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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−38856
公開日 平成11年(1999)2月12日
出願番号 特願平9−189446
出願日 平成9年(1997)7月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小林 将高
発明者 野口 淳市 / 本保 綱男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 画像データに基づいて変調された光ビームを主走査方向に偏向することにより、副走査方向に回転する像担持体上を走査する回転多面体と、前記偏向された光ビームが所定位置を走査したことを検出することにより第1のタイミング信号を発生する第1の発生手段と、前記偏向された光ビームが所定位置を走査したことを検出することなく第2のタイミング信号を発生する第2の発生手段と、前記第1のタイミング信号及び前記第2のタイミング信号を選択的に用いて、前記像担持体を回転駆動させる回転駆動手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記回転駆動手段は、1つの画像を形成する毎に、前記第2のタイミング信号を用いた後に前記第1のタイミング信号を用いて、前記像担持体を回転駆動させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記第2のタイミング信号は、前記第1のタイミング信号よりも長い周期の信号であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項4】 前記光ビームを前記回転多面体が偏向しておらず、かつ前記像担持体を回転駆動させる際には、前記回転駆動手段は前記第2のタイミング信号を用いて前記像担持体を駆動させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に各色画像に基づく静電潜像を現像して記録媒体に色画像を重畳転写してカラー画像を形成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像データをプリント出力するカラー画像形成装置、例えばレーザビームプリンタ(LBP)は、レーザ照射光を回転多面体で感光体上に走査する等の主走査手段で感光体上にライン毎の潜像を形成し、その潜像を例えばマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)等の色要素の現像剤を用いて各色要素毎の画像を形成し、各色要素毎の画像を転写ドラム上に固定された用紙上に重ねて転写することによりカラー画像を形成する。
【0003】また、感光体上に形成された各色要素毎の画像を、一旦中間転写体上に色重ねし、中間転写体上のカラー画像を一括して用紙に転写する画像形成装置もあった。
【0004】これら従来の画像形成装置では、感光体及び転写ドラムもしくは中間転写体は主走査方向に直交する方向(副走査方向)に一定速度で駆動され、転写ドラムや中間転写体が一回転する毎に一色ずつ転写ドラム上の用紙や中間転写体に色重ねを行う。また、感光体上で各記録色要素毎の画像を重ねて形成し、記録用紙に一括して転写する画像形成装置もある。
【0005】上記従来のカラー画像形成装置では、各色画像の重畳位置がずれることによるカラー画像の画質劣化の問題があり、該各色画像の重畳位置のずれを防止するために、各色画像を重畳する際の位置を制御する方法が重要となっていた。
【0006】このため例えば、感光体や中間転写体が1回転する間に得られる主走査開始信号(BD信号)の数が整数個になるように、BD信号を分周し感光体や中間転写体を駆動するモータの基準クロックにすることで、感光体や中間転写体が何回転してもレーザの走査線が常に同じ位置に走査され、色合わせが簡単になるといった手法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、BD信号は、レーザ照射光を回転多面体で感光体上に走査し感光体の1ラインの主走査開始位置近傍もしくは光路中のそれに相当する位置に設けられたBDセンサによって検出されることにより生成される。よって、上記手法ではBD信号が検出されるまで感光体や中間転写体が駆動できないので、画像形成動作が開始されてからBD信号検出用にレーザを点灯させ、BD信号を検出するまでがタイムロスとなり、画像形成時間が長くなってしまうという問題点があった。
【0008】また、感光体が回転するまではBD信号検出用のレーザ光が感光体上の同じ位置の走査を繰り返してしまうため、その後に感光体の除電,帯電工程を行っても均一帯電がなされないいわゆるドラムメモリとなってしまう恐れがあり、感光体の寿命を縮めてしまうという問題点もあった。
【0009】さらに、感光体や中間転写体を駆動させるにはBD信号を検出するために、常にレーザを点灯させなければならなず、レーザの寿命を縮めてしまう恐れがあるという問題点があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明に係る第1の発明〜第4の発明の目的は、回転多面体により偏向された光ビームが所定位置を走査したことを検出することにより第1の発生手段により発生される第1のタイミング信号及び、前記偏向された光ビームが所定位置を走査したことを検出することなく第2の発生手段により発生される第2のタイミング信号を選択的に用いて、回転駆動手段が前記像担持体を回転駆動させることにより、像担持体の寿命を格段に延長させると共に、効率よく高精度の画像を形成することができる画像形成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明は、画像データに基づいて変調された光ビームを主走査方向に偏向することにより、副走査方向に回転する像担持体(図1,図2に示す感光ドラム105)上を走査する回転多面体(図1,図2に示すポリゴンミラー103)と、前記偏向された光ビームが所定位置を走査したことを検出することにより第1のタイミング信号(図2に示すBD信号)を発生する第1の発生手段(図1,図2に示すBDセンサ107)と、前記偏向された光ビームが所定位置を走査したことを検出することなく第2のタイミング信号(レーザ点灯信号)を発生する第2の発生手段(図2,図4に示すレーザ点灯信号生成回路120)と、前記第1のタイミング信号及び前記第2のタイミング信号を選択的に用いて、前記像担持体を回転駆動させる回転駆動手段(図2に示す感光ドラムモータ115)とを有するものである。
【0012】本発明に係る第2の発明は、前記回転駆動手段(図2に示す感光ドラムモータ115)は、1つの画像を形成する毎に、前記第2のタイミング信号(レーザ点灯信号)を用いた後に前記第1のタイミング信号(図2に示すBD信号)を用いて、前記像担持体(図1,図2に示す感光ドラム105)を回転駆動させるものである。
【0013】本発明に係る第3の発明は、前記第2のタイミング信号(レーザ点灯信号)は、前記第1のタイミング信号(図2に示すBD信号)よりも長い周期(「BD信号周期t0+α」)の信号とするものである。
【0014】本発明に係る第4の発明は、前記光ビームを前記回転多面体(図1,図2に示すポリゴンミラー103)が偏向しておらず、かつ前記像担持体(図1,図2に示す感光ドラム105)を回転駆動させる際には、前記回転駆動手段(図2に示す感光ドラムモータ115)は前記第2のタイミング信号(レーザ点灯信号)を用いて前記像担持体を駆動させるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示す画像形成装置の構成を説明する断面図である。
【0016】図において、201はイメージスキャナ部で、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う。200はプリンタ部で、イメージスキャナ201部に読み取られた原稿画像又は不図示のコンピュータ等の外部装置より転送される画像データに基づく画像を記録用紙にフルカラーでプリント出力する。
【0017】イメージスキャナ部201において、202は原稿圧板で、原稿台ガラス203上の原稿204を原稿台ガラス203上に押圧する。205はハロゲンランプで、原稿台ガラス203上の原稿204に光を照射する。
【0018】210は3ラインセンサ(以下、CCD)で、レッド(R)センサ210−1,グリーン(G)センサ210−2,ブルー(B)センサ210−3で構成され、原稿204からの反射光をミラー206,207,遠赤外カットフィルタ231を備えるレンズ208を介してCCDに結像される光情報を色分解して、フルカラー情報のレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)成分を読み取る。209は信号処理部で、R,G,Bセンサ210−1〜210−3により読み取られたR,G,B信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の各成分に分解し、プリンタ部200に送る。
【0019】211は標準白色板で、R,G,Bセンサ210−1〜210−3により標準白色板211の反射光を読み取り、データの補正データを発生する。この標準白色板211は、可視光から赤外光に対してほぼ均一の反射特性を示し、可視では白色を有している。この標準白色板を用いてR,G,Bセンサ210−1〜210−3の可視センサの出力データの補正を行う。230は光センサで、フラグ板229とともに画像先端信号VTOPを作り出す。
【0020】プリンタ部200において、101は画像書き出しタイミング制御回路で、イメージスキャナ部201や不図示のコンピュータ等の外部装置より入力されるマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の画像信号に基づいて半導体レーザ102を変調駆動する。103はポリゴンミラーで、ポリゴンモータ106により回転駆動され、半導体レーザ102から照射されるレーザ光を反射し、f−θレンズ104,折り返しミラー216を介して、感光ドラム105上を走査する。
【0021】感光ドラム105は、ポリゴンミラー106によるレーザ走査により感光ドラム105上に形成される静電潜像を保持する。107はBDセンサで、レーザ光の1ラインの走査開始位置近傍に設けられ、レーザ光のライン走査を検出し、同一周期の各ラインの走査開始基準信号(BD信号)を作り出す。
【0022】219はマゼンタ(M)現像器、220はシアン(C)現像器、221はイエロー(Y)現像器、222はブラック(BK)現像器であり、それぞれ感光ドラム105上の静電潜像を現像し、トナー画像を形成する。108は転写ドラムで、用紙カセット224又は225より給送される記録用紙107を吸着搬送し、感光ドラム105に形成されたトナー像を記録用紙109に転写する。
【0023】110はセンサで、転写ドラム108内に備えられ、転写ドラム108の回転により転写ドラム108内に固定されたフラグ111の通過を検知して、各色毎のITOP信号(転写ドラム108上に吸着される記録用紙の先端位置を表す)を生成する。226は定着ユニットで、転写ドラム108により記録用紙上に転写されたトナー像を定着する。
【0024】以下、各部の動作について説明する。
【0025】原稿台ガラス203上の原稿204は、ハロゲンランプ205の光で照射され、原稿204からの反射光はミラー206,207に導かれ、レンズ208によりCCD210上に像を結ぶ。次に、CCD210は原稿204からの光情報を色分解して、フルカラー情報レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)成分を読み取り、信号処理部209に送る。なお、ハロゲーランプ205,ミラー206は速度「v」で、ミラー207は速度「v/2」でラインセンサの電気的走査方向(以下、主走査方向)に対して垂直方向(以下、副走査方向)に機械的に動くことにより、原稿全面を走査する。
【0026】また、標準白色板211を用いてR,G,Bセンサ210−1〜210−3の可視センサによる出力データの補正を行う。さらに、光センサ230は、フラグ板229とともに画像先端信号VTOPを作り出す。信号処理部209では読み取られたR,G,B信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の各成分に分解し、プリンタ部200に送る。
【0027】なお、イメージスキャナ部201における一回の原稿走査(スキャン)につき、M,C,Y,BKの内、一つの成分がプリンタ200に送られ、計4回の原稿走査により一回のプリントアウトが完成する。
【0028】また、イメージスキャナ部201や不図示のコンピュータ等の外部装置より送られてくる画像信号が、画像書き出しタイミング制御回路101に送られる。画像書き出しタイミング制御回路101はマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の画像信号に応じ、半導体レーザ102を変調駆動する。半導体レーザ102より照射されるレーザ光は回転するポリゴンミラー103に反射され、f−θレンズ104によってfθ補正され、折り返しミラー216を反射して、感光ドラム105上を走査し、感光ドラム105上に静電潜像を形成する。
【0029】さらに、感光ドラム105が4回転する間に4つの現像器219〜222が交互に感光ドラム105に接し、感光ドラム105上に形成されたM,C,Y,BKの静電潜像に対応するトナーで現像する。用紙カセット224又は225より給紙された記録用紙109は転写ドラム108に巻き付けられ、現像器で現像されたトナー像のM,C,Y,BKの4色が順次転写された後に、記録用紙は定着ユニット226を通過して排紙される。
【0030】図2は、図1に示した画像形成装置のプリンタ部200の構成を説明する図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0031】図において、112は発振器で、所定の周波数のクロックを出力する。113は分周回路で、発振器112から出力されるクロックを所定の分周比で分周してポリゴンモータ駆動用パルス(基準CLK−P)を発信する。114はPLL回路で、ポリゴンモータ106の回転に伴って出力されるモータFGパルスと基準CLK−Pの位相が合うように、FGパルスと基準CLK−Pの位相差および周波数偏差を検出し、それらを比較してポリゴンモータ106への駆動電圧を制御するPLL制御を行う。
【0032】121は発振器で、所定の周波数のクロックを出力する。120はレーザ点灯信号生成回路で、発振器121からのクロックおよびBDセンサ107からのBD信号を入力し、BD信号検知用のレーザ点灯信号を出力する。117はORゲートで、画像書き出しタイミング制御回路101からの画像信号またはレーザ点灯信号生成回路120からのBD信号検知用のレーザ点灯信号を半導体レーザ102に出力し、半導体レーザ102を変調駆動する。
【0033】119は分周回路で、レーザ点灯信号生成回路120からのBD信号検知用のレーザ点灯信号を所定の分周比で分周して感光ドラムモータ駆動用パルス(基準CLK)を発信する。118はPLL回路で、感光ドラムモータ115の回転に伴って出力されるモータFGパルスと基準CLKの位相が合うように、FGパルスと基準CLKの位相差および周波数偏差を検出し、それらを比較して感光ドラムモータ115への駆動電圧を制御するPLL制御を行う。
【0034】以下、各部の動作について説明する。
【0035】図1で示したイメージスキャナ部201又は、不図示のコンピュータ等の外部装置より転送される画像信号が、画像書き出しタイミング制御回路101に送られ、画像書き出しタイミング制御回路101はORゲート117を通してマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)の画像信号に応じ、半導体レーザ102を変調駆動する。レーザ光は回転するポリゴンミラー103に反射され、f−θレンズ104によってfθ補正され、折り返しミラー216(図1に示した)を反射して、感光ドラム105上を走査し、感光ドラム105上に静電潜像を形成する。
【0036】ポリゴンモータ106は、発振器112のクロックを分周回路113で分周して生成されるポリゴンモータ駆動用パルス(基準CLK−P)がPLL回路114に送られてくることで回転駆動する。PLL回路114は、ポリゴンモータ106からのモータFGパルスと基準CLK−Pの位相が合うように、FGパルスと基準CLK−Pの位相差および周波数偏差を検出し、それらを比較してポリゴンモータ106への駆動電圧を制御するPLL制御を行う。
【0037】レーザ光の1ラインの走査開始位置近傍に設けられたBDセンサ107は、レーザ光のライン走査を検出し、後述する図3に示すような同一周期の各ラインの走査開始基準信号(BD信号)を生成する。
【0038】また、転写ドラム108内のセンサ110が、転写ドラム108の回転により転写ドラム108内に固定されたフラグ111を検知して後述する図3に示すような各色毎のITOP信号(転写ドラム108上の記録用紙109の先端位置を表す信号)を生成する。
【0039】さらに、感光ドラムモータ115は、レーザ点灯信号生成回路120からのBD信号検知用のレーザ点灯信号を分周回路119で分周したモータ駆動用パルス(基準CLK)がPLL回路118に送られることで回転駆動される。
【0040】PLL回路118は、感光ドラムモータ115からのモータFGパルスと基準CLKの位相が合うように、FGパルスと基準CLKの位相差および周波数偏差を検出し、それらを比較して感光ドラムモータ115への駆動電圧を制御するPLL制御を行う。感光ドラム105は感光ドラムモータ115によってギアベルト116を介して矢印の方向に回転駆動され、転写ドラム108は感光ドラム105と不図示のギアを介しているため感光ドラム105と同期して等速で矢印(副走査)方向に回転駆動する。これらのBD信号とITOP信号は、画像書き出しタイミング制御回路101に入力され、例えば以下のようなタイミングで画像信号を半導体レーザ102に送り出す。即ち、ITOP信号の立ち上がりを検知してからn個目のBD信号の立ち上がりに同期して、後述する図3に示すように画像信号をレーザ変調光として感光ドラム105上に照射する。
【0041】図3は、図1に示した画像形成装置のプリンタ部200の画像形成タイミングを示すタイミングチャートである。
【0042】図において、ITOP信号は、転写ドラム108内のセンサ110が、転写ドラム108の回転により転写ドラム108内に固定されたフラグ111を検知することにより出力される転写ドラム108上の記録用紙109の先端位置を表す信号であり、各色毎に出力される。
【0043】BD信号は、レーザ光の1ラインの走査開始位置近傍に設けらたBDセンサ107が、レーザ光のライン走査を検出することにより出力される、同一周期の各ラインの走査開始基準信号である。
【0044】画像信号は、BD信号とITOP信号が画像書き出しタイミング制御回路101に入力され、例えばITOP信号の立ち上がりを検知してからn個目のBD信号の立ち上がりに同期して、ORゲートを介して半導体レーザ102に送出される。即ち、ITOP信号の立ち上がりを検知してから「n」個目のBD信号の立ち上がりに同期して、画像信号はレーザ変調光として感光ドラム105上に照射される。
【0045】なお、BD信号を検出するためには、BD信号を検出するまでレーザを点灯させなければならないが、常にレーザを点灯しておくとレーザの寿命の問題とともに感光ドラム105上の画像形成領域内でレーザ光が走査してしまうことによるドラムメモリの問題が生じる。BD信号の周期はポリゴンモータの回転数とポリゴンミラーの面数からあらかじめわかっているので、後述する図5に示すようにBD信号の周期「t0」よりも「α」だけ長い周期「t0+α」でレーザ点灯信号をレーザ点灯信号生成回路120からORゲート117を通して半導体レーザ102に送る。
【0046】レーザ点灯タイミングでレーザ光がBDセンサ107を走査したとき、つまりBD信号が検出されたところからBD信号の周期と同じ周期「t0」にレーザ点灯信号の周期を変える。感光ドラムモータ115はこのレーザ点灯信号を分周した基準クロックによって回転駆動するので常に同じ所をレーザが走査することはなく、感光ドラム105の劣化を防止できる。即ち、ポリゴンミラー103によるレーザ走査を全く行わなくても、レーザ点灯信号のみでドラムモータ105を回転駆動可能に構成されている。
【0047】図4は、図2に示したレーザ点灯信号生成回路120の構成を説明するブロック図であり、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
【0048】図において、131は13ビットのダウンカウンタで、発振器121のクロックをカウントし、BD信号の周期「t0」よりも「α」だけ長い周期「t0+α」後にリップルキャリー(RC)を出力する。このため、発振器121のクロック数で「t0+α」に相当する例えば5000がダウンカウンタ131のプリセット値として入力されている。133は12ビットのアップカウンタで、発振器121のクロックをカウントする。134はコンパレータで、アップカウンタ133のカウント値が例えば100以前では「H(レーザ点灯)」、101以降は「L(レーザ消灯)」といったレーザ点灯信号を生成する。
【0049】なお、ダウンカウンタ131は、BDセンサ107からのBD信号によってクリアされ、アップカウンタ133は、ORゲート132を通してダウンカウンタ131からのRC出力又はBDセンサ107からのBD信号でクリアされる。このため、一度BD信号が入力されると、ダウンカウンタ131はRCを出す前にBD信号によってクリアされるので後述する図5に示すように、その後はBD信号の周期「t0」のレーザ点灯信号が出力される。
【0050】図5は、図4に示したレーザ点灯信号生成回路120により生成されるレーザ点灯信号の周期変更タイミングを示すタイミングチャートである。
【0051】図において、レーザ点灯信号は、BD信号の周期「t0」よりも「α」だけ長い周期「t0+α」でレーザ点灯信号生成回路120からORゲート117を介して半導体レーザ102に送信される。
【0052】レーザ点灯タイミングのときにレーザ光がBDセンサ107を走査したとき、即ち、BD信号が発信されたとき、レーザ点灯信号生成回路120はレーザ点灯信号の周期をBD信号の周期と同じ周期「t0」に変える。
【0053】ここで、感光ドラムモータ115の基準クロックは、レーザ点灯信号生成回路120が生成するレーザ点灯信号を分周器119が分周して生成しているため、前記切り替えタイミングで周期が「t0+α」から「t0」に変わってしまい、切り替わった周期「t0」に対応する速度に安定するまで画像書き出しを行えないといった速度安定までの収束時間の考慮をしなければならない。
【0054】しかし、切り替わり前後での基準クロックの周期の変動量は常に一定であるので収束時間も常に一定であるため、この収束時間への考慮は容易である。
【0055】なお、前記感光ドラムモータ115の基準クロック切り替えは、各色画像形成毎に行って、各色画像間の位置ずれを補正する。
【0056】図6は、図2に示した画像形成装置のプリンタ部200の構成を説明する図であり、特に、感光ドラム105が1回転するときの感光ドラムモータ115とBD信号の関係を示す。なお、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
【0057】レーザの感光ドラム105上での走査線が各回転毎に常に同じ位置になるように、感光ドラム105が1回転する間にBD信号がちょうど整数個出力するように構成しており、例えば、本実施形態では、プロセススピードと解像度から決定される感光ドラム1回転の間に出力されるBD信号数が「8192」(即ち、ポリゴンミラー103の回転数は「1024」)である。
【0058】また、感光ドラム105は1回転するのに感光ドラムモータ115が「64」回転するようなギアベルト116のギア比(「1:64」)で構成される。さらに、感光ドラムモータ115は1回転あたりのFGパルス数が「32」パルス出力するよう構成されているので、感光ドラムモータ115が1回転するには感光ドラムモータ115の基準CLKが「32」パルス必要となる。
【0059】従って、感光ドラム105が1回転するためには、感光ドラムモータ115の基準CLKが「64(回転)×32(パルス)=2048(パルス)」必要となる。このため、BD信号と等価であるレーザ点灯信号生成回路120から出力されるレーザ点灯信号を「2048/8192=1/4」分周して感光ドラムモータ115の基準CLKとして使用することで、BD信号が「8192」個出力される毎にちょうど感光ドラム105が1回転することになる。
【0060】即ち、分周比を「n」、感光ドラム105の1回転あたりの感光ドラムモータ115の回転数を「N」、感光ドラムモータ115の1回転あたりのFGパルス数を「X」、感光ドラム105の1回転あたりのBD信号数を「M」とすると、「n=N×X/M」の関係が成り立つように構成されている。
【0061】なお、このギアベルト116のギア比は自然数になるように構成してあり、これは感光ドラム105が1回転する間にモータおよび減速ギアを整数回転させることで感光ドラム105の各回転毎のモータ軸および減速ギアの偏心の影響を常に同じ(一定)にし、これらの偏心による色ずれをゼロにするためである。
【0062】この結果、感光ドラム105上では第1回転目の第1走査目のBD信号を基準に書いたレーザ光の走査線上に第2回転目の第1走査の走査線が重なるようになり、BD信号「8192」個毎に第1回転目、第2回転目の第1走査の走査線が重なるようになる。
【0063】したがって、基準クロック切り替えを各色画像形成毎に行うことにより、図3に示したようにITOP信号とBD信号の位相差は各色毎に常に一定(「T0」)になるので、ITOPを基に画像書き出しを開始すれば、第1色目から第N色目までの画像の書き出し位置を正確に合わせることができ、色ずれのない高品位な画像を得ることができる。
【0064】さらには、感光ドラム105が1回転する毎に感光ドラムモータ115や感光ドラム105に駆動を伝達する減速ギアや減速ギアベルト116等が常に同じ位置に戻るように構成されているので、感光ドラム105の各回転毎のモータ軸及び減速ギアの偏心の影響を常に同じ(一定)にして、これらの偏心による色ずれをゼロにすることができる。
【0065】以上のように簡単な構成で、用紙上の各画像の書き出し位置を最初の色の位置に一致させ、色ずれのない高品位な画像を得ることができる。
【0066】また、感光ドラムを回転駆動するために常にレーザを点灯しなくてすむのでレーザ点灯時間が短縮できると共に、BD信号を検出する前の感光ドラムを回転することができ感光ドラムを回転しながらBD検知用のレーザを点灯するのでドラムメモリの心配がない。
【0067】さらには、BD検出前後でのドラムモータの基準クロックの周期はの変動量は常に一定であるのでドラムモータの速度が安定するまでの収束時間も常に一定であるため、この収束時間への考慮が容易になる。
【0068】以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出して実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0069】この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0070】プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0071】また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0072】さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0073】また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0074】さらに、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムをネットワーク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1の発明によれば、回転多面体により偏向された光ビームが所定位置を走査したことを検出することにより第1の発生手段により発生される第1のタイミング信号及び、前記偏向された光ビームが所定位置を走査したことを検出することなく第2の発生手段により発生される第2のタイミング信号を選択的に用いて、回転駆動手段が前記像担持体を回転駆動させるので、前記所定位置での光ビーム検出前は、第2のタイミング信号を用いて像担持体を回転駆動し、前記所定位置での光ビーム検出前に光ビームが像担持体上の同一位置を繰り返し走査することを防止して、像担持体の劣化を防止することが可能となる。
【0076】第2の発明によれば、前記回転駆動手段は、1つの画像を形成する毎に、前記第2のタイミング信号を用いた後に前記第1のタイミング信号を用いて、前記像担持体を回転駆動させるので、1つの画像を形成する毎に像担持体の回転調整を行って、画像間で位置ずれのない高精度な画像を形成することが可能となる。
【0077】第3の発明によれば、前記第2のタイミング信号は、前記第1のタイミング信号よりも長い周期の信号であるので、像担持体の回転駆動を変動させる場合、第1のタイミング信号と第2のタイミング信号の周期の差のみの変動で、像担持体の駆動安定までの収束時間を一定にして、安定した画像形成を行うことが可能となる。
【0078】第4の発明によれば、前記光ビームを前記回転多面体が偏向しておらず、かつ前記像担持体を回転駆動させる際には、前記回転駆動手段は前記第2のタイミング信号を用いて前記像担持体を駆動させるので、画像形成開始前に予め像担持体を回転駆動して、画像形成開始までの時間を短縮することが可能となる。
【0079】従って、像担持体の寿命を格段に延長させると共に、効率よく高精度の画像を形成することができる等の効果を奏する。




 

 


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