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発明の名称 カメラ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−72825
公開日 平成11年(1999)3月16日
出願番号 特願平9−234963
出願日 平成9年(1997)8月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岸田 正行 (外4名)
発明者 長谷 博之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 カメラ本体に対して突出および沈胴駆動されるレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒の移動に機構的に連動して開閉作動するレンズバリアとを有するカメラにおいて、前記レンズバリアが閉状態か否かを検出する検出手段と、前記レンズ鏡筒の沈胴駆動時に、前記検出手段による検出結果に応じて前記レンズ鏡筒の駆動制御を行う制御手段とを有することを特徴とするカメラ。
【請求項2】 前記制御手段は、前記レンズ鏡筒の沈胴駆動時において前記検出手段により前記レンズバリアが閉状態にあるとの検出結果が得られたときは、前記レンズ鏡筒の沈胴駆動を停止させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
【請求項3】 前記制御手段は、前記レンズ鏡筒の沈胴駆動時において前記検出手段により前記レンズバリアが閉状態にあるとの検出結果が得られないときは、前記レンズ鏡筒の突出駆動を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
【請求項4】 前記制御手段は、前記レンズ鏡筒をテレ位置まで突出駆動することを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
【請求項5】 前記検出手段は、前記レンズ鏡筒と前記レンズバリアとの連動機構が前記レンズバリアが閉状態になる状態か否かを検出することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカメラ。
【請求項6】 前記検出手段が、接点スイッチであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のカメラ。
【請求項7】 前記検出手段が、光学センサであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のカメラ。
【請求項8】 前記光学センサが、反射型であることを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
【請求項9】 前記光学センサが、透過型であることを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡筒の突出および沈胴移動に連動して、レンズ前面を開閉するレンズバリアを有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなカメラとしては、例えば実開平5−90461号公報にて提案されているものがある。このものでは、レンズ鏡筒を突出位置(撮影待機位置)と沈胴位置との間で駆動する鏡筒駆動モータのほかに、バリア専用のバリア駆動モータが設けられており、このバリア駆動モータの回転に伴いバリアが撮影レンズの前面を覆う全閉位置と撮影レンズの前面を開放する全開位置との間で開閉駆動するようになっている。そして、バリアの閉じ方向への駆動中にバリア機構内に異物が侵入した場合、バリア駆動モータの負荷電流が所定範囲を超えたことを検出し、バリア駆動モータを停止又はバリアを開ける方向に駆動してバリア機構の破損を防止できるようになっている。
【0003】また、特開平6−27519号公報にて提案されているカメラでは、メインスイッチのON後のバリアの開放動作及びこれに続く撮影光学ユニット(前群ユニット)の繰り出しという一連の動作の間に、バリアが正常に全開状態になれば撮影光学ユニットが所定位置に繰り出され、バリアが全閉状態或いは開放途中で停止しているというバリア開放不良状態になったときには、撮影光学ユニットの繰り出しをバリア駆動用の駆動リングに設けられたストッパー作用をする部材で阻止し、この撮影光学ユニットの繰り出し阻止を検知してバリア作動不良が検知できる構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実開平5−90461号公報提案のカメラにおいては、鏡筒駆動モータ以外にバリア駆動モータが必要になるほか、バリア駆動モータの負荷電流が所定範囲を超えたことを検出する検出手段や、レンズ鏡筒が沈胴位置に移動したときに鏡筒駆動モータを停止させるためにレンズ鏡筒が沈胴位置に達したことを検出する検出手段が必要になり、部品点数が多くなるという不都合がある。
【0005】また、特開平6−27519号公報提案のカメラでは、撮影光学ユニット(前群ユニット)の繰り出し動作を利用してバリアの全開状態の異常を検出しているので、前群ユニットの繰り出し動作がないレンズ鏡筒(例えば、リアーフォーカスを有するレンズ鏡筒)や鏡筒全体が繰り出し動作を行うレンズ鏡筒を有するカメラでは、バリアの異常を検出することができないという不都合がある。
【0006】そこで、本発明は、部品点数をできるだけ少なくして、レンズバリアの閉異常時およびレンズ鏡筒の沈胴時のレンズ鏡筒の制御を行えるようにしたカメラを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明では、カメラ本体に対して突出および沈胴駆動されるレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒の移動に機構的に連動して開閉作動するレンズバリアとを有するカメラにおいて、レンズバリアが閉状態か否かを検出する検出手段と、レンズ鏡筒の沈胴駆動時に、上記検出手段による検出結果に応じてレンズ鏡筒の駆動制御を行う制御手段とを設けている。
【0008】具体的には、レンズ鏡筒の沈胴駆動時において、レンズバリアが正常に閉状態になったことが検出されたときは、レンズ鏡筒も沈胴状態に達したものとしてレンズ鏡筒の沈胴駆動を停止させ、一方、異物の侵入等によりレンズバリアが閉状態にならないことが検出されたときは、バリア機構に異常が生じたものとしてレンズ鏡筒の突出駆動を行い、バリア機構を保護するとともにバリアが全閉していないことを撮影者に知らせるようにしている。
【0009】すなわち、本発明では、バリア専用の駆動モータを持たないカメラにおいて、レンズバリアの状態を検出する1つの検出手段を設けるだけで、レンズ鏡筒の沈胴終了制御(バリアの正常な閉じ終了制御)とバリアの異常時制御とを行えるようにして、従来のカメラのように、バリア専用のモータを設けたり、沈胴検出とバリア異常検出とを行う検出手段を個別に設けたりする必要をなくし、部品点数の減少およびコストダウンを図っている。
【0010】なお、上記検出手段により、レンズバリア自体の状態を検出してもよいし、レンズ鏡筒とレンズバリアとの連動機構の状態を検出するようにしてもよい。
【0011】また、検出手段としては、接点スイッチや光学センサを用いればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図7には、本発明の第1実施形態であるカメラの外観を示している。100はカメラ本体である。このカメラ本体100の前部には、レンズ鏡筒101が、図1(a)に示すようにカメラ本体100内に沈胴する沈胴位置と、図1(b)に示すようにカメラ本体100から突出する撮影待機位置(突出位置)との間で移動可能に取り付けられている。
【0013】レンズ鏡筒1の前端部には、このレンズ鏡筒101が沈胴位置にあるときに撮影レンズ2の前面を覆うように閉じ、レンズ鏡筒101が撮影待機位置にあるときに撮影レンズ2の前面を開放するように開くレンズバリア9,10が取り付けられている。105は撮影時に操作されるレリーズボタンである。
【0014】図1から図6には、上記カメラのレンズ鏡筒101の構成を示している。これらの図において、1は不図示の駆動モータにより図1から図3に示す撮影待機位置(例えば、テレ位置)と図4から図6に示す沈胴位置との間で光軸方向に進退可能な鏡筒枠である。この鏡筒枠1は、撮影レンズ2を保持するレンズ保持枠3の外周を覆っている。
【0015】レンズ保持枠3は、鏡筒枠1が光軸方向に進退するときに、鏡筒枠1と一体となって光軸方向に進退する。鏡筒枠1の前端部1aの中心には、撮影レンズ2に被写体光を入射させるための撮影開口部1bが形成されており、この撮影開口部1bの外周にはバリア駆動リング(請求の範囲にいう連動機構の一部)4が回転可能に嵌合している。
【0016】バリア駆動リング4は、フック4aと鏡筒枠1の軸1cとの間に掛けられたバネ5のバネ力により図1および図4中反時計回り方向(バリア開方向)に付勢されている。また、バリア駆動リング4は、リングレバー6に設けられた軸6aと嵌合している。リングレバー6は図3および図6に示すように、光軸方向後方に延びて鏡筒枠1に回転可能に嵌合する連結軸7(上記連動機構の一部)7に一体的に結合している。
【0017】連結軸7の後端部7aは、鏡筒枠1が進退するときにカメラ本体100に固定された固定筒8のテーパー部8aに対して摺動する。
【0018】レンズバリア9,10はそれぞれ鏡筒枠1に設けられた軸1d,1eに回転可能に嵌合している。また、レンズバリア9,10における上記軸1d,1eとの嵌合部近傍に設けられた軸9a,10aはそれぞれ、バリア駆動リング4の切り欠き部4b,4d内に配置されている。
【0019】さらに、レンズバリア9,10のフック9b,10bとバリア駆動リング4のフック4c,4eとの間にはバネ11,12が掛けられており、このバネ11,12のバネ力によってレンズバリア9,10の軸9a,10aはバリア駆動リング4の切り欠き部4b,4dの一端面に突き当てられている。
【0020】このように構成されたレンズ鏡筒では、駆動モータの作動により鏡筒枠1が図1に示す撮影待機位置から図4に示す沈胴位置に向かって移動すると、連結軸7の後端部7aが固定筒8のテーパー部8aに沿って光軸方向に移動しながら反時計回り方向に回転するため、これと一体的に結合されたリングレバー6も反時計回り方向に回転し、バリア駆動リング4を時計回り方向に回転駆動する。また、この回転によりバネ5がチャージされる。そして、バリア駆動リング4が時計回り方向に回転すると、それまでバリア駆動リング4の切り欠き部4b,4dの一端面と軸9a,10aとの当接により閉じ方向への移動が規制されていたレンズバリア9,10が、バネ11,12の付勢力によって閉じ方向に駆動される。
【0021】ここで、13は、図2に詳しく示すように、鏡筒枠1とバリア駆動リング4との間に配置された接点タイプの検出スイッチであり、可動接片13aと固定接片13bとを有する。この検出スイッチ13は、図5に示すように、レンズバリア9,10が全閉状態になる位置まで回転したバリア駆動リング4の平面部4fによって可動接片13aが押され、固定接片13bに接触することによりON信号を出力する。
【0022】このため、鏡筒枠1が沈胴位置に到達し、かつレンズバリア9,10が全閉状態になったときは、検出スイッチ13からON信号が出力され、このON信号を受けた不図示のCPU(請求の範囲にいう制御手段)は、正常にバリア全閉と鏡筒沈胴とが完了したものとして駆動モータを停止させる。
【0023】一方、鏡筒枠1が沈胴位置に到達したにもかかわらず、バリア駆動リング4が図1に示す位置と図4に示す位置との間で停止したような場合、バリア駆動リング4の平面部4fが検出スイッチ13の可動接片13aを押さず、CPUにON信号が入力されないので、CPUは、バリア全閉不良が生じたものとして、駆動モータを逆転させ、鏡筒枠1を撮影待機位置に戻す。これにより、撮影者は、レンズバリア9,10又はこれを駆動する機構に異常が生じたことを明確に知ることができる。
【0024】ここで、図10には、CPUによる鏡筒枠1およびレンズバリア9,10の動作制御フローチャートを示している。なお、ここでは、鏡筒枠1の撮影待機位置からの沈胴動作とレンズバリア9,10の閉じ動作について説明する。
【0025】まず、鏡筒枠1が図1から図3に示す撮影待機位置にある状態で(S201)、不図示のメインスイッチがONされたか否かを判別する(S202)。メインスイッチがONすると、駆動モータを作動させる(S203)。このとき、CPUは所定時間のタイマーカウントを開始する(S204)。駆動モータの作動により、鏡筒枠1は、撮影待機位置から沈胴位置に向かって移動を開始する(S205)。そして、この移動により、連結紬7の後端部7aが固定筒8のテーパー部8aに沿って反時計回り方向に回転する。この回転により、連結軸7に一体的に連結されたリングレバー6も反時計回り方向に回転し、バリア駆動リング4が時計回り方向に回転駆動される。この回転駆動により、レンズバリア9,10の閉じ動作が開始される(S206)。
【0026】次に、検出スイッチ13からON信号が入力されたか否かを判別し(S207)、ON信号が入力されたとき、すなわちレンズバリア9,10が撮影レンズ2の前面を覆ったときは、駆動モータを停止させる(S208)。これにより、鏡筒枠1(レンズ鏡筒101)が沈胴位置に達する(S209)。
【0027】一方、検出スイッチ13からON信号が入力されないときは、上記所定時間が経過したか否かを判別し(S210)、ON信号が入力されないまま所定時間が経過したとき、すなわちレンズバリア9,10の全閉不良又はバリア駆動リング4の異常が発生したときは、駆動モータを逆転させる(S211)。これにより、鏡筒枠1(レンズ鏡筒101)は沈胴位置から撮影待機位置に戻る突出動作を行う(S212)。
【0028】以上のように本実施形態では、本来レンズバリア9,10が全閉したか否かを検出するための検出スイッチ13を、レンズバリア9,10が正常に全閉したときには鏡筒枠1の沈胴検出用に用いているので、沈胴検出専用の検出手段を設ける必要がない分、部品点数を減少させ、コスト面で有利とすることができる。
【0029】(第2実施形態)図8は、本発明の第2実施形態であるカメラのレンズ鏡筒を示している。なお、本実施形態の基本構成および制御は第1実施形態と同様であるので、共通する構成要素については第1実施形態と同符号を付して説明に代える。
【0030】本実施形態は、第1実施形態における検出スイッチ13に代えて、反射型フォトインタラプタ(請求の範囲にいう光学センサ)23を設けた点で第1実施形態と異なる。
【0031】すなわち、鏡筒枠1が沈胴位置に到達し、かつレンズバリア9,10が全閉状態になったときは、フォトインタラプタ23の前に位置したバリア駆動リング4の平面部4fで、フォトインタラプタ23の発光部からの照射光が反射されて受光部に受光され、フォトインタラプタ23からON信号が出力される。このON信号を受けた不図示のCPU(請求の範囲にいう制御手段)は、正常にバリア全閉と鏡筒沈胴とが完了したものとして駆動モータを停止させる。
【0032】一方、鏡筒枠1が沈胴位置に到達したにもかかわらず、バリア駆動リング4が途中で停止したような場合、バリア駆動リング4の平面部4fはフォトインタラプタ23の前にこないので、CPUにON信号が入力されず、CPUは、バリア全閉不良が生じたものとして、駆動モータを逆転させ、鏡筒枠1を撮影待機位置に戻す。
【0033】なお、本実施形態では、反射型フォトインタラプタを用いた場合について説明したが、透過型フォトインタラプタを用いてもよい。
【0034】(第3実施形態)図9には、本発明の第3実施形態であるカメラのレンズ鏡筒を示している。なお、本実施形態の基本構成および制御は第1実施形態と同様であるので、共通する構成要素については第1実施形態と同符号を付して説明に代える。
【0035】本実施形態は、バリア駆動リング4によってONされる第1実施形態の検出スイッチ13に代えて、レンズバリア10によってONされる接点タイプの検出スイッチ33を設けた点で第1実施形態と異なる。
【0036】すなわち、鏡筒枠1が沈胴位置に到達し、かつレンズバリア9,10が全閉状態になったときは、それまで固定接片(図示せず)と可動接片33aとの間に入っていたレンズバリア10が両接片間から逃げるため、両接片が接触して検出スイッチ33からON信号が出力される。このON信号を受けた不図示のCPU(請求の範囲にいう制御手段)は、正常にバリア全閉と鏡筒沈胴とが完了したものとして駆動モータを停止させる。
【0037】一方、鏡筒枠1が沈胴位置に到達したにもかかわらず、バリア駆動リング4が途中で停止したような場合、レンズバリア10が両接片間に入ったままになるので、CPUにON信号が入力されず、CPUは、バリア全閉不良が生じたものとして、駆動モータを逆転させ、鏡筒枠1を撮影待機位置に戻す。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、レンズ鏡筒の沈胴駆動時において、検出手段によりレンズバリアが正常に閉状態になったことが検出されたときは、レンズ鏡筒も沈胴状態に達したものとしてレンズ鏡筒の沈胴駆動を停止させ、異物の侵入等によりレンズバリアが閉状態にならないことが検出されたときは、バリア機構に異常が生じたものとしてレンズ鏡筒の突出駆動を行ってバリア機構を保護するようにしているので、レンズバリアの状態を検出する1つの検出手段を設けるだけで、レンズ鏡筒の沈胴終了制御(バリアの正常な閉じ終了制御)とバリアの異常時制御とを行うことができ、従来のカメラのように、沈胴検出とバリア異常検出とを行う検出手段を個別に設ける必要をなくし、部品点数の減少およびコストダウンを図ることができる。
【0039】なお、バリア機構の異常検出時にレンズ鏡筒を突出駆動することにより、バリアが全閉していないことを撮影者に明確に知らせることができる。




 

 


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