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発明の名称 磁気記録部付フィルムに適用される装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−38498
公開日 平成11年(1999)2月12日
出願番号 特願平10−62903
出願日 平成10年(1998)3月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】丸島 儀一
発明者 本田 貴範
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 磁気記録部付フィルムに適用される装置において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す磁気ヘッドと、モータと、前記モータの端子に対向する、該モータに直接関連しない構成部材に設けられる磁気シールド部材とを有することを特徴とする磁気記録部付フィルムに適用される装置。
【請求項2】 前記磁気シールド部材は、電池室に設けられることを特徴とする請求項1記載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
【請求項3】 前記磁気シールド部材は、装填される電池の曲率に合わせて設けられることを特徴とする請求項2記載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
【請求項4】 前記磁気シールド部材は、フラッシュ部に設けられることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項5】 前記磁気シールド部材は、ファインダ部に設けられることを特徴とする請求項1記載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
【請求項6】 前記モータは、フィルム送り用モータであることを特徴とする請求項1記載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
【請求項7】 前記磁気記録部付フィルムに適用される装置は、カメラであることを特徴とする請求項1記載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
【請求項8】 磁気記録部付フィルムに適用される装置において、前記フィルムの磁気記録部から情報を読み出す磁気ヘッドと、装填される電池の端子に対向する、該装填される電池に直接関連しない構成部材に設けられる磁気シールド部材とを有することを特徴とする磁気記録部付フィルムに適用される装置。
【請求項9】 前記磁気記録部付フィルムに適用される装置は、カメラであることを特徴とする請求項8記載の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置に関し、特に、その磁気ヘッドに対する磁気ノイズ対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィルムに磁気層を設け、その磁気層にカメラの撮影情報等を磁気記録し、再生するカメラシステムが提案されている。この、磁気記録部の情報の有無を検出する事で、未露光フィルム(新品)や撮影途中、撮影済みを識別し、フィルムの途中交換機能を有するカメラも存在している。この、フィルムの途中交換機能を有するカメラは、通常の音楽用磁気テープに比べて磁気密度の低いフィルムの磁気層から信号を検出する必要があり、ノイズ(カメラ内の電磁気部品の電磁界変動や外来ノイズ)の混入を防止する為の対策が重要になってくる。特にカメラの場合、フィルム給送用のDCモータと磁気ヘッドの距離を十分に離す事ができないので、フィルム給送用のDCモータによる磁気ヘッドのへの誘導ノイズを低減させる事が急務であった。
【0003】例えば、特開平5−34798号公報には、磁気記録部付きフィルムを使用するカメラの磁気シールド手段として、フィルム給送用モータをパーマロイ等の高透磁率磁性材料でシールドする事を特徴としている。
【0004】また、特開平7−209733号公報には、フィルム給送用モータをフィルム巻き取りスプール内に配置しているカメラに於いて、十分なシールド効果を得るためにノイズ源のモータのシールドとして、フィルム巻き取りスプールを高透磁率磁性材料で形成し、ノイズ受信側である磁気ヘッドの記録面に対向して記録面の曲率半径とほぼ等しい曲面状の高透磁率磁性材料を配置している。
【0005】さらに、特開平7−199328号公報には、フィルム給送モータの端子側(ブラシ側)とは反対側にヘッドを配置することが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平5−34798号に開示のカメラにおいて、十分な磁気シールドを行うには、パーマロイ等の高透磁率磁性材料のシールド部材を何回も重ねて巻く必要があり、そのさらに外周に配置される巻き上げスプールの外径が大型化してしまう。逆に磁気シールドを弱めにして、スプール径の小型化を狙ったときには、磁気ヘッドと巻き上げモータの距離そのものを広げなくてはならない。
【0007】いずれにおいても、巻き上げスプール内だけで、モータによるヘッドへの誘導ノイズを低減させるのは、カメラの大型化を招いてしまう。
【0008】また、特開平7−209733号に開示のカメラにおいて、磁気ヘッドの前面に磁気シールドを配置することは有効ではあるが、カメラの写真用フィルムと言うメディアに於いては、ヘッドの曲率に沿わせる事はフィルムが固いため難しい。
【0009】また、特開平7−199328号公報に開示のカメラにおいて、フィルム給送用DCモータは端子の方のキャップ部はプラスチックのため、出力軸側に比べノイズの発生量が大きいため、フィルム給送モータの端子側(ブラシ側)とは反対側にヘッドを配置するようにしているが、カメラのレイアウト上出来ない場合もあり、またカメラの小型化を考えると反対側に配置してもあまり距離を稼ぐ事が出来ない。
【0010】本発明の目的は、小型な構成で、磁気ヘッドに対するモータ等の磁気ノイズの影響、特にその端子側の漏れ磁束をも効果的に除去できる、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す磁気ヘッドと、モータ等のノイズ源と、前記ノイズ源の端子に対向する、該ノイズ源に直接関連しない構成部材に設けられる磁気シールド部材とを有する磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態を示す。図1は、磁気記録部材付きフィルムを使用するカメラの正面から見たレイアウト図であり、図2は、図1のカメラを側面から見たレイアウト図である。
【0014】図1および図2中において、1はカメラ本体、2は撮影レンズを含むレンズ鏡筒、3は磁気記録部を有するフィルム4を収容しているフィルムカートリッジ、4は映像を記録する乳剤側とは反対側に磁気記録層を有しているフィルム、4aはフィルム4のコマ割り出し、停止位置をカメラが制御出来る様に設けられたパーフォレーションである。
【0015】5はフィルムの巻き上げ、巻き戻しの動力源のフィルム給送用モータ、5aはモータ5の出力軸、5bはモータ5の端子側にあるモータキャップ、6はモータの回転を動力伝達系9に伝える為のピニオンギヤである。7はモータからの漏えい磁束をシールドするためのシールド部材であり、材質としては、電磁軟鉄や珪素鋼板、パーマロイ材を使用し、薄板状のものを数回巻き付けてもよいし、チューブ情のものをモータにはめ込んでもよい事は言うまでもない。
【0016】8はフィルム4を巻き付けて巻き上げるためのフィルム巻き上げスプール、8aは動力伝達系9の不図示のギヤと噛み合うスプールギヤ、9はピニオンギヤ6の回転をカメラの動作シーケンスによって、スプールギヤ8a、あるいはフォークギヤ10aに動力を伝達する為の公知の動力伝達系、10はフィルムカートリッジ3の不図示のキー部にその一端がかみ合い、動力伝達系9により伝達された動力によりフィルム4をフィルムカートリッジ内に巻き戻したり、あるいはフィルム4を送り出したりする為のフォークギヤ、10aは動力伝達系9とかみ合うギヤ部である。
【0017】11はフィルムを1コマ巻き上げ中に、そのコマの撮影データをフィルムの撮影画面外に磁気記録する書き込み能力と、全て取りきらずに途中で一旦カメラから撮り出されたフィルムカートリッジを、再びカメラに装填された場合に、そのフィルムカートリッジが何コマ目まで撮影されているかをフィルムを給送しながら各コマ毎の磁気情報の有無を読みながら判別するための読み取り能力を有する磁気ヘッドである。
【0018】12はカメラのフラッシュ発行用のXi管、13はXe管の発した光を効率よく前方に照射するための反射傘、14はフラッシュ発光のためにエネルギーを貯えておくコンデンサーである。
【0019】15はカメラの電源である電池を装填するための電池室、16はカメラの電源として電池室15に装填された電池、17は図2に示すように、電池室の内壁で電池の曲率にあうように貼った磁気シールド部材で、材質としては、珪素鋼板、パーマロイ材等の高透磁率磁性材料を使用し磁束を通り易くする。本実施の形態では、電池室の内壁に貼ったが、電池室の上面に貼っても良い事は言うまでもない。
【0020】18は撮影者がのぞき、構図を決めるためのファインダーユニットである。
【0021】一般に、カメラのフィルム給送用モータ5は、カメラの小型化をはかるため、フィルム巻き上げスプール8の中に収容される構成となってる事が多い。かかる構成上、フィルム巻き上げ中に磁気の書き込みを行う系では、フィルム給送用モータ5と磁気ヘッド11の距離が近く、モータの外周にシールドを行うには、巻き上げスプールの大きさも限界がある。また、フィルム給送用モータ5の外筒部分のうち、端子側のキャップはプラスチックのため漏えい磁束が大きい。本実施の形態は、フィルム給送用モータ5の端子に対向するフィルム給送用モータ5に直接関連しない構成部材であるカメラの電池室の一部に高透磁率磁性材料17を用いる事により、前記モータ5の端子側に対する磁気シールドとしての作用を行い、モータの端子側(ブラシ側)から漏えいする磁束を磁気ヘッドの方へ向かわせないようにし、フィルム給送用モータ5からの漏えいノイズ磁束を遮蔽する。
【0022】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第2の実施の形態を示す。図3に於いては、図1と同じものに付いては、同じ符号を付してある。5はフィルム給送用モータで、第1の実施の形態とは上下逆のレイアウトとなっている。8はフィルム4を巻き付けて巻き上げるためのフィルム巻き上げスプール、8aは動力伝達系22の不図示のギヤと噛み合うスプールギヤ、22はピニオンギヤ6の回転をカメラの動作シーケンスによって、スプールギヤ8a、あるいはフォーク伝達ギヤ23に動力を伝達する為の公知の動力伝達系、23はカメラ下面側の動力を上面に伝えるために、下面ギヤ23a、シャフト23b、上面ギヤ23cで構成されるフォーク伝達ギヤである。24はフラッシュ発光のためにエネルギーを貯えておくコンデンサー、25はカメラの電源として装填された電池であり、巻き上げスプールの外側に垂直方向に立てて配置されている。
【0023】26はフラッシュのXe管12、反射傘13を保持するフラッシュケース、27はフラッシュケース26の下面に貼り付けられたフラッシュ部磁気シールド部材、28はファインダーユニット18の下面に貼り付けられたファインダー部磁気シールド部材で、材質としては、珪素鋼板、パーマロイ材等の高透磁率磁性材料を使用し磁束を通り易くする。第2の実施の形態として、フラッシュ部磁気シールド部材27とファインダー部磁気シールド部材28を併用して用いているが、どちらか一方でも良い事は言うまでもない。
【0024】本実施の形態は、フィルム給送用モータ5の端子に対向するフィルム給送用モータ5に直接関連しない構成部材であるフラッシュケース26、ファインダーユニット18の一部に高透磁率磁性材料27、28を用いる事により、前記モータ5の端子側に対する磁気シールドとしての作用を行い、モータの端子側(ブラシ側)から漏えいする磁束を磁気ヘッドの方へ向かわせないようにし、フィルム給送用モータ5からの漏えいノイズ磁束を遮蔽する。
【0025】(発明と実施の形態との対応)以上の実施の形態において、磁気ヘッド11が本発明の磁気ヘッドに、フィルム給送用モータ5が本発明のモータ、フィルム送り用モータに、電池室15、ファインダーユニット18、フラッシュケース26が本発明のモータに直接関連しない構成部材に、電池室磁気シールド部材17、フラッシュ部磁気シールド部材27、ファインダー部磁気シールド部材28が本発明の磁気シールド部材に、電池室15が本発明の本発明の電池室に、ファインダーユニット18が本発明のファインダ部に、フラッシュケース26が本発明のフラッシュ部に、それぞれ相当する。
【0026】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構成の対応関係でるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、請求項で示した機能、または、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0027】例えば、以上の実施の形態の磁気ヘッドは、磁気情報の記録及び読み出しを行う機能のものであるが、本発明は、磁気情報の記録及び読み出しのいずれか一方を行う機能の磁気ヘッドであっても適用できるものである。
【0028】また、以上の実施の形態では、フィルム給送用モータの磁気ノイズから磁気ヘッドをシールドするようにしているが、本発明は、レンズ駆動用等の他のモータ、更には、装填される電池、DC/DCコンバータ、ストロボ等の他の磁気ノイズ源であっても同様に適用できるものである。その場合、上記実施の形態のフィルム給送用モータをこれらノイズ源に置き換えれば良い。
【0029】また、以上の実施の形態のシールド部材の配置は、適宜変更しても良い。例えば、以上の実施の形態では、磁気シールド部材17、27、28は、それぞれ電池室15、フラッシュケース26、ファインダーユニット18の一部に設けられているが、これは、それらの全体に設けられていてもよい。
【0030】また、以上の実施の形態の電池室15、フラッシュケース26に設けられる磁気シールド部材17、27は、電池、フラッシュユニットのノイズを除去する磁気シールド部材を兼用するものであってもよい。
【0031】また、本発明は、以上の各実施の形態または、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるようにしてもよい。
【0032】また、本発明は、クレームまたは実施の形態の構成の全体若しくは一部が、一つの装置を形成するようなものであっても、他の装置と結合するようなものであっても、装置を構成する要素となるようなものであってもよい。
【0033】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズシャッタカメラ等種々の形態のカメラ、更には、ラボ装置やフォトビデオ、スキャナ等の磁気記録部付フィルムに適用される全ての装置に適用できるものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置において、小型な構成で、磁気ヘッドに対するモータ等の磁気ノイズの影響を効果的に除去できるようになるものである。




 

 


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