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発明の名称 定着装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−65344
公開日 平成11年(1999)3月5日
出願番号 特願平9−233285
出願日 平成9年(1997)8月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】藤岡 徹
発明者 木村 孝
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 未定着像を担持したシート状の転写材への熱伝導のための無端状の外周面を有する熱定着手段と、上記転写材を介して熱定着手段の外周面に圧接される無端状の外周面を有する加圧手段と、熱定着手段の外周面への離型剤の塗布のための離型剤塗布手段と、加圧手段の外周面の清掃のためのブレード状の清掃部材とを有し、清掃部材は、一方の端部を加圧手段の外周面に当接せしめることにより、加圧手段の外周面に残留した現像剤を除去するようになっている定着装置において、清掃部材は、加圧手段の外周面と上記端部との間隔に溜まった離型剤を逃がすための空間部が形成されていることを特徴とする定着装置。
【請求項2】 空間部は、清掃部材が加圧手段の外周面に当接する端部から他方の端部に向けて段差を為すよう成形されることにより、形成されることとする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】 空間部は、清掃部材が加圧手段の外周面に当接する端部に溝を有する形状に成形されていることにより、形成されることとする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】 未定着像を担持したシート状の転写材への熱伝導のための無端状の外周面を有する熱定着手段と、上記転写材を介して熱定着手段の外周面に圧接される無端状の外周面を有する加圧手段と、熱定着手段の外周面への離型剤の塗布のための離型剤塗布手段と、加圧手段の外周面の清掃のためのブレード状の清掃部材とを有し、清掃部材は、一方の端部を加圧手段の外周面に当接せしめることにより、加圧手段の外周面に残留した現像剤を除去するようになっている定着装置において、清掃部材は、加圧手段の外周面と上記端部との間隔に溜まった離型剤を逃がすよう加圧手段に対面する表面が他の表面より粗らされていることを特徴とする定着装置。
【請求項5】 未定着像を担持したシート状の転写材への熱伝導のための無端状の外周面を有する熱定着手段と、上記転写材を介して熱定着手段の外周面に圧接される無端状の外周面を有する加圧手段と、熱定着手段の外周面への離型剤の塗布のための離型剤塗布手段と、加圧手段の外周面の清掃のためのブレード状の清掃部材とを有し、清掃部材は、一方の端部を加圧手段の外周面に当接せしめることにより、加圧手段の外周面に残留した現像剤を除去するようになっている定着装置において、清掃部材は、少なくとも、弾性層と、加圧手段の外周面と上記端部との間隔に溜まった離型剤の吸収のための吸収層とが積層されていることを特徴とする定着装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持したシート状の転写材への熱伝導のための無端状の外周面を有する熱定着手段と、上記転写材を介して熱定着手段の外周面に圧接される無端状の外周面を有する加圧手段と、熱定着手段の外周面への離型剤の塗布のための離型剤塗布手段と、加圧手段の外周面の清掃のためのブレード状の清掃部材とを有し、清掃部材は、一方の端部を加圧手段の外周面に当接せしめることにより、加圧手段の外周面に残留した現像剤を除去するようになっている定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来にあっては、かかる定着装置の一例として図8に示す定着装置100が知られており、実用に供されている。尚、図8は、定着装置100の概略構成を示す模式的断面図である。
【0003】上記定着装置100は、図8に示すように、未定着像を担持したシート状の転写材への熱伝導のための無端状の外周面を有する熱定着手段たる加熱ローラ101と、上記転写材を介して加熱ローラ101の外周面に圧接される無端状の外周面を有する加圧手段たる加圧ローラ102と、加熱ローラ101の外周面への離型剤の塗布のための離型剤塗布手段たる離型剤塗布機構103と、加圧ローラ102の外周面の清掃のためのブレード状の清掃部材たるクリーニングブレード104とを有している。
【0004】上記定着装置100の有する加熱ローラ101及び加圧ローラ102は、共に、回動自在に軸支されており、加熱ローラ101にあっては、その中空部に熱供給源たるヒータ(図示せず)が設けられ、一方、加圧ローラ102にあっては、定着装置100に設けられた加圧機構(図示せず)により加熱ローラ101へと加圧されるようになっている。
【0005】すなわち、上記加熱ローラ101及び加圧ローラ102のいずれか一方のローラの回転に他方のローラが従動して回転することにより、加熱ローラ101と加圧ローラ102との間に形成される定着ニップ部Nに未定着像を担持した転写材を通紙せしめつつ、加熱と加圧とにて上記未定着像を溶融せしめて上記転写材へと定着するよう設定されている。
【0006】さて、上記定着装置100の有する離型剤塗布機構103は、定着ニップ部Nから加熱ローラ101の回転方向に対して上流側に位置し、離型剤たるシリコーンオイル(以下、オイルと略称する。)を加熱ローラ101の外周面に塗布すべく担持するための無端状の外周面を有する回動自在な塗布ローラ105と、塗布ローラ105の外周面のオイル担持量を所定量に規制するためのブレード106と、所定量のオイルを貯蔵可能なオイルタンク(図示せず)から供給されたオイルを塗布ローラ105の外周面に滴下するためのノズル107とが設けられている。
【0007】上記離型剤塗布機構103に設けられたブレード106は、定着ニップ部Nから加圧ローラ102の回転方向の下流側に位置し、一方の端部が塗布ローラ105の外周面に当接若しくは摺接可能な位置に配置されており、以て、ブレード106が図示方向に回転している塗布ローラ105の外周面に摺接して過剰なオイルを掻き取ることにより、加熱ローラ101へのオイル塗布量の調節が為されるようになっている。
【0008】一方、上記定着装置100の有するクリーニングブレード104は、一方の端部を、定着装置100に支持されている板バネ108からの付勢にて、加圧ローラ102の外周面に当接せしめることにより、定着処理後に、加圧ローラ102の外周面に残留した現像剤及び紙屑等を掻き取って除去するようになっている。
【0009】よって、従来にあっては、上記離型剤塗布機構103にてオイルを加熱ローラ101の外周面、及び、加熱ローラ101を介して加圧ローラ102の外周面に塗布することにより、転写材に担持された現像剤が加熱ローラ101の外周面に付着し、この現像剤が以降の転写材に付着するという現象、所謂、オフセット現象の発生と、加熱ローラ101及び加圧ローラ102の劣化或いは短命化との防止が図られていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記定着装置100に代表される従来の定着装置にあっては、加熱ローラ101及び加圧ローラ102のいずれか一方のローラの回転時には、加熱ローラ101の外周面及び加圧ローラ102の外周面にオイルが均一若しくはほぼ均一に分布しているが、ローラの回転が停止されると、加熱ローラ101の外周面或いは加圧ローラ102の外周面に均一若しくはほぼ均一に塗布されていたオイルが自重により周面を伝って紙面上側から紙面下側へと流れ落ち、流れ落ちてきたオイルは、加圧ローラ102の外周面と、クリーニングブレードの加圧ローラ102の外周面への当接のための端部との間隔Tが一種の毛細管となって、紙面法線方向に対する両側から間隔Tに浸入して溜まってしまう。
【0011】特に、長時間に亘る回転中断により上記加熱ローラ101及び加圧ローラ102の各々の表面温度が低下すると、加熱ローラ101或いは加圧ローラ102に吸収されていたオイルが各々の表面に浮き出てくることから、間隔Tには多量のオイルが溜まってしまうことがあった。
【0012】よって、上記間隔Tに溜まったオイルは、加圧ローラ102の回転が再開されたときに、周囲に拡散することなく、図10に示すように、加圧ローラ102の外周面に水滴状に付着してしまい、以て、定着処理時に、加圧ローラ102の外周面に水滴状に付着したオイルが転写材に付着して染みを形成してしまうという問題があった。
【0013】そこで、本発明は、無端状の外周面を有する加圧手段の外周面における離型剤の水滴の発生を防止できる定着装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目的は、未定着像を担持したシート状の転写材への熱伝導のための無端状の外周面を有する熱定着手段と、上記転写材を介して熱定着手段の外周面に圧接される無端状の外周面を有する加圧手段と、熱定着手段の外周面への離型剤の塗布のための離型剤塗布手段と、加圧手段の外周面の清掃のためのブレード状の清掃部材とを有し、清掃部材は、一方の端部を加圧手段の外周面に当接せしめることにより、加圧手段の外周面に残留した現像剤を除去するようになっている定着装置において、清掃部材は、加圧手段の外周面と上記端部との間隔に溜まった離型剤を逃がすための空間部が設けられているという第一の発明により達成される。
【0015】又、上記目的は、上記第一の発明において、空間部は、清掃部材が加圧手段の外周面に当接する端部から他方の端部に向けて段差を為すよう成形されることにより、形成されるという第二の発明によっても達成される。
【0016】更に、上記目的は、上記第一の発明において、空間部は、清掃部材が加圧手段の外周面に当接する端部に溝を有する形状に成形されていることにより、形成されるという第三の発明によっても達成される。
【0017】又、上記目的は、未定着像を担持したシート状の転写材への熱伝導のための無端状の外周面を有する熱定着手段と、上記転写材を介して熱定着手段の外周面に圧接される無端状の外周面を有する加圧手段と、熱定着手段の外周面への離型剤の塗布のための離型剤塗布手段と、加圧手段の外周面の清掃のためのブレード状の清掃部材とを有し、清掃部材は、一方の端部を加圧手段の外周面に当接せしめることにより、加圧手段の外周面に残留した現像剤を除去するようになっている定着装置において、清掃部材は、加圧手段の外周面と上記端部との間隔に溜まった離型剤を逃がすよう加圧手段に対面する表面が他の表面より粗らされているという第四の発明によっても達成される。
【0018】更に、上記目的は、未定着像を担持したシート状の転写材への熱伝導のための無端状の外周面を有する熱定着手段と、上記転写材を介して熱定着手段の外周面に圧接される無端状の外周面を有する加圧手段と、熱定着手段の外周面への離型剤の塗布のための離型剤塗布手段と、加圧手段の外周面の清掃のためのブレード状の清掃部材とを有し、清掃部材は、一方の端部を加圧手段の外周面に当接せしめることにより、加圧手段の外周面に残留した現像剤を除去するようになっている定着装置において、清掃部材は、少なくとも、弾性層と、加圧手段の外周面と上記端部との間隔に溜まった離型剤の吸収のための吸収層とが積層されているという第五の発明によっても達成される。
【0019】すなわち、上記第一の発明においては、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく空間部へと逃げる。
【0020】又、上記第二の発明においては、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく、上記端部から他方の端部へと流れ落ちて逃げる。
【0021】更に、上記第三の発明においては、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく、上記端部に形成された溝へと逃げる。
【0022】又、上記第四の発明においては、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく、加圧手段に対面する表面に拡散して逃げる。
【0023】更に、上記第五の発明においては、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく、上記端部の吸収層に吸収される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明における実施の形態に関して説明する。尚、従来の定着装置100との共通箇所に関しては図8と同符号を付与することにより説明を省略する。
【0025】(第一の実施形態)先ず、本発明における第一の実施形態の定着装置に備えられた清掃部材を示すに好適な一例たるクリーニングブレード1に関して説明する。尚、図1は、クリーニングブレード1の形状、及び、加圧手段たる加圧ローラ102の外周面への当接状態を示す図である。
【0026】上記クリーニングブレード1は、図1に示すように、加圧手段たる加圧ローラ102の外周面に当接する端部1A(以下、エッジ部と称する。)から他方の端部1B(以下、ベース部と称する。)に向けて段差を為す形状に成形されており、以て、エッジ部1Aからベース部1Bにかけて、間隔Tに浸入してきた離型剤たるシリコーンオイル(以下、オイルと略称する。)を逃がすための空間部Sp1が形成されている。
【0027】故に、本実施形態にあっては、上記加圧ローラ102の外周面に残留した現像剤が、図示の方向に回転している加圧ローラ102の外周面とエッジ部1Aとの摺接により掻き取られて除去されると共に、熱定着手段たる加熱ローラ101(図8参照。)或いは加圧ローラ102の外周面を伝わって間隔Tに浸入してきたオイルが、エッジ部1Aからベース部1Bに向けて流れ落ちて空間部Sp1に逃げるようになっている。
【0028】よって、本実施形態にあっては、上記間隔Tに浸入したオイルがエッジ部1Aからベース部1Bに向けて流れ落ちて空間部Sp1に逃げるので、加圧ローラ102の外周面にオイルの水滴が発生するのを防止することができ、以て、オイルによる染みが転写材に生じることない安定した定着処理を為すことができる。
【0029】(第二の実施形態)次に、本発明における第二の実施形態の定着装置に備えられた清掃部材を示すに好適な一例たるクリーニングブレード2に関して図2及び図3に基づき説明する。尚、図2は、クリーニングブレード2の形状、及び、加圧手段たる加圧ローラ102の外周面への当接状態を示す図であり、一方、図3は、クリーニングブレード2の平面図である。
【0030】上記クリーニングブレード2は、図2に示すように、加圧手段たる加圧ローラ102の外周面に当接する端部2Aに紙面法線方向に沿った溝部2Bが形成されており、以て、溝部2Bをしめる空間が、間隔Tに浸入してきたオイルを逃がすためのSp2となっている。
【0031】故に、本実施形態にあっては、上記加圧ローラ102の外周面に残留した現像剤が、図示の方向に回転している加圧ローラ102の外周面と端部2Aとの摺接により掻き取られて除去されると共に、熱定着手段たる加熱ローラ101(図8参照。)或いは加圧ローラ102の外周面を伝わって間隔Tに浸入してきたオイルが、端部2Aから溝部2Bへと流れ落ちて空間部Sp2に逃げ込んだのち、空間部Sp2に逃げ込んだオイルが空間部Sp2中を図3の矢印V1方向に拡散するようになっている。
【0032】よって、本実施形態にあっては、上記間隔Tに浸入したオイルが端部2Aから溝部2Bへと流れ落ちて空間部Sp2に逃げ込んだのち、空間部Sp2中を矢印V1方向に拡散するので、加圧ローラ102の外周面にオイルの水滴が発生するのを防止することができ、以て、オイルによる染みが転写材に生じることない安定した定着処理を為すことができる。
【0033】(第三の実施形態)次に、本発明における第三の実施形態の定着装置に備えられた清掃部材を示すに好適な一例たるクリーニングブレード3に関して図4及び図5に基づき説明する。尚、図4は、クリーニングブレード3の形状、及び、加圧手段たる加圧ローラ102の外周面への当接状態を示す図であり、図5は、クリーニングブレード3の平面図である。
【0034】上記クリーニングブレード3は、図4に示すように、加圧手段たる加圧ローラ102の外周面に当接する端部3Aに紙面法線方向に沿って溝部3Bが形成されていると共に、端部3Aから他方の端部3Cに向けて溝部3Dが形成されており、以て、溝部3B及び溝部3Dをしめる空間が、間隔Tに浸入してきたオイルを逃がすためのSp3となっている。
【0035】故に、本実施形態にあっては、上記加圧ローラ102の外周面に残留した現像剤が、図示の方向に回転している加圧ローラ102の外周面と端部3Aとの摺接により掻き取られて除去されると共に、熱定着手段たる加熱ローラ101(図8参照。)或いは加圧ローラ102の外周面を伝わって間隔Tに浸入してきたオイルが、端部3Aから溝部3Bへと流れ落ちて空間部Sp3に逃げ込み、図5の矢印V2方向に拡散したのち、矢印V2方向に拡散されたオイルが溝部3Dに沿って端部3A側から端部3Cへと流れ落ちるようになっている。
【0036】よって、本実施形態にあっては、上記間隔Tに浸入したオイルが端部3Aから溝部3Bへと流れ落ちて空間部Sp3に逃げ込み、矢印V2方向に拡散したのち、溝部3Dに沿って端部3A側から端部3Cへと流れ落ちるので、特に、長時間に亘る回転中断により加熱ローラ101及び加圧ローラ102の各々の表面温度が低下して、加熱ローラ101或いは加圧ローラ102に吸収されていたオイルが各々の表面に浮き出る場合にも、加圧ローラ102の外周面にオイルの水滴が発生するのを防止することができ、以て、オイルによる染みが転写材に生じることないより安定した定着処理を為すことができる。
【0037】(第四の実施形態)次に、本発明における第四の実施形態の定着装置に備えられた清掃部材を示すに好適な一例たるクリーニングブレード4に関して図6に基づき説明する、尚、図6は、クリーニングブレード4の形状、及び、加圧手段たる加圧ローラ102の外周面への当接状態を示す図である。
【0038】上記クリーニングブレード4は、図6に示すように、間隔Tに浸入してきたオイルを等方的若しくはほぼ等法的に拡散せしめて逃がすよう、加圧手段たる加圧ローラ102に対面する表面4Bが他の表面よりも粗らされている。
【0039】故に、本実施形態にあっては、上記加圧ローラ102の外周面に残留した現像剤が、図示の方向に回転している加圧ローラ102の外周面と端部4Aとの摺接により掻き取られて除去されると共に、熱定着手段たる加熱ローラ101(図8参照。)或いは加圧ローラ102の外周面を伝わって間隔Tに浸入してきたオイルが表面4Bを等方的若しくはほぼ等方的に拡散して逃げるようになっている。
【0040】よって、本実施形態にあっては、上記間隔Tに浸入したオイルが表面4Bに拡散して逃げるようになっているので、加圧ローラ102の外周面にオイルの水滴が発生するのを防止することができ、以て、オイルによる染みが転写材に生じることない安定した定着処理を為すことができる。
【0041】又、本実施形態にあっては、上記端部4Aの表面を周辺部よりも粗らすこととしたので、クリーニングブレード4からのオイルの離型性が高められるという利点が得られる。
【0042】(第五の実施形態)次に、本発明における第五の実施形態の定着装置に備えられた清掃部材を示すに好適な一例たるクリーニングブレード5に関して図7に基づき説明する、尚、図7は、クリーニングブレード5の構成、及び、加圧手段たる加圧ローラ102の外周面への当接状態を示す図である。
【0043】上記クリーニングブレード5は、図7に示すように、ブレード状に成形された弾性層5Aの一表面上に、オイルの吸収のための吸収層5Bが積層された構成となっており、以て、吸収層5Bの側を加圧ローラ102の外周面に対向せしめつつ、一方の端部5Cを加圧ローラ102の外周面に当接するよう配置されている。
【0044】故に、本実施形態にあっては、上記加圧ローラ102の外周面に残留した現像剤が、図示の方向に回転している加圧ローラ102の外周面と端部5Cとの摺接により掻き取られて除去されると共に、熱定着手段たる加熱ローラ101(図8参照。)或いは加圧ローラ102の外周面を伝わって間隔Tに浸入してきたオイルが、適宜、吸収層5B中に吸収されるようになっている。
【0045】よって、本実施形態にあっては、上記間隔Tに浸入してきたオイルが、この間隔Tに溜まることなく適宜吸収層5B中に吸収されるようになっているので、加圧ローラ102の外周面にオイルの水滴が発生するのを防止することができ、以て、オイルによる染みが転写材に生じることない安定した定着処理を為すことができる。
【0046】
【発明の効果】以上にて説明してきたように、本出願に係る第一の発明によれば、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく、空間部へと逃げるようになっているので、加圧手段の外周面に離型剤の水滴が発生するのを防止することができ、以て、離型剤による染みが転写材に生じることない安定した定着処理の可能な定着装置を使用者に提供することができる。
【0047】又、本出願に係る第二の発明によれば、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく、上記端部から他方の端部へと流れ落ちて逃げるようになっているので、加圧手段の外周面に離型剤の水滴が発生するのを防止することができ、以て、離型剤による染みが転写材に生じることない安定した定着処理の可能な定着装置を使用者に提供することができる。
【0048】更に、本出願に係る第三の発明によれば、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく、上記端部に形成された溝へと逃げるようになっているので、加圧手段の外周面に離型剤の水滴が発生するのを防止することができ、以て、離型剤による染みが転写材に生じることない安定した定着処理の可能な定着装置を使用者に提供することができる。
【0049】又、本出願に係る第四の発明によれば、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく、加圧手段に対面する表面に拡散して逃げるようになっているので、加圧手段の外周面に離型剤の水滴が発生するのを防止することができ、以て、離型剤による染みが転写材に生じることない安定した定着処理の可能な定着装置を使用者に提供することができると共に、上記表面を他の表面よりも粗らすこととしたので、清掃部材からの離型剤の離型性を向上せしめることもできる。
【0050】更に、本出願に係る第五の発明によれば、上記加圧手段の外周面と、清掃部材における加圧手段の外周面への当接のための端部との間隔に浸入した離型剤が、この間隔に溜まることなく、上記端部の吸収層に吸収されるようになっているので、加圧手段の外周面に離型剤の水滴が発生するのを防止することができ、以て、離型剤による染みが転写材に生じることない安定した定着処理の可能な定着装置を使用者に提供することができる。




 

 


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