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発明の名称 画像形成装置及びプロセスカートリッジのクリーニング 装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−45037
公開日 平成11年(1999)2月16日
出願番号 特願平9−213850
出願日 平成9年(1997)7月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】入江 晃
発明者 庄 子 武 夫
要約 目的
像担持体と、これに当接する帯電ローラ、クリーニング部材を具備する画像形成装置において、帯電ローラ両端近傍における像担持体の削れ過ぎを防止してその長寿命化をはかる。

構成
像担持体表面の、帯電ローラによる削れ過ぎ領域に相当するクリーニング部材の当接部位におけるクリーニング機能を減退させるようにクリーニン部材を構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】像担持体と、これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装置において、前記帯電ローラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周方向位置に圧接するクリーニング部材の当接圧を、前記円周方向位置以外における当接圧よりも小さくしてなることを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
【請求項2】少なくとも像担持体と、これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジにおいて、前記帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に圧接するクリーニング部材の当接圧を、前記円周方向位置以外における当接圧よりも小さくしてなることを特徴とするプロセスカートリッジのクリーニング装置。
【請求項3】クリーニング部材がクリーニングブレードであることを特徴とする「請求項1」または「請求項2」記載のクリーニング装置。
【請求項4】クリーニングブレードの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の厚みをその他の部位の厚みよりも薄くしてなることを特徴とする「請求項3」記載のクリーニング装置。
【請求項5】クリーニングブレードの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の自由長をその他の部位の自由長よりも長くしてなることを特徴とする「請求項3」記載のクリーニング装置。
【請求項6】クリーニングブレードの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の表面粗さをその他の部位の表面粗さより大きくしてなることを特徴とする「請求項3」記載のクリーニング装置。
【請求項7】像担持体と、これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装置において、前記帯電ローラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周方向位置に圧接するクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数を、前記円周方向位置以外におけるクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数よりも小さくしてなることを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
【請求項8】少なくとも像担持体と、これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジにおいて、前記帯電ローラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周方向位置に圧接するクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数を、前記円周方向位置以外におけるクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数よりも小さくしてなることを特徴とする画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジのクリーニング装置。
【請求項9】クリーニングブレードと像担持体との摩擦係数を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位に、低摩擦係数の材料をコーティングまたは接着してなることを特徴とする「請求項7」または「請求項8」記載のクリーニング装置。
【請求項10】クリーニングブレードと像担持体との摩擦係数を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置には、その他の円周方向位置よりも潤滑性の高い潤滑剤を塗布することを特徴とする「請求項7」または「請求項8」記載のクリーニング装置。
【請求項11】クリーニング部材がファーブラシであることを特徴とする「請求項1」または「請求項2」記載のクリーニング装置。
【請求項12】ファーブラシの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラ両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の植毛密度をその他の部位の植毛密度よりも小さくすることを特徴とする「請求項11」記載のクリーニング装置。
【請求項13】ファーブラシの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位のファーの太さをその他の部位のファーの太さより細くしてなることを特徴とする「請求項11」記載のクリーニング装置。
【請求項14】ファーブラシの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位のファーの長さをその他の部位のファーの長さより短くしてなることを特徴とする「請求項11」記載のクリーニング装置。
【請求項15】ファーブラシの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位のファーの各先端に球状処理をほどこしてなることを特徴とする「請求項11」記載のクリーニング装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電複写機、同プリンタなど静電転写プロセスを利用する画像形成装置並びに同用のプロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来技術】「図12」はこのような画像形成装置の典型的な一例を示す要部の概略側断面図であって、以下これについて略述する。該該画像形成装置内には、紙面に垂直方向に軸線を具備し、図示矢印a方向に回転する円筒状の像担持体1が配設してある。
【0003】前記像担持体1周辺には、その回転方向にみて、像担持体表面感光層を一様に帯電させるための一次帯電手段、この帯電面に画像信号を付与して静電潜像を形成するための露光手段、形成された潜像にトナーを付与してトナー像として顕像化する現像手段、このトナー像を転写材に転写する転写部位、像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段等が配設してある。
【0004】図示の場合、前記像担持体1、前記一次帯電手段たる帯電ローラ2、現像手段たる現像器5、クリーナ8が一体としてしてハウジング9に装着されてプロセスカートリッジ11を構成している。このプロセスカートリッジ11が不図示の画像形成装置本体に対して着脱自在に装着されるものとし、装置本体に装着された状態で、像担持体1が、装置本体側に配設されている転写手段たる転写ローラ10に当接するようになっているものとする。
【0005】上記のような装置の作動について略述すると、帯電ローラ2に電源Sによって帯電バイアスを印加して、像担持体表面を一様に帯電する。この一様な帯電面に、不図示の手段によって原稿からの反射光、画像変調されたレーザビームなどの画像信号12が付与されることによって静電潜像が形成される。
【0006】前記静電潜像が、像担持体1の回転走行につれて、現像器5が配置された現像部位に達すると、現像器内のトナーが矢印b方向に回転する現像スリーブ3に捕捉され、ついでブレード4によってトナー層厚が規制されて、像担持体上の潜像に付着してトナー像として顕像化する。
【0007】さらに、像担持体上のトナー像が、転写ローラ10が像担持体1に対向当接する転写部位に達すると、このときまでに、該トナー像にタイミングをあわせて転写部位に転写材Pが搬送供給され、これとともに転写ローラに転写バイアスが印加され、よって形成される電界の作用で、像担持体側のトナー像が転写材Pに転写される。
【0008】転写を終了した転写材Pは像担持体1から分離されて装置本体側に配設されている不図示の定着部位に搬送される。また、転写の際、転写材に転移せず像担持体1に残った残留トナーは、そのまま進行してクリーナ8に至り、クリーニングブレード6によって像担持体1からかき落とされ、すくいシート7によってクリーナ内のトナー貯溜部に案内されるものとする。
【0009】このような画像形成装置における一次帯電ローラ2は、「図13」に端部を拡大した断面形状で示すように、導電性芯金18周囲に弾性導電層19を配置し、その表面に抵抗層20を形成して構成してある。「図14」はこの帯電ローラを画像形成装置内の像担持体1に対設させたところを示す要部側面図であって、図示のように、芯金18の両端(図にはその一方が示してある)が軸受21によって支持されており、該軸受21に当接するばね22によって帯電ローラ2が像担持体1に圧接している。帯電バイアスは、前記ばね22ないしは芯金18に不図示の電源から印加されるものとする。
【0010】ところで、上記のような構成の帯電ローラの場合、抵抗層20は通常数十乃至数百μm程度の厚みにコーティング形成されるが、この場合ローラ端部にはコート材のダレが膨隆状に形成される。
【0011】このため、上記のような帯電ローラを、「図14」に示すように像担持体に当接させると、端部の膨隆部位近傍に符号hで示すような数〜数十μm程度の微小間隙が形成される。このため高圧の帯電バイアスが印加されると、パッシェンの法則に従ってこの微小間隙部分で放電が発生する。また、上記のような間隙が存在しない当接が良好な部分でも、両端部の帯電ローラと像担持体とが近接している部位では同様の放電が発生することを免れない。
【0012】従って、像担持体と帯電ローラとを当接させた場合、像担持体は、前記のような微小間隙部位と両端部位とに生ずる放電に曝されることになるので、この部分において特性の劣化を招来し、この部分が他の部分よりも削れ易くなる。
【0013】このような問題を回避すべく、抵抗層20を形成後に、ダレの形成されている両端部分をカットして、「図15」に示すように構成したダレのない形状の帯電ローラを用いると、このローラでは両側面に抵抗層が存在しないので、特に導電層としてスポンジのような柔軟な材料を用いた場合、これが変形して外側に膨隆傾向となりこの部分が像担持体と微小間隙を形成して、この部分に「図16」に符号iで示すように集中的に放電が発生する。従って、このような構成においても図示着色部位に像担持体の削れ易くなる。
【発明が解決しようとする課題】
【0014】本発明はこのような事態に対処すべくなされたものであって、帯電ローラの両端近傍部分が当接する像担持体側の円周方向部位において、クリーニング部材が像担持体に与える影響を可及的に小さくして像担持体表面の局部的な削れを防止し、長期にわたって良好な画像形成を行い得るような画像形成装置乃至は同用のプロセスカートリッジのクリーニング装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための技術手段】上記の目的を達成するため、本発明は、像担持体と、これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装置において、前記帯電ローラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周方向位置に圧接するクリーニング部材の当接圧を、前記円周方向位置以外における当接圧よりも小さくしてなることを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置(1)、または、少なくとも像担持体と、これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジにおいて、前記帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に圧接するクリーニング部材の当接圧を、前記円周方向位置以外における当接圧よりも小さくしてなることを特徴とするプロセスカートリッジのクリーニング装置(2)、または、上記(1)または(2)のものにおいて、クリーニング部材がクリーニングブレードであることを特徴とするクリーニング装置(3)、または、上記(3)のものにおいて、クリーニングブレードの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の厚みをその他の部位の厚みよりも薄くしてなることを特徴とするクリーニング装置(4)、または、上記(3)のものにおいて、クリーニングブレードの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の自由長をその他の部位の自由長よりも長くしてなることを特徴とするクリーニング装置(5)、または、上記(3)のものにおいて、クリーニングブレードの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の表面粗さを大きくしてなることを特徴とするクリーニング装置(6)、または、像担持体と、これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装置において、前記帯電ローラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周方向位置に圧接するクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数を、前記円周方向位置以外におけるクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数よりも小さくしてなることを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置(7)、または、少なくとも像担持体と、これに当接しながら帯電バイアスが印加される帯電ローラと、像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニング部材とを備えた画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジにおいて、前記帯電ローラ両端近傍部位が当接する像担持体の円周方向位置に圧接するクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数を、前記円周方向位置以外におけるクリーニング部材の圧接表面の摩擦係数よりも小さくしてなることを特徴とする画像形成装置本体に着脱自在のプロセスカートリッジのクリーニング装置(8)、または、上記(7)または(8)のものにおいて、クリーニングブレードと像担持体との摩擦係数を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位に、低摩擦係数の材料をコーティングまたは接着してなることを特徴とするクリーニング装置(9)、または、上記(7)または(8)のものにおいて、クリーニングブレードと像担持体との摩擦係数を小さくする手段が、該ブレードの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置には、その他の円周方向位置よりも潤滑性の高い潤滑剤を塗布することを特徴とするクリーニング装置(10)、または、上記(1)または(2)のものにおいて、クリーニング部材がファーブラシであることを特徴とするクリーニング装置(11)、または、上記(11)のものにおいて、ファーブラシの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラ両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位の植毛密度をその他の部位の植毛密度よりも小さくすることを特徴とするクリーニング装置(12)、または、上記(11)のものにおいて、ファーブラシの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラ両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位のファーの太さをその他の部位のファーよりも細くしてなることを特徴とするクリーニング装置(13)、または、上記(11)のものにおいて、ファーブラシの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位のファーの長さをその他の部位のファーの長さより短くしてなることを特徴とするクリーニング装置(14)、または、上記(11)のものにおいて、ファーブラシの像担持体への当接圧を小さくする手段が、該ファーブラシの、帯電ローラの両端近傍が当接する像担持体の円周方向位置に相当する部位のファーの各先端に球状処理をほどこしてなることを特徴とするクリーニング装置である。
【0016】このように構成することによって、像担持体表面を軸線方向にみて一様に摩耗させることが出来、その長寿命化に寄与する。
【0017】
【実施例】「図1」は本発明を説明するための要部の説明図であって、図示符号1は像担持体、符号2は帯電ローラ、同6はクリーニングブレードである。前述のように像担持体が削れ易くなる部分は図示点線で示すように帯電ローラ2の両端近傍部分である。
【0018】従って、この装置においては、クリーニングブレード6の像担持体への当接エッジの、点線ではさまれる部分の像担持体への当接圧を小さくなるようにしてある。
【0019】「図2」、「図3」はこの場合のクリーニングブレードの側断面図を示している。クリーニングブレード6は、金属等の剛性材料からなる支持部材13に一体成型によって取り付け構成されており、像担持体への当接エッジは全体として「図2」に示すように端縁の厚みがdとなっている。
【0020】このようなブレード6の端縁のうち、前記点線ではさまれる部分に対応する部分の厚みeを前記の厚みdよりも薄く形成してある。図示のブレードでは、先端縁の薄肉部を支持部材13に近い部分まで全体として薄肉に形成してある。
【0021】上記のような、ブレード端縁の薄肉に形成する範囲(長手方向にみて)について検討する。前述のような構成の帯電ローラにおいて、抵抗層20の両端近傍に生ずるダレ部分の盛り上がりは、例えば抵抗層20の厚みが100μm程度であれば、長手方向1〜2mmの巾でピーク部で数百μmとなる。この場合、盛り上がり量にもよるが、前述の微小間隙hは3mm程度の巾で生ずる。
【0022】従って、前記のような当接圧を小さくする部分の巾は、像担持体1に対する帯電ローラ2、クリーニングブレード6の加工、取付誤差、及び長手方向の動きを考慮すると、上記のような微小間隙h巾が3mm程度の場合でも、この間隙巾の両側に約5mm程度とって、全体として13mm程度の薄肉部を形成する必要がある。さらに、13mmの巾で当接圧を小さくするには、実際上は、ブレード端縁でより長い範囲でブレード厚を薄くする必要がある。
【0023】また、前述の、帯電ローラ端部を切断してダレ部分を削除した形式のローラでは、ばね圧や導電層によって放電領域巾がことなるが、放電領域巾は1mm程度乃至はこれ以下であるのが普通で、薄肉部は約11mm程度に固定的に定めることができる。勿論この場合にも、この薄肉部を形成するためには、さらにブレードエッジ方向長さをこれよりも長く取る必要がある。
【0024】このように、像担持体の削れ易い部位に対するクリーニングブレードの当接圧を選択的に低くすることによって、ブレードエッジ全長にわたって像担持体の摩耗量を均一化でき、結果として像担持体の寿命を長くするのに有効である。なお、接着タイプのクリーニングブレードにおいても同様の作用効果が得られるが、ブレードの成型方法として遠心成型では局部的な厚みの調整が困難であるので、前述のような一体成型したクリーニングブレードが適当である。
【0025】「図4」及び「図5」は他の実施例を示すクリーニングブレードの正面図であって、支持部材13にブレード6が取着されているところを示している。「図4」に示すものでは、支持部材13の、前記「図1」にハッチングで示した部位に相当する部分のブレード6の自由長fを、その他の部分の自由長さgよりも長くとってある。
【0026】このように構成することによって、前記ハッチング部、即ち、像担持体の削れ易い部分へのクリーニングブレードの当接圧を低下させることができることは直ちに理解できるところであろう。このものにあっても、必要な当接圧低減区域よりも自由長さの長いf部分巾をひろくとる必要があることは勿論である。
【0027】「図5」は当接圧低減区域よりも内側部分を一様にカットして自由長さ部fを形成してある。このような構成によっても上記実施例のものと同様の作用が得られることは容易に理解できるところであろう。また、このものは支持部材の構成が簡単でブレードの成型が容易で、当接圧軽減区域の設定も上記実施例のもの程精密に設定必要がない。さらに、クリーニングブレードとしては接着タイプ、一体成型タイプ何れにも適合できる。
【0028】「図6」さらに他の実施例を示すクリーニングブレード正面図である。このものにあっては、支持部材13に取着されたブレード6の、前記「図1」のハッチング部位に対応する部分に、摩擦係数の小さい、例えばPTFEなどでできたテープ14を貼着するか、コーティングをほどこしてある。テープ乃至コーティングの厚みは、非貼着部との境界のクリーニング性を考慮して20μm以下とするのが望ましく、近来のトナーの小径化傾向からみると10μm以下とするのが好適である。
【0029】このような構成によって、像担持体の削れ易い部位におけるクリーニングブレードの当接圧を実質的に低下させることができるので、その長寿命化に有効である。また、このものでは、前述のブレードを薄肉化する場合に比して、必要最小限のブレードエッジ方向長さ部分のみ、例えば前述の薄肉部巾13mm、11mm、に加工することができるので正確な削れ軽減巾の制御が可能となる。
【0030】「図7」は、さらにまた他の実施例を示すクリーニングブレードの正面図である。このものにおいては、ブレードエッジに潤滑剤として、例えばフツ化黒鉛を塗布し、さらに像担持体の削れ易い部位に対応するブレードエッジ部には、これよりも潤滑性能のすぐれたシリコン樹脂微粒子15を塗布してある。なお、潤滑材は上記のものに限定されるものではなく、符号15で示す部位の潤滑性がその他の部位のそれよりも優れたものであればよい。
【0031】このような構成とすることによって、像担持体の削れ過ぎの防止とともにブレードめくれの発生の防止にも有効である。
【0032】「図8」は、また他の実施例を示すクリーニングブレードの正面図である。このものにあっては、像担持体のけずれ易い部位に対応するブレード6のエッジ部分の表面を粗面17に形成して摩擦力を低下させるようにしてある。
【0033】表面粗さからみると、像担持体の削れ易い部位以外の部分におけるブレードの当接表面は、十点平均粗さ(Rz )で云って殆どゼロであり、この装置にあっては、削れ易い像担持体表面部位に対向するブレードエッジの当接表面の粗さは、Rz =1〜3μm程度の粗面に形成してある。
【0034】このような粗面に形成することによって、ブレードエッジの該粗面部分の、像担持体表面に対する摺擦作用が減退して像担持体の過大な削れを緩和し、その長寿命化を図ることができる。
【0035】表面粗さは上記の程度が適当で、これより粗さを大きくすると、ブレードに達したトナーのすり抜けが発生し、これより小さくすると摺擦を緩和する作用がなくなる。上記のような程度に粗面を形成し、当接圧を線圧20〜40g/cmに設定して良好な削れ防止作用が得られることを確認した。
【0036】この実施例装置は、クリーニングブレードを支持部材と一体成型によって形成する場合に好適である。これによれば、成型時に、成型用の型内の所定位置に予め型面を粗に形成して材料を注入することによって、特段の後処理の必要なく粗面位置を正確に設定できる。
【0037】「図9」はクリーニング部材としてファーブラシを用いた場合の構成を示す正面図である。ファーブラシ25は軸23にファー24を植毛して、これをクリーニング装置内に、ファーが像担持体に当接するように配設して回転させ、像担持体上の残留トナーをかき落とすように構成してある。
【0038】このようなクリーニング部材おいて、図示のものは、像担持体の削れ易い部位に相当するクリーニング部材25側のファー、図示矢印k、mに相当する部分の植毛密度を小さくしてある。
【0039】ファーブラシによる像担持体の削れはほぼ像担持体との接触回数と接触面積に比例するから、上記のように構成することによって、像担持体の削れ易い部位に.おけるファーブラシによる摺擦作用を減退させ、像担持体の特定部分の削れ過ぎを緩和してその長寿命化をはかることができる。
【0040】上記の場合はファーブラシの特定部分の植毛密度を小さく構成したが、要は、像担持体の特定部分に対向する部位のファーの像担持体に対する当たりを弱めれば良いわけであるから、前記範囲k、m部分の植毛の太さを他の部分のファーよりも細くしても同様の作用効果が得られる。
【0041】「図10」に示す実施例においては、基本的に「図9」に示すものと同様の構成を具有するファーブラシにおいて、符号k、mに相当する部位のファーの自由長部分の長さを他の部分の長さよりも短くしてある。このような構成によっても所定部位の像担持体への接触圧の低下が可能であることは直ちに理解できるところであろう。
【0042】「図11」に示す実施例にあっては、基本的に「図9」に示すものと同様の構成のファーブラシにおいて、符号k、mで示す部位のファーの先端に球状処理をほどこして構成して像担持体表面を損傷しにくくなるようにしてある。また、図示はしないが、符号k、m部位のファーを他の部分のファーよりも摩擦係数の小さい材料で構成することも可能である。このような仕方でも像担持体の削れ過ぎの防止、その長寿命化に効果がある。また、以上の手段を2種以上、一つのブラシに適用することも勿論可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、像担持体とこれに当接する帯電ローラと像担持体に当接するクリーニング部材とをそなえた画像形成装置において、帯電ローラの端部近傍部分が接触する像担持体上の円周方向部分に当接する、クリーニング部材の像担持体への当接圧を他の部分への当接圧よりも小さくしたり、乃至は摩擦を小さくしたから、像担持体表面の削れ量を全体として均一化できるので、像担持体の長寿命化に顕著な効果がある。




 

 


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