求項5】 請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像読取装置において、該結像手段と該可動部材と該光量補正部材とは、該可動部材に設けた光量補正部材の取付部分の間隔をXとし、該結像手段の全長をL0とし、該結像手段の結像手段面からこれと対向している光量補正部材までの間隔をL1とした場合、X≦L0+L1という関係を満たすことを特徴とする変倍複写装置。
【請求項6】 請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像読取装置において、該可動部材の移動は該結像手段が所定の倍率に対応した位置に移動する間に行い、該光量補正部材を該結像手段の光軸方向の前後の結像手段面に対して対向又は退避可能に該可動部材を移動するための移動切換部材を該結像手段の光路を遮光しない位置に設けたことを特徴とする画像読取装置。
【請求項7】 請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像読取装置において、該画像読取装置は該結像手段の変倍動作時に光軸方向に移動して該画像からの光束を該結像手段を介して該読取手段面上に導光する反射部材を有し、該結像手段による該画像からの光束の縮小時に該結像手段の結像手段面より退避した光量補正部材が該反射部材の上部と重なることを特徴とする画像読取装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関し、特に、照明手段で照明された画像からの光束の一部を結像レンズ(結像手段)に可動部材を介して取り付けた光量補正部材により遮光することによって、変倍時を含め読取手段面上における光量むらを補正し、原稿面上の画像を高精度に読み取る、あるいは書き込むようにした、例えば、複写機等の装置に好適な画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より複写倍率の変更が可能な走査露光型複写機等の画像読取装置においては、原稿台上に載置した原稿面を、例えばハロゲンランプや蛍光灯等の棒状光源により照明している。そして、原稿面からの反射光束を結像レンズにより感光体の露光面上に結像させている。そして、原稿面と感光体との相対位置を変え、すなわち走査することにより該原稿の画像情報を順次感光体の露光面上に書き込んでいる。
【0003】ところで、一般に、結像レンズのような光学レンズでは結像面の周辺光量が入射角θのコサイン4乗に比例して減衰する特性を有している。したがって、このような光学レンズを投影レンズとして使用する画像読取装置においては、感光体の露光面上での照度分布が中心では明るく、周辺では暗いという光量むらを生じ、この光量むらは複写画像の濃度むらとして現れ好ましくない。
【0004】そのため、従来の画像読取装置にあっては、光源の照度分布や、原稿面からの反射光束が通過するスリット幅を変化させて、結像レンズの中心部よりも周辺部を明るくなるように構成したものがある。しかし、変倍複写時には、倍率変化に応じて画角の変化が生じ感光体の露光面照度分布が不均一になってしまう。
【0005】そこで、結像レンズに対して常に一定の距離のところに、結像レンズの周辺部よりも中心部をより多く覆う形状に形成した光量補正板を設けて、結像レンズの中心部と端部の光量むらを補正して、感光体の露光面照度を均一にする方法がとられている。この構成では、変倍時に画角が変化しても、露光面照度をほぼ均一にすることができる。
【0006】しかし、ある程度、結像レンズの中心部と端部の光束が別れた位置に光量補正板を設けないと、光量補正板の効果を得ることができない。通常、結像レンズの端面(レンズ面)から30〜40mm位のギャップがあれば、光量補正板の効果を得ることができ、こうした光量補正板を結像レンズの原稿面側か、または感光体側のどちらか一方に設けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、上述のような画像読取装置においては、広い範囲のズーム倍率が求められ、また装置の小型化が望まれている。
【0008】たとえば、結像レンズとして単焦点レンズを使って、レンズと反射ミラーを所定の位置に移動させて、倍率変換を行ういわゆるミラーズーム方式の画像読取装置においては、ズームする範囲が広くなると、それだけレンズと反射ミラーの移動量が増加する。6枚ミラー方式の画像読取装置の場合、原稿面側から順に第1反射ミラー、第2反射ミラー、…、第6反射ミラーとすると、第4反射ミラーと第5反射ミラーを移動させることによって全光路長を変化させて変倍を行う。この方式の画像読取装置は、等倍時および拡大時では、フルスキャン時の第3反射ミラーとレンズとのギャップが狭くなってしまう。また、最小縮小時には、レンズと第4反射ミラーが近接することになってしまう。
【0009】それ故、前述のように感光体の露光面照度の均一化を図るため、レンズから一定の距離の位置に光量補正板を設ける方式を採択すると、どうしても等倍時に光量補正板と第3反射ミラーとの干渉が問題となり、あるいは縮小時に光量補正板と第4反射ミラーとの干渉が問題となる。
【0010】そこで、従来のミラーズーム方式の画像読取装置においては、光量補正板を配置するためのスペースとして結像レンズの端面(レンズ面)から少なくとも30〜40mm位のギャップを設けて、光量補正板と反射ミラーとの干渉を回避している。しかし、この場合には、結像レンズの端面(レンズ面)から少なくとも30〜40mm位のギャップを設けていることから、装置が大型化してしまう。
【0011】本発明は、上記画像読取装置の問題に鑑みて為されたものであり、照明手段で照明された画像からの光束の一部を結像レンズ(結像手段)に可動部材を介して取り付けた光量補正部材により遮光することによって、変倍時を含め読取手段面上における光量むらを補正し、原稿面上の画像を高精度に読み取る、あるいは書き込むことができ、しかも装置の小型化を図ることのできる画像読取装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像読取装置は、上記目的を達成するための手段として、下記の如く特徴を有する。
【0013】本発明の画像読取装置は、〔1〕:照明手段からの光束で原稿台上の画像を照明し、該画像からの光束を光軸方向に移動する結像手段により読取手段面上に導光し、該画像を読み取る画像読取装置において、該結像手段に光軸方向に移動する可動部材を設け、該結像手段の光軸方向の前後の結像手段面に対してそれぞれ対向又は退避可能な光量補正部材を該可動部材に設け、該光量補正部材により該画像からの光束の一部を遮光していることを特徴としている。
【0014】また、〔2〕:照明手段からの光束で原稿台上の画像を照明し、該画像からの光束を光軸方向に移動する結像手段により読取手段面上に導光し、該画像を読み取る画像読取装置において、該結像手段に光軸方向に移動する可動部材を設け、該結像手段の光軸方向の前後に対応する該可動部材の両端部に、該画像からの光束の一部を遮光するための光量補正部材を、該結像手段の光軸方向の前後の結像手段面に対して対向又は退避可能に設けたことを特徴としている。
【0015】特に、〔2−2〕:上記〔1〕又は〔2〕の画像読取装置において、該結像手段は光軸方向に移動して変倍動作を行うこと、〔2−3〕:上記〔1〕乃至〔2−2〕の何れかの画像読取装置において、該可動部材は該結像手段の移動に従い光軸方向に移動し、該光量補正部材は該可動部材の移動に従い該結像手段から遠い方の一方が該結像手段の光軸方向の前後の対応する結像手段面に対向して該画像からの光束の一部を遮光し、該結像手段に近い方の他方が該結像手段の光軸方向の前後の対応する結像手段面より退避すること、〔2−4〕:上記〔1〕乃至〔2−3〕の何れかの画像読取装置において、該結像手段と該可動部材と該光量補正部材とは、該可動部材に設けた光量補正部材の取付部分の間隔をXとし、該結像手段の全長をL0とし、該結像手段の結像手段面からこれと対向している光量補正部材までの間隔をL1とした場合、X≦L0+L1という関係を満たすこと、〔2−5〕:上記〔1〕乃至〔2−4〕の何れかの画像読取装置において、該可動部材の移動は該結像手段が所定の倍率に対応した位置に移動する間に行い、該光量補正部材を該結像手段の光軸方向の前後の結像手段面に対して対向又は退避可能に該可動部材を移動するための移動切換部材を該結像手段の光路を遮光しない位置に設けたこと、〔2−6〕:上記〔1〕乃至〔2−5〕の何れかの画像読取装置において、該画像読取装置は該結像手段の変倍動作時に光軸方向に移動して該画像からの光束を該結像手段を介して該読取手段面上に導光する反射部材を有し、該結像手段による該画像からの光束の縮小時に該結像手段の結像手段面より退避した光量補正部材が該反射部材の上部と重なることなどを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像読取装置を添付図面に示す実施形態に基づいて、更に詳しく説明する。
【0017】本実施形態では、画像読取装置として、結像レンズ(結像手段)として単焦点レンズを使って、レンズと反射ミラー(反射部材)を所定の位置に移動させて、倍率変換を行ういわゆるミラーズーム方式の走査露光型複写機を示している。
【0018】具体的には、6枚の反射ミラーを有し、これらの6枚の反射ミラーのうち、所定の2枚の反射ミラーを結像レンズとともに光軸方向に移動させて全光路長を変化させ、また結像レンズ前後の光路長も変化させて、変倍画像を得るミラーズーム方式の走査露光型複写機を示している。
【0019】図1は本発明の実施形態の走査露光型複写機における結像レンズと可動部材と光量補正板と切換レバーとの説明図であり、(a)は等倍の複写時での結像レンズに対する可動部材及び光量補正板の位置関係を示し、(b)は最小縮小の複写時での結像レンズに対する可動部材及び光量補正板の位置関係を示し、(c)は結像レンズ、可動部材、光量補正板及び切換レバーとの位置関係を示している。
【0020】図2は同走査露光型複写機において等倍(100%)の複写時での結像レンズと反射ミラーとの位置関係を表した説明図である。
【0021】図3は同走査露光型複写機において最小縮小(50%)の複写時での結像レンズと反射ミラーとの位置関係を表した説明図である。
【0022】図4は同走査露光型複写機における等倍の複写時での可動部材と光量補正板と切換レバーの動作説明図である。
【0023】図5は同走査露光型複写機における最小縮小の複写時での可動部材と光量補正板と切換レバーの動作説明図である。
【0024】図2及び図3において、19は原稿台であり、透明なプラテンガラスより成っている。21は原稿(画像)であり、原稿台19上に載置してある。
【0025】22aは光源であり、紙面と垂直方向(主走査方向)に延びたライン状の発光面を有する、例えば蛍光灯やハロゲンランプ等より成っている。なお、光源22aは複数個設けてもよい。22bは凹面反射鏡であり、光源22aから原稿21面とは逆方向に射出した光束を集光し、再び光源22a側に戻して原稿21面上の照明効率を高めている。22cは同じく凹面反射鏡であり、光源22aから原稿21面とは略平行な方向に射出した光束を集光し、該集光した光束で原稿21面を照明することによって、該原稿21面上の照明効率を高めている。なお、光源22aと二つの凹面反射鏡22b,22cの各要素はそれぞれ照明手段22の一要素を構成している。
【0026】1〜3はそれぞれ走査用の反射ミラーであり、原稿台19上の原稿21面からの光束を反射させることにより光路を折り曲げて結像レンズ7に導光している。この時、第1反射ミラー1は照明手段22とともに所定の速度Vで副走査方向に走査し、第2反射ミラー2と第3反射ミラー3は上記速度の半分の速度V/2で同方向に走査する。結像レンズ7は画像に基づく光束を第4反射ミラー4、第5反射ミラー5、第6反射ミラー6を介して読取手段としての感光ドラム(受光媒体)9上に結像させて静電潜像を形成する。
【0027】なお、20aは第2反射ミラー2と第3反射ミラー3を保持する反射ミラー台であり、走査開始前は実線にて示すホームポジションに位置しているが、原稿21面を走査し終わった状態では一点鎖線にて示す位置まで移動する。
【0028】上述のように感光ドラム9面上に結像して形成された静電潜像は、公知の電子写真画像形成法により現像剤(トナー)で顕像化される。そして、給紙部8から供給される紙等の記録材(不図示)に感光ドラム9面上のトナー像を転写した後、加熱定着部10でトナー像を溶融して記録材に定着させる。
【0029】なお、9aは現像剤を収納する現像剤収納部、9bは現像剤収納部9aの現像剤により感光ドラム9面上の静電潜像を顕像化する現像ローラ、9cは感光ドラム9面上に残留している現像剤を除去するクリーニングブレード、9dは感光ドラム9面の残留電荷を除電する露光ランプ、23は結像レンズ7の遮光レンズフードである。
【0030】前記結像レンズ7は、図1の(a)、(b)及び(c)に示すように、一対の棒状の可動部材12を有する。両可動部材12は、結像レンズ7に一体的に形成した中空状のガイド11を介して光軸O方向に移動可能に取り付けている。そして、両可動部材12の両端部には、画像からの光束の一部を遮光する光量補正部材としての光量補正板13a,13bが結像レンズ7の光軸O方向の前後の結像レンズ面7a,7bに対して対向又は退避可能に軸支されている。
【0031】両可動部材12の両端部には、光量補正板13a,13bの内側に可動部材12の光軸O方向の移動を規制するストッパー16a,16bが設けられている。両可動部材12のうちの一方には、後述する切換レバー18の切換部18a,18bと個々に当接する棒状の係合部材17a,17bが光量補正板13a,13bの軸支部とストッパー16a,16bとの間に設けられている。
【0032】光量補正板13a,13bの両端部及び該両端部に対応する結像レンズ7の対応部位には、結像レンズ7に対して光量補正板13a,13bを対向又は退避させる際のガイドとなる跳上げ部材14a,14b、15a,15bを設けている。
【0033】結像レンズ7と可動部材12と光量補正板13とは、図1の(a)及び(b)に示すように、可動部材12の両端部に設けた光量補正板13の取付部分の間隔をXとし、結像レンズ7の全長をL0とし、結像レンズ7の光軸O方向の前後の一方の結像レンズ面7aからこれに対向している光量補正板13までの間隔をL1とした場合、X≦L0+L1の関係を満足するように設定してある。
【0034】これにより、図2に示す等倍複写のフルスキャン時において、第2反射ミラー2から第3反射ミラー3に導かれる光束を、結像レンズ7より前側の光量補正板13aが遮光することを回避できる。その理由を以下に説明する。
【0035】図2に示す等倍時において、可動部材12が結像レンズ7に対して後述の切換レバー18により光軸O方向の後側(第4反射ミラー4側)に移動される。この時、図1の(a)に示すように、結像レンズ7より後側(第4反射ミラー4側)の遠い方の光量補正板13bが結像レンズ面7bと対向するように垂れ下がり、結像レンズ7より前側(第3反射ミラー3側)の近い方の光量補正板13aが結像レンズ面7aより退避する。
【0036】この状態において、結像レンズ7より前側の光量補正板13aは、結像レンズ7と一部重なり、結像レンズ7の結像レンズ面7aから前側に僅かに突出することとなる。
【0037】従って、等倍複写のフルスキャン時の場合、前側の光量補正板13aが第2反射ミラー2から第3反射ミラー3に導かれる光束を遮光することがなく、また、感光ドラム9面上における光量むらを後側の光量補正板13bにより補正することができて、原稿21面上の画像を感光ドラム9面上に高精度に書き込むことができる。
【0038】また、図3に示す最小縮小の複写時において、結像レンズ7より後側の光量補正板13bによるスペースアップを解消することができて、装置全体の小型化を図ることができる。その理由を以下に説明する。
【0039】図3に示す最小縮小の複写時において、可動部材12が結像レンズ7に対して後述の切換レバー18により光軸O方向の前側(第3反射ミラー3側)に移動される。この時、図1の(b)に示すように、結像レンズ7より前側(第3反射ミラー3側)の遠い方の光量補正板13bが結像レンズ面7aと対向するように垂れ下がり、結像レンズ7より後側(第4反射ミラー4側)の近い方の光量補正板13bが結像レンズ面7bより退避する。
【0040】この状態において、結像レンズ7より後側の光量補正板13bは、結像レンズ7と一部重なり、結像レンズ7の結像レンズ面7aから後側に僅かに突出する。従って、最小縮小の複写時の場合、後側の光量補正板13bを第4反射ミラー4の上部に一部重なるように逃がすことができる。
【0041】即ち、上述の最小縮小の複写時においては、図3に示すように、結像レンズ7を図2の等倍複写時の位置に比べて、大きく第4反射ミラー4側に移動することが可能となり、また第4反射ミラー4及び第5反射ミラー5も右側に移動させることができる。また、図2及び図3を見ても分かるように、等倍のフルスキャン時の第3反射ミラー3と結像レンズ7との間、或いは最小縮小時の結像レンズ7と第4反射ミラー4との間に、通常のレンズに固定された光量補正板の入るスペースを設ける必要がなくなり、よって、装置全体の小型化を図ることができる。
【0042】また、感光ドラム9面上における光量むらを前側の光量補正板13aにより補正することができて、原稿21面上の画像を感光ドラム9面上に高精度に書き込むことができる。
【0043】図1の(c)において、18は上記両可動部材12の光軸O方向への移動を切り換えるための移動切換手段としての切換レバーであり、24a,24bはそれぞれ切換レバー18を仮固定するための保持部材である。
【0044】切換レバー18は、結像レンズ7の光軸O方向に延びるレバー本体18cの両端に切換部18a,18bを有して平面形状が略コ字状となるように形成されている。この切換レバー18は、結像レンズ7の光路を遮光しないように例えば遮光レンズフード23の略中央部位に設けられており、レバー本体18cの略中央を軸18dで遮光レンズフード21に揺動自在に軸支している。そして、切換部18a,18bには、結像レンズ7の光軸O方向の外側面にダボ18a1,18b1が形成されている。
【0045】保持部材22a,22bは、切換レバー18の切換部18a,18bの近傍で遮光レンズフード21に固着されている。保持部材24a,24bには、それぞれ切換レバー18の切換部18a,18bのダボ18a1,18b1が入り込む凹部24a1,24b1が形成されている。
【0046】上記切換レバー18による可動部材12の光軸O方向への移動の切り換えは次のようにして行われる。
【0047】先ず、図2に示す等倍の複写時における切換レバー18での可動部材12の移動の切り換えを説明する。
【0048】結像レンズ7が図1の(b)に示す状態から図4の(a)に示す光軸O方向に同図の右側から左側に移動する過程において、先ず、可動部材12の前側(第3反射ミラー3側)の係合部材17aが切換レバー18の前側(第3反射ミラー3側)の切換部18aに当接して、該切換部18aを押圧する。これにより、切換レバー18の切換部18aが可動部材12の係合部材17aにより押圧されるのと同時に結像レンズ7に対して可動部材12が後側(第4反射ミラー4側)に移動する。
【0049】可動部材12が後側に移動する過程において、可動部材12の前側の光量補正板13aの跳上げ部材15aと結像レンズ7の前側の跳上げ部材14aとが干渉することにより、前側の光量補正板13aが結像レンズ7の結像レンズ面7aから退避するとともに、可動部材12の後側の光量補正板13aの跳上げ部材15bと結像レンズ7の後側の跳上げ部材14bとの干渉が解かれて、後側の光量補正板13bが結像レンズ7の結像レンズ面7bと対向するように垂れ下がる。これにより、図1の(a)及び図4の(b)に示すように、後側の光量補正板13bによる等倍複写時の遮光が可能となる。
【0050】そして、可動部材12が後側に移動して、前側のストッパー16aと結像レンズ7のガイド11とが当接すると、結像レンズ7はガイド11で可動部材12の前側のストッパー16aを押しながら更に移動し、これに伴い可動部材12の係合部材17aが切換レバー18の切換部18aを更に押圧する。これにより、切換レバー18が軸18dを支点にA方向に移動して、切換部18aのダボ18a1が保持部材14aの凹部24a1に入り込む。その結果、切換レバー18が保持部材14aにより仮固定されて、可動部材12の後側の係合部材17bが切換レバー18の切換部18aと干渉しなくなる。
【0051】次に、図3に示す最小縮小の複写時における切換レバー18での可動部材12の移動の切り換えを説明する。
【0052】結像レンズ7が図1の(a)に示す状態から図5の(a)に示す光軸O方向に同図の左側から右側に移動する過程において、先ず、可動部材12の後側(第4反射ミラー4側)の係合部材17bが切換レバー18の後側(第4反射ミラー4側)の切換部18bに当接して、該切換部18bを押圧する。これにより、切換レバー18の切換部18bが可動部材12の係合部材17bにより押圧されるのと同時に結像レンズ7に対して可動部材12が前側(第3反射ミラー3側)に移動する。
【0053】可動部材12が前側に移動する過程において、可動部材12の後側の光量補正板13bの跳上げ部材15bと結像レンズ7の後側の跳上げ部材14bとが干渉することにより、後側の光量補正板13bが結像レンズ7の結像レンズ面7bから退避するとともに、可動部材12の前側の光量補正板13bの跳上げ部材15aと結像レンズ7の前側の跳上げ部材14aとの干渉が解かれて、前側の光量補正板13aが結像レンズ7の結像レンズ面7aと対向するように垂れ下がる。これにより、図1の(b)及び図5の(b)に示すように、前側の光量補正板13bによる最小縮小の複写時の遮光が可能となる。
【0054】そして、可動部材12が前側に移動して、後側のストッパー16bと結像レンズ7のガイド11とが当接すると、結像レンズ7はガイド11で可動部材12の後側のストッパー16bを押しながら更に移動し、これに伴い可動部材12の係合部材17bが切換レバー18の切換部18bを更に押圧する。これにより、切換レバー18が軸18dを支点にA方向に移動して、切換部18bのダボ18b1が保持部材14bの凹部24b1に入り込む。その結果、切換レバー18が保持部材14bにより仮固定されて、可動部材12の後側の係合部材17aが切換レバー18の切換部18bと干渉しなくなる。
【0055】上述したように、結像レンズ7が等倍位置から最小縮小倍率位置に移行する過程において、可動部材12の移動の切り換えは切換レバー18により好適に為されるが、等倍と最小縮小倍率との間の縮小倍率においても、可動部材12の移動の切り換えを切換レバー18で行うように、後側(第4反射ミラー4側)の光量補正板13bが結像レンズ7の結像レンズ面7bより退避し、前側(第3反射ミラー3側)の13aが結像レンズ7の結像レンズ面7aと対向するように垂れ下がるまで、結像レンズ7を光軸O方向に移動させている。この場合、結像レンズ7が所定の縮小倍率位置に来るまでに余分の動作をすることになるが、倍率切換時に僅かな時間で済むので影響は少ない。
【0056】以上のように、本実施形態の走査露光型複写機は、拡大〜等倍の複写時において、結像レンズ7の後側(第4反射ミラー4側)の光量補正板13bが結像レンズ7の結像レンズ面7bに対向するように垂れ下がって機能するので、感光ドラム9面上における光量むらを後側の光量補正板13bにより好適に補正することができて、原稿21面上の画像を感光ドラム9面上に高精度に書き込むことができる。その上、結像レンズ7の前側(第3反射ミラー3側)の光量補正板13aが結像レンズ7の結像レンズ面7aより退避することにより、フルスキャン時の第3反射ミラー3と光量補正板13aとの干渉を回避できる。
【0057】また、最小縮小の複写時において、結像レンズ7の後側(第4反射ミラー4側)の光量補正板13bが結像レンズ7の結像レンズ面7bに対向するように垂れ下がって機能するので、感光ドラム9面上における光量むらを前側の光量補正板13aにより好適に補正することができて、原稿21面上の画像を感光ドラム9面上に高精度に書き込むことができる。その上、結像レンズ7の前側(第3反射ミラー3側)の光量補正板13aが結像レンズ7の結像レンズ面7aより退避することにより、第4反射ミラー4と光量補正板13bとの干渉を回避できる。
【0058】さらに、光量補正板13a,13bは結像レンズ7の結像レンズ面7a,7bより退避した状態で結像レンズ7と一部重なるので、例えば、拡大〜等倍の複写時に退避した光量補正板13aにより、フルスキャン時に第2反射ミラー2から第3反射ミラー3に導かれる光束が該光量補正板13aにより遮光されるようなことも解消できる上、装置全体の小型化を図ることができる。
【0059】〔他の実施形態〕本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、結像レンズ7に対して可動部材12の移動を切り換える他の切換手段として、例えば、結像レンズ7に対して可動部材12を前側に移動させる部材を第4反射ミラー4の上部に設け、また結像レンズ7に対して可動部材12を後側に移動させる部材を遮光レンズフード23の出口付近の上部に設けてよい。
【0060】また、前述の実施形態においては、読取手段(受光媒体)として感光ドラム9を例にとって説明してきたが、例えば、紙面と垂直方向に複数の画素を配置したラインセンサー(CCD)を用い、該ラインセンサーからの出力信号を利用して原稿面上の画像情報を読み取るようにしてもよい。
【0061】また、前述の実施形態においては、ミラーズーム方式の走査露光型複写機を例にとって説明してきたが、本発明を第4反射ミラー4、第5反射ミラー5、第6反射ミラー6が固定で結像レンズ7がズームすることにより変倍を行うズームレンズ方式の変倍複写装置においても適用できる。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば、照明手段からの光束で原稿台上の画像を照明し、該画像からの光束を光軸方向に移動する結像手段により読取手段面上に導光し、該画像を読み取る画像読取装置において、該結像手段に光軸方向に移動する可動部材を設け、該結像手段の光軸方向の前後の結像手段面に対してそれぞれ対向又は退避可能な光量補正部材を該可動部材に設け、該光量補正部材により該画像からの光束の一部を遮光しているので、変倍時を含め読取手段面上における光量むらを補正し、原稿面上の画像を高精度に読み取る、あるいは書き込むことができ、しかも装置の小型化を図ることのできる画像読取装置を提供を実現できた。




 

 


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