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発明の名称 電子写真感光体
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−73064
公開日 平成11年(1999)3月16日
出願番号 特願平9−232514
出願日 平成9年(1997)8月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】丸島 儀一
発明者 小川 英紀 / 北村 航
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 駆動部材の有する嵌合凹部及び従動部材の有する嵌合凹部に、感光層を有する円筒の導電支持体の両端部をそれぞれ切り曲げて結合させている電子写真感光体において、一端の切り曲げ結合させている位置ともう一端の切り曲げ結合させている位置とが、支持体鉛直方向の中心に対して回転方向においてずれていることを特徴とする電子写真感光体。
【請求項2】 前記一端の切り曲げ結合部の中央位置ともう一端の切り曲げ結合部の中央位置とが、支持体鉛直方向の中心に対して回転方向に5°以上の角度を有することを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項3】 前記感光層は、電荷輸送材料と電荷発生材料を同一の層に含有する単層型であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項4】 前記感光層は、電荷輸送材料と電荷発生材料を同一の層に含有する単層型であることを特徴とする請求項2に記載の電子写真感光体。
【請求項5】 前記感光層は、電荷輸送材層と電荷発生層に分離した積層型であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項6】 前記感光層は、電荷輸送材層と電荷発生層に分離した積層型であることを特徴とする請求項2に記載の電子写真感光体。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体に関し、詳しくは高精度、高画質化に優れた電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は、従来支持体上に、蒸着、塗布等の方法により感光層、下引層、導電層および保護層等の各種層を形成した円筒型支持体端部に、アース用部材を装着している駆動または従動部材を、瞬間接着剤などの接着により結合させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高精度かつ高画質化に優れた円筒の電子写真感光体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するための主たる発明は、駆動部材の有する嵌合凹部及び従動部材の有する嵌合凹部に、感光層を有する円筒の導電支持体の両端部をそれぞれ切り曲げて結合させている電子写真感光体において、一端の切り曲げ結合させている位置ともう一端の切り曲げ結合させている位置とが、支持体鉛直方向の中心に対して回転方向においてずれていることを特徴とする電子写真感光体である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明に用いる電子写真感光体の構成について説明する。
【0006】まず、本発明における電子写真感光体は、感光層が電荷輸送材料と電荷発生材料を同一の層に含有する単層型であっても、電荷輸送層と電荷発生層に分離した積層型でもよいが電子写真特性的には積層型が好ましい。また、使用する導電性基体は導電性を有するものであればよく、アルミニウム、ステンレスなどの金属、あるいは導電層を設けた金属、紙、プラスチックなどが挙げられる。さらに、LBPなど画像入力がレーザー光の場合は、散乱による干渉縞防止、または基盤の傷を被覆することを目的とした導電層を設けてもよい。これはカーボンブラック、金属粒子などの導電性粉体をバインダー樹脂に分散させて形成することができる。導電層の膜厚は5〜40μm、好ましくは10〜30μmが適当である。
【0007】そして、そのうえに、接着機能を有する中間層をもうける。中間層の材料としてはポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カゼイン、ポリウレタン、ポリエーテルウレタン、などが挙げられる。これらは適当な溶剤に溶解して塗布される。中間層の膜厚は0.05μm、好ましくは0.3〜1μmである。
【0008】さらに、前記中間層の上には電荷発生層が形成される。本発明に用いられる電荷発生物質としてはセレン−テルル、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フタロシアニン、アントアントロン、ジベンズピレンキノン、トリスアゾ、シアニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ、キナクリドン、非対称キノシアニン系の各顔料が挙げられる。機能分離型の場合、電荷発生層は前記電荷発生物質を0.3〜4倍量の結着剤樹脂および溶剤とともにホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミルおよび液衝突型高速分散機などの方法でよく分散し、分散液を塗布、乾燥させて形成される。電荷発生層の膜厚は5μm以下、好ましくは0.1〜2μmが適当である。
【0009】ここで、電荷輸送層は主として電荷輸送材料と本発明からなるバインダー樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料を塗工乾燥して形成する。用いられる電荷輸送材料としてはトリアリールアミン系化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、トリアリルメタン系化合物、チアゾール系化合物などが挙げられる。
【0010】これらは0.5〜2倍量のバインダー樹脂と組み合わされ塗工、乾燥し電荷輸送層を形成する。電荷輸送層の膜厚は5〜40μm、好ましくは15〜30μmが適当である。
【0011】さて、図1は、本発明の電子写真感光体の鉛直方向の概略平面図である。図1において、1は支持体、1Aは支持体の一端、1Bは支持体のもう一端、2は駆動部材、3は従動部材、4は1A側切り曲げ結合部、5は1B側切り曲げ結合部である。そして、感光層を有した支持体1の一端1Aともう一端1Bに、各々嵌合凹部を設けた駆動部材2と従動部材3を挿入して、嵌合凹部内に支持体1の両端部を切り曲げて、1A側切り曲げ結合部4と1B側切り曲げ結合部5により結合させている。
【0012】図2は、本発明の電子写真感光体の回転方向の概略断面図である。図2において、6は一端の切り曲げ結合部の中央位置ともう一端の切り曲げ結合部の中央位置との角度である。図に示す通り、1A側切り曲げ結合部4の位置と1B側切り曲げ結合部5の位置とが、支持体鉛直方向の中心に対して回転方向にずれた位置で構成されている。
【0013】尚この際に、1A側切り曲げ結合部4の中央位置と全ての1B側切り曲げ結合部5の中央位置との角度6は、5°以上の角度を設けることが好ましい。
【0014】以下実施例に従って説明する。
【0015】(実施例1)30φ254mmのAlシリンダーを支持体とし、それに、以下の材料より構成される塗料を支持体上に浸せき法で塗布し140℃、30分熱硬化して15μmの導電層を形成した。
【0016】
導電性顔料:SnO2コート処理硫酸バリウム 10重量部 抵抗調節用顔料:酸化チタン 2重量部 バインダー樹脂:フェノール樹脂 6重量部 レベリング材:シリコーンオイル 0.001重量部 溶剤:メタノール、メトキシプロパノール0.2/0.8 20重量部【0017】次にCuKαのX線回折スペクトルにおける回折角2θ±0.2°が9.0°、14.2°、23.9°、27.1°に強いピークを有するTiOPc4重量部とポリビニルブチラール(商品名:エスレックBM2、積水化学製)2重量部およびシクロヘキサノン60重量部をφ1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間分散したあとエチルアセテート100重量部を加えて電荷発生層用分散液を調製した。これを浸せき法で塗布し0.3μmの電荷発生層を形成した。
【0018】次に下記構造式のアミン化合物7重量部【0019】
【外1】

【0020】下記構造式のアミン化合物3重量部【0021】
【外2】

とポリカーボネート樹脂(ユーピロンZ200、三菱瓦斯化学製)10重量部をモノクロロベンゼン30重量部ジクロロメタン70部の混合溶媒に溶解した。
【0022】この塗料を浸せき法で塗布し120℃2時間乾燥し25μmの電荷輸送層を形成した。
【0023】次に、ポリアセタール樹脂の射出成形により角穴形状の嵌合凹部を対向して2箇所設けた駆動および従動部材を製造して、駆動部材にはりん青銅からなる支持体とのアース接点部を設けたアース用部材を超音波溶着させた。
【0024】このようにして製造した駆動および従動部材を、前述の感光層を塗布した電子写真感光体の両端に挿入し、2箇所の嵌合凹部内に支持体端部を支持体鉛直方向に長さ0.8mm切り曲げて結合させた。この時、一端の切り曲げ結合部の中央位置ともう一端の切り曲げ結合部の中央位置との間には、支持体鉛直方向の中心に対して回転方向に45°の角度を設けた。このようにして得られた電子写真感光体の寸法精度を、両端5mmの位置を基準にして、真直度と基準振れについて測定したところ、真直度15μm、基準振れ24μmであった。
【0025】更にこの電子写真感光体を、レーザービームプリンタ(LBP−EX、キヤノン製)のプロセスカートリッジに装着して、レーザービームプリンタ本体への設置による初期の画像出しを行なった。その結果、ピッチムラ等のない非常に良好な画像が得られた。
【0026】(実施例2)一端の切り曲げ結合部の中央位置ともう一端の切り曲げ結合部の中央位置とが、支持体鉛直方向の中心に対して回転方向に10°の角度を設けた以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を製造した。
【0027】このようにして得られた電子写真感光体について、実施例1と同様の評価を行なった結果、寸法精度は真直度20μm、基準振れ26μmであり、また、初期の画像出しについても、ピッチムラ等のない非常に良好な画像が得られた。
【0028】(実施例3)嵌合凹部を駆動および従動部材の中心から直角方向に4箇所設けた駆動および従動部材で、一端の切り曲げ結合部の中央位置ともう一端の切り曲げ結合部の中央位置とが、支持体鉛直方向の中心に対して回転方向に30°の角度を設けた以外は、実施例1と同様に電子写真感光体を製造した。
【0029】このようにして得られた電子写真感光体について、実施例1と同様の評価を行なった結果、寸法精度は真直度22μm、基準振れ30μmであり、また、初期の画像出しについても、ピッチムラ等のない非常に良好な画像が得られた。
【0030】
【表1】

【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高精度かつ高画質化に優れた電子写真感光体を提供することができるのである。




 

 


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