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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平11−30896
公開日 平成11年(1999)2月2日
出願番号 特願平9−185593
出願日 平成9年(1997)7月10日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】近島 一夫
発明者 鮫島 隆夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 像担持体上に形成された現像剤画像を1次転写される回転自在な中間転写体と、該中間転写体に当接して1次転写された前記現像剤画像を転写材へ2次転写する回転自在な2次転写体とを備えた画像形成装置において、前記転写材の搬送方向と略平行方向に移動自在であり、前記転写材の搬送方向と直角方向に設けた揺動軸を中心に揺動自在な前記中間転写体に対して当接離間自在に前記2次転写体を所定の押圧力で押圧させる押圧手段と、前記2次転写体を前記中間転写体に対する押圧方向に移動自在に支持した支持手段と、前記中間転写体に前記2次転写体が当接した際に前記中間転写体と前記2次転写体との位置決めを行う位置決め手段と、前記押圧手段と一体に揺動自在な前記2次転写体に回転駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記駆動力伝達手段は、前記中間転写体に回転駆動力を伝達する前記揺動軸と同軸上に設けた第1のギアと、前記2次転写体と同軸上に設けられ前記中間転写体に対する押圧方向に移動自在な第2のギアと、前記第1のギアと前記第2のギアとにそれぞれピッチ間距離を一定に保持して噛み合う揺動自在な第3のギアとを有する、請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】 前記第1、第2、第3のギアをそれぞれハスバギアで形成して、前記2次転写体を軸方向の片側に押圧させる、請求項2記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によって画像形成を行う複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、特に、中間転写体と該中間転写体に押圧したり離間したりして揺動する2次転写体(2次転写ローラ、2次転写ベルト等)を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)上に形成したトナー画像を、一旦中間転写体上に1次転写させ、該中間転写体に転写されたトナー画像を転写材へ2次転写体により2次転写して画像形成を行う画像形成装置は、カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像を順次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現した画像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像形成装置、またはカラー画像形成機能や多色画像形成を備えた画像形成装置として有効であり、各成分色画像の重ね合わせズレ(色ズレ)のない画像を得ることが可能である。
【0003】中間転写体を備えた従来のカラー画像形成装置は、図8に示すように画像形成時には、中間転写体ユニット5の中間転写ベルト5a上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を重ね合わせた(1次転写)後、2次転写ローラ11を設けた2次転写フレーム21を偏心カム18を半回転させることで、図9に示すように、揺動軸22を中心に揺動させて、2次転写ローラ11を感光ドラム1に押圧され位置決めされた中間転写ベルト5aに当接させる。
【0004】2次転写ローラ11は、2次転写フレーム21の下側に設けられた2次転写押圧バネ32によって偏心カム18で設定されたオーバーラン分の寸法L3だけ圧縮された力により、中間転写ベルト5aと2次転写対向ローラ5cに押圧される。
【0005】その後、中間転写ベルト5aの回転と同期と取ってレジストローラ対7dから転写材(不図示)が搬送され、2次転写フレーム21に設けられた2次転写入口ガイド21aに案内され、中間転写ベルト5aと2次転写ベルト11間のニップ部で、転写材には中間転写ベルト5a上の前記トナー像が2次転写される構成となっている。
【0006】また、図10に示すように、2次転写ローラ11には、揺動軸22の端部に設けられたギア34から回転軸35aに設けられたアイドラギア35、そして2次転写ローラ11の金属軸心11aに設けられた従動ギア36を介して回転駆動力が伝達される構成となっている。
【0007】図10において、30は回転軸受けであり、揺動軸22はもう一方の端面に設けられた従動ギア(不図示)から回転駆動力が伝達され回転している。また、2次転写ローラ11は、金属軸心11aの両端を固定軸受け37で支えられて回転する構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の画像形成装置では、2次転写ローラ11を中間転写ベルト5aに押圧させる場合、2次転写押圧バネ32の下面に設けられた押圧部材31を2次転写押圧バネ32を介して偏心カム18で押し上げ、2次転写ローラ11を中間転写ベルト5aに押圧するようにしている。
【0009】従って、中間転写体ユニット5に対する2次転写ローラ11の位置は、2次転写フレーム21の揺動軸22から2次転写ローラ11までの取付寸法精度、或いは、偏心カム18の寸法精度に左右される。このため、2次転写ローラ11と中間転写体ユニット5の2次転写対向ローラ5cとの軸方向の平行度も出難い状態になる。
【0010】これにより、2次転写ローラ11の中間転写ベルト5aへの押圧力が不安定となることによって、押圧力のばらつきや2次転写時での押圧力の変動等により、画像不良や転写材の斜行が発生するという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、2次転写体を中間転写体に対して位置決め精度よく押圧することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、像担持体上に形成された現像剤画像を1次転写される回転自在な中間転写体と、該中間転写体に当接して1次転写された前記現像剤画像を転写材へ2次転写する回転自在な2次転写体とを備えた画像形成装置において、前記転写材の搬送方向と略平行方向に移動自在であり、前記転写材の搬送方向と直角方向に設けた揺動軸を中心に揺動自在な前記中間転写体に対して当接離間自在に前記2次転写体を所定の押圧力で押圧させる押圧手段と、前記2次転写体を前記中間転写体に対する押圧方向に移動自在に支持した支持手段と、前記中間転写体に前記2次転写体が当接した際に前記中間転写体と前記2次転写体との位置決めを行う位置決め手段と、前記押圧手段と一体に揺動自在な前記2次転写体に回転駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、を備えたことを特徴としている。
【0013】また、前記駆動力伝達手段は、前記中間転写体に回転駆動力を伝達する前記揺動軸と同軸上に設けた第1のギアと、前記2次転写体と同軸上に設けられ前記中間転写体に対する押圧方向に移動自在な第2のギアと、前記第1のギアと前記第2のギアとにそれぞれピッチ間距離を一定に保持して噛み合う揺動自在な第3のギアとを有することを特徴としている。
【0014】また、前記第1、第2、第3のギアをそれぞれハスバギアで形成して、前記2次転写体を軸方向の片側に押圧させることを特徴としている。
【0015】(作用)本発明の構成によれば、中間転写体に対して2次転写体を精度よく位置決めして所定の押圧力で安定して押圧することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明の実施の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明に係る画像形成装置(本実施の形態では4色フルカラーのレーザビームプリンタ)の概略構成を示す縦断面である。なお、上述した従来の画像形成装置と同一機能を有する部材には同一符号を付して説明する。
【0018】まず、図1を参照して画像形成装置Aの全体構成の概略を説明する。
【0019】同図に示す画像形成装置Aは、像担持体としての感光ドラム1を備えている。感光ドラム1は、駆動手段(不図示)によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、感光ドラム1表面を均一に帯電する帯電装置2、画像情報に基づいてレーザビームを照射し感光ドラム1上に静電潜像を形成する露光装置3、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置4、感光ドラム1上のトナー像が1次転写される中間転写体ユニット5、1次転写されたトナー像を転写材Sへ2次転写する2次転写ローラユニット6、1次転写後の感光ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置9等が配設されている。
【0020】ここで、感光ドラム1、帯電装置2及び転写残トナーを除去するクリーニング装置9は、一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジBを形成し、画像形成装置Aの装置本体14に着脱可能なものとなっている。
【0021】また、装置本体14には、用紙などの転写材Sを中間転写体ユニット5に向けて給送するとともに、転写材Sを搬送する給搬送手段7、2次転写後の転写材Sにトナー像を定着させる定着装置8が配設されている。
【0022】感光ドラム1は、例えば直径47mmのアルミニウムシリンダの外周面に、有機光導電体層(OPC感光体)を塗布して構成したものである。感光ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達されることにより、矢印方向に回転駆動される。
【0023】帯電装置2としては、例えば、特開昭63−149669号公報に開示されているような、いわゆる接触帯電方式のものを使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光ドラム1表面に当接させるとともに、このローラに電源(不図示)によって帯電バイアス電圧を印加することにより、感光ドラム1表面を一様に帯電させるものである。
【0024】露光装置3は、ポリゴンミラー3aを有し、このポリゴンミラー3aには、レーザダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が照射される。ポリゴンミラー3aはスキャナモータ(不図示)によって高速で回転され、反射した画像光を結像レンズ3b、反射ミラー3c等を介して、帯電済みの感光ドラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成している。
【0025】現像装置4は、軸4dを中心に割り出し回転可能な回転体4Aと、これに搭載4個の現像器、すなわちイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーをそれぞれ収納した現像器4Y、4M、4C、4Bkを備えている。
【0026】感光ドラム1上の静電潜像の現像時には、その静電潜像に付着すべき色の所定の現像器が現像位置に配置される。すなわち、所定の現像器が回転体4Aの割り出し回転によって感光ドラム1に対向した現像位置に止まり、更にその現像器の現像スリーブ4bが感光ドラム1に対して微小間隙(300μm 程度)をもって対向するように位置決めされた後、感光ドラム1上の静電潜像を現像する。
【0027】この現像は次のようにして行う。現像する色に対応する現像器の容器内のトナーを送り機構によって塗布ローラ4aに送り込み、回転する塗布ローラ4a及びトナー規制ブレード4cによって、回転する現像スリーブ4bの外周にトナーを薄層塗布し、かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。この現像スリーブ4bと、静電潜像が形成された感光ドラム1との間に現像バイアスを印加することにより、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像するものである。
【0028】また、各現像器4Y、4M、4C、4Bkの現像スリーブ4bには、各現像器が現像位置に配置されたときに、装置本体14に設けられた各色現像用高圧電源と接続されるようになっており、各色の現像毎に選択的に電圧が印加される。なお、各現像器4Y、4M、4C、4Bkは、回転体4Aに対して個別に着脱可能に構成されている。
【0029】中間転写体ユニット5は、感光ドラム1から順次に一次転写されて重ねられた複数のトナー像を、一括して転写材Sに2次転写するものである。中間転写体ユニット5は、矢印R5方向に走行する中間転写ベルト5aを備えている。
【0030】本実施の形態の中間転写ベルト5aは周長約440mmのベルトであり、駆動ローラ5b、2次転写対向ローラ5c、従動ローラ5dの3本のローラにより掛け渡されている。更に、従動ローラ5dに近接して中間転写ベルト5aを、感光ドラム1に押圧する位置と中間転写ベルト5aが感光ドラム1から離れる位置をとるように後退する押さえローラ5jを備えている。
【0031】中間転写ベルト5aは、駆動ローラ5bの回転によって矢印R5方向に走行する。更に、中間転写ベルト5aの外側の所定の位置には、中間転写ベルト5aの表面に接離可能なクリーニングユニット5eが設けてあり、転写材Sに一括して2次転写後に残った転写残トナーを除去する。
【0032】このクリーニングユニット5eは、帯電ローラ5fを中間転写ベルト5aに当接させてトナーに転写時と逆極性の電荷を与える。逆極性の電荷を付与されトナーは、感光ドラム1に静電的に付着され、その後、感光ドラム1用のクリーニング装置9によって回収されるものである。なお、中間転写ベルト5aのクリーニング方法としては、上述の静電クリーニングに限らず、ブレードやファーブラシなどの機械的方法や、これらを併用したもの等でもよい。
【0033】クリーニング装置9は、現像装置4によって感光ドラム1上に現像されたトナーが中間転写ベルト5aに1次転写された後、1次転写されないで感光ドラム1表面に残ったいわゆる転写残トナーを除去するものである。
【0034】同図のクリーニング装置9では、転写残トナーはクリーニング容器6aの中に蓄積されていく。
【0035】本発明の特徴を備えた2次転写ローラユニット6は、中間転写ベルト5aに当接離間自在な2次転写ローラ11を備えている(詳細は後述する)。
【0036】給搬送装置7は、画像形成部である中間転写ベルト5aと2次転写ローラ11間の転写ニップ部に転写材Sを給送するものであり、複数枚の転写材Sが収納されて、装置本体14の下部に装着される給紙カセット7aを備えている。画像形成時にはピックアップローラ7e(半月ローラ)、フィードローラ7f、リタードローラ7g、が画像形成動作に応じて駆動回転し、給紙カセット7a内の転写材Sを1枚毎分離給送するとともに、搬送ローラ対7bによってガイド板7cに沿って搬送される。転写材S先端は、レジストローラ対7dに突き当たり一旦停止し、ループを形成した後中間転写ベルト5aの回転と画像書き出し位置の同期を取って、レジストローラ対7dによって中間転写体5へと再給紙されていく。
【0037】定着装置8は、転写材Sに2次転写された複数のトナー画像を定着させるものであり、駆動回転する加熱ローラ8bと、これに圧接して転写材Sに熱及び圧力を印加する加圧ローラ8aとを備えている。すなわち、中間転写ベルト5a上のトナーを一括転写させる2次転写ローラ11を通過した転写材Sは搬送ベルトユニット12上を搬送され、定着装置8を通過する際に加熱ローラ8b、加圧ローラ8aによって熱及び圧力が印加され、これによって複数のトナー像が転写材S表面に定着される。
【0038】次に、上述構成の画像形成装置Aの画像形成動作について説明する。
【0039】まず、中間転写ベルト5aの回転と同期して感光ドラム1を図1の矢印方向(反時計回り)に回転させ、この感光ドラム1表面を帯電装置2によって均一に帯電するとともに、露光装置3によって第1色であるイエロー画像の光照射を行い、感光ドラム1上にイエローの静電潜像を形成する。この静電潜像形成と同時に現像装置4を駆動してイエローの現像器4Yを現像位置に配置し、感光ドラム1上の静電潜像にイエロートナーが付着するように、感光ドラム1の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加して、静電潜像にイエロートナーを付着させて現像する。その後、中間転写体5の押えローラ(1次転写ローラ)5jにトナーと逆極性の電圧を印加して、感光ドラム1上のイエローのトナー像を中間転写ベルト5a上に1次転写する。
【0040】上述のようにしてイエロートナー像の1次転写が終了すると、次の現像器が回転移動してきて、感光ドラム1に対向する現像位置に位置決めされ、イエローの場合と同様にしてマゼンタ、シアン、そしてブラックの各色について、静電潜像の形成、現像、1次転写を順次行い、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。
【0041】この間、図2に示すように2次転写ローラ11は、中間転写ベルト5aとは非接触状態にある。このとき、クリーニングユニット5eの帯電ローラ5fも中間転写ベルト5aとは非接触状態にある。
【0042】そして、中間転写ベルト5a上に4色のトナー像形成完了後、図3に示すように2次転写ローラユニット6が回転して2次転写ローラ11が中間転写ベルト5aに押圧され、更に中間転写ベルト5aの回転と同期して給送手段であるレジストローラ対7d近辺の所定の位置で待機していた転写材Sが、中間転写ベルト5aと2次転写ローラ11間の転写ニップ部に送り出される。
【0043】ここで、2次転写ローラ11にはトナーと逆極性の電圧が印加されており、中間転写ベルト5a上のトナー像を、一括して搬送されてきた転写材Sの表面に2次転写していく。
【0044】このようにして、2次転写された転写材Sは、搬送ベルトユニット12を経由して定着装置8に至り、ここでトナー像の定着を行った後排紙ローラ対13a、13bによって排紙ガイド15に沿って搬送され、排出ローラ対16によって装置14上部の排紙トレイ10に排出され、画像形成動作を完了する。
【0045】次に、2次転写ローラユニット6の構成について説明する。
【0046】図4、図5は、それぞれ2次転写ローラユニット6の2次転写開始前と2次転写開始時の状態を示す概略図である。
【0047】図4において、2次転写フレーム21はモールドからなり、板金からなる2次転写基板24に固定されている。
【0048】2次転写フレーム21の両端には、同軸上に円筒形の位置決め突き当て部21fが設けられ、更に2次転写ローラ11のスポンジ部の金属軸心11aを両端で受ける軸受け20が略垂直方向にスライドするガイド部21b、及び軸受け20の抜け止め21c、除電針カバー部21aが設けられている。
【0049】軸受け20のボス部20aと2次転写フレーム21のボス部21dの間には、2次転写ローラ加圧バネ19が両端にそれぞれ設けられている。
【0050】これにより、2次転写ローラ11は、図4に示す位置まで持ち上げられた状態にあるが、軸受け20の抜け止め部21cの先端部分の幅L2が、2次転写ローラ11の金属軸心11aの直径より狭いスナップフィット形状をなしており、通常の動作において2次転写ローラ11は抜け落ちることはない。
【0051】また、2次転写基板24は、図5に示すように軸22を中心に両端に設けられた二方取りされた軸受け30を介して揺動可能に設けられ、更に二方取りされた軸受け30の径方向(転写材Sの搬送方向と略平行方向)には隙間(ガタ)d2が設けられ、両端で独立的にスライドできる構成となっている。
【0052】更に、2次転写基板24の揺動軸22と同軸に2次転写フレーム加圧板金26が回転自在に設けられ、2次転写基板24のストッパー部24bが2次転写フレーム加圧板金26と突き当たり、図4に示すような2次転写開始前の状態を保っている。
【0053】2次転写基板24のボス部24aと2次転写フレーム加圧板金26のボス部26aの間には、2次転写フレーム加圧バネ25が両端近辺に設けられている。また、2次転写基板24の一端側の下部には偏心カム18が設けられ、2次転写フレーム加圧板金26の接触部26aに接触している。
【0054】また、2次転写フレーム21の両端に同軸上に設けられた円筒形の突き当て部21fと同軸の軸29aで揺動する2次転写入口ガイド29が設けられ、更に2次転写入口ガイド29の先端部に設けられたU溝スライドガイド部29b(二点鎖線部分)が、2次転写ローラ11の金属軸心11aにスライド可能に嵌合されている。一方、中間転写体ユニット5の2次転写対向ローラ5cと同軸上の両端には、V溝27aを有する位置決め部材27が設けられている。
【0055】ここで、図4に示す2次転写開始前の状態から偏心カム18が時計回り方向に回転していくと、偏心カム18が2次転写フレーム加圧板金26の接触部26aを押し上げ、2次転写基板24を2次転写フレーム加圧バネ25を介して押し上げていく。
【0056】そして、2次転写フレーム加圧板金26と2次転写基板24は揺動軸22を中心に回転していき、2次転写フレーム21を押し上げていく。
【0057】2次転写フレーム21の両端に設けられた突き当て部21fは、次第に中間転写体ユニット5の2次転写対向ローラ5cの両端に設けられた位置決め部材27のV溝27aに2次転写フレーム加圧バネ25の力で押し付けられ、中間転写体ユニット5に対する2次転写フレーム21の位置が次第に決まっていく。更に、2次転写基板24の軸受け30の隙間(ガタ)d2により、2次転写フレーム21の2次転写対向ローラ5cに対する軸方向の平行度も出てくることになる。そして、偏心カム18は半回転した所で止まり、図5に示すように2次転写開始時の状態となる。
【0058】このとき、2次転写ローラ11は、図5に示したように距離d1だけ押し付けられて、2次転写対向ローラ5c側に移動する。従って、2次転写ローラ11は、2次転写ローラ加圧バネ19のバネ力のみで中間転写ベルト5aに押し付けられる(2次転写フレーム加圧バネ25の方が、2次転写ローラ加圧バネ19より十分に強いバネ力を有している。)また、2次転写入口ガイド29は、2次転写フレーム21の突き当て部21fと同軸の除電針カバー部21aで揺動し、その先端部のU溝スライドガイド部29bは2次転写ローラ11の金属軸心11aに嵌合しているので、2次転写ローラ11と2次転写入口ガイド29の先端部分の隙間L1は、常に一定に保たれる。
【0059】しかも、中間転写体ユニット5との位置決め部を中心に揺動する構成なので、2次転写入口ガイド29の中間転写体ユニット5に対する位置も精度よく決まる。
【0060】このように本実施の形態では、2次転写ローラ11の押圧手段は、偏心カム18、2次転写フレーム21、2次転写基板24、2次転写フレーム加圧バネ25、2次転写フレーム加圧板金26等によって構成され、2次転写ローラ11の支持手段は、2次転写ローラ加圧バネ19、2次転写フレーム21等によって構成され、中間転写ベルト5aと2次転写ローラ11との位置決め手段は、位置決め部材27のV溝27aと、2次転写フレーム21の突き当て部21fによって構成さている。
【0061】次に、2次転写ローラ11の回転駆動力伝達機構について説明する。
【0062】図6、図7は、それぞれ2次転写ローラユニット6の駆動力伝達手段の2次転写開始前と2次転写開始時の状態を示す概略図である。
【0063】図6、図7において、揺動軸22の端面に設けられた駆動ギア34は、揺動軸22のもう片方の端面に設けられた図示されていない従動ギアから回転力が伝達され、矢印の方向L34に回転する。揺動軸22には、この軸を中心に揺動可能に設けられた第一リンク40が設けられ、第一リンク40には駆動ギア34と噛み合うように、アイドラギア35がアイドラギア軸41に設けられている。
【0064】アイドラギア軸41の先端部は、2次転写基板24の端面に設けられた長丸穴42に差し込まれ、この長丸穴42内でアイドラギア35は駆動ギア34とのピッチ間距離を一定に保ちながら揺動する。
【0065】また、第一リング40に設けられたアイドラギア軸41には、この軸を中心に揺動可能に設けられた第二リンク43が設けられ、その先端部のスナップフィット部43aには、2次転写ローラ11の金属軸心11aが勘合されている。金属軸心11aには2次転写ローラの従動ギア36が設けられ、アイドラギア35と噛み合っている。アイドラギア35は矢印の方向L35に回転し、従動ギア36は矢印の方向L35に回転する。
【0066】そして、上記した2次転写ローラ11の中間転写ベルト5aへの押し付けにより、図6の2次転写開始前の状態から図7の2次転写開始時の状態になると、2次転写ローラ11とその金属軸心11aに設けられた従動ギア36は、中間転写体ユニット5の中間転写ベルト5a、2次転写対向ローラ5cに押圧されて、距離d1だけ押し下げられる。
【0067】これに、連動してアイドラギア35も揺動軸22を中心に角度Aだけ移動するが、第一リンク40と第二リンク43の作用で、各ギアピッチ間は常に一定に保たれることにより、2次転写ローラ11に安定した回転力が伝達される。
【0068】また、第二リンク先端43aをスナップフィット構造にすることで、2次転写ローラの交換が容易となる。
【0069】また、駆動ギア34、アイドラギア35、従動ギア36をそれぞれハスバギアとすることにより、2次転写ローラ11を軸方向片側に押し付ける力を作用させて、軸方向の2次転写ローラ11の位置を安定させることができる。
【0070】更に、アイドラギア35にフランジ部44を設けたことにより、2次転写ローラ11の軸方向の抜け止めを図ることができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中間転写体に対して2次転写体を精度よく位置決めして所定の押圧力で安定して押圧することができるので、転写不良や転写材の斜行を防止して良好な画像を得ることができる。




 

 


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