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発明の名称 カメラ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−84508
公開日 平成11年(1999)3月26日
出願番号 特願平9−252671
出願日 平成9年(1997)9月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】田北 嵩晴
発明者 樫山 律夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 磁気記録層を有するフィルムが装填されるカメラにおいて、前記磁気記録層に磁気記録に関する制御または磁気再生に関する制御の少なくとも一方を実行する第1のマイクロコンピュータと、前記磁気記録または前記磁気再生に関する制御以外のカメラに関する制御を実行する第2のマイクロコンピュータを備えることを特徴とするカメラ。
【請求項2】 前記第1のマイクロコンピュータは、前記第2のマイクロコンピュータによって管理されることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
【請求項3】 前記第1,第2のマイクロコンピュータは、シングルチップマイクロコンピュータであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録層を有するフィルムが装填されるカメラに関し、詳しくは、磁気記録層に撮影情報等の磁気記録および再生を行う機能を備えたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録層を持つフィルム(乳剤面の両側に磁気記録層を備えたAPSフィルム等)を装填できるカメラの中には、各種の撮影情報やプリント指示情報をフィルムの磁気記録層に記録する機能、磁気記録層に記録された磁気信号を用いて、一部の駒が露光済みのフィルムをカメラから一旦取り出し、このフィルムを再装填したとき、その未露光駒を検出して自動的に未露光部分までフィルム給送を行うことのできるフィルム途中交換機能等を備えたものがある。
【0003】図7は従来のカメラの構成を示す。21は電池を電源供給源とする電源回路であり、この電源回路21から各部へ電源供給が行われる。22はカメラ全体を制御するためのマイクロコンピュータであり、カメラ内の各種の回路が接続されている。23はマイクロコンピュータ22に接続された測光回路であり、マイクロコンピュータ22の指令により、露光量の決定に必要な被写体の輝度測定を行う。24は測距回路であり、焦点位置の検出演算を行う。この回路を用いて、マイクロコンピュータ22は被写体に焦点を合わせる制御を実行する。25はカメラの表示部であり、マイクロコンピュータ22の指令によりシャッタ速度や絞り値、撮影枚数等の各種の情報の表示を行う。26はカメラの各種の操作を行う操作スイッチであり、レリーズボタンや各種の設定スイッチが含まれる。27はシャッタ制御回路であり、マイクロコンピュータ22の指令に従ってシャッタを制御する。28は調光回路であり、ストロボ撮影時にストロボ発光量を検出し、所定光量に達した時にストロボ発光を停止させるストロボ発光停止信号を出力する。
【0004】29はフィルム情報検出回路であり、フィルムカートリッジに装填されている磁気記録層を持つフィルムの種類、感度、未露光か露光済みか等の情報の読み取りを行う。30はフィルム位置検出回路であり、フィルム上のパーフォレーションからフィルムの位置を検出し、フィルムを所定量送るための位置検出を行う。32は磁気記録回路であり、フィルムの磁気記録層に撮影情報等を記録する。33は磁気再生回路であり、フイルム上の磁録信号を再生する。
【0005】34はストロボ制御回路であり、マイクロコンピュータ22の指令に従って各種ストロボの発光制御や内蔵ストロボの充電制御を行う。35は内蔵ストロボであり、ストロボ制御回路34の指令に従って充電や発光を行う。36はカメラのアクセサリーシュー等に取り付けて用いられる外付ストロボであり、ストロボ制御回路34により発光が制御される。37はカメラ本体に取り付けられた交換レンズであり、マイクロコンピュータ22は交換レンズ内に設けられたレンズマイクロコンピュータや電子回路を制御してレンズの情報を読み出したり、交換レンズを制御したりする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来例では、マイクロコンピュータ22には多数の各種用途の回路が接続されており、これらの回路を制御するための演算をマイクロコンピュータ22のみで行っている。一方、磁気記録層を持つフィルムを用いるカメラは、従来の磁気記録層を持たないフィルムを用いるカメラに比べ、磁気記録、磁気再生等の機能が増加したため、マイクロコンピュータ22は同時に磁気記録及び磁気再生に関する演算処理も行わなければならず、マイクロコンピュータ22の処理能力を大幅に強化しなければならないという問題がある。
【0007】しかし、マイクロコンピュータの処理能力を大幅に強化した場合、測光中や撮影待機中などのように、磁気記録や磁気再生を行っていない場合においては、必要以上に大きな処理能力を有することになってしまう。
【0008】更に、マイクロコンピュータは、概ね大きな処理能力になるほど、消費電流が増加して電池の消耗を早めたり、パッケージのサイズが大きくなって他の回路等の収納スペースを狭くしたりするほか、コストアップにもつながる。
【0009】本発明は、上述の問題点に鑑み、マイクロコンピュータを必要なときにだけ動作させ、必要以上に大きな処理能力を持たずに済むようにしたカメラを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本出願に係る請求項1記載の発明は、磁気記録層を有するフィルムが装填されるカメラにおいて、前記磁気記録層に磁気記録に関する制御または磁気再生に関する制御の少なくとも一方を実行する第1のマイクロコンピュータと、前記磁気記録または前記磁気再生に関する制御以外のカメラに関する制御を実行する第2のマイクロコンピュータを備えたことを特徴とするカメラである。
【0011】この構成によれば、2つのマイクロコンピュータによって役割分担が行われ、磁気記録層を有するフィルムに特有の磁気記録と磁気再生の処理は、メインの処理を行うマイクロコンピュータとは別の専用のマイクロコンピュータで集中的に実行する。したがって、必要以上に大きな処理能力を持つマイクロコンピュータは必要なくなり、消費電流の削減、小型化、及びローコスト化が可能になる。
【0012】本出願に係る請求項2記載の発明は、前記第1のマイクロコンピュータは、前記第2のマイクロコンピュータによって管理されることを特徴とするカメラである。
【0013】この構成によれば、磁気記録層を有するフィルムを使用するカメラと同様の処理を行う第2のマイクロコンピュータをメインとし、第1のマイクロコンピュータをサブに位置付けする。これにより、第2のマイクロコンピュータを汎用的に用いることが可能になる。
【0014】本出願に係る請求項3記載の発明は、前記第1,第2のマイクロコンピュータがシングルチップマイクロコンピュータであることを特徴とするカメラである。
【0015】この構成によれば、第1及び第2のマイクロコンピュータの小型化が可能になり、実装スペースに余裕のないカメラへの適用に適している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施の形態に係るカメラの電気系の構成を示す。1はカメラの電源回路であり、電池、出力電圧を安定化させるためのDC/DCコンバータ、各部への電源供給を制御するスイッチ手段等を備えている。2はメインマイクロコンピュータであり、カメラ全体の制御および演算を行う。このメインマイクロコンピュータには、シングルチップマイクロコンピュータを用いている。3はサブマイクロコンピュータであり、メインマイクロコンピュータとの間で通信を行いながら、メインマイクロコンピュータ2の指令のもとに特有の制御および演算を行う。ここでは、サブマイクロコンピュータ3にシングルチップマイクロコンピュータを用いている。
【0018】4は測光回路であり、メインマイクロコンピュータ2の制御により被写体の輝度を測定し、測光値をメインマイクロコンピュータ2に伝達する。5は測距回路であり、被写体の焦点位置を検出するためのセンサと信号処理回路から構成され、センサで検出した結果はメインマイクロコンピュータ2に伝達される。
【0019】6は液晶などによる表示部であり、メインマイクロコンピュータ2の制御によりシャッタ速度、絞り値、撮影枚数等の各種の情報を表示する。7は操作スイッチである。8はシャッタ制御回路であり、メインマイクロコンピュータ2の指令に従ってシャッタを制御し、露光動作を行う。9は調光回路であり、ストロボ撮影時にストロボ発光量を検出し、所定光量でストロボ発光を停止するためのストロボ発光停止信号を出力する。
【0020】10はストロボ制御回路であり、メインマイクロコンピュータ2の指令に従って内蔵ストロボ11の充電制御や発光制御のほか、外付ストロボ12の発光制御を行う。11はカメラ内蔵のストロボであり、ストロボ制御回路10によって充電や発光が制御される。12はカメラのアクセサリーシュー等に取り付けて用いられると共に専用の電池を内蔵した外付ストロボであり、ストロボ制御回路10によって発光制御が行われる。13はカメラ本体に取り付けられた交換レンズである。この交換レンズ13は、不図示のレンズマイクロコンピュータや電子回路を内蔵し、これらをメインマイクロコンピュータ2によって制御することにより、交換レンズ13の移動機構が駆動される。
【0021】14はサブマイクロコンピュータ3に接続されたフィルム情報検出回路であり、磁気記録層を持つフィルムカートリッジに記録されているフィルムの種類や、感度、未露光か露光済みか等の情報を読み取るための回路である。15はサブマイクロコンピュータ3に接続されたフィルム位置検出回路であり、フィルム上のパーフォレーションからフィルムの位置を検出し、フィルムを所定量だけ送るための位置検出を行う。
【0022】16はサブマイクロコンピュータ3に接続されたモータ制御回路であり、フイルム給送等を行うモータを駆動する。17はサブマイクロコンピュータ3に接続された磁気記録回路であり、フイルムの磁気記録層に撮影情報等を記録する。18はサブマイクロコンピュータ3に接続された磁気再生回路であり、フィルム上の磁気信号を再生する。
【0023】次に、図2のフローチャートを用いてメインマイクロコンピュータ2の動作を説明する。なお、以下の各フローチャートにおいて、“S”はステップを意味している。
【0024】メインマイクロコンピュータ2は、不図示のメインスイッチがONにされることにより動作を開始する。まず、カメラ本体に設けられた不図示の測光・測距スイッチがONにされているかどうかを判定し(S101)、ONであれば次の処理に進み、ONでなければS101に戻り、測光・測距スイッチがONにされるまで待機する。
【0025】測光・測距スイッチがONの場合、メインマイクロコンピュータ2は測光回路4を動作させて被写体の輝度を測定し(S102)、フイルム感度や露出補正量を加味して露出値の演算を行い、設定された撮影モードに応じてシャッタ速度や絞り値を演算して露出値を決定する。ここで決定された露出値は、表示部6に表示される。ついで、測距回路5を動作させて被写体の焦点距離検出のための信号を取り出し、この信号に基づいて被写体の焦点位置を検出し(S103)、装着されている交換レンズ13を駆動して被写体に焦点を合わせる動作を行う。
【0026】ついで、カメラ本体に設けられた不図示のレリーズスイッチがONであるか否かを判定し(S104)、ONにされていればS105に進み、ONされていなければS101に戻り、測光及び測距動作を測光・測距スイッチがONにされている間繰り返し、レリーズスイッチがONにされるのを待つ。なお、不図示のレリーズスイッチは、同じく不図示の測光・測距開始スイッチと同じ操作部材のスイッチで構成されており、操作スイッチを途中まで押下した状態の第一ストロークで測光・測距スイッチがONになり、操作スイッチを完全に押し込んだ状態でレリーズスイッチがONになる。
【0027】更に、サブマイクロコンピュータ3で制御しているフイルム給送動作が終了しているか否かを判定し(S105)、フィルム給送動作が終了していればS106へ移行し、フィルム給送動作が終了していなければS104に戻り、レリーズスイッチがONにある間は、フィルム給送が終了するのを待機する。次に、ストロボを使用するか否かを判定し(S106)、ストロボを使用するときにはS107へ移行し、ストロボ不使用のときにはS109へ移行する。S107では、ストロボが発光すべき光量を演算し、調光回路9に光量を設定する。ついで、ストロボ制御回路10を制御してストロボ発光を許可し(S108)、レリーズを行うために不図示のミラーをミラーアップし(S109)、交換レンズ13の絞りをS103で演算した絞り値まで絞り込み(S110)、シャッタ制御回路8を制御して、S102で決定したシャッタ速度を基にシヤッタを制御して露光動作を行う(S111)。
【0028】ついで、交換レンズ13の絞りを開放に戻し(S112)、露光前にアップしたミラーをミラーダウンし(S113)、サブマイクロコンピュータ3を起動して、動作を開始することを指令し(S114)、フィルムの磁気記録層に記録すべきシャッタ速度や絞り値、各種設定データ等をサブマイクロコンピュータ3に転送し(S115)、サブマイクロコンピュータ3にシャッタチャージやフィルム給送、磁気記録等の一連の動作を開始する指令を出し(S116)た後、S101へリターンする。
【0029】このように、メインマイクロコンピュータ2は、測光、測距動作とレリーズ動作を行った後、サブマイクロコンピュータ3に磁気記録データを転送して、フィルム給送および磁気記録動作を指令して、測光・測距スイッチがONにされている間、測光と測距が行われる。更に、レリーズスイッチがONにされていれば、フイルム給送を待ってレリーズを実行する。
【0030】次に、図3のフローチャートを用いて、サブマイクロコンピュータ3の動作を説明する。
【0031】サブマイクロコンピュータ3は、メインマイクロコンピュータ2をホストにして制御されており、メインマイクロコンピュータ2が起動することにより動作を開始する。
【0032】サブマイクロコンピュータ3は、まず、サブマイクロコンピュータ3のRAMやポート(いずれも不図示)の初期化を行い(S201)、メインマイクロコンピュータ2から磁気記録すべきデータを転送する(S202)。ついで、メインマイクロコンピュータ2からの制御動作開始指令があるかどうかを判定し(S203)、制御動作開始指令がある場合にはS204へ進み、制御動作開始指令がない場合にはS203に戻り、制御動作開始指令があるまで待機する。ついで、モータ制御回路16を制御してモータを動作させ、シャッタチャージ位相に駆動系のギヤを切り替えてレリーズにより走行したシャッタをチャージする(S204)。
【0033】更に、モータ制御回路16を制御して、フィルム給送位相に駆動系のギヤを切り替え、フィルム給送を開始し(S205)、フィルムの磁気記録層に磁気記録を開始する演算、動作を開始し(S206)、磁気記録すべきデータをフィルムに記録する形式に変換する演算を行いながら、磁気記録回路17を制御して、給送されているフィルムの磁気記録層に磁気記録を行い(S207)磁気記録すべきデータを全て記録した後、磁気記録回路17を制御し、磁気記録動作を終了(S208)。更に、フィルム位置検出回路15により、フィルムのパーフォレーションを検出し(S209)、フィルムが所定の位置に達した後、モータ制御回路16を制御してモータの駆動を停止し、フィルム給送を終了する(S210)。このフィルム給送の終了はメインマイクロコンピュータ2に伝達され(S211)、これによりサブマイクロコンピュータ3が実行すべき動作が終了したので、処理はSTOPモードに入り、サブマイクロコンピュータ3の消費電力を小さくし、サブマイクロコンピュータ3の動作を終了する(S212)。
【0034】このように、サブマイクロコンピュータ3は、レリーズの露光動作が終了した後、シャッタチャージ、フィルム給送、磁気記録動作の各処理を行って動作を終了する。
【0035】図4はメインマイクロコンピュータ2とサブマイクロコンピュータ3の動作を示すタイミングチャートである。この図を用いて2つのマイクロコンピュータの動作タイミングを説明する。
【0036】カメラに設けられた不図示の測光・測距スイッチがONにされると、メインマイクロコンピュータ3が動作を開始し、測光と測距が繰り返される。次に、不図示のレリーズスイッチがONにされると、ミラーアップ、絞り込み制御、露光、絞り開放制御、ミラーダウンを行った後、サブマイクロコンピュータ3が起動される。測光・測距スイッチがONであれば、再度、測光、測距動作を繰り返し実行する。また、メインマイクロコンピュータ2がミラーダウン動作を終了した後に、サブマイクロコンピュータ3が起動するので、サブマイクロコンピュータ3はミラーダウン動作後に動作を開始することになる。まず、シャッタチャージを行い、次に、フィルム給送動作、磁気記録データ処理、磁気記録動作を平行して行う。
【0037】これにより、レリーズ終了後のシャッタチャージ、フィルム給送、磁気書き込みがサブマイクロコンピュータ3により行われている間に、メインマイクロコンピュータ2は、次の測光、測距動作を開始している。したがって、サブマイクロコンピュータ3がフィルム給送および磁気書き込み動作を終了すると、直ちに、次のレリーズシーケンスであるミラーアップ動作を開始することができる。
【0038】なお、ここまでの実施の形態では、ミラーアップ、ミラーダウン動作をメインマイクロコンピュータ2で制御しているが、ミラーアップ、ミラーダウン動作をフィルム給送用のモータと同じモータを用いて行う場合、ミラーアップ及びミラーダウンの各制御は、サブマイクロコンピュータ3が担当する。
【0039】図5は、カメラにフィルムが装填されたときのメインマイクロコンピュータ2の動作を示している。ここでは、フイルムが装填されたときからのオートローデイング(以下、「AL」という)の動作を示している。
【0040】カメラのフイルム室の蓋が閉じられたことを不図示のスイッチが検出すると、メインマイクロコンピュータ2は、フィルム室内に設けられた不図示のスイッチが、フィルム室内におけるフィルムカートリッジの有無を検出したか否かを判定する(S301)。フィルム室内にフィルムカートリッジが無いことが検出されたとき、AL動作は終了する。一方、フィルム室内にフィルムカートリッジ有りが検出されたとき、サブマイクロコンピュータ3が起動し(S302)、ALを開始するようにモータ制御回路16に指令を出力する。これをもとに、サブマイクロコンピュータ3で行われているAL動作が終了したか否かをチェックする(S303)。S303でALの未終了が判定された場合、S303に戻ってALが終了するのを待つ。S303でALの終了が判定された場合、フイルムが装填されるまで待機し(S304)、オートローディング動作を終了する。
【0041】図6は、サブマイクロコンピュータ3のAL動作を示す。サブマイクロコンピュータ3は、メインマイクロコンピュータ2からオートローディングの開始が指令されると、ALを開始する。まず、フイルムカートリッジに設けられた撮影済みや新品フィルム等のフイルムの状態を示す情報や、フィルムの種類等を示す情報を持つデータディスクをモータ制御回路16の制御により回転させ、データディスクからの情報読み取りを行う(S401)。この後、S401で読み込んだ情報により、装填されたフィルムが現像済みであるか否かを判定する(S402)。S402で現像済みでないことが判定されたとき、S402で読み込んだ情報により、装填されたフィルムが撮影済みであるかどうかを判定する(S403)。現像済み(S402)や撮影済み(S403)のフィルムが装填された場合、撮影をすることができないので、フィルムカートリッジのデータディスクをカートリッジ装填時と同じ位置にセットし(S404)、オートローディンク動作を終了する。
【0042】S403で撮影済みでないことが判定された場合、S402で読み込んだ情報により、装填されたフィルムが撮影途中巻き戻しフィルムか否かを判定する(S405)。装填されたフィルムが撮影途中巻き戻しフィルムであった場合、未露光の駒までフィルムを送る必要がある。このためには撮影済みの駒に記録されている磁気データの有無を検出する必要があることから、磁気再生回路18を動作させる(S406)。ついで、モータ制御回路16を制御してフイルム巻き上げ動作を開始する(S407)。そして、動作を開始した磁気再生回路17によりフイルムの磁気記録層に記録された磁気信号を検出しながらS408の処理を実行する。
【0043】S408では、磁気再生回路17で検出している磁気信号が無い駒になったかどうかを判定し、磁気信号が無い駒を検出した場合には次の処理へ移行する。そして、磁気信号が検出されている間はS408の処理を繰り返し、磁気信号の無い駒を検出するまで継続する。ついで、S408で磁気信号の無い駒を検出したことから、フィルム給送を停止し、一旦、一駒分を巻き戻してから(S409)、磁気信号の記録されていない未露光の駒を正確な位置に合わせてALを終了する。
【0044】また、S405で途中巻き戻しフィルムでないことが判定された場合、全駒未露光のフィルムが装填されたことを意味するので、一駒目までフィルム給送を行い(S410)、AL動作を終了する。サブマイクロコンピュータ3は、AL動作が終了すると、メインマイクロコンピュータ2にAL動作が終了したことを伝送し、AL処理に関する動作を終了する。
【0045】以上のように、AL動作においてもメインマイクロコンピュータ2はカメラのスイッチ等の状態検出を行い、フィルム給送や磁気再生動作をサブマイクロコンピュータ3が制御する。
【0046】このように、フィルム給送、磁気記録データ処理、磁気記録動作、及び磁気再生動作をサブマイクロコンピュータ3で集中的に行い、メインマイクロコンピュータ2はカメラ全体の制御のほか、測光と測距の動作を分担する。
【0047】以上が本発明による実施の形態の構成及び動作であるが、本発明は、上記実施の形態の構成に限られるものではなく、請求項で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能を達成できる構成であれば、どのようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0048】例えば、メインマイクロコンピュータ2及びサブマイクロコンピュータ3にシングルチップマイクロコンピュータを用いているが、これに限定されるものではなく、他のマイクロコンピュータや他の制御手段を用いてもかまわない。
【0049】また、本発明は、以上の各実施の形態、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせてもよい。また、本発明は、クレームまたは実施の形態の構成の全体若しくは一部が一つの装置を形成する場合であっても、他の装置と結合するようなものであっても、装置を構成する要素となるようなものであってもよい。
【0050】更に、本発明は、フィルム以外の画像記録媒体であっても適用可能である。
【0051】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズシャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、カメラ以外の光学機器、その他の装置に適用することができる。更に、本発明は、それらカメラや光学機器、その他の装置に適用される装置、または、これらを構成する要素に対しても適用できるものである。
【0052】〔発明と実施の形態の対応〕以上の実施の形態において、サブマイクロコンピュータ3が第1のマイクロコンピュータに相当し、メインマイクロコンピュータ2が第2のマイクロコンピュータに相当する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に示した本発明は、磁気記録または前記磁気再生に関する制御以外のカメラに関する制御を実行するマイクロコンピュータとは別に、磁気記録または磁気再生に関する制御の少なくとも一方を実行する専用のマイクロコンピュータを設けたので、単独で必要以上に大きな処理能力を持つマイクロコンピュータは必要なくなり、消費電流の削減、小型化、ローコスト化が可能になる。
【0054】請求項2に示した本発明は、前記第1のマイクロコンピュータを前記第2のマイクロコンピュータで管理するようにしたので、第2のマイクロコンピュータを汎用的に用いることが可能になり、磁気記録層を有するフィルムを装填しないカメラに流用することができ、開発コストや製造コストの低減が可能になる。
【0055】請求項3に示した本発明は、前記第1,第2のマイクロコンピュータにシングルチップマイクロコンピュータを用いるようにしたので、小型化が可能になり、カメラの大型化を避けることができる。




 

 


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